ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

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ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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「岐阜県」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 120

仲佐

そば EAST 百名店 2025 選出店

食べログ そば EAST 百名店 2025 選出店

仲佐

下呂/そば

3.83

717

-

¥2,000~¥2,999

定休日
水曜日、木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

私はこのお店の虜になってしまったのだろうか……。 決して近い距離ではないこのお店は、初めて訪問した日から2ヶ月と経っていない。 なのに今回また下呂に来たのは温泉も確かに魅力的だが、それ以上に魅力を感じるのが「仲佐」さんの蕎麦なのだ。 初老の私がこんなことを言うのは恥ずかしい、いや、聞いている方は気持ち悪いかもしれないが、この気持ちはもはや初恋のような、一目惚れした女性に対する気持ちにも似ている。 それほど私はこのお店の蕎麦が恋しいのだ。 浮気厳禁の我が家だからこそ勿論妻を連れだっての再訪だが、妻もコチラの蕎麦を気に入っているので、いわば特例の公認の浮気相手だ。 この日は暑かったこともあり、ざるそばをお互いに1枚注文して、気になっていた別メニューの中から おろしそばを1つ追加して食べ比べをすることにした。 丁寧に「さん立て」(引き立て、打ち立て、茹で立て)で提供される蕎麦なのだ。 時間がかかって当然。 本来ならお銚子1本に焼き海苔や味噌をアテに、それをちびちび飲りながら待つのがツウなのだろうが……。 さて、待ちに待った蕎麦が来た。 先ずはざるそばが。ほどなくしておろしそばも到着した。 ざるそばの美味しさを今更語るのも…。 詳しくは前回の訪問のレビューを見て欲しい。 その時と何ら変わらない美味しさだった。 今回はおろしそばも食べてみたが、コレはこれで素晴らしく美味しかった。 冷たくした出汁は明らかに枕崎産の本枯節の削りたてと思われる物を、出汁だけでなく蕎麦の上にも盛り付けてある。そして昆布も利尻、礼文の上等な物だろう。 すっきりとしていて、それでいて旨味も存分に出ている出汁に、これまたおろし立ての辛味大根を添える。 よく混ぜ合わせて食すれば、新たな蕎麦の魅力を伝えてくれる。 妻は元々少食だが、この日は別に蕎麦饅頭を試してみたら、と勧めてみた。 1つがゴルフボール程の大きさの蕎麦饅頭に黒文字を入れる。 2つに割れた内側には白の小豆餡が仕込まれてある。 妻に味見をさせてもらったが、上品な甘さは有名な和菓子のお店と同じレベルの物だ。 このお菓子には蕎麦茶も別に添えられる。 いや、相変わらずの美味しさは私達夫婦を益々虜にしてくれるお店だ。 いつまでもお付き合いをさせて頂きます。 妻と春の高山を訪れる旅⑥ 妻の楽しみだった高山のレストランのディナーの翌日は私が楽しみにしていた下呂温泉の蕎麦のお店を訪れた。 あらかじめの予習では かなりの行列を覚悟しなければ、と思い、JRの下呂駅には開店の1時間前に到着。 まさかと思い、お店まではゆっくりと散策を兼ねて歩いたが、20分かけてお店に到着した時には まだ誰もいなかった。 お店の入り口を見てみると、ありがたいことに2人が腰を降ろす長椅子が1つだけある。 季節外れの陽気で暑いくらいだったので、日射しを避けて腰掛けることはかなり嬉しかったが、行列に並ぶことを考えるとそれなりの対策も必要かもしれない。 やがて開店時間になり、一番奥にあるテーブルに案内される。 お品書きを見るまでもなく、お目当ての蕎麦掻きを1つ、ざる蕎麦を2つ注文する。 先ずは蕎麦掻きを取り分ける為の匙や取り皿を用意してもらい、ほどなくして蕎麦掻きが届けられた。 お店の人の食べ方に習い、先ずはそのままで。 後にお好みで山葵や醤油をお使いください、と勧められた通りに食べる。 1日10食限定だけあって一見よくある蕎麦掻きだが、そのままでも蕎麦の風味が楽しめるが、これにおろしたての山葵と醤油を加えると更に旨味まで加わり えもいわれぬ美味しさに! 暫くは蕎麦掻きを楽しんでいたところへ次のざる蕎麦の用意をしに来てくれた。 カエシと薬味を置いていってくれたところで私の冒険心がくすぐられた。 (蕎麦掻きをこのカエシで食べたらどうだろう……) ほんの少量の蕎麦掻きを箸に取り、カエシにくぐらせて口に運ぶ。 すると頭の中にクエスチョンマークが…。 (カエシが以外と弱いなぁ… これでいいのかなぁ?……) そう思いながら元の食べ方に戻し、蕎麦掻きを平らげる。 そして ざる蕎麦の登場だ。 見た目にも品の良い盛り付け。カエシの薬味にはすりおろした大根だけのシンプルさ。 先ずは数本を箸で掴み、そのまま食べてみる。 うん。先に頂いた蕎麦掻きとはまた違った風味だ そして喉越し。十割なのであればそれは驚きだ。 繋ぎを足さないとこれ程の喉越しは難しいのではなかろうか。 次に薬味を加えずカエシに半分程つけて手繰る。 すると蕎麦掻きをつけた時には少々物足りないと感じたカエシがなんということだろう! ざる蕎麦との相性が抜群なのだ! これは単に私の勉強不足なのだろうか……。 あまりの美味しさに夢中になって蕎麦を手繰る。 すると妻が「せっかくたから大根おろしも入れてみようかな」と。 おぉ、そうだった。このままで十分美味しいので大根おろしの事を忘れていた。 私も真似てカエシに入れて再び蕎麦を手繰る。 うん! これまたいい! 味変などというレベルの話ではない。 こうして食べることで全く違う魅力を引き出せるようになる。 いやはや、蕎麦の奥深さに圧倒されてしまった。 今まで食べてきた蕎麦とはいったい何だったのだろう…。 これはとんでもないお店を知ってしまった……。

2022/06訪問

2回

焼肉旬やさい ファンボギ

焼肉 EAST 百名店 2025 選出店

食べログ 焼肉 EAST 百名店 2025 選出店

焼肉旬やさい ファンボギ

名鉄岐阜、岐阜、加納/焼肉、ホルモン、韓国料理

3.74

167

¥10,000~¥14,999

-

定休日
日曜日

夜の点数:4.5

数年前に伺ったので記憶は曖昧だが、とても美味しい肉料理を食べさせてくれるお店と認識している。 それ以上に店主の考え方に共鳴した覚えがあった。 もともと以前の私は日本のエイジングビーフのお店には クエスチョンマークを付けていた。 まだ本当の知識、技術が浸透していないのに欧米のレストランでエイジングビーフを食べた日本人が「これはいける!」と思い日本に帰ってから商売を始めたと思っていた。 しかしキチンとしたエイジングのかけ方をその時点の日本人はどのように理解していたのだろう。 まだ十分な資料や指導者、設備などは無かった頃だ。 諸兄は京都に「中勢以」という精肉店があるのをご存知だろうか。 私は中勢以さんのように長らく営業しているうちに熟成庫に住み着いた菌が肉に移り、その中で行われる自然のエイジングのような効果があるのであれば安心して食べることが出来ると思っている。 そもそも欧米諸国と日本では気候が違う。一番の違いは湿度だ。だから中勢以さんには最初から日本の気候、湿度に合った菌が住み着いているから出来たことだと思っている。 それが欧米諸国と同じ方法でエイジングを掛けたら…。 別の菌(人体に悪影響を及ぼす)が繁殖する可能性は無いだろうか。必ず安心安全な肉だと言い切ることが何かの根拠をもって説明出来るだろうか。 それが美味しい肉だと自信を持って提供できるだろうか……。 当時はそんな疑問を抱いていたから熟成肉を食べることを避けていたが、このお店のオーナーさんと話をするなかで私と同じ考え方、疑問点をお持ちで、それゆえの日本の気候、風土に合わせたドライエイジングを施しているのです、という話を聞けた時、私は初めて「このお店なら…」と安心してエイジングビーフやジビエを食べることが出来たのだ。 特に私の個人的な嗜好では鴨をエイジングにした物が好きだ。 昔から猟師は鴨を獲ることが出来ると、それを自宅の軒先に吊し、暫く放置。ウジがわく寸前の頃まで待ってから食べたものらしい。一種のエイジングとしての知恵だ。 このようにコチラでは安心安全な肉料理を早くから勉強なさってから営業を始めたので、いまでも私達が美味しく頂ける肉を提供してくださるのだ。感謝感謝。 また美味しい肉が食べたくなってきた……。

2019/12訪問

1回

THE SHIP

美濃太田/ヨーロッパ料理、イタリアン、ダイニングバー

3.24

17

¥2,000~¥2,999

~¥999

定休日
月曜日

夜の点数:4.4

昼の点数:4.4

この日はようやく春らしい陽気になってきたので衣替えをしようと妻と一緒に別宅と本宅を行き来していた。 その日の夕食。 本音を告白すると、衣替えは口実で 本当はコチラでディナーメニューを食べてみたかったかもしれない。 「THE SHIP 」さん。 前回、ランチで訪れた際、その素晴らしさに心奪われたが、その時に店内に掲示してあった魅力的なメニューの数々は、全てディナータイムでの提供が可能な物ばかりで、次回は必ずディナーで利用したいと強く思っていた。 故にとても楽しみにしていたが、お目当てだったピジョンは、この日は入荷が無いそうで断念せざるを得なかったが、代わりに鴨や仔羊は提供出来る、とのことで一安心。 それに もう1つのお目当て、24時間以上前の予約が必須メニューの「パエリア」も、予約締め切りギリギリで間に合った。 18時の開店時間に合わせて訪問した。 妻にはいつも申し訳ないがハンドルキーパーをお願いした。 コチラに伺うには自家用車が必要なのだ。 さもなければJR 美濃太田駅からタクシーを利用しないと伺うには不便な場所にある。 旧中山道・太田宿を観光する客の為の駐車場に無料で車を停める事が出来るのは、この街の懐の深さ故かも…。 前回同様 笑顔で迎えて下さった皆さんはご家族で、ご子息の若い男性はシェフの元で修行中だそうだ。 予約の際にお願いした鴨の料理とパエリアをお互い確認し、その前に前菜になるような料理も食べたいので、その後に提供してください、と。 その前菜になるような料理2品をお願いすると、マダムが「それだけだとかなりのボリュームになりますから…」と、食いしん坊な私をたしなめてくださり、「サラダはハーフサイズに出来ますから…」と、アドバイスして頂いた。 それに私の大好きな海老の料理もお願いし、ワインも最初は白のハウスの物を頂いた。 妻のドリンクだが、ノンアルコールのメニューも充実しており、気に入ったモクテルを注文していた。 最初に そのハーフサイズにして頂いたサラダが。 コチラのサラダ。毎度のように魅了される。 ドレッシングの美味しさは勿論、具材に選ぶ野菜やナッツ、ドライフルーツのコンビネーションが 抜群なのだ。 やはりこういったサラダは、シェフのように世界のあらゆる料理に精通している人にしか思いつかない味わいなのかもしれない。 あまりの美味しさに、ハーフサイズにした事を少しだけ後悔した程だ。 これならフルポーションでも全く問題無かっただろう。 私の大好きな海老の料理も。 この料理に添えられた「ロメスコソース」。 前回のカラマリのフリットでも提供して頂き、あまりの美味しさにソースのお代わりを所望した程。 そのロメスコソースに、更にローストしたアーモンドの香り、ザクロのシロップの甘味、色合いが加わり、それぞれが料理を引き立てる。 口に運ぶとポワヴル・ルージュが弾け、それぞれが織り成す旨味、香り、食感にうっとりとしてしまった。 メインの「鴨胸肉のロースト」が。 ソースには数種類のベリーを使用したもの。 この鴨や鹿のような肉にはゲームのソースがピッタリだ。 しかし。 シェフが「どう? 美味しい?」と聞いてきた時には「美味しいけどシェフ、もっとロゼに仕上げて欲しかったょ」との私に、ニコッと笑みを浮かべて答えてくれた。 パエリアだ。 凄いボリュームは、これだけで初老の私達夫婦はお腹いっぱいになりそうだ。 マダムが「それだけだとかなりのボリュームになりそう...」と戒めてくれたのも理解出来た。 しかし、こうした料理はボリューミーな方が美味しく仕上がるものだ。 事実、豊富な魚介類に加えて鶏肉の旨味も出ているこのパエリアは、仕込みに相当な時間と労力を必要としているのだろう。 大袈裟ではなく、私が今まで食べてきたパエリアの中では一番の美味しさだった。 それでも残念な事に、私達夫婦でこのパエリアを完食するのは無理だった…。 そこでマダムに「このパエリア、持ち帰ってもいいですか?」と尋ねたところ、快く了解して頂き、持ち帰り用のタッパーをくださった。 あぁ、良かった。 こんなにも美味しいパエリアを残してしまうなんて、きっと神様のバチが当たりそうだ……。 シェフ、マダム、そしてご子息。 ありがとうございました。 美味しい料理の数々、堪能させて頂きました。 また是非伺わせてください。 この日から私達夫婦の入籍記念日旅行が始まる。 本宅から出発し 下呂温泉で1泊、翌日に高山を目指しての旅だ。 しかしこの日から暫く岐阜県の飛騨地方は寒波による大雪警報が発令されており、若干の心配を御伴に連れだっての旅行になった。 その出発の駅、高山本線の美濃太田駅の近くにコチラ「THE SHIP 」さんはある。 いにしえの街道「中山道」の宿場町として栄えた「太田宿」の雰囲気が残る町並みの一角にお店はあった。 お店の扉を開くと外国人の男性が。 どうやらコチラがシェフのようだ。 もう1人、マダムが明るい笑顔で出迎えてくれて、L字型のカウンターの席へと案内してくれた。 メニューの説明を受け、目を通すが 他にも私の隣に設置されたアクリルボードや壁にも気になるメニューが。 マダムに「このメニューは今からでも食べられますか?」と尋ねたが、「申し訳ございませんがコチラはディナーだけのメニューなので…」との事。 あ~、残念っ! 私の大好きなピジョン(鳩)やカナール(鴨)のメニューを目の当たりにしながら指を咥えてるだけなんて…。 この時点で「次回はディナーで…」と心に決めてしまった。 美濃太田駅を12:39に出発する列車に乗るつもりだったので、その20分前にはお店を出たかった。 なのでアレコレと注文したい気持ちを抑え、ランチメニューから2品、それにランチタイムのアラカルトメニューから1品を注文した。 マダムから「コーダ… は、お作りするのに約30分程かかりますが…」と言われたが、私は「構いません。急いで有り難く頂きますから」と。 先ずは軽くビールからだ。 正直、初めて食べる料理には どんな飲み物を合わせたら良いのかわからない。 無難なスタートにしようとグラスにビールを注いでいたら、マダムからランチのサイドサラダがサーヴされた。 小さな小さな器に入れられたサラダ。 「ドレッシングはビーツとブルーベリーを使用した物です」と。 するとその写真を撮っている私の隣で妻が「うわぁ! このドレッシング美味しい!」と、いきなりの歓声だ。 それには私も同感。初めて食べるドレッシングの味わいだ。 続いてスープも。 これはシェフからカウンター越しに手渡されたが、その時点で良い香りが。 これも初めて食べる味わい。 おそらくは この「初めて食べる」が、かなりの頻度で登場しそうな予感がした。 優しい、本当に優しいスープだ。 それに最後のパルミジャーノ・レッジャーノがコクと旨味を膨らませている。 その味わいに感激していると、シェフが「どう? 美味しい?」と、日本語にフランス語や英語の料理用語が混ざる言葉と笑顔で話しかけてくれる。 その人懐っこい笑顔が「コーダ… は12:00ジャストに出来上がるからね」と。 Oui Chef! 楽しみに待ってます(笑) そのシェフが、次なる料理を。 カラマリのフリットだ。 「それにスペイン風のスパイスを纏わせているけど、良かったらコレも一緒に…」と渡されたソース。 「コレもスペイン伝統の、赤パプリカをベースに…」 後のレシピは失念したが、揚げたての状態で箸を伸ばしてみる。 先ずはそのままで。 サックサクに揚がっているカラマリに妻は「どんな衣を纏わせると こんなに美味しくなるんだろうね」。 そのままでも美味しいのだが、添えられたソースを少量使用すると もう箸が止まらなくなる。 このソース、あまりの美味しさは後程にはシェフに「もう少し頂けますか?」とリクエストする事になる。 メインの料理が。 パスタのフリッジに、スパイシーなミートソースとベシャメル、それにモツァレラと36ヵ月のパルミジャーノ・レッジャーノが濃厚さを加えてある、考えようにはラザニアをイメージ出来る料理だ。 その濃厚な美味しさを味わっていると、次なる料理も。 「オックステールの赤ワイン煮込」だ。 じっくりと煮込まれたテールは、肉の部分がホロホロと崩れそうな程 柔らかく煮込まれ、下に敷かれたポレンタと一緒に味わう。 シェフは様々な国で、様々な料理を体験し、そのキャリアがスパイスの使い方に表れているようだ。 先程食べたフリッジにしても、このテールの煮込にしても、複雑なスパイスの使い方に魅了された私に驚きと感動を与えてくれる。 ニュアンスはスペイン、イタリア、中東…。 良い意味でバラバラになってしまいがちな料理を、バランス良くまとめて提供してくれているようだ…。 まさしく「スパイスのマジシャン」だ。 私がシェフに「このピジョンが食べたかった...云々」の話をしたら、「これには天然のピジョンよりも、わざと養殖されたピジョンの柔らかい肉を使って……」と料理の講釈を。 そんな話を聞かされては 次回に向けての時間調整が必須になりそうだ。 列車の時間が迫っている。 シェフともマダムとも まだまだお話を聞かせて欲しかったが、断腸の思いで会計をお願いした。 ご馳走様でした! ありがとうございます! また、今度はゆっくりと出来るディナーの時間帯に伺がわせて頂きます!

2025/03訪問

2回

旬庵

高山/創作料理、居酒屋

3.60

56

¥6,000~¥7,999

-

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.4

前日からの大雪警報が発令中のこの日。 前泊していた下呂温泉から高山に向かう予定を切り上げて引き返そうか…とも考えたが、その前日の雪が思った程ではない。 それならば… と、再度予定を変更して高山に向かった。 私達夫婦の入籍記念日の旅行にどうしても華を添えたかったのだ。 その「華」こそは、コチラ「旬庵」さんだ。 私達は高山で2泊する際のディナーはコチラと、もう1軒はフレンチレストラン「ル・ミディ」さんで…と決めている。 浮気はしないから新規開拓する必要は無い。 それだけ魅力あふれるお店達なのだ。 その「旬庵さんありき」でホテルを取り直したので、丁度タイミング悪く 外は吹雪になっていたが、それでも徒歩数分圏内だったのが救いとなった。 ホテルから借りた傘が強い風に折れそうな中、なんとかたどり着いた私達を大将が笑顔で迎えてくれた。 先ずは飲み物だが、私は夕食前にホテルの温泉に浸かり、湯上がりにビールを飲んできたので、最初から熱燗を所望した。 この吹雪だ。こんな夜には熱燗が良く似合う。 珍しく妻も「私も一緒に…」と、夫婦仲良く徳利を傾けることに。 さて、酒の肴だ。 刺身の種類は驚く程豊富なので、大将にお任せで盛り合わせてもらうようお願いした。 するとどうだ! 前回、私1人で伺った時に出して頂いた10種類の刺身の盛り合わせ。 その豪華さに感嘆の声をあげたが、この日は更にパワーアップしたヴァージョンが! その数13種類! 品目は写真を参照して欲しいが、いずれも鮮度の良いネタばかり。 一手間加えた物もあり、これでは1合徳利を2人で飲んでいては間に合わない。 いきなり日本酒を追加だ。 肴は他も魅力的な物ばかり。 おぉ!私の大好物「ぐじ(甘鯛)の若狭焼き」だ。 この、鱗を上手に焼いてもらったパリパリ感がたまらなく美味しいのだ。 この「鱗を上手に…」とは簡単にはいかない。焼き手は修練を積まないと難しい技術が必要になる料理だ。   見事な焼き具合は、それこそ「外はパリパリ、中はしっとり」としており申し分無い仕上がりだ。 「鴨ロース」は2人が大好きな料理。 真冬の、良く肥えた真鴨の胸肉。 しっかりとした味わいの胸肉の皮目を、軽く炙りを加え香ばしさを出している。  日本酒も進む。 大将にお任せで日本酒を選んでもらい、「初緑」や「裏天領」などの、土地の酒と共に料理を楽しむ。 「海老を美味しく食べたいな…」との私のリクエストに答えるべく、様々な海老を使った料理の中から「海老のオランダ焼き」を。 それに一手間、チーズを加えたスペシャルヴァージョンで提供してくれた。 やはりコチラは素晴らしい。 高山での食事には外せない名店だ。 会計を済ませ、帰り支度をすると雪が吹くなか、店の外まで大将や皆さんが見送ってくださった。 ありがとうございました。 また、また是非伺わさせて頂きます。 先月、妻と共に初めて訪れた際、一度で「次から高山の夜なら…」と、お気に入りになってしまったコチラ。 この日は非常に多忙だったようで最初は予約が出来なかったのだが、諦めきれずに「何時になっても構いませんので、ご迷惑にならなければ近くにおりますので…」と、先客が帰った後に電話をしてもらえることにして頂いた。 19時30分を過ぎた頃、先客がお帰りになったようで電話が鳴った。 「無理を言ってすいませんでした」と先ずはお詫びを申し上げ席に着いた。 さっそくお品書きに目を落とす。 相変わらず魅力的な料理が列記され、刺身などは全部食べたくなるほどだ。 ほどなくお通しが出てきたが、前回は自家製のよもぎ豆腐がとても美味しく「これだけで酒が一合飲める!」とコメントしたが、今回出してもらった胡麻豆腐はそれを更に上回る物!  すりおろさない、粒のままの白胡麻をわざと加えることでプチプチした食感がなめらかな胡麻豆腐に加わりとても楽しい、美味しい。 この時点で「やはりここは良い!」と改めて思った。 さて、迷っていてもしょうがない。ご主人に「今日のお勧めの刺身」を伺うと「今日は全部いいんですよ!」と。 うわぁ~、どうしよう……と思っていたら、ご主人が 「なんなら全部を少しずつ盛り合わせにしましょうか?」と申し出てくれた。 そんなわがまま言っていいんですか!? と驚いていたら、出してもらった刺身はなんと10種類! すべて天然物の魚ばかりで とらふぐ、真鯛、赤貝、縞アジ、本マグロ……。 逆に「何から食べよう……」とかえって迷ってしまった。 前夜の長野の「ひろ喜」さんのご主人と同じく コチラのご主人も料理、お酒に限らずいろんな分野に博識で、お話も上手で楽しく時間が過ぎていく。 何か野菜の物を所望すると「今日はアスパラに良い物があります。」と。 さっぱりと食べたいので…とリクエストしたら、外連味もなく素焼きで出してくれた。 日本酒のお勧めは飛騨金山の酒蔵の「初緑」。 杜氏が「十四代」と同じ作り方で醸した、スッキリとした飲み口の酒だ。これも料理との相性がとても良かった。 最後に「ご主人が今日はコレで〆て…と考えてくれる料理を何でも良いので作ってください。」とお願いし、出して頂いたのが飛騨牛の焼きシャブだった。 コレがまた旨い!下味を付けた飛騨牛の薄切りをギリギリのレアで仕上げることで、なんとも言えない旨味が溢れ、その柔らかさに素材の特徴を引き出す術を心得ていらっしゃることがわかる。 この日も満足する夜を過ごすことができた。 ご主人、ありがとうございます。また寄せて頂きますね。 妻と春の高山を訪れる旅⑨ 2日目の夜は妻から「このお店、良さそうじゃない? 行ってみたいな」とリクエストされた「旬庵」さんだ。 前日はフレンチ、翌日は中華のお店の予約があるので和食はちょうどいいかも…と私も賛同した。 当日のお昼に下呂で食べた仲佐の蕎麦があまりに美味しかったので、ちょっと期待値のハードルはおのずと高くなってしまう。 初めてのお店でもあり、どんな料理を食べさせてもらえるだろうか…。 扉を開けて予約した旨を伝えると、カウンター席に案内してもらった。 私達夫婦は二人とも聴力が弱いのでカウンター席はむしろ大歓迎だ。 先ずは飲み物を選ぶ。日本酒でお勧めの物を、と所望したが他県の日本酒を勧めてくれるのでそれは丁重にお断りして、旅の者なのでこの辺りの日本酒を、と言ったら早速高山の地酒を勧めてくださったのでそれを頂くことにした。 アテは…とお品書きを拝見するが、非常に多彩なラインナップで あれもこれもとなかなか絞りきれない。 とりあえず刺身は鰆を。それに出汁巻きでお店を測る物差しにしようと思ったが、普通のでは面白くないのでう巻きにしてみた。 最初はお通し。「よもぎ豆腐です」どうやら自家製の物らしいが、これがボクシングに例えると開始のゴング早々に 1発喰らわされた感じ! 旨いのだ! 上に添えられた山葵の小技も効いている。 このお通しだけで日本酒一合いけると思う。 妻に「コレ、単品で追加できないかなぁ…」と言った程。 第2ラウンドも鰆の焼霜造りの横に「右端は大将からのサービスです」と、桜鯛と鰤が! このワンツーでダウン寸前に! 魚は勿論美味しい物だ。 このワンツーを喰らい意識が朦朧としていたので名前を失念してしまったが、刺身の真ん中に柑橘が載せてある。 なんでも宮崎県辺りのだったかなぁ……   「この柑橘に山葵と醤油をつけてそのまま召し上がってください。良い口直しになりますから」と言われ、その通りにしてみる。 すると不思議なことに、これまた旨いのだ! 柑橘に醤油をつけてそのまま など考えもしなかった…… 以上、まぁ私の拙い紹介などより高山に来ることがあればお薦めしたいお店になったので、一度訪ねてみてはいかがだろうか。何を食べてもすべて美味しく、大将やお店のスタッフさん、果てはご常連の方まで皆さんの人柄まで素敵なんだよなぁ。 ご常連とおぼしきご夫妻など「なんだかカッコいい人が入って来たなぁ、って。 芸能人かなぁと思って緊張してたんだょ!」 「いやいや、私ごときがそう見えるなんて先輩!相当早い時間からお楽しみでしたね!」 こんな打ち解けた会話もできるのもお店の良い不思議ゆえだろう。 ……なんて言いながら私の大好きなカウンター席は決して広くはないので、予約が取りにくくなるのが心配だなぁ。 人に勧めておきながらそれもないよなぁ……。

2025/02訪問

3回

マエジマ製パン

日本ライン今渡、可児川/パン、洋菓子、サンドイッチ

3.55

138

-

-

定休日
月曜日、火曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:4.4

私達夫婦が大好きで、今のところNo.1 のパン屋さんと言えばコチラ「マエジマ製パン」さんだ。 妻が本宅に用事があったので、帰りに寄ってくれた。 私の一番好きなパンは残念ながら売り切れていたようだが、それと双璧なのがこの「柚子ドッグ」だ。 刻みキャベツとチーズが乗ったホットドッグは、見た目がタルティーヌのようだ。 ほんのりと柚子の香りも 主張し過ぎることなく良いのだが、マエジマ製パンさんのパンは そういった加減に優れたパンが特徴だ。 これを朝食としてヨーグルトやコーヒーと一緒に頂いた。 良い1日の始まりが迎えられた。 私が知り得る限り、未だにコチラのパンよりも美味しいお店に出会った事がない、と言える程 美味しいパンを提供してくれる「マエジマ製パン」さん。 最近は母親の介護の為に生活が別宅にシフトしている為、なかなか伺う事が出来なくなってしまったが、それでも たまに妻が本宅に行くことがあると、 「ねぇ、マエジマ製パンさんに寄っていこうか?」と言ってくれる。 そんな時に私がリクエストするのは多数あるので、「そんなに沢山は買っても食べきれないでしょ!」と叱られもする(苦笑) それほど私はコチラのパンを「愛している」のだ。 今回、妻が買って来てくれたパンは「柚子ドッグ」と 「チョリソー」を加えたパン。 共に大好きだが、「柚子ドッグ」は朝食向き。「チョリソー」はワインが欲しくなるので夕食時に食べるようにしている。 この日の朝食は、その大好きな「柚子ドッグ」にオレンジジュースとコーヒー、それに生乳100%で砂糖不使用のヨーグルトを妻が用意してくれた。 こんな手間も何もかからない簡単な朝食でも十分満足出来るのは、ひとえにパンの美味しさのおかげだろう。 さぁ! パワーチャージ完了! 今日も元気に過ごすことが出来そうだ! 私達夫婦が一番好きなパンのお店、「マエジマ製パン」さん。 コチラよりも美味しいパンのお店には、幸か不幸か未だに出逢った事が無い。 それはコチラのパンの全てに言える事だが、塩味というか、塩の加減が抜群に素晴らしいのだ。 もうコチラのお店の賛辞は散々コメントさせて頂いたので今回は割愛しておくが、今年初めて妻がシュトーレンを購入した。 このシュトーレン。 シェフが相当な思い入れがあったようで、会計の際、わざわざ厨房から出てきて様々な説明を熱弁してもらったそうだ。 私達はキリスト教の信者ではないが、この北欧に伝わるクリスマスまでの伝統を今年は堪能したいと 今から楽しみにしている。 春の陽気に誘われて妻と2人で藤の花を愛でに出かけた。 今年は桜も早かったが、藤も同様に例年ならG.W.の頃が見頃を迎えるが、今年は既に見頃を迎えており、県内でも有数の藤棚を備えた公園に向かった。 奥まった場所に1つだけあったベンチに腰を掛け、周りに人がいないのを良いことに、久しぶりに屋外でマスクを外し深呼吸してみる。 藤は香りも良い。その良い香りを載せた風も心地よい。 久しく忘れかけていたことだった……。 帰りがけに寄ったのはお気に入りのパン屋さん。 パンが大好きな妻に教えてもらって以来、私の中でもベストな存在のお店だ。 「塩梅」という言葉があるが、コチラのオーナーはその加減が絶妙で、どんなパンを食べても先ずは生地そのものの塩加減が良いのだ。そして焼き加減。これもまた絶妙で、小麦の良い香りが引き立っている。 美味しいと評判のお店のクロワッサンはいろいろ食べてみたが、コチラのクロワッサンもやや小ぶりではあるものの、安価であるのに質の良いバターを惜し気もなく使用していると思われ、前出のような評判店にも勝り、有れば必ず手を伸ばしてしまう逸品だ。 家からさほど遠くない場所にこんなにも美味しいパン屋さんがこんな田舎にあることを嬉しく思う。     追記。 コチラの店内がお世辞にも広いとは言えず、コロナの事もあるので店の中には4人しか入れません。 来店時間次第ではかなりの行列が出来ることを覚悟してほしい。

2025/02訪問

4回

Blanche Aimer

日本ライン今渡/フレンチ

3.04

3

¥3,000~¥3,999

¥6,000~¥7,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.3

以前は「ワイン・ブランシュ」という店名で営業していたフレンチレストラン。 その店名の時、たまに利用していた。 約4年程前に妻の誕生日を祝う為に訪問して以来になってしまったが、久しぶりに再訪してみることにした。 今回は私の母親の為に 最近特に頑張ってくれている妻への感謝の意味を込めた席にしたかったのだ。 妻の誕生日祝いに利用した時の料理が素晴らしく、私達の思い出になっていたのもコチラを選んだ理由だ。 とても暑くなってしまったこの日。 失礼ながら さほどドレスコードを気にしなくてもカジュアルに利用が出来るのも良かった。 風通しの良い ラフな服装で伺った。 席に着き、予約段階でお願いしたコース料理を頂くことを確認し、いつもハンドルキーパーを努めてくれる妻はノンアルコールの赤ワインを。 私はソムリエールでもあるマダムから「よく冷えたソーヴィニヨンブランがあれば。」と。 すると「生憎グラスでお譲りできるソーヴィニヨンブランは切らしておりまして…」との事。 そこで「では何かお勧めの物を」とお願いし、提供されたのが写真のボルドー。 ボルドーでは初めての日本人女性の造り手が手掛けたワインだそうだ。 最初のオードブルが運ばれてきた。 コチラお得意のヴァリエだ。 その数12種類。 写真左上のフロマージュブランのプティシュ-から右下のサーモンまで、1つひとつに手を掛けた、見た目にも味わいにも嬉しい、楽しいが満載だ。 スープが。 キャロットを濾す時、あえて少しザラッとした食感を残している中に、フォアグラのソテーが添えてある。 微かに香るクミンと相まって、これはスープというよりも2品目のオードブルのようだ。 このトロリとしたキャロットとソテーしたフォアグラがお互いを引き立てて とても美味しく仕上がっている。 印象に残る一皿になった。 ポワソンは宮城県産天然のヒラメのポワレだ。 力強くも、かつ繊細な天然のヒラメにはオーソドックスなブール・ノアゼットのソースを。 一緒に添えたラヴィゴットのソースを、時には混ぜ合わせ、時にはラヴィゴットだけで…と、2種類のソースで楽しめた。 メイン料理は基本 豚肉だったが、妻の物はエキストラチャージして黒毛和牛に変更してもらった。 先ずは私の愛知県産の黒豚のローストだが、肉の下に多種多様な夏野菜が敷かれ、上に乗せたラタトゥイユをソース代わりに一緒に頂く。 この季節にふさわしい仕上がりだ。 妻の為に選んだ黒毛和牛は部位によって金額に差異はあるが、今回はランプにした。 その肉質の良さを最大限引き出した火加減は素晴らしく、赤身の肉の旨味を十分楽しめる。 ソースはボルドレーズ。 どうやらシェフは先程のポワソンの時といい、スタンダードなソースが好きなようだ。 デセールはアソートだ。 季節感のある桃を使ったグラスやコンポートに、フロマージュブランのムース。 どれも華やかさには欠けるが、1つひとつを丁寧に作ったと感じさせる物だ。 いやぁ 美味しかったぁ! このクオリティでこの価格!  このお店にして良かった。 改めてフレンチの「地域一番店」としての認識を改めた。 ご馳走様! ありがとうございました!

2024/07訪問

1回

Latelier blanc

可児、新可児/ケーキ

3.10

13

-

-

定休日
月曜日、火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:4.3

私達の本宅がある岐阜県可児市ではNo.1だろう。 素晴らしく美味しいケーキや焼き菓子を提供してくれるお店だ。 今回は妻が単独で選び、購入してくれた。 「タルトタタン」。 私が知っているタルトタタンとは異なる仕上がりの物だが、あまりにも美味しく、妻が「コレは私用に買ったんだから、そんなに食べちゃダメ!」と叱られてしまう程だった。 「シシリー」。 コレは逆に私用に買ってくれた物らしい。 もとより妻はピスタチオを使用したスイーツをあまり好まないので、いつも仲良くシェアする私達としては意識的に避けていたケーキだ。 反対に私はピスタチオが好き、という事を知っていた妻は「私用に…」と買ったらしく、先程のタルトタタンを ほんの少ししか食べさせてもらえなかったのは、「貴方はピスタチオがあるでしょ(笑)」という理屈があった訳だ。 いずれも素晴らしい味わいのケーキ。 やはり「地域一番店」の評価は揺るぎ無いものだ。 地元・可児市では地域一番店と思える大好きなパティスリー「Latelier blanc」さん。 最近、母の介護の為に別宅に生活がシフトしており、なかなか伺えなかった。 久しぶりの再訪となったこの日。 白い髪飾りをした可愛らしい姿に心を惹かれた。 「フリュイ・ルージュ」。 フレイズ、フランボワーズ、グロゼイユ。 様々なベリーのジュレやクレームに、マスカルポーネのヴァニラムースが抜群のマリアージュを想起させる。 さっそく持ち帰り食べてみることに。 これにはコーヒーよりも紅茶だろう。 お気に入りのT.W.G.のアッサムと一緒に頂くことに。 爽やかな酸味に鼻腔までくすぐられ、追いかけてきたマスカルポーネのヴァニラムースが多彩なベリー達を優しく包み込む。 一緒に頂くアッサムの豊かな香りと共に、午後のくつろぎを与えてくれる……。 そんな時間を凄せる素敵なデセールだ。 あ~っ!! ついにテレビ番組で紹介されてしまったか…。 まぁ時間の問題とはいえ、やはりこのような小規模な店舗(失礼!)では、このようなテレビ番組で紹介されてしまうと、それを見た視聴者が殺到し、これまでとは違う、簡単には購入できないお店になってしまう。 正直言って、コチラのお店は私達のような地域の住民の口コミによって発展していって欲しかった…。 それを踏まえて この日はいつもよりうんと早く自宅を出た。 そうしないとお目当てのスイーツが買えないかもしれないと思ったからだ。 この日のお目当ては、最近 妻がハマッている「レモンのケーキ」という焼菓子だ。 これも常連客には人気があるようで、夕方あたりに伺うと しばしば売り切れていることもある。 それをどうしても食べたい + 他にも美味しそうなスイーツが買いたい、が私達の背中を押したのだ。 その甲斐があってか、無事にレモンのケーキを購入することができた。 そしてanother one は… 季節のケーキでとても美味しそうな物がある。 それが今回買い足した2つだ。 まずは「桃のタルト」から。 タルト台の上にカスタードクリーム、それに覆い被さるようなフレッシュな桃が。 この至ってシンプルな構成だが、かえって桃のフレッシュさが活かされている。 コンポートにもしていない、指先で触れるだけでも表情を変えてしまうデリケートなフレッシュの桃。 その味わいを損なわず、かつ膨らませる為にも構成はシンプル、かつ王道のマリアージュがふさわしい。 今が旬のフレッシュな桃を、完璧なスイーツとして昇華させている。 次なる「ヴェリーヌマンゴー」も美味しかった。 総体的にマンゴーの甘やかな味覚が圧倒するのをエルダーフラワーと白ワインのジュレが それを引き締める。 マンゴーだけに偏りそうなバランスを見事に調和させてみせている。 この2つ。 「うん。夏はこんなスイーツがいいな」 と思わせてくれた。 やはりコチラはとてもいい。 忖度無しのジャッジでも、今や可児市のNo.1 だ。 自宅に戻った私。 出張での荷物を整理し、疲れをとる為に 帰宅後の翌日は休暇に充てた。 午前中に荷物を片付け、買い物に出かけた際、昼食をとった後のデザートとして 久しぶりにコチラでお菓子を購入した。 相変わらず美味しそうなケーキや焼菓子が並ぶなか、私達が選んだのが初夏を思わせるケーキと、妻が「貴方がいない間にハマッてしまったの」と笑いなから紹介してくれた焼菓子とプリンを買って帰った。 コチラで購入するスイーツで、ハズレたことは一度たりともない。 どれをとっても、全て美味しいのだ。 そして比較的安価なのも嬉しいのだ。 長く家を空けていた私。 今日は このスイーツを自宅で妻と一緒にゆっくりと楽しもう。 自宅のある街では一番のお気に入りのお店。 この日もランチを頂いた後に夕食材料の買い物を済ませ…と、いつもの行動パターン通りに伺わせて頂いた。 今回は妻が「ラトリエブランさん、オリジナルのプリンを始めたみたいよ」との情報を得たようで、何をさておいても それを楽しみにしているようだ。 お店に到着し、店内へと進む。 正面のショーケースには様々なケーキが並んでいるが、既に売り切れてしまった物や、人気商品は品薄状態の物も。 さぁて、今日は何を頂だこうかな……。 妻は待望のプリンを指名。残り2つだったので、そのうちの1つをGet 出来て満足そうだが、「ねぇ今日はカヌレも食べてみたいな」と。 私はと言えば そのカヌレの奥に別のお菓子が。 よく見ると金柑のタルトのようだ。 妻が2つ購入したのだ。 私も この金柑のタルトと、もう1つ。 旬を迎えている「苺のタルト」も購入した。 さっそく二人がお気に入りの紅茶を淹れて、私が苺のタルトを食べようとすると、妻が「ねぇ、それも美味しそうだから、私のプリンと半分ずつしない?」との提案が。 妻のプリンも気になっていたから、私もその提案には大賛成だ。   今回購入した物は全て仲良く半分ずつすることにしよう。 という訳で、手をつけた苺のタルトに 同じく金柑のタルトを食べることに。 うん! どちらも とても美味しい! 特にカスタードクリーム。 濃厚でありながら苺の爽やかさ、酸味の邪魔をしない。 まるで可憐な舞姫「苺」の魅力を引き立て、リードする相手役を努めるダンサーのようだ。 それは金柑のタルトも同様。 コンポートした金柑を、やはりクリームが優しく包み込んでいる。 同じタルトでも、その生地の食感の違いは使用する素材の違いで分けているのだろう。 やはりコチラはいい! この地域のパティスリーではアタマ1つ、2つ抜けた存在だ。 まだ手をつけていないプリンやカヌレが楽しみだ。 休日に自宅で寛ぐことにした日は いつも私が料理を作ることになっている。 その材料を買う為に外出すると、どうしても誘惑に負けてしまうのがコチラ「ラトリエブラン」さんのスイーツだ。 この地域では頭1つ抜けて美味しいスイーツを提供してくれるお店だが、今回ショーケースを覗くと「岳」という商品名のチョコレートケーキのデザインが変わっていた。 なぜだろう……。 スタッフの人に聞いてみたら「シェフに聞いてきます」と。 そのシェフが手を休めてわざわざ説明に出てきてくれた。 初めてお目にかかるオーナーシェフはまだ若い男性だった。 そのシェフの説明を聞いてみたら、この「岳」という およそチョコレートケーキらしからぬ名前は何故? という私の質問に「これは私の子供の名前なんです」との答えが。 「私がまだ東京の銀座のお店で修行中に産まれた子供の名前で……」と教えてくれた。 なるほど。 こんな片田舎でこれ程のスイーツが提供できるのは、そんな洗練された街のお店で修行された賜物だったのか。 それでは、とニューバージョンの「岳」と、季節のシャインマスカットのタルトを購入して持ち帰った。 なめらかなガナッシュにクランチの食感が楽しい。 それでいてビターなカカオの風味が優雅な仕上がりになっている。 シャインマスカットのタルトはクリームのバランスが素晴らしい。 繊細な味わいの素材の邪魔をすることなく、かえって引き立てている。 シェフ、この地に帰ってきてくれてありがとう。 これからも美味しいスイーツ、期待していますよ。 最近、地元でお気に入りのパティスリーができた。 それがコチラ「ラトリエ ブラン」さん。 休日のこの日、妻と夕食の買い物の後に珍しく私から妻をコチラに誘った。 家に持ち帰り、美味しいお茶と一緒に頂こうよ、と。 夏の空気が街を覆い尽くしているようなこの日。 もうスイーツのラインナップもすっかり夏バージョンだ。 ココナッツとマンゴーのケーキ、グレープフルーツのケーキ、それにバスク風チーズケーキも購入。 家で妻のお気に入りのTWGのアールグレイを濃く抽出し、氷を詰めたグラスに注ぎアイスティーにした物と一緒に楽しんだ。 あぁ、また夏がやってくる……。 地元にとても美味しいお菓子のお店ができた。 それがコチラ「ラトリエ ブラン」さんだ。 前回、半ばお試し的に購入したケーキがとても美味しく、さっそくリピーターとなって再訪した。 この日は仕事が休日なれど、間もなく金沢に長期間の出張を控えているため いろいろと準備に追われ、生活用品等も買いに行かなくてはならないこともあり、その時にお店の前を車で通過したが、お店の前の駐車スペースが満車になっていた。 あっという間に人気店になってしまったのかなぁ…。 買い物帰りにケーキを購入するつもりだったので、まだ残っている物があるのか心配になってきた…。 その買い物も終えて帰り道の途中に再訪する。 この時は幸い駐車スペースも空きがあり、難なく停める事が出来た。 (ちなみに駐車場は お店の前にあるスペースは横に並んでいる各店舗と共通らしく、空いていればどこに停めても良いそうで、お店の裏側にも別の駐車場があるそうだ) しかし扉を開けて店内に入ると、ショーケースの中には 既に売り切れてしまった物も…。 やはりこの時間帯(15時を少し過ぎていた)では人気のあるケーキは売り切れてしまう物もあるのだろう。 かといって 残っていたケーキはというと、まだまだ美味しそうな物がある。 その中には前回購入してとても美味しかった「GAKU」というチョコレートのケーキも1つだけ残っている。 さぁ どれにしようかな…… 妻と私、初老の夫婦二人がショーケースの前で腕組みだ。 結果、ピスタチオが好きな私が選んだケーキと、妻は最後の最後まで悩み抜き、出した答えが写真にあるタルトフレーズだ。 自宅に戻り、二人がお気に入りの紅茶を私が淹れる間に 妻がケーキを取り出してお皿に乗せている。 いただきます。 ……うん。良かった! 今日のケーキもとても美味しい! やはりコチラのお店は間違いなかった。 しかもこのクオリティでありながら比較的安価なのではなかろうか? 同じ物を街中で購入するなら5割から もしかすると倍ほどの金額で購入することになるのではなかろうか。 ピスタチオのムースは昨今流行りの濃厚な…というよりも 軽い感じに仕上げてある。 それが果肉感を残し甘さも控えた苺のジュレや、フランボワーズのクリームと相まってとてもバランスのとれた品の良い出来映えになっている。 妻が選んだタルトフレーズに 妻は興奮気味だ。 「今シーズン食べた全ての苺の中で一番美味しい!」 とまで言わしめた苺はグラサージュされた物が沢山乗せてある。 その甘味の手伝いもあるのだろうが、確かに私が食べても 同様の感想を言っただろう。 それをカスタードのクリームと共にタルトの上に乗せれば完璧なタルトフレーズの完成だ。 ピスタチオのケーキにもあしらってあったが、苺に添えてある小さな花が春を運んで来てくれた……。 そんな思いにさせてもらいなから今回も美味しく頂くことができた。 ありがとう。ごちそうさま。 昨年の7月に、自宅から車で約15分の場所に新しくオープンしたお店に行ってきた。 小さなお店で、店内には密を避ける為に2組だけが入る事ができる。 私達が訪問したのは14時の少し前だったが、ショーケースには僅かなケーキが残っているだけで、私達の前には1組買い物中、私達がケーキを選んでいるうちに別の人が来店、更に私達がお店を出るのと入れ替わるように別の人が3人と、なかなかの人気のようだ。 焼き菓子などもあったが、今回はケーキだけを3種類購入して自宅に持ち帰った。 さっそく頂いてみたが、どれもとても美味しい。 岳(GAKU)というチョコレートのケーキは良いカカオを使用しているのだろう。風味がとても豊かで、クランチの食感も楽しい。 フロマージュブランのムースは間に挟んだレモンのコンフィチュールの酸味が甘さを引き締め、良いバランスを作り出している。 小さなバスク風チーズケーキは翌日のお楽しみに残しておいたが、これならコチラも期待できそうだ。 良いお店ができた。 リピート確定だ。

2024/12訪問

9回

アンジェリーク

高山/カフェ

3.02

1

-

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.3

妻と春の高山を訪れる旅⑬ この旅で最も思い出深い人達とお店に出逢えたことに先ずは感謝申し上げたい。 昨夜、高山市のバーで素敵な出逢いがあり、それに導かれるように来店したことで素晴らしい体験をさせて頂いた。 諸兄はアブサンというお酒をご存知だろうか? 召し上がったことは? 飲んで美味しいと思われただろうか? 私も実は勤務先でバー業務を10年余りしていたことがある。  当時のバックバーにはパスティスと言えばせいぜいぺルノー、リカール、ウゾぐらいなもので、インバウンドのゲストがたまに飲むくらい。日本人のゲストではめったに飲んでいる姿をお目にかかることはなかったお酒だ。 アブサンはその強烈な個性からピカソをはじめ多くの芸術家達にも愛され、多数の愛飲家がいたのだが、あまりにもアルコール度数が高いことに加え、その成分から中毒性のあることが囁かれ、ついには販売禁止になったこともあるお酒だ。 その後、中毒性の有無を調査するに、あまりに根拠に欠けること、アブサンメーカーがレシピを工夫したこと等が再販の扉を再び開くこととなり、現在に至っているのだ。 私にはたまにアブサン(パスティス)を水割りで飲む日本人とオレンジジュースで割る外国人ゲストだけの記憶があるたけで、ある日、自分も飲んでみようと口にしたが、あまり美味しいとは思えなかった記憶がある。 そんな私がそれでもパスティスをたまに飲んでいたのは、ひとえにお酒に関しては負けず嫌いな性格に他ならないからだ。 他人が美味しいと思える酒を自分が美味しく飲めないのが悔しかったからだ。 すると、その強烈な個性に徐々に慣れてくると、それがとても良いと思えるようになった。 そんなわけで日本人にはなかなか理解が得られないお酒だが、それを「これ程とは……!」と絶句する程のコレクションを保有していらっしゃった。 中には勿論日本国内では販売されていないようなアブサンだけでなく、ヴィンテージ物のように今後は入手困難な物、果てはアブサンファウンテンも自身のバーに1つ、コチラに至っては さらに2つ。計3台のうち、ひとつは14世紀のレプリカまで。 諸兄に教えて欲しい。 コチラのお店以上にアブサンに詳しい、もしくはコレクションしているお店は日本国内に他にもあるのだろうか? ご主人(本郷様)と奥様。本当に素敵な方々だった。 コチラのお店で頂いたパスタ「ふきのとうのラグー、リングイネ」は美味しい山菜が採れる春の高山にふさわしい。 あまりにも美味しいので奥様にレシピを教えて頂いた程だ。 少し交通の便が悪いのは玉に瑕。 そんなことさえ補ってあまりある物、人がここにはある。  今度 高山にくることがあるなら真っ先に訪れたい。 私達にはそんな思いにさせて頂いた出逢いだった。

2022/04訪問

1回

バー ラビット・ホール

高山/バー

3.06

6

-

-

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.3

高山への旅、2日目。 高山のフレンチの名店「Le Midi」さんで食事をした後は コチラに赴くことがお約束の流れになった。 私が高山ではNo.1のバーだと思っている「ラビットホール」さんだ。 このお店のご主人(それと奥様)はとてもアブサンに造詣が深い方で、そのコレクションには驚愕に値する。 一度、ご自宅にお招き頂いた時には 「世界にはこんなにもいろんなアブサン(パスティス)があるのか……」 と、自分の無知を恥ずかしく思った程だ。 勿論カクテルも美味しいし、料理も美味しい。 しかし私の目的は1にも2にもアブサンカクテルだ。 アブサンファウンテンという器材を使用するのだが、このアブサンファウンテン自体を諸兄はご存知だろうか? ファウンテン(泉)のごとく数ヶ所の蛇口があり、その蛇口の下にアブサンを染み込ませたキューブシュガーに火をつけたグラスを用意する。 アルコールの青い炎がついたキューブシュガーめがけて雫を落とす。 好みの分量になったら雫を止め、グラスに氷を入れてアブサンカクテルの完成だ。 アブサンの多くはアルコール度数が50度を越える故に中毒性があり、フランスでは過去に販売中止になった事も。 そんなキックの効いたカクテルだから、食前に飲む人もいるだろうが、私にはアフターディナーのお気に入りの1杯として頂いている。 しかしこの日もアブサンの話に花が咲き、いつしか3杯も頂いてしまった……。 私を虜にする。 そんなお店であり、アブサン(パスティス)達なのだ。 前回の初めての訪問の際、とてもお世話になったご主人が営む素晴らしいバー。 今回も「高山に来たら夜の最後の締めくくりはコチラで」、と決めてしまう程素敵なお店だ。 この日の高山はG.W.明けということもあってか、乱暴な言葉で表現するとまるでゴーストタウンのような、お店も臨時休業、人通りもない状態。 そんな中にあってコチラのバーだけが満席で、今回も1人だけだったのでなんとかカウンターの端に入れてもらった次第。 アミューズは前回同様手作りの物やフルーツ等が3種類。 どれも美味しい。 ドリンクは勿論アブサンだ。 今回もアブサンファウンテンを用いて水割りにしてもらった。 ぺルノーやリカールといった代表的なパスティスぐらいしか飲んだことのない私にとって、コチラのコレクションはまさに「目から鱗が落ちる」思いだ。 この日は前回の訪問時以上にお店にお客さんが来店してきたので、ご主人とゆっくりお話を楽しめるような状況ではないと判断して、「また今度ゆっくりさせて頂きます」と言ってお店を離れた。 外に出ると街は相変わらず人通りもなく寂しい。 まるでこのバーだけが別世界のように思えてしまった…。 妻と春の高山を訪れる旅⑪ この高山の旅、最大の喜びと驚き、感激に出逢える事になったお店をご紹介したい。 私がこのお店を知るきっかけになったこと。それは食べログでの紹介の書き込みがまだ少ないコチラで、投稿者の写真を見たのだ。 「これは?……  アブサンファウンテンか?……」 投稿者の写真と、アブサンファウンテンの記載はあったが飲んではいらっしゃらないようなので…。 私も知ってはいたが、実物は見たことがなく、勿論飲んだこともない。 ひたすらアブサンファウンテンだけに興味を引かれたのが訪問のきっかけだった。 日中、街を散策途中にお店の場所を確認したら、開店前の店内に美しい女性と小さなお子さんが。 お店の感じからコチラで間違いないのだが……。 「コチラはバーですよね? 今夜は営業されますか?」と声をかけたら、奥に居るのであろうご主人とおぼしき人に聞いてくれている。  すぐにご主人が現れてくれ、営業していることと、 「よかったらお席もお取りしておきましょうか?」と。 訪問するなら21時ぐらいになりそうで、予約までは申し訳ないと思ったのだが、「ではお待ちしております」とのご好意をむげに断ることもない。 さて、夜も深まり私も妻も先の二軒でご機嫌だ。 ではお待ちかねの「ラビットホール」さんに向かいましょう! お店に着いて扉を開ける。 やはりお昼間と違い、バーの雰囲気に期待値も高まる。 お店は満席に近い。そんな中わざわざ席を空けて待っていてくださったことに感謝を申し上げる。 アルコールがあまり強くない妻はご主人のお任せで何かカクテルを。 私はアブサンファウンテンを使用したカクテルをそれぞれお願いした。 先ずは妻のカクテルから。 ベルガモットのリキュールを使用したカクテルだ。 グラスもセンスの良い物を使用している。 私の番だ。 初めて実物を見て、それを使用したアブサンカクテル。 お店の先客方も見るのが初めての方ばかりのようで、ご主人の手元に皆の注目が集まる。 アブサンスプーンにシュガーを置き、アブサンを浸す。 火が灯される。美しい青い炎が立ち上がる。 そこへアブサンファウンテンからゆっくり… ゆっくりと 落とされる雫…… 皆、儀式を見守るかのような雰囲気だ。 やがてシュガーは溶け去り、白濁したカクテルがグラスを満たす。 香りを聞いてみる。アブサンらしい香りは柔らかく感じる。アルコールの強い刺激はほどよく残っていた。 口に含む。いつものパスティスとは全然違う。 官能的な香りが口内に立ち込める。 旨い……  久しぶりにアブサンを飲んで旨いと思った。 その後はご主人との話が盛り上がり、なんと翌日ならもう1つの、普段は美人の奥様(やはりお昼にお会いした方は奥様であった)がお店を見ているカフェ&バーに来て下さい、もっといろんなアブサンをご覧頂けます。私も明日、そちらに伺うので、とまでおっしゃって頂いた。 いやはや、今回の高山は充実した旅になりそうだ。 ご主人とは翌日、再びの再会を約束してこの日は宿泊先のホテルに向かった。

2023/01訪問

3回

ラァメン コハク

可児、新可児/ラーメン

3.64

283

~¥999

~¥999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.3

もう何度目の訪問だろう。そしてこの日も雨降り。 不思議とコチラを訪問する時は雨降りが多い気がする。 そんな天気でもあるのに今日も開店10分前に到着したのだが、私達の前にはすでに4人が待っていた。 妻と一緒に軒下で待ちながら「今日の限定ラーメンはなんだろうね?」などと、いつ訪れてもハズレの無い限定ラーメンを注文するのは私達夫婦のお約束になってしまった。 この日も限定ラーメンと供に、心の中では「今日は止めておけよ…」ともう1人の私が囁いているのに、それでも誘惑に耐えられず禁断の「和え玉」も1つ注文し、食べ終わった後に満腹になったお腹をさすりながら「セルベール(整胃剤)」を服用している情けない私だ……。(泣) もう何度目か忘れてしまうほどの再訪。 今や私の居住している地域では一番店と思われる。 この日は祝日ではあるが、朝から降りしきる雨が凄みを増して、同県の山間部では大雨警報が発令されるほど。 さすがにこんな雨の日にわざわざ行列を作ってまでラーメンを食べに来る物好きはいないだろう、という読みから 向かうことにしたのだが、まさかのことを勘案して開店20分前には到着できるように家を出た。 到着したらなんと! いるよ! この雨の中、待っている人が! たった一人だけど、やっぱりいるんだぁ、こういう人が。 (って、私達も同類だったりして。笑) 更に驚いたのは、前記の人に続いて私達が並ぶと、私達より前に到着はしていたが、私達が並ぶことに危機感を覚えた人達が二組三名ほどいたらしく、それぞれ車から降りて並びだした。 この時点で開店20分前にはどしゃ降りの雨の中、6名が待つことに。 結局、開店時間には約20名が待つことになっていた。 今のこの店の人気の高さを思い知らされたと共に、これからは相当の覚悟がいることも…。 (何せ私は行列が好きではないので) ドアを開けて右側にある券売機に向かい、いつものように 限定ラーメンと「和え玉」のボタンを押す。 カウンターのみの席にはには右詰めで座り、ご主人はワンオペで店を廻しているので席数は8席。 その後方2~3mにはウェイティングの椅子があり、私達8名はその人達の視線を背中に感じながらラーメンを食べるのだ。 まだコチラのお店をよくご存知ない諸兄の為に説明させて頂きますが、この「和え玉」なるもの、よくある「替え玉」とは似て非なる物で、替え玉のような茹で上げた麺を小さめの丼に移して、そこに別の味のソースというかタレを加え、和え玉用のトッピングを添えた物が提供される。 客は先ずはそれを丼の中で「よく和える(ことから和え玉の名前の由来がある)」。 その後、そのまま食べても良し。ラーメンの残したスープの中に投入し、その味変を楽しむも良し。すればその相性の良さから別のラーメンが頂けるということだ。 この日に頂いたラーメンは以前にも食べたことがあるサンマのラーメンであったが、以前の時の和え玉はポルチーニ茸の和え玉だったのに対し、この日は大葉の和え玉であった。 先ずは和えた麺だけをすすると、よくできたジェノベーゼのパスタのような味わいで、これだけでもとても美味しい。 更にラーメンのスープの中に投入すると、サンマと大葉である。間違いのないマリアージュに箸が止まらない。 結局、この日も最後のスープまで飲み干してしまい、席を立つ前にセルベール胃腸薬を服用するという毎度のパターンを反省することもなく繰り返すことになる。 バカだよな、俺って……。     追記 前回の焼きサンマのラーメンの時に別添えだったのはポルチーニ茸のペーストだったが、今回の別添えのはサンマの肝(?)をベースにしたペーストでしたよ。 大好きなラーメンのお店。もう何度目だろう。 このお店の「限定ラーメン」は、今の私達夫婦を虜にしている(もっとも妻はラーメンは本当はあまり好きではないのだが、コチラだけは別のようだ) 今回の限定ラーメンは焼きサンマのラーメン。 それとは別の、限定ではないが最新のメニューの 「金目鯛のラーメン」があり、せっかくなので私が限定ラーメン、妻が金目鯛ラーメンを頂くことにした。 まもなく着丼したラーメンは、いろんな魚の節(今まで気が付かなかったのだが、コチラのラーメンのスープは「のどくろ」のような高級魚の節も使用しているようだ)に加えて、焼きサンマの香ばしい風味と、別添えのサンマのペーストを加えることでさらに味が深まる相変わらずの秀逸な物。 更に更にコチラの名物(?)の「和え玉」には、ポルチーニ茸のペーストが添えられており、コレだけを和え玉としてよく混ぜ合わせて食べても美味しいのだが、コレを焼きサンマのラーメンのスープに投入することで、全く別の顔を見せてくれるラーメンに変身した。 妻の金目鯛のラーメンは、基本的なスープをベースに潮ラーメンのように仕上がっており、とてもあっさりしている。更には別添えとしてスダチがあり、それをラーメンに搾りこむと、爽やかな風味が鼻腔を駆け抜ける。 どちらも大変満足できるラーメンで、またまた私達夫婦のハートは鷲掴みにされてしまった。ご馳走さまでした。 大好きなラーメンのお店。もう何度目になるのかな? 今回もお昼に伺い、お目当ての限定ラーメンを頂いた。 今回は桜エビと貝出汁の効いたラーメンで、相変わらずの美味しさ。「和え玉」も勿論美味しく、先のラーメンのスープに投入しても相性抜群でした。 近くにはミシュランの「ミシュランプレート」を獲得したラーメンのお店があり、そちらも美味しくて暫く通っていたこともあったが、最近は妻が「コハクさんじゃなきゃイヤ!」と言うほどに。(苦笑) ごちそうさまでした。またお伺いさせて頂きます。 3回目の訪問。開店の15分前に到着したが先客は1名のみ。開店時間には私達の後ろには2名いた。 この日は迷わず「限定ラーメン」を妻とセレクト。 この日の限定ラーメンは、本体は「まぁまぁ」の出来であったが、和え玉の出来が秀逸!茸にはおそらくポルチーニを使用したと思われた。この和え玉ならパスタのようにそのまま食べた方が美味しく食べられた。 名古屋市東区徳川町から移転してきた人気店。 通常提供しているラーメンは勿論美味しいのだが、 限定で提供しているラーメンが秀逸! 替え玉ならぬ「和え玉」は必食で、自分の中では かなり上位ランクの店。 相変わらずの美味しさ。やはり限定ラーメンが良かった。

2021/07訪問

7回

ぼてふく

お好み焼き 百名店 2025 選出店

食べログ お好み焼き 百名店 2025 選出店

ぼてふく

可児川、美濃太田、日本ライン今渡/お好み焼き

3.71

175

~¥999

~¥999

定休日
水曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.3

久しぶりに私も妻と一緒に岐阜の本宅に戻った日のランチ。 「お好み焼きでも食べようか?」との私の提案に、妻も賛同してくれた。 「ぼてふく」さん。 お好み焼きの本場、広島や大阪の名だたる老舗・名店にも引けをとらない、私達の地域では抜けた存在のお店だ。 ただ、1つ残念なのは、以前からコチラの焼きそばがとても美味しかったのに、暫く前から使用している麺の違いに気が付き、お店の人にその疑問を投げてみたところ、やはり以前使用していた麺はお店が依頼していた特注品だったが、その製麺業者が廃業してしまい、仕方なく他の似たような麺を探して使用している、との事だった。 まぁ、そのようなアクシデントはお店の責任でもなんでもない。 それを差し引いても、コチラの焼きそば、お好み焼きの素晴らしく美味しい事実に変わりはないからだ。 所用を済ませてからの昼過ぎの訪問だったので、たいそうなウェイティングが出来ているのでは…と危惧したが、運良く次に席が空けば案内してもらえるタイミングだった。 メニューは入り口から入ってすぐに貼り出された物、もしくは店内の厨房の上部に掲げてある。 しばらくの時間、そのメニューを見て決めたのが 「ミックスぼて 玉子入り」というお好み焼きと、「ミックス入りそば」という焼きそば、それとは別に「もやし焼き」を瓶ビールと共に注文した。 角のとれた ほぼL字型のカウンター席は満席で、そのあちらこちらでお好み焼き等が焼かれている。 仕上げのソースが鉄板の上で焦がれた時の香りが一層食欲を掻き立てる。 私達が注文した物も順次焼かれていくが、その提供方法が絶妙だ。 先ずは「もやし焼き」から提供され、それをつまみながら他を待つ。 その「もやし焼き」を半分程食べ進んだ頃に「ミックス入りそば」が。 もやしが少し残っている段階で焼きそばを提供されたら、それだけを味わう事も、焼きそばともやしを一緒に食む事も出来る。 更には「ミックスぼて 玉子入り」は、その両方がもう少しで食べ終わる…というタイミングで仕上げられた。 この「早すぎる」事もなく、「遅すぎる」事もない、客の飲食のタイミングに合わせて提供してもらえるのは熟練の技なのだろう。 妻はコチラでは「焼きそば派」なのだが、この日の私は「お好み焼き」に軍配を挙げたかった。 焼き加減が絶妙なのだ。 中がトロットロなのだが、それは焼きが足りない時のような生っぽい訳ではなく、熱々な状態での仕上がりはコテで食べる私にとっては上顎が火傷しそうになる程だ。 もう熱くて熱くて… それでいて美味しくて… ハフハフしながら暫くは口が利けない、泣きそうなくらいの……  アーッ! でも旨いぃ! そんな必死な思いで「ミックスぼて 玉子入り」を食べていた。 やはりコチラは素晴らしい。 お好み焼き、焼きそば共に大盛にして、もやし焼きとビールを追加しても会計が3,100円。 これだけの内容で2人でこの価格。 文句があろう筈がない。 今日も大満足でした。ご馳走様です。 久しぶりの再訪になった、コチラ「ぼてふく」さん。 先日の結婚記念日旅行の際、神戸三宮の鉄板居酒屋で焼きそばやネギ焼きを食べて以来、再びそれ等への私の「LOVE感」が再燃したようだ。 コチラには もう何度もお伺いし、その度に感想を記載しているので、お店の、料理への賛辞はそれを参考にして欲しい。 この日注文したのは、意外にも初めてであろうサイドメニューの「もやし」と 焼きそばの「ミックス+大盛」に「イカぼて卵入り」を。 もう一品サイドメニューの「エビ」をつまもうとお願いしたら「すいません。今日はもうエビが終わっちゃって…」。 ちょっと残念だったが仕方ない。さすが人気店だ。 まだ12時30分程の時間帯だったが その時間に売り切れになるとは、お客の皆さん、美味しい物をご存知のようだ。 この日の収穫は、サイドメニューの「もやし」を追加して良かったと思えたことだ。 早く仕上がるので、焼きそばやお好み焼きが仕上がる前のちょっとした前菜(は、オーバーかな?…)として。 少し残しておいて、焼きそばやお好み焼きと一緒に頬張って… と、楽しみ方をアレンジしても良い。 ただ、大きな影響は私としては無いのだが、焼きそばの麺が 今まで食べてきた麺と違う気が…。 その事を尋ねると「そうなんですよ。今までお願いしていた製麺業者さんが廃業してしまったんです…」と。 お店の焼きそばに合う麺を提供してくれる業者さんを探すのが大変だったそうだ。 人手不足、後継者不足…。  今や どの業界においても深刻な問題かもしれない…。 休日のこの日。朝寝坊したかったので、朝食もゆっくりした時間に取った。 おかげでお昼過ぎには中途半端にお腹が空いた。 この時間に何か少しだけお腹に入れておきたいな…。 そんな時に思いついたのが、「久しぶりに ぼてふく さんに行って お好み焼きを食べよう!」だった。 さっそく妻を誘ってお店に伺った。 いつも人気のお店なので混みあっているのだが、さすがに この時間(13時30分頃)だと 前クチのお客が帰った後になるので、席にはスムーズに案内してもらえた。 この日は季節限定のメニューとして牡蠣を扱っているので、本来なら焼いた牡蠣をツマミにビールを… といきたいところだが、軽く済ましておくつもりだったので、それは次回のお楽しみに取って置き、それでも牡蠣が大好きな妻の為に 牡蠣そばを注文した。 それにお店の定番「ミックスぼて 卵入り」も注文。 ビールだけは我慢できず、それも一緒に注文した。 やはりお好み焼きは少々時間がかかる。 それよりは早くできる焼きそばを注文して二人でシェアすれば良いと考えた。 なかなか大ぶりの牡蠣が6貫入っている 牡蠣そばは、市販品ではお目にかかれない太麺を使用している。 先ずは牡蠣と麺をじっくりと鉄板で焼き上げ、共にカリッとしてきたら 後から焼いたキャベツと混ぜ合わせてソースで仕上げる。 太麺と濃厚な牡蠣がとても相性良く、文句なく美味しい。 二人でシェアしているうちに、そろそろお好み焼きも出来上がりそうだ。 ボウルで卵を溶いた後、お好み焼きのサイズにあわせて鉄板に丸く広げる。 焼き上げたお好み焼きに ソース、マヨネーズ、カラシを乗せてから 広げた卵を乗せて 再度ソースを。 ミックスぼて 卵入りの完成だ。 具沢山のお好み焼きはとても美味しい。 いろんな秘訣というか技もあるだろうが、どうしたらこんなにも ふわふわに焼けるのだろう。 さすがに人気店だけはある。 久しぶりだったが、今度はいろんな焼き物と一緒に楽しみたくなった。

2025/05訪問

3回

Restaurant LE MiDi

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

Restaurant LE MiDi

高山/フレンチ

3.66

224

¥5,000~¥5,999

¥2,000~¥2,999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:4.3

高山への旅、2日目。 夕食はあえて「もちろん」と言わせて頂こう。 高山のフレンチの名店「Le Midi」さんだ。 私は最近、高山に出かける際は必ずコチラの定休日を外している。 むしろコチラで食事が出来ないなら高山には行かない、というくらい。 特に冬はそうだ。 何故ならコチラでは私の大好きなジビエが思う存分楽しめるからだ。 シェフはジビエに造詣が深く、ありとあらゆるジビエ料理を提供してくれる。 あまりのメニューの種類の多さに毎回何を食べようかと頭を悩ませられるほどだ。 この時期に外せないメニューの1つに「鹿肉のタルタルステーキ」がある。 タルタルステーキはオールドレシピなら馬肉を使用するのだが、最近のフレンチレストランはこの美味しい料理を提供してくれるお店がなかなか見つからない。 あっても牛肉で代用したりするので、この野趣溢れる味にはたどり着けない。 この一皿でワインのボトルは軽く1本はイケるだろう。 さっそくこの料理からお願いした。 もう1つのお勧めは能登産のユイトルクリュ(生牡蠣)。 「これも頂こうかな」と申し出たが 「生憎残りが3ピースしかなくて…」とのこと。 「大丈夫。それ、全部下さい!」と、なった。 妻のリクエストで野菜や魚介の料理を一皿挟み、お待ちかねのメイン料理だ。 私は最近、お気に入りのワインを持ち込ませて頂いているのだが(勿論抜栓料などは必要)、今回はジビエ料理に合わせてスペインの気鋭の醸造家、テルモロドリゲスの100%ガルナッチャ「ペガソグラニート」を用意した。 そのマリアージュのお相手は仏産のピジョン(鳩)だ。 シェフに今日のお勧めのジビエは?  との問いかけに答えてくれたのがピジョンだった。 それにソースのサルミは シェフは私の好みを覚えていてくれたのだろうか…。 申し分無い組み合わせ(マリアージュ)に心が踊る。 力強いピジョンの肉質に濃厚なサルミのソース。 荒れ果てた畑をテルモロドリゲスの手により蘇えったガルナッチャが受け止める……。 まさに至福の時間だ。 また高山に来たくなる。 来ずにはいられなくなる。 そんな魅力を湛えた名店が「Le Midi」だ。 妻と春の高山を訪れる旅④ 誕生日が近い妻に「高山に行くよ」と伝え、「高山では何が食べたい?」と聞いたところ「ルミディ!」と二つ返事がかえってきた。 昨年の暮れに行ったばかりだが、相当印象が良かったのだろう。 もちろん私も大賛成だ。 さっそく予約をさせて頂いた。 もうジビエのシーズンは終わってしまったが、それでも「何か残っていますか?」と尋ねたところ、まだ何かしらの物はありますので来店時に聞いて下さい、との返答を頂いた。 当日、Moet の rose で乾杯してからメニューに目を通す。 相変わらず魅力的な食材、料理が並び、どれもこれも全部美味しそうだ。 そこにシェフも現れたので、この日のお勧めを聞かせてもらい、益々悩ましい……。 そこで妻と「自分がどうしても食べたい料理を1つ決めよう」となり、その結果が妻は前回食べた「海老とホタテのグリル、田舎風」私が「鹿肉のタルタルステーキ」。 「ナンやねん!前回と同じやないか~い!」となってしまった。 しかし前回は特別な事前予約が必要な「リエーブル ア ラ ロワイヤル」だったので、さすがにそれまで一緒は無理。 今回はシェフに「コルベール(青首の真鴨)はまだ有りますか?」と聞いたところ「大丈夫です!」と。 ヨシッ!今夜のメインはこれで決まり! 実は前回もコルベールが食べたかったのだが、シェフから電話をもらい「良い野ウサギを猟師さんが…」とのお勧めを頂いたのでリエーブルに変更したのだ。 私も妻も鴨は大好きだが、妻はコルベールのサルミソースは初めてになる。どんな料理が出てくるのか楽しみなようだ。 鹿肉のタルタルと海老とホタテのグリルは前回の書き込み同様美味しかった。野菜が春の物中心になっただけだ。 そしてコルベール。 真鴨は非常に大きいので、通常は1羽潰すなら3~4人で食べるのがちょうど良いのだが、私達の為にこの日は半羽にしてもらった。 運ばれてきたコルベールはさすがに美味しい。 良く咀嚼すればする程に旨味が溢れ出てくる。 胸肉のしっとり感、腿肉の力強さ。受けとめるサルミ…。 今夜も満足できる食事が出来た。 やはり高山に来たら、コチラは外せない……。 今回の旅行で最大の楽しみにしていたレストランを訪問。 高山ではトップクラスのフレンチ「Le MIDI」さんだ。 ジビエが大好きな私はこの時期を待っていた。 予約をする際にはコルベール(青首真鴨)が食べたいから、それを食べるには事前に伝えて欲しいという店側の案内があった。 ワインも持ち込みの物は抜栓料として1,500円を支払えばO.K.と言って頂き、「当日は楽しみにしております。シェフには宜しくお伝えください」と言って電話を切った。 すると翌日、お店から電話があった。 まさかコルベールが入荷できないのでは… と嫌な予感が一瞬頭をよぎったが、「シェフがコルベールよりもお勧めのジビエ料理がありますがいかがでしょうか?」との事。 思案しているとシェフが電話口に出て「リエーブル ア ラ ロワイヤル という料理をご存知ですか?」と。 聞けば日本のフレンチレストランではおそらく提供しているお店はめったにない、非常に貴重な料理で……というくだりから力説が始まり「どんな料理か知りたければGoogleで検索すれば解りますよ。それを見て食べたくなったら連絡してください」と結んだ。 早速検索してみて驚いた。これ程の料理なのか、と。 (諸兄も是非検索してみて欲しい) おそらくこの機会を逃してしまったら、次回はいつ食べることができるかわからない…。 迷うこと無くお店にコールバックだ。 さて当日。あらかじめ前日にお渡しして預かっていただいたマルゴーの「シャトー ジスクール の2002年」を開ける。 本来ならリエーブルの仕込みに使うバーガンディが理想だが、生憎自分のワインセラーにストックが無く、代わりに飲み頃を迎えたクラレットにしたのだ。 お店のギャルソンは若い女性ばかりで、とても良いサービスをしてくれるのだが、ワインのデキャンタージュにはちょっと自信が無さげで…。 「差し出がましいですが自分でやりましょうか?」と申し出た。 シェフにも少量お渡しして一緒にテイスティングしてもらい、「これでも若干若いぐらいだけど大丈夫」との判断。 料理とのマリアージュにもO.K.を出してもらった。 あぁ、良かった。一安心だ。 次にメインのリエーブルは妻とシェアするので、その他 の料理をアラカルトのメニューからチョイスする。 選んだのは「鹿肉のタルタルステーキ」「たっぷりの温野菜を添えた海老とホタテのポワレ」。これも二人でシェアすれば初老の私達夫婦には十分だろう。 店内の雰囲気はどちらかと言えばビストロのようで、お世辞にもゆったりとした…とは言えないが、それが不満にはならない。 少しずつワインをスワリングしながら料理を待っていると最初のタルタルが提供された。 これがいきなりの美味!本来タルタルステーキとは馬肉で作られるものだが、この鹿肉で作られるタルタルもとても良い。鹿肉に織り込まれた物も地産の栗などを使い、薬味もケッパーやルイユ等々十分満足できる。別に添えられたメルバトーストも食感に良いアクセントだ。 最近、このような本格的なタルタルステーキを提供してくれるお店が無く、コレだけでも嬉しくなった。 ジビエばかりでは、と間に挟んだ海老とホタテのポワレも素材の良さが実感できる。もちろん野菜達もとても美味しい。 さていよいよメインディッシュの リエーブル ア ラ ロワイヤルだ。 先ずはたっぷりの根セロリと人参のピューレが運ばれ、コレもソースと共に好みで使用してください、と。 サーブされたリエーブルの上にはかなりレアな火入れのフォアグラが添えてあった。 料理の内容については諸兄には検索してもらうとして、 味については確かに初めて食べる体験だ。 この「ジビエ料理の女王」とも評される料理を食べる機会を与えてくださったシェフには感謝しかない。 わざわざ「ジビエがお好きそうなので…」と電話してもらえなかったら、この感激を体験することは出来なかった。 最後には「シェフからのサービスです」と私の大好きなミルクのアイスクリームを頂いたので、私もグラスに2杯は摂れる量のジスクールを「皆さんの後学の為になるなら召し上がってください」とギャルソンの皆さんに言って残したら喜んでもらえたようだ。  このリエーブル以外の料理も十分満足できるし、お店の雰囲気もとても良い。再訪は確実だ。 深い満足感を得ることができ、今回の旅行の〆となり家路に就いた。

2023/01訪問

3回

蕎麦 みずき

日本ライン今渡/そば

3.23

32

-

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

地元で良いお店に出逢えた。 以前から買い物途中でお店の前を車で通り過ぎる際に妻と 「気になるよね。美味しいのかなぁ…。」と話ていたお店だ。 蕎麦好きな私達。 やはり看過できなかった。 仕事の休日のこの日。 いよいよ訪問することにして、早めにお店に着いた。 失礼ながらあまり大きな店構えには思えず、駐車場もあるが台数は限られる。 もたもたしていると、お店に入ることが出来ないかも…と判断したからだ。 その開店10分前に一番に到着し、入り口横のベンチで腰を下ろし待っていると、ご主人の奥様(?)と思われるマダムが現れ、「まだ少し早いのですが、よろしければ店内で…」と、私達を迎えてくれた。 「どこでもお好きな席に…」との言葉に、一番奥のテーブル席を選び、メニューに目を落とす。 定番メニューの他には小さな黒板にその日のお勧めも記載されてある。 その黒板で妻の目にとまったのが「新サンマと野菜の天丼と もりそば」だ。 「新サンマだって。今年の初物だよね。」と妻。 「私はコレが食べたいな。」 私は…といえば、先ずは蕎麦以外のメニューに目が向く。 鴨ロース塩焼き、煮穴子…… 魅力的なメニューに思わずニヤついてしまう。 その二品に、まだ厳しい暑さの残る時期、日本酒は奈良の「みむろ杉 純米吟醸」から始めよう。 心得たもので、仕込みはある程度してあるだろう妻のランチメニューよりも先に私の鴨ロースと日本酒が届けられた。 俗に蕎麦は「三立て(挽き立て、打ち立て、茹で立て)」。 時間がかかるもの。 それを「遅い!」と怒るのは野暮っていうものだ。 故に蕎麦屋では それを待つ間に焼き味噌、焼き海苔をアテにお銚子を一本、二本……。 ほどよく「出来上がった」頃合いを見計らい届けられた蕎麦をひと箸、ふた箸サッと手繰り、吉原に…… 昔の江戸の粋な遊び人とはこんな感じだったのだろう。 私もそれほどの粋人とは言えないが、蕎麦を楽しむ為の術は心得ているつもりだ。 かといって、これ程の量の料理は もはや蕎麦を待つ為ではなく、純粋に「食いしん坊ゆえの」所業に他ならない。 鴨ロースを始め、煮穴子も美味しい。 次なる日本酒はこれらを受け止める力がある福井の銘酒「九頭龍」だ。 燗酒にすることでより真価が発揮されるこの酒の旨さは、更なる「天ぷらの盛り合わせ」を呼び込むことになる。 ここでようやく妻の「新サンマと野菜の天丼ともりそば」が運ばれてきた。 新サンマの、まだ脂が足らないこの時期の物を、天ぷらにすることで補っているように思われたこの提供方法は料理人のセンスを感じることができる。 ひとしきり酒と肴を堪能した私。 〆には勿論「もりそば」だ。 もりそばが良いのだ。 ざるそばのように切り海苔などいらない。 蕎麦の風味を邪魔するだけだ。 薬味も最低限で良い。 刻みネギ、おろし大根、おろしたての本山葵…… その どれかが少しでもあれば、それだけで良い。 あれもこれも…はかえっていけない。 蕎麦はカエシには浸け過ぎてはいけない。 半分ほど、良いカエシには1/3程度を浸けて、そして一気に啜りあげる。 音なんぞ気にしては駄目だ。 ましてや もそもそと…なんて野暮の極みだ。 「ズッ!」っと一気に啜りあげた音が響きわたる食べ方が粋なのだ。 蕎麦粉は良い粉を使用しているのがわかる。 蕎麦の醍醐味は食感ではなく、喉越しと鼻に抜ける風味の良さだ。 蕎麦の端境期にこの風味。 蕎麦粉選びはきっと厳しく吟味しているのだろう。 いやぁ、こんな良いお店ならもっと早く知っておきたかった。 まさに「灯台もと暗し」だったなぁ。 ありがとうございました。 また近々伺わせて頂きます。

2023/09訪問

1回

CARLY BURGER

ハンバーガー 百名店 2024 選出店

食べログ ハンバーガー 百名店 2024 選出店

CARLY BURGER

日本ライン今渡/ハンバーガー、サンドイッチ

3.55

121

~¥999

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

休日のこの日。 買い物の前にどこかでランチを食べてから…ということになった。 もっと早く起きていたら自宅で昼食を作るつもりだったのに、冬はどうしてもベッドから離れられない。 ダラダラとしているうちに、アッという間にお昼が迫ってきた。 さて、何を食べようか……。 候補を2、3軒掲げてみたところ、久しぶりにコチラ「カーリーバーガー」さんでハンバーガーを頂くことにした。 久しぶり… というのも、実に3年近く間が空いてしまっていた。 初めて伺った時、とても美味しいハンバーガーを提供してもらい、その時に必ず再度訪問しようと思いながら はや3年という時が過ぎていた。 その時、何を食べたかも まだ鮮明に残っている。 今回もその時と同じ「FAT バーガー」を食べよう。 しかし今回は違う。 前回、会計後に伺った話では、この「FAT バーガーにも追加トッピングが出来ますよ」と教えて頂いた事を覚えていた。 そうだ。あの時出来なかった追加トッピング今回はしてみよう。 ダブルのパティに負けないような 盛りだくさんの野菜達が欲しいのだ。 追加にはレタスとピクルスを。 もう少し…と思いながら、あまり大きくては口がまわらない。 ドリンクには勿論ビールだ。 アメリカンダイナーのイメージのお店だ。 ビールは「ミラー」をお願いしたが、残念なことに切らしてしまったようだ。 仕方なく「ハートランド」にしたが、この「瓶ごとラッパ飲み」するスタイルならバドワイザーでも良かったかもしれない、と思いながら 結局は味で選んでしまった。 妻は「アボカド&チーズバーガー」を、コーヒーと共に注文した。 やがて届けられた私達のハンバーガー。 セットメニューのポテトも追加したルックスが、いかにも美味しそうだ。 ペーパーに移して中を覗く。 私の「FAT バーガー」は、まさに理想的だ。 ダブルのパティが主役なれど、グリルしたオニオンをはじめ、追加したトッピング達が脇役としての個性を発揮して私を魅了する。 ピックを抜いて「もうこれ以上は無理!」というくらいの大きな口を開けてかぶりつく。 口の周りどころか 頬っぺたにまでソースがついても気にしない。 口の中 一杯のハンバーガーを咀嚼すれば、味わうごとに幸福感に満たされていく。 ビールを流し込む。再びハンバーガーにかぶりつく。 あぁ、この時間が永遠に続かないかなぁ…… と、子供じみた考えが脇きあがってしまった。 妻のハンバーガーと私のとを交換して お互いの物を味見したが、妻のは最初から野菜の種類が多く、特にアボカドは良く熟れた物を使用し、パティとの相性がすこぶる良い。 これはこれで完璧なハンバーガーに仕上がっている。 つい先日、某ハンバーガーチェーンのハンバーガーを食べて「美味しい」と呟いてしまったが、やはりこのお店のハンバーガーと比較するのは酷だろう。 やっぱりハンバーガーは これくらいのサイズの大きさで、牛肉100%のパティを使用した物に限る。 多少の金額の違いはあってもチェーン店のハンバーガーでは得られない幸福感がある。 久しぶりの再訪となったが、美味しいハンバーガーが食べたくなったらまた来よう。 無謀なる休日のランチ、第2弾! 最初にお隣の新規開店したお店でラーメンを食べたその後で、間髪入れずにコチラにも初訪問した。 さすがにこの行動に妻を付き合わせる訳にはいかず、かといって2人で来店して1つの注文しかしないのもお店には失礼と思い、最初にお店の人に「別にドリンクやサイドオーダーを注文するから」と申し出て、心良く了承して頂けたのだ。 ということで2人でサイドオーダーの「チキンスティック」と、ドリンクはジンジャーエールとコーヒーを。 肝心のハンバーガーは一番ボリュームがありそうな 「FAT」なる、いかにもそうなりそうなメニューを注文した。 「お二人で召し上がるなら、最初から半分にカットした物でお持ちしましょうか?」と優しい申し出を受け、そうしてくださいとお願いする。 やがて最初にチキンスティックが出てきたが、これがなかなか美味しい。添えてあるレモンを搾りかけまわし、自家製のタルタルソースと一緒に頂くと、ビールを注文しなかったことをちょっと後悔する。 ハンバーガーが到着したが、キレイに半分にカットしてくれた分、写真での迫力が伝えられないが、その反面、断面が良く解ると思う。 秀逸なのがパティで、牛肉100%のうえ、かなり粗挽きなので旨味、食感共にとても良い。 オニオンはソテーした物が添えてあり、その甘さが名脇役を演じている。 バンズも香ばしく、あとはあくまでも自分の好みだが、もう少し野菜などを加えてあったら……。 妻もとても気に入ったらしく、コーヒーはこういったお店ならではの、浅く焙煎された豆を使用したアメリカンで、大ぶりのマグカップにたっぷりの量で提供される物だ。 帰り際にお店の人に「もう少し野菜を追加できるのかな?」と質問したら「オンメニューされていない物でもある物ならなんでも大丈夫です」との答えが帰ってきた。 ようし! それなら次回はたっぷりの野菜に更にワンモアパティで私の大好きなハンバーガーを作ってもらおう!

2024/01訪問

2回

半兵衛

高山/居酒屋、ラーメン

3.26

35

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

高山を訪れた。 前日からの大雪警報にめげず、あえて予定を戻して向かったのだ。 こんな日は かえって人通りが少なく、ゆっくりと散策出来ると思い直したからだ。 その通り、街はピーク時と比較しても閑散としている。 ましてやこの日(水曜日)の高山市内の店舗は休日にしているお店が多く、それも手伝ってか地元の人も少なく感じた。 高山に到着後、先ずはカフェで美味しいコーヒーを頂き、妻のリクエストに付き合い和菓子のお店を廻ったが、お腹も空いてきた。 朝は前泊したホテルで朝食ブッフェを頂いたので、お昼は軽めにしたい。 それならば寒い高山だ。「中華そば」に限る。 さて、それをどこのお店で頂こう…。 観光スポットの宮川に懸かる赤い橋「中橋」辺りに到着した時、妻が「ねぇねぇ、中華そばっていう看板があるよ」と。 どれどれ、と見に行くと、その看板が示す矢印に従って進んだ場所にお店の看板が見える。 お店は立派な蔵を改築したかのような建物になっていた。 入り口の扉を開くと、中華そばを食べさせてくれるお店とは思えないようなスペースがあり、「こんにちは」と声をかけると、奥の方から「は-い、どうぞ!」と返事がかえってくる。 どうやら それ以上進むには履き物を脱がなくてはならないようだ。 小上がりから ようやくコチラが中華そばを食べさせてくれるお店だと理解できる。 右手のカウンター席も、左手のテーブル席も、掘炬燵になっていた。 私達は一番奥のテーブル席を利用させてもらい、荷物やコートを置くと、その窓からは坪庭が拝見出来る。 雪に染められた石灯籠など、かなり立派な坪庭に、私達はコチラがどんな中華そばを食べさせてくれるのだろうとワクワクしてきた。 メニューはシンプル。 中華そばとちょっとしたご飯類のみ。あとはドリンクだけだ。 私はいつも通りの そのお店の一番基本的な物を。 妻用には それに煮玉子を加えた物を注文した。 やがて運ばれてきた中華そば。 丼のデザインがいい。 青い龍が描かれている。 私の贔屓球団「中日ドラゴンズ」をイメージさせてくれる物だ。 高山中華そばらしく、麺は極細の縮れ麺。 澄んだ醤油味のスープに、バラ肉のチャーシュー、太いメンマ、刻みネギ。 まさしく正統派の高山中華そばだ。 麺を啜ると、なんとも優しい味わい。 縮れ麺がスープと絡み、あっさりとしたなか、決して物足りなさを感じさせない。 妻は「私、こういうラーメンが好きだな」と。 違うょ。高山の人達はラーメンとは言わず、中華そばと言うんだよ、と指南しておいた。 坪庭に深々と降り積もる雪を眺めながらの一杯…。 あぁ、コチラにして良かった……。

2025/02訪問

1回

スール

高山/カフェ

3.21

32

-

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

入籍記念日の旅行、2日目。 大雪警報に恐れをなした私達夫婦だが、前日の下呂温泉に滞在中の情報から、当初の予定通り この日は高山市まで脚を伸ばすことにした。 しかし下呂駅は列車の運休、連結車両の縮小など、様々な理由で大混乱。 私達も早めにホテルをチェックアウトして駅に向かった事が幸いして、なんとかお昼前には高山駅に着くことができた。 先ずはこの日に宿泊するホテルに向かい、荷物を預かってもらい、傘を借りて市内へ。 もう何度も訪れた高山だが、これだけ雪が降るのは久しぶりだ。 寒さも相まって、お昼は「高山中華そば」を食べようね、と ぶらぶら歩いていてコチラを見つけた。 ホテルのチェックイン迄の時間まで、どう過ごそうかと前日から調べていたカフェだ。 コチラのお店は市内を流れる宮川沿いに面した窓があり、その窓際の席から雪景色を眺めながらコーヒを頂く事が出来たら……。 それが魅力的なお店だ。 開店してしばらくの時間が経過しているはずだが、さすがにこの天気。店内には外国人の2人以外 他の客は誰もいない。 今なら窓際の特等席が利用できそうだ。 妻に「今なら窓際の眺めの良い席が…」と相談すると、「ホテルの朝食ブッフェのコーヒーが美味しくなかったから…」とO.K.だ。 お店の入り口は2つあり、当初向かって左側には先程の外国人ゲストがいるスペースが。右側の入り口から入ると、カフェよりは雑貨を販売しているようなスペースが。 しかし中央にあるオープンキッチンは共通なようで、お店曰く「どちらもカフェとして利用できますよ」との事。 私達は案内してもらった、外国人ゲストが利用するいた隣にある2名掛けのテーブルを使わせてもらうことになった。 さっそくお目当ての美味しいコーヒーと、お店自慢のアップルパイをお願いする。 到着するまで外の景色に見惚れる。 宮川の川沿いには真白な雪が。その向こうの鍛冶橋も雪化粧している。 やがて良い香りを連れてコーヒーが運ばれてきた。 コチラはネルドリップで1杯ずつ丁寧に淹れてくれるようだ。 昨日からようやく美味しいコーヒーに、妻も私もホッと一息つくことができた。 その後にアップルパイも。 見た目がとても個性的だ。 お店に入る時にホールのアップルパイがあったが、その段階で「どんなアップルパイだろう…」と楽しみにしていたものだ。 フォークのみが渡された。 そのフォークを入れるが、しっかりした生地がそれを拒んでいるかのようだ。 (この時、ナイフを借りることが出来たのかな?…) なんとか崩れてしまいがちなパイを、ティースプーンも使ってまとめて口へと運ぶ。 おぉ! 美味しい! シナモンの香りも丁度良く、パイを引き立てこそすれ邪魔することも無い。 添えられた少し甘やかなクリームと合わさってとても美味しいパイだ。 何より食感が楽しい。 しっとりとした林檎にザクッとした生地が、このパイの個性を主張しているようだ。 窓の外では再び雪が舞い落ちてきた。 この日も厳しい寒さになりそうだ。 そんななか、一服の水墨画のような風景を眺めながら頂く美味しいコーヒーとアップルパイ。 高山は良いお店からのスタートになった。

2025/02訪問

1回

Duckdive

下切、可児、新可児/アメリカ料理

3.07

16

-

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日、金曜日、土曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

久しぶりに面白いお店を見つけた! 私も初めて耳にする「CubanSand(キューバンサンド)」なるサンドイッチを提供してくれるコチラ「DackDive」さんだ。 たまたま休日のお昼に妻と一緒に済ませる用事があったが そのままどこかでランチでも…となった。 妻に何が食べたいの?とリクエストを尋ねたら「サンドイッチのような、パンを使う料理がいいなぁ」と。 それでは、と妻が運転する自家用車に乗りながら候補を探していたら たまたま近くにあったコチラがヒットした。 過去に利用した人の投稿した写真を見たが、美味しそうなビジュアルだが内容がよくわからない。 私達の口に合うのかどうかは解らないが、それも一興と思い伺うことにした。 大きな看板があるわけでもなく、ナビで住所を設定していなければ見過ごしてしまいそうな場所にお店はあった。 店舗の隣にはキッチンカーが。 お店を構える前はキッチンカーからのスタートだったと聞いた。 頑張っていたこと、その時にお客さんに受け入れられた手応えが店舗を構えるまでに至ったのだろうか。 お店の扉を開けると店内の雰囲気はキューバというより、むしろアメリカンだ。 (というより、キューバの街の雰囲気を知らないよ……) ご主人に駐車場を尋ねると、明確な仕切り等はなさそうで 「お店の前にある、この車の前に停めても大丈夫です」と。 大きな敷地に他の店舗や会社もあり、それらと共同利用は暗黙の了解のようだ。 (ちなみにトイレも店舗の外にあるのを他と共用していた) さて、メニューを拝見する。 定番なのであろうキューバンサンドと、その日のお勧めのサンドイッチも。 その海老を使用したお勧めと、定番のサンドイッチを両方注文して妻とシェアすることに。 更にセットメニューにすると数種類のデリとドリンクが。 ドリンクは基本的にはノンアルコールだが、差額でアルコールにも対応してもらえる。 私はそれでビールに変更したが、妻はコーヒーが欲しかったのだがオンリストされていない。 そこで「コーヒーはありますか?」と伺ったところ、「少し時間がかかりますが…」と了解してもらった。 店内のお客さん以外にも、お店の外でテイクアウトのサンドを待っている人もいて、結構な繁盛ぶりだ。 やがてお勧めのサンドイッチが先に届けられた。 食べ応えのありそうな海老が野菜と一緒に挟んである。 かといって、いわゆる普通のシュリンプサンドのような物とは違う、なんと表現したらいいのだろう……。 私の貧しい知識とボキャブラリーでは表現するのか難しいが、それでも美味しいサンドイッチであることに間違いはない。 そう思っているうちに、次のキューバンサンドが到着だ。 これも初めて見るサンドイッチだ。 パン(この場合、バンズと呼ぶのが正解なのか…)はパニーニに似ている物をパリッ、サクッという食感を感じる程に焼いてあり、自家製と思われるパストラミポークのような肉がメインで挟んである。 それにスパイスやソースが絡み、なんとも言えない美味しいサンドイッチだ。 先に提供されたサンドも、このキューバンサンドもだが 若干だが野菜が足りないと思わせるのを補うのがデリだ。 このデリも野菜が優しい味になっており、サンドイッチの邪魔をしない。 それどころかサンドイッチの美味しさを引き立てる良い脇役だ。 これはセットメニューでの注文は必須だろうと思わせる物だ。 ドリンクは一緒に提供されるが、私のビールにはご主人が「グラスは必要ですか?」と尋ねてきた。 なるほど。 アメリカの、この手のお店ではボトルのビールはそのままラッパ飲みだよなぁ。 そこまで気が廻らなかったが、ビールをそうやって飲めばよりお店の雰囲気に溶け込めそうだ。 ご主人には夢があるのか、キューバンサンドの世界大会があるようで、その大会の出場の為の支援メニューもあり、その売り上げ金の一部が大会の開催地への渡航資金に充てられるようだ。 夢がある若いご主人が作る美味しいサンドイッチを楽しむことができた。 何より妻がかなりのお気に入りになったようで、 「次は貴方が仕事の日に女子会で利用したいなぁ!」と。 ……はいはい。良かったね、いいお店が見つかって。 存分に楽しんでちょうだいねwww

2023/02訪問

1回

豆菜 板前割烹 入星

小泉/日本料理

3.07

13

-

¥2,000~¥2,999

定休日
月曜日、火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

根尾谷の薄墨桜を見に行ったその夜。 妻の友人夫妻と共に四人で食事をすることになっていた。 待ち合わせは多治見駅で。 その後、アルコールは飲まなくても良い妻の運動でお店に向かった。 初めて来るお店だが、立派な造りの建物に「どんなお店だろう…」と興味が沸く。 中に入ると友人夫妻は先に到着しており、ご挨拶を済ませて私達も席に着いた。 ご主人はお酒が大好きと伺ってはいたが、それは私も同じ。 年齢も私より一回りほど上とお見かけできたので、  「お先に始めていましたよ!」と言われるのもご愛嬌だ。 何より今夜のお店はご主人の同級生のお店だそうで、料理はいつも金額も好みも伝えず、聞かずの「完全なお任せ」スタイルだそうだ。 いくらなんでも初対面の人と食事をするからには自分たちの分の支払いはしたいが、予め食べログでお店の料理の写真を見ると、フグ等の高価な食材を使用した料理写真が載っている。 さて、今宵はいかがなものか……。 先に到着して始めていたが故に、既にお通し的な料理が何品か並んでいる。 パッと見、高価な食材ではなく、むしろ野菜の料理ばかり。 それも空豆を茹でた物や蕨を炊いた物などシンプルな物ばかり。 まぁこれはこれで、この後はどんな料理が…… と歓談しながら蕨を口にすると、 「ん?」……  美味しい! なんだろうこの味は。 同様の感想を白和えにも感じたのだ。 隣に座ったご主人を見ると、空豆をそのまま食べている。 失礼ながらも不思議に思ったので質問してみたら 「この空豆は確かに物も良いけど、この人(お店の大将)の茹で方が上手だから殻ごと食べても美味しいんだよね。」 とおっしゃるので私も同じように試してみた。 すると本当に美味しい。空豆は鞘と殻は食べられないと思っていたが、この体験は初めてだ。 大将は惜しげもなく私達に空豆の茹で方を教えてくれたが、私はいつも空豆は鞘ごと焼いてから殻を剥いて食べている、と話たところ「それが一番美味しい食べ方ですよね!」と笑って答えてくれた。 その後は写真の通り数々の料理を提供して頂き、日本酒好きなご主人に併せて「八海山」の純米大吟醸を二人でグイグイと……。 この日見た薄墨桜は散り際に薄墨色に染まりながら花を散らすことからその名がついた。 その散り際の薄墨色に染まる花びらを見ることが出来た。 料理が旨く、酒も良い。 友人夫妻もお店の大将もお人柄が素敵な方々だった。 そんな様々な出逢いが今日という1日をとても満ち足りたものにしてくれたことに感謝して妻と家路に着いた…。

2022/04訪問

1回

ワイン ブランシュ

日本ライン今渡/ビストロ、ヨーロッパ料理、創作料理

3.11

19

¥5,000~¥5,999

¥2,000~¥2,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

昼の点数:4.0

岐阜県可児市のCP抜群のフレンチレストラン。

2020/04訪問

2回

とらや老舗

高山/和菓子

3.42

68

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:4.0

妻のリクエストの「蓬饅頭」探し。Vol.2 古い町並みが残る人気観光スポット近くの老舗「とらや」さんの「草饅頭」が次のターゲットだ。 以前、妻が知人から高山土産として頂いた蓬饅頭が、とても美味しかった、という記憶を辿ることになった。 その第ニ弾がコチラの「草饅頭」だ(そうだ。笑) 先程紹介した、もう1つの店舗との記憶が曖昧なので、とりあえず恥ずかしながら1個だけを購入した。 そして食べ比べてみたが、 「うーん…… どちらも美味しいからわかんない!」 なんじゃそりゃ!(爆笑)

2025/02訪問

1回

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