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2025/12訪問
1回
私達夫婦の結婚記念日の旅に沖縄に向かった。 新しく出来たテーマパークに行く事が最大の楽しみではあったが、その前に那覇市で前泊する事にした。 その最大の理由がコチラでディナーを楽しむ事が目的だったから。 「島キュイジーヌ あーすん」さん。 昨年受けた感動を忘れる事が出来なかった。 やんばるをテーマとしたこだわりは、食材から器に至るまで全てのテロワールを表現したレストランだ。 あまりの素晴らしさに必ず近いうちに再訪させて頂く事を胸に秘めていたのだ。 お店は閑静な住宅街にある。 その場所に行き着く道を1つ間違えた私達だが、お店の駐車場は裏側にあり、そこからでも店内に入る事が出来る事に気が付いた。 ドアを開くと使い捨てのスリッパが用意されており、それに履き替えて階段を上る。 なるほど、コチラからでも店内に入る事が出来るのか…と思っていたら、メートルが私達を出迎えてくれた。 簡単なご挨拶を…と思っていたら、メートルは私達のことを覚えていてくださり、とても感激した。 確かにあの日は団体客が何らかの理由でキャンセルになってしまったので、ゲストは私達だけ…というシチュエーションだったが、それでもたった一度だけの利用客を覚えてくれていたのは 素晴らしい顧客管理だと思う。 料理はコース1択なので、あとはドリンクだ。 私は喉の渇きから先ずはビールを。 妻はやんばるの薬草や果実など、約20種類の材料で作られたオリジナルのノンアルコールのドリンクを それぞれお願いした。 料理の素晴らしさは語り尽くせない。 全てを記載したら果たしてどうなるのだろう…。 スペシャリティでもある、ガジュマルの樹を器にしたやんばるの野菜達は、目にも、舌にも、心にも、記憶として脳にまで……。 五感だけではなく、それ以上のものに訴えかけてくる力がある。 もちろんその他の全てでも……。 この満足感、幸福感はどう表現すれば良いのだろう…。 私のような稚拙な文章を参考にせず、先ずは予約をお願いし、沖縄の地に脚を運んで欲しい。 そして沖縄の、やんばるの、日本の、世界中の自然の恵みに震えるような喜びを感じて欲しい…。 心からそう思えるレストランだ。 ありがとうございました。 ご馳走様です。 最高の結婚記念日旅行のスタートになりました。 あぁ…… 沖縄とは、なんと魅力溢れる…… 憧れのリゾートホテルを満喫し、チェックアウトしたその日の夜。 まだまだ余韻に浸っていた私達。 食事は、ホスピタリティーは、本当に素晴らしかった……。 そんな思いを引き摺っていたので、初めて伺うコチラでは どんな事を期待すれば良いのだろう。 ゆいレールの小禄駅で下車し、お店へと向かいながら そんな事を考えていた。 その ゆいレールが延びる幹線道路を2筋3筋程入って行くとお店はあった。 閑静な住宅街にある豪邸を改装した佇まいだ。 そんな感じの扉を眺めていると、突然 その扉が開き、中からソムリエが出迎えてくれた。 ちょっと驚いていると、ソムリエから説明があり、この日は台風が接近していた事から団体の予約がキャンセルになってしまい、ゲストは私達だけになってしまったらしい。 そんな気の毒な事になってしまいながら、私達だけの為に営業をして頂けることに なんだか申し訳ない気持ちになってしまったが、そんな理由から私達の席は奥まった個室使いが出来る、素敵な設えのスペースへと案内された。 メニューは拝見するまでもなく、コース料理1択になる。 あとはドリンクだが、私は料理に合わせた5杯分のペアリングを。 妻はノンアルコールのお勧めの物を選んだ。 そうして始まったディナー。 あまりの素晴らしさに度肝を抜かれてしまった! なんと魅力溢れるディナーだろう! 先ずは器が良い。 作家さんに依頼した物もあれば、街で見掛けたのであろう お気に入りの物もあるようだ。 メイン料理に使われた皿は、まるで器が「私にどんな料理を盛り付けるつもりだ!」と挑戦的にでも訴えてきているような、そんな感覚に陥りそうになる不思議な 素敵な器。 そんな難しい器でさえも、料理で答えを出してしまうシェフの感性。 私のような凡人には 到底真似など出来ない事だ。 その料理に合わせるペアリングのドリンク。 ドリンクと言わせてもらうのは、必ずやスティルワインやスパークリングワインばかりではなく、泡盛を、フォーティファイド(酒精強化)ワインを、料理に合わせてきた。 泡盛はカクテルのように味わいや、シナモンの香りで変化ををつけて提供し、それが料理との最適と思える組み合わせになっていた。 フォーティファイドワインは(ドライヴェルモットは)食前にマティーニで飲むくらいで、食中に料理と合わせて飲んだ事は一度も無い。 他にはシェフが料理のソースに使用するくらいのふれあいしか無い酒だった。 それを合わせてくるなんて…。 料理は論ずるまでもない。 写真を参照にして欲しいが、シェフの沖縄への、やんばるへの思いが込もっている。 食材にしかり、器にしかり……。 その思いを受け入れて頂く素晴らしい料理に感動しない人は 果たしているのだろうか?…… たった私達2人だけの為の ちょっとさみしいディナーだったが、今回の沖縄への思い出の最後を飾るにふさわしい夜になった。 シェフ、ソムリエ、ありがとうございました。 あぁ、そして次回 沖縄へ旅行に行く事になったら、果たして私達はどの居酒屋、どのレストラン、どのバーを選べば良いのだろう……。 この魅力溢れる沖縄という土地に、人に、どっぷりと埋まりそうだ。
2025/12訪問
2回
前夜のディナーとして和食を頂いた際、味噌汁のあまりの美味しさに惹かれた私。 朝食会場として和食のセットも選べるコチラで もう一度美味しい味噌汁で1日をスタートしたいと思った。 妻も洋食も選べるので、異存は無いようだ。 さて、先ずはフルーツジュースから。 シークヮーサーを飲んで、頭と身体をシャキッとさせよう。 やがて私の御膳が運ばれて来た。 ホテルの刻印が施された木製の箱が玉手箱のように思えてくる。 その蓋を「外して料理のご説明をさせて頂いても...」とのホテルの人の申し出に「勿論お願いします」と。 うやむやしく蓋を外して上に置き、その中にある2段目になっている小さな木箱を その上に載せる。 更に その下段には様々な料理があしらわれており、その眺めだけで期待感が増してくる。 刺身や、少しばかりの枝豆…… 朝の目覚めのスパークリングワインよりも、これなら「出来ればビールを一緒に頂きたいのですが…」と申し出てしまったのは もはや必定だった。 そのビールと共に食事を始めた。 料理は全て美味しく、様々な種類が行儀の悪い"迷い箸"をしてしまいそうだ。 ご飯と一緒に頂く味噌汁と漬物、納豆だけを残していたら、ビールが1杯では足りないが、そこは我慢が必要だ。いい大人なんだから……。 しかし我慢する必要がないご飯のおかわりはお粥にしてもらい、美味しい味噌汁と漬物もお願いした。 一方、この日の妻は「ホワイトエッグオムレツ」を。 真っ白ふわふわのオムレツを、サルサソースで頂くのだが、「コレも美味しいよ」と。 パンのバスケットの内容にも満足そうだ。 うん、美味しかった。良かった。 今日この後はテラスで本を読んだり、プールに入ったりしてリゾートライフも満喫しよう。 憧れのリゾートホテルライフも いよいよラストナイトだ。 特に食事は様々なレストラン、様々な料理を体験し、とても幸せだった。 その最後のディナーは再度コチラで。 滞在2日目に利用させて頂いた「SHIROUX」さん。 一番思い入れのあったワインと共に、素晴らしい料理を楽しませて頂いたレストランだ。 更にはスタッフの皆さんのホスピタリティーにも感激した事も忘れられない思い出になった。 前回と同じテーブルに案内して頂いた。 卓上の設えは変わらずとも、今宵のワインは前回とはまた違った思い入れのあるワインだ。 北海道・余市の「平川ワイナリー」さんのトップ・キュヴェ「L'AUBE 」だ。 出逢いは旅先の空港に隣接する某ホテルの某レストラン。 そのシェフソムリエに「何か食前に向いた白ワインを」所望すると「それでは北海道・余市のワイナリーで手掛けられている物を…」勧めて頂いた白ワイン。 その時点での日本のワインは、品質の割にはコストが掛かり過ぎ、それが価格に反映され「この値段のワインを飲むなら…」と、正直見向きもしていなかった。 しかし旅先での思い出に1杯だけなら…と、グラスに注がれたワインを試して、軽いスワリングの後に口に含んだ時に鼻腔をくすぐる香りが、味わいが、私に衝撃を与えた。 「いつの間に…… 日本のワインは遂にこれ程までに美味しくなったのか……」と。 以来、私は平川ワイナリーさんを日本のトップワイナリーとして信頼を寄せる事にしているが、その最高峰のワイン「L'AUBE 」を いつか空けてみたい… その機会を探っていたのだ。 いつものように余談が長くなったが、コチラのレストランのシェフソムリエ・久高氏が、このワイナリー、このワインを存じ上げていらっしゃり、ワインのセパージュを教えてくれないワイナリーの方針から「あくまで想像ですが…」の前置きと共に「おそらくピノ・ノワールが中心と感じられますので…」との事を料理に反映してもらうようシェフに進言し、内容を相談して決めて頂いたようだ。 もはや その時点でのホスピタリティーに驚きと感謝しかない。 久高氏のような、まだ若いソムリエだが ここまでの知識と技術を持って私のような わがままなゲストの要望に答えてくれ、素晴らしい成果に繋げ 喜びを与えてくれる…。 そこに感動以外、どんな気持ちが湧くというのだ。 レストランでの食事の魅了は、なにも美味しい料理、美味しいワインだけでは決してない。 人を感動させてくれるサービス、ホスピタリティーがそこにあり、そこで働く皆さんの所作、会話に深い思い出を刻む事が出来るからだ。 またまた脱線してしまった。 料理については写真を参照して欲しいが、なかでも「毛瓜(もううり)」の優しい味わい、この日のポワソン「赤仁ミーバイ」のポシェには深い感銘を受け、オードブルにもメイン料理にもワインとの相性を考慮したソースが用いられ、特に鴨は言葉で表せない程の味わいだった事だけは加筆させて頂く。 本当に皆さん、お世話になりました。 コチラのホテルを、レストランを思い出の場所に選ばせて頂いたこと、我が目に狂いがなかったと誇らしくさえ思いました。 ありがとうございました。 いつか… いつかまた皆さんに会いに行きますね。 それまではどうか皆さん お元気で……。 憧れのホテル「ハレクラニ沖縄」でのリゾートステイが始まった。 最初の朝の食事は4つの種類、会場が選べる。 朝7時から会場の順番待ちが始まるのだが、自身のスマホでQRコードを読み込んで、好きな会場を選び それを送信して、メールで連絡が来るまで自身の部屋で待機するシステムだ。 部屋ではカートリッジ式の1杯ずつ淹れるコーヒーがフリーで楽しめるので、それを飲みながら待つ事が出来る画期的なシステムだ。 あと1組のタイミングで「会場へとお越しください」とメールが送信され、到着すると多少のタイムラグが発生することがある場合は隣のバーで待機することになる。 それでもすぐにテーブルへと案内されるから、呼び出されたが直ぐに案内してもらえない、と立腹する程ではない。 朝食は先ずは3種類のフルーツジュースとコーヒー、もしくは紅茶を選び、アサイーのヨーグルト、それにフレッシュフルーツが提供される。 メイン料理は6種類から選ぶのだが、どれも魅力的な内容が悩ましい。 結局 妻はオマール海老のオープンサンドを。 私はエッグベネディクトをチョイスした。 この日のフルーツは県産のパイナップルにシャインマスカット、ドラコンフルーツとホテルのシンボリックなオーキッドが添えられてある。 メイン料理は驚きのクオリティ。 オマール海老を惜しみ無く使用されたオープンサンドは朝食としてはとても贅沢だ。 エッグベネディクトは県産の豚のベーコンとオランデーズソースのベーシックな物と、サーモンのタルタルにアボカドを合わせた物2種類が。 どちらも濃厚な味わいがとても美味しい。 ハワイのハレクラニを想起させるコナ・ブレンドの薫り高いコーヒーを頂きながら素敵な1日がスタートした。 こんな素晴らしい、おそらく生涯で最初で最後の… 私が死んでしまう前に飲んでおきたかったワイン。 自宅から約2週間前にクール便で送り、この日の為に妻と一緒に飲みたかった とっておきのワイン。 事前に持ち込みを了解して頂き、この日のディナーに合わせて抜栓して頂いた。 「シャトー・ラトゥール 1985年」。 私の定年退職、還暦を兼ねた席で提供して頂いた。 そのワイン。 シェフソムリエの久高氏の卓越した知識と技術無くして このラトゥールは陽の目をみる事はなかっただろう。 リコルクされていたとはいえ、氏の力により かなりの時間を掛けてなんとか抜栓出来たコルクは、もはやギリギリの状態だったようだ。 その氏との楽しくも勉強になる会話を経て、素敵なロケーションが広がる特別な席を用意して頂き、この日のディナーは始まった。 ウェルカムのメッセージカードを開くと、そこには この日使用する食材が記載されていた。 フレンチをベースにしたフュージョン料理が提供されるレストラン。 どんな料理だろう…と楽しみにしていた。 その料理。 最初から最後まで驚きと意外性に満ちた素晴らしい料理だった。 私の拙い文章で この素晴らしい料理を表現することは恥ずかしいし無理なので、どうか写真だけを参照しながら想像に留めて欲しい。 ハレクラニ沖縄のメインダイニングに相応しいホスピタリティー溢れるサービスと、素晴らしい料理とワインに酔いしれた夜だった……。
2024/11訪問
4回
結婚記念日旅行に沖縄に来ていた。 記念日の翌日は滞在しているホテルが機材をレンタルしてくれるので、海が間近に見えるテラス席でB.B.Q.をやることに。 その為の食材を買う為に午前中にホテルを出発し買い物に出かけた。 B.B.Q.と言っても私達初老の夫婦が食べられる量などしれているし、肉類ばかりでは飽きてしまいそうで…。 そこで考えたのが肉類と一緒に新鮮な魚も、それも焼くのではなく刺身がいい、と思いついた。 それなら…と、スーパーで魚を見たがイマイチな内容。 もっと新鮮で沖縄県産の魚を主に扱っているお店を探し、コチラに出逢えた。 「石川鮮魚店」さんだ。 お店は「本部町営市場」の建物の、道路を隔てて反対側にある。 1つの建物の中に3軒の鮮魚を扱っているお店があり、コチラはその真ん中の店舗だ。 実はコチラも別記した精肉店同様、本部町に到着したその日に予めリサーチしており、その時にお試しで購入した「赤仁ミーバイ」の美味しさとお値打ちさに感激し、この日あらためて買いに来たのだ。 この日はまだ午前中とあって、先日よりも刺身の種類が充実している。 近くのスーパーで販売している冷凍された魚の刺身を解凍した物とは比較にならない程だ。 そこで私達は「どれにしようか…」と悩んだ結果、お店のおばぁに聞いた この日お勧めの「赤マチ」と「まくぶ」、それに「シャコ貝」を。 そしてマグロはあえて「中おち」を選んだ。 何故かと問われれば、新鮮な県産のマグロを捌いた後の、骨の周りについている部分をおばぁがスプーンで掻き出した手作業の物で、その量、価格が圧巻だったからだ。 そしておばぁは私達夫婦が2人で買いに来ているので、あえて1つだけ量が少ない物を350円で譲ってくれた。 (それでも沢山の中おちは、結局全て食べる事が出来ず、翌朝に「マグロの中おち丼」として食べる事になってしまった…) おまけにおばぁの自宅で採れたシークヮーサーもサービスしてくれた。 ちなみにお店の写真は現在(2025年12月)の物ではなく、昔の物だ。 当初私が間違えて建物内の別のお店のおばぁに声をかけてしまったのも、「石川鮮魚店」さんの看板が無いからだ。 「どうして看板が無いの?」 「いやぁ、ちょっと前の台風でどこか飛んでいってしまったさぁ」と。 「えぇ? それじゃあ架け直さないといけないんじゃあ…」と私。 「いやぁ、金が無いさぁ」。 この会話が気の毒で不謹慎だが楽しく面白ろかったのだ。 「島んちゅ」の良く言えばおおらかな、悪く言ってしまうとテキトーなところが私は大好きなのだ。 ホテルに戻り、精肉店で購入した県産の希少な牛「もとぶ牛」や「あぐー豚」のB.B.Q.と一緒に刺身を楽しんだ。 どれもこれも新鮮で素晴らしく美味しい。 そしてこの量、この価格。 バカらしくてスーパーの魚など比較する気にさえならなかった。 おばぁ、ありがとう。 ご馳走様。 美味しかったよ。 庭のシークヮーサーも…ね。 いつまでもお元気で、身体を気遣ってくださいね……。
2025/12訪問
1回
結婚記念日の旅行に沖縄に来ていた。 その記念日当日は沖縄に新しく出来たテーマパーク「ジャングリア沖縄」を満喫しようと およそ半年近く前から計画していたのだ。 楽しみにしていた記念日旅行のメインイベントだ。 当日の良い天気を祈っていた。 その思いが天に通じたのか、この日は朝から素晴らしい快晴に恵まれ、アトラクションで「開催は天候次第…」と心配していた「ホライゾン バルーン」にも無事に乗る事が出来た。 その他の様々なアトラクションも楽しみ、ホコリにまみれ、疲れた身体を「ジャングリアスパ」の「インフィニティー温泉」からの素晴らしい風景で癒し、湯上がりにはラウンジ「トロピカル オアシス」で やんばるの美しい風景を眺めながらオリオンビールでアペリティフだ。 「ジャングリア沖縄」の全てを満喫したら、フィナーレはコチラ「PANORAMA DINING 」さんで記念日のディナーだ。 この日の席は まるで鳥の巣のような「ネスト席」をリザーブしておいた。 少しだけ残念だったのは、このネスト席をリザーブした段階では、夜のイベントとして花火が上がる予定であったが、それが観られると思い楽しみにしていた。 それがどうした事か予定が変更されており、花火の打ち上げは別の内容のイベントに変更されてしまっていた。 しかし そんな悲しい気持ちはホスピタリティー溢れる温かなキャストの皆さんが笑顔で迎えてくれた事で吹き飛んでしまった。 ネスト席へと案内してもらう。 その背後にはテラス席もあり、やんばるの空気、風、森の匂いを感じるなら この席までが屋根のある屋外だ。 他にもガラスで仕切られた店内は広々としており、暑さ、寒さや強い風から身を守るならコチラの席だ。 この日お願いした料理はフルコースの内容だ。 アミューズは「チラガーのコロッケ」。 チラガーとは豚の顔面の皮の部位のこと。 沖縄では那覇市の牧志公設市場に行った事がある人ならご存知かもしれないが、あのリアルに顔面の形のまま売られている、あれが「チラガー」だ。 何も気が付かない妻は それを口にして「美味しい! コリコリとした歯応えもいいね! でもチラガーって何?」と。(笑) 説明してあげると「あぁ… あれかぁ… でも大丈夫! 全然臭みとかも無いし、美味しいもん!」と喜んでいる。 オードブルだ。 沖縄では近海でマグロが水揚げされる。 主にキハダマグロが主だが、冷凍する必要がないので新鮮そのものだ。 アボカドと合せてセルクルに詰め、その上にはまるで隠された財宝に見立てたかのような海ぶどうを やんばるのジャングルの奥深くに隠したかのように見立てた野菜達が覆っている。 手前に添えたカラフルな野菜達のコンカッセを共に皿の上で混ぜ合わせるという、美しい物をあえて壊してしまう、ゾクゾクするサディスティックような罪悪感にも似た行為を経て、メルバトーストに乗せて口に運ぶ。 味わいは勿論、ディナーのプロローグとしても この後の料理に期待感が増す。 可愛らしいエディブルフラワーで飾られた「焼きリゾット」が目の前に置かれた。 するとキャストの女性が1つのガラスポットを持って来て、その中に仕込まれた発酵椎茸のスープをゲストの目の前で焼きリゾットの器に注ぎ入れて仕上げる演出だ。 なるほど、リゾットとなっている物を提供するのではなく、ゲストが自分でしっかりと混ぜ合わせ仕上げるのだ。 これには妻がとても喜び「発酵椎茸のスープ、凄く美味しい! コレ、おかわりしたいくらい(笑)」と。 その意見には私も賛同だ。(笑) ポワソンには県産の車海老だ。 沖縄は本島中部や先島諸島(特に竹富島が有名)で、盛んに車海老の養殖が行われている。 その車海老をグリルし、アワビ茸が添えられた一皿だ。 ラビゴットソースと共に頂くのだが、新鮮で身離れが良い車海老だ。 自身の味噌と合わせても、それだけでも十分美味しいと思える程、甘味が強く、ブリッとした歯応え、加えて味噌の濃厚な旨味……。 あぁ、海老が大好きな私にとって至福の時間だ…。 シークヮーサーのグラニテで一息入れよう。 琉球硝子のブルーが美しい。 夕焼けのオレンジと重なり、それがより一層美しく映える。 メイン料理の登場だ。 「山城牛モモ肉 溶岩石焼」。 私はフレンチのメイン料理として牛肉が提供される事を喜ばない。 例え それがロッシーニ好みのシャトーブリアンでも…だ。 しかしこの日は違った。 先ずは部位だ。 赤身の部位のモモは、必要以上に不健康そうなサシの入り過ぎた部位よりはるかに良い。 咀嚼すればする程、肉のジュースが出てきてこそが、日本人が知らない本当の牛肉の食べ方の醍醐味なのだ。 更にそれが私達夫婦の好みである「トレ・ブルー」の状態で提供され、それが熱々に焼かれた溶岩プレートで自分好みの火加減に仕上げる事が出来る。 しかもしかも! 更に更に嬉しい事に、これだけの状態でありながら、肉の中心部分は温かいではないか! よほど熟練された技術、知識が無いと こうは仕上げられない。 おかげで私はほとんど溶岩プレートに頼る事無く 美味しく山城牛を頂く事が出来た。 (フレンチで牛肉を美味しいと思えたのは何時以来だろう…) そんな記憶を辿りながら……。 玉手箱が届けられた。 デザートだ。 本物の玉手箱の如く、うやむやしく運ばれてきた、その蓋を開けて頂くと まさしく玉手箱のようなスモークを纏ったスイーツが。 リコッタチーズケーキとしてあるが、口にするとティラミスのような味わい。 添えられたマンゴーパッションのソルベと県産のパイナップルが、この地が南国・沖縄だと、思い出に刻んで欲しいと訴えてくれる。 料理の素晴らしさは上記した通りだが、私達が特筆したいのが、キャストの皆さんの素晴らしいホスピタリティーだ。 とにかく笑顔が素敵で、どんな時でも笑顔で接してくれる。 ゲストに楽しんで頂こうという姿勢が常に感じられ、私達を喜ばせてくれた。 私はいつも携帯しているので、当日担当して頂いたキャストの女性に、ほんの僅かだが感謝を込めてポチ袋をお渡ししたが、帰り際にそのキャストの女性とマネージャー(支配人?)さんが「ありがたいのですが、このようなお気遣いは頂けません…云々」と言われてしまった。 私が「どうか受け取ってください」と再度申し出ても「では お気持ちだけは嬉しく頂戴致します」と気持ちだけを納めてくださった。 そういった規律はしっかりと守らせているのだろうが、従業員の人達のモチベーション向上に繋げたかった…という私の気持ちを汲んでくださったのだろう。 こうして素晴らしい結婚記念日のディナーは幕を閉じた。 素晴らしい料理、ホスピタリティー、ロケーション……。 また私達にとって忘れられない思い出のページが増えた。 ありがとうございました。 またいつか遊びに来ますね……。
2025/12訪問
1回
結婚記念日の翌朝。 とてもリラックスした朝を向かえた。 お天気は快晴。 愛する妻は波の音を子守唄と勘違いしているかのように穏やかな表情をして未だ夢の中にいる。 やがて朝焼けたオレンジの空が、清々しいブルーに変わる頃、妻は目覚めた。 おはよう。 朝食を食べに行こうよ。 お昼のBBQの食材も買いに行かなくちゃ…ね。 この日の昼食は、宿泊しているホテルのテラスでB.B.Q.が出来るので、場所や機材をレンタルし、食材は街に買いに行く事にしていたのだ。 ホテルを出発して本町町の市場に向かう。 その道中にコチラ「ドライブインレストラン ハワイ」さんがある。 早朝から営業していらっしゃるようで、ちょっとした景勝地「ゴリラチョップ」が程近くにある。 かなり年期の入った立派な建物は、入り口の扉が以前は自動で開閉していたのだろうが、現在は手動で開閉するように、との記載が。 店内に進めば… おぉ!懐かしい! ジュークボックスがあるじゃないか! しかしコレも壊れてしまっており、店内のディスプレイの1部にしかなっていない。 よくよく見てみると、かけられていた曲は私ですら知らない、もしくは聴いた事も無い曲ばかり。 お店の全てが昭和にタイムスリップしたかのようだ。 私がコチラで朝食を頂こうと決めたのは、モーニングのメニューの豊富さだ。 朝らしいメニューもあればステーキも。 しかし私のお目当ては「沖縄そば」だった。 その沖縄そばもスタンダードな内容の物もあれば、お店オリジナルの「鰹そば」なるメニューもある。 ……ちょっと興味が湧いてきた。 そこで私達が注文したのは、その「鰹そば」の単品と、沖縄そばの「ミニ」に「じゅーしー」を付けたセットメニューだ。 やがて「鰹そば」が運ばれてきた。 刺身でも食べられる新鮮な鰹が数枚、スープに浸されるように浮かんでおり、それで半分「なまり節」のようなレアな状態になっている。 一緒に添えられた梅干しは、それを潰してスープに溶かしいれて味わうそうだ。 お店の若い女性スタッフは「美味しいんですよ!」と言っていたが、本当に美味しいのかな……。 と、懐疑的な私達夫婦は驚く程の衝撃を受ける! 「コレ… 美味しいじゃん!」(笑) 沖縄そばのスープは比較的あっさりと頂けるお店が多いと思うが、コチラの「鰹そば」はその極致だ。 レアになった鰹の刺身も不思議と相性が良く、「なまり節」が好きではない私でさえ このマリアージュには驚いた。 ミニ沖縄そばとセットの「じゅーしー」も具沢山で、これまたとても美味しい。 今まで食べてきた「じゅーしー」の中でもコチラのはマイベストにランクインだ。 更にお店には「Aランチ」というメニューがあり、それを推しているようだが、その内容を見ると確かに美味しそうで、しかもお値打ちな価格設定になっており、「もっと早く知っていたらソレも食べてみたかった…」と思った程。 いやぁ、参った。 昭和生まれの私達には ひたすら懐かしさを思い出されるお店だった。 味わいも文句無し。 また訪れてみたい… そう思わせるレストランだ。 ありがとうございました。 ご馳走様です。
2025/12訪問
1回
憧れのリゾートホテルステイ、第1日目のディナーはステーキを食べよう。 ルームでシャンパーニュ1本を空けた後だったので、コース料理よりもアラカルトで楽しみたかったからだ。 こうした時、私達は「じいさん、ばあさんになったなぁ…」と痛感する。 若い頃にはシャンパーニュ1本飲んだ後でもコース料理なんて平気で平らげていたのに……。 レストランは「キングダム」。 オールデイダイニングと隣接するレストランで、ちょうど私達が席に着く頃には そのオールデイダイニングで生演奏の音楽の演出がされていたが、この日はお天気が心配された1日だったので、普段なら屋外のステージで催されているのだろう。 席にと案内されて、卓上のメッセージカードには嬉しいことに「祝 還暦」と記載があった。 先ずはワインだ。 私はこの旅を楽しむ為に、予め2週間程前に4本のボトルをクール便で送り、適切な管理のもとでそれぞれのレストランで預かってもらっていた。 そのワインには私の思い入れのあるボトル達であり、 この日は そのうちの1本「シャトー・カロン・セギュール」の2001年を空けてもらおう。 丁寧にデキャンタージュしてもらったワインは23年の時を経て、今まさに飲み頃を迎えた筈だ。 食事のメニューを選ぼう。 オープニングにはレストランのシグニチャーディッシュ「シーフードプラッター」を。 高さを出した迫力ある演出に心が沸き立つ。 県産の車海老や夜光貝などがズラリと並び、その華やかさに私達は自然と笑顔になった。 「レッドキングクラブケーキ グリーンレムラードソース」をセカンドに。 たらば蟹に似た身がぎっしりと詰まった1皿。 とても美味しく、これならシェアせずとも1人1皿はイケそうだ(笑)。 メインにはステーキを。 250g をシェアすることに。 焼き具合は私達の好みの「トレ・ブルー」で。 そのリクエストの焼き加減はとても難しいのだが、この日は見事な仕上がりだった。 このステーキには3種類のソースと、他にも塩やホースラディッシュ、シークヮーサー等も添えられて、飽きない工夫がされている。 カロンとのマリアージュも最高だ。 付け合わせのサイドにはレストラン特製の「ガーリックマッシュポテト」を。 これも美味しい。 妻との思い出があるサンフランシスコのステーキハウスを想い起こさせる味わいだ。 もうこれでお腹いっぱい。 デザートもコーヒーもいらない。 デキャンタのカロンをグラス半分程をわざと残し、「良かったらレストランのスタッフの皆さんの勉強材料にして…」とも申し出たが、とても喜んで頂いた。 私達への気遣いの、細やかなお礼のつもりだ。 こうして初日はフィニッシュした。 明日は何をしようかな……。
2024/11訪問
1回
憧れのリゾートホテルに行くシャトルバスに乗り込む前に、昼食は済ませておこう。 以前訪れたコチラ「とらや」さんで美味しい「沖縄そば」が食べたかった。 当時はちょっとしたミスを犯してしまったので、そのリベンジでもある。 コチラのそばは私が「沖縄で一番美味しい」と思えたのだが、前回 少しを食べた後、いきなりから「コーレーグース」を入れてしまったのだ。 故に繊細なスープが辛さに支配されてしまったのだ……。 この日は那覇空港から12:30出発のシャトルバスの予約があり、それに遅れる訳にはいかない。 開店時間前には並ぶつもりで常宿にしているホテルを早めにチェックアウトし、お店に向かった。 結果、ちょっと早すぎる時間(20分前)に着いたが、日曜日のこの日、私達が一番乗りだった。 しばらくして他のゲストもやって来て、開店時間の11時には私達を含めて8名がウェイティングしていた。 券売機でチケットを購入する。 私は「沖縄そば(中)」と「じゅーしー」を。 妻は「肉なし(小)」と「ひじきごはん」を それぞれ選んだ。 カウンター席(そう言って差し支えなかろう)に案内されてセルフサービスの水を汲む。 しばらくして それぞれの料理が提供された。 前回の反省を活かし、先ずはスープを啜る。 …………旨い! これだ! この澄みきったスープだ! 前回は 少し食べてから「コーレーグース」を投入してしまったが、この日はじっくりと味わいたかった。 そして その期待通り、とても他店の沖縄そばとは一線を画す味わいのスープを楽しめた。 私が「沖縄そば」の類いで、コーレーグースを投入せずに食べた事は無い。 逆に、コーレーグースを投入しない方が美味しく食べられる沖縄そばはコチラが初めてだ。 更にサイドメニューのご飯物。 前回食べた「ひじきごはん」の美味しさは折り紙付きだが、今回は是非とも「じゅーしー」が食べたかった。 結果、上記したメニュー構成になった。 そして それが更なる私達を虜にした。 「じゅーしー」。旨い! ちょっと硬めな炊き上がりだが、それもまた良い。 「ひじきごはん」は言うまでもない。 あぁ…… 私達はこの先、コチラ以外の美味しい沖縄そばと出逢う事があるのだろうか……。 帰り際、お店の人に「コチラのそばは地方発送出来ますか?」と尋ねた程だ。 また那覇市に来たら必ずや再訪させて頂く事になるだろう。 ご馳走様でした。 行ってみたかったお店だ。 沖縄そばが大好きな私。 普段はあまり麺類を食べない妻に対しても 「コチラのはきっと美味しいと思うよ!」と、 何の根拠も無いまま 無理やり連れて行くことに。 しかし私自身には確かな根拠があった。 私は「鼻が効く」ならぬ「目が効く」と思っている。 食べロガーの皆さんの様々なレビューによる写真を拝見するだけで、そのお店がどんな感じかが解り、それはハズレがない。 失礼ながら私自身も含め、コメントは人それぞれの嗜好があり、あまり参考にしてはいない。 あくまで写真だけを参考にさせて頂いている。 その写真からコチラ「とらや」さんは間違いなく美味しいお店だ、と確信したのだ。 いつもの常宿を離れ、新しく出来たリゾートホテルに向かう途中、ランチを頂くべく立ち寄らせてもらった。 お店は「ゆいレール」の駅と駅の ちょうど中間にあり、大きなスーツケースを持っての移動は少々難儀した。 なんとかたどり着いて店内を覗くと、ちょうど最初のお客の一回り目が食事を済ませたタイミングだったようで、私達も一応 待つ人の為のウェイティングボードに名前を記入したが、さほど待つことなく席へと案内された。 メニューはシンプルで、「沖縄そば」もしくは「本ソーキそば」のみで、麺の種類と量を選ぶだけ。 それにサイドメニューのごはんものが必要なら一緒に注文するのだ。 私が注目したのは、その「ごはんもの」だ。 写真を拝見すると、その丁寧な仕事ぶりがうかがえる。 この「そば」とは関係ない「ごはんもの」の写真だけで私は「コチラの料理はきっと美味しいに違いない…」と確信したのだ。 ゆえに私達は「沖縄そば」と「本ソーキそば」を それぞれ注文し、ごはんものとして「ひじきのせごはん」と「じゅーしー」をお願いしたが、残念なことに「じゅーしー」は早くも売り切れになってしまったようだ。 それでは…と、二人共に「ひじきのせごはん」にしてもらったが、これが「注文して良かった!」と しみじみ思う程 美味しかったのだ。 私達の目の前に配膳された「ひじきのせごはん」は、皆さんの投稿した写真通り、丁寧な盛り付けがなされ、崩してしまうのがためらわれる程。 ごはんとよく混ぜ合わせて頂けば、思いの外 上品な味わいに驚きと感動が生まれる。 加えて 上品といえば、そばの出汁の美味しさも、それに匹敵する。 他店とは出汁からくる風味が明らかに違うのだ。 一点の脂や濁りの無い出汁は澄みわたり、最初の一口目を味わった際には 大げさな言い方になるが うっとりとしてしまった。 しかし愚かな私は 過ちを犯してしまう。 この上品な出汁を、まだまだ十分に味わいきっていない、早い段階で「こーれーぐーすー」を投入してしまったのだ。 勿論 それが悪い訳ではないのだが、この上品な出汁は、こーれーぐーすーによって たちまち表情を変えてしまった……。 あぁ、これ程の美味しい出汁なら、もっと そのものを味わってからでも良かったのでは……。 軽い後悔の気持ちが起きてしまった。 ちなみに妻も同様で、「私も同じことを思っちゃってた」と。 本ソーキを丼に投入して、初めて出汁に脂や煮汁の濁りが出たが、その味変がまた良い。 旨味が麺にも出汁にも乗り移り、強いて言えば この階段で「こーれーぐーすー」を投入すれば良かった。 沖縄が好きで、沖縄そばも大好きな私。 他にも「八重山そば」「宮古そば」等、様々な島の「すば (沖縄では「そば」と発音せず、「すば」と発音する) 」を食べさせていただく機会があったが、コチラが私達夫婦にとっての「一番店」になりそうだ。 ご馳走様でした。 また必ず再訪させて頂きます。
2024/11訪問
2回
石垣島でのバカンス。 最大のお楽しみはコチラ、インターコンチネンタル石垣島リゾートホテルのレストラン「チャイナシャドー」さんで食事をすることだった。 昨夏に訪問した際、その美味しさに 正直言って石垣島でこれ程の中華料理を頂くことができる事に良い意味での驚きがあった。 さて、今回は… と、結論を先にすれば 更なるパワーアップ! 更なるハイパフォーマンスに脱帽だった! 昨夏の良いイメージを引きづり店内へと進む。 私達夫婦は静かな席を好む傾向があるが、最初からアテンドして頂いた際「コチラの比較的静かな席をご用意させて頂きました。」と、私達の嗜好を覚えていてくださった。 この ちょっとした心遣いが有るのか無いのかで、そのレストランの実力、品格が現れる。 着席し、メニューを見るまでもなくお願いしたコース料理の内容は もう一つのコースやアラカルトには無い料理が列記されてある。 飲み物は 妻は軽めの赤ワインを勧めてもらい、私は紹興酒のオンザロックから始めた。 さぁ、先ずはスターターとして提供された「島イカの湯引き」。 絶妙な湯引き加減はイカの旨味、歯ごたえを残しながらも決して固くはない。 優しい味わいのソースとも良く合っている。 妻は早くもこの一品から「コレ、美味しいね!」とテンションが相当上がっている。 次なるは「広東風 焼き物の盛り合わせ」。 四種類の焼き物全て美味しいのだが、特筆すべきはチャーシュー。 久しぶりに本物の「又焼」を頂いた。 香港の又焼専門の店でテイクアウトして、宿泊したホテルの部屋でワインと一緒に食べた時と同じクオリティだ。 スープ仕立ての料理が運ばれて来た。 「衣笠茸と燕の巣、干し貝柱風味」。 衣笠茸は「茸の女王」とも称される物で、それに「世界三大美女」の1人、楊貴妃が好んだという燕の巣をたっぷり詰め込んである。 干し貝柱の豊かな出汁で取ったスープと合わせる贅沢な一品だ。 「大海老 塩卵の黄身包み」。 私は来年還暦を迎えるが、その人生の中で三本の指に入れたいほど美味しい海老料理がコチラだった。 身のプリっとした大きな海老を、優しい味わいの塩卵の黄身で包み、それがお互いを引き立てあっている。 潔の良い油の切れは、海老の食感を、旨味を最大限に引き出している。 余分なソース、例えばチリソースやマヨネーズソースなどいらない。 このままの姿、このままの料理方法で完結だと思う。 もう私の陳腐な言葉では表現出来ない程、この料理は美味しい! この年齢になってこの料理と出会えた事に喜びを感じた程だ。 感動の余韻に浸りながら次の料理が。 「鮑の姿煮込み オイスターソース」。 まさに中華料理の王道を行く料理だ。 深い味わいのオイスターソースが沁みわたった、まさにぐうの音も出ない美味しさ。 いつの間にか紹興酒は次なる銘柄に。 陳年紹興貴酒 8年を追加だ。 やはり最近は紹興酒もようやく良い品質の物が手に入るようになったので、こうした中華料理を楽しむ際には好んで紹興酒を飲むようになった。 紹興酒だって大雑把に言えばワインと同じ醸造酒だ。 「島鮮魚の甘酢仕立て」が。 島鮮魚はミーバイだ。 ハタ科の魚で白身なのだが、魚体は小豆を帯びた茜色の、沖縄では高級魚の部類になる。 甘酢と言いつつピリッとした辛味のアクセントが締まった味になっている。 最後の〆だ。 私はコチラに伺う前にホテルの朝食の際、スタッフの人との会話から「チャイナシャドーの麻婆豆腐は召し上がられた事がございますか? とても美味しいんですよ!」と勧められた経緯を説明し、私の方だけエキストラチャージの支払いで変更して欲しい、との申し出を快く引き受けてくださった。 その麻婆豆腐。 土鍋でグツグツと熱々に提供される姿は見ているだけで美味しそう。花椒が熱っせられる事で立ち上る香りがたまらない。肉には豚肉ではなく石垣牛を使用しているそうだ。 お願いした訳ではないが、白いご飯が一緒に提供されたのには納得できた。 確かに白いご飯と一緒に食べたくなる味だ。 私が汗をかきながら食べているそばで、妻の方に提供された本来の〆の料理が「ワサビ風味冷麺」。 王道の中華料理を頂いた後の、一服の涼となっている。 最後のデザートは先島諸島の名産品が。 宮古島産マンゴーを使用したマンゴープリンと、石垣島産のパイナップルを使用したひとくちサイズのタルトが。 いやはや参りました! 昨夏よりも更に好印象の内容には脱帽するしかない。 ありがとうございました。 石垣島を訪れる際にはまた利用させて頂きます。 私が見た事がなかった衣笠茸をわざわざ調べて頂き、それを画像で見せてくださったスタッフの人の機転の効いたサービス、全てが良い思い出になりました。 ANAインターコンチネンタル石垣島リゾートにある中国料理のレストラン。 私達の初日のディナーはコチラ「チャイナシャドー」さんで頂くことにした。 わざわざ石垣島まで行って中国料理?、と案ずるなかれ! 私はコチラが沖縄県内ではトップランクに位置するレストランだと思っている。 今夜のコースメニューで最後の食事の海南鶏飯を麺料理に変更は出来ますか?との希望にも快く応じて頂いた。 先ずはワインだ。 ブルゴーニュの日本人醸造家の「Lou Dumont」のピノ・ノワールを合わせてみる。 少し冷やし過ぎたようで、香りがなかなか上がってこない。しかしこんなものではないはずだ。 スワリングしながら気長に待つとしよう。 最初の前菜が運ばれてきた。 ここ、石垣島はマグロの水揚げが盛んで、良いマグロを食べることができるが、そのクロマグロを使った中国風カルパッチョだ。 青パパイア、人参、ナッツ、胡麻…、様々な薬味に別添えの香醋のソースをかけてからよく和えて食べる。 香醋の優しい酸が食欲を刺激する。 北京ダックと広東式焼き物の盛り合わせ。 最近、雑な作り方で提供する割には結構な金額のする北京ダックだが、久しぶりに本物の、非常に手間隙をかけて作る北京ダックを食べさせてもらった。甜麺醤をベースにしたソースは勿論シェフの手作りだ。 広東式の又焼は脂の少ない部位にありがちな固い物ではなく、逆に柔らか過ぎることのない、そこそこの歯ごたえを残しながらも 咀嚼するとその中に閉じ込められた旨味が口中に溢れてくる。 豚の腸詰めも、ソーセージとは全くの別物。燻香の残る、小さな名脇役だ。 スープには驚いた。 美崎牛という石垣島のブランド牛のテールを使ったのだが、透き通った色はまるでフレンチレストランで頂くダブルコンソメのような深い味わい。これだけの味を残す為には相当な手間をかけているのだろう。よく煮込まれたテールは骨の部分を外してあり食べやすい。 驚きはまだ続く。 海老と貝柱のチリソースは西洋のハーブであるローズマリーやバジルの香りを添えた物。 その付け合わせに驚かされた! 蒸しパンは中国料理でしばしばお目にかかるが、あまり好んでまで手を伸ばさなかった。 それがコチラの料理に添えた蒸しパンは、サクッとした歯ごたえを感じさせるように表面だけを素揚げにした物。 そのひと手間が見事に本来の持つ甘味に加え、料理に彩りと、美味しさと、楽しさを加えている。 石垣島のステーキは言うに及ばず。 美しくミディアムレアに焼かれたステーキに、シェフオリジナルのブラックビーンズ(豆鼓)のソースが素晴らしい! 美味しい、が約束された組み合わせだ。 最後のデザートには惜しみなく使った燕の巣のココナッツミルク。それに様々なフルーツとタピオカが。 胡麻団子は業務用の冷凍の物ではなく、きちんとこの厨 房内で作られた物。 一緒にサーブされたお茶も中国茶では高価な凍頂烏龍茶。 期待通りの素晴らしいディナーだった。 アラカルトで干し鮑の煮込みも考えたが、これだけでも すでに苦しい程なのが私達夫婦が年齢を重ねたからだ。 決して無理してはいけない。余韻に酔いしれるくらいが張と良いのだ。 いつまでもこのような素晴らしい料理を頂けるよう、健康には留意しなくては。 ありがとうございました。また来ますね……。
2023/09訪問
2回
私の定年退職と還暦を祝う為の旅。 憧れのリゾートホテルに向かう前に、那覇市内で前泊する事にした。 沖縄は料理が美味しい。 自然に恵まれた独特の様々な食材と、それを活かした料理。 その地物の食材にこだわった料理と寿司を食べさせてくれるお店があることを知った。 「琉球鮨 築地青空三代目 那覇本店」さんだ。 あまりにも美味しく、感激したコチラの料理・寿司についての私なりの感想は写真を参照して頂きたいが、 沖縄らしい、沖縄の素晴らしさを具現化したものだ。 どうしてもっと早くコチラを知らなかったのだろう、と少し悔しい気持ちにさえなった程だ。 さぁ困った。 沖縄(那覇市)では美味しいお店をたくさん覚えてしまったぞ。 これから先、訪れる度にお店選びを迷いそうだ……。
2024/11訪問
1回
妻が企画してくれた私へのご褒美旅。 大好きな沖縄へ旅行に出掛けた。 今回の目的の1つは、長年会うことのなかった旧友に会う為だった。 もう四半世紀以上前になるその旧友とは職場を通じて知り合い、共に公私に渡って深い付き合いがあった。 その旧友が自身の出身地である沖縄県の沖縄市に帰ることになった時は、私も人事異動などの都合で まともに挨拶もする余裕もなく、「またいつか会えるさ…」と、気楽に考えてしまったまま、今日に至ってしまったのだ。 その旧友のことを思い出したのが、たまたま閲覧していた見ず知らずの人のFacebookの投稿だった。 「似ている。間違いない。頭髪が真っ白になっていても…」 にこやかにグラスを傾けた写真を見ていたら、なんだか無性に会いたくなったのだ。 彼のお店は沖縄市にある。 最初はそちらを訪ねようと思っていたが、お店は現在改装中との事。 しかし 頑張っている彼は、最近オープンした北谷町のホテルがあるのだが、その最上階にテナントとして入居し、 もう一店舗バーを経営しており、改装中はそちらにいる"^>^と。 私としては 彼に会えるならどちらでも良かったので、この日は この北谷町のホテルのバーに伺うことにした。 そのホテルは新しい匂いがしていた。 レンタカーを停めようとしたが、宿泊者専用の駐車スペースなどがあり、ちょっとわかりづらい。 一階の飲食店もあるロビーに、彼のバーのポップもあり、それが最上階にあるお店への案内になっている。 それに従いエレベーターに乗る。 なんだか緊張したのは何故だろう…… 最上階に到着したエレベーターを降り、右手に進むと そこがバーの入り口だ。 それほどではないはずなのに、重いと感じてしまった扉を開けると、Facebookの投稿で見た、頭髪を真っ白にした彼がいた。 私と一緒に仕事に、プライベートに、共に切磋琢磨しながらも楽しい時間を共有しながらバカ騒ぎしてきた友は、すっかり大人になっており、そんな落ち着いた表情で、まだまだガキっぽい私を出迎えてくれた。 先ずは お店を案内してもらった。 ホテルには最上階にインフィニティープールがあり、彼のお店は そのプールサイドバーとしての機能も兼ね備えているようだ。 そのプールサイドからのロケーションは素晴らしく、日にちによっては花火の観賞もできる日があるようだ。 勿論、店内のバーも素晴らしい。 カウンター席に座っても、北谷の町並みが美しく見える。 妻を連れて来ていたので、話のしやすいテーブル席に腰掛け、ジントニックを飲みながら 昔話や現在の話をたくさんした。 「ちょうどコロナの頃に……」と、様々な苦労も乗り越えて頑張っている彼を頼もしくも羨ましくも思い、お店を出た。 会えて良かったよ、○○君。 これからも元気でいてくださいね。 そしてお店の益々の発展を祈っていますよ。
2024/05訪問
1回
今夏のバカンスで、早くから決めていた石垣島への旅。 最大の目的は美しい海や島の風景ではなく、コチラ 「インターコンチネンタル石垣島リゾートホテル」に投宿することだ。 昨夏に続き、今夏もお世話になりたかったのは、なんと言ってもホテルスタッフの皆さんの素晴らしいホスピタリティーだ。 笑顔が素敵で、いつも気持ちの良い接客をしてくれる。 8月生まれの私が、今夏は仕事の都合でいつものような誕生日を迎えることができず、妻が「遅れた誕生日のお祝いをしようね」と予約を入れてくれたが、その初日、チェックインを済ませ部屋に入るとウェルカムのアソートの焼き菓子には「Happy Birthday 」の文字のチョコレートプレートが。 こんな小さな心遣いも当事者にすれば嬉しいもの。 翌朝の朝食には入り口のスタッフにお礼申し上げた。 その朝食。 ブッフェ嫌いな私が「この内容ならば……」と気に入ったのだ。 それほどコチラのブッフェは素晴らしい。 料理の種類の豊富なことは勿論、1つひとつの料理のクオリティが非常に高いのだ。 お粥ひとつ取り上げても、別添えの食材にはピータン、クコの実、香菜の他に、アミエビのX.O.醤や、搾菜などは本格的な高級中華料理店のクオリティと遜色ない。 その味は香港で食べたことをを想起させてくれた。 八重山そばも本格的な出汁の、とても美味しい物。 更にはマグロ丼まで。 沖縄、特に先島諸島近海はマグロとカツオの水揚げが豊富で、冷凍物は使用する必要が無いほどだ。 そのカツオで鰹節を生産し、八重山そばの出汁に。 生マグロは刺身や丼に、と。 チーズのアソートは朝から3~4種類が並んでいる。 近くにはサーモンフュメ、生ハムまで…。 これには我慢できず、グラスワインを所望してしまった。 リゾートホテルでゆっくりとした朝を迎え、充実した朝食を頂ければ、それだけで贅沢というものだろう。 ホテルのスタッフの皆さんの笑顔が嬉しい。 それが1日の活力にも繋がる。 朝からとびきりの笑顔に触れ合えれば、それが素晴らしい1日のスタートになりそうで…。 私達夫婦が愛して止まないリゾートホテルだ。
2023/09訪問
1回
私が常宿としているホテルから徒歩数分。那覇市では一番好きな居酒屋「ちゅらさん亭」だ。 もう何度訪れたろう。 コチラの魅力は とにかく新鮮な県産の魚介類が楽しめる事だ。 真っ赤なアカマチ、ミーバイに、真っ青なイラブチャー等の県産の魚は、見た目で敬遠する内地の人もいるが、それらをブラインドテイスティングで内地の魚と食べ比べてみてほしい。 いかに美味しい魚なのかが きっと解ってもらえると信じている。 他にも少々お高くつくが、セミエビやヤシガニ等の、沖縄県内の他の飲食店でも なかなか食べられない肴まである。 サイズが大きく、1人、2人では他が食べられなくなりそうで、いつも指を咥えて見るだけだが…(涙) そして それ等を食べる際に用いられる、お店自家製の激辛調味料。 私は刺身にワサビも添えてくれるが、それはほとんど使わない。 この激辛調味料で食べる刺身こそがお店最大の魅力なのだ。 その好き度合いは、私はコチラを訪れたら 必ずこの激辛調味料を分けて頂く事にしている程で、小さな容器に入っている、1つ300円を支払うと購入出来る物なのだ。 ちなみに本当に辛いので、入れすぎ、使い過ぎには要注意して欲しい。 この日は 後に伺う予定のレストランでの予約があるので、軽く食前を楽しむ程度になってしまったが、そんな予定があっても素通り出来ない魅力があるのが このお店なのだ。 今回の再訪で、前回無理を聞いて激辛調味料を分けて頂いたことを覚えて頂いており、当時のお礼を改めて申し上げ、今回も2つの調味料を購入し、お店を後にした。 帰りがナイトフライトになるので、那覇市で夕食を済ませてから飛行機に乗り込むことにした。 コチラ「ちゅらさん亭」さんは もう何度も伺った、私達夫婦のお気に入りのお店だ。 ゆいレールの旭橋駅から近く、飛行機の時間も計算しやすいのに加え、なんと言っても扱っている魚介類の鮮度の良さと多様さは群を抜いていると思う。 夜光貝やシャコ貝、ヤシガニやセミエビなど、コチラに来れば 沖縄の入手が難しかったり、希少な魚介類が食べる事ができるのだ。 開店時間の17時に予約をお願いしたので、フライト時間の20時近くまで ゆっくりと沖縄最後の食事を楽しむ事ができた。 先ずは刺身だ。 メニューには無いが、お願いして盛り合わせにしてもらった。 いろいろ食べたいので、特定の魚ばかりを食べる事になるのは避けたかった。 その盛り合わせにしてもらった刺身は全て県産の魚ばかりで、イラブチャーやミーバイといった白身や、生マグロだ。 それとは別に、この日のお勧めの車海老も。 沖縄は車海老の養殖が盛んなのだ。 これも刺身で頂いたが、頭の部分は一緒に素揚げにしてもらった物も盛り込まれていた。 前回利用させて頂いた際、その美味しさとお値打ちさに感嘆した「県産魚の切り落としミックス天ぷら」。 この日も注文可能なようで、今回ももちろん注文だ。 切り落とし、とはいえ新鮮な県産の魚の天ぷらだ。 ミックスというのも、様々な味わいが楽しめて、この内容、このボリュームで500円は私には考えられないことだ。 同じような内容になってしまったが、この後頂いたカラシ酢味噌和えも さっぱりとさせてくれ、酒も進んでしまう。 オリオンビールの後はバラエティーに富んだ泡盛を。 昨年夏の思い出から、宮古島の多良川を選んだ。 美しいブルーの琉球ガラスの一合瓶に入れられた泡盛を、いつものように水割りだ。 もう少し肴が欲しくなり、グルクンの唐揚げを。 サックリと揚がった身はもちろん、中骨までしっかりと揚げられ、それがまた良い肴になってくれる。 もう かなりお腹も満たされたところで、そろそろ〆の一品を頂こう。 以前に頂いたイカ墨チャーハンにしようかとも思ったが、この日は そのイカ墨を使用したソーメンチャンプルーにした。 これは妻のリクエストだが、最近妻は このイカ墨を使用した料理がとても好きで、この日のお昼もイカ墨汁を頂いたばかりなのに…(苦笑)。 濃厚なイカ墨を纏ったソーメンチャンプルーは 私も勿論大好きだ。 さて、そろそろ会計をして空港に向かおう。 と、その前に いつものようにコチラのオリジナルの辛味調味料も頂いて…… と思い、2つ程をわけて下さい、とお願いしたところ 「申し訳ありません。ちょうど今 切らしておりまして、明日仕込む予定だったんですよ」と。 「えぇ~っ!……」 滅茶苦茶ショックだった。 コチラの辛味調味料、とても美味しくて、いつもいつも沖縄土産として自宅使いに購入しているのに…。 かなり落ち込んでいた私達に店長と思われる男性が 「せっかくだから ほんのわずかな量ですが、これを持ちかえってください」 と、容器に少しだけ入れてくれた辛味調味料を持たせてくれた。 これなんだ! こんな優しさを 沖縄の人達は皆さん持っている! だから私達は沖縄が好きなのだ。 島の人達は皆さん どうしてこうも優しいのだろう…。 私達は感謝と共に、僅かな気持ちを込めたポチ袋をお渡し、ありがたくそれを受け取った。 ありがとうございます。 また秋に沖縄に来るんです。 その時にまた 改めて伺わせて頂きますね、と約束し、嬉しい気持ちに包まれながらお店を後にした。 妻との入籍記念日に沖縄を訪れた。 二人で初めて沖縄に来た際、その最初の夕食に利用させてもらった思い出のお店の1つがコチラ「ちゅらさん亭」さんだ。 その時に頂いた美味しい魚の数々は今でも鮮明に記憶の中にある。 ある人に言わせれば「沖縄の魚って美味しいの? なんだか真っ青や真っ赤な熱帯魚みたいな魚なんでしょう?」という概念があるようだ。 それはある意味正解。 確かに色彩に関してはそう認めざるを得ないが、肝心の味に関しては譲れない。 そう、とても美味しいのだ。 私達夫婦が沖縄が好きな理由の1つに この豊かな自然の恵みがあるからだ。 派手なネオンが輝く店頭には生け簀があり、その中にはセミエビや夜光貝、伊勢海老などいろんな魚介類がいる。 それらのお出迎えを受けながら扉を開く。 すぐ前にあるカウンター席に着くと、目の前のネタケースには沖縄らしい魚介類が並んでいる。 先ずは県民の誇り、オリオンビールで乾杯だ。 一緒に提供されたもずくがまた旨い。 同時に刺身の盛り合わせを注文し、他に脱皮した車海老の唐揚げ、いろんな県産の魚の天ぷらも。 刺身は二人前で7種類の魚が。 マクブやミーバイ、アカジンといった、内地では見かけない、見かけても呼び名が違う魚達が並んでいる。 そして そのどれもが美味しいのだ。 そして私達が一番コチラを気に入っている理由の1つに お店の自家製の辛い薬味があり、それを刺身でいうと山葵の代わりに少量付けて食べるのだ。 ただし付けすぎてはいけない。とても辛いのだ。 しかしこの辛みは病みつきになる辛さで、盛り合わせの皿には山葵もあるが、私達は見向きもせずにこの薬味を使うほどだ。 (ちなみにこの薬味は希望者には1つ300円で譲って頂けるので、私達は毎回購入して自宅でも使用している) 沖縄県は車海老の養殖も盛んな土地だ。 今回は脱皮したばかりの車海老を唐揚げに。 大きく成長した車海老は刺身にしてもらった。 唐揚げにした車海老は脱皮したばかりなので勿論頭から全て食べられる。 なかなか食べる機会に恵まれない貴重な体験た。 刺身の美味しさはいうに及ばす。甘やかで強い歯ごたえのある刺身は私の嗜好としては伊勢海老以上の評価だ。 お酒は無論泡盛だ。 種類もまずまず揃っており、十分楽しめる。 その中で最初の1杯目には「久米仙 ブラック」を水割りで所望する。 次にはお値打ちメニュー「いろんな県産の魚の天ぷら」が。 これを天つゆ等は無く、最初からの味付けのみ、もしくは少量の塩を振りかけて頂く。 これもまた旨いのだ! 魚はおそらく刺身に使用する魚の切り落としだろう。 しかしそれゆえに鮮度の良いネタなので、しかも4、5種類の魚を揚げてあるので、微妙な味の違いも楽しめる。 しかも安い! それが一番いい! 安くて旨い、それに勝ることはないだろう。 全てに満足した私達は次に行くお店を決めていたのだが、 予約をした訳ではないので 「どうする? このお店で沈没してもいいよねぇ…」とまで考え方を方向転換させられてしまいそうになってしまった。(しかし結果、次のお店に行くことになる…。) やっぱり沖縄は素晴らしい! コチラでは県産の魚介類に特化して料理と泡盛を楽しんだが、その他にも野菜も豚肉も牛肉も鶏肉も、その全てが美味しいのだ。 もう間もなく定年を迎える身として本気で沖縄に移住する気持ちを考えている……。
2024/11訪問
3回
今年のバカンスは石垣島に行く! と、早くから決めていた。 その石垣島に行くならコチラを素通りは出来ない。 きたうち牧場さん。 私が「本当の和牛とは…」を教えてくれた、数少ない本物の優良畜産農家さんだ。 その畜産農家さん直営のお店がコチラを含め石垣島には3店舗ある。そのうちの1つがコチラ「真栄里店」さんだ。 話が長くなるので割愛させて頂くが、コチラの「きたうちプレミアムビーフ」、思いを共にする畜産農家さん達で組織された「八重山郷里」の牛。 私がどれほど信頼を寄せているかは、上記した文言で検索して頂ければ理解してもらえると思う。 逆にコチラの牛肉を知ってしまったが故に、私はめったな事では自分で選んだ牛肉以外、口にしたくなくなった程だ。 石垣島に来るにあたり、もはやきたうち牧場さんの牛肉は必須条件となっている。 今回のバカンスの初日のディナーは、宿泊するインターコンチネンタルホテルからなら徒歩で行けるコチラ「真栄里店」で頂くことにした。 到着した日のディナーだ。 ホテル内のレストランで旅の疲れを癒しながらゆっくりと…も魅力的だが、それは明日と明後日のお楽しみに残しておこう。 それほどきたうち牧場さんの牛肉が恋しかったのだ。 行きはタクシーを利用した。 地図アプリではいまいち距離感が掴めない。 ワンメーターで行ける距離とは理解しているが、わざわざお迎えの為にホテルの車寄せで待機してもらっていた運転手さんにはお礼の言葉と共に僅かだがチップを渡しておいた。 案の定、徒歩でも十分に歩いて行ける事、帰り道を理解して車から降り立った。 広い道路に面した平屋建ての店舗は駐車場も十分な広さがある。 扉を開けて中へと進み、予約した旨を伝えると、係の人が席へと案内してくれた。 最初の卓上の設えには タレの入ったプレートに「石垣島 きたうち牧場」の文字が。 ドレッシングのような物で書いてあるのかな…と触れてみると、製造段階で作られたプレートのデザインだった。 前回本店に訪れた際にはなかった物で、なかなかアイデア溢れる良い物だ。 きたうち牧場さんの牛肉は、なにも焼き肉だからといって全てタレを使って食べなくても、焼き上がった肉におろし山葵と塩だけで食べた方が肉そのものの味が解りやすいし、その方がさっぱりと食べられる。 なので、プレート内がその食べ方が出来るように小窓が複数ある設定なのだろう。 肉は「八重山郷里牛 お任せ五種 特選盛」を注文した。 私達は普段、牛肉は赤身の部位を好んで食べる。 が、きたうち牧場さんの牛肉は上記したように全幅の信頼を寄せている。 きたうち牧場さんの牛肉はサシの入った部位を食べても不飽和脂肪酸の低い融点のおかげで胃もたれすることはない。 その証拠にカットされた肉の断面はしばらくするとまるで蝋細工のようにテカテカと濡れているような状態になる。 常温、室温、体温でも脂が溶ける事がこれで解る。 他ではなかなか巡り会えない良質なサシ(脂)だ。 なのでお任せ五種の中にサシが含まれた部位が有っても美味しく食べられるのだ。 早速焼いてみる。 その焼き上がった最初の肉は、勿論タレではなく塩と山葵だ。 う~ん、美味しい! まさに期待通り! この肉が食べたかったからこそ石垣島に来た、と言っても過言ではない。 肉のジュース、健康的な脂の甘味、それらが口中で渾然一体となり、十分に咀嚼した後に赤ワインを流し込めば…… あぁ!至福だ! 他には妻のリクエストとしては珍しく「この牛のホルモンが食べてみたい」と。 めったにホルモンを食べたい とは言わない妻がそう言うのだ。 この牛の健康状態を理解しているからこそだろう。 ただし、決して批判的な意味で言うのではないが、その後に注文した「肉の盛り合わせ」的な、牛肉の他に豚肉や鶏肉が合わさったプレート。 これを牛肉ばかりのプレートと勘違いして注文したのが痛かった。 初老の私達夫婦だ。 胃袋のキャパシティには限界がある。 やはり豚肉や鶏肉も美味しいが、せっかくコチラに来たのだ。 牛肉1択で良かった…と、後に後悔した。 最初の五種盛りに、ホルモンと あとはプレミアムビーフの1種類を追加でちょうど良かったのかもしれない。 ワインも良い物を比較的安価で提供してくれる。 石垣島初日のディナー、大満足であった。
2023/09訪問
1回
妻がわざわざ宮古島まで来てくれている。 私のことを心配してなのか、単に遊びたかったのか…。 まぁ、妻が大好きな私としては理由などなんでもいい。 一緒にいてくれるだけで嬉しいものだ。 そんな愛する妻に、せっかくだから 美味しいと評判の「宮古牛」を食べさせてあげたい。 そこで宮古牛を一番美味しく食べさせてくれそうなお店を探し、訪れることにしたのがコチラ「喜八」さんだ。 予約する際に 「処理場の都合で宮古牛の入荷が無い、ということがあるかもしれないが…」と言われたが 「それでも構いません」と。 正直、そんなことがあるとガッカリしてしまうかもしれないが、それも仕方ない。 夕方の6時にお店に到着した。 お店からは「予約はご利用できるのは6時から7時50分までと、8時からになりますが…」と予約段階でのハウスルールを告げられていたので早い時間の方をお願いしてあった。 L字型のカウンターがメインで、テーブル席もあるがあまり大きくはない。 しかしなから開店と同時に満席になることが、このお店の人気と実力の証明だろう。 私達もカウンターのほぼ真ん中あたりに案内された。 席には最初の設えからお通しのもずくが用意してある。 さて、先ずはドリンクからだ。 私はオリオンの瓶ビール、ハンドルキーパーの妻はソフトドリンクを注文した。 そして肉だが、正直種類が多すぎて、どの肉はどんな特徴なのか解らない。 赤身なのか、サシのあるマーブルなのか…。 そこでお店のお勧めでもある「おまかせ五種盛り」をお願いすることにした。 一通り食べてみて、気に入った物を追加注文すれば良い。 他にも妻が「見て!水槽の中で海ぶどうを「飼って」いるよ」と驚いたようで、 「美味しそう!間違いなく新鮮だよね!食べたいな」と。 私はといえば気になっている「宮古牛のスジ煮込み」をそれぞれ追加した。 その海ぶどう。 一応 付けタレも添えてもらえるが、むしろ何も付けずにそのまま食べた方が美味しかった。 それだけ良質、かつ新鮮だからだろう。 宮古牛のスジ煮込みも丁寧な下処理がされているものなので、臭みなど勿論無い美味しい煮込みだ。 五種盛りの肉が運ばれて来た。 赤身が3種類、マーブルが2種類の構成だ。 それでは、と赤身の肉から焼き始めてみる。 その前にご主人からお勧めの食べ方の指南を受ける。 肉は全て漬タレ等の下味は付けてはいない。 その為、赤身は卓上のミルを挽いたセル・ポアで……等々の拘りがあるようだ。 そのような食べ方を勧めるのは肉質に自信がある他ない。 焼き上がった肉を勧められた食べ方で食べてみる。 おぉ!素晴らしい! しっかりと肉のジュースを残している。 私は牛肉は焼き肉よりステーキで食べることが好きだ。 なぜなら肉を厚みを感じる程度にカットした物でないと、焼く時に肉のジュースを閉じ込めることができないからだ。 しかしながらコチラの肉は焼き肉用にスライスしてはあるが、焼き過ぎないよう注意していればとても美味しく食べられることができた。 他の部位も同様。 盛り合わされた五種すべてが美味しかった。 さて、追加はどうしよう……。 やはり私達夫婦は赤身肉が好きだ。 そんな訳で追加は最初に食べた「クリミ」を。 それに加えてタンとアグー豚の肩ロースも一緒にお願いした。 牛肉は一番美味しいと思えた部位だから再度美味しいのは勿論だが、アグー豚もとても美味しかった。 しかし悲しいかな、私達夫婦はもう初老だ、 若い頃のように沢山は食べられない…。 この追加した肉でギブアップだ。 それでも宮古牛のなんたるかは垣間見ることができた。 とても良いお店なので、次回はまた違った部位を堪能したいものだ。
2023/08訪問
1回
宮古島東急ホテル&リゾーツの中にある和食と中華料理が楽しめるレストラン。 私の59回目の誕生日は それを共に祝ってくれる妻と共にコチラでお世話になることにした。 コチラでは和食と中華の他に寿司カウンターや鉄板焼コーナーも併設され、勿論沖縄の郷土料理まで様々なメニューを楽しむことができる。 今回は放栓料を支払い、ワインは北海道・余市の「平川ワイナリー」の「エスプリ」という、平川ワイナリーのトップキュヴェ「ローブ」のセカンドを持ち込ませてもらった。 北の大地が育んだワインを南の島で楽しむのも一興だろう。 先ずはビールを。勿論オリオンだ。 アサヒがライセンス生産するようになってからは内地でも楽しめるようになったが、なぜか沖縄で飲むオリオンは以前と同じように美味しいままで頂けるのが不思議だ。 きっと沖縄の風土に合っているのかもしれない。 料理はコースもあるが、今回は全てアラカルトで注文した。 その口取りの意味を込めて注文した「ミミガー」。 コリコリとした歯ごたえを楽しむのだか、コチラではそれをジーマミー(沖縄でピーナッツの意味)で和えてある。 せっかちな私は何か口に運ぶものがないと酒が進まないがそれを満たしてくれた。 お造りの五種盛りが。 沖縄近海で捕れる白身魚「ミーバイ」、「アカマチ」と、他も近海であがるセーイカ、キハダマグロ、シマアジが盛り込まれていて、どれもがとても美味しい。 なかには「沖縄の魚は美味しいのかなぁ…」と懐疑的な諸兄もいらっしゃるようだが、なんのなんの! 沖縄の魚はとても美味しいんです。 キハダマグロやカツオは沖縄近海でよく捕れるので、台風でもない限り冷凍物など一切無い。 その他の魚介類も、逆に この地に来ないと食べることすらかなわない素敵な海の幸(例えばヤシガニ等)が沢山ある。 その海の幸の一つ、鮑を。 中華料理も出来るので和食と どちらかの好みの料理方が選べるのだが、これは和食の酒蒸しに。 別添えになっている肝のソースを付けて頂くのだが、シンプルに蒸しあげた鮑をそれと一緒に食べるのは、もはや美味しいが決定しているようなもの。 文句の付けようがない美味しさだ。 もう一品 海の幸を。伊勢海老だ。 沖縄では伊勢海老も捕れる。 その地物の伊勢海老も次の料理を勘案して和食仕立てで。 半身にカットされた伊勢海老を、頭の味噌を取り出し雲丹と合わせた物をソースとして焼き上げる。 時に鉄板焼を食べる時に思うのだが、鮮度の良い魚介類はあれこれと凝った技法で調理するよりも、あまり手を加えない、シンプルに焼き上げた物をシンプルなソースで食べるのが一番美味しいのでは…と思うことがあるが、今回の鮑といい伊勢海老といい、まさにその調理方法に近い、素材の味を最大限に活かしたものだった。 さぁ、そろそろ中華料理も頂きたくなった。 ミーバイの黒酢あんかけをお願いした。 先に刺身でも登場したミーバイ。 鮮やかな赤色の魚体のハタ科の白身魚は沖縄では高級魚だ。 そのミーバイをカラッと揚げて、野菜と合わせた黒酢の餡をかける。 サッと炒めた野菜を黒酢のさっぱりとした餡にしたソースで、ミーバイは先程の刺身とは違う魅力を振り舞いてくれる。 もう一品、中華料理を。 海老のマヨネーズソースにはシークヮーサーの風味を加えたもの。 えもいわれぬ美味しさはシークヮーサーの爽やかさが演出したものだろう。 様々な料理をワインを共に楽しめば、いつからか店内には三線の音色が。 沖縄民謡を三線の演奏と共に歌って聞かせてくれるのだ。 私の好きな「安里屋ユンタ」を歌ってくれた時には、ちょっと恥ずかしかったが「さぁー ゆぃゆぃー」と合いの手を入れると演奏もノリノリになってくれた。 素敵な演奏にいつしかワインも空になり、次なるは勿論泡盛だ。 休日に見学に訪れた「多良川」のフラッグシップ「久遠」を頂こう。 最後の〆にはソーメンチャンプルーだ。 コチラのソーメンチャンプルーの量は凄まじい。 とてもレギュラーサイズのは私達初老の夫婦では完食するのは無理だ。 そこで「ハーフサイズで…」とお願いしてみると快く了解して頂いた。 料理に酔い、酒に酔い、歌に酔い…… 素晴らしい宮古島での夜を過ごすことができた。
2023/08訪問
1回
今夏のバカンスで石垣島に来ている。 昨夏にとても好印象を得たインターコンチネンタル石垣リゾートに投宿して、美味しい料理を食べてゆっくりしたいね、と妻とは春先からの計画だった。 そのメインダイニングがコチラ「サルティーダ」さんだ。 昨夏の利用の際に料理の良さは勿論、スタッフの皆さんのホスピタリティー溢れるサービスがとても良かったからだ。 改めて振り返ると、私達がお気に入りのお店、もしくはホテルは全てそこで従事している人達が気に入ったところばかりだ。 やはり人が大事なのだ。 良い人がいるからお客が集まるのだ。 そんな意味では私達夫婦が石垣島に来るのは、コチラのホテル、レストランの皆さんに会いに来たいという気持ちが強かったからだ。 更に嬉しいことに、料理内容もパワーアップしている。 昨夏はメイン料理を選び、その他の料理(主にオードブルやサラダ、デザート)はブッフェスタイルで楽しむことになっていたが、今年からはオールブッフェ(全ての料理がブッフェスタイルで楽しめる)になっていた。 内容もホームページで閲覧できるが、とても素敵な料理が列記されている。 それが季節にもよるだろうが宿泊者限定でお値引きになるプランまであったから言うこと無しだ。 3泊する中日のディナーで利用してみた。 午前中の朝食の際、やはりいつもの笑顔に触れることができたので、その日の夜も安心して再訪した。 簡単な説明を受けた後、先にドリンクの注文をお願いする。 妻はシャンパンを石垣島のパイナップルのジュースでハーフ&ハーフにした「パイナップルミモザ」を。 私は赤ワイン(シャトー・グリュオ・ラローズのセカンド)をそれぞれお願いした。 席を立ち、料理台に向かう。 様々な美味しそうな料理に目移りしてしまう。 オードブル、サラダの近くには大きなプラッターが。 見たところ50cm は有ろうかというビッグサイズのミーバイが丸ごとローストされてある。 それを客がめいめい好きな部位を好きなだけ…… なんと豪快なんだろう! 他にも牛リブロースの塩窯焼きや仔羊の煮込み等、全て食べたいが初老の私達ではとても無理と思える品数だ。 チーズやデザートも充実している。 ワインが進んで仕方ない。 妻共々満足し、会計をルームチャージで済ませた後はナイトプールを散策してみた。 プールサイドバーはペリエ・ジュエとのタイアップによる素敵な空間が演出されてあり、そこでシャンパンでも飲みながらライトアップされたプールを楽しむのも一興だろう。 やはり此処はいい。 人も、料理も、ワインも全てに完璧だ。 また利用させてもらいたい… そう、また皆さんの笑顔に会いに来たいとの思いから……。 ANAインターコンチネンタル石垣島リゾート2日目の夜。 今朝の朝食のブッフェに非常に好感が持てたので、同じレストランで今度はディナーも頂いてみよう、となった。 当初はホテル内の和食のレストランでマグロずくしのディナーも考えにあったが、朝食の際のスタッフの皆さんの笑顔溢れるホスピタリティーに心をうごかされたのだ。 幸い持ち込みのお酒は新政のNo.6を考えていたが、ホテルの部屋で飲もうとしていたムルソーがあった。 このレストランのディナーブッフェはハーフブッフェで、メインディッシュだけは好みの料理を選んで提供してくれるシステムだ。 魚料理と豚肉料理があったので、それを選んでムルソーに合わせれば良い。 この日は夏至に近いこともあり、19時を過ぎてもまだ夕陽が名残惜しむようにホテル全体を赤く染めていた。 外が明るいとディナーの雰囲気が出ないが、予約した時間だから仕方ない。 窓に近い席へと案内してもらい、食事を始めた。 さすがにディナーはブッフェの内容も一段と華やかだ。 ライブキッチンも素敵な料理をシェフが作ってくれる姿を見ていると自然と料理を手にしてしまう。 朝のチーズは主にハード系のチーズだったが、夜はワイン等に相性の良い物を並べている。 仔羊のナヴァランはブッフェ料理とは思えない美味しさだ。 私が持ち込んだムルソーは自宅のセラーで保管していたのだが、いかにルイ・ジャドといえども2000年のヴィンテージではもたなかった…。 抜栓した瞬間だけは楽しめたが、空気に触れた時からみるみるピークアウトの症状があらわてしまった。 食事を十分楽しんだ後、スタッフの人が 「デザートはプールサイドのテラス席でいかがでしょうか?」 と勧めてくださった。 せっかくなので移動すると、ソファーの席には適度な大きさのクッションがあり、リラックスできる。 プールを照らすライトアップがロマンチックな雰囲気を演出している。 二人でいるところを度々写真におさめてもらったが、そういったスタッフの皆さんの、お客様に楽しんで頂だこうという気持ちが伝わってくる。 やはり良い料理、良い飲み物だけではない。 こうしたホスピタリティー溢れるサービスが必要不可欠だと改めて感じることができたディナーだった。 2日目の朝食はコチラのブッフェ料理のレストラン 「サルティーダ」さんで頂くことにした。 もう1ヶ所別のブッフェ料理のレストランがあるのだが、そちらはもう少しカジュアルな内容と聞いており、子供向きの料理等もあるようで、家族連れのゲストにはそちらの利用を勧めているようだ。 私達夫婦は子育てはとうの昔に卒業しているので、レストランでの食事は落ち着いて食べたいと思っている。 なので必然的にコチラのレストランを選んだのだ。 それはすぐさま正解だと思った。 先ずは料理の内容が違う。ジュースはすべてフレッシュな物で、濃縮果汁還元の物は一切無い。 チーズもナチュラルな物で、料理台にサーモンフュメやケッパーベリー、生ハム等があれば、私に「朝からワインはいかがですか?」と問いかけられたような気分になる。 スタッフの皆さんの笑顔、サービス、ホスピタリティーも素晴らしい。 石垣島はマグロの水揚げが盛んなので、和食のレストランで本マグロずくしの料理を頂くことにしていたが、急遽ディナーも頂きたくなった。 この皆さんの笑顔が、夜、もう一度コチラで食事をしたいという気持ちを後押しした。 ごちそうさまでした。今夜またお会いしましょう……。
2023/09訪問
3回
結婚記念日当日の朝が来た。 この日は楽しみにしていた新しいテーマパークの「ジャングリア沖縄」に行く事にしていた。 パークはこの日10時開園となっており、その前にパークから近い場所で朝食をとり、予約しておいた園内の駐車場には良いポジションで停めたかった思惑からお店を探した。 そしてめぐりあえたのがコチラ「海喜食堂」さんだ。 お店はこれで「ミキショクドウ」と読む。 後に聞いたのだが、ご主人のご子息の名前が「海喜(ミキ)」さんとおっしゃり、このお店の店名にもしたそうだ。 コチラは土日祝のみ朝食を提供しているようで、ちょうどこの日が土曜日というのも幸いした。 朝からアクアパッツァ? とも思ったが、それでも料理写真からの想像で「きっと朝食として食べても大丈夫だろう…」と思えたし、一見ミスマッチ? とも思える海鮮丼との組み合わせもまた興味をひかれる材料になったのだ。 広々とした駐車スペースに車を停め、お店に進む。 まだ誰もいない店内からは「いらっしゃいませ!」と朝食を食べるお店には欠かせない元気な挨拶と笑顔で迎えられた。 朝食は1日のスタートとして栄養と元気をチャージするのが目的だ。 そこに食事を提供してくれるお店に私が一番に求めるものがある。 そんな意味でコチラは好印象。合格だ。 メニューは予め考えていた物を…と思っていたが、いざ訪問して改めてメニューを拝見すると、定番のセットメニューは様々なカスタマイズが可能なようだ。 先ずは妻はアクアパッツァの定食を。私はガーリックバター焼きの定食をそれぞれ選び、2人共に白飯を海鮮丼に、私は汁物を味噌汁からミニ沖縄そばに変更した。 なおかつ追加で、とても美味しそうに思えた「イカ墨汁」を別に注文…と、とても朝から残さずに食べられるかわからない程の料理をお願いした。 コチラでしっかりと朝食(時間帯としてはブランチとしても)を頂き、パークのディナー予約の17時までお腹をもたせようという作戦だったからだ。 先ずは定食の2種類がお膳に乗せられ運ばれてきた。 やはりパッと見はミスマッチに思えた。 しかし実食してその考え方は一変する。 ちょっと乱暴かもしれない考え方だが、アクアパッツァは「煮魚」だと捉えたらどうだろう? 県産の白身魚のフィレを使用しているので、アクアパッツァらしくないと言えばそれまでだが、骨が無い分、食べやすい。 魚介類の出汁を上手に出しているので、以外な程あっさりと食べられる。 私のガーリックバター焼きも考え方を変えれば、しっかりと味を乗せた焼魚(例えば鰻の蒲焼きのように)だと捉えたら、白飯が欲しくなる味わいだ。 ミニ海鮮丼はマグロと海ぶどうだが、沖縄はマグロの水揚げがあるので新鮮そのもの。 これまた新鮮な海ぶどうの鮮やかな緑色と相まってとても美味しそうだ。 その新鮮な海ぶどうは、味噌汁を変更したミニ沖縄そばにも。 ソーキやテビチよりも海ぶどうの方が、海鮮料理を提供するこのお店のイメージに添うやり方だ。 これだけでも十分満足し、お腹も満たされているので、イカ墨汁は余分だったかな…と思ったが、運ばれてきた汁物を口にして思わず「美味しい!」と叫びそうになった。 更に卓上調味料の「島唐辛子」を加え味変すると、その魅力が爆上がりに! 辛い物が大好きな妻は、この体験からコチラのお店と同じ島唐辛子を自分用の土産として購入した程だ。 この時のお店は若い男女が3人で営業していたが、皆さん笑顔が素敵で親切に対応してくださった。 朝食としてアクアパッツァを提案する…という感覚は、もはや私達のような古い考え方に捕らわれている世代には無い。 やはりこれからはコチラのお店の皆さんのような新しい感覚を持った人達が、新しい美味、新しい提案をしていってくれるのだろう。 結婚記念日の朝、素敵な体験、素敵な料理を提供してくださり感謝します。 ありがとうございました。 ご馳走様です。 これからも頑張ってください。期待しています。
2025/12訪問
1回
この日はディナーの前にアペリティフを楽しもう。 「サンセットバー スペクトラ」さんでカクテルを頂いてからレストランに向かうことにした。 こんな素敵なホテルに連泊していながら、未だにバーを利用していないなど、通常の私の行動パターンとしてはあり得ない。 和食のレストランでのディナーを頂く前に、妻と共にカウンター席に着いた。 コチラはとても使い勝手の良いスペースで、朝は朝食の待ち合いの場所として。 夕方迄はアフタヌーンティー等も楽しめ、夜は本格的なバーと、様々な顔を見せてくれる場所だ。 ホテルのメインバーにありがちなオーセンティックな雰囲気ではなく、入り口の扉は開け放たれ、店内の様子が容易に窺える、リゾートホテルらしいバーだ。 さっそくリストを拝見しよう。 と、その前に バーテンダーのリコメンデーションを伺ってみよう。 ハワイのハレクラニ伝統のカクテルも勿論良いが、やはり推しはハレクラニ沖縄オリジナルのミクソロジーカクテルだそうだ。 ならば、と妻にはハレクラニクラシックのカクテルを。 私にはハレクラニ沖縄のミクソロジーカクテルを頂くことにした。 パイナップルのフレーバーが爽やかな妻のカクテルは、仕上げにシャンパーニュを用いた華やかさも兼ね備えたもの。 ややアルコールのキックを強く感じるが、ディナーの幕開けにはふさわしいリゾートのバーらしいカクテルだ。 私のミクソロジーカクテルは、やはり手の込んだもの。 様々な工程を経て出来上がった…と思いきや、更なるマジックが。 出来上がったカクテルにカバーを掛け、そこへ管を通してハーブを燃やして発生させた煙を注入する。 充満した燻香がカクテルを包み込み、カバーを開くとまるでアラビアンナイトのマジックのような感じで煙に包まれてカクテルが登場するのだ。 ハーブの燻香に包まれ、更にローズマリー、メスカル(テキーラのような蒸留酒)の香りも交わり、干し葡萄の甘やかさに心が、気持ちが目覚める…。 とても美味しい、最近はめったにカクテルを飲まなくなった私だが、このカクテルはとても美味しいと思った。 夕陽が沈み、夜の帳が降りてくる様を眺めながら酒を楽しむ……。 楽しかった今日を振り返る……。 これから始まる夜にときめきを感じる……。 そんな時間を過ごすにふさわしいバーだ。
2024/11訪問
1回
またまた沖縄の懐の深さに驚きと感動を…… 結婚記念日旅行に沖縄に来ていた。 約1週間近くの休暇を利用した今回の旅も、沖縄に宿泊するのはこの日が最後だ。 最後の夜の食事はどうしよう…… 思い出に残るディナーにしたいが、初日に伺ったレストランを凌ぐお店は そんなに簡単には見つからない。 ところが見つかったのだ! それがコチラ「Maison de Fujii 」さんだ。 ディナーのみの営業で、そのディナーも19時の一斉スタート。 その15分前にはお店に入る事は出来るが、スタート時間には妥協出来ないようだ。 予約の段階で その事は確認を求められるから、約束した時間を守れない、出来ない人にはお勧め出来ない、したくない。 何故なら コチラのお店は、その15分前からマダムが立礼でゲストを出迎えていたからだ。 アルバイトや従業員、スタッフではなく、お店のマダムが直々に迎えてくれる... これこそまさに「Welcome 」ではないだろうか。 余談になるが、そもそも「予約」とは「書いて字の如く "あらかじめ(予め)の約束(約)」なのだ。 例えば諸兄が大切な人と待ち合わせの「約束」をするとしよう。 その約束した時間に5… いや、10分遅れたとしよう。 その時諸兄は自分に非があるとしたら、その大切な人に平身低頭し謝罪するだろう。 「予約」とは「お店と客とのあらかじめの「約束」なのだ」。 もし諸兄が「自分は真摯な、約束事は守る人間だ」と思えるならコチラを是非にと勧めたいが、約束を簡単に反故にする人なら……。 沖縄とはいえ12月の夜は風が出れば寒さも強く感じる。 そんな時でも入り口の扉でゲストの到着を迎えてくれるマダムの気持ちを大切にしなくては…。 にこやかな笑顔と共に、どこか凛とした雰囲気を纏ったマダムの案内でL字型のカウンター席に着いた。 店内はそのカウンターが囲むオープンキッチンになっており、落とした照明が大人だけに許される雰囲気を演出している。 朧気に当てられた照明を頼りにシェフが料理するのだろうか…。 マダムが今宵のディナーの説明と、あらかじめ予約しておいた内容の確認をする。 料理とは別にディナーに併せたペアリングのピヴァレッジを、ワインにするか、お茶にするかの確認だ。 当初は「お茶とのペアリング?……」と思い、それにとても興味を惹かれ、妻にも「お茶とワイン、どちらにする?」と尋ねたところ「私はワインよりもお茶にしてみる」と。 これで同じ料理に対するそれぞれのペアリングを楽しめる事になる。 さてさて、どんなものだろうか……。 料理が始まる前に お茶のペアリングに使用する茶葉がプレゼンテーションされた。 日本の茶葉もあれば中国茶もあり、私など到底見たことも聞いたことも無い茶葉が披露された。 「このお茶は全て温かい状態での提供になるのですか?」と私。 日本以外のアジア諸国の人達は お茶は温かい状態で飲み、アイスにする事はほとんど無い。 しかしマダムは「温かい状態で提供する物もあれば、アイスにして提供する物も…」との答えに、私は (では どんな料理にどんなお茶を、どんな温度で提供してくれるのだろう…) という興味が がぜん沸き起こってきた。 料理が始まった。 シェフは寡黙な職人肌の人なのか、料理に集中しているからなのか、ほとんど… いや、全く喋らない。 代わりにマダムが料理にもビヴァレッジにも、かなり詳細な説明をしてくれる。 このコンビネーションが良いのだろう。 確かに全ての料理は素材を生かし、火入れ加減に拘り、とても素晴らしく 特にポワソンは非常に印象的だった。 が、この日の主役はシェフには失礼だが、料理のペアリングのお茶に譲って頂こう。 私達の隣にいらっしゃった ご夫婦とお見かけするお二人も、私の妻のお茶のペアリングに興味が湧いたようで、それがきっかけとなり 楽しい雰囲気でディナーを頂くことが出来た。 アイスで提供するお茶の中には、ちょっとした演出効果がある物もあり、私も妻の了解を得てテイスティングをしてみたが、確かにシェフの料理とのペアリングがなされており、なるほど、これからの新しい食の楽しみ方になり得そうだ。 冒頭「またまた沖縄の懐の深さと…」と記したが、今 思い出しながらこれを書いていると、改めてそう思った。 どうしよう…… 初日に伺ったレストランは素晴らしいが、コチラも負けず劣らず魅力的だ。 那覇市に宿泊するなら、次はどうしよう…… シェフ、マダム。 ご馳走様でした。 ありがとうございます。