3回
2024/09 訪問
至極の江戸前鮨
2度目の訪問。
綺麗なルックスと女性職人という事で何かと目立ってしまうが、板場に立てば男女問わず大将。
そんじょそこらのニワカ職人とは筋が違う
きっちり修行を積んだ経験と技術は今尚進化し続ける。決して鮨の邪魔をしないアテから力強い強い握りまで本格江戸前を堪能できる。
今宵もピンネタ揃いのオンパレード
天然の特大ボタン海老や鮑を炊いて肝を敷いた逸品が次から次へと。
賄いで作っていたという小肌のフライは握り前の一品。鯵フライを超える美味しさは当然ながら米が欲しくなる。絶妙なタイミングでの登場で握りへと向かう構成。何とも絶妙である。添えられたタルタルソースは卵白だけで作られていてとてもライト
握りの邪魔はしない。これも江戸前の心意気だ。
抜群に旨いシャリ、山葵で頂く握りも実に美味しい
この日は北海道厚岸の鮪。
めい乃で特にお気に入りのネタは車海老。
絶妙な入れは生でも無く海老の香り甘味、旨味が凝縮されていて、これを超える車海老は記憶にない。
今宵も最高なめい乃ショウだった。
2024/09/18 更新
2024/07 訪問
世界に一番近い鮨
今更、経歴の説明などいらぬ今や日本一有名な女性寿司職人の“鮨めい乃”さんへ
口コミを見ると女性らしさとか優しい握りとか書かれているが、、
まず、所作の美しさや柔らかい空気感は女性云々より本人の持つオーラからくるもので居心地は抜群です。ツマミ〜握りまで総括すると師匠あらい氏にも負けず劣らずで大変美味しゅうございました。
ツマミはハーブ巻きからのスタートで江戸前としてはほんの少し足し算的な加えがあり寿司屋の領域を超えないツマミがとても美味しく握りは女性らしさと言うよりしっかりとした握りで力強ささえ感じる一流の握りです。 この時期の新子は抜群に美味しく頂きました。特出すべきは車海老。こちらの火入れ具合と握りは衝撃的でした。まさに震える旨さ。
マグロに合わせて赤ワインを出してくれたりペアリングも良き!新子の提供があったのに途中コハダが出てくるところは江戸前の粋を感じましたね。
プロの流儀を心得ている一流を感じました。
世界に一番近い鮨ではないでしょうか。
2024/07/28 更新
一年ぶりの訪問。待ちに待ちかねた“めい乃”
入店早々にめいハート♡頂きました〜
相変わらずのピンネタ揃いでこちらのボタン海老は我が地元北海道産であるものの地元では食べた事もみた事もないサイズと美味さでございます。そして雲丹もしかり。40年前は前浜で採れた雲丹でさえ味が濃く美味しいものだったが近年は海水温や昆布など環境変化により味の薄い雲丹しか出回らない。めい乃で頂く雲丹はまさに40年前に食べてた雲丹そのものでボタン海老同様に常にこのレベルのネタを用意するのは相当な努力が必要である。金を積めば何でも買えると思っている人も多いがそうではない。そして高級店ゆえの言い訳の効かない環境に身を置く親方の苦悩は食べ手には意外と伝わらない。そんな極上雲丹は毎度、山盛りに積まれ“すぐ食べて〜”と言って置かれる。笑
決して手渡ししたりはしない。ここに江戸前の粋な様がりっかりと見て取れる。
初めて頂くことが出来たテリーヌも見た目を超える美味しさでめい乃の真骨頂“小肌”入りです。コノシロのフライに新子の握りと三役揃い踏みでした。
改めてめい乃の粋と美味しさを再認識させて頂きました。生粋の江戸前鮨。最高でした。