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行ったお店

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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 1224

Maison de Fujii

美栄橋、県庁前/フレンチ

3.64

73

¥10,000~¥14,999

¥8,000~¥9,999

定休日
-

夜の点数:5.0

またまた沖縄の懐の深さに驚きと感動を…… 結婚記念日旅行に沖縄に来ていた。 約1週間近くの休暇を利用した今回の旅も、沖縄に宿泊するのはこの日が最後だ。 最後の夜の食事はどうしよう…… 思い出に残るディナーにしたいが、初日に伺ったレストランを凌ぐお店は そんなに簡単には見つからない。 ところが見つかったのだ! それがコチラ「Maison de Fujii 」さんだ。 ディナーのみの営業で、そのディナーも19時の一斉スタート。 その15分前にはお店に入る事は出来るが、スタート時間には妥協出来ないようだ。 予約の段階で その事は確認を求められるから、約束した時間を守れない、出来ない人にはお勧め出来ない、したくない。 何故なら コチラのお店は、その15分前からマダムが立礼でゲストを出迎えていたからだ。 アルバイトや従業員、スタッフではなく、お店のマダムが直々に迎えてくれる... これこそまさに「Welcome 」ではないだろうか。 余談になるが、そもそも「予約」とは「書いて字の如く "あらかじめ(予め)の約束(約)」なのだ。 例えば諸兄が大切な人と待ち合わせの「約束」をするとしよう。 その約束した時間に5… いや、10分遅れたとしよう。 その時諸兄は自分に非があるとしたら、その大切な人に平身低頭し謝罪するだろう。 「予約」とは「お店と客とのあらかじめの「約束」なのだ」。 もし諸兄が「自分は真摯な、約束事は守る人間だ」と思えるならコチラを是非にと勧めたいが、約束を簡単に反故にする人なら……。 沖縄とはいえ12月の夜は風が出れば寒さも強く感じる。 そんな時でも入り口の扉でゲストの到着を迎えてくれるマダムの気持ちを大切にしなくては…。 にこやかな笑顔と共に、どこか凛とした雰囲気を纏ったマダムの案内でL字型のカウンター席に着いた。 店内はそのカウンターが囲むオープンキッチンになっており、落とした照明が大人だけに許される雰囲気を演出している。 朧気に当てられた照明を頼りにシェフが料理するのだろうか…。 マダムが今宵のディナーの説明と、あらかじめ予約しておいた内容の確認をする。 料理とは別にディナーに併せたペアリングのピヴァレッジを、ワインにするか、お茶にするかの確認だ。 当初は「お茶とのペアリング?……」と思い、それにとても興味を惹かれ、妻にも「お茶とワイン、どちらにする?」と尋ねたところ「私はワインよりもお茶にしてみる」と。 これで同じ料理に対するそれぞれのペアリングを楽しめる事になる。 さてさて、どんなものだろうか……。 料理が始まる前に お茶のペアリングに使用する茶葉がプレゼンテーションされた。 日本の茶葉もあれば中国茶もあり、私など到底見たことも聞いたことも無い茶葉が披露された。 「このお茶は全て温かい状態での提供になるのですか?」と私。 日本以外のアジア諸国の人達は お茶は温かい状態で飲み、アイスにする事はほとんど無い。 しかしマダムは「温かい状態で提供する物もあれば、アイスにして提供する物も…」との答えに、私は (では どんな料理にどんなお茶を、どんな温度で提供してくれるのだろう…) という興味が がぜん沸き起こってきた。 料理が始まった。 シェフは寡黙な職人肌の人なのか、料理に集中しているからなのか、ほとんど… いや、全く喋らない。 代わりにマダムが料理にもビヴァレッジにも、かなり詳細な説明をしてくれる。 このコンビネーションが良いのだろう。 確かに全ての料理は素材を生かし、火入れ加減に拘り、とても素晴らしく 特にポワソンは非常に印象的だった。 が、この日の主役はシェフには失礼だが、料理のペアリングのお茶に譲って頂こう。 私達の隣にいらっしゃった ご夫婦とお見かけするお二人も、私の妻のお茶のペアリングに興味が湧いたようで、それがきっかけとなり 楽しい雰囲気でディナーを頂くことが出来た。 アイスで提供するお茶の中には、ちょっとした演出効果がある物もあり、私も妻の了解を得てテイスティングをしてみたが、確かにシェフの料理とのペアリングがなされており、なるほど、これからの新しい食の楽しみ方になり得そうだ。 冒頭「またまた沖縄の懐の深さと…」と記したが、今 思い出しながらこれを書いていると、改めてそう思った。 どうしよう…… 初日に伺ったレストランは素晴らしいが、コチラも負けず劣らず魅力的だ。 那覇市に宿泊するなら、次はどうしよう…… シェフ、マダム。 ご馳走様でした。 ありがとうございます。

2025/12訪問

1回

松江の味 郷土料理 出雲 川京

松江しんじ湖温泉、松江/郷土料理、創作料理、海鮮

3.55

171

¥6,000~¥7,999

-

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

夏の疲れを癒すべく妻と出掛けた山陰・島根。 初日にして、旅行期間中を通じても最大にして最高の魅力あるお店に出逢えた。 失礼ながら決して広いお店ではないが故に、正直言って食べログにレビューしたくなかったが、食べログは私にとっては備忘録。 自身の、妻との思い出の為にも投稿することを選んだ。 お天気は幸いにも快晴の1日。 宍道湖の東側にある松江からは、「日本の夕陽百選」に選らばれた素晴らしい夕陽が眺められる。 私達はその眺めを堪能するべく先ずはサンセットクルージングが楽しめる遊覧船に乗船した。 その船が着岸する船着き場にタクシーのお迎えを予約しておき お店に向かい、到着したのが時間通りの19時頃。 松江では繁華街と言える一角には お店の提灯が「おいでおいで」をしているかのように印象的だ。 扉に手を掛けると、その横には「本日は貸席です。ご予約の方のみのお席です。すいません」の文字が書かれてある。 その開くと、決して広いとは言えないL字型のカウンターが。 先客が2組4名いて、私達で残席は1つだけ。 なるほど、予約しておいて良かったと安堵しながら席に着く。 妻の体調を鑑みて、メニューは当日お願いするつもりだったが、先のサンセットクルージングでも良い顔色をしていた妻に「大丈夫? お任せの内容でもいい?」と聞いてみると、「大丈夫、食べられるょ」と笑顔が。 良かった。 妻に笑顔が戻らなかったら、無理する事無くアラカルトで…と考えていたからだ。 先ずは私はビールを。 妻は無理せずにお店オリジナルのノンアルコールカクテルから始めた。 書き始めるとキリがないから割愛させてもらうが、写真を参照して頂ければ内容の素晴らしさは理解して頂けると思う。 最初は口取り程度の軽い、しかし郷土色溢れる内容の料理が提供され、妻はいきなりその中にある「板わかめ」を大層気に入り「コレ、どこかで販売している物なんですか? そうなら帰りに買って帰りたいんですけど…」と。 蜆をはじめ、「宍道湖七珍」からは他にも鰻や鱸、それに地元の山海の幸が次々と。 驚くのは それら料理に使用されている器の素晴らしいことだ。 1つひとつの器に土地への愛着が感じられ、その器が映えるように この地に自生する植物を巧みに使用している。 日本酒を所望したが、ただグラスに注ぐ日本酒の下の受け皿とする枡にまで そうした飾りが施してある。 美しい…… ただの居酒屋料理とは到底思えない。 全ての料理には郷土の食材に、器に、酒に、愛と誇りを感じずにはいられない。 予約の電話のやり取りですら、最後の受話器を置く前には「だんだん(この地方で ありがとうの意味)」と言ってくれた。 名物料理、とおっしゃっていた「鰻のタタキ」の美味しさは、私のような稚拙な言葉で表現するよりも、是非とも口にしてもらいたい…… が、小さなお店だ。 皆が押し掛けて来ては、今後予約が取れなくなってしまう…。 あぁ、どうしよう……  やはり投稿するべきではなかったのかな……。 隣席にいらっしゃって、私よりも妻が意気投合していた女性2人は、京都在住ながら毎年数回の訪問を もう20年程続けているそうだ。 私はめったに良い点数は付けないが、コチラは食べログを始めてから 初めて「5点満点」とさせて頂いた。 人に料理を提供するお店は、ただ美味しければ良い、安くてお値打ちなら良い、など様々な価値観が 人それぞれあると思うし、それも勿論大切な要素だが、私は「感動する、させて頂ける」事を最重視している。 それをコチラでは料理で、器で、酒で、人柄で、その優しさで 満点と言えるのではなかろうか。 女将さん、若女将さん、それに妻の話を聞いてもらい、元気をもらったカウンターの隣席の貴女方お2人…。 無事に帰宅し、今回の旅を振り返ってみてもコチラで過ごした時間が最も楽しい事でした。 ミシュランではないが、三ツ星の「その店に行く為に旅をする価値がある」と初めて思えたお店だった。 ありがとうございました。ご馳走様です。 またいつか、必ず伺わさせて頂きます。 それまで どうかお元気で……。

2025/09訪問

1回

名古屋東急ホテル宴会場

栄(名古屋)、栄町、高岳/その他

3.11

44

¥10,000~¥14,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

この春、名古屋東急ホテルで開催されたパーティーに出席した。 様々な料理はどれも素晴らしく美味しい。 出席者の中にも懐かしい顔触れがいて、久し振りに親交を温める事が出来た。 このような集まりに呼んで頂き、幹事さんには感謝したい。 ありがとうございました。お疲れ様でした。

2025/03訪問

1回

島キュイジーヌ あーすん

小禄、赤嶺/フレンチ、カフェ

3.72

104

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:5.0

私達夫婦の結婚記念日の旅に沖縄に向かった。 新しく出来たテーマパークに行く事が最大の楽しみではあったが、その前に那覇市で前泊する事にした。 その最大の理由がコチラでディナーを楽しむ事が目的だったから。 「島キュイジーヌ あーすん」さん。 昨年受けた感動を忘れる事が出来なかった。 やんばるをテーマとしたこだわりは、食材から器に至るまで全てのテロワールを表現したレストランだ。 あまりの素晴らしさに必ず近いうちに再訪させて頂く事を胸に秘めていたのだ。 お店は閑静な住宅街にある。 その場所に行き着く道を1つ間違えた私達だが、お店の駐車場は裏側にあり、そこからでも店内に入る事が出来る事に気が付いた。 ドアを開くと使い捨てのスリッパが用意されており、それに履き替えて階段を上る。 なるほど、コチラからでも店内に入る事が出来るのか…と思っていたら、メートルが私達を出迎えてくれた。 簡単なご挨拶を…と思っていたら、メートルは私達のことを覚えていてくださり、とても感激した。 確かにあの日は団体客が何らかの理由でキャンセルになってしまったので、ゲストは私達だけ…というシチュエーションだったが、それでもたった一度だけの利用客を覚えてくれていたのは 素晴らしい顧客管理だと思う。 料理はコース1択なので、あとはドリンクだ。 私は喉の渇きから先ずはビールを。 妻はやんばるの薬草や果実など、約20種類の材料で作られたオリジナルのノンアルコールのドリンクを それぞれお願いした。 料理の素晴らしさは語り尽くせない。 全てを記載したら果たしてどうなるのだろう…。 スペシャリティでもある、ガジュマルの樹を器にしたやんばるの野菜達は、目にも、舌にも、心にも、記憶として脳にまで……。 五感だけではなく、それ以上のものに訴えかけてくる力がある。 もちろんその他の全てでも……。 この満足感、幸福感はどう表現すれば良いのだろう…。 私のような稚拙な文章を参考にせず、先ずは予約をお願いし、沖縄の地に脚を運んで欲しい。 そして沖縄の、やんばるの、日本の、世界中の自然の恵みに震えるような喜びを感じて欲しい…。 心からそう思えるレストランだ。 ありがとうございました。 ご馳走様です。 最高の結婚記念日旅行のスタートになりました。 あぁ……  沖縄とは、なんと魅力溢れる…… 憧れのリゾートホテルを満喫し、チェックアウトしたその日の夜。 まだまだ余韻に浸っていた私達。 食事は、ホスピタリティーは、本当に素晴らしかった……。 そんな思いを引き摺っていたので、初めて伺うコチラでは どんな事を期待すれば良いのだろう。 ゆいレールの小禄駅で下車し、お店へと向かいながら そんな事を考えていた。 その ゆいレールが延びる幹線道路を2筋3筋程入って行くとお店はあった。 閑静な住宅街にある豪邸を改装した佇まいだ。 そんな感じの扉を眺めていると、突然 その扉が開き、中からソムリエが出迎えてくれた。 ちょっと驚いていると、ソムリエから説明があり、この日は台風が接近していた事から団体の予約がキャンセルになってしまい、ゲストは私達だけになってしまったらしい。 そんな気の毒な事になってしまいながら、私達だけの為に営業をして頂けることに なんだか申し訳ない気持ちになってしまったが、そんな理由から私達の席は奥まった個室使いが出来る、素敵な設えのスペースへと案内された。 メニューは拝見するまでもなく、コース料理1択になる。 あとはドリンクだが、私は料理に合わせた5杯分のペアリングを。 妻はノンアルコールのお勧めの物を選んだ。 そうして始まったディナー。 あまりの素晴らしさに度肝を抜かれてしまった! なんと魅力溢れるディナーだろう! 先ずは器が良い。 作家さんに依頼した物もあれば、街で見掛けたのであろう お気に入りの物もあるようだ。 メイン料理に使われた皿は、まるで器が「私にどんな料理を盛り付けるつもりだ!」と挑戦的にでも訴えてきているような、そんな感覚に陥りそうになる不思議な 素敵な器。 そんな難しい器でさえも、料理で答えを出してしまうシェフの感性。 私のような凡人には 到底真似など出来ない事だ。 その料理に合わせるペアリングのドリンク。 ドリンクと言わせてもらうのは、必ずやスティルワインやスパークリングワインばかりではなく、泡盛を、フォーティファイド(酒精強化)ワインを、料理に合わせてきた。 泡盛はカクテルのように味わいや、シナモンの香りで変化ををつけて提供し、それが料理との最適と思える組み合わせになっていた。 フォーティファイドワインは(ドライヴェルモットは)食前にマティーニで飲むくらいで、食中に料理と合わせて飲んだ事は一度も無い。 他にはシェフが料理のソースに使用するくらいのふれあいしか無い酒だった。 それを合わせてくるなんて…。 料理は論ずるまでもない。 写真を参照にして欲しいが、シェフの沖縄への、やんばるへの思いが込もっている。 食材にしかり、器にしかり……。 その思いを受け入れて頂く素晴らしい料理に感動しない人は 果たしているのだろうか?…… たった私達2人だけの為の ちょっとさみしいディナーだったが、今回の沖縄への思い出の最後を飾るにふさわしい夜になった。 シェフ、ソムリエ、ありがとうございました。 あぁ、そして次回 沖縄へ旅行に行く事になったら、果たして私達はどの居酒屋、どのレストラン、どのバーを選べば良いのだろう……。 この魅力溢れる沖縄という土地に、人に、どっぷりと埋まりそうだ。

2025/12訪問

2回

上海湯包小館 BINO栄店

栄(名古屋)、栄町、久屋大通/小籠包、中華料理

3.06

31

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:5.0

冒頭から断わっておくが、今回は特別な食事会での話であり、頂いた全ての料理は普段はお店では提供していない、という事を承知してほしい。 私は還暦を迎え、勤め先でも定年を迎えた。 それを私の6人の子供達が祝ってくれる、という。 それならば… と、私がリクエストしたのが今回の食事会だった。 懇意にさせて頂いている中国料理店「菜の花」のオーナーシェフ・加藤さんの紹介で、店舗をチェーン展開している「上海湯包小館」の、その全ての店舗の総料理長・関シェフの、普段は提供されない特別な料理を頂ける機会を得たが、その食事会を、私への祝いの席にして欲しい、と。 それにスペシャルゲストとして、私と27年もの間 夫婦生活を営み、6人の子供達を育んでくれた前妻も是非誘って欲しい、と言ったところ、喜んで参加させてもらいます、との朗報も嬉しかった。 (前妻が参加する事は今の妻も「勿論そうしてあげて」と快く承知してくれた。心の広い妻にも感謝だ) 乾杯は還暦にちなみ、モエ&シャンドンのロゼで。 第1子である長男の発声で高々とグラスを掲げた。 そして楽しみにしていた関シェフの美食会もスタートだ。 先ずは前菜から。 ヴァリエの1品1品のクオリティが高く、この先の料理への期待が高まる内容だ。 ホタテ貝柱のソースは雲白肉のようなニンニクの効いた味わいだが、甘やかなホタテ貝柱の素材の良さを引き立てる。 クラゲは「こんなに細いのは初めてかも…」と、食感に配慮したものだ。 スープが提供された。 金華ハムで取った出汁が、更に干し貝柱を加える事で、鶏ガラとは別物の深みをもたらしている。 吉切鮫の尾鰭のフカヒレが備えられた器に注がれる。 この料理に言葉は要らない。 ただただ ひたすらに最高峰の美味を味わおう。 シェフがご挨拶と共に大皿を持ってきてプレゼンテーションして頂いたのが、この日 私が最も感銘を受けた料理の食材だった。 (余談だが、関シェフはとても素敵な人で、外見的にも俳優の市村正親さんにとても良く似ているナイスガイだった) その関シェフが抱えていたのが、最高級クラスの黒毛和牛の、ほぼ生に見える細切りだ。 それを私達の目の前で、熱々なソースと共に 先程プレゼンテーションされた肉と青椒を和えている。 銘々に取り分けられたものを口にすると どうだ! 黒毛和牛の良質な旨味、柔らかさを損なわない為の青椒肉絲という料理の最良の提供方法が「まさにこれだ!」と気付かされた。 「目から鱗が落ちる」とは正にこんな事をいうのだろう。 鮑のグラタン風も。 程よいサイズの蝦夷鮑を、グラタンと言っても火の入れ方からそう呼んでいると思われた内容は、鮑の肝をベースにしたベシャメルっぽいソースと相まって、鮑の美味しさを引き立てる。 殻の周りのクランチの食感も楽しい一品だ。 そして第2の驚きが提供される事に。 北京ダックがプレゼンテーションされた。 焼きたての北京ダックを 目の前で皮の部分だけを削ぎ取り…という お馴染みの作業を行って頂いたが、 なんと関シェフは それをあらかじめ別皿に用意してあった寿司シャリに乗せ、ソースを添えてサーヴしてくれた。 最初は その想像力に圧倒されてしまったが、冷静に食べると「なるほど!」と、またしても「関ワールド」に引き込まれて行く。 見事な北京ダックは勿論 通常の包(パオ)でも食べさせて頂いたが、やはり「寿司シャリで北京ダックを…」というインパクトは強烈だった。 関ワールドの素晴らしい世界は まだまだ広がって行く。 蒸籠が2つ運ばれてきた。 1つは小籠湯包と焼売が。もう1つは椎茸が丸ごと入っている。 「この椎茸はなんだろう?…まさかこのまま?」と思案しながら箸に取り、裏側をみても椎茸だ。 香りも良い…… 良いが、椎茸の香りではない。 すると いたずらっぽい笑顔をたたえた関シェフが登場し、この料理説明があったが「どうぞ。そのまま召し上がってください」とだけ。 すると またしても「関マジック」が炸裂した! なんと、この どこから見ても椎茸そのものが、そのまま饅頭になっていたのだ! しかも良い香りは同じ類いの茸が内包されていたことによってもたらされていた。 トリュフだ! なんとまぁ遊び心に溢れた1品だろう。 冒頭の話から、「菜の花」の加藤さんには 「関シェフは本当に凄いシェフなんです。しかし現職では どうしてもデスクワークも含め、料理人としての力を発揮する機会が無いのがストレスのようで、どなたか自分の料理を食べてもらえる人を紹介して欲しい、と頼まれていたんです」 ということで、私に白羽の矢が向けられた経緯が。 そんな関シェフが、ようやく御自身の実力を発揮する機会を得た結果が、私のような者が この日の素晴らしい料理の数々を堪能することができる光栄にあやかれた訳なのだ。 お祝いの席なので、と伊勢海老の料理も。 素材の素晴らしさ、ソースの素晴らしさ……。 もう私の稚拙な言葉など不要だろう。 「美味しい!」が確定された1品に、家族皆が大満足だ。 最後の麺料理は3種類から選べるようにして頂いた。 これがまた悩ましい…。その3種類、全てたべてみたいと思わずにはいられない。 そんな私の心の中を見抜くように、「お父さんにも少し味わわせてあげるね」と子供達。 私が選んだ「汁無し担々麺」は勿論、「醤油チャーシュー麺」「鶏塩ラーメン」全てが美味しかった。 デザートには杏仁豆腐と桃饅頭が。 桃饅頭は中国ではお祝いに食べるのだ。 こんなところにも関シェフの思いやりが溢れている。 素晴らしい1日になった。 忘れる事など決してないだろう。 関シェフ、スタッフの皆様、ご紹介頂いた加藤さん、この日の為に遠方に居住しているにも関わらず わざわざ集まってくれた子供達、そして その自慢の子供達を共に育み、私のような者を長きに渡り支えて、一緒に歩いてくれた、でも幸せにはしてあげられなかった 大好きだった前の妻……。 全ての人に感謝申し上げます。 ありがとうございました。 私が懇意にさせて頂いている中国料理店「菜の花」のオーナーシェフ・加藤さんの紹介で、コチラのチェーン店の総料理長を努める関シェフが、コチラのお店のグランドメニューではない、いわゆる関シェフ自身が「本当に作りたい料理」を食べさせて頂く、という機会を作ってもらう事になった。 今からどんな料理を食べさせてくれるのか とても楽しみだが、その席は私の還暦を家族がお祝いしてくれる、という位置付けになっている。 ならば…と、私が関シェフに無理をお願いし、還暦にちなんで「赤」ならぬ「ロゼ」のシャンパーニュで乾杯したかった。 そのシャンパーニュを予め冷やしてもらうために預けに来たのが 当日の会場となる場所の下見を兼ねていた事が、この日コチラでランチを頂く最大の理由だった。 ランチの時間帯に伺ったが、コチラのお店はとても繁盛しているようで、ウェイティングボードにはびっしりと名前が記載され、それが一通り落ち着いたタイミングだったのが幸いし、さほど待つ事なく席へと案内してもらった。 入り口付近に掲載されているメニューを待っている間に眺めていたので、オーダーはすぐにお願いした。 私がセットメニューを。妻がランチメニューだ。 私のはメイン料理とサイド料理2品が選べるもので、メイン料理は海老チャーハン、サイド料理は油淋鶏と麻婆豆腐にした。 妻はメイン料理を五目バリそばにして、サイド料理の小籠湯包は基本の3個に、私も食べられるように追加であと2個を加わえ、デザートは杏仁豆腐に。 もちろんビールも忘れる訳が無い。 そのビールを飲みながら待っていると、最初に小籠湯包が運ばれてきた。 卓上にある食べ方の指南書に習い、細かく刻まれた生姜の入った小皿に卓上の黒酢と醤油を自分好みにブレンドし、その付けダレに浸した小籠湯包を レンゲを使って食べるのだ。 以前、コチラの別店舗で厨房内で包(パオ)を手打ちで伸ばし、餡を包んでいる光景をガラス越しに拝見したことがあったが、なるほど さすがに美味しい訳だ。 このクオリティはチェーン展開している店舗では なかなかお目にかかれない。 妻の五目バリそばが運ばれてきた。 麺は太目の物を使用し、かなりしっかり揚げてある。 五目、というよりは七目も八目もありそうな具沢山の餡をたっぷりと乗せ、食べ応えも美味しさも十分満足だ。 私のメイン料理の海老チャーハンよりも先に サイドメニューの油淋鶏と麻婆豆腐が。 この油淋鶏はいい! 鶏肉は米粉を使って揚げたのかな…と、思えるような ザクッとした食感があり、そこに直接ソースをかけてしまうと、せっかくの食感が台無しになりそうだが、それを意識してだろう、ソースは別添えにしてある。 そうする事で、いつでも美味しいままの状態が保たれる。 麻婆豆腐は 最初の1口目はさほど辛さを感じなかったが、しばらくすると辛味が追いかけてくる。 そのまま食べても勿論だが、ご飯と一緒に食べたくなるような美味しい麻婆豆腐だ。 やがて海老チャーハンがサイドスープと一緒に提供された。 この海老チャーハン、機械が作ったか、あるいは熟年の調理師が作ったか、判断しかねる程のパラパラ感のチャーハンだ。 味は私の嗜好を判断材料にすると やや薄味に思えるが、それがパラパラ感と併せ持って「品が良い」という印象を与えてくれる。 これが脂分が多かったり、味が塩味辛いようだと、いわゆる「野暮な味」になってしまうだろう。 総じて満足できる、とても良いお店だった。 そして この内容とは別物の料理を楽しめる関シェフの料理がとても楽しみになった。

2024/09訪問

2回

ビストロ バッカス

新栄町、千種、車道/ビストロ、フレンチ

3.48

170

¥5,000~¥5,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

昼の点数:5.0

この日は仕事は休日。 大好きな妻を誘ってデートと洒落こもう。 先ずは二人が大好きな映画を観よう。 終わる頃には陽も落ちていて 街はクリスマスの雰囲気を演出するライトアップが施されていた。 車を移動して この日は私の中学校からの友人がオーナーシェフを努めるコチラ「ビストロ バッカス」さんで。 もう長い付き合いだ。 私達の年齢から もう半世紀近い年月が経つ。 その間、シェフも私もすっかりお互いの頭髪の白い部分の面積も増えてしまった。 しかし それでもまったく老けた感じがしないシェフは、中学当時から人気者で、特に女性には人気があった。 そんな訳なのか、この日のディナーは3組9名で、そのうち男性は私1人! ランチならともかく ディナーでの この客層は驚きだ。 この日 コチラでディナーを取ることにしたのは もう1つの理由があった。 私の自宅のセラーで長い間眠っていたワインだが、そろそろ飲み頃を迎えているはずだ、という判断だが、私がいつも自宅で作るレベルの料理と合わせるには……。 そこで同級生のよしみにすがろうと 予約をする段階でワインの持ち込みを了解してもらったのだ。 勿論 放栓料は支払いが必要だが、シェフともう1人の二人でのオペレーションなのでこれに構っている暇はない。 しかし そこは勝手知ったる間柄。 「ワインはナイフだけ渡して あとは自分でやるだろうから ほっといていいよ」とシェフは若いスタッフに指示している。 「いいよ、デキャンタだけ貸してくれたらあとは自分でやるから」と返す私だ。 メドック格付け第三級 シャトーキルヴァンのセカンド「レ・シャルム・ド・キルヴァン」の2004年。 ひょっとしたらピークアウトしているかもしれないこのワインを開けたかったのだ。 慎重にデキャンティングしていく。 幸いオリは少なさそうだ……。 テイスティングしてみる。 ……よし! 大丈夫だ!  20年の眠りから覚めたクラレットはご機嫌だった。 マルゴー特有の繊細は微塵も損なわれてはいなかった。 さぁシェフ! あとは美味しい料理をお願いね! アミューズからのオードブルはヴァリエで。 シェフのスペシャリテの「若鶏の白ワインゼリー寄せ」「鴨肉と豚肉のパテ」は絶品! 「三重県産牡蠣のオーブン焼き」「アトランティックサーモンのマリネ」も美味しかった。 肉料理が得意なシェフ。コンソメの取り方もオーソドックスな手のかかるやり方をしている。 しかし それが旨いコンソメを作り出す最良の方法なのだ。回り道はしない、王道のスタイルだ。 その味わい深いスープに添えられたフォアグラ。 きちんとした火加減で焼かれつつ、とろけるような食感はフォアグラの魅力を最大限に引き出している。 ポワソンには今が旬の鱈を。 淡白な鱈の身にパン粉を纏わせたのは、ソースの乗りを考えてのものか。 それは浅利のジュを加えた軽いトマトクリームのソースだけに素晴らしいハーモニーだ。 メインは牛フィレ肉のポワレ。 私の好みでは この時期ジビエも得意なシェフのことだ、鴨や鹿肉かな、と思っていたが、ワインを考えればこれも悪くない。 トリュフの風味のマディラワインのソースがマルゴーとの相性ピッタリだった。 イメージとは異なるが、シェフはパティシエでもあった。 デセールの「モンブランクリームを纏ったモンブランアイスクリーム」は栗の風味が立っていて、上品な甘さに仕上がっていた。 再度デキャンティングして、もう少し飲める状態にしたワインをシェフにこの日のお礼として渡した。 わがままを聞いてくれてありがとう! 今度はプライベートで飲みにでも行こうや。 また美味しい料理を楽しみにしているわ!

2023/12訪問

2回

にくの匠 三芳

2026年Silver受賞店

The Tabelog Award 2026 Silver 受賞店

にくの匠 三芳

祇園四条、京都河原町、三条京阪/牛料理、日本料理

4.46

663

¥60,000~¥79,999

-

定休日
日曜日

昼の点数:5.0

1回

カイノヤ

移転カイノヤ

朝日通、天文館通、市役所前/イタリアン

4.34

142

-

¥8,000~¥9,999

定休日
-

昼の点数:5.0

1回

バー オスカー

バー 百名店 2022 選出店

食べログ バー 百名店 2022 選出店

バー オスカー

赤坂、西鉄福岡(天神)、天神/バー、ワインバー

3.87

418

¥8,000~¥9,999

-

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

入籍記念日の旅行、2日目。 呼子でイカの活け作りを頂いた後、この日の宿泊地である 福岡に戻り、レンタカーを返却した後に真っ先に向かったのがバー「オスカー」さん。 オーナーバーテンダーの長友氏とは実は随分と古い間柄で まだお互いが若かりし頃、バーテンダーとしてのカクテルコンペティション(創作カクテルを競う大会)に、それぞれの地区予選を勝ち抜いて出場を果たした全国大会で知り合い、何度か一緒に出場しているので、自然と「またお会いできましたね」というような言葉を交わすようになったのだ。 (勿論結果は長友氏のファンの皆様なら承知していらっしゃると思われるが)(苦笑) そのようなご縁を頂き、私はなにかと福岡に訪れる際は 必ず長友氏のカクテルを頂きに向かうのだ。 氏の素晴らしさはカクテルの調合技術だけではなく、その 人柄にある。 いつも紳士であり、ダンディズムをたたえた雰囲気、立ち居振舞い……。私とはほぼ同年代でありながら常に見習いたいと思っている。 この日は食事に行く前のアペリティフとしてのカクテルを 楽しみにしていた。 氏のお店も例外無くコロナ渦に悩まされ、現在は営業時間をなんと14時よりオープンして、ラストオーダー19時、閉店は20時と、以前なら考えられない営業をしていた。 私も妻と食事をするので当然のように来店時間を早めざるを得なかったのだが、やはりこんな明るい時間帯に氏の お店に行くのはなんだか……。 それでもやはり氏はいつものように笑顔で迎えてくださった。 まずはジンフィズをオーダーする。 うん、美味しい!! やはり氏のカクテルはいつも優しい味がするのだ。 シェイクは銀座の修行時代、バー ロオジェの上田和男氏 直伝の三段振りのハードシェイクなのに、その技法故に 大量に発生する細やかな気泡がアルコールのカドを包み込み、カクテルを円やかな味にするのだ。 ここでバー好きな諸兄に問いたいが、皆さんは「ヨコハマ」というカクテルをご存知だろうか? 横浜ニューグランドホテルで生まれたこのカクテルは、今や古典と言っても差し支えないスタンダードなカクテルなのだが、今の若いバーマンにこのカクテルを注文すると、 「少しお待ちください」と言って店の奥にあるカクテルの レシピ本を覗きに行く人が多くいる。 それを長友氏はいとも容易く材料を準備し、調合を始める。 やはり良いバーマンとは、スタンダードカクテルを大切に する。どんなスタンダードカクテルも最初は誰かのオリジナルのレシピだったはずだ。 それが多くの人に支持され、世界中へと広がり、やがて誰もが知るスタンダードになっていく。 その偉大な先達のカクテルをバカにして、見た目華やかなオリジナルばかりに熱心になっても、そんなバーマンは基礎が出来ていないので、出来上がりも薄っぺらな物になる。 氏の「ヨコハマ」は、写真で見ると原処方よりも赤みが薄いのが解ると思うのだが、これは「最近は良いグレナデンシロップが無くなってしまいました。なので自分で○○と△△をブレンドした物を使っています」と教えてくれた。 このカクテルが誕生した時代背景と、童謡「赤い靴」に出てくる女の子がカクテルグラスを通してイメージできる…。 氏はそこまで読みきってこのレシピで調合したのだろう。 本当に優れたバーマンとはこのような人である、としみじみと感じる一杯であった。 ご馳走様でした。次はいつもの時間にお邪魔したいものですね。それまでお元気で。

2021/02訪問

2回

はかた天乃 KITTE 博多店

博多、祇園、櫛田神社前/食堂、海鮮丼、揚げ物

3.49

636

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

夜の点数:5.0

1回

四川料理 巴蜀

中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

移転四川料理 巴蜀

博多、西鉄平尾、渡辺通/四川料理

3.74

193

¥10,000~¥14,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

1回

白馬リゾートホテル ラ ネージュ東館

白馬、信濃森上/フレンチ、オーベルジュ、バー

3.27

44

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

料理そのものが素晴らしいのに加えて 支配人以下、スタッフ全員のホスピタリティが 賞賛すべき点だと思う。

2017/08訪問

1回

すずや はなれ

三河鹿島/日本料理、海鮮

3.08

16

-

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

2017/06訪問

1回

シルー

創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

シルー

恩納村/イノベーティブ

3.66

422

¥20,000~¥29,999

-

定休日
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夜の点数:4.9

その他の点数:4.9

前夜のディナーとして和食を頂いた際、味噌汁のあまりの美味しさに惹かれた私。 朝食会場として和食のセットも選べるコチラで もう一度美味しい味噌汁で1日をスタートしたいと思った。 妻も洋食も選べるので、異存は無いようだ。 さて、先ずはフルーツジュースから。 シークヮーサーを飲んで、頭と身体をシャキッとさせよう。 やがて私の御膳が運ばれて来た。 ホテルの刻印が施された木製の箱が玉手箱のように思えてくる。 その蓋を「外して料理のご説明をさせて頂いても...」とのホテルの人の申し出に「勿論お願いします」と。 うやむやしく蓋を外して上に置き、その中にある2段目になっている小さな木箱を その上に載せる。 更に その下段には様々な料理があしらわれており、その眺めだけで期待感が増してくる。 刺身や、少しばかりの枝豆…… 朝の目覚めのスパークリングワインよりも、これなら「出来ればビールを一緒に頂きたいのですが…」と申し出てしまったのは もはや必定だった。 そのビールと共に食事を始めた。 料理は全て美味しく、様々な種類が行儀の悪い"迷い箸"をしてしまいそうだ。 ご飯と一緒に頂く味噌汁と漬物、納豆だけを残していたら、ビールが1杯では足りないが、そこは我慢が必要だ。いい大人なんだから……。 しかし我慢する必要がないご飯のおかわりはお粥にしてもらい、美味しい味噌汁と漬物もお願いした。 一方、この日の妻は「ホワイトエッグオムレツ」を。 真っ白ふわふわのオムレツを、サルサソースで頂くのだが、「コレも美味しいよ」と。 パンのバスケットの内容にも満足そうだ。 うん、美味しかった。良かった。 今日この後はテラスで本を読んだり、プールに入ったりしてリゾートライフも満喫しよう。 憧れのリゾートホテルライフも いよいよラストナイトだ。 特に食事は様々なレストラン、様々な料理を体験し、とても幸せだった。 その最後のディナーは再度コチラで。 滞在2日目に利用させて頂いた「SHIROUX」さん。 一番思い入れのあったワインと共に、素晴らしい料理を楽しませて頂いたレストランだ。 更にはスタッフの皆さんのホスピタリティーにも感激した事も忘れられない思い出になった。 前回と同じテーブルに案内して頂いた。 卓上の設えは変わらずとも、今宵のワインは前回とはまた違った思い入れのあるワインだ。 北海道・余市の「平川ワイナリー」さんのトップ・キュヴェ「L'AUBE 」だ。 出逢いは旅先の空港に隣接する某ホテルの某レストラン。 そのシェフソムリエに「何か食前に向いた白ワインを」所望すると「それでは北海道・余市のワイナリーで手掛けられている物を…」勧めて頂いた白ワイン。 その時点での日本のワインは、品質の割にはコストが掛かり過ぎ、それが価格に反映され「この値段のワインを飲むなら…」と、正直見向きもしていなかった。 しかし旅先での思い出に1杯だけなら…と、グラスに注がれたワインを試して、軽いスワリングの後に口に含んだ時に鼻腔をくすぐる香りが、味わいが、私に衝撃を与えた。 「いつの間に…… 日本のワインは遂にこれ程までに美味しくなったのか……」と。 以来、私は平川ワイナリーさんを日本のトップワイナリーとして信頼を寄せる事にしているが、その最高峰のワイン「L'AUBE 」を いつか空けてみたい… その機会を探っていたのだ。 いつものように余談が長くなったが、コチラのレストランのシェフソムリエ・久高氏が、このワイナリー、このワインを存じ上げていらっしゃり、ワインのセパージュを教えてくれないワイナリーの方針から「あくまで想像ですが…」の前置きと共に「おそらくピノ・ノワールが中心と感じられますので…」との事を料理に反映してもらうようシェフに進言し、内容を相談して決めて頂いたようだ。 もはや その時点でのホスピタリティーに驚きと感謝しかない。 久高氏のような、まだ若いソムリエだが ここまでの知識と技術を持って私のような わがままなゲストの要望に答えてくれ、素晴らしい成果に繋げ 喜びを与えてくれる…。 そこに感動以外、どんな気持ちが湧くというのだ。 レストランでの食事の魅了は、なにも美味しい料理、美味しいワインだけでは決してない。 人を感動させてくれるサービス、ホスピタリティーがそこにあり、そこで働く皆さんの所作、会話に深い思い出を刻む事が出来るからだ。 またまた脱線してしまった。 料理については写真を参照して欲しいが、なかでも「毛瓜(もううり)」の優しい味わい、この日のポワソン「赤仁ミーバイ」のポシェには深い感銘を受け、オードブルにもメイン料理にもワインとの相性を考慮したソースが用いられ、特に鴨は言葉で表せない程の味わいだった事だけは加筆させて頂く。 本当に皆さん、お世話になりました。 コチラのホテルを、レストランを思い出の場所に選ばせて頂いたこと、我が目に狂いがなかったと誇らしくさえ思いました。 ありがとうございました。 いつか…  いつかまた皆さんに会いに行きますね。 それまではどうか皆さん お元気で……。 憧れのホテル「ハレクラニ沖縄」でのリゾートステイが始まった。 最初の朝の食事は4つの種類、会場が選べる。 朝7時から会場の順番待ちが始まるのだが、自身のスマホでQRコードを読み込んで、好きな会場を選び それを送信して、メールで連絡が来るまで自身の部屋で待機するシステムだ。 部屋ではカートリッジ式の1杯ずつ淹れるコーヒーがフリーで楽しめるので、それを飲みながら待つ事が出来る画期的なシステムだ。 あと1組のタイミングで「会場へとお越しください」とメールが送信され、到着すると多少のタイムラグが発生することがある場合は隣のバーで待機することになる。 それでもすぐにテーブルへと案内されるから、呼び出されたが直ぐに案内してもらえない、と立腹する程ではない。 朝食は先ずは3種類のフルーツジュースとコーヒー、もしくは紅茶を選び、アサイーのヨーグルト、それにフレッシュフルーツが提供される。 メイン料理は6種類から選ぶのだが、どれも魅力的な内容が悩ましい。 結局 妻はオマール海老のオープンサンドを。 私はエッグベネディクトをチョイスした。 この日のフルーツは県産のパイナップルにシャインマスカット、ドラコンフルーツとホテルのシンボリックなオーキッドが添えられてある。 メイン料理は驚きのクオリティ。 オマール海老を惜しみ無く使用されたオープンサンドは朝食としてはとても贅沢だ。 エッグベネディクトは県産の豚のベーコンとオランデーズソースのベーシックな物と、サーモンのタルタルにアボカドを合わせた物2種類が。 どちらも濃厚な味わいがとても美味しい。 ハワイのハレクラニを想起させるコナ・ブレンドの薫り高いコーヒーを頂きながら素敵な1日がスタートした。 こんな素晴らしい、おそらく生涯で最初で最後の…  私が死んでしまう前に飲んでおきたかったワイン。 自宅から約2週間前にクール便で送り、この日の為に妻と一緒に飲みたかった とっておきのワイン。 事前に持ち込みを了解して頂き、この日のディナーに合わせて抜栓して頂いた。 「シャトー・ラトゥール 1985年」。 私の定年退職、還暦を兼ねた席で提供して頂いた。 そのワイン。 シェフソムリエの久高氏の卓越した知識と技術無くして このラトゥールは陽の目をみる事はなかっただろう。 リコルクされていたとはいえ、氏の力により かなりの時間を掛けてなんとか抜栓出来たコルクは、もはやギリギリの状態だったようだ。 その氏との楽しくも勉強になる会話を経て、素敵なロケーションが広がる特別な席を用意して頂き、この日のディナーは始まった。 ウェルカムのメッセージカードを開くと、そこには この日使用する食材が記載されていた。 フレンチをベースにしたフュージョン料理が提供されるレストラン。 どんな料理だろう…と楽しみにしていた。 その料理。 最初から最後まで驚きと意外性に満ちた素晴らしい料理だった。 私の拙い文章で この素晴らしい料理を表現することは恥ずかしいし無理なので、どうか写真だけを参照しながら想像に留めて欲しい。 ハレクラニ沖縄のメインダイニングに相応しいホスピタリティー溢れるサービスと、素晴らしい料理とワインに酔いしれた夜だった……。

2024/11訪問

4回

ラパン アジル

沼津/フレンチ

3.57

94

¥4,000~¥4,999

¥2,000~¥2,999

定休日
月曜日

夜の点数:4.8

毎年毎年 長女から「父の日」のプレゼントが送られてくる。 その「父の日」の一週間後に、長女が出場するモルック日本選手権大会。 親孝行な娘の為にも応援に行かない訳が無い。 会社に休暇をもらい、妻と共に向かった。 その大会で予想以上に好成績を納めた結果に私達も長女も満足出来た(と思っている)。 大会の開催地が静岡県・御殿場だったので その日は三島に宿を取ったのだが、その三島の駅ビル同然のホテルからディナーに向かったのは、再びJR沼津駅。 電車に乗車し、ホテルの部屋からお店の入り口までのドア・トゥ・ドアでも約10分。沼津駅からは徒歩2分程の至近距離にお店はある。 「ラパン アジル」さん。 今回の旅行で一番楽しみにしていたレストランだ。 いつもの事だが、私は食べログは 申し訳ないがほぼ諸兄の投稿して頂いた写真しか参考にしていない。 それだけで判断している。 個々人のコメントには嗜好的な差異があるだろうから。 その私なりのジャッジとして コチラは是非とも伺ってみたいと強く思えるお店だった。 予約の段階で長女からもらったワインを持ち込み出来るかを尋ねたところ、放栓料を支払えば可能との了解を得ていた。 席に着くなり「先日ご連絡頂いたワインは今日はお持ちになられましたか?」と尋ねられた。 最初からそれを飲むのか、サーヴして良いのかを知りたいからのことだろう。 しかしメニューを決めた時点で、いきなりクラレットの赤から始める内容ではなかったので、最初はハウスワインの白をアペリティフ替わりに頂くことにした。 メニューはプリフィクスコースの「C」に、アラカルトのオードブルの一品を妻に、私もポワソンを一品追加した。 私のオードブルの「愛知県産鮎のリエット仕立て」は、いきなり強烈なインパクトを私に与えてきた。 (なんだ? この美味しさは?……) 鮎の、内臓(腹わた)の苦味、軽く炙りを入れたかのような薫香、繊細且つ上品な鮎そのものが持つ味わい……。 その全てが渾然一体となったリエットは、単なる名刺替わりのアミューズとは思えなかった。 沸き立つ期待。 その気持ちに応えてくれるかのような最初のポワソン。 近海で揚がったイサキのポワレと伊豆産の平茸。 ポワレは私が自宅で食事する時に好んでする料理方だが、やはりプロフェッショナルなシェフには到底かなわない。 更に驚いたのは伊豆産の平茸の美味しさ。 シコシコ、もっちりとした歯応えがあり、最初は冗談ではなく(あれ? 烏賊はメニューに入っていたかな?……)と勘違いする程の物だった。 ドゥーブル・ポワソンの二品目。 熱々の器で供されたスフレは、グツグツ音を立てている。 そのスフレには海老やホタテ貝柱を織り混ぜて、そこへ軽さの中に濃厚な味わいのフォーム・ド・アメリケーヌが注がれてある。 スプーンで掬いながらフーフーと口にする。 うーん、旨い……。  王道のマリアージュではあるが、改めて思い知らされた。 あぁ、私はこういう料理が好きなんだ…と。 そしていよいよ私達夫婦が共に絶賛する料理がサーヴされる。 「極上伊豆鹿ロース肉の低温ロースト…」だ。 ルックスからも「本当にこれがロースなの?…」と見紛う程に どう見てもフィレなのでは…と思ってしまう。 事実、ラギオールのナイフでなく、他のカトラリーでも十分に切れるであろう柔らかな肉質。 その柔らかさまでがフィレとそっくりなのだ。 口に運ぶ。 咀嚼してようやく「やはりコレはロースだ…」と、フィレでは味わえない肉のジュが口の中いっぱいに溢れだす。 妻を見る。 私と同じ、目を丸くして驚いた反応をしている。 そしてその真ん丸な目は笑っている。同じだ(笑) 十分に咀嚼し、鹿肉の旨味を味わいきってから、ようやく発した言葉は 2人共に「こんなに美味しい鹿肉、初めて食べたよね!」だった……。 デセールにも手抜かりは無い。 私は自己分析すると 選べるのであればデセールにはグラス物が添えられている物を好む傾向にあるが、この日はピーチメルバ1択だった。 「沼津産幻の島郷のモモと…」と記されては、食べない訳が無い。 そして それは大正確となる。 南部鉄瓶に入れられたお茶を楽しんでいたら、少し手が空いたのかシェフがわざわざ厨房から出てきて下さりご挨拶を頂戴した。 鹿肉を始めとして この日頂いた様々な料理が全て素晴らしい内容で、夫婦共に感激した旨を伝えさせて頂いた。 私達が居住する街から沼津は決して近くはない。 しかし この料理、このシェフに再び会う為なら私達は再び新幹線に乗車することになるだろう。 久しぶりに感動した。 素晴らしい出逢いに感謝すると同時に 高ぶった気持ちを鎮める為には まだまだベッドに横たわるには早すぎるな……。 どこか素敵なバーを探して余韻に浸りたいものだ。 ありがとうございました、シェフ。 ご馳走様… また是非ともお会いしましょう。

2025/06訪問

1回

祇園 川上

祇園四条、京都河原町、三条京阪/日本料理、弁当

3.64

168

¥20,000~¥29,999

¥8,000~¥9,999

定休日
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昼の点数:4.8

久しぶりの京都の花見に妻と一緒に出掛けた。 醍醐寺に向かい、桜の花を愛で、太閣殿下によって作庭された庭に癒され、その後に祇園に向かった。 この日のランチはミシュランの1つ星の割烹「祇園 川上」さんで頂くことにしていたからだ。 何故そちらを選んだのかというと、私達夫婦が大好きで、いつも大変お世話になっている名古屋市千種区の中国料理店「菜の花」さん。 その「菜の花」さんのご主人で、料理人としての手腕だけでなく、その人柄からも敬愛している加藤さんの弟さんが、コチラ「祇園 川上」のご主人なのだ、と教えて頂いたからだ。 「○○さん、よく京都に行かれるようですから、機会があれば寄ってやってください」と紹介して頂いたのだ。 ちょっと驚いたが、逆に考えてみたら兄弟共に素晴らしい料理人であることが解り、「さすが血は争えない…」と感嘆したものだ。 扉を開き、少し進んだところで出迎えてくれた若い人に予約をした旨を伝えると、カウンターの中から「どうぞ○○さん、コチラへ!」とご主人の声が。 にこやかな笑みと、既に先客の為の料理に向き合っている、その厳しさが同居しているかのような表情で私達を迎えてくれた。 初めまして、ようこそお越し頂きました、との丁寧なご挨拶を頂き、私の方からはそれと共に簡素な手土産をお渡しして席に着く。 やはり素敵なお店での食事というのは良い意味での緊張感が必要だ。 カウンター越しに凛とした雰囲気を感じる。 決して無作法な所作は出来ないぞ…と思わせる、あの雰囲気だ。 先ずは飲み物を尋ねられる。 少々歩き疲れた私達。 最初はビールで喉を潤したかったが、喉の渇きは軽い緊張感がもたらしたものかもしれない。 生ビールをグラスでいかがでしょうか、と勧めて頂いたが、妻はそれほどビールを必要としない為、ハートランドの小瓶をシェアした。 さて料理が始まった。 八寸からだ。 「つなぎ団子」の紋章が入った二段重の蓋は、いかにもコチラが祇園の店であることを誇らしく語りかけてくるようだ。 いつも思うのだが、この日のように季節を意識した料理の数々。 走りの物で粋を感じる物もあれば、今が盛りの物、名残りを惜しむ物…。 日本の、日本人の美意識が集約された八寸と、続いて提供される椀物こそが、和食の料理人の最初にして最大の腕の見せどころなのだ。 お酒を頂こう。 嗜好品故に各々の考えもあろうが、私の場合、これ程の日本料理を前にしては 酒は日本酒以外考えられない。 食材や料理とのマリアージュを思い描いたら、日本酒以上に相性の良い酒は考えられないのだ。 ちなみに コチラのビヴァレージのリストには価格が記載されてはいない。 こうしたお店では「金額などは気にせず好きな酒で料理を美味しく楽しんで欲しい」という意匠が込められているからだ。 さて、では何を頂こう…。 やはり地の酒が無難かもしれない。 京都は酒処でもある。 俗に「灘の男酒、伏見の女酒」と言われるように、水質の硬い、柔らかいの違いはあれど、良質の水が採水出来る土地であることに変わりはない。 ならば、と伏見に蔵を構える齊籐酒造が醸す「古都千年 純米吟醸酒」をお願いした。 その後 提供された料理はいずれも私達夫婦の心を捕えるものばかりであったが、なかでも私が感銘を受けたのは寿司だった。 ご主人が寿司を握る。 それをどこかに置くのではなく、手渡しにするのだ。 ご主人が手で握る寿司を客も手で受け取り、そのまま口にする……。 この素晴らしい光景! 寿司の頂き方とは本来がコレでなくてはならないのだ! 「人の手によって握られた寿司を同じく手で食べて、その時に初めて "寿司に心が入る" んだよ」 と、教えてくれた人がいる。 箸なんかで食べるものじゃないよ、手で食べるんだよ… それこそが本来の寿司ではないか。 それを寿司職人ではないご主人が提供してくれた事に、考えている事が同じだと通じ合った事に感激したのだ。 素晴らしい体験になった。 あつかましくもお兄様の名前を借りて、普段なら敷居の高さにたじろぎそうな私達を、優しく迎えてくださった。 最後に。 はばかりをお借りした際、貼り出してあったお土産用の料理を、逆にお兄さんへの手土産にしたくなり、購入させてください、と申し出たところ、「京都には今日はお泊まりですか? 日持ちがしないので、明日また脚を運んで頂けたら その時にお渡し出来るようにしておきますが…」との嬉しい言葉まで頂けた。 どこまで気遣いの出来る人なんだろう…。 感謝申し上げ、また翌日伺う事にした。 ありがとうございました。 お兄さんのお店には次の日に予約をさせて頂きました。 そのお土産をお渡しして、お元気で頑張っていらっしゃいましたよ、とお伝えさせて頂きますね。 ご馳走様でした。

2025/04訪問

1回

石川鮮魚店

本部町/その他

-

3

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:4.7

結婚記念日旅行に沖縄に来ていた。 記念日の翌日は滞在しているホテルが機材をレンタルしてくれるので、海が間近に見えるテラス席でB.B.Q.をやることに。 その為の食材を買う為に午前中にホテルを出発し買い物に出かけた。 B.B.Q.と言っても私達初老の夫婦が食べられる量などしれているし、肉類ばかりでは飽きてしまいそうで…。 そこで考えたのが肉類と一緒に新鮮な魚も、それも焼くのではなく刺身がいい、と思いついた。 それなら…と、スーパーで魚を見たがイマイチな内容。 もっと新鮮で沖縄県産の魚を主に扱っているお店を探し、コチラに出逢えた。 「石川鮮魚店」さんだ。 お店は「本部町営市場」の建物の、道路を隔てて反対側にある。 1つの建物の中に3軒の鮮魚を扱っているお店があり、コチラはその真ん中の店舗だ。 実はコチラも別記した精肉店同様、本部町に到着したその日に予めリサーチしており、その時にお試しで購入した「赤仁ミーバイ」の美味しさとお値打ちさに感激し、この日あらためて買いに来たのだ。 この日はまだ午前中とあって、先日よりも刺身の種類が充実している。 近くのスーパーで販売している冷凍された魚の刺身を解凍した物とは比較にならない程だ。 そこで私達は「どれにしようか…」と悩んだ結果、お店のおばぁに聞いた この日お勧めの「赤マチ」と「まくぶ」、それに「シャコ貝」を。 そしてマグロはあえて「中おち」を選んだ。 何故かと問われれば、新鮮な県産のマグロを捌いた後の、骨の周りについている部分をおばぁがスプーンで掻き出した手作業の物で、その量、価格が圧巻だったからだ。 そしておばぁは私達夫婦が2人で買いに来ているので、あえて1つだけ量が少ない物を350円で譲ってくれた。 (それでも沢山の中おちは、結局全て食べる事が出来ず、翌朝に「マグロの中おち丼」として食べる事になってしまった…) おまけにおばぁの自宅で採れたシークヮーサーもサービスしてくれた。 ちなみにお店の写真は現在(2025年12月)の物ではなく、昔の物だ。 当初私が間違えて建物内の別のお店のおばぁに声をかけてしまったのも、「石川鮮魚店」さんの看板が無いからだ。 「どうして看板が無いの?」 「いやぁ、ちょっと前の台風でどこか飛んでいってしまったさぁ」と。 「えぇ? それじゃあ架け直さないといけないんじゃあ…」と私。 「いやぁ、金が無いさぁ」。 この会話が気の毒で不謹慎だが楽しく面白ろかったのだ。 「島んちゅ」の良く言えばおおらかな、悪く言ってしまうとテキトーなところが私は大好きなのだ。 ホテルに戻り、精肉店で購入した県産の希少な牛「もとぶ牛」や「あぐー豚」のB.B.Q.と一緒に刺身を楽しんだ。 どれもこれも新鮮で素晴らしく美味しい。 そしてこの量、この価格。 バカらしくてスーパーの魚など比較する気にさえならなかった。 おばぁ、ありがとう。 ご馳走様。 美味しかったよ。 庭のシークヮーサーも…ね。 いつまでもお元気で、身体を気遣ってくださいね……。

2025/12訪問

1回

PANORAMA DINING

今帰仁村/レストラン

3.39

101

¥10,000~¥14,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.7

結婚記念日の旅行に沖縄に来ていた。 その記念日当日は沖縄に新しく出来たテーマパーク「ジャングリア沖縄」を満喫しようと およそ半年近く前から計画していたのだ。 楽しみにしていた記念日旅行のメインイベントだ。 当日の良い天気を祈っていた。 その思いが天に通じたのか、この日は朝から素晴らしい快晴に恵まれ、アトラクションで「開催は天候次第…」と心配していた「ホライゾン バルーン」にも無事に乗る事が出来た。 その他の様々なアトラクションも楽しみ、ホコリにまみれ、疲れた身体を「ジャングリアスパ」の「インフィニティー温泉」からの素晴らしい風景で癒し、湯上がりにはラウンジ「トロピカル オアシス」で やんばるの美しい風景を眺めながらオリオンビールでアペリティフだ。 「ジャングリア沖縄」の全てを満喫したら、フィナーレはコチラ「PANORAMA DINING 」さんで記念日のディナーだ。 この日の席は まるで鳥の巣のような「ネスト席」をリザーブしておいた。 少しだけ残念だったのは、このネスト席をリザーブした段階では、夜のイベントとして花火が上がる予定であったが、それが観られると思い楽しみにしていた。 それがどうした事か予定が変更されており、花火の打ち上げは別の内容のイベントに変更されてしまっていた。 しかし そんな悲しい気持ちはホスピタリティー溢れる温かなキャストの皆さんが笑顔で迎えてくれた事で吹き飛んでしまった。 ネスト席へと案内してもらう。 その背後にはテラス席もあり、やんばるの空気、風、森の匂いを感じるなら この席までが屋根のある屋外だ。 他にもガラスで仕切られた店内は広々としており、暑さ、寒さや強い風から身を守るならコチラの席だ。 この日お願いした料理はフルコースの内容だ。 アミューズは「チラガーのコロッケ」。 チラガーとは豚の顔面の皮の部位のこと。 沖縄では那覇市の牧志公設市場に行った事がある人ならご存知かもしれないが、あのリアルに顔面の形のまま売られている、あれが「チラガー」だ。 何も気が付かない妻は それを口にして「美味しい! コリコリとした歯応えもいいね! でもチラガーって何?」と。(笑) 説明してあげると「あぁ… あれかぁ… でも大丈夫! 全然臭みとかも無いし、美味しいもん!」と喜んでいる。 オードブルだ。 沖縄では近海でマグロが水揚げされる。 主にキハダマグロが主だが、冷凍する必要がないので新鮮そのものだ。 アボカドと合せてセルクルに詰め、その上にはまるで隠された財宝に見立てたかのような海ぶどうを やんばるのジャングルの奥深くに隠したかのように見立てた野菜達が覆っている。 手前に添えたカラフルな野菜達のコンカッセを共に皿の上で混ぜ合わせるという、美しい物をあえて壊してしまう、ゾクゾクするサディスティックような罪悪感にも似た行為を経て、メルバトーストに乗せて口に運ぶ。 味わいは勿論、ディナーのプロローグとしても この後の料理に期待感が増す。 可愛らしいエディブルフラワーで飾られた「焼きリゾット」が目の前に置かれた。 するとキャストの女性が1つのガラスポットを持って来て、その中に仕込まれた発酵椎茸のスープをゲストの目の前で焼きリゾットの器に注ぎ入れて仕上げる演出だ。 なるほど、リゾットとなっている物を提供するのではなく、ゲストが自分でしっかりと混ぜ合わせ仕上げるのだ。 これには妻がとても喜び「発酵椎茸のスープ、凄く美味しい! コレ、おかわりしたいくらい(笑)」と。 その意見には私も賛同だ。(笑) ポワソンには県産の車海老だ。 沖縄は本島中部や先島諸島(特に竹富島が有名)で、盛んに車海老の養殖が行われている。 その車海老をグリルし、アワビ茸が添えられた一皿だ。 ラビゴットソースと共に頂くのだが、新鮮で身離れが良い車海老だ。 自身の味噌と合わせても、それだけでも十分美味しいと思える程、甘味が強く、ブリッとした歯応え、加えて味噌の濃厚な旨味……。 あぁ、海老が大好きな私にとって至福の時間だ…。 シークヮーサーのグラニテで一息入れよう。 琉球硝子のブルーが美しい。 夕焼けのオレンジと重なり、それがより一層美しく映える。 メイン料理の登場だ。 「山城牛モモ肉 溶岩石焼」。 私はフレンチのメイン料理として牛肉が提供される事を喜ばない。 例え それがロッシーニ好みのシャトーブリアンでも…だ。 しかしこの日は違った。 先ずは部位だ。 赤身の部位のモモは、必要以上に不健康そうなサシの入り過ぎた部位よりはるかに良い。 咀嚼すればする程、肉のジュースが出てきてこそが、日本人が知らない本当の牛肉の食べ方の醍醐味なのだ。 更にそれが私達夫婦の好みである「トレ・ブルー」の状態で提供され、それが熱々に焼かれた溶岩プレートで自分好みの火加減に仕上げる事が出来る。 しかもしかも!  更に更に嬉しい事に、これだけの状態でありながら、肉の中心部分は温かいではないか! よほど熟練された技術、知識が無いと こうは仕上げられない。 おかげで私はほとんど溶岩プレートに頼る事無く 美味しく山城牛を頂く事が出来た。 (フレンチで牛肉を美味しいと思えたのは何時以来だろう…) そんな記憶を辿りながら……。 玉手箱が届けられた。 デザートだ。 本物の玉手箱の如く、うやむやしく運ばれてきた、その蓋を開けて頂くと まさしく玉手箱のようなスモークを纏ったスイーツが。 リコッタチーズケーキとしてあるが、口にするとティラミスのような味わい。 添えられたマンゴーパッションのソルベと県産のパイナップルが、この地が南国・沖縄だと、思い出に刻んで欲しいと訴えてくれる。 料理の素晴らしさは上記した通りだが、私達が特筆したいのが、キャストの皆さんの素晴らしいホスピタリティーだ。 とにかく笑顔が素敵で、どんな時でも笑顔で接してくれる。 ゲストに楽しんで頂こうという姿勢が常に感じられ、私達を喜ばせてくれた。 私はいつも携帯しているので、当日担当して頂いたキャストの女性に、ほんの僅かだが感謝を込めてポチ袋をお渡ししたが、帰り際にそのキャストの女性とマネージャー(支配人?)さんが「ありがたいのですが、このようなお気遣いは頂けません…云々」と言われてしまった。 私が「どうか受け取ってください」と再度申し出ても「では お気持ちだけは嬉しく頂戴致します」と気持ちだけを納めてくださった。 そういった規律はしっかりと守らせているのだろうが、従業員の人達のモチベーション向上に繋げたかった…という私の気持ちを汲んでくださったのだろう。 こうして素晴らしい結婚記念日のディナーは幕を閉じた。 素晴らしい料理、ホスピタリティー、ロケーション……。 また私達にとって忘れられない思い出のページが増えた。 ありがとうございました。 またいつか遊びに来ますね……。

2025/12訪問

1回

Bar Bellustar

西武新宿、新宿西口、新大久保/バー

3.52

82

¥6,000~¥7,999

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定休日
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昼の点数:4.7

妻が娘宅からのヘルプ要請に応え、神奈川県・新百合ヶ丘に来ている。 妻が大好きな私は寂しさに耐えきれず、「後追い」するかのように新百合ヶ丘に向かった。 駅近くのホテルに妻と一緒に宿泊し、翌朝からの孫の運動会に付き合った後は、私と「東京デート」を楽しむ事になっていた。 小田急・新百合ヶ丘駅から新宿までは特急を利用すれば約20分程で到着する。 当日のディナーを南青山のレストランで予約を入れてあるので、新宿辺りをブラブラするのが丁度良かった。 しかし ただブラブラするだけではつまらない。 そこで私の勤め先の系列ホテルでアフタヌーンティーを頂いてみようか、となった。 東新宿の地に開業してから まだそれほど時間も経過してはいないこのホテル。 実はコチラのレストラン・バーの実質的な飲料部門の責任者と思われる吉田氏とは、私が以前に渋谷のホテルが開業した時に業務応援として赴いた際、オープンスタッフとしてバーに勤務していた氏と一緒に仕事をした事があったのだ。 そしてこの新宿のホテルが開業間もない頃、私は業務とは関係無くプライベートで訪れたことがあったが、その時に吉田氏と偶然出くわした。 氏は私の事を良く覚えてくれていて、久しぶりの再会を喜んでくれたのだ。 妻と一緒に東京にはあまり行かないので (私達夫婦は東京があまり好きになれないからだ) こうして たまに東京デートを楽しむなら、コチラのような素敵な場所に連れて来てあげたい。 そう考えたとき、コチラのことが、吉田氏のことが頭に浮かんだのだ。 コチラでアフタヌーンティーを頂く場合、前日までの予約は必須のようだ。 私達夫婦はその予約段階でアフタヌーンティーは一人分だけをお願いし、あとはアラカルトでの注文を了承してもらっていた。 情けない話だが、私達は夜のディナーがあるので あまり沢山の量は食べられる自信がなかったからだ。 それに私の現在の勤務から、他店がどのようなアフタヌーンティーを提供しているのかに興味が湧いたこともあった。 ならば一人前をシェアしよう、スイーツは主に妻が、セイボリーを私がそれぞれメインに担当し、スコーンは無理に食べられないなら残してしまうのも仕方ない… そう考えての予約だった。 ホテルが入居している建物に到着した私達は、最初は低層階の賑やかなスペースから「見学」をしたが、先ずもって新宿駅に降り立った時点から 私達が最も苦手な「人混み」の洗練を浴び、新宿駅西口からコチラの建物に移動するだけで疲れてしまった。 そしてこの低層階では建物の内外で様々なイベントが開催されていた(ちなみにこの日は土曜日)ので、騒がしい事この上無い。 しかしこのホテルは考えられた造りになっており、ホテルへのエントランスはビルの北側に車寄せもあり、騒がしい様子が伝わりにくい。 ガラスで仕切られた部分に脚を踏み入れると、ドアマンがこの先のスペースに何の用があるのかをやんわりと尋ねられる。 この時点で コチラのホテルスペースには闇雲には入り辛くなる筈だ。 私達はホテルのバーに予約がある旨を伝えると、丁重に上層階へ向かうエレベーターの場所までアテンドしてもらった。 一旦 中層階まで昇り、そこで上層階のホテル専用エレベーターに乗り換える。 そこでフレンチレストランやバーがある階層に進む事が出来る。 エレベーターを降り、明るい窓側の方に向かって歩いて行くと、ホテルのスタッフの人が対応してくれた。 予約がある旨を伝えた私達が案内して頂いた席は、窓際にあるソファー席。 2人が親密な距離を保ちながらも余裕がある、なんとも理想的なスペース。 眼下には東京の街が一望出来、目の前には東京スカイツリー、その手前には東京ドーム、右下には新国立競技場が。 新宿駅東口は西口のような高層ビルがあまり無いので、そういった景色を遮る物は何も無い。 抜群のロケーションだ。 コチラの席で夜を迎えたら、2人の親密な関係は 夜景の素晴らしさも手伝い より深まっていくに違いないだろう。 席に着くなり吉田氏の所在を伺った私。 多忙な氏は出勤はしているが、今の時間はコチラには不在である旨を聞き、それでは…と用意しておいた細やかな手土産を、後程お渡し下さい、との言葉と名刺を一緒に預けておいた。 さて、アフタヌーンティーを楽しもう。 私は後学の為にも妻には紅茶の類いを注文して欲しかったが、2人共に紅茶よりもコーヒー好きな私達。 私のそんな思いは妻には通じず「カフェ・ラテ」を。 私はグラスの赤ワインを頂くことにした。 最初のセイボリーが運ばれてから暫くして私達のテーブルに吉田氏が顔を見せに来てくれた。 お互いが「その節はお世話になり…」と挨拶や近況を語り、改めて旧友を分かち合う事が出来た。 手土産のお礼に…と、今の私が頂いているワインは「私からにしておきますので…」と、私が用意した細やかな菓子には見合わない物をご馳走してもらう事になってしまい、「いやいや、それでは…」と一旦固辞はしたが、ここは氏の優しさに甘えさせて頂くことにした。 「それでは失礼します。どうぞごゆっくりと…」の言葉を残し、その言葉に私達はお礼申し上げ、多忙な氏は業務に戻っていった。 肝心のアフタヌーンティーの素晴らしい内容は、私のような者が陳腐な言葉を用いるよりも、写真を参照して頂くほうが良いだろう。 私もワインのグラスが空き、次のドリンクを所望する。 何を頂くことにしようかとリストを開くと、先記した吉田氏が長崎県・五島列島まで赴き、当地の蒸留所とコラボしたクラフトジン「ゴトジン」が目に止まった。 うん、これも何かのご縁だ。 これをオンザロックで頂くことにしよう。 椿の薫る素敵な味わいのクラフトジンだ。 当初はオンザロックで。 後程は別に用意して頂いたソーダでスプラッシュして楽しんだ。 南青山のレストランに移動する時間が近づいてきた。 会計を済ませ、吉田氏にはくれぐれも…とお伝えして下さいとお願いし、この場を離れた。 東京。 私達はやはりこの街には住む事は出来ないだろう。 あまりにも大勢の人、人、人…… そんな人混みにまみれる忙しい毎日は想像すらしたくない。 私達夫婦にとっての東京という街は「沢山のお金を持って たまに訪れたら楽しい街」を再認識した。 小田急で満員電車にすし詰めになりながらの30分なら、千円足らずの特急券を利用して余裕を持って出掛けたい。 その為にもお金は必要だ。 この日、コチラで頂いたアフタヌーンティーも、私達のような庶民が常食出来る金額ではない。 たまに訪れ、たまに夢を見させてもらい、それを糧に明日からのモチベーションに繋げる、思い出を紡いでいく……。 そんな街でいいのだと思う。東京は……。 吉田氏、ホテルの皆さん、お世話になりありがとうございました。 ますますの御発展、御活躍を祈念しております…。

2025/09訪問

1回

ミクニナゴヤ

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

ミクニナゴヤ

名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋/フレンチ

3.66

412

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.7

名古屋マリオットアソシアホテルのメインダイニング「ミクニ ナゴヤ」で、三國清三シェフの美食会が開催されると聞いた。 当日は三國シェフが来名し、自らの手による料理を提供して、ゲストのテーブルにはご挨拶に来て頂けるようだ。 失礼ながら三國シェフは そこそこの年齢。 いまだに矍鑠として仕事もこなしていらっしゃるが、いつまでもシェフの料理が食べられる機会には、私達のような田舎暮らしの者には そうそう巡り会えないかもしれない。 そう思うと いてもたってもいられなかった。 つい4日前には志摩観光ホテル ザ ベイスイートの「ラ メール」でフレンチを食べたばかりなのに「そんなに贅沢ばかりしていいの?……」と妻にも言われる始末。 「じゃあ この食事をクリスマスディナーの代役にしようよ!」 私も必死だ。 ようやく妻の了承を得ることができ、参加する運びとなった。 ミクニナゴヤは以前、一度だけ訪れた事がある。 今回は二度目になるが、いつも礼儀正しくゲストを迎え入れてくれ、丁寧であり、かつスマートなサービスはさすがと思わせるものがある。 今回もメニューは当日までのお楽しみだったので、卓上に用意されたメニューを開くのが楽しみだった。 この日のディナーはシンプルな構成。 ブリニを添えたキャビアをアミューズと捉えると、オードブル、ポアソン、ヴィアンド、それにチーズとデセールと、このような美食会としては皿数は少な目な方に思われた。 先ずはキャビアだ。 フレッシュなオセトラキャビアには蕎麦粉のブリニ。それに刻んだパセリや鶏卵の白身、黄身ごとのアッシェも。 しかし せっかくのフレッシュなキャビアだ。ブリニに乗せるのも良いが、私達はそのままをス直接スプーンで頂いた。 何故なら この日のウェルカムドリンクがシャルル エイドシックのシャンパーニュだったからだ。 日本よりも先にニューヨークでブレイクした このシャンパーニュは 今やセレブ達の御用達のようだ。 やはりキャビアにはシャンパーニュが良く似合う。素敵なマリアージュだ。 蝦夷鮑のステーキは養殖の物としては大きなサイズ。その肝をソースにしてバルサミコの酸味で味を整えた。カリフラワーはライスに見立てたこと。白の他にも紫色やロマネスコも隠してあり、彩りを添えている。味噌や醤油のパウダーと相まって日本人が喜ぶ仕上がりだ。 ワインはボルドー。シャトー ラフォン ロシェ 2007年を。 もう飲み頃と思えたが、少量注いでもらいスワリングしても全然開いてこない。 もう 起こしてあげなくては。 いつまでたっても起きてくれないお寝坊さんは、ソムリエールに頼んでデキャンタージュしてもらおう。 そうすることで ようやく香りが開いてくれた。 サーモンのミキュイ。 この日、私が一番と思えた料理だ。 ノルウェー産のサーモンを厚くカットしたミキュイは かつて口にしたことがない完璧な火加減で、まだピンクの部分がほとんどなのに、どこを食べてもも温かいのだ。 塩昆布をナッペする為に外した皮目は 改めて掃除をした後に再度カリカリに焼いた物にして料理に戻してあった。 その食感、遊び心が溢れている。 レモンの酸味と塩昆布の塩梅も良く、前後の濃厚な味わいの料理を考えるとこのソースはちょうど良かった。 ブレス産のプーレは胸肉の部位だったが、モモ肉にも負けないしっかりとした食べ応え。スライスした沢山のトリュフと共にソースにもたっぷりとトリュフを使用したもの。 芳しいトリュフの香りが鼻腔をくすぐる。 サンマルセランはちょっと珍しいチーズ。 カテゴリーはフレッシュチーズなのだが、これを あえて熟成させてから食べる。 すると白カビとウォッシュの間のような感じに熟成が進み、それをスプーンですくって食べる。 これからウォッシュにトライしてみたい人には入門編として勧めたい味だ。 デセールはクリスマスをイメージしたアソートで。 その小さなグラスの中に三國シェフがポットから水を注ぐと 煙が立ち上ぼり、同時にレモンの香りが広がる仕組みになっていた。 最後に「NINA s 」というメゾンのクリスマスティーを提供されることでディナーは締め括られた。 テーブルにご挨拶に来て頂いた三國シェフは とても気さくな方で、私達のような田舎者夫婦にも笑顔で話しかけてくれる。 「記念に写真でもご一緒に…」との勧めに 恥ずかしながら妻も一緒に納まった。 期待したとおり、料理、ワイン、サービス共に素晴らしい一夜だった。 三國シェフはじめ、坂口部長、レストランの皆様 ごちそうさまでした。ありがとうございました。

2022/12訪問

1回

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