コスモス007さんが投稿した新ばし 星野(東京/内幸町)の口コミ詳細

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コスモス007 (女性・神奈川県) 認証済

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移転新ばし 星野内幸町、虎ノ門、新橋/日本料理

6

  • 夜の点数:4.9

      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.0
6回目

2018/03 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.0

優しくしみじみ深い味わい・・・3月に河豚を堪能

今年初の訪問は3月に。
店内に入ると、「今日はすごく良いふぐが入ったのですよ。」と星野さん。
あら・・3月のお献立には河豚はもうないと思っていたので、嬉しい誤算。

まず蒸し寿司でスタート。
錦糸卵の黄色が目にも鮮やか。
なかのお寿司は2種類の炊き方をしているそうで、小品ながら手が込んでいます。
やわらかな味わい。

次に新たに購入されたという小さな漆の上品な器が登場。
なかには鹿児島の筍とわかめ。お出汁が美味しい。
春を感じます。

新鮮な赤貝とアオリイカの酢味噌がけ。九条ねぎを添えられて。
さらに、セリの胡麻和え。
さりげない一品に心が和みます。

ここから、この日の主役、下関の天然フグさんが登場。
まずは、大きな白子が2個。
ちょっと焦げ目がついてとても良い感じ。
なかはアツアツでとろっと。絶品です。

次はお刺身。身が厚く、弾力がすごい。
量もお皿いっぱいで、食べ応え十分。

フグの最後は、さくっと揚がった大きな唐揚げ。
星野さんの技で、丁度良い按配で。
お魚とは思えないような肉々しいような食感。

思い切り星野さんのフグを堪能できて、大満足。

そして、お待ちかねのお椀が登場。
お出汁はこれ以上濃くても薄くてもという絶妙の按配。
しみじみとした優しい味わいが大好きです。

焼き物は、甘鯛の松笠焼き。
炊き合わせは、先ほどの鹿児島の筍がわらびとともに。

〆はいつもの土鍋で炊くご飯に、ご飯がすすむ松坂牛のしぐれ煮、じゃこ、お漬物、赤汁。
最後に、わらび餅。

ドリンクが平均2〜3杯で、ひとり35000円ほど。

若い方が厨房にお一人増えたそうで、
じきにその日の即興の一品なども作ってみたいとのこと.
それも今後の楽しみに。
秋にはいよいよ、地理的にはそれほど遠くないですが移転されるようです。

ごちそうさまでした。

  • 蒸し寿司

  • 鹿児島の筍とわかめ

  • 赤貝とアオリイカの酢味噌がけ

  • セリの胡麻和え

  • 下関の天然とらふぐの白子

  • ふぐ(お刺身で)

  • ふぐ(唐揚げで)

  • お椀

  • 甘鯛の松笠焼き

  • 筍と蕨の炊き合わせ

  • 土鍋で炊いたご飯と赤汁

  • 松阪牛のしぐれ煮、じゃこ、漬物

  • わらび餅

2018/03/22 更新

5回目

2017/10 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.0

しみじみ優しい味わい:晩秋の天然鰻とすっぽん

10月後半に星野さん。
いつもの温和な笑顔に迎えられます。

このわたの飯蒸しからスタート。
次に、星野さんでは珍しく吹き寄せ。大きなバチコが旨し。

もう松茸の旬は終わり、この日の主役は浜松の天然鰻とすっぽん。
鰻は外はからっと、中はふんわり。
すっぽんはお椀で。すっぽんの身もけっこう大きく入っています。
いつもしみじみ美味しいお出汁に唸っていますが、すっぽんはまた違う旨み。

ぐじの天ぷらとワタリガニの蒸し物も雑品。
定番では、明石の鯛のお刺身、お食事の美味しいご飯と松坂牛のしぐれ煮、
そしてさいごのわらび餅といつもながら、自然と笑顔になる和みの味覚。

今回、驚いたのは聖護院かぶ。
通常は炊き合わせということで、他のお野菜などと合わせますが、
なんと、お皿のなかには、大きめの逆三角形のかぶがひとつのみ。
「シンプルにいこうということで・・」と星野さん。
蕪のみの旨みで勝負ということですね。

星野さんの日本料理は、もしもかなり体調が悪くても、
すっといただけるのではと思えるような滋味深く、優しい味わい。
元気なときは、ひとくちずついただくたびに、笑顔になってきます。

最近は、松茸や河豚でなくても、飲み物込みで3万円超えになってしまいますが
素材の高騰もあり、その確かさも考慮すると致し方ないかも。

予約がつまっていて当分伺えませんが、またしみじみ美味しくいただける日を楽しみに。

ごちそうさまでした。

2017/11/09 更新

4回目

2017/06 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.0

しみじみ優しい味わい:初夏の鱧と鮎

幸運にも6月末に星野さんへ。

いただいたのは

鮑と山芋のすりおろし
 これは初めて。鮑をすりおろすとは・・
 もちろん美味しいです。

・岡山・児島湾の天然青ウナギ
 これは、なかなか入らない貴重なウナギさま。
 児島湾は海になるので、川ウナギとは食べる餌が違い(アナジャコなど)、大きく美味しく・・。
 やはり、身が厚く、脂がのり、それでいて上品な味わい。
 下のご飯もこれまた絶品で、相乗効果に。
 
・ほうれん草と岩茸の胡麻和え
 濃厚な青ウナギさまのあとはさっぱりと。

・芋茎(ずいき)の吉野煮
 これは時々出てくる京味さんのお献立です。

・大原の黒鮑
 3時間煮たそう。柔らかく、鮑の旨みがダイレクトに伝わります。
 
・オコゼの唐揚げ
 お顔は怖いですが、れっきとした白身の高級魚ですからね。
 からっと揚がり、中はふんわりでこれまた上品。

・お造り:あこう(キジハタ)
 これまた高級魚。厚めに切られ、ねっとり。
 
・お椀:鱧と三田の天然ジュンサイ
 星野さんの真骨頂。お出汁が優しくしみじみ・・。

・鮎の塩焼き 食べ比べ
 島根 高津川産と愛知根羽川産と、違う産地の鮎さまを、贅沢にも1匹ずつ順に食べ比べます。
 高津川産は、お顔が怖いかも・・(笑)
 比べると身の按配など、確かに違いますね。
 たで酢でいただきます。
 
・炊き合わせ:賀茂ナス、千石豆、海老

・お食事 ご飯、赤出汁、松坂牛の佃煮、じゃこなど定番で

・きなこわらび餅

今回は、豪華なラインナップでした。
狭いながらも寛げるカウンター席は、いつもの和やかな雰囲気。

ごちそうさまでした。

  • 鮑と山芋のすりおろし

  • 岡山・児島湾の天然青ウナギ

  • ほうれん草と岩茸の胡麻和え

  • 芋茎の吉野煮

  • 大原の黒鮑

  • オコゼの唐揚げ

  • お造り:あこう

  • お椀:鱧と天然じゅんさい

  • 島根 高津川の鮎

  • 愛知 根羽川の鮎

  • 炊き合わせ:賀茂茄子、千石豆、海老

  • 松坂牛の佃煮、じゃこ、漬物

  • ご飯と赤出汁

  • きなこわらび餅

2017/07/03 更新

3回目

2017/05 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.0

しみじみ優しい美味しさ

5月の星野さん

まず、温かい、焼き餅が入った白味噌仕立て でほっと一息。

最初は梅酒。あとで、八丈島で初めて仕入れられたという焼酎を水割りで。

・皐月ということで、ちまき。中には蒸した穴子
上質なジュンサイと房総の鮑
茄子の煮びたし
・軽く火を入れた三重のトリ貝

やはり、全てがしみじみ優しい美味しさ。

・揚げ物:貝柱とこしあぶら
 これはきりっと揚がっています。

勝浦のカツオ、サラダ仕立て
 良いカツオが入ったそうです。
 お寿司屋さんなどで鰹はよく食べられているでしょうから、
 ちょっと変えてみましたという工夫の一品。

・お造り:コチ

・お椀:オコゼの丸仕立て
 お椀は星野さんの真骨頂。

・焼き物:関イサキ 蓼酢がけ
 蓼酢がけは初めてのような・・。

・炊き合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋
 5種類の素材は、それぞれ炊き方を変えています。
 ちなみに鮑は3時間の時を経て柔らかに。

・最後に土鍋ごはん
 いつもの松坂牛しぐれ煮、ちりめんなどに加え、
 イワシを普通にご飯をいただいた後にお茶漬けで。
 最後はオコゲもいただきました。

・〆はわらび餅

やはり、日本料理は出汁が生命線。
その好みは人それぞれだとと思いますが、強さ・濃さの塩梅が、自分にはぴったりくる感じがします。

ごちそうさまでした。

  • 焼き餅が入った白味噌仕立て

  • ちまき(穴子)

  • 房総の鮑とジュンサイ

  • 茄子の煮びたし

  • 勝浦のトリ貝

  • 揚げ物:貝柱とこしあぶら

  • 八丈島の焼酎

  • 勝浦のカツオ、サラダ仕立て

  • お造り:コチ

  • お椀:オコゼの丸仕立て

  • 焼き物:関イサキ 蓼酢がけ

  • 炊き合わせ

  • 土鍋ご飯

  • 松坂牛の時雨煮、ちりめん、漬物、いわし

  • ゆずの花が浮かぶ赤出汁

  • おこげ

  • わらび餅

2017/05/21 更新

2回目

2017/02 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク-

しみじみ優しい美味しさ

2月の星野さんのハイライトは河豚。

いただいたのは

・粕汁
・なまこ・このわた/ふきのとう
・牛蒡の穴子巻き

昨年も2月に来ており、ここまでは同じ流れですね。

・河豚の白子の茶わん蒸し
 今年は、白子の焼き物のかわりに茶わん蒸し。
 
・お造り:河豚(下関の天然トラフグ)
 今年は、河豚屋さんのように、綺麗に切られて並んでいます。
 その厚さと量が豪快。
 塩、だいだいのポン酢、河豚の肝をお好みで。
 最初は塩から、徐々に濃いほうに、味の変化を楽しみます。

・河豚の唐揚げ
 大きな塊は「かぶりついたほうが美味しいですよ。」と星野さん。
 はい。それでは・・・。
 骨の近くにも、身がびっちり張り付いています。
 しっかり食べるのに、カニを食べるように無口になっちゃいます。

・お椀:白魚と菜の花
 宍道湖の大きな白魚を葛を使って束ね、菜の花と一緒に。
 やはり、星野さんのお出汁が一番好きです。

・焼き物 太刀魚

 男性的なおさなをシンプルな形で。

・ぐじのかぶら蒸し
 こちらも、冬にぴったりのほっこりした美味しさ。
 出汁の旨みと蕪の優しい甘み。
 
・ごはん
 いつもの松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ、お味噌汁。

・わらび餅
 こちらも定番。

2月という寒い時期で、ほっこり温かい逸品がラインナップ。
やはり、しみじみと美味しく、ゆったりと寛げる至福のひとときでした。
ごちそうさまでした。

  • 粕汁

  • なまこ/このわた

  • ふきのとう

  • 牛蒡の穴子巻き

  • 白子の茶わん蒸し

  • お造り:下関の天然トラフグ

  • 河豚の唐揚げ

  • お椀:白魚と菜の花

  • 焼き物:太刀魚

  • ぐじのかぶら蒸し

  • ご飯とお味噌汁

  • 松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ

2017/02/19 更新

1回目

2016/09 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク-

しみじみとした優しい美味しさ

秋の星野さん。
今回は、松茸がハイライト。

まず、温かいお椀からしみじみスタート。
次いで、カマスのお寿司とバチコ
バチコの大きさが半端ではありません。

ここで、松茸の焼き物が登場。
岩手の松茸だそう。
2切れのうち、下のものは、小ぶりながら丸ごとブリッと。
先日、新たに骨董で購入されたという新しい器で。
(松茸を食べてからお聞きしたので、松茸に気をとられて
 写真は松茸アップですが・・・汗)

続いて、大きくカットされた。もう最後ですね。
今度は、松茸がフライで。ソースも添えられ。
なかなか、フライも合うものです。

お刺身は、淡路の。いつもより少しあっさりめ。
大好きな星野さんのお椀。今回は、松茸と淡路のハモ、それに秋らしく黄色の菊の花びら
見ためも美しく、絶品です。

焼き物:明石のサワラと焼いた枝豆。サワラは珍しいかも。

炊き合わせ:がんもどき(中には生キクラゲと銀杏)と湯葉でほっこりと。

お口直しの一品として、タラバガニにモズクでさっぱり。
(一品増えました)

あとは、いつもの美味しい松坂牛の時雨煮付きのご飯セットから〆のわらび餅へ。

なんといっても松茸なので、お値段は従来より高くなりましたが、
やはり、とても落ち着き、しみじみ美味しい星野さんなのでした。


(2016.4)
「今日は、筍も鯛も、とても良いのが入ってきていますよ」
この一言で、さっそく笑顔に。

星野さんの筍は、一昨年4月(食べログを始める前)に、京都と九州の筍を食べ比べ。
昨年は4月の訪問が叶わず、2年ぶりの筍です。

今回いただいたのは
(先付)桜葉で包んだ鯛鮨
 一見、桜餅のようですが、開くと鯛のお鮨。 
 昆布締めの鯛の旨み、酢飯、桜の葉の香りのハーモニー。

・鯛の潮汁
 お椀は、星野さんの真骨頂。
 鯛は淡路産で極上。
 水、昆布、塩のみ。どんどん味付けがシンプルになっていくそう。

・(焼き物)京都、物集女(もずめ)産の筍
 大きくカットされた筍が登場。
 なんと、アク抜きなしだそうです。
 しっかり味わってほしいと、一切れがとても大きく、「かぶりついてください」。
 「はい!」食べ応えあります。
 食べ方はワイルド(?)でも、筍は上手に焼けていて、みずみずしさも残しながら上品な味わい。
 筍、美味し。

・うすい豆の翡翠煮
 豆をシワシワにしないで、綺麗な緑色に煮るのがとても難しいそう。

・大間の雲丹、鯛の出汁ジュレ
 鯛の出汁のジュレと、大きな雲丹とのハーモニーは絶品。

(揚げ物)グジとコシアブラの天ぷら
 からっと揚がった春らしい天ぷら

(お造り)淡路の鯛
 潔く、極上の鯛一品を違う部位2種類で。
 華やかなお皿で出てきました。
 歯ごたえがあり、確かに尻尾の部分は、また味わいが違います。

(椀)アイナメと筍
 しみじみ優しい出汁が秀逸。
 これから濃い味に慣れて、こういう旨さがわからなくならないよう、精進しましょう(自戒)

(焼き物)山形産の桜マス
 旬ですね。
 こういうシンプルな焼き物が、そのお魚の味わいを最も引き出す気がします。

(炊き合わせ)筍、鯛の子、蕗、花山椒
 また筍の登場と一緒に蕗。柔らかい炊き合わせに、花山椒がぴりりと。

・お食事 ・わらび餅
 松阪牛の時雨煮など、ここからはお馴染みのもの。

このたびも堪能できました。
ごちそうさまでした。

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(2016.2再訪)
今年初めての星野さん。

いただいたのは
・粕汁
 温かい一品でほっこり。

・ふきのとうと新物このわた
 星野さんによると、このわたは新物でなくては・・とのこと。
 正直なところ、珍味類はあまり好んで食べませんが、
 こちはプリプリとした食感、潮の香り、濃厚な旨味を感じることができました。

・牛蒡の穴子巻き
・セリの胡麻和え

・淡路の河豚の唐揚げ
・お造り:河豚

・こんがり焼いた河豚の白子
 これは入るときと入らないときがあるそうで、この日は入った日。
 今回、早い時期に伺えただけで、今年の運を全部使った気でいたのに、さらに使い切った気が(笑)

・お椀:星野さんのお出汁はほんとに美味しい。
 大きな宍道湖の白魚が重なり合って、菜の花と一緒に。

・焼き物は対馬産の紅瞳(べにひとみ)。綺麗な名前ですね。いわゆる、のどぐろ
 こういうシンプルな形でいただくのが一番美味しいかも。

かぶら蒸し
 ほっこり温まる優しい味わい。

・ごはん
 松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ、お味噌汁とともに。

・わらび餅
 いつものデザートで〆。

ほっとする空間で、楽しくお話ししながらいただく楚々とした優しい和食。
ごちそうさまでした。

(2015.11再訪)

「今日は良いカニが入ってますよ。」と星野さんがにこやかに迎えてくださいます。

・鯛めし
 季節柄、最初に温かい一品。ホッとします。

・はまぐりの土手鍋
 小さな土鍋がぐつぐつで登場。
 大きなはまぐり。出汁となめらかな味噌味。

・たらの白子焼き
 外はパリッと中はトロトロ。濃厚な旨みがたまりません。

・湯葉と京水菜のお浸し
 お上品でさっぱりと。ここで、ちょっとお口直し。

・海老芋のから揚げ
 きめが細かくて、なめらか。
 2日間炊いたもの。シンプルに見えますが、とても手間がかかっています。
 海老芋は富田林のもの。これでなければ、この感じはでないそう。

・香箱蟹
 旬の時期は11月から1月上旬まで。
 兵庫県香住が産地。
 身は濃厚。茶色の外子つぶつぶの卵、オレンジ色の内子もたくさん詰まっています。

・松葉蟹
 山陰・浜坂漁港で水揚げされ、「浜坂産松葉がに」とタグの着いたブランド蟹。
 こちらの旬は、11月から3月まで。
 身を全部とっていただいて、きれいに盛り付け。
 鮮度がよく、身もしまっていて、甘みを感じるほど美味しい。
 
・笹がれいの一夜干し
 「こういう地味な魚も、味があって好きなんですよ。」と星野さん。
 華やかな蟹のあとに、温かで滋味深い焼き物をしみじみ味わいます。

・すっぽんのお吸い物
 今回は、すっぽんということでちょっと違う感じで。いつもより少し味を強めにしてみたそう。
 中にすっぽんの入った玉子豆腐が入っています。

・ぐじのかぶら蒸し
 かぶらは聖護院のもの。こういう上品な味わいは、星野さんの真骨頂。

・お食事
 いつもの松坂牛のしぐれ煮と美味しいご飯の組み合わせ。
 今年は、特にお米の出来が良いそうです。

・きなこの自家製わらび餅
 いつものデザートで〆。

居心地よく、全てがしみじみ味わい深く、時として感動する美味しさ。
美味しさが「感動する」というところまでいくお店に出会うことは、なかなかありません。

ごちそうさまでした。
 
==========================
(2015.5再訪)
久しぶりの星野さん。
引き戸を開けると、いつもの柔らかい星野さんの笑顔。

まず、よもぎの入った白味噌。中には焼きもち。
5月ということで、穴子の入ったちまき

生の鮑とジュンサイ
 鮑は柔らかく、さっぱりとした一品です。

久世茄子の煮びたし
 京都野菜の久世茄子。
 星野さんならではの出汁が浸み入り、しみじみ美味しい。

・揚げ物:ぐじとこしあぶら
 小柱が入らずぐじにされたということですが、
 ぐじと山菜のこしあぶら、カラッと揚がって良いコンビネーション。

・お造り:めばちまぐろとコチ
 星野さんというと、鯛。
 まぐろ、しかも2点盛りと初めてづくし。
 良いめばちまぐろが入ったと強烈にプッシュされ、またモノが良かったそう。
 2点盛りは、初めてかもとのことでした。
 実に美しい色あいの、めばちまぐろ。とろけます。

・お椀:おこぜの吸い物
 もう、美味しいとしか言いようがありません(笑)

・焼き物:すずき

・炊き合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋
 彩りも美しく上品な味わい。

・ご飯
 先ほどのめばちまぐろが再び登場し、ちょっとした豪勢なまぐろ丼!
 その後、いつもの松坂牛の佃煮などのセット。

・わらび餅 今回はきなこで。

5月の星野さん、いつもとちょっと違う冒険もあったりしながら、
やはり素敵でした。

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(2015.1再訪)

1月ということで、お正月メニューです。

まずは、白味噌のお雑煮
お雑煮のお餅も、ごはんのお米と同じ農家さん(合鴨農法)から提供いただいているそう。
この日も1日中寒く、最初にこういう温まるものは嬉しい。

お正月らしいきれいな扇形の器に、からすみ大根と黒豆
上品な味わい。

・フグ白子の茶わん蒸し
 きれいな真っ白の贅沢な茶わん蒸し。お出汁の風味も良い。

・白魚の唐揚げ
 白魚の大きいのに驚き。塩加減も丁度よい。
 じんわりとし穏やかな冬を感じる一品。

・淡路の鯛のお造り
 身も厚く、今が一番美味しいのでは。

・浜坂産の茹で松葉がに
 兵庫県浜坂のタグ付きのブランド蟹です。
 すごい旨みで、何もつけなくても美味しいくらい。

・お椀:海老しんじょう
 星野さんの真骨頂、お出汁の素晴らしさが存分に。

・焼き物:鯛
 鯛を二重に包んで網焼きしているそう。
 あつあつでふわふわ。

・炊き合わせ:京大根と京菊菜
 優しい味わいです。京菊菜は、今が旬で春菊より苦みが少なく葉が柔らかい。

・ご飯とお味噌汁、白菜お漬物、松坂牛しぐれ煮、ジャコ山椒
 土鍋で炊いたごはん、松坂牛の佃煮はやはりごはんにぴったり。

・本わらび餅
 自家製のわらび餅。
 こちらも定番で、黒豆きな粉バージョン。

今日も、星野さんが、ご自身で手塩にかけたものを、
一品一品、簡単に説明しながら出してくださいます。

なので、お料理はすべて1対1の「Especially for You」。
レベルの高い品々をこのように食することができるのは、幸せです。
席が少人数だからできることゆえに予約困難で、
そうそうお邪魔できないことと、裏返しになります。

今宵も堪能させていただきました。
なかなか来れないですが、やっぱり大好きです。

(2014.10月)
松茸は、産地の違う国産の松茸料理が2品。
その他も絶品で、居心地も良く、しみじみと幸せなひとときを過ごすことができました。

素材に妥協はなく、時間・手間を惜しまず、一品一品創り上げ、
愛おしそうにカウンターごしに供してくれます。

・このわたの飯蒸し
・夜は冷えるようになってきたこの頃。温かさが沁みます。

・柿の胡麻酢あえ
 柿、大根、胡瓜を胡麻酢で和えたさっぱりとした、晩秋を感じる一品。

・松茸のお浸し
 シンプルですが、松茸の旨みがストレートに。

・茄子とウニ
 茄子の上に、惜しげもな北海道/浜中の塩水ウニが・・。
 茄子とウニを一緒に食していただくといいですよ。
 ということですが、ウニが山盛りで、少しずつ一緒に食べるのが難しく、ひとくちで。おいしい!

・小肌のお造り
 いつもは、淡路の鯛ですが、今日はなんと小肌。冒険ですね〜。
 なかなか良いです。

・ぐじのづけと栗の粉をお醤油代わりに
 栗を粉にしたものが、醤油皿に。
 かつて、お茶会ではお着物姿で、懐石料理でのお造りのお醤油で汚してしまっては、
 というところから、生まれたそう。すごい発想です。
 星野さん曰く、「昔の献立を再現してみました。」さすが、京味の系譜。

・お椀〜松茸と名残の鱧
 こちらの出汁は最高です。
 それも来るたびに味が深まり、美味しくなっている気がします。

・蟹と湯葉の蒸し物
 蟹が出てきて、晩秋のお献立に移ってきたな〜と実感。味わい深い一品。

・ごはんとお味噌汁
 いつもの松坂牛牛肉しぐれ煮とじゃこ、白菜漬物、赤だしなどと。
 今回違ったのは、「最初はご飯を少しだけお茶碗によそいますね。」と
 ちょっとだけのごはんが。

「少し時間が経つと、ご飯の味が少し変わることに、最近気が付いたんですよ。」
 え、そうなんですか?少し経っておかわりでいただくと、さっきよりもちっとしてます・・。
 もともと、美味しいごはんですけどね。

・わらび餅
 手作りのわらび餅。今回はきなこで。

素材を良さを最大限に活かした優しい味わいと、誠実なおもてなし。

ごちそうさまでした。

  • (2016.9)温かいお椀

  • (2016.9)カマチの寿司とバチコ

  • (2016.9)焼き松茸(岩手)

  • (2016.9)鮑

  • (2016.9)松茸のフライ

  • (2016.9)淡路の鯛

  • (2016.9)お椀:鱧と松茸、菊の花

  • (2016.9)焼き物:サワラと枝豆

  • (2016.9)がんもどきと湯葉の炊き合わせ

  • (2016.9)ワタリガニともずく

  • (2016.9)(お食事)松阪牛の時雨煮、ちりめん山椒、香の物

  • (2016.9)(お食事)ご飯とお椀

  • (2016.9)本わらび餅

  • (2016.4)(先付)桜もちのようですが・・

  • (2016.4)(先付)ひらいてみると鯛のお鮨

  • (2016.4)鯛の潮汁

  • (2016.4)(焼き物)京都:物集女産の筍

  • (2016.4)(うすい豆の翡翠煮

  • (2016.4)(大間の雲丹、鯛の出汁ジュレ

  • ((2016.4)(揚げ物)グジとコシアブラの天ぷら

  • (2016.4)((お造り)淡路の鯛

  • ((2016.4)(椀)アイナメと筍

  • (2016.4)((焼き物)山形産の桜マス

  • (2016.4)((炊き合わせ)筍、鯛の子、蕗、花山椒

  • (2016.4)((お食事)松阪牛の時雨煮、ちりめん山椒、香の物

  • (2016.4)(ご飯と赤だし汁

  • (2016.4)(本わらび餅

  • (2016.2) 粕汁

  • (2016.2) ふきのとう

  • (2016.2) 新物のこのわた

  • (2016.2) 牛蒡の穴子巻き

  • (2016.2) セリの胡麻和え

  • (2016.2) 河豚の唐揚げ

  • (2016.2) お造り:河豚

  • (2016.2) 河豚の白子焼き

  • (2016.2) お椀:白魚と菜の花

  • (2016.2) 焼き物:のどぐろ

  • (2016.2) かぶら蒸し

  • (2016.2) 松坂牛のしぐれ煮など

  • (2016.2) 本わらび餅

  • (2015.11) もち米の鯛めし

  • (2015.11) はまぐりの土手鍋

  • (2015.11) たらの白子焼き

  • (2015.11) 湯葉と京水菜のお浸し

  • (2015.11) 海老芋

  • (2015.11) 香箱蟹

  • (2015.11) 松葉がに

  • (2015.11) 松葉ガニのタグ(浜坂)

  • (2015.11) プリプリの松葉ガニ

  • (2015.11) 梅酒

  • (2015.11) すっぽんのお椀(すっぽん入りの卵豆腐)

  • (2015.11) 焼き物笹がれいの一夜干し

  • (2015.11) ぐじのかぶら蒸し

  • (2015.11) お食事

  • (2015.11) 松坂牛のしぐれ煮

  • (2015.11) 本わらび餅:黒豆きな粉

  • (2015.5)よもぎと焼きもちを白味噌で

  • (2015.5)穴子入りのちまき

  • (2015.5)あわびとじゅんさい

  • (2015.5)久世茄子の煮びたし

  • (2015.5)揚げ物:ぐじとこしあぶら

  • (2015.5)お造り:めばちまぐろとコチ

  • (2015.5)お椀:オコゼの吸い物

  • (2015.5)焼き物:すずき

  • (2015.5)炊合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋

  • (2015.5)めばちまぐろをご飯に

  • (2015.5)松坂牛の佃煮、漬物、じゃこ山椒

  • (2015.5)本わらび餅

  • 白味噌のお雑煮(2015.1)

  • からすみ大根と黒豆(2015.1)

  • フグ白子の茶わん蒸し(2015.1)

  • 白魚の唐揚げ(2015.1)

  • 寒い夜は熱燗で(2015.1)

  • 淡路の鯛のお造り(2015.1)

  • 浜坂産の茹で松葉がに(2015.1)

  • 松葉がにのタグ(2015.1)

  • お椀:海老しんじょう(2015.1)

  • 焼き物:鯛/網焼き(2015.1)

  • 炊き合わせ:京大根と京菊菜(2015.1)

  • 白菜お漬物、松坂牛しぐれ煮、ジャコ山椒(2015.1)

  • 土鍋で炊いた合鴨農法のご飯とお味噌汁(2015.1)

  • 本わらび餅:黒豆きな粉(2015.1)

  • 外観(2015.1)

  • 外観(2015.1)

  • お椀:松茸と名残の鱧(2014.10)

  • 松茸のお浸し(2014.10)

  • お造り 小肌(2014.10)

  • 茄子と北海道、浜中のウニ(2014.10)

  • お造りと醤油替わりの栗の粉(2014.10)

2016/09/25 更新

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