ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

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ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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行ったお店

「愛知県」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 495

名古屋東急ホテル宴会場

栄(名古屋)、栄町、高岳/その他

3.11

44

¥10,000~¥14,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

この春、名古屋東急ホテルで開催されたパーティーに出席した。 様々な料理はどれも素晴らしく美味しい。 出席者の中にも懐かしい顔触れがいて、久し振りに親交を温める事が出来た。 このような集まりに呼んで頂き、幹事さんには感謝したい。 ありがとうございました。お疲れ様でした。

2025/03訪問

1回

上海湯包小館 BINO栄店

栄(名古屋)、栄町、久屋大通/小籠包、中華料理

3.06

31

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:5.0

冒頭から断わっておくが、今回は特別な食事会での話であり、頂いた全ての料理は普段はお店では提供していない、という事を承知してほしい。 私は還暦を迎え、勤め先でも定年を迎えた。 それを私の6人の子供達が祝ってくれる、という。 それならば… と、私がリクエストしたのが今回の食事会だった。 懇意にさせて頂いている中国料理店「菜の花」のオーナーシェフ・加藤さんの紹介で、店舗をチェーン展開している「上海湯包小館」の、その全ての店舗の総料理長・関シェフの、普段は提供されない特別な料理を頂ける機会を得たが、その食事会を、私への祝いの席にして欲しい、と。 それにスペシャルゲストとして、私と27年もの間 夫婦生活を営み、6人の子供達を育んでくれた前妻も是非誘って欲しい、と言ったところ、喜んで参加させてもらいます、との朗報も嬉しかった。 (前妻が参加する事は今の妻も「勿論そうしてあげて」と快く承知してくれた。心の広い妻にも感謝だ) 乾杯は還暦にちなみ、モエ&シャンドンのロゼで。 第1子である長男の発声で高々とグラスを掲げた。 そして楽しみにしていた関シェフの美食会もスタートだ。 先ずは前菜から。 ヴァリエの1品1品のクオリティが高く、この先の料理への期待が高まる内容だ。 ホタテ貝柱のソースは雲白肉のようなニンニクの効いた味わいだが、甘やかなホタテ貝柱の素材の良さを引き立てる。 クラゲは「こんなに細いのは初めてかも…」と、食感に配慮したものだ。 スープが提供された。 金華ハムで取った出汁が、更に干し貝柱を加える事で、鶏ガラとは別物の深みをもたらしている。 吉切鮫の尾鰭のフカヒレが備えられた器に注がれる。 この料理に言葉は要らない。 ただただ ひたすらに最高峰の美味を味わおう。 シェフがご挨拶と共に大皿を持ってきてプレゼンテーションして頂いたのが、この日 私が最も感銘を受けた料理の食材だった。 (余談だが、関シェフはとても素敵な人で、外見的にも俳優の市村正親さんにとても良く似ているナイスガイだった) その関シェフが抱えていたのが、最高級クラスの黒毛和牛の、ほぼ生に見える細切りだ。 それを私達の目の前で、熱々なソースと共に 先程プレゼンテーションされた肉と青椒を和えている。 銘々に取り分けられたものを口にすると どうだ! 黒毛和牛の良質な旨味、柔らかさを損なわない為の青椒肉絲という料理の最良の提供方法が「まさにこれだ!」と気付かされた。 「目から鱗が落ちる」とは正にこんな事をいうのだろう。 鮑のグラタン風も。 程よいサイズの蝦夷鮑を、グラタンと言っても火の入れ方からそう呼んでいると思われた内容は、鮑の肝をベースにしたベシャメルっぽいソースと相まって、鮑の美味しさを引き立てる。 殻の周りのクランチの食感も楽しい一品だ。 そして第2の驚きが提供される事に。 北京ダックがプレゼンテーションされた。 焼きたての北京ダックを 目の前で皮の部分だけを削ぎ取り…という お馴染みの作業を行って頂いたが、 なんと関シェフは それをあらかじめ別皿に用意してあった寿司シャリに乗せ、ソースを添えてサーヴしてくれた。 最初は その想像力に圧倒されてしまったが、冷静に食べると「なるほど!」と、またしても「関ワールド」に引き込まれて行く。 見事な北京ダックは勿論 通常の包(パオ)でも食べさせて頂いたが、やはり「寿司シャリで北京ダックを…」というインパクトは強烈だった。 関ワールドの素晴らしい世界は まだまだ広がって行く。 蒸籠が2つ運ばれてきた。 1つは小籠湯包と焼売が。もう1つは椎茸が丸ごと入っている。 「この椎茸はなんだろう?…まさかこのまま?」と思案しながら箸に取り、裏側をみても椎茸だ。 香りも良い…… 良いが、椎茸の香りではない。 すると いたずらっぽい笑顔をたたえた関シェフが登場し、この料理説明があったが「どうぞ。そのまま召し上がってください」とだけ。 すると またしても「関マジック」が炸裂した! なんと、この どこから見ても椎茸そのものが、そのまま饅頭になっていたのだ! しかも良い香りは同じ類いの茸が内包されていたことによってもたらされていた。 トリュフだ! なんとまぁ遊び心に溢れた1品だろう。 冒頭の話から、「菜の花」の加藤さんには 「関シェフは本当に凄いシェフなんです。しかし現職では どうしてもデスクワークも含め、料理人としての力を発揮する機会が無いのがストレスのようで、どなたか自分の料理を食べてもらえる人を紹介して欲しい、と頼まれていたんです」 ということで、私に白羽の矢が向けられた経緯が。 そんな関シェフが、ようやく御自身の実力を発揮する機会を得た結果が、私のような者が この日の素晴らしい料理の数々を堪能することができる光栄にあやかれた訳なのだ。 お祝いの席なので、と伊勢海老の料理も。 素材の素晴らしさ、ソースの素晴らしさ……。 もう私の稚拙な言葉など不要だろう。 「美味しい!」が確定された1品に、家族皆が大満足だ。 最後の麺料理は3種類から選べるようにして頂いた。 これがまた悩ましい…。その3種類、全てたべてみたいと思わずにはいられない。 そんな私の心の中を見抜くように、「お父さんにも少し味わわせてあげるね」と子供達。 私が選んだ「汁無し担々麺」は勿論、「醤油チャーシュー麺」「鶏塩ラーメン」全てが美味しかった。 デザートには杏仁豆腐と桃饅頭が。 桃饅頭は中国ではお祝いに食べるのだ。 こんなところにも関シェフの思いやりが溢れている。 素晴らしい1日になった。 忘れる事など決してないだろう。 関シェフ、スタッフの皆様、ご紹介頂いた加藤さん、この日の為に遠方に居住しているにも関わらず わざわざ集まってくれた子供達、そして その自慢の子供達を共に育み、私のような者を長きに渡り支えて、一緒に歩いてくれた、でも幸せにはしてあげられなかった 大好きだった前の妻……。 全ての人に感謝申し上げます。 ありがとうございました。 私が懇意にさせて頂いている中国料理店「菜の花」のオーナーシェフ・加藤さんの紹介で、コチラのチェーン店の総料理長を努める関シェフが、コチラのお店のグランドメニューではない、いわゆる関シェフ自身が「本当に作りたい料理」を食べさせて頂く、という機会を作ってもらう事になった。 今からどんな料理を食べさせてくれるのか とても楽しみだが、その席は私の還暦を家族がお祝いしてくれる、という位置付けになっている。 ならば…と、私が関シェフに無理をお願いし、還暦にちなんで「赤」ならぬ「ロゼ」のシャンパーニュで乾杯したかった。 そのシャンパーニュを予め冷やしてもらうために預けに来たのが 当日の会場となる場所の下見を兼ねていた事が、この日コチラでランチを頂く最大の理由だった。 ランチの時間帯に伺ったが、コチラのお店はとても繁盛しているようで、ウェイティングボードにはびっしりと名前が記載され、それが一通り落ち着いたタイミングだったのが幸いし、さほど待つ事なく席へと案内してもらった。 入り口付近に掲載されているメニューを待っている間に眺めていたので、オーダーはすぐにお願いした。 私がセットメニューを。妻がランチメニューだ。 私のはメイン料理とサイド料理2品が選べるもので、メイン料理は海老チャーハン、サイド料理は油淋鶏と麻婆豆腐にした。 妻はメイン料理を五目バリそばにして、サイド料理の小籠湯包は基本の3個に、私も食べられるように追加であと2個を加わえ、デザートは杏仁豆腐に。 もちろんビールも忘れる訳が無い。 そのビールを飲みながら待っていると、最初に小籠湯包が運ばれてきた。 卓上にある食べ方の指南書に習い、細かく刻まれた生姜の入った小皿に卓上の黒酢と醤油を自分好みにブレンドし、その付けダレに浸した小籠湯包を レンゲを使って食べるのだ。 以前、コチラの別店舗で厨房内で包(パオ)を手打ちで伸ばし、餡を包んでいる光景をガラス越しに拝見したことがあったが、なるほど さすがに美味しい訳だ。 このクオリティはチェーン展開している店舗では なかなかお目にかかれない。 妻の五目バリそばが運ばれてきた。 麺は太目の物を使用し、かなりしっかり揚げてある。 五目、というよりは七目も八目もありそうな具沢山の餡をたっぷりと乗せ、食べ応えも美味しさも十分満足だ。 私のメイン料理の海老チャーハンよりも先に サイドメニューの油淋鶏と麻婆豆腐が。 この油淋鶏はいい! 鶏肉は米粉を使って揚げたのかな…と、思えるような ザクッとした食感があり、そこに直接ソースをかけてしまうと、せっかくの食感が台無しになりそうだが、それを意識してだろう、ソースは別添えにしてある。 そうする事で、いつでも美味しいままの状態が保たれる。 麻婆豆腐は 最初の1口目はさほど辛さを感じなかったが、しばらくすると辛味が追いかけてくる。 そのまま食べても勿論だが、ご飯と一緒に食べたくなるような美味しい麻婆豆腐だ。 やがて海老チャーハンがサイドスープと一緒に提供された。 この海老チャーハン、機械が作ったか、あるいは熟年の調理師が作ったか、判断しかねる程のパラパラ感のチャーハンだ。 味は私の嗜好を判断材料にすると やや薄味に思えるが、それがパラパラ感と併せ持って「品が良い」という印象を与えてくれる。 これが脂分が多かったり、味が塩味辛いようだと、いわゆる「野暮な味」になってしまうだろう。 総じて満足できる、とても良いお店だった。 そして この内容とは別物の料理を楽しめる関シェフの料理がとても楽しみになった。

2024/09訪問

2回

ビストロ バッカス

新栄町、千種、車道/ビストロ、フレンチ

3.48

170

¥5,000~¥5,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:5.0

昼の点数:5.0

この日は仕事は休日。 大好きな妻を誘ってデートと洒落こもう。 先ずは二人が大好きな映画を観よう。 終わる頃には陽も落ちていて 街はクリスマスの雰囲気を演出するライトアップが施されていた。 車を移動して この日は私の中学校からの友人がオーナーシェフを努めるコチラ「ビストロ バッカス」さんで。 もう長い付き合いだ。 私達の年齢から もう半世紀近い年月が経つ。 その間、シェフも私もすっかりお互いの頭髪の白い部分の面積も増えてしまった。 しかし それでもまったく老けた感じがしないシェフは、中学当時から人気者で、特に女性には人気があった。 そんな訳なのか、この日のディナーは3組9名で、そのうち男性は私1人! ランチならともかく ディナーでの この客層は驚きだ。 この日 コチラでディナーを取ることにしたのは もう1つの理由があった。 私の自宅のセラーで長い間眠っていたワインだが、そろそろ飲み頃を迎えているはずだ、という判断だが、私がいつも自宅で作るレベルの料理と合わせるには……。 そこで同級生のよしみにすがろうと 予約をする段階でワインの持ち込みを了解してもらったのだ。 勿論 放栓料は支払いが必要だが、シェフともう1人の二人でのオペレーションなのでこれに構っている暇はない。 しかし そこは勝手知ったる間柄。 「ワインはナイフだけ渡して あとは自分でやるだろうから ほっといていいよ」とシェフは若いスタッフに指示している。 「いいよ、デキャンタだけ貸してくれたらあとは自分でやるから」と返す私だ。 メドック格付け第三級 シャトーキルヴァンのセカンド「レ・シャルム・ド・キルヴァン」の2004年。 ひょっとしたらピークアウトしているかもしれないこのワインを開けたかったのだ。 慎重にデキャンティングしていく。 幸いオリは少なさそうだ……。 テイスティングしてみる。 ……よし! 大丈夫だ!  20年の眠りから覚めたクラレットはご機嫌だった。 マルゴー特有の繊細は微塵も損なわれてはいなかった。 さぁシェフ! あとは美味しい料理をお願いね! アミューズからのオードブルはヴァリエで。 シェフのスペシャリテの「若鶏の白ワインゼリー寄せ」「鴨肉と豚肉のパテ」は絶品! 「三重県産牡蠣のオーブン焼き」「アトランティックサーモンのマリネ」も美味しかった。 肉料理が得意なシェフ。コンソメの取り方もオーソドックスな手のかかるやり方をしている。 しかし それが旨いコンソメを作り出す最良の方法なのだ。回り道はしない、王道のスタイルだ。 その味わい深いスープに添えられたフォアグラ。 きちんとした火加減で焼かれつつ、とろけるような食感はフォアグラの魅力を最大限に引き出している。 ポワソンには今が旬の鱈を。 淡白な鱈の身にパン粉を纏わせたのは、ソースの乗りを考えてのものか。 それは浅利のジュを加えた軽いトマトクリームのソースだけに素晴らしいハーモニーだ。 メインは牛フィレ肉のポワレ。 私の好みでは この時期ジビエも得意なシェフのことだ、鴨や鹿肉かな、と思っていたが、ワインを考えればこれも悪くない。 トリュフの風味のマディラワインのソースがマルゴーとの相性ピッタリだった。 イメージとは異なるが、シェフはパティシエでもあった。 デセールの「モンブランクリームを纏ったモンブランアイスクリーム」は栗の風味が立っていて、上品な甘さに仕上がっていた。 再度デキャンティングして、もう少し飲める状態にしたワインをシェフにこの日のお礼として渡した。 わがままを聞いてくれてありがとう! 今度はプライベートで飲みにでも行こうや。 また美味しい料理を楽しみにしているわ!

2023/12訪問

2回

すずや はなれ

三河鹿島/日本料理、海鮮

3.08

16

-

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

2017/06訪問

1回

ミクニナゴヤ

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

ミクニナゴヤ

名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋/フレンチ

3.66

413

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.7

名古屋マリオットアソシアホテルのメインダイニング「ミクニ ナゴヤ」で、三國清三シェフの美食会が開催されると聞いた。 当日は三國シェフが来名し、自らの手による料理を提供して、ゲストのテーブルにはご挨拶に来て頂けるようだ。 失礼ながら三國シェフは そこそこの年齢。 いまだに矍鑠として仕事もこなしていらっしゃるが、いつまでもシェフの料理が食べられる機会には、私達のような田舎暮らしの者には そうそう巡り会えないかもしれない。 そう思うと いてもたってもいられなかった。 つい4日前には志摩観光ホテル ザ ベイスイートの「ラ メール」でフレンチを食べたばかりなのに「そんなに贅沢ばかりしていいの?……」と妻にも言われる始末。 「じゃあ この食事をクリスマスディナーの代役にしようよ!」 私も必死だ。 ようやく妻の了承を得ることができ、参加する運びとなった。 ミクニナゴヤは以前、一度だけ訪れた事がある。 今回は二度目になるが、いつも礼儀正しくゲストを迎え入れてくれ、丁寧であり、かつスマートなサービスはさすがと思わせるものがある。 今回もメニューは当日までのお楽しみだったので、卓上に用意されたメニューを開くのが楽しみだった。 この日のディナーはシンプルな構成。 ブリニを添えたキャビアをアミューズと捉えると、オードブル、ポアソン、ヴィアンド、それにチーズとデセールと、このような美食会としては皿数は少な目な方に思われた。 先ずはキャビアだ。 フレッシュなオセトラキャビアには蕎麦粉のブリニ。それに刻んだパセリや鶏卵の白身、黄身ごとのアッシェも。 しかし せっかくのフレッシュなキャビアだ。ブリニに乗せるのも良いが、私達はそのままをス直接スプーンで頂いた。 何故なら この日のウェルカムドリンクがシャルル エイドシックのシャンパーニュだったからだ。 日本よりも先にニューヨークでブレイクした このシャンパーニュは 今やセレブ達の御用達のようだ。 やはりキャビアにはシャンパーニュが良く似合う。素敵なマリアージュだ。 蝦夷鮑のステーキは養殖の物としては大きなサイズ。その肝をソースにしてバルサミコの酸味で味を整えた。カリフラワーはライスに見立てたこと。白の他にも紫色やロマネスコも隠してあり、彩りを添えている。味噌や醤油のパウダーと相まって日本人が喜ぶ仕上がりだ。 ワインはボルドー。シャトー ラフォン ロシェ 2007年を。 もう飲み頃と思えたが、少量注いでもらいスワリングしても全然開いてこない。 もう 起こしてあげなくては。 いつまでたっても起きてくれないお寝坊さんは、ソムリエールに頼んでデキャンタージュしてもらおう。 そうすることで ようやく香りが開いてくれた。 サーモンのミキュイ。 この日、私が一番と思えた料理だ。 ノルウェー産のサーモンを厚くカットしたミキュイは かつて口にしたことがない完璧な火加減で、まだピンクの部分がほとんどなのに、どこを食べてもも温かいのだ。 塩昆布をナッペする為に外した皮目は 改めて掃除をした後に再度カリカリに焼いた物にして料理に戻してあった。 その食感、遊び心が溢れている。 レモンの酸味と塩昆布の塩梅も良く、前後の濃厚な味わいの料理を考えるとこのソースはちょうど良かった。 ブレス産のプーレは胸肉の部位だったが、モモ肉にも負けないしっかりとした食べ応え。スライスした沢山のトリュフと共にソースにもたっぷりとトリュフを使用したもの。 芳しいトリュフの香りが鼻腔をくすぐる。 サンマルセランはちょっと珍しいチーズ。 カテゴリーはフレッシュチーズなのだが、これを あえて熟成させてから食べる。 すると白カビとウォッシュの間のような感じに熟成が進み、それをスプーンですくって食べる。 これからウォッシュにトライしてみたい人には入門編として勧めたい味だ。 デセールはクリスマスをイメージしたアソートで。 その小さなグラスの中に三國シェフがポットから水を注ぐと 煙が立ち上ぼり、同時にレモンの香りが広がる仕組みになっていた。 最後に「NINA s 」というメゾンのクリスマスティーを提供されることでディナーは締め括られた。 テーブルにご挨拶に来て頂いた三國シェフは とても気さくな方で、私達のような田舎者夫婦にも笑顔で話しかけてくれる。 「記念に写真でもご一緒に…」との勧めに 恥ずかしながら妻も一緒に納まった。 期待したとおり、料理、ワイン、サービス共に素晴らしい一夜だった。 三國シェフはじめ、坂口部長、レストランの皆様 ごちそうさまでした。ありがとうございました。

2022/12訪問

1回

酒楽亭 空庵

ラーメン AICHI 百名店 2025 選出店

食べログ ラーメン AICHI 百名店 2025 選出店

酒楽亭 空庵

有松、中京競馬場前/ラーメン

3.73

906

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日、木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.6

良く晴れた日の休日。 妻とドライブがてらの用事を済ませる為に、緑区の有松町に向かった。 有松町… まてよ? 気になっていた、あのお店の近くじゃないか! そんな事を思い出し、炭水化物嫌いな妻を「美味しい鴨肉も食べられるみたいだよ…」と無理矢理説得して出掛けた。 それがコチラ「酒楽亭 空庵」さんだ。 初めての訪問でもあり、勝手がわからない私達がお店まで到着するには、精度の低いカーナビでは 付近に到着したと判断し、ピンポイントで案内してくれないから お店を探すのには苦労した。 1度 車から降りて辺りを見回すと、なんとなく「コチラかなぁ…」と思える場所が。 それでも看板も何も無いので、数台が駐車している建物の方へ向かってみる。 あぁ、おそらくコチラだろう。間違いない。 しかし それでも諸兄のレビューにあったように先に氏名と人数をウェイティングボードに記入する必要がある。 7番目の欄に記載を終え、その上にある案内を見ると、当初私達の自家用車を停めた場所は 駐車スペースではなかったが、それでも幸いな事に この日はお店の隣の美容院が休業日のようで、その美容院の前の3台分の駐車スペースも利用して良いそうだ。 なんとか開店時間前に自家用車を停める事が出来たので安心した。 やがて開店時間となり、記載した順番通りに名前を呼ばれ、店内へと入っていくが、お店の席数の割には2組ずつしか案内されない。 どうやら1杯を丁寧に作る為だろう。 1度に入れるだけ入れる、という事はしないようだ。 7番目の私達に声が掛かったのが、ちょうど開店後の15分後だった。 扉を開き、そのすぐ左側にある券売機で食券を購入するのだが、その券売機は旧紙幣の千円札のみ対応可能で、この先に訪問予定の諸兄におかれては、お店に協力する意味でも旧紙幣の千円札を用意して出掛けて欲しいものだ。 万が一 その旧紙幣が無くてもお店が両替、もしくは新紙幣と交換してはくれるが……。 私達はそのメニューの中から「鴨はちラーメン」に追加で「味玉」と「鴨葱皿」を選んだ。 店内は想像したよりも随分と洒落た造りになっていた。 カウンター席からは正面に配した、良く手入れの行き届いた庭を眺める事が出来、この日のように晴れた日は気分が良くなる事も、ラーメンの味を更に引き立てる調味料になりそうだ。 やがて小さな器が提供された。 ちょっとしたアミューズ…っていうことかな? 上手に春キャベツの甘味を残した物を下に敷いた鴨肉だ。 その鴨肉には蕎麦の実も添えてあり、そのひなびた風味は まるで鴨が飛来してくるかのような田舎の風景を想起させる。 次には鴨葱皿が供された。 専用の器に敷き詰めた刻みネギの上に鴨胸肉を乗せ、それをテーブルにビルドインされたIH調理で器ごと加熱する。 この時、加熱し過ぎると美味しくない、との指南を受けるが、もとより私は肉類はギリギリ生に近い状態が好みだ。 ある程度、肉を加熱して それからは余熱を利用して鴨肉本来の味わいをたのしんだ。 そうしているうちにラーメンも提供された。 見た目にも美しく盛り付けられたラーメンは、これも「最初は少しだけ そのままの麺とスープを味わい、その後は中央にある「いしる」を溶かしながら…」との指南を受ける。 その通りに食べてみると、まず最初の印象はスープの甘さに惹かれる。 鴨の持つ特徴なのだろう。 濁りの無いスープは上品で、深みのある味わい。 それが麺によく絡み、1口目から(うん、うん…)と心の中で頷く自分がいた。 今度は先程の鴨肉と一緒に「いしる」も溶かして食べてみる。 なるほど。 これがまた魅力的な顔を見せてくれる。 更には卓上の「鴨はち専用ニンニク酢」を加えると、またまた力強くもあり、さっぱりもある、絶妙なバランスのスープに変身だ。 この あまりにも美味しいスープには、替え玉をせずにはいられない、と普段なら思えるのだが、この日は券売機にあったメニュー「牡蠣の和え玉」が気になって仕方ない。 さんざん迷った挙げ句、「牡蠣の和え玉」を追加注文すべく席を立った。 食券を購入する際、スタッフの女性に「和え玉は最初にそのものを味わってから、その後ラーメンのスープに投入しても良いのですか?」と質問したところ「全くの別物ですので、和え玉はそのままで…」との答えを得る。 迷った……。 スープを活かしての「替え玉」か、魅力的な「和え玉」か……。 結論として和え玉を選び、食券を購入した。 その「和え玉」。 良く言っても悪く言っても、これは「ラーメンとしての領域を超えている」と思えた。 牡蠣は、イタリア料理の技法として しばしば現れ、パスタを頂く時にも よく耳にする「ラグーソース」のように仕上げてあり、固体としての牡蠣は見当たらなかった。 麺も「鴨はちラーメン」の時に使用される麺とは違い、縮れのある太麺。 添えてある三つ葉がイタリアンパセリなら、それはまるで「牡蠣のラグーソースパスタ」そのものじゃないか…。 しかしパスタであろうとラーメンであろうと、「美味しい料理」を食べさせてもらった事に変わりはない。 そんな意味では、良い体験をさせて頂いた。 ただし この日に支払った金額 ・鴨はちラーメン 1490円 ・味玉 180円 ・鴨葱皿 650円 ・牡蠣の和え玉 650円     合計2970円 (アルコールのビール590円を含めると3560円) この金額は私にとって単純に「ラーメン食べに行こう」と考え、行動して支払える金額ではない。 誤解しないで欲しいが、なにも決して「高い」と文句を言っているのではない。むしろあらかじめキチンと金額を確認し、納得したうえでの感想なのだ。 ただ、そんな意味では、この日は「気軽にラーメンでも…」というよりも「美味しい料理を食べに行こう」という気構えが私には必要だったし、これからもそれは必要だろう。 お店の造り、雰囲気、スタッフ全員の皆さんの礼儀正しさ、そしてラーメン(料理)の素晴らしい美味しさ……。 私のような「昭和生まれ」の世代にとって、コチラのお店は「これから先の時代、進化し続けて行くラーメン店とは…」を考えさせてくれるきっかけになった。 ありがとうございました。 ご馳走様です。

2025/05訪問

1回

レストラン ロワール 鉄板焼

ステーキ・鉄板焼き EAST 百名店 2024 選出店

食べログ ステーキ・鉄板焼き EAST 百名店 2024 選出店

レストラン ロワール 鉄板焼

栄(名古屋)、栄町、高岳/鉄板焼き

3.54

70

¥15,000~¥19,999

¥5,000~¥5,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.6

妻の義母から食事のお誘いを受けた。 それで私達なりに「お義母さんは何が食べたいんだろう」「何を喜んでくれるだろう」と思案し、出した結論が コチラ「レストランロワールの鉄板焼」だった。 妻によると義母はまだ歯が丈夫なようで、肉が大好きらしい。 加えて「ホテルのような高級な場所に行くのも好き」なのだそうだ。 ランチの時間帯に伺うこと、義母は高齢者なので あまりボリュームのある内容は避けて欲しかったこともあり、前もって その旨を伝えたうえでの 内容お任せでお願いした。 ご自宅まで車で迎えに行き ホテルに向かったが、お義母さんは久しぶりの外食らしく、終始ご機嫌のよう。 やはり娘と一緒に食事をするのは嬉しいのかもしれない。 ホテルのレストランに到着し、席へと案内してもらう。 コチラの鉄板焼は1つのカウンターで 他のゲスト同士が重なってしまう時間帯には案内をしない。 1組ずつ丁寧な仕事をしたいが故の、前のゲストの料理を焼き終えるタイミングまで他のゲストの予約は待ってもらう方針だ。 故に私達はMAX6名が着席できるカウンターを3人で いわば貸し切り状態で利用させてもらえる事になる。 1人のシェフを私達だけの為に独占し、作りたて、焼きたての料理をすぐさま提供してもらえる…。 やはり鉄板焼とは贅沢なものなのだろう。 お義母さんもそれが嬉しいらしく随分ご機嫌だ。 先ずは妻だけがノンアルコールのワイン、義母は赤ワイン、私は白ワインをそれぞれ注文し、乾杯だ。 最初にご挨拶を頂いたシェフは すぐさま鉄板でガロニの野菜達を焼き始めている。 それを眺めている間にアミューズが配られた。 牛タンと冬瓜のフランだ。 このフランはコチラの鉄板焼のアミューズとしては定番の料理で、優しい味わいはいつも美味しく、安心できる物だ。 シェフはアワビを焼いているようだ。 鉄板に多めの油を敷き、そこへ衣を纏わせたアワビを。 どうやらアワビを天ぷらに見立てているようだ。 焼き野菜のガロニと併せて提供されたものを別添えの金山寺味噌のタルタルで頂く。 シェフは皿上のスダチを指して「これを絞りかけて食べるだけでも美味しいんですけどね」と屈託のない笑顔で話かけてくれる。 こうしたシェフとのやり取りも鉄板焼の魅力だろう。 私が普段はあまり飲まないシャルドネも、このアワビを金山寺味噌のタルタルに合わせてのことだ。 次の料理はスープ仕立て。 秋の野菜や鶏肉を焼き、スープを流し入れたら 仕上げにはトリュフオイルを廻しかける。 その香りが鼻腔を喜ばせてくれる1皿だ。 鉄板では食パンや野菜達、それに胡麻生麩などが焼かれている。 食パンが焼けたら 肉の皿に乗せ、その上に焼き上がった肉を乗せる。 食べやすいようにカットしてもらったステーキだが、そうすると断面からジュースが流れてしまう。 そのジュースを吸わせる為のパンなのだ。 「ジュースを吸わせた食パンは 自分が食べやすいサイズにカットして、そこへ肉を1つ、サラダからレタスのような野菜を選んで、それらを挟んだらチリソースを少々付けて食せば ちょっとしたステーキサンドイッチのような食べ方としても楽しめますよ」、とシェフ。 いつもそのように楽しんでいる私達はともかく、義母は 「なるほど!」と喜んでいる。 パンが大好きなのだそうだ。 そんなパン好きの人が新しい楽しみ方を教えてもらって嬉しいのだろう。 その肉だが、この日は義母の為にフィレをお願いしておいた。 私達は普段はランプなどの赤身肉を好んで食べているのだが、高齢な義母ならば柔らかさが特徴の肉の方が良いだろう。 黒毛和牛のフィレが見事な「トレ・ブルー」に焼き上げられた。 レアな状態ながら しっかりと熱を通してあるのは熟練の技としか言いようがない。 様々なソースも良いが、私達夫婦が黒毛和牛のステーキを食べる際の一番のお気に入りは コチラのように生の本山葵を粗くおろしたものに、塩や醤油、あとはガーリックチップと一緒に食べるやり方だ。 このシンプルな食べ方が、一番牛肉の味を引き出してくれる。 良い牛肉だけが持つ、旨味と甘味をひきたたせる食べ方だ。 今回の部位はフィレだったので肉の旨味が若干物足りなかったが、それでもシェフの肉の選び方、焼き方が それを補ってくれている。 私達夫婦も義母も その美味しさにとても満足できた。 もう結構な膨満感を感じながらも 〆の食事には全員鉄板焼ならではの「ガーリックライス」をお願いした。 コチラのガーリックライスは仕上げに刻んだ大葉を用いるのが特徴だ。 一緒に提供される自家製の香の物。赤だしはきちんと取った出汁が日本料理店顔負けの美味しさだ。 デザートも以前とは若干違い、ヴァリエで。 カボチャプリン、抹茶のガトー、ビターキャラメルのグラス、全て美味しく頂いた。 やはりコチラの鉄板焼は名古屋市内ではトップクラスだ。 最高の焼き手さんにかまってもらい、最高の食材を活かしきる技術、調理法、飽きの来ない話術…。 鉄板焼に求める全てが揃っている。 この日は愛妻の誕生日のお祝いをするべく、リクエストにお答えして名古屋東急ホテルのレストラン「ロワール」の鉄板焼に伺った。 コチラはフレンチもあり、店舗は入り口から進んで右側がフレンチ、左側にある扉を開けると鉄板焼になっている。 どちらもとても美味しいのだが、今回は昨秋にコンラッド東京に伺った際にランチで利用した鉄板焼の魅力にはまった妻が「お祝いしてくれるなら…」とのことでコチラに決めたのだ。 先ずはシャンパンで乾杯。そしてアミューズ。 季節も盛りを過ぎようとしている富山県の湾内産の ホタルイカだ。 最初の前菜はフォアグラと牛タンのスープ仕立て。 予め柔らかく仕込んだ牛タンとフォアグラを和風出汁のスープに。濃厚な素材同士を柔らかな出汁と共に味わうマリアージュはとても良い。 次の前菜はなんと鉄板の上で茹で上げるパスタ! 鉄板焼は最後のデザートまで鉄板で作ることができることは知ってはいたが、まさか茹で上げるパスタまでとは…。 コチラのシェフは料理の遊び心が素晴らしく、今回はこのパスタのソースとして烏賊、海老、貝などのシーフードでラグーを作り、「パスタは茹で上げ時間がかかるからカッペリーニかな?」と訪ねたら「それでは食感が満足できないのでスパゲッティーニを」と教えてくれた。 桜鯛とも呼ばれる、今が旬の真鯛を焼いている間にもう1つの旬の素材、桜海老をたっぷりのオリーブオイルで焼いている。そこにバターを加えると桜海老だけを取り出して焼き上がった真鯛にブールブランのソースと、その上に桜海老から取り出した濃厚で香ばしい海老のオイルを加える。 付け合わせにもこれまた旬のアスパラと筍で、お皿の上はまさに春爛漫だ。 焼き野菜だが、コチラの焼き野菜には2種類の生麩が加わる。名古屋の人は生麩をあまり食べないのだが、コチラで使用の生麩は京都で400年以上の歴史を持つ老舗「半兵衛麩」の物を使用しており、鉄板で焼き上げるとモチモチとした食感が楽しい。それゆえシェフは「外国のお客様に説明するのが難しい素材なんですよね。餅みたい、って言ってます」と笑っていた。 さてメインの肉だが、私達はステーキ肉は脂の少なくてよく噛むとジュースが溢れてくるような赤身が好きで、今回はその私達のリクエストで2種類、ウデとランプを用意して頂いた。 コチラのお店は牛肉には相当の拘りがあり、いわゆる「フェア物」の黒毛和牛は間違いなく1食の価値がある物が出てくる。 今回も肉は勿論どちらも美味しく提供して頂き、妻には「最後に肉を1つ2つ残したら、チリソースと共に下に敷いてあるパンで挟んで食べてごらん。出来の良いステーキサンドみたいに楽しめるから」とアドバイスしたら、その食べ方が気に入ったらしく、とても喜んでいた。 ガーリックライスまで進む頃にはお腹もパンパンだ。 そしてデザートの際にはお店からのサービスとして、ドライアイスで演出した生チョコレートを予めお願いしておいた花と共に出してもらい、喜んでくれた妻を見てお店に感謝した。 コロナの都合上、平日はランチのみでの営業なので仕方なかったが、次回はディナーでもっとゆっくりしたいなぁ…。

2023/10訪問

2回

菜の花

中国料理 EAST 百名店 2024 選出店

食べログ 中国料理 EAST 百名店 2024 選出店

菜の花

池下/中華料理

3.66

373

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.6

昼の点数:4.6

年の瀬が押し迫っていた。 そんな時に年内最後の「菜の花」さんに ご挨拶を兼ねた食事に向かった。 この日も妻は諸事情により本宅に居り、一緒に伺う事はかなわなかったが、いつもお世話になっている加藤シェフに挨拶もせずに年を越すのは嫌だったのだ。 お店の扉を開くと、いつものように人懐っこい笑顔のシェフとマダムが出迎えてくださり、それにこの日はご子息もお店を手伝っていた。 先ずは本来なら妻も同行し、一緒にご挨拶するべきも、それが出来なかった事を侘び、併せてシェフが編集に携わった料理本が出版されるので、購入の為の予約をさせて頂いた旨も報告させて頂いた。 さぁ、今日は何を頂こう。 先記した事があると思うが、加藤シェフの料理を堪能するならディナータイムを利用するに限る。 様々な料理1つひとつに手を掛けておられ、本来の中国料理なら点心は専門職の人が携わる分野だが、それもご自身が手掛けていらっしゃる。 私が餃子は焼き餃子が好きで、焼売は二の次だったが、香港に旅行をした際に訪れた飲茶のお店で目が開き、その後加藤シェフの焼売を食べて以来、点心は餃子よりも焼売派に傾きつつあるのだ。 それほどシェフの焼売(それを含めて点心全般)は本場・香港の飲茶レストランのソレと遜色無い物なのだ。 ビールと共に その焼売を先ずはお願いしよう。 併せて「赤エビのガーリック炒め」も。 するとマダムが「良かったら。シェフからです」と一品が。 どうやらメニューにも掲げてあった自家製のアンチョビサラダの鰯のようだ。 思わぬサービスにお礼申し上げ、料理が提供されるまでの良い「お通し替わり」になった。 1人で伺い、話相手の妻もいない私の事を気遣って下さったのだろう。 いつもいつも優しさに満ち溢れたお人柄だ。 感謝して頂戴した。 先に「赤エビのガーリック炒め」が。 頭も殻も全て食べられるので、その歯応えと海老独特の香りがガーリックと相まって、まさしく中国版の「ガーリックシュリンプ」だ。 これはビールが進んでしまう。 次に楽しみにしていた焼売が。 「豚肉と海老の焼売」、としてある その味わいは、一緒にする事になってもお互いを邪魔する事が無く、逆に引き立てあっている。 豚肉が超の文字が付く程の粗挽き、そのたくましさを海老もしっかりと受け止めて、「私もココにいますよ!」とばかりに主張している。 私はいつも「料理に大切なものはバランス」だと思っているが、この肉肉しくも力強い粗挽きの豚肉と海老では…と案じていたが、なんのなんの! さすが加藤シェフだ。 見事にそれぞれの特徴を活かし、バランス良く仕上げてある。 なんとなくシェフの麻婆豆腐が食べたくなった。 お願いし、提供された麻婆豆腐は しっかりと麻(シビレ)と辣(辛味)が効いた、本格的な四川料理の「陳麻婆豆腐」。 とても美味しいものだった。 さすがにこれには私でさえも白いご飯が欲しくなってしまった。 ヨシ、それをもって〆としよう。 加藤シェフ、マダム、それにご子息も。 今年一年 大変お世話になりました。 ありがとうございます。 どうぞ良い年をお迎え頂き、来年もまた宜しくお願い致します。 春以来だろうか、久しぶりの「菜の花」さんだ。 最近は仕事や母親の介護など多忙な日々に振り回されており、なかなかコチラまで脚を伸ばす事が出来なかった。 しかし妻が消化器系の変調で体調を崩してしまい、コチラから近くの名古屋市東部医療センターに入院する事になり、この日はちょうど退院する事になっていた。 入院当初の4日間が絶食治療だったように、妻の退院後の食事には気を使わなければならない。 そこですぐさま思い付いたのが、コチラの加藤シェフに滋味深い粥を作って頂き、食べさせてあげたいと思った事だ。 病院からコチラまでは歩いて行けないことはない程の距離だが、妻の体調や荷物がある事を思うとタクシーを利用することになる。 近すぎる乗車距離に運転手さんに恐縮しながらお店へとたどり着いた。 私達が到着したのと時を同じくしてお店がオープンした。 いつもと同じマダムの笑顔に接し、御無沙汰していた事を恥じながら席に着く。 ランチのメニューは熟知しているつもりなので、迷う事無くピータンの粥を2人でお願いした。 それに加えて海老餃子も。 いわゆる「病院食」のような物ばかりではなく、普段の食事で頂くような物にも少しずつシフトしていってもらいたい、との思いで。 先ずはその海老餃子から。 優しい味わいに妻も喜んで食べてくれている。 続いてピータン粥も。 もう何度も頂いてきた、安定の、信頼の美味しい味わいだ。 それでも妻は完食する迄には至らなかった。 それは織り込み済みの事。 無理せず、ゆっくりゆっくり食べて、ゆっくりゆっくり体調も戻して行こうね……。 私達夫婦が大好きな中華料理店「菜の花」さん。 そのご主人である加藤さんから「京都に行かれる際には…」とご紹介頂いた弟さんが 祇園で割烹料理店を営んでいるという。 今年に入って妻と一緒に京都に桜を愛でる旅に出掛けたのだが、その時の食事を弟さんのお店で頂いてきた。 そのお店で販売していたお土産用の料理をお兄さんである加藤さんに手渡したくて、京都から帰ってきた翌日に「菜の花」さんにも予約をさせて頂いたのだ。 お店に到着して早々に今回の顛末をお話し、お土産を「弟さん、元気で頑張っていらっしゃいましたよ」の言葉を添えてお渡しした。 さぁ、食事も頂こう。 いつものように「菜の花」さんでは必食と言える「ピータンとザーサイの冷奴」を肴に私は紹興酒を。 ハンドルキーパーを努めてくれる妻はアルコールフリーのドリンクから始めた。 「桜えびと青菜の炒め」「穴子と野菜のあげもの 油淋ソース」「飛騨うまし豚の黒酢酢豚」…。 相変わらずの美味しい料理は、弟さんも併せて「さすが血は争えないなぁ…」と思わせられた。 「菜の花」さんは勿論、京都に行く機会があれば弟さんのお店に…と、これからも「加藤ブラザーズ」にお世話になりたいと思う。 どうぞ宜しくお願い致します。 私の仕事の年内最後の休日。 この1年の最後のディナーを妻と共にコチラ「菜の花」さんで頂くことにした。 シェフの加藤さんは本当に良い人で、私達は料理の素晴らしい味わいは勿論のこと、その人柄に惚れ込んでいるのだ。 今年も何かとお世話になったシェフの料理で、この1年の締めくくりとしたかった。 勿論 人気店故に、当初は年内は予約で一杯のようだったが、何とか都合をつけて伺いたかった事もある。 それがこの日であったのだ。 妻の運転する自家用車で向かった。 妻は決してアルコールが飲めない訳ではないのに、こうして外食をする度にハンドルキーパーを買って出てくれる。 本当に優しい、私のような男には過ぎた良妻だ。 お店には私達が一番乗りのようだ。 いつも通りシェフとマダムが笑顔で出迎えてくれる。 そして「この日のメニュー」を拝見。 やはりランチも良いが、加藤シェフの料理の真骨頂を味わうならディナーメニューを選ぶべきと思う。 いつも様々な内容に迷いに迷ってしまうが、ようやくメニューを決めてマダムにお願いした。 ドリンクは妻がノンアルビールを。 私は紹興酒を いつも通りオンザロックで。 料理の感想は写真に文言を添えたので参照して欲しいが、この日特に素晴らしかったと印象に残った料理が「豚足の醤油煮」だった。 蓋付きの三島鍋の中にはグツグツと煮えたぎる豚足の煮込みが! 加藤シェフも提供するタイミングをかなり気を使っていたようで、当初はあまりの熱さに食べるのに手間どう程だった。 しかしこの美味しさを なんと表現したら良いのだろう……。 私のような稚拙な文言で申し訳ないが、煮込みの際のソースといい、豚足のねっとりとした食感、味わいから「まるでフカヒレの姿煮込みのような…」と思うのは間違いだろうか……。 とにかく それほど美味しい豚足は、これまでの私の豚足の概念を覆す1品となった。 最後にシェフの汁そばを初めて食べてみたかった。 なんとなく「年越しそば」的なイメージが湧いたからかもしれない。 この日の食事も大変満足した。 加藤シェフ、マダム。 今年も何かとお世話になりました。 来年もまた宜しくお願い致します。 この日は妻が本宅に1人帰ってしまった。 妻の娘夫婦が孫を連れて帰省するというのだ。 楽しみにしていたことであり、気持ち良く送り出したはいいが、1人残された私。 食事をどうしようか… と迷い、コチラ「菜の花」さんでご厄介になろうと。 前回訪れた時のご無理を聞き届けてくださった事にお礼申し上げ、いつもなら妻と一緒に訪れる私がディナータイムに1人で伺った事を少し驚かれていたようにもお見受けしたが、事情を説明すると納得して頂いたようだ。 さて、何を食べようかな...。 中国料理はやはり複数名で伺うに限る。 1人でアラカルトでは、アレコレといろんな料理を食べる事ができない。 ましてや私のようなジジイの 小さくなった胃袋ではなおさらだ。 しかし元来食いしん坊な私。 結局アレコレと注文することになる。 先ずはコチラのシグニチャーメニュー「皮蛋と冷奴の前菜」は必須だ。 この美味しいさ。何に例えれば良いのだろう。 私が「菜の花」さんで食事するときは、昼夜問わず必ず注文するメニューだ。 それに紹興酒をボトルで。 最近の私は本当に紹興酒を飲むようになった。 それをオンザロックで。 そもそも酒は嗜好品。 どんな酒を、どんなスタイルで、どんな料理と合わせるかは個人の自由だ。 例えば私は寿司屋ではワインは飲まない。1つ理由があるからだが、逆に寿司屋でワインを飲む人を否定するつもりも無い。 それが美味しい、と思えればそれが正解なのだから。 雲白肉も。 ニンニクの深いコクのソースでありながら、あっさりと食べられるのはコチラならではの味だ。 「豚肉とゴボウの春巻」が。 普通の春巻のような具沢山の物ではないが、それぞれの良さを引き出している。 「豚肉と山芋の自家製豆板醤(干し海老入り)炒め」。 これは美味しかった。 シャキシャキとした山芋の歯触り、干し海老の風味を纏った自家製豆板醤が豚肉の旨味に厚みを加えている。 結構な品数を食べ終えたが、最後に〆る料理として 久しぶりに「天津飯」を食べたくなった。 私は天津飯をめったに注文しないが、「菜の花」さんの物なら食べてみたいと思ったからだ。 炒飯が美味しいのは既に承知済み。 加藤シェフの作る天津飯がどれだけ美味しいのか、と食べたくなったのだ。 その期待に応えて頂いた天津飯の旨いこと! 蟹肉を惜し気もなく使用している。 その蟹肉の優しい味わいを活かす為、餡も優しい塩味ベースの物だ。 やはり いつ来ても素晴らしい。 すっかり良い気分になり、タクシーを手配して乗り込む際、お店の扉の外に出てお見送り頂いた。 ありがとうございました。 これからも宜しくお願い致します。 とうとう還暦を迎えてしまった私。 なにも特別な感情など湧かなかったが、妻が「2人だけで美味しい物を食べてお祝いしましょうね」と言ってくれた。 それがなにより嬉しかった。 そんな訳で、お昼も素晴らしいお店の寿司を堪能したが、ディナーはやはり私が敬愛する加藤シェフのお店「菜の花」さんがいいと思い、伺うことにしていた。 そして この日は ある事情から、何を食べたのか? その料理はどうだったのか? 写真は? は、一切揚げない。 申し訳ないが、「食べログ」は私の備忘録だからだ。 ただ、この日頂いたのは美味しい料理だけではない。 加藤シェフをはじめ、皆様の優しさ、心遣い、お店のアットホームな雰囲気……。 全てが「還暦の祝いにコチラを選んで良かった…」と思える事だった。 ありがとうございました、シェフ。皆さん。 これからも末長くお付き合いさせてください。 宜しくお願い致します。 久しぶりの、本当に久しぶりの再訪となった。 私が尊敬するシェフのお店「菜の花」さんだ。 私が最近、アチラコチラと長期出張に赴いていた為、なかなか伺う事が出来なかったのだ。 せっかくだからディナータイムに利用したかったが、この日のお店はランチ営業のみの日で、半ば仕方なくランチの時間帯に伺った。 ランチは予約が出来ないので、開店時間よりも10分くらい前にお店の近くのコインパーキングに車を停めた。 やがてお店の扉を開けてマダムがランチメニューを持って出てくると「あっ!お久しぶりですね!」と笑顔で迎えてくれた。 中に進むと加藤シェフが同様の笑顔いっぱいに迎えて頂き、私達はそれだけで嬉しくなった。 メニューから 妻はあらかじめ「菜の花さんに行くなら…」と決めていた粥を所望していたが、この日のお勧めを見て気が変わったようだ。 「私、油淋鶏にしよう!」 それなら、と私が粥を頂く事にした。 もちろん それだけで収まる筈がない。 私がコチラに来たら必食の「ピータンと搾菜の豆腐」は当然として、更にこの日は「海老餃子」も。 先ずはピータン豆腐からだ。 これは本当に美味しい。 このトロリとなったピータンの熟成感はどうやったら出来るのだろう。 そこへ刻んだ搾菜にネギ、シェフのソースがベースとなった豆腐と相まって、こんなに美味しい料理をアルコール無しでは寂しすぎる。 問答無用でビールをお願いした。 更に「海老餃子」。 シェフは専門の点心師ではないが、コチラも大変美味しく、本格的な飲茶のお店で頂く物と遜色無い。 妻の油淋鶏が運ばれてきた。 セットメニューの内容として添えられた包米湯の優しい味わいに妻はニコニコ顔だ。 ソースの旨味、酸味、添えられた豊富な夏野菜達に、妻は「私が こういうのが食べたいな… とイメージした物とピッタリ!」と喜んでいる。 ほどなく私の粥も届けられた。 もう何度も口にした料理であり、今更この美味しさを語るつもりは無いが、コチラで頂く粥は いつもいつも香港を思い出させてくれる味だ。 料理を頂きなから、シェフとはいろんな話を聞かせてもらい、とても楽しく充実したランチになった。 が、しかし。 コチラでシェフの料理の真髄を味わうなら、次回こそディナータイムに再訪したい、と心から思った。 いつもありがとうございます。 ご馳走様でした。 この日は小・中学生からの友人達が、宮古島から帰ってきた私の安着祝いの席を設けてくれることに。 ならば、と お店は私のリクエストでお願いしよう。 中華料理は大勢の人が円卓を囲み、楽しく語らいながらの食事には最適だ。   そのお店として選らばせてもらったのがコチラ 「中国家庭料理 菜の花」さんだ。 コチラの加藤シェフには随分とお世話になっている。 いつも気を使ってもらい、いろんな事を御教授頂いている私の中華料理店での一番のお気に入りのお店だ。 この日集まってくれたのは私達夫婦を含め計6人。 きっと皆を満足させてくれるに違いない。 待ち合わせは店内で。 先に到着していた友人達はすでにビールの瓶を傾けている。 そういう遠慮が無いことが友人達の逆に良いところだ。 私達の到着を待って宴は始まった。 その前に友人達とお店の加藤シェフに宮古島からの手土産を渡す。 すると その返礼なのか注文した料理よりもさきに 「シェフからのサービスですので…」と雲白肉が。 かえって気を使かわせてしまったようだ。 宴を閉じる際にお渡しすれば良かった…。 この辺りがいつも配慮に欠ける私のいけないところだ。 料理はどれもこれも非の打ち所のない美味しい物ばかり。 「よだれ鶏」に始まり私の大好きな「ピータンと搾菜の冷奴」、「海老と野菜の炒め物」はメニューにないが、私のリクエストに応えてくれた物。 他にもメインとなる「ハタの葱生姜蒸し」は、まさに目を引くサイズの蒸し上げられた大きなハタが客席までプレゼンテーションされ、その後マダムによって取り分けて頂いた。 それも含めて この日の料理は14品。 ビールだ、紹興酒だ、ワインだと飲みまくり、それでも 会計は1人当り8,000円でお釣りがあった。 こんな素晴らしい料理の数々とお酒もしっかり頂いて、 全員「コレ、間違えていないよね……」。 コチラを紹介した私も鼻高々。 加藤シェフ、マダム、ありがとうございました。 いつもいつも大満足です。 これからも宜しくお願い致します。 久しぶり、というか もう何度目の訪問だろう。 私が愛して止まない中国料理の名店「菜の花」さんだ。 いつもなら夫婦2人で訪れることが多いのだが、今日は他の所用があり、私が1人で。 いつも抜群に美味しい料理を提供して頂けるのだが、一番の思い出は子供たちと一緒にディナータイムに訪問して、その時に事前予約が必要な、仕込みに数日を要する「香港式鶏の姿揚げ」は忘れられない逸品だ。 お昼は予約不可ということもあったが、私がお店に到着したのは11時40分頃。入れるかどうか心配したが、なんとか入れて頂けることに。 私よりも5分遅れて到着した客は残念ながら入店できなかったようだ。 ランチタイムはメニューを絞り込んでいるらしく、内容も大幅には変更しないらしく、私はいつも必ず注文するピータン豆腐を。それに海老餃子とビールを追加した。 やがて運ばれてきた海老餃子だが、蒸し上がりが半透明に見えるほどの包(パオ)にしっかりと海老が織り込まれ、香る程度に醤油を漬けて口に運ぶと もっちり、ねっとりとした包が口内の粘膜をくすぐる。 その感触にうっとりしながら、あっという間に一人前の海老餃子を平らげてしまった。 次に運ばれてきたピータン豆腐は私のコチラのランチタイムのイチオシだ。間違いなく美味しいので必ず注文してしまう。 あまりに美味しいので、お店の味が恋しくなった時は自分で真似て作ってみるのだが、ソースの配合と隠し味がわからない。それに搾菜も自家製なのだろう。ピータンも私は台湾製の最上級の物を使用してみたが、シェフが使用しているのは香港製?なのかわからないが、私の物より遥かに美味しいのだ。 ビールと共に海老餃子とピータン豆腐を堪能したあとは、さてどうしよう……。 いつもなら「干し貝柱の香港式お粥」か「ずわい蟹の炒飯」を頂いていたが、今日はランチの日替りの主菜の「鶏肉と野菜の炒め物」にしてみよう。 コチラはランチとしてのセットのご飯やスープを外して単品にすると、ランチの価格から100円引いて提供して頂けるそうだ。  前菜として食べた物もあってそれほどは食べられなかった私にとっては嬉しいかぎりだ。 牛蒡、舞茸、ブロッコリー、赤パプリカに葱を使った野菜達はどれもシャッキリとした歯ごたえを残し、特に牛蒡とブロッコリーの火加減は秀逸だった。 最近は住まいが離れてしまい、なかなか頻繁には通えないのだが、加藤さん(シェフ)はよく覚えていてくださったようで、温かく声をかけて下さった。 このアットホームな雰囲気もお店の魅力だ。 ごちそうさまでした。次は妻も連れて一緒に参りますね。 相変わらずの素晴らしさ!ピータン豆腐の提供の仕方が変わったくらいが気になるも、全く問題無し。 町中華、というレベルを超越している。 本格的な、香港で食べることのできる味を体現してくれている、名店と呼ぶにふさわしいお店。 シェフの加藤さんの人柄も素晴らしい!

2025/12訪問

11回

とれふる

千種、車道、今池/フレンチ、洋食、ヨーロッパ料理

3.56

171

¥6,000~¥7,999

¥3,000~¥3,999

定休日
火曜日

夜の点数:4.6

この日は私達夫婦が入籍した記念日だ。 挙式はお互い「いい歳だから…」と、恥ずかしさから二人きりでシンガポールで挙げてきたのだが、入籍はその後に「立春大吉だから…」と京都で済ませて来たのだ。 その私達が出逢って初めて食事をしたお店がコチラ「とれふる」さんだった。 記念日のディナーは その思い出のお店に久しぶりに出かけよう、となったのだ。 別宅のマンションの駐車場に車を停めれば、そこからドア・トゥ・ドアで15分もかからない程の距離にお店はあるので、いつもなら外で食事をする際にハンドルキーパーを努めてくれる妻にも「今夜は一緒にワインも飲もうね」と。 そのワインは あらかじめ10日程前にお店に伺い、預かって頂いてもらったスペインワイン。 フィロキセラに犯され、全滅の危機にさらされた欧州の葡萄畑のなかで、奇跡的にその害から逃れることができた ほんの僅かなスペインのテンプラニーニョ。 それゆえ樹齢は160年をゆうに越えるが、そんな希少なテンプラニーニョの単一畑で造られたのが、この日のワインだ。 この葡萄の樹のように、どんな困難があっても 二人がいつまでも長く一緒にいられますように、との願いを込めたワイン選びだった。 お店に伺う3時間程前にはワインを抜栓しておいてください、とお願いしたにも関わらず、テイスティングしてくれたメートルもホストテイスティングした私も「まだまだですね」との意見が合い、ワインはデキャンタージュしてもらうことになった。 長い年月を耐え抜いた樹の葡萄から出来たワインだ。 慌てることなく ゆっくりと楽しむことにしよう。 やがて最初の料理がサーヴされた。 初めて食事をした時から印象に残っていた、メートルの素敵なバリトンによる料理の説明は 提供された料理の最後に加えられる最良のスパイスとなる程。 その素敵な声によって説明された最初の一皿から私達は魅了された。 北海道産のズワイ蟹を使用したセルクルだ。 人参のマリネを敷き、トップには食用の薔薇を添えたセルクル自体も美しいが、更にオリーブオイルをパウダー状にした白とレモンとボッタルガのソースの黄色、エッジには百合根とブロッコリーのピューレ、スプラウトが華やかさを演出している。 温かいオードブルは更に私達を歓喜に導く。 同じく北海道産の、とても大粒な帆立貝柱と雲丹だ。 最初の蟹といい、もしかして私達夫婦の好みの食材を最初からご存じだったのですか? とでも言いたくなるようだ。 たっぷりの雲丹を惜し気もなく使用した逸品は、その雲丹とソースのサフランの黄色に包まれ、そこに妻の大好きなモロッコいんげんの細切りの緑が鮮やかだ。 魚料理は2種類の食材で。 三重県産の真鯛と活オマール海老だ。 ポワレした真鯛にはブール・ブランのソース、ポシェしたオマールにはアメリケーヌといった、いわば王道のマリアージュ。 しかし特筆すべきはシェフの食材に対する火加減だ。 先程の帆立貝柱といい、オマールといい、まだ生なのでは…と思える程のレアな断面だが、しっかりと火は通っている。 帆立貝柱やオマールの魅力である甘味を活かしきる為のギリギリのタイミングを見切っているのだ。 もうこの時点で私達夫婦の心は鷲掴みにされてしまった。 楽しみにしていたワインもデキャンタの中で、注がれたグラスの中で変化を遂げていて、その移ろい行く様が美味しい料理と相まってとても良い感じだ。 メイン料理だけはゲストが選択し、その食材によってはエキストラチャージを支払う方法だ。 私達は大好きな鴨肉を、追加したフォアグラも添えて提供してもらうことに予約した段階から決めていた。 持ち寄ったワインも 鴨肉をメインにするからV.V.のテンプラニーニョにしたのだ。 嬉しいことにワインも このメイン料理に合わせるかのように花開いてくれた。 料理のソースもシェフはワインに合わせてくれたのだろう。 真っ先に赤黒い果実を思わせる色と香りにスパイスのニュアンスも感じられるワインにピッタリなソース。 またもや見事な火加減のフォアグラは、勿論そのまま食べても、また そのソースに少し潰しながら混ぜ合わせて食べることで、鴨肉の美味しさが更に引き立てられる。 もはや言葉にならない程、私達は……。 満足したディナーを締めくくるデザートは、大人の魅力溢れるラムレーズンのグラスと料理の余韻を引き摺るかのような赤い実の果実ムースだ。 少しメートルとお話をして、私達がこのお店が最初の食事をした思い出話を聞いて頂いたり、それからの幸せな毎日を送っている事を喜んでもらい、その幸せな気持ちになれた時間を過ごせたことに感謝して お店を後にした。 あまりに久しぶりになってしまったが、改めてコチラの素晴らしさを再認識した。 これからもまた、是非ともお世話になりたい… そんな思いだ。

2024/02訪問

2回

ペルー料理 De la koncha

新安城/ペルー料理、中南米料理、ダイニングバー

3.39

64

¥4,000~¥4,999

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日

夜の点数:4.5

久しぶりに愛知県安城市に来ていた。 お昼は安城市民のソウルフード「北京飯」を食べ、まだ行った事の無い大型ショッピングモールにも行ってみた。 しかし それはほんのプロローグに過ぎない。 最大の目的はコチラでディナーを楽しむ為だった。 最近、これまた久しぶりに東京の南青山にあるペルー料理の日本における草分け的な名店で妻とディナーを楽しんだのだが、終わりがけにオーナーシェフのマダムとお話をした。 私達夫婦がどこから来たのかを尋ねられ、名古屋市からと答えると、「名古屋からは少し離れてしまっているんですが…」とコチラ「De la koncha 」さんを紹介して頂いたのだ。 「とても美味しいお店です。是非機会があれば…」との御指南を受け、あれほど美味しい料理を提供してくれる人に推挙されれば脚が向かない訳がない。 さっそく出掛ける事にした。 お昼のランチから安城市民のソウルフード「北京飯」を楽しみ、その後は近くの大型ショッピングモールにも。 ようやく夕暮れ時になり、そのショッピングモールのタクシー乗り場からお店に向かった。 広々とした駐車場もあり、店舗は建物の2階部分になっていた。 階段を上がり、お店の扉を開く。 すぐ目の前にはバーカウンターがあり、そちらでも楽しむ事が出来るようだ。 予約をさせてもらった旨を伝えると、店内の左側のテーブル席に案内して頂いた。 コチラのお店も先月に行ったばかりの南青山のペルー料理のお店と同様、コース料理はカジュアルな内容で、ペルー料理を初めて食べる人にお勧めのショートコースと、しっかりとお店のお勧めを楽しめる内容がお任せのコース料理の2種類、その他にアラカルトもある。 しかし そのお任せコース料理は前日までの予約が必要。 この日は当日の午前中に予約を入れたので、お任せコース料理は無理かもしれないと半ば諦めていたが、シェフが「今ならまだ仕込みも間に合うから…」と、快く引き受けてくださった。 こんな無理を聞いて頂いたお店に感謝だ。 卓上にはウェルカムのメッセージの入ったこの日のメニューが。 まだまだペルー料理には疎い私。 セビーチェなど、ようやく慣れてきて理解できる内容の料理もあるが、聞いた事の無い名前の料理や食材も。 しかし それが逆に「これはどんな料理なのだろう…」という期待にワクワクさせられる。 そして それは期待が現実として叶う事になる。 アシェットのオードヴルから始まった料理に、私も妻も「コレ!美味しいね!」「コレもだよ!」。 ワインはハウスの物をグラスで所望したが、全てペルーに限らず南米産の物にこだわって提供しているようだ。 日本でも手軽なテーブルワインとして すっかり定着した感のある南米産のワインだが、銘柄によっては素晴らしいパフォーマンスを発揮する物もある。 コチラで提供して頂いたワインはまさにそれ。 この日の料理にマリアージュされた、良いワインだった。 最後のデザートを頂きながら、お店のマダムとお話をした。 東京の南青山にあるお店からの紹介で伺った事を伝えると、そのお店とはとても深い親交があるようで、とても喜んでいらっしゃった。 シェフもわざわざ厨房から挨拶に出てきてくださり、私達も恐縮してしまった。 こんな素敵なお店が安城にあったなんて……。 人と人との繋がりは素晴らしい体験をもたらしてくれる。 ありがとうございました。 ご馳走様でした。

2025/10訪問

1回

イノーヴェ

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

イノーヴェ

新栄町、車道、高岳/フレンチ、ビストロ

3.68

679

¥8,000~¥9,999

-

定休日
水曜日

夜の点数:4.5

諸事情により、妻が5日間本宅に戻る事になった。 その2日目の夜。 この日の夕食は 最近は「フレンチならコチラがNo.1」と思っている「イノーヴェ」さんで。 もうシェフの料理、マネージャーのマリアのサービスには 称賛の言葉を書き尽くしてしまったと思える程、心酔している私。 もちろん妻も同じ思いだ。 本来なら2人で伺いたいところではあったが、先記した通り妻は事情があり、仕方ない私ひとりで伺う事にした。 クリスマスディナーで多忙を極めていたであろう事は容易に想像出来る。 その翌日の12月26日が年内営業の最終日ということで、どうしても伺いたかったのだ。 さて、メニューを拝見する。 いつもいつも魅力的なラインナップに心が迷う。 (あぁ、コレにしよう... っと、えっ? コレも食べたいな…) 私がお店に伺う時は、毎度こんなパターンだ。 そこでマリアに相談しよう。 「ねぇマリア、コレとコレ、それにコレも食べたいんだけど、ちょっと1人では食べ切れないから…」 と相談に乗ってもらう。 マリアは 「O.K. シェフに聞いてきますね」と、この日のメインは前回も食べて感激した仔羊を、この日も同じハーフポーションで提供しては頂けないだろうかを聞いてきてもらった。 そしてその答えも「O.K. No problemよ!」と。 さすが敏腕マネージャー! 「Thnks a lot!」だ。 料理が提供される前に先ずはワインだ。 この日はオードブルを省き、いきなりポワソンからにした。 ポワソンは私が大好きなサワラだ。 ならばワインはソーヴィニヨンブランにしよう。 見事な火加減は相変わらず素晴らしい。 次の馬肉のタルタルも前回食べてとても美味しかったのでリピートした。 合わせるワインは… おっ? マグナムから注いでくれるの? グラスワインをマグナムボトルから提供されるのは初めてかもしれない。 ワイン(特にシャンパーニュ)は、大きなボトルの物の方が美味しい。 それに華がある。 この日のワインも同様、とても良かった。 仔羊の旨さは言うに及ばず。 ワインも進む進む(苦笑)。 という訳で、この日もとても満足できた。 ご馳走様。いつもいつもありがとう。 シェフ、マリア、今年もお疲れ様でした。 どうか良い新年をお迎え下さい。 そして来年もまた宜しくお願い致します。 今や私はコチラの虜になってしまったと言っても過言ではない。 当分、名古屋でフレンチが食べたい気持ちになれば、迷わずコチラを選ぶだろう。 「イノーヴェ」さん。 私が望むビストロとしての全てを備えているのだから。 この日は妻が娘宅からのヘルプ要請に応え、東京に向かい不在にしている為、私ひとりで伺った。 席に案内して頂き、メニューを見る。 私がビストロとしての理想は「ドゥ・プラ」(2皿の料理で完結する)であり、年齢的にも食べ過ぎは良くない。 それは頭で理解しているが、コチラに伺うと どうしても食べたい料理ばかりが列記されているのだから、その誘惑には抗えない。 この日も結局3品の料理をお願いする事になった。 その誘惑を仕掛てきた(笑)のが、マネージャーのマリアだ。 この日のメインに仔羊を食べたいが、コチラのメイン料理はかなりのボリュームがある。 諦めようとした その時、マリアが「シェフにハーフポーションでも大丈夫か聞いて来ましょうか?」と言ってくれた。 しばらくして戻ってきたマリアが「大丈夫ですって。どうします?」と。 答えは勿論「Thanks a lot!」だ。 それにオードヴルとして「四万十川産天然スッポンのブレゼ」と、これも あれば必ず注文する「スープ・ド・ポアソン」。 この日のメニューはこうして決まった。 ハウスの、異なる種類の白ワインと先記したオードヴルを楽しんだ後、いよいよメイン料理だ。 「ニュージーランド産 "Coastal Lamb" 完全海岸牧草飼育の仔羊のチャコール&薪グリル」だ。 私は基本的にフレンチやイタリアンのレストランでのメイン料理の食材として、牛・豚・鶏の肉類よりも仔羊・鴨・鹿などを好んでオーダーする。 そんなことから仔羊はいろんなお店で いろんなスタイルの料理を食べてきたが、この日頂いた仔羊は「過去イチ!」と言えるもの。 まずもって肉質の素晴らしさが突出している。 その素晴らしい肉をチャコールや薪でのグリルするのはシェフのお手のものだろう。肉を活かしきるロゼの火加減だ。 ソースはジュ・ダニョーがベースだろうが、ガロニのマッシュポテトを敷いたことで ソースだけでしっかり、マッシュを加えて優しく…と、味わいの変化が楽しめる。 ワインはこれもマリアにお任せしたが、メルローだろう。 この料理とのマリアージュを楽しめた。 いつもいつも素晴らしい。 賛辞の為に使う文言はもはや不用だ。 これから暑かった季節が終わり、私の大好きなジビエが美味しい季節がやって来る。 シェフはどんな魔法をかけて私を酔わせてくれるだろうか…。 それを楽しみにしていたいものだ。 もはや説明の必要が無い、最近伺ったビストロではアタマ1つ… いや、アタマ2つは抜けている! それほど素晴らしいお店だ! 「イノーヴェ」さん。 妻と一緒に南知多町のホテルでの避暑を終え、帰宅したその日。 この日のディナーも前夜に続き、それに負けないような美味しい料理を味わいたかった。 どこのお店でお世話になろうかと思案した結果、H.P.に掲載されていたメニュー内容からコチラを選んだ。 そのメニューとは「馬肉のタルタルステーキ」だ。 以前にも書いた記憶があるが、タルタルステーキは元々が馬肉で作られていた料理なのだ。 それが諸事情によるものか、タルタルステーキそのものを提供してくれるお店が激減し、今では滅多にそのメニューを目にすることが無くなってしまった。 あるとしても、それは牛肉等で代用された物で、馬肉で作られたタルタルステーキは私自身本当に久しぶりに頂くことが出来る。 そんな嬉しさが、期待が、コチラに脚を運ばせた。 夏の夕暮れどき、沈みゆく夕陽に街がセピア色に染められていた。 妻の手を取り、お店へと向かう。 扉を開くと右側のオープンキッチンではシェフが忙しそうだ。 左側の階段を上がり、案内されたテーブル席に腰を降ろす。 店内はどうやら満席のようで、まだまだ外は明かるいのに店内はかなりの賑わいだ。 ギャルソン達も忙しそうに動いている。 ようやくメニューを置きにきてくれたひとりに、予約時にお願いしたタルタルステーキの有無の確認と一緒に、この日はワインも持ち込みで対応して欲しいと願い出ていたので それを渡した。 ワインはスペインの「オノロ・ヴェラ」。 ハリウッドで行われるアカデミー賞。 そのガラディナーのシェフを担当するウルフギャングバック氏は、毎年名も無い作り手のワインをどこからともなく発掘し、そのハイクオリティは会場でサーヴされた出席者達の驚きと称賛を得ているのだが、この「オノロ・ヴェラ」も まさにその1本だ。 ガルナッチャのワインならこの日セレクトしたメニューに間違い無く合うと考えたと同時に、このワインは私以上に妻のお気に入りでもあったのでセラーにストックしておいたのだ。 メニューも予めお店のH.P.で閲覧出来るので、スムーズに注文出来たが、そこで小さな誤算が。 「タルタルステーキは少々お時間を頂くことになるのですが…」とギャルソンが。 せっかちな性分の私。 ならば…と、予定していたメニューに もう一品加えることにした。 その1品が、この日のスターターとなった「三河産天然トラフグ クリュ マリネ」だ。 刺身でも提供出来るほど新鮮な三河湾の天然のトラフグを、贅沢にもぶつ切りに近い程厚目にスライスし、シトラスヴィネガーでマリネしたもの。 持ち込んだ赤ワインとは合わないが、この口いっぱいに広がる爽やかさは この天然トラフグをポン酢やすだちではなく白ワインのジュレと共に…というフレンチならではの技法で演出された味わいだ。 妻は「コレ、美味しいね!」と早くもハイテンション気味だ。 「この日は3品…」と予め決めていたメニュー以外の追加になったのは少々誤算になったが、これがアミューズだと思えば この日のディナーが更に上質なものになると考えれば良い。 そして ある意味私にはコレがこの日のメインディッシュと言って良い「ブラジル産馬肉のタルタルステーキ」が運ばれてきた。 ビジュアルとしては薬味やアイオリのようなソースも無く、フレンチフライのガロニだけのシンプルなもの。 このあらかじめ味が決められたタルタルステーキを、一足先に提供されたバケットと合わせて口に運ぶ。   …………旨い!!  やはりタルタルステーキは馬肉だ! 味わいも文句がある筈が無く、パンも妻と2人なら 最初に提供された物はすぐに無くなってしまい、早くも追加だ。 ガロニのフレンチフライの存在が また憎い。 食感はポテトチップスと、マックのフライドポテトとの中間の、いわゆる「いいトコ取り」のようなもので、パリッ・サクッと、ホクホクが同居している。 そこへ上質な塩を用いて提供しているのが解る。 この「上質な塩」を使用するのがポイントなのだろう。 コレもまた美味しいのでワインが止まらないのだ。 次なる「三重県産 甘鯛のポワレ」が。 甘鯛の最大の魅力は「鱗」にある。 その鱗を上手に焼き、際立てないと 美味しさは半減する。 キャセロールごとサーヴされたのは、この日のソース・マリニエールが様々な野菜達と共にスープのような軽い仕上がりだったので、そのソースが鱗を汚さないよう配慮したからだろう。 甘鯛のふくよかな味わいが活かされた一品だ。 驚きは最後にやって来た。 「カナダ産 マグレカナールのチャコール&薪グリル」。 炭火と薪を駆使した焼き具合の見事さは相変わらず素晴らしいが、この日驚いたのが鴨肉に埋もれた(隠された)ようなフレッシュな"桃"の存在だ。 古典的なレシピではオレンジ、最近ではカシス等のベリーを用いることが、鴨肉に合わせるフルーツを使用するソースの定番だと思っていた。 「鴨肉にフレッシュな桃?……」 私には想像すら出来なかったマリアージュだ。 先ずは半分程の桃をカットして、それをフォークの背を用いて潰し、溢れ出てきたジュをソースと混ぜ合わせてみる。 その作業は炭火と薪を使用した鴨肉の香ばしさとフレッシュな桃の甘やかな香りが混在し、鼻腔をくすぐる。 それをたっぷりとロゼに焼き上がった鴨肉につけて口に運ぶ。 ……なんとも言えない、幸せな気持ちに包まれた。 「こんなマリアージュ… 思いもつかないよ…」 素晴らしい味わいに、ただただ感嘆するしかなかった私だ……。 冒頭にも記したが、やはりコチラは他店との比較でもアタマ2つ程抜けていると思う。 シェフに心酔した私達夫婦。 しばらくビストロ(フレンチレストラン含む)は、コチラ以外に脚が向きそうになさそうだ。 ご馳走様でした。 8年程の時間を空けた再訪になると思う。 私が以前、妻と再婚する前に初めて1人で訪問したコチラ「イノ-ヴェ」さんは、確かその頃は1F.で食事をした記憶がある。 そして この日初めて偶然に知った事だが、コチラのシェフの師匠にあたるM氏と私は、約37,8年前に一緒に働いた事があった。 この日の食事はアラカルトを妻とシェアするつもりで注文したので、取り皿として提供されたプレートに「m.k」のサインが入った物を見て思い出したのだ。 前回の初訪問の際には気がつかなかったが、シェフは 師匠であるM氏から このプレートを譲り受けたと教えてもらった事からわかったのだ。 人間、まさに どんな繋がり、ご縁があるのかわからないものだ。 (ちなみに前日までオンリストされていた「アナグマ」を提供していた愛知県豊田市足助町の女性ハンターの清水さんとも親しくさせて頂いており、もし肉が残っていたら食べてみたかったなぁ…。) まだ陽も高い17時を少し過ぎた頃、はやる気持ちを押さえきれない私達は18時にした予約時間よりも1時間も早く訪問した。 久しぶりの再訪をそれだけ楽しみにしていたのだ。 幸い「大丈夫ですよ。どうぞ」と、希望していた2階のカウンター席に腰を降ろしたが、私達よりも更に早くから利用していたゲストが2組いたのにはちょっと驚き、嬉しかった。 そんな粋なお店の使い方をする人達もいるんだなぁ。 メニューを拝見する。 スタッフの人に食べたい料理を注文するが、コチラのアラカルトはけっこうなボリュームだったと記憶しており、結果 シーフードの前菜、スープ・ド・ポワソンのMサイズ、マグレ・カナールの2分の1羽、それに夏鹿をお願いしたが、「かなりの量ですけど大丈夫ですか?」と言われる始末。 私も「頼み過ぎたかな…」と思ったが、注文した料理は全て食べたかった物ばかり。 妻と一緒に「頑張って食べるぞぉ~!」と。 それがゴングが鳴っていきなりのカウンターパンチを 喰らうことになる。 それが最初に提供されたシーフードの前菜だ。 おそらく40cmはあるだろうと思われる、バンケットに使用されるようなサイズのプレートに、主に三河湾を探っていらっしゃると思われる漁師さんから買い付けた海の幸が「どうですか? 凄いでしょう!」と言わんばかりの存在感をアピールしてくる。 全て天然の車海老や渡りガニ、バイ貝だ。 最近ではめっきり収穫量が減ってしまった車海老も、かなり立派なサイズの物がたっぷりと盛られてあり、渡りガニもある程度食べやすいように刃が入った物にしてある。 フレンチのビストロだが、「遠慮なく手掴みで…」と使い捨ての手袋が渡された。 手を使い、殻を外し、取り出した車海老や蟹をたっぷりのアイオリソースと合わせれば、幸福感が押し寄せて来る。 グラスでお願いしたソーヴィニヨン・ブランも1杯で足りる筈もない。 妻など「もう このプレートだけでも満足できるね!」と喜んでいた。 スープ・ド・ポワソンも小さなサイズにして良かった。 十分シェアできる量だし、この後の鴨や鹿を考えたらこれも正解だった。 このスープ・ド・ポワソン。 提供するには大量の魚の「アラ」を必要とする。 つまり魚屋任せにして切り身だけを取り寄せて、自分で魚を捌かない店では提供するのが難しい。 それに手間もかかる。 しかし魚を余すことなく使い切り、しかも それで素晴らしく美味しい料理に変えることは 食物残滓を作らないという観点からも現代の問題にマッチする取り組みと言えないか。 アイオリソースが添えられたメルバトーストと一緒に、先に提供されたバケットも割り入れてスープを浸して食べれば、これだけでも立派な前菜だ。  さぁ!この後は肉!また肉だ! ワインも赤を頂こう。 スタッフの人に この日のハウスワインの葡萄の品種は?…と尋ねたところ「ピノ・ノワールです」と。 「それだけになりますか? セパージュでグルナッシュやシラーを使用したワインは無いかなぁ?」 鴨や鹿を考えたら...と思い、思わず口にした言葉に「少々お待ちください」と。 しばらくして「大丈夫です!コレ開けます!」と、コート・デュ・ローヌ ヴァラージュを抜栓してくれた。 なんと優しいことか! 抜栓する予定の無いワインをゲストの嗜好に合わせてグラスワインとして開けてくれるなんて! ボトルのワインリストもあるのだから、ハウスワインが好みに合わないなら そこから選べば良いのに…。 このホスピタリティーには感激してしまった。 肉料理は 最初に鴨が運ばれてきた。 鴨が大好きな私達夫婦ゆえに、後の夏鹿よりもコチラをフルポーションで頂きたかったが、鴨は2分の1の量でも大丈夫なようだが、鹿にはハーフポーションの表記がメニューになかったから、鴨をハーフにせざるを得なかったのだ。 その仏産マグレ・カナール。 ハーフでも「これで!?…」と思えるようなボリュームだ。 炭火・薪焼きした事で皮目にパリッとした食感が生まれ、香ばしさも加わり、最近食べた鴨料理の中でもNo.1 の美味しさだ。 先程の前菜とスープ、そしてこの鴨で私達のお腹はかなり満足しているが、そこへフルポーションの夏鹿が提供されてきた。 ご存知の諸兄もいると思うが、冬が美味しい蝦夷鹿と違い、本州鹿は夏が旬なのだ。 そんな意味もあり、この日のメインディッシュはコレにした訳だ。 ビストロのアラカルトらしく、この一皿もボリュームがある。 異なる部位は それぞれ魅了があり、ランプは芯の辺りだろうか、脂分が少なく柔らかだ。骨付きのロースは逆に脂分と合わさり、咀嚼すればする程 旨味が溢れてくる。 鴨を食べ終えた時点で「まだ食べられるかなぁ…」と妻と話ていたが、なんの事はない、あまりの美味しさにペロリと平らげてしまった。 このメインディッシュを食べ終えるタイミングを見計らうようにスタッフの人がディジェスティフやカフェ、それにデザートのメニューを持って来てくれた。 私達はこれまでの食事で かなり満足していたが、コレを差し出されては…(笑) 私はディジェスティフに「シャルトリューズ」のヴェールを。 妻はヌガー・グラッセを。そして それを食べ終わる頃にエスプレッソをシングルで、とお願いした。 うーん……。 「本当のビストロ」をこんなに満喫したのは いつ以来だろう。 15時にお店を開け、まだ陽が高い時間帯から美味しい料理とワインを「ドゥ・プラ」で楽しみ、語らい、陽が落ちないうちに帰る……。 こんなように満足できるお店は、もしもコチラにテラス席でもあれば パリの街角にあるお店に来た気分になれるだろう。 シェフ、皆さん、ありがとうございました。 近いうちに必ず帰ってきますね。

2025/12訪問

4回

ズイジ

食べログ ホットレストラン 2025 受賞店

食べログ ホットレストラン 2025 受賞店

ズイジ

栄(名古屋)、栄町、矢場町/バル、イタリアン、ダイニングバー

3.52

523

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-

夜の点数:4.5

以前、業務で赴いた石川県・金沢市。 その時に仲良くなったスタッフが名古屋に遊びに来ると言ってきた。 勿論 懐かしさから歓待するつもりの私。 食事を共にする約束をした。 さて、どこで何を食べようか…。 金沢はやはり魚が美味しかった思い出が残っている。 普段からそんな美味しい魚を食べている人に提供するなら、やはり肉料理が良いだろう。 女性が2人でやって来るので、美味しさに加えてスタイリッシュな雰囲気も必要だ。 そして それ等の条件を満たしてくれるお店こそコチラ「ズイジ」さんだろう。 宿泊するホテルのロビーで待ち合わせ。 笑顔のハグの後、お店に向かった。 スタッフの人に席へと案内され、先ずはさっそくシャンパンで乾杯だ。 料理は予め決めておいた物を提供してもらうので、とてもスムーズだ。 マストアイテムの「ゴルゴンゾーラのブルスケッタ」からスタートし、「赤身肉のカルパッチョ」や「ズイジスペシャル」の様々なグリルの肉料理、最後にはチーズの盛り合わせなど、追加した赤ワインと共に大いに食べ、飲み、語り、笑った。 (ちなみに もっと沢山追加した料理やお酒の写真の撮影は、楽しい語らいによって忘れ去られてしまった…) 楽しい夜はまだまだ終わらない。 「ヨッシャー! 次行くよ!次ッ!」 そんな気分にさせてくれる素敵なお店だ。 この日は珍しく妻が私の仕事が終わるタイミングに合わせて、はるばる車で迎えに来てくれることにしていた。 別宅に翌朝早くからの所用があり、そのために久しぶりに泊まることにしたからだ。 仕事が終わったら食事を一緒に… と約束してあり、さてどちらで頂こうかと思案した結果、コチラを思い出したのだ。 思い出した、としたのは、妻と再婚する以前には二人でコチラを何度か訪れていたが、住まいを妻の家に移すようになって、自然に足が遠退いてしまっていたからだ。 その時からコチラは私以上に妻がお気に入りで、特に前菜で注文したゴルゴンゾーラチーズのムースと蜂蜜のブルスケッタのような料理が大好きだった。 その他にも様々な料理、特にグリルした肉料理が楽しめるコチラは私達が夫婦になる前からの付き合いだったのだ。 優しい妻はこの日も勿論ハンドルキーパーを務めてくれる。 私は最初お気に入りのスペインワインをグラスで。 妻は辛口のジンジャーエールを、先記したゴルゴンゾーラチーズと蜂蜜のブルスケッタと共にまず先に注文し、その他にも「冷凍したゴルゴンゾーラチーズを削った羊のタンのカルパッチョ」「zuiji サラダ」それに「ズイジーズグリル」の「B 」をお願いした。 すると残念なことに、この日はチョイスした鴨肉が売り切れてしまったようで、仕方なく「C 」の「厳選赤身肉三種」に変更することにした。 最近に運ばれてきたブルスケッタは 二人の思い出の味だ。 当時の記憶と比較して、ゴルゴンゾーラのムースの量が増えたように思われたが、それはそれで嬉しいことだ。 ゴルゴンゾーラと蜂蜜。妻はこの鉄板のマリアージュをコチラで初めて体験して以来、ゴルゴンゾーラチーズにハマッてしまったのだ。 その当時のままの美味しい前菜だ。 羊のタンのカルパッチョもまた素晴らしい。 独特の癖のある羊肉に冷凍した削りたてのゴルゴンゾーラは、先程の物とは別物の顔を見せてくれる。 羊肉と合わせることで、まるでシェーブルのチーズを味わっているようだ。 ブラックペッパーを散らしたことで、このスペインワインのガルナッチャやテンプラニーニョのスパイシーなニュアンスと絶妙に合う。 zuiji サラダは良い箸休めになった。 コリアンダーの効いた、少しエスニックであり、甘やかなドレッシングを纏っている。 赤身肉のジュを逃さずグリルした肉料理の後の口直しには最高だった。 そのメインの三種の赤身肉のグリル。 それぞれの特長を活かす為には このチャコールのグリルが最良だと思う。 とにかく赤身肉の最大の魅力である そのジュを逃さず包み込まないと、ただのパサパサの肉塊になってしまう。 そういう意味でもコチラの焼き手の人は かなりの手練れの人だろう。 申し分のない焼き加減は、それぞれの味わいを最大限に引き出していた素晴らしい美味しさだった。 久しぶりの訪問になったが、あの頃と変わらない美味しい料理、雰囲気、そして何よりスタッフの皆さんの笑顔溢れる接客が、お店の最大の魅力だろう。 ごちそうさまでした。 また是非伺わせて頂きます。

2025/02訪問

2回

The ANCESTOR nagoya

名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋/バー

3.19

18

¥4,000~¥4,999

-

定休日
日曜日、祝日

夜の点数:4.5

長らく名古屋マリオットアソシアホテルのメインバー 「エストマーレ」をチーフバーテンダーとして勤めあげられた福手氏が独立し、開店したバーがコチラだ。 さっそく……  と言いたいが既に開店してしばらく経過していたようだ。 まだ陽も落ちきらない夕方の16時。 妻を連れだって初訪問した。 この日はこの後バンテリンドームでの野球観戦を予定しており、18時のプレイボールにあわせての訪問となったので、ゆっくりする…という訳にはいかなかったが、16時のオープンならその前に伺えば……となったのだ。 目の前にあるコインパーキングに車を停めたのが開店5分前。 ちょうど時間になったので車から降り立ちお店へと進む。 ビルの二階にあるお店にたどり着き、扉を開き中に入れば 人懐っこい笑顔の氏がカウンターの中で出迎えてくれた。 開店直後ということで勿論他にゲストはいなかったが、良いバーとはこうした口開けに利用するのが一番良いと思う。 まだ凛とした空気に包まれた店内、その微かなバーマンの緊張感を感じながら、私も背筋を伸ばして…… オーセンティックなバーは、こうした「駆け引き」がお店の雰囲気を作り上げていくのだと思う。 とはいえ 氏とは公にも私的にもわずかだが関わりがあり、最初から砕けた挨拶から始まった。 先ずはファーストドリンクだ。 私はジントニック、しかしトニックウォーターだけではなくソーダも加えて、とリクエスト。 妻はハンドルを握ってもらっているので、何かノンアルコールのカクテルを、とお願いした。 良いバーマンは たとえジントニックにでさえ拘りを持って製作するものだ。 その手法の一挙手一投足を見つめていると、氏がいかに優れたバーマンかが解る。 何も言わなくても完璧に私が「こうやってくれたら…」と考え求めている手法通りに製作してくれたジントニック。 ただのジントニックとはひと味もふた味も違う出来映えに言葉に出来ない満足感に包まれる。 妻のお任せには私に歩調を合わせるかのようにノンアルコールのジンをベースにしたカクテルを調合してもらった。 昨今のアルコール離れは顕著なようだ。 ついにノンアルコールのジンまで…… と思ったが、参考までに妻のカクテルを少しテイスティングしたところ、しっかりとジンの味、風味がするではないか。 ちょっとした驚きと、こうした飲料を同時にトレンドとして取り入れないといけないのか…… やれやれ、バーマンも受難な時代なのかもしれない。 その後は私だけがビターをソーダ割りにした物を頂いたが、その間にも男性1人、女性1人のニューゲストが来店し、まだ早い時間帯なのにも関わらず氏の人気ぶりが伺えた。 野球観戦の時間が迫っていたこともあり、頃合いが良いと思い会計を済ませたが、氏は扉まで見送ってくれた。 やはり経験が人を成長させる。 以前より人望の厚い氏ではあったが、最近はめっきり貫禄も備わってきたように思う。 このままこの地方を代表するバーマンになっていって欲しいものだ。

2023/05訪問

1回

にぎり鮨 一五〇

寿司 EAST 百名店 2025 選出店

食べログ 寿司 EAST 百名店 2025 選出店

にぎり鮨 一五〇

高浜港/寿司

3.66

296

¥3,000~¥3,999

¥2,000~¥2,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

以前利用させてもらい、その素晴らしさに「是非もう一度…」と再訪する機会を求めていた。 今回は愛知県の知多半島方面(日間賀島)に出かけることにしたが、その前にコチラにかなりの寄り道をしてまで来たかったのだ。 名鉄電車のローカル路線の無人駅「高浜港駅」に降り立ち、そこから徒歩にて10分弱。コチラに到着した。 以前と変わらない提供方法だ。 寿司ネタは何を選んでも全て150円。 なかには違う金額のネタもあり、その日ごとに店内に掲示してある。 (ちなみにこの日は青森県大間漁港に水揚げされた生本マグロの大トロが1貫450円(1人1貫限り)という安さだった。) 席の前には注文する度に記入する為の用事があり、それをツケ場の板前さんに直接お渡しする方法も変わってない。 何を食べたかは写真を参照して欲しいが、鮑が少々残念だったこと、車海老の水揚げが無かったことを除けば、他は全て満足できる内容だった。 なかでもこの日印象に残ったネタは「大間産本マグロの大トロ」「甘鯛」「炙りサワラ」だった。 やはり良いお店だ。 私達が在住する街にはこれ程美味しい寿司店は無い。 コチラのご近所に住まわれる人達が羨ましく思える。 今回、妻と一緒に行く温泉旅行には、実はもうひとつのお楽しみがあった。 それがコチラのお店で思う存分 寿司を堪能することだった。 愛知県の西三河、高浜は昔から屋根瓦、特に鬼瓦の生産が日本でも有数の土地で、その隣町 碧南では料理に使う味醂なども盛んに作られていてこの辺りはとても栄えていた。 それが時代の移り変わりと共に生産量も落ちてしまい、今では電車の駅も小さな無人駅、利用者も減少して寂しい街になってしまった。 そんな小さな街にある一軒の寿司店は、ミシュランガイドではないが「わざわざ その店で食事をする為だけに出かける価値がある」お店だと思う。 全てのネタが150円。 原価が高い、安いなど関係なく、大トロだろうがウニ、アワビだろうが全て均一なのだ。 こんな料金システムのお店を私は知らない。 いや、他にもあるかもしれないが勉強不足な私が知らないだけかもしれない。 かといってネタが悪い、小さいといったことも無い。 はたして このシステムで利益が出るのか 逆に心配になってしまうほどだ。 予約した時間の少し前にお店に到着したが、カウンター席のみでこのシステムで提供しているので 時間を制限して入れ替え制にしている為に「お時間まで少しお待ち下さい」と。 やがて時間となり席へと案内される。 白木のカウンターに美濃焼きの織部皿が映える。 私の好きな器だ。寿司も美しく魅せるだろう。 注文の方法は目の前にある用紙にネタと貫数、山葵の有無を記入して、ツケ場に立っている職人さんに直接お渡しする。 すると寿司を一貫ずつ順番に握ってくれるのだ。 あまり一度にいろいろ記入するのも職人さんは大変だろうし、注文する側も品が無い。 そこで用紙は一枚に5種類しか記入できないようになっている。 よって あれこれ食べたいとはやる気持ちを抑え、先ずはゆっくりと周囲に目を配ろう。 日によっては入荷の無いネタもあるのだ。 私は車海老が好きで楽しみにしていたが、この日は残念ながら入荷無しだった。(他にも金目鯛など5種類程が未入荷だった) 寿司に合わせる最高のマリアージュは やはり日本酒だろう。 ワインや焼酎も否定はしないが、鮮魚をネタにする寿司には日本酒が一番だ。 この日は同じ三河の尊皇蔵元、「奥 夢山水 十割」を。 私は以前、この蔵元まで伺った事があり、その酒造りについて杜氏さんとお話する機会があり、そんなご縁もあって好きな日本酒だ。 とろり とした滑らかな口当たり、アルコール度数が18%もあり、酒米の夢山水に由来する濃厚な味わいに香り。 寿司を頂くときにはちょうど良いだろう。 私も妻も様々な寿司を堪能し、季節も終わろうかという土瓶蒸しも頂いた。 二人で40貫程の寿司と日本酒に土瓶蒸しまで頂いて10000円でお釣りがある。 なんともありがたく幸せな気持ちにさせて頂いた。 私はめったに言わない台詞だが、このお店はいわゆる「他人には教えたくない」気分だ。 いつまでこの営業スタイルを継続してくれるのかわからないが、またわざわざ遠出してでも伺うつもりだ。

2023/10訪問

2回

Kreis

バー 百名店 2022 選出店

食べログ バー 百名店 2022 選出店

Kreis

伏見、丸の内、国際センター/バー

3.76

271

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-

夜の点数:4.5

今日は親しくしている友人達との忘年会がある日だ。 そこで会場となるお店から程近い場所にあるコチラ「Kreis」さんに伺って、オーナーバーテンダーである田原氏にご挨拶を兼ねてアペリティフを頂くことにした。 氏とはもう長い付き合いになる。 およそ30年以上は経過しているのかな…。 互いに切磋琢磨していた頃が懐かしい。 その頃から私は氏のバーテンダーとしての資質は勿論、温厚な人柄にも敬意を表していた。 久しぶりの再会だ。 「変わらないね……」 と言いたいところだが、お互いに年齢を重ねた事が、ルックスにも、言葉使いにも表れている。 手間をかけてはいけない。 最初の一杯は簡単なロングカクテルを所望した。 「トムコリンズ」を頂こう。 もう幾度となく拝見した、氏の流れるような所作から作られるカクテル。 「 ……旨い。」 思わず そう呟かずにはいられなかった。 お互いに「目が見えなくなってきてしまって…」等々の話をしていると、私達はすっかり爺ィになったなぁ…と思う。 氏は近年、名古屋駅の西口辺りに もう1つの店舗を開業したが、それだけ長く愛する顧客に恵まれていたからだろう。 そうしたお店を任す事が出来る御弟子さんがいらっしゃるのも、氏の人柄やバーテンダーとしての尊敬を集める事が出来ているからだ。 ますますの繁盛をお祈りしておりますよ。 そして また…  ふらりと… 覗かせて頂きますね。 その時はお互い「まだまだだよね」と言えたらいいな……。 私自身が驚いている。 コチラのお店には もう何度も来ているのに、食べログには一度もレビューをしていなかったことに。 オーナーバーテンダーの田原氏とは随分前からのお付き合いだ。 まだ私が若い頃、氏と共に出場した創作カクテルのコンペティションの全国大会が縁となって現在に至っている。 私もバーテンダーという仕事が好きだったのだが、勤め先の都合でバーばかりではなく レストランやラウンジ、バンケットと総合的なスキルを求められたので……。 こうして 長くお店を続けていらっしゃる田原氏が、様々な苦労もあったとは思っているが それを羨ましく思うこともある。 マイレビュアーの女性に「名古屋で女性1人で利用できるカジュアルなお店を…」と聞かれ、決してカジュアルとは言えないかもしれないが、真っ先に思い浮かべたのはコチラだった。 この日は電話することもなく、ふらりと訪問した為、田原氏とはニアミスになってしまったが、せっかく訪問したのだ。 若いお弟子さん達にカクテルを作って頂こう。 氏のお弟子さん達もなかなかの腕達者のようで、カクテルのコンペティションでも優秀な成績を修めていらっしゃるらしい。 そんなことで、ディナーでしっかりとした料理を頂いてきた後なので、私の好きな「アラスカ」を調合してもらった。 間違いなく美味しいカクテルを提供して頂き、このお店のバーテンダーの皆さんのスキルの高さを感じることができた。 氏のご尊顔を拝することができなかったことは残念だったが、これが最後ではない。 「宜しくお伝えください」と名刺を預け、お店を後にした。

2025/12訪問

2回

そ~れ

栄(名古屋)、栄町、矢場町/パスタ、居酒屋、郷土料理

3.49

576

¥1,000~¥1,999

~¥999

定休日
日曜日

昼の点数:4.5

最近、勤務の都合でなかなか伺えなかったが、私が「あんかけスパゲッティではNo.1」と思っているのがコチラ「そ~れ」さん。 「名古屋めし」は様々あれど、私が「一番好きな名古屋めしは…」と尋ねられたら「"そ~れ"の あんかけスパゲッティです!」と答えるだろう。 それほど大好きなだけに、訪問出来ない事は相当なストレスになっていた。 この日、従業員用の食堂メニューが全く食べたいと思えない内容に意を決して、休憩時間内に食べられるかわからないリスクを抱えながら再訪することにした。 まだ正午前。 人気店故に混み具合はどうだろう…。 そんな心配をよそに なんとか席に着く事が出来た。 そして私が毎回呪文のように唱える言葉。 「イチハン、クラシックソース多目で」と……。 それはいつも変わらないので、さして金額を気にした事はなかったが、どことなく店内の雰囲気に違和感が…。 何気に見上げると、ランチのこれまでのメニューの価格が変わっている事に気が付いた。 (なるほど。諸物価高騰の影響は避けられないよな…) それでも私の好きな、店名を冠した一番スタンダードなメニューの「そ~れ」の1.5倍が、値上がりしたとはいえ税込850円は、お店の努力…と言ってかたずけてはいけない事に思った……。 このメニューならクイックサービスが可能なのだろう。 さほど待ったとは思えないスピードで「イチハン、クラシックソース」が提供された。 この味わいに、更に卓上のブラックペッパーを嵐のように振りかけて頂くのが私流。 「あんかけスパゲッティはソースを食べる料理」「食べる際、啜る事を許される唯一のロングパスタ」 と嘯く私の流儀だ。 提供されてから約10分強の時間で完食出来た。 パワーチャージ完了だ! さぁ! 後半の仕事も頑張ろう! ……って、腹パンで眠くなりそうだな(笑) 高松での出張を終えた後の名古屋めし③ 「そ~れ」さんの「あんかけスパゲッティ」。 実は私、多種多様な名古屋めしの中でも一番好きな料理は? と聞かれたら、真っ先に挙げるのが この「そ~れ」さんの「あんかけスパゲッティ」なのだ。 手羽先でもなく、ひつまぶしでもなく、天むすでもない。 一番は「あんかけスパゲッティ」の元祖であるコチラがNo.1 だ。 先にレビューした 私の大好きな居酒屋「たから屋」さんと肩を並べる11度目の再訪の「そ~れ」さん。 名古屋めし という物は様々あれど、中でもコテコテの名古屋人の私が「決して他県には無い、受け入れてもらいにくい、しかしながら孤高の存在でもある!」と、No.1 の評価をする「あんかけスパゲッティー」の発祥のお店であり、味わいもNo.1評価のお店だ。 もう何度もレビューしたので、今回は再訪したことだけを記載させて頂くことにした。 もう数えきれない程伺っている「あんかけスパゲッティ」の名店「そ~れ」さん。 私が名古屋をしばらく離れることになると、戻ってきたら真っ先に伺うのがコチラだ。 もうコチラの賛辞は書き飽きたので割愛させていただくが、今回はいつもの「イチハン、クラシックソース」に加え、白身魚フライをトッピングすることにした。 珍しくそんな事をしたのは、いつも会計時にお釣りと一緒にお店のサービス券をもらうのだが、お店の人に「このサービス券、貯めてくれているならかなりの枚数がありますよね? たまには使ってくださいね」と言われたからだ。 確かにたくさん貯まってはいた。が、一度の使用が5枚が限度で しかもトッピングを選ぶサービスだ。 私は常々「あんかけスパゲッティはソースを食べるもの」とうそぶいているように、麺とソース以外は興味が無い。 それでも会計する度に渡されるサービス券を無碍にするのも申し訳ない。 そんな思いで今回は使わせて頂くことにしたのだ。 うん。やはりトッピングはどうでもいい。 私にはこの麺とソースさえあれば満足だから……。 宮古島での勤務を終えて内地に戻り、真っ先に向かった名古屋めしのお店はなんと言ってもコチラ「そ~れ」さんだ。 私が 数ある名古屋めしの中でも一番好きな料理はこの「あんかけスパゲッティー」だが、その中でも頭1つ抜けて美味しいのがコチラだと思っている。 なにせ発祥のお店だ。 間違い無い美味しさはクラシックソースでこそ、と思う。 そのクラシックソースに、更に追い討ちをかけるがごとくブラックペッパーの雨を降り注がせるのが私流の楽しみ方。 そこへダメ押しのガーリックパウダーを加えると完璧だ。 宮古島では絶対に味わうことができなかったこの愛すべきあんかけスパゲッティー。 いつも、いつまでも大好きだ。 金沢での長期出張から帰った私。 会社に報告に行くより何より前に、先ずはコチラ「そ~れ」さんで 私が様々な「名古屋めし」でも一番好きな「あんかけスパゲッティ」を食べてからにしよう! あんかけスパゲッティは何故か他の土地には無い。 何故だろう……。 受け入れてもらえないのが不思議に思える。 私は今もこの書き込みをしながら「そ~れ」さんに向かっている途中だ。 もはや中毒とも思う。 そして数あるあんかけスパゲッティのお店の中でも やはり一番美味しいと思わせるのはコチラ「そ~れ」さんだ。 この日も美味しく頂いた。 この変わらぬ美味しさ。いつまでも守り続けてほしい。 大好きな大好きな名古屋めしの中でもベスト5に入る「あんかけスパゲッティー」。 その元祖であり名店なのがコチラ「そ~れ」さん。 私の勤め先のすぐ裏側にあるので 従業員食堂のメニューが気にいらなければ すぐにコチラで食事をしてしまう。 しかも注文するメニューも毎回同じ。 そう、「イチハン、クラシックで」と呪文のように唱えるのだ。 イチハン、と言えば一番シンプルであり基本でもある、店名を冠したメニュー「そ~れ」の1.5倍の事。 あんかけスパゲッティはソースを食べるパスタだ。 私にとっては具材やトッピングなど どうでもいい。 ソースとパスタが合っているか、美味しいのか が大事なのだ。 したがって常連客で注文の際に分量だけを唱えることは このメニューを指していることになる。 ソースもスタンダードとクラシックがあるので、クラシックソースが好きな私はいつもコレ 一択。 この ただでさえスパイシーなクラシックソースに土砂降りの雨の如くブラックペッパーをふりかけ、更にガーリックグラニューで仕上げるのが私流なのだ。 私が勝手に「たった1つの 啜りあげることを許されるロングパスタ」と言っている この「そ~れ の あんかけスパゲティー」 もはや中毒だな、こりゃ……。 コテコテの名古屋人の私が、あえて一番好きな「名古屋めし」を一つ挙げるとするならば、それがコチラ「そ~れ」さんの 「あんかけスパゲッティー」だ。 それも他のお店のではなく、この「そ~れ」さんのが一番美味しいと思っている。 他の有名店もたべあるいたが、コチラにはかなわない。 そう思うほど この味に惚れ込んでいるのだ。 最近まで静岡県の下田で仕事をしていた時も、思い出すのは赤だしの味噌汁と「そ~れ」のあんかけスパゲッティーだった。 この日は その下田から帰還してから最初の訪問だった。 待ち焦がれた味。 やはり「そ~れ の あんかけスパゲッティー」は名古屋の誇りだ! いつもいつも通いつめている、私の大好きな名古屋めしの中でも筆頭格の位置付け、あんかけスパゲッティーの元祖「そ~れ」さん。 単に勤め先から近いという理由だけでなく、やはり創業当時の味を復刻するべく現在のご主人の努力からリボーンした「クラシックソース」は他のあんかけスパゲッティーの追随を許さない不動のNo.1だ。 この日、最近の私はいよいよ「イチハン(通常の1.5倍の量)」が食べられなくなってしまったので「イチニ(1.2倍)」を注文した。 以前より私は「あんかけスパゲッティーはソースを食べる料理」と言い続け、また「唯一すすり上げて食べることを許されたロングパスタ」とも言ってきた。 今回も私はソースに更なるブラックペッパーを雨のように降りかけ、加えてガーリックパウダーも。 これこそが私も含めた名古屋人の「コテコテ大好き文化」の極みだと思いながら、今日も美味しく頂いた。 いつもお世話になっている会社近くの「あんかけスパゲッティ」の名店。 今日は私の中で異変が起きた。 いつもなら判で押したように「イチハン、クラシックソースで。」と注文する私が今回は「イチニ(1.2倍)、クラシックソース」に「変更」したのだ! これは明らかに私の異変だ。お昼のサービスで「イチハン」は普通の量の物と同額なので、あんかけスパゲッティ大好きな私は決まってイチハンにしていたが、今回は何故かイチハンを止めてみようと思った。 これは私が最近、特に妻から言われる「タヌキみたいなお腹だよ」と言われる言葉を気にしているからに他ならない。 なにより私は分別をわきまえた大人だ。 いつまでも若い頃のような訳にはいかないということを自覚せねばなるまい。 ビールが大好きな私としては、それが止められないなら食事をコントロールするしかないのだ。 やがて運ばれてきたスパゲッティは、ルックスだけならイチハンとさほど変わらない。 「これで本当にイチニなのか?……」 食べ終えた個人的な感想は (イチハンもイチニもさほど変わらないんだなぁ…。)だった。 味は勿論同じだから、これからはためらいもなく、 「イチニ、クラシックソースで!」と注文しよう。 「ゆうじ、お前も大人になったなぁ。偉いぞぉ!」 と思える私の自己満足を得る為にww いつもお世話になっている、私的には名古屋で一番美味しいと思っている「あんかけスパゲッティ」のお店。 今回も相変わらず「イチハン、クラシックで」と注文する。 これで通用するのだ。前稿した際と同じくあんかけスパゲッティはソースを楽しむ物。余分なトッピングは必要無いと思っているので。 そして相変わらず旨い!もはや私は中毒患者かもしれないw 私が名古屋人として最も愛してやまないB級グルメが こちらの「そ~れ」さんの「あんかけスパゲッティ」である。 諸説ある あんかけスパゲッティ発祥のお店の事を私は 「この そ~れ で働いていた横井氏なる従業員があんかけスパゲッティのレシピを考えだした」ので、こちらの そ~れ さんが発祥のお店だと認識している。 同じようにあんかけスパゲッティの人気店の「ヨコイ」さんは「自分たちが元祖」と主張しているようだが、私の説が正しいのであれば、考案したのは横井さんでも、当時は そ~れ の従業員であったのであれば、そのレシピは個人の物ではなく、お店に帰属する物であるからだ。 難しい話はさておき、こちらのお店のあんかけスパゲッティのソースは、これまでの物でも十分美味しいのだが、勉強熱心な現在のシェフは、その創作された当時のレシピを掘り起こし、新たに「クラシックソース」として再販したのである。 その味たるや見事な物で、スパイスがより効いた味は他にもいろんなあんかけスパゲッティのお店の中でもアタマひとつ抜けているように思う。 私の好みは このクラシックソースをチョイスした、一番シンプルな「そ~れ」という店名を冠したスパゲッティが大好きだ。 「ミラカン」とか、トッピングがある人気のメニューの物も悪くはないのだが、私はこのあんかけスパゲッティはあくまで「ソースを食べるスパゲッティ」であり、唯一「すすり上げて食べることが許されるロングパスタ」だと勝手に考えている。 故にこの「そ~れ」という一番シンプルなメニューは、常連客はオーダーの際、量しか言わない。 だから私も「イチハン(1.5人前)クラシックソースで」と言うだけだ。 出てくるスパゲッティはおそらく400~500gはあろうか、という量で、これをたいらげることで至福の満足感を得ることができるのだ。

2025/06訪問

12回

たから屋 本店

大曽根、森下、ナゴヤドーム前矢田/焼き鳥、居酒屋、もつ焼き

3.38

71

¥2,000~¥2,999

-

定休日
日曜日、祝日

夜の点数:4.5

コチラ「たから屋 本店」さんには、もう何度伺った事だろう。 私のホームグラウンドとさえ言える存在は、もう言葉が見つからない程「楽しい」「美味しい」「素晴らしい」等々の賛辞を贈らせてもらったので、コチラに対しては もう何度か伺う度のレビューを遠慮していた。 しかし今回は記載したかった! この日、コチラが開店70週年&ママさんの○○歳の誕生日になるそうだからだ! 私とコチラの出逢いは、私が前妻と離婚をし、新しく新居を求めて この大曽根に住まう事になって以来の付き合いだ。 当時の私は当然のように心に深い傷を負い、悲しさ、寂しさにまみれていた。 そんな頃にコチラで過ごす時間、カウンター席で隣り合わせた人達との出逢い、会話は当時どれほど私の慰めになった事だろう……。 それに当時はまだ生前の大将が焼台に立ち、大ママがにこやかな笑顔で応対していたが、今ではお二人共にご逝去され、今は当時の私がそう呼んでいた「若」が焼台を任されており、この日誕生日を迎えた「ママさん」が 今や「大ママ」として店内を取り仕切っている。 「若」の奥方もフルタイムではないが、店内で明るく振る舞い、やがて「ママさん」として夫婦で更なる歴史を作っていくのだろう。 そんな「大ママ」が大好きなワインを誕生日プレゼントにして手に持ち、妻と一緒に伺った。 普段はめったに飲まない生ビール(私は出来るだけビールは瓶にこだわっている)だが、この日はお店の開店記念として1杯70円が、1人3杯まで飲めるイベントを開催していた。 プレゼントを2つの意味を込めて手渡し、夫婦で生ビールで乾杯し、いろんな肴をたらふく食べ、ボトルキープした焼酎を飲み、独特な形状をしたカウンター越しに、来店していた人達との会話を楽しんだ。 やはりここはいい。 私の実家も家業として三代、75年続いた居酒屋を兄夫婦が営んでいるが、あと二年後に店は畳むつもりのようだ。 しかしコチラには立派な後継ぎがいる。 元気な顧客が支えている。 まだまだ長く続けてもらい、100周年を、それを越える歴史を迎えて欲しいと願っている。 改めて心より言わせて頂こう! 「弥栄!」と。 もう何度目だろうか……。 私にとってのホームグランドと言える「たから屋 本店」さん。 いつも通りの瓶ビールから始まり、いつも通りの芋焼酎へと移行していく。 大概は「必食」としている、うずら卵を落とした刻みネギにおろし生姜、それに卓上の七味唐辛子をまるで嵐の時の雨の如く振りかけて食べる「コブクロ(無い時はガツ)刺し」は、もはや私のルーティンとさえ言える。 これに その日の気分次第で串物を焼いてもらったり…と肴を追加していく。 今更ながら、コチラでは喫煙がO.K.なのが、イマイチ私の妻の付き合いが悪い要因になっているものの、この昭和の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気は、まさしく「文化遺産」とまで呼んでいいのではなかろうか。 独特な形状のカウンター。 店内にはテレビが置かれ、番組が流されている。 日本酒の熱燗は「チロリ」で提供され…。 この風景は 私の実家である大須で両親が営んでいた頃の居酒屋、もしくは その街にあった様々な いわゆる「センベロ酒場」を思い出さずにはいられない。 そう。 そのコチラの風景が、私を「My Home Town 」としての郷愁にいざなうのだ。 勤めを終えたサラリーマン諸氏が、上着を脱いでワイシャツの袖を捲り上げ、外したネクタイをハチマキのように巻きつけ、煙草を燻らせながら、当時の酷い安酒を煽り、千鳥足で帰路についた、あの頃の、あの街に……。 そんな魅力を湛えたココ「たから屋 本店」に、私はこれから先も通い続けていくのだろう。 コブクロをツマミながら、焼酎を煽り……。 もう何度も何度も通っているので、レビューする「ネタ」が無くなってしまった(笑)。 年末に年明けにも脚を運んだが、この日は珍しく妻と一緒に伺うことにした。 仕事の休日、美味しいランチを頂いた後 映画を観に行き、夕食の材料を買ってから大曽根に帰って来て、その家までの帰り道の途中に寄らせてもらったのだ。 映画の余韻に浸りながらビールの瓶を傾ける。 妻はワインをママさんと「半分ずつしましょうよ!」と。 「楽しかったね、映画も良かったね」。 こんな話から今日という1日を振り返り、ちょっとした幸せを感じることができる会話が夫婦には大切なんだよなぁ。 そんな話をしながら酒を楽しめる、人と触れ合うことができるお店がコチラ「たから屋 本店」さんだ。 ただいまぁ~っ。 …って、もはや「帰省本能」と言ってもいいくらい、旅行に出かけた後、大曽根の別宅に帰ってくると 真っ先に向かうのがコチラ「たから屋」さんだ。 名古屋に生まれ育った私にとって、無くてはならない赤味噌(八丁味噌)。 今回の旅で 沖縄の久米島産の味噌で作られた味噌汁がとても美味しく感激したのだが、それはおそらく旅先での体験、出来事であり、毎日同じ味噌汁が それでもいいのか、と問われたら 答えは「NO」だ。 他府県の人には「トラゴンズファンの私の身体の中には 青い血が流れている」とお話しする事があるが、場合によっては その血は「赤味噌のドロドロの…」や「ス○キヤラーメンのスープが…」と表現する事が しばしばある。 そんな生粋の名古屋人の私にとって、どうしても欠かせない、譲れない物。 それが赤味噌なのだ。 その赤味噌を使用して、コク深い味わいに仕上げる「どて焼き(モツ煮込み)」。 お店毎に豚のモツであったり、牛スジであったりという違い(個性)はあれど、古くからの居酒屋では その煮込みが名物になっている店が多いのが名古屋だ。 (ちなみに私の実兄が三代目を引き継ぐ居酒屋では、牛スジを使用しており、幼い頃から「どて焼き」とは牛スジで出来ている、と信じ込んでいた…) 老舗と言える たから屋さんも勿論例外ではない。 コチラの名物の1つが やはりこの「どて焼き」だ。 それに例外無く たっぷりの刻みネギと共に七味唐辛子を嵐のように振りかけて頂くのが私流だ。 それに串カツを一緒に注文。 たから屋さんの串カツは注文する際、味噌かソースかを聞かれる。 この日の私はソースだ。 先に提供された「どて焼き」には たっぷりの味噌が残っている。 「ソースで…」と言っておけば、卓上のソースをかけるだけなので、どちらにでも転ぶ事が出来るからだ。 あくまでも所説あるが、私が一番有力だと思える「味噌カツ」誕生の話は、名古屋の街でも終戦後の飲食店は屋台が多く、私の実家も最初は串カツと どて焼きを提供する屋台店が始まりだったと聞かされている。 当時の庶民の酒は いわゆる「カストリ」と呼ばれた焼酎が主流で、終戦直後は清酒などを製造すり酒米よりも普通の米飯向けの米を作らなければならず、強いアルコール度数の「カストリ」を飲む酔客が多かったようだ。 その酔客の誰かが 串カツをソースが入ったバットの中に入れるのを、間違えて味噌おでんの鍋に入れちまった! あぁ、やっちまったょ……。  まぁいい。もったいないから喰っちまおう! ……ん? なんだなんだ? 旨めぇじゃん、コレ! おばちゃん! もっかい串カツ、入れてもいい? ……が、味噌カツ誕生の説である。 故に たから屋さんで串カツを注文する際は、この「どて焼き」を先に提供されていれば 先ずは「ソースで…」がお勧めだ。   すると両方が、その時の気分次第で食べられるから。 最近、昔から好きだった読書に再びハマりだした私、 今宵はレイモンド・チャンドラー著「ザ・ロング・グッドバイ」。 フィリップ・マーロウに話相手になってもらいながら「どて焼き」と串カツを楽しもう。 最近、母親の介護をする都合上、別宅寄りに住まいをシフトしている私達夫婦。 おのずと通うお店は近くにあるお店になりがちだが、その代表格と言えば「My Homeground、 たから屋」さんだ。 この頃はもっぱら「まずはたから屋で食前酒でも…」と思っている時に伺っているが、この日もそうだった。 コチラの後に別のお店に行く予定があり、軽く1杯…と。 まだまだ残暑が厳しく残るこの頃。 最近覚えた「芋焼酎のソーダ割り」という洒落臭い飲み方で幕を開けた。 こう暑くては、どうしても喉ごしの爽やかさが欲しくなるものだ。 以前なら「芋焼酎をソーダ割りで飲むなんて…」と否定的な私であったが、周りの皆があまりにも注文するものだから ちょっといたずら気分で試そうと。 すると 「あっ... えぇっと…  以外と美味しいんだなぁ…」 と、それまでの私の概念を覆す体験が。 これには いつもの「たから屋らしい」肴をアテに。 シグニチャーメニューの「とん焼き」をはじめ、様々な肴を注文して……  って、この先 他のお店はどうするつもり? というツッコミが聞こえそうな、相変わらずの「美味しい」「楽しい」たから屋での晩酌だ。 「お久しぶりです! ただいま戻りました!」 と、こんな挨拶で始まることが多くなってしまったのは、私が長期出張に赴く事が多くなってしまったからだ。 今回は妻を連れだっての久々の再訪となった。 お土産の、大行列が出来る讃岐うどんの名店の半生うどんを手渡した後、先ずはビールで乾杯だ。 その後はコチラの名物を肴に酒を楽しんだ。 しかし また夏が来たら どこかに行くことになるのかなぁ……。 そんな事を思いながらの酒席になった。 私の愛すべきお店。 もう11度もレビューしたので、今回は伺ったことだけを記載することにさせていただく。 この日はコチラに伺った後、食べログで仲良くなった 「背の高いサンタ」さんとの初めての会食を控えていたので、ちょっとした勢いをつけようと立ち寄らせてもらった。 口開けの時間だったので私が最初の客だ。 とりあえずビールと豚ねぎま、それに厚揚げを焼いてもらった。 本当にサッと寄ってサッと帰えるつもりだったので、今日はここまで。 「またゆっくり来ますわ」とお店を後にした。 我が愛する「たから屋」さんに、今年最後になるであろうご挨拶を兼ねた訪問だ。 夕方の開店前の時間に偶然お店の近くで車を運転していたママさんを見かけ、「後程伺うからね」と声をかけておいたのだ。 いつもいつも賑やかな、私が愛して止まない居酒屋さん。 いつものようにビールから始めた。 ツマミはコチラの名物の「コブクロの刺身」に串焼きを。 実はこの日は一時間後に友人達との忘年会が控えていた。 そんなわけで あまり飲み過ぎてもいけない。 時間が迫り、会計をする。 アルバイトの兄さんに 「未成年だな?ソフトドリンク付けておけよ。仕事が終わってから飲むんだぜ。ついでにママさんにはワインのハーフ、ケント君(若)にはハイボールも付けて、それで勘定してくれ」と。 今年もお世話になりました。 春は金沢に、夏は沖縄・宮古島に行ってたから あまり寄れなかったけど、来年また来るから その時は宜しくお願いしますね。 さぁ! 明日からの仕事は多忙を極める二週間になる。 気合い入れていくぜぃ!! 「ただいまーっ!」とでも言おうか。 宮古島や石垣島から帰ってきて、約2ヶ月ぶりのマイホームグラウンド「たから屋」さんに。 ママさん、若、皆さんお元気そうで何よりだ。 土産物を渡して 先ずはビールだ。 コチラの瓶ビールは大瓶。 正しい居酒屋の瓶ビールはこれでなくては! お隣の紳士の生ビールは大ジョッキ。 お見かけするに私よりも先輩のようだ。ヤるなぁ……。 肴は串カツ。コレを味噌で。 いつもならソースが好きな私だが、この日は久しぶりに赤味噌の味噌串カツが恋しかった。 それに「とり肉」を。 なんのことはない。コチラでの鶏もも肉の焼き鳥の事だ。 それと一緒に「とん焼き」も。 こいつはタレが旨いんだなぁ! 串焼きには共に七味唐辛子をたっぷりふりかけて食べるのが私流。 この「たから屋」さんの人気メニューが勢揃いしたところでキープボトルの焼酎に移る……。 いつもの「たから屋」だ。 いつも温かく迎えてくれるママさん、賑やかなご常連さんの笑い声、若の焼き物、タバコの匂い……。 私が着ている鎧を、仕事の制服を脱ぎ捨て、心からリラックスできる場所……。 そんな大好きな「たから屋」さん。 いつまでも宜しくお願いしますね。 久しぶりの「たから屋」さんだ。 私が金沢に長期出張するので、暫くご無沙汰することになります、と伝えたのが約3ヶ月前になる。 それ以来になったが、お店の人もご常連も相変わらずで安心した。 「まさか切ったりしてないよね?(笑)」と冗談交じりに預けてあった黒霧島を水割りで準備してもらう。 その前に先ずはビールだ。 アテは名古屋人が愛して止まない「どて焼き」を。 それに串カツも一緒にお願いした。 どて焼きはお店によって多少の違いがある。 たから屋さんのどて焼きは豚モツを使用しているが、私の実家のどて焼きは、牛肉のスジを使用している。 コチラのように肉だけを煮込んで提供するお店もあれば、私の実家は味噌おでんと一緒に煮込んでいる。 それぞれの個性が溢れるのが それぞれのお店のファンを獲得する要因だ。 串カツは あえて「何もつけずに…」と注文した。 名古屋めしとして知られる「味噌カツ」のルーツはこれにある。(勿論諸説様々だが、私はこう思っている) 戦後の、まだまだ立ち直り途上の街には店の代わりに屋台が多く、様々な屋台が商売をしていた頃の話だ。 1人の酔っぱらいオジサンが、注文した串カツにタッパーに入ったソースをつけるつもりが、酔っぱらっているので間違えてタッパーの奥にある味噌おでんの鍋に串カツを突っ込んじまった! そんな事はなんでもないとばかりにオジサン、構わずその味噌おでんに突っ込んだ串カツを食べたところ 「おぉっ?!  何これ?! 旨めぇじゃねぇか!」 と相成ったのが味噌カツの始まりと言われているのだ。 私も その酔っぱらいのオジサンよろしく串カツを先ほど注文したどて焼きの中に入れて、その味噌味の串カツを食べる。 少し露出した串の先端を使って添えられたキャベツも一緒に食べる。 あぁ、名古屋に帰ってきたんだなぁ……。 やっぱり味噌は八丁味噌が一番旨いわ!www 今回も私のホームグラウンド「たから屋」さんに伺った。 ママさんに報告があったからだが、近々北陸は金沢に長期出張することになり、しばらく来れないということを伝えたかったのだ。 そして珍しいことにこの日は私が口あけの一番乗りの客だったことだ。 しかしその後、立て続けにお客が来店し、あっという間に忙しくなったのはさすが人気店だ。 さて、忙しくなる前に注文は済ませておこう。 私にしては珍しくファーストドリンクは瓶のビールではなく生ビールから。 それと一緒にコブクロの刺身、揚げ出し豆腐も注文した。 このコブクロの刺身、勿論本当の生ではない。 軽く湯通ししたものを冷まして、そこにお店のオリジナルのタレをかける。 更に大量のネギと生姜、それに生の鶉卵が添えてある。 それらをよく混ぜ合わせてから頂くのだ。 これがなんとも旨い! 特に焼酎との相性は抜群だ。 ただし人気メニュー故に早い時間帯で売り切れてしまうこれがしばしばあるのが…。 揚げ出し豆腐は普段は注文しないメニュー。 どちらかといえば厚揚げを焼いた物の方が好きなのだが、この日はとても寒い1日になり温かい出汁と一緒に食べる豆腐料理にしたかった。  ボトルキープしてある焼酎も湯割りにしたほど寒かった。ちょっと濃い目の出汁は居酒屋メニュー故なのか、それともこの地方の嗜好に合わせたのだろう。 そして「とん焼き」。 お店が「ウチの串焼きといえばとん焼き」という程の お店もお勧めの一品だ。 きれいに掃除された豚モツを串焼きにして、自慢のタレに潜らせる。 そこに卓上の七味唐辛子を振りかけて頂くのが私流。 これがまた焼酎に合うのだ。 この日から新しいアルバイト君も働いてくれているらしくそのアルバイト君の就任祝いと先輩のバイト君2人にソフトドリンクをプレゼントした。 ママさんにはワイン、ケント君(大将)にはレモンチューハイをそれぞれ差し入れ、みんなで新人君に乾杯だ! これからたから屋のために頑張ってくれよ! 私はちょうどキリが良くキープしてある焼酎が空になったこともあり、「今日新しいボトルを入れておくけど、空けるのは金沢から帰ったらね」とママさんに了解をしてもらい会計した。 次に来る時にはこのニューボトルを空けて安着祝いをしてもらおう……。 年明け最初の訪問先は ご挨拶も兼ねて「たから屋」さんに行くことにした。 新年の最初が大好きな居酒屋さんで、いつもと変わらないメニューで いつもと変わらない酒を飲む…。 皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。 久しぶりの「たから屋」さんだ。 下田に行っていたので約3ヶ月ぶりになってしまった。 コチラは私のホームグラウンドと思っている、昭和の香りが色濃く残る名店だ。 ママさんも相変わらず元気で良かった。 最初のビールと一緒にママさんとケント君(若。大将亡き後は息子のケント君がたから屋のご主人)にも一杯飲んでもらった。 この日もお店は賑わっていて「ご繁盛でいいね」と言ったら、「最近は客層が変わりつつあって、若い人達が来てくれるようになった」と。 結構なことだ。 そうやってお店は代々繋がっていくのだ。 この日はご常連の面々のご尊顔を拝することが出来ず残念だったが、それも仕方がないことだ。お客も替わっていくのだ。 変わったといえばメニューにも新たな顔ぶれが。 日本酒が最近好きになった、とおっしゃるママさんが、美味しい日本酒を置いてくれるようになっていた。 さっそく「春霞」の、山田錦の ひやおろし を。 肴にも新メニューの 秋刀魚の竜田揚げを合わせてみる。 繊細な味わいの春霞。力強さよりも優しさを感じる酒だ。 秋刀魚は俳句の季語にもなる、今の季節、日本人には欠かせない魚だ。 それを焼くのではなく、竜田揚げにして 大分県産のカボスをしっかりと絞りかけて頂く。 秋刀魚の脂、カボスの香りと酸味、春霞のひやおろし……。 まさに三位一体、至福の時だ。 あぁ、日本人に産まれて良かった……。 ママさん、ケント君、ごちそうさまでした。 益々のご繁盛、お祈りします。 いつものお店で仕事終わりに軽く一杯引っかけて帰ろう。 そんな気分にしてくれる私のホームグランドだ。 いつもは串カツはソースで食べるのだが、この日はたまには名古屋人らしく味噌串カツにしてもらった。 すると 良く見ると少し「どて煮(この地方ではモツの味噌煮込みをそう呼ぶ)」が乗っけてある。 なるほど、ちょっとしたことだが嬉しいサービスだ。 こういった心使いがチェーン店のような居酒屋にはないんだよなぁ。 芋焼酎の水割りと一緒に今夜も乾杯だ。 あぁ……    なんと私の意思の弱いことよ! 千種駅の立ち飲みで「一杯だけだぞ!」と念を押したのに 「あぁ、ちょっと寄るところが出来たから、先に始めていて。……うんうん、小一時間くらいだから。」 嘘はついていない。 ただ、表現の仕方によって個々人の解釈に相違が…。 (植木 等さん。あんたの時代は良かったぁ……。) 「ちょいと一杯のつもりで飲んで、いつのまにやらはしご酒…」 わかっちゃいるけどやめられねぇ! あっ それ! スィスィスーダララッタァスラスラスィスィスィ~……。 人間(日本人)はいつまでそんなに働かなければならないのだろうか……。 植木等さん、アンタの時代に帰りたいなぁ…。 追記。 私が親しんでいた「お母さん」は、天国のご主人を追いかけるように天に召されたそうです……  合掌。 今夜は最近すっかりご無沙汰していたコチラ「たから屋 本店」に。 私の別宅から徒歩で3分の場所にあり、今の妻と再婚する前には何度か足を運んだ居酒屋だ。 私は産まれも育ちも下町だったので、コチラのような昭和の香りが色濃く残っているお店が大好きなのだ。 昨今の諸事情で、今や飲食店のほとんどがきちんと分煙をしているお店以外は店内での喫煙はN.G.なのに、コチラは 当然のようにカウンターに灰皿が置いてある。 私も今は煙草は吸わないが、過去は喫煙者だったので隣で 喫煙されてもかろうじて大丈夫なのだが、妻は全くダメなので、あまりついて来たがらない。 故に まだ訪れたことがない人は、上記したことを参考にして頂きたい。逆に愛煙家の人には貴重なお店だと思う。 そんな私が焼酎のボトルをキープしてまで通い続けているのは、1にも2にもお店の雰囲気が大好きだからだ。 家族経営のお店故に、上はいつも優しい笑顔で迎えてくれる齢80ン歳のお母さんと、焼き場には大将(残念ながら数年前に他界)が腕をふるい、元気一杯のママさん、その息子のケント君(大将亡き後は彼が焼き場で頑張っている)と、 今や珍しく貴重な三世代でお店を廻していた。 最近はお母さんもご健在とはいえ、お店で立ち続けるのが 少々厳しいらしく、そのお顔を見る機会がなくなってしまった。 そしてご常連の諸先輩の方々。私が1人で来店した時など 気さくに声をかけてくださる。 こういったことを最近の人は疎ましく思われるようだが、 私は全くそうは思わない。むしろ大好きだ。 見知らぬ人と、いろんな話ができるのだ。ためになる話も あれば、くだらない話で大笑いしたり。 性別、年代の枠を外したコミュニケーションは、言い換えれば異業種交流の場でもあり、自分の知識、経験をより豊かなものにしてくれる。 おもわずビジネスチャンスになることも…。 酒の肴は私が必ず注文する物がある。 その1つが写真の「コブクロ(又はガツ)の刺身」と、 「ニラレバ炒め」だ。 コブクロやガツはもちろん生ではなく、一度湯通しした物を冷している物だが、それをたっぷりの刻みネギと卸し生姜、生のうずら卵と自家製のタレ。これらを混ぜ合わせて食べるのだ。 いずれも数に限りがあるので、売り切れてしまっていることもある人気メニューだ。 ニラレバ炒めもこの店独特で、いわゆる町中華で見かけるような味付けの物とは違い、塩味がベースの非常にさっぱりした味付けの物だ。ニラやもやしの他に卵が入っているのもコチラの特徴だ。それがこのニラレバ炒めに優しさを添えている。 モツ焼きももちろん美味しい。亡き大将の跡を継いだケント君が頑張っている。 こうしたアットホームな雰囲気のお店は今後は貴重な存在になると思う。チェーン店の居酒屋が増え、跡継ぎがいない家族経営のお店がなくなっていってしまうなか、そもそも居酒屋とは…ということをもう一度思い起こさせてくれる。 私にとってたから屋本店さんとは、そんな大切な居場所だ。これからも末永く宜しくお願いします。

2025/05訪問

16回

カフェ セレーサ

上前津、大須観音、矢場町/カフェ、ケーキ

3.53

136

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.5

1回

ル ピニョン

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

ル ピニョン

森下、大曽根/フレンチ、イノベーティブ

3.79

219

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.5

1回

CRO‐MAGNON 名古屋駅前店

名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋/バル、ステーキ、ワインバー

3.06

4

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:4.5

1回

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