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2024/09訪問
2回
年の瀬が押し迫っていた。 そんな時に年内最後の「菜の花」さんに ご挨拶を兼ねた食事に向かった。 この日も妻は諸事情により本宅に居り、一緒に伺う事はかなわなかったが、いつもお世話になっている加藤シェフに挨拶もせずに年を越すのは嫌だったのだ。 お店の扉を開くと、いつものように人懐っこい笑顔のシェフとマダムが出迎えてくださり、それにこの日はご子息もお店を手伝っていた。 先ずは本来なら妻も同行し、一緒にご挨拶するべきも、それが出来なかった事を侘び、併せてシェフが編集に携わった料理本が出版されるので、購入の為の予約をさせて頂いた旨も報告させて頂いた。 さぁ、今日は何を頂こう。 先記した事があると思うが、加藤シェフの料理を堪能するならディナータイムを利用するに限る。 様々な料理1つひとつに手を掛けておられ、本来の中国料理なら点心は専門職の人が携わる分野だが、それもご自身が手掛けていらっしゃる。 私が餃子は焼き餃子が好きで、焼売は二の次だったが、香港に旅行をした際に訪れた飲茶のお店で目が開き、その後加藤シェフの焼売を食べて以来、点心は餃子よりも焼売派に傾きつつあるのだ。 それほどシェフの焼売(それを含めて点心全般)は本場・香港の飲茶レストランのソレと遜色無い物なのだ。 ビールと共に その焼売を先ずはお願いしよう。 併せて「赤エビのガーリック炒め」も。 するとマダムが「良かったら。シェフからです」と一品が。 どうやらメニューにも掲げてあった自家製のアンチョビサラダの鰯のようだ。 思わぬサービスにお礼申し上げ、料理が提供されるまでの良い「お通し替わり」になった。 1人で伺い、話相手の妻もいない私の事を気遣って下さったのだろう。 いつもいつも優しさに満ち溢れたお人柄だ。 感謝して頂戴した。 先に「赤エビのガーリック炒め」が。 頭も殻も全て食べられるので、その歯応えと海老独特の香りがガーリックと相まって、まさしく中国版の「ガーリックシュリンプ」だ。 これはビールが進んでしまう。 次に楽しみにしていた焼売が。 「豚肉と海老の焼売」、としてある その味わいは、一緒にする事になってもお互いを邪魔する事が無く、逆に引き立てあっている。 豚肉が超の文字が付く程の粗挽き、そのたくましさを海老もしっかりと受け止めて、「私もココにいますよ!」とばかりに主張している。 私はいつも「料理に大切なものはバランス」だと思っているが、この肉肉しくも力強い粗挽きの豚肉と海老では…と案じていたが、なんのなんの! さすが加藤シェフだ。 見事にそれぞれの特徴を活かし、バランス良く仕上げてある。 なんとなくシェフの麻婆豆腐が食べたくなった。 お願いし、提供された麻婆豆腐は しっかりと麻(シビレ)と辣(辛味)が効いた、本格的な四川料理の「陳麻婆豆腐」。 とても美味しいものだった。 さすがにこれには私でさえも白いご飯が欲しくなってしまった。 ヨシ、それをもって〆としよう。 加藤シェフ、マダム、それにご子息も。 今年一年 大変お世話になりました。 ありがとうございます。 どうぞ良い年をお迎え頂き、来年もまた宜しくお願い致します。 春以来だろうか、久しぶりの「菜の花」さんだ。 最近は仕事や母親の介護など多忙な日々に振り回されており、なかなかコチラまで脚を伸ばす事が出来なかった。 しかし妻が消化器系の変調で体調を崩してしまい、コチラから近くの名古屋市東部医療センターに入院する事になり、この日はちょうど退院する事になっていた。 入院当初の4日間が絶食治療だったように、妻の退院後の食事には気を使わなければならない。 そこですぐさま思い付いたのが、コチラの加藤シェフに滋味深い粥を作って頂き、食べさせてあげたいと思った事だ。 病院からコチラまでは歩いて行けないことはない程の距離だが、妻の体調や荷物がある事を思うとタクシーを利用することになる。 近すぎる乗車距離に運転手さんに恐縮しながらお店へとたどり着いた。 私達が到着したのと時を同じくしてお店がオープンした。 いつもと同じマダムの笑顔に接し、御無沙汰していた事を恥じながら席に着く。 ランチのメニューは熟知しているつもりなので、迷う事無くピータンの粥を2人でお願いした。 それに加えて海老餃子も。 いわゆる「病院食」のような物ばかりではなく、普段の食事で頂くような物にも少しずつシフトしていってもらいたい、との思いで。 先ずはその海老餃子から。 優しい味わいに妻も喜んで食べてくれている。 続いてピータン粥も。 もう何度も頂いてきた、安定の、信頼の美味しい味わいだ。 それでも妻は完食する迄には至らなかった。 それは織り込み済みの事。 無理せず、ゆっくりゆっくり食べて、ゆっくりゆっくり体調も戻して行こうね……。 私達夫婦が大好きな中華料理店「菜の花」さん。 そのご主人である加藤さんから「京都に行かれる際には…」とご紹介頂いた弟さんが 祇園で割烹料理店を営んでいるという。 今年に入って妻と一緒に京都に桜を愛でる旅に出掛けたのだが、その時の食事を弟さんのお店で頂いてきた。 そのお店で販売していたお土産用の料理をお兄さんである加藤さんに手渡したくて、京都から帰ってきた翌日に「菜の花」さんにも予約をさせて頂いたのだ。 お店に到着して早々に今回の顛末をお話し、お土産を「弟さん、元気で頑張っていらっしゃいましたよ」の言葉を添えてお渡しした。 さぁ、食事も頂こう。 いつものように「菜の花」さんでは必食と言える「ピータンとザーサイの冷奴」を肴に私は紹興酒を。 ハンドルキーパーを努めてくれる妻はアルコールフリーのドリンクから始めた。 「桜えびと青菜の炒め」「穴子と野菜のあげもの 油淋ソース」「飛騨うまし豚の黒酢酢豚」…。 相変わらずの美味しい料理は、弟さんも併せて「さすが血は争えないなぁ…」と思わせられた。 「菜の花」さんは勿論、京都に行く機会があれば弟さんのお店に…と、これからも「加藤ブラザーズ」にお世話になりたいと思う。 どうぞ宜しくお願い致します。 私の仕事の年内最後の休日。 この1年の最後のディナーを妻と共にコチラ「菜の花」さんで頂くことにした。 シェフの加藤さんは本当に良い人で、私達は料理の素晴らしい味わいは勿論のこと、その人柄に惚れ込んでいるのだ。 今年も何かとお世話になったシェフの料理で、この1年の締めくくりとしたかった。 勿論 人気店故に、当初は年内は予約で一杯のようだったが、何とか都合をつけて伺いたかった事もある。 それがこの日であったのだ。 妻の運転する自家用車で向かった。 妻は決してアルコールが飲めない訳ではないのに、こうして外食をする度にハンドルキーパーを買って出てくれる。 本当に優しい、私のような男には過ぎた良妻だ。 お店には私達が一番乗りのようだ。 いつも通りシェフとマダムが笑顔で出迎えてくれる。 そして「この日のメニュー」を拝見。 やはりランチも良いが、加藤シェフの料理の真骨頂を味わうならディナーメニューを選ぶべきと思う。 いつも様々な内容に迷いに迷ってしまうが、ようやくメニューを決めてマダムにお願いした。 ドリンクは妻がノンアルビールを。 私は紹興酒を いつも通りオンザロックで。 料理の感想は写真に文言を添えたので参照して欲しいが、この日特に素晴らしかったと印象に残った料理が「豚足の醤油煮」だった。 蓋付きの三島鍋の中にはグツグツと煮えたぎる豚足の煮込みが! 加藤シェフも提供するタイミングをかなり気を使っていたようで、当初はあまりの熱さに食べるのに手間どう程だった。 しかしこの美味しさを なんと表現したら良いのだろう……。 私のような稚拙な文言で申し訳ないが、煮込みの際のソースといい、豚足のねっとりとした食感、味わいから「まるでフカヒレの姿煮込みのような…」と思うのは間違いだろうか……。 とにかく それほど美味しい豚足は、これまでの私の豚足の概念を覆す1品となった。 最後にシェフの汁そばを初めて食べてみたかった。 なんとなく「年越しそば」的なイメージが湧いたからかもしれない。 この日の食事も大変満足した。 加藤シェフ、マダム。 今年も何かとお世話になりました。 来年もまた宜しくお願い致します。 この日は妻が本宅に1人帰ってしまった。 妻の娘夫婦が孫を連れて帰省するというのだ。 楽しみにしていたことであり、気持ち良く送り出したはいいが、1人残された私。 食事をどうしようか… と迷い、コチラ「菜の花」さんでご厄介になろうと。 前回訪れた時のご無理を聞き届けてくださった事にお礼申し上げ、いつもなら妻と一緒に訪れる私がディナータイムに1人で伺った事を少し驚かれていたようにもお見受けしたが、事情を説明すると納得して頂いたようだ。 さて、何を食べようかな...。 中国料理はやはり複数名で伺うに限る。 1人でアラカルトでは、アレコレといろんな料理を食べる事ができない。 ましてや私のようなジジイの 小さくなった胃袋ではなおさらだ。 しかし元来食いしん坊な私。 結局アレコレと注文することになる。 先ずはコチラのシグニチャーメニュー「皮蛋と冷奴の前菜」は必須だ。 この美味しいさ。何に例えれば良いのだろう。 私が「菜の花」さんで食事するときは、昼夜問わず必ず注文するメニューだ。 それに紹興酒をボトルで。 最近の私は本当に紹興酒を飲むようになった。 それをオンザロックで。 そもそも酒は嗜好品。 どんな酒を、どんなスタイルで、どんな料理と合わせるかは個人の自由だ。 例えば私は寿司屋ではワインは飲まない。1つ理由があるからだが、逆に寿司屋でワインを飲む人を否定するつもりも無い。 それが美味しい、と思えればそれが正解なのだから。 雲白肉も。 ニンニクの深いコクのソースでありながら、あっさりと食べられるのはコチラならではの味だ。 「豚肉とゴボウの春巻」が。 普通の春巻のような具沢山の物ではないが、それぞれの良さを引き出している。 「豚肉と山芋の自家製豆板醤(干し海老入り)炒め」。 これは美味しかった。 シャキシャキとした山芋の歯触り、干し海老の風味を纏った自家製豆板醤が豚肉の旨味に厚みを加えている。 結構な品数を食べ終えたが、最後に〆る料理として 久しぶりに「天津飯」を食べたくなった。 私は天津飯をめったに注文しないが、「菜の花」さんの物なら食べてみたいと思ったからだ。 炒飯が美味しいのは既に承知済み。 加藤シェフの作る天津飯がどれだけ美味しいのか、と食べたくなったのだ。 その期待に応えて頂いた天津飯の旨いこと! 蟹肉を惜し気もなく使用している。 その蟹肉の優しい味わいを活かす為、餡も優しい塩味ベースの物だ。 やはり いつ来ても素晴らしい。 すっかり良い気分になり、タクシーを手配して乗り込む際、お店の扉の外に出てお見送り頂いた。 ありがとうございました。 これからも宜しくお願い致します。 とうとう還暦を迎えてしまった私。 なにも特別な感情など湧かなかったが、妻が「2人だけで美味しい物を食べてお祝いしましょうね」と言ってくれた。 それがなにより嬉しかった。 そんな訳で、お昼も素晴らしいお店の寿司を堪能したが、ディナーはやはり私が敬愛する加藤シェフのお店「菜の花」さんがいいと思い、伺うことにしていた。 そして この日は ある事情から、何を食べたのか? その料理はどうだったのか? 写真は? は、一切揚げない。 申し訳ないが、「食べログ」は私の備忘録だからだ。 ただ、この日頂いたのは美味しい料理だけではない。 加藤シェフをはじめ、皆様の優しさ、心遣い、お店のアットホームな雰囲気……。 全てが「還暦の祝いにコチラを選んで良かった…」と思える事だった。 ありがとうございました、シェフ。皆さん。 これからも末長くお付き合いさせてください。 宜しくお願い致します。 久しぶりの、本当に久しぶりの再訪となった。 私が尊敬するシェフのお店「菜の花」さんだ。 私が最近、アチラコチラと長期出張に赴いていた為、なかなか伺う事が出来なかったのだ。 せっかくだからディナータイムに利用したかったが、この日のお店はランチ営業のみの日で、半ば仕方なくランチの時間帯に伺った。 ランチは予約が出来ないので、開店時間よりも10分くらい前にお店の近くのコインパーキングに車を停めた。 やがてお店の扉を開けてマダムがランチメニューを持って出てくると「あっ!お久しぶりですね!」と笑顔で迎えてくれた。 中に進むと加藤シェフが同様の笑顔いっぱいに迎えて頂き、私達はそれだけで嬉しくなった。 メニューから 妻はあらかじめ「菜の花さんに行くなら…」と決めていた粥を所望していたが、この日のお勧めを見て気が変わったようだ。 「私、油淋鶏にしよう!」 それなら、と私が粥を頂く事にした。 もちろん それだけで収まる筈がない。 私がコチラに来たら必食の「ピータンと搾菜の豆腐」は当然として、更にこの日は「海老餃子」も。 先ずはピータン豆腐からだ。 これは本当に美味しい。 このトロリとなったピータンの熟成感はどうやったら出来るのだろう。 そこへ刻んだ搾菜にネギ、シェフのソースがベースとなった豆腐と相まって、こんなに美味しい料理をアルコール無しでは寂しすぎる。 問答無用でビールをお願いした。 更に「海老餃子」。 シェフは専門の点心師ではないが、コチラも大変美味しく、本格的な飲茶のお店で頂く物と遜色無い。 妻の油淋鶏が運ばれてきた。 セットメニューの内容として添えられた包米湯の優しい味わいに妻はニコニコ顔だ。 ソースの旨味、酸味、添えられた豊富な夏野菜達に、妻は「私が こういうのが食べたいな… とイメージした物とピッタリ!」と喜んでいる。 ほどなく私の粥も届けられた。 もう何度も口にした料理であり、今更この美味しさを語るつもりは無いが、コチラで頂く粥は いつもいつも香港を思い出させてくれる味だ。 料理を頂きなから、シェフとはいろんな話を聞かせてもらい、とても楽しく充実したランチになった。 が、しかし。 コチラでシェフの料理の真髄を味わうなら、次回こそディナータイムに再訪したい、と心から思った。 いつもありがとうございます。 ご馳走様でした。 この日は小・中学生からの友人達が、宮古島から帰ってきた私の安着祝いの席を設けてくれることに。 ならば、と お店は私のリクエストでお願いしよう。 中華料理は大勢の人が円卓を囲み、楽しく語らいながらの食事には最適だ。 そのお店として選らばせてもらったのがコチラ 「中国家庭料理 菜の花」さんだ。 コチラの加藤シェフには随分とお世話になっている。 いつも気を使ってもらい、いろんな事を御教授頂いている私の中華料理店での一番のお気に入りのお店だ。 この日集まってくれたのは私達夫婦を含め計6人。 きっと皆を満足させてくれるに違いない。 待ち合わせは店内で。 先に到着していた友人達はすでにビールの瓶を傾けている。 そういう遠慮が無いことが友人達の逆に良いところだ。 私達の到着を待って宴は始まった。 その前に友人達とお店の加藤シェフに宮古島からの手土産を渡す。 すると その返礼なのか注文した料理よりもさきに 「シェフからのサービスですので…」と雲白肉が。 かえって気を使かわせてしまったようだ。 宴を閉じる際にお渡しすれば良かった…。 この辺りがいつも配慮に欠ける私のいけないところだ。 料理はどれもこれも非の打ち所のない美味しい物ばかり。 「よだれ鶏」に始まり私の大好きな「ピータンと搾菜の冷奴」、「海老と野菜の炒め物」はメニューにないが、私のリクエストに応えてくれた物。 他にもメインとなる「ハタの葱生姜蒸し」は、まさに目を引くサイズの蒸し上げられた大きなハタが客席までプレゼンテーションされ、その後マダムによって取り分けて頂いた。 それも含めて この日の料理は14品。 ビールだ、紹興酒だ、ワインだと飲みまくり、それでも 会計は1人当り8,000円でお釣りがあった。 こんな素晴らしい料理の数々とお酒もしっかり頂いて、 全員「コレ、間違えていないよね……」。 コチラを紹介した私も鼻高々。 加藤シェフ、マダム、ありがとうございました。 いつもいつも大満足です。 これからも宜しくお願い致します。 久しぶり、というか もう何度目の訪問だろう。 私が愛して止まない中国料理の名店「菜の花」さんだ。 いつもなら夫婦2人で訪れることが多いのだが、今日は他の所用があり、私が1人で。 いつも抜群に美味しい料理を提供して頂けるのだが、一番の思い出は子供たちと一緒にディナータイムに訪問して、その時に事前予約が必要な、仕込みに数日を要する「香港式鶏の姿揚げ」は忘れられない逸品だ。 お昼は予約不可ということもあったが、私がお店に到着したのは11時40分頃。入れるかどうか心配したが、なんとか入れて頂けることに。 私よりも5分遅れて到着した客は残念ながら入店できなかったようだ。 ランチタイムはメニューを絞り込んでいるらしく、内容も大幅には変更しないらしく、私はいつも必ず注文するピータン豆腐を。それに海老餃子とビールを追加した。 やがて運ばれてきた海老餃子だが、蒸し上がりが半透明に見えるほどの包(パオ)にしっかりと海老が織り込まれ、香る程度に醤油を漬けて口に運ぶと もっちり、ねっとりとした包が口内の粘膜をくすぐる。 その感触にうっとりしながら、あっという間に一人前の海老餃子を平らげてしまった。 次に運ばれてきたピータン豆腐は私のコチラのランチタイムのイチオシだ。間違いなく美味しいので必ず注文してしまう。 あまりに美味しいので、お店の味が恋しくなった時は自分で真似て作ってみるのだが、ソースの配合と隠し味がわからない。それに搾菜も自家製なのだろう。ピータンも私は台湾製の最上級の物を使用してみたが、シェフが使用しているのは香港製?なのかわからないが、私の物より遥かに美味しいのだ。 ビールと共に海老餃子とピータン豆腐を堪能したあとは、さてどうしよう……。 いつもなら「干し貝柱の香港式お粥」か「ずわい蟹の炒飯」を頂いていたが、今日はランチの日替りの主菜の「鶏肉と野菜の炒め物」にしてみよう。 コチラはランチとしてのセットのご飯やスープを外して単品にすると、ランチの価格から100円引いて提供して頂けるそうだ。 前菜として食べた物もあってそれほどは食べられなかった私にとっては嬉しいかぎりだ。 牛蒡、舞茸、ブロッコリー、赤パプリカに葱を使った野菜達はどれもシャッキリとした歯ごたえを残し、特に牛蒡とブロッコリーの火加減は秀逸だった。 最近は住まいが離れてしまい、なかなか頻繁には通えないのだが、加藤さん(シェフ)はよく覚えていてくださったようで、温かく声をかけて下さった。 このアットホームな雰囲気もお店の魅力だ。 ごちそうさまでした。次は妻も連れて一緒に参りますね。 相変わらずの素晴らしさ!ピータン豆腐の提供の仕方が変わったくらいが気になるも、全く問題無し。 町中華、というレベルを超越している。 本格的な、香港で食べることのできる味を体現してくれている、名店と呼ぶにふさわしいお店。 シェフの加藤さんの人柄も素晴らしい!
2025/12訪問
11回
夏の疲れを癒してもらう旅に山陰・島根に向かった。 その2日目はカーシェアの車を借りて松江市の南部、神話の残る八重垣神社に参拝した。 なんでも「日本で初めて結婚式が行われた場所」として知られており、境内の奥にある池での占いは人気があるようだ。 私達もお互いに再婚で夫婦になったので、良い縁に恵まれたからこその今の幸せに2人で感謝申し上げた。 カーシェアの車を借りた理由はもう1つ。 コチラでランチを頂きたかったからだ。 「中国料理 桃仙閣」さん。 普段からお店選びは諸兄の投稿した写真だけを参照して、あとは自分の勘だけで探しているが、コチラもその「ピンと来た」お店だった。 間違い無く美味しい料理を提供してくれるに違いない…と。 そして それは期待から確信と喜びに変わる。 何を食べても美味しい。 特徴的なのは全ての味つけが上品なのだ。 その優しい味わいは、失礼ながら「松江の町外れにこんなお店が…」と驚嘆してしまった。 蟹餡のチャーハンは、たとえ餡無くしても それだけで十分美味しいが、餡の味わいはベースになっているチャーハンの味の邪魔をすることがないどころか 膨らみを持たせている。 私が評価基準にした春巻。 今ではこの薄焼き玉子を焼いて、それを使って包む本物の春巻を食べさせてくれるお店は、町中華ではほとんど見かけなくなり、都会の高級店でたまに見かける程度になってしまった。 コチラは そんな春巻も面倒がらずに提供してくれている。 海老のXO醤を使用した炒め物は、XO醤そのものが良い物なのか、または自家製かもしれないと思える程、アミエビの香り高い素晴らしい味わい。 フカヒレご飯は惜しみ無くフカヒレを使用しているし、杏仁豆腐は微かなバニラ香が特徴的だ。 そして私のこの日のイチオシが「白イカの炒め物」だ。 絶妙な塩梅の白イカ、こんなにも美味しいのか…と絶句しそうだった。 今回の旅で頂いたランチのお店では一番の内容。 しかも会計さえお値打ちと思えるなら、コチラも松江に来たら再訪必至のお店だ。 素晴らしいお店に感謝。ご馳走様でした。
2025/09訪問
1回
石垣島でのバカンス。 最大のお楽しみはコチラ、インターコンチネンタル石垣島リゾートホテルのレストラン「チャイナシャドー」さんで食事をすることだった。 昨夏に訪問した際、その美味しさに 正直言って石垣島でこれ程の中華料理を頂くことができる事に良い意味での驚きがあった。 さて、今回は… と、結論を先にすれば 更なるパワーアップ! 更なるハイパフォーマンスに脱帽だった! 昨夏の良いイメージを引きづり店内へと進む。 私達夫婦は静かな席を好む傾向があるが、最初からアテンドして頂いた際「コチラの比較的静かな席をご用意させて頂きました。」と、私達の嗜好を覚えていてくださった。 この ちょっとした心遣いが有るのか無いのかで、そのレストランの実力、品格が現れる。 着席し、メニューを見るまでもなくお願いしたコース料理の内容は もう一つのコースやアラカルトには無い料理が列記されてある。 飲み物は 妻は軽めの赤ワインを勧めてもらい、私は紹興酒のオンザロックから始めた。 さぁ、先ずはスターターとして提供された「島イカの湯引き」。 絶妙な湯引き加減はイカの旨味、歯ごたえを残しながらも決して固くはない。 優しい味わいのソースとも良く合っている。 妻は早くもこの一品から「コレ、美味しいね!」とテンションが相当上がっている。 次なるは「広東風 焼き物の盛り合わせ」。 四種類の焼き物全て美味しいのだが、特筆すべきはチャーシュー。 久しぶりに本物の「又焼」を頂いた。 香港の又焼専門の店でテイクアウトして、宿泊したホテルの部屋でワインと一緒に食べた時と同じクオリティだ。 スープ仕立ての料理が運ばれて来た。 「衣笠茸と燕の巣、干し貝柱風味」。 衣笠茸は「茸の女王」とも称される物で、それに「世界三大美女」の1人、楊貴妃が好んだという燕の巣をたっぷり詰め込んである。 干し貝柱の豊かな出汁で取ったスープと合わせる贅沢な一品だ。 「大海老 塩卵の黄身包み」。 私は来年還暦を迎えるが、その人生の中で三本の指に入れたいほど美味しい海老料理がコチラだった。 身のプリっとした大きな海老を、優しい味わいの塩卵の黄身で包み、それがお互いを引き立てあっている。 潔の良い油の切れは、海老の食感を、旨味を最大限に引き出している。 余分なソース、例えばチリソースやマヨネーズソースなどいらない。 このままの姿、このままの料理方法で完結だと思う。 もう私の陳腐な言葉では表現出来ない程、この料理は美味しい! この年齢になってこの料理と出会えた事に喜びを感じた程だ。 感動の余韻に浸りながら次の料理が。 「鮑の姿煮込み オイスターソース」。 まさに中華料理の王道を行く料理だ。 深い味わいのオイスターソースが沁みわたった、まさにぐうの音も出ない美味しさ。 いつの間にか紹興酒は次なる銘柄に。 陳年紹興貴酒 8年を追加だ。 やはり最近は紹興酒もようやく良い品質の物が手に入るようになったので、こうした中華料理を楽しむ際には好んで紹興酒を飲むようになった。 紹興酒だって大雑把に言えばワインと同じ醸造酒だ。 「島鮮魚の甘酢仕立て」が。 島鮮魚はミーバイだ。 ハタ科の魚で白身なのだが、魚体は小豆を帯びた茜色の、沖縄では高級魚の部類になる。 甘酢と言いつつピリッとした辛味のアクセントが締まった味になっている。 最後の〆だ。 私はコチラに伺う前にホテルの朝食の際、スタッフの人との会話から「チャイナシャドーの麻婆豆腐は召し上がられた事がございますか? とても美味しいんですよ!」と勧められた経緯を説明し、私の方だけエキストラチャージの支払いで変更して欲しい、との申し出を快く引き受けてくださった。 その麻婆豆腐。 土鍋でグツグツと熱々に提供される姿は見ているだけで美味しそう。花椒が熱っせられる事で立ち上る香りがたまらない。肉には豚肉ではなく石垣牛を使用しているそうだ。 お願いした訳ではないが、白いご飯が一緒に提供されたのには納得できた。 確かに白いご飯と一緒に食べたくなる味だ。 私が汗をかきながら食べているそばで、妻の方に提供された本来の〆の料理が「ワサビ風味冷麺」。 王道の中華料理を頂いた後の、一服の涼となっている。 最後のデザートは先島諸島の名産品が。 宮古島産マンゴーを使用したマンゴープリンと、石垣島産のパイナップルを使用したひとくちサイズのタルトが。 いやはや参りました! 昨夏よりも更に好印象の内容には脱帽するしかない。 ありがとうございました。 石垣島を訪れる際にはまた利用させて頂きます。 私が見た事がなかった衣笠茸をわざわざ調べて頂き、それを画像で見せてくださったスタッフの人の機転の効いたサービス、全てが良い思い出になりました。 ANAインターコンチネンタル石垣島リゾートにある中国料理のレストラン。 私達の初日のディナーはコチラ「チャイナシャドー」さんで頂くことにした。 わざわざ石垣島まで行って中国料理?、と案ずるなかれ! 私はコチラが沖縄県内ではトップランクに位置するレストランだと思っている。 今夜のコースメニューで最後の食事の海南鶏飯を麺料理に変更は出来ますか?との希望にも快く応じて頂いた。 先ずはワインだ。 ブルゴーニュの日本人醸造家の「Lou Dumont」のピノ・ノワールを合わせてみる。 少し冷やし過ぎたようで、香りがなかなか上がってこない。しかしこんなものではないはずだ。 スワリングしながら気長に待つとしよう。 最初の前菜が運ばれてきた。 ここ、石垣島はマグロの水揚げが盛んで、良いマグロを食べることができるが、そのクロマグロを使った中国風カルパッチョだ。 青パパイア、人参、ナッツ、胡麻…、様々な薬味に別添えの香醋のソースをかけてからよく和えて食べる。 香醋の優しい酸が食欲を刺激する。 北京ダックと広東式焼き物の盛り合わせ。 最近、雑な作り方で提供する割には結構な金額のする北京ダックだが、久しぶりに本物の、非常に手間隙をかけて作る北京ダックを食べさせてもらった。甜麺醤をベースにしたソースは勿論シェフの手作りだ。 広東式の又焼は脂の少ない部位にありがちな固い物ではなく、逆に柔らか過ぎることのない、そこそこの歯ごたえを残しながらも 咀嚼するとその中に閉じ込められた旨味が口中に溢れてくる。 豚の腸詰めも、ソーセージとは全くの別物。燻香の残る、小さな名脇役だ。 スープには驚いた。 美崎牛という石垣島のブランド牛のテールを使ったのだが、透き通った色はまるでフレンチレストランで頂くダブルコンソメのような深い味わい。これだけの味を残す為には相当な手間をかけているのだろう。よく煮込まれたテールは骨の部分を外してあり食べやすい。 驚きはまだ続く。 海老と貝柱のチリソースは西洋のハーブであるローズマリーやバジルの香りを添えた物。 その付け合わせに驚かされた! 蒸しパンは中国料理でしばしばお目にかかるが、あまり好んでまで手を伸ばさなかった。 それがコチラの料理に添えた蒸しパンは、サクッとした歯ごたえを感じさせるように表面だけを素揚げにした物。 そのひと手間が見事に本来の持つ甘味に加え、料理に彩りと、美味しさと、楽しさを加えている。 石垣島のステーキは言うに及ばず。 美しくミディアムレアに焼かれたステーキに、シェフオリジナルのブラックビーンズ(豆鼓)のソースが素晴らしい! 美味しい、が約束された組み合わせだ。 最後のデザートには惜しみなく使った燕の巣のココナッツミルク。それに様々なフルーツとタピオカが。 胡麻団子は業務用の冷凍の物ではなく、きちんとこの厨 房内で作られた物。 一緒にサーブされたお茶も中国茶では高価な凍頂烏龍茶。 期待通りの素晴らしいディナーだった。 アラカルトで干し鮑の煮込みも考えたが、これだけでも すでに苦しい程なのが私達夫婦が年齢を重ねたからだ。 決して無理してはいけない。余韻に酔いしれるくらいが張と良いのだ。 いつまでもこのような素晴らしい料理を頂けるよう、健康には留意しなくては。 ありがとうございました。また来ますね……。
2023/09訪問
2回
先月の「いい夫婦の日」にちなんでディナーで利用させて頂いたコチラ「LIANHUA」さん。 そのあまりの美味しさとコストパフォーマンスが忘れられず、またまた再訪させて頂いた。 全く同じメニューを注文する。 内容は前菜が若干の変更があった他は全く同じだったので、レビューについては割愛しておこう。 おかげさまで この日も楽しく食事をさせて頂き、満足して会計をしながら店長さん(?)と少しお話をさせてもらったが、やはりこのメニューは少々「やり過ぎ」だったようで(笑)今後はもう少し内容も充実させながら価格を上げさせてもらうメニューに変更させてもらう予定でいます、との事だった。 あぁ、良かった(笑) 全く同じでいいから もう一度食べてみたかったと考えていたから、なんとか間に合った訳だ。 しかしコチラは料理の味が良い。 「そこには自信を持っています」と前出の店長氏。 若干の価格と内容の変更なら、それもまた楽しみだ。 交通の利便性も良く、また利用させて頂くつもりだ。 ありがとうございました。 ご馳走様です。 この日は11月22日。俗にいう「いい夫婦の日」だ。 私はこの日を結構大切にしている。 今の妻とは勿論、前の妻とも これを理由に毎年ディナーに出掛けている。 私が仕事の日であったので、妻とはコチラがテナントとして入居している「中日ビル」の1F.で待ち合わせ、3F.にあるコチラに向かった。 「LIANHUA(リアンファ、と発音する)」さんで、今年の「いい夫婦の日」を楽しもう。 前回、ランチで初利用した際、私達夫婦共に絶賛した料理を、次はディナーで…と機会を伺っていた。 入り口横にあるメニューを拝見すると、新しい内容のコース料理が提案されており、その内容と金額に「果たしてコレで利益はあるのかな…」と心配しなければいけない程の料理が記載されている。 迷うことなく この「クレオパトラコース」を選択した。 窓際で栄の街と、建設中で完成間近の高層ビルが目の前に映るロケーションの席へと案内してもらった。 2人で紹興酒がオンザロックで注がれたグラスで乾杯だ。 しばらくして前菜が運ばれてきた。 9つに仕切られたスペースに、様々な料理が盛り付けられている。 伝統的な中華料理の食材や調味料を使用しつつ、和や洋のエッセンスも加えられ、見て楽しく、食べて美味しい前菜の盛り合わせだ。 間髪入れずに運ばれてきたのは点心。 2種類の焼売だ。 1つはフカヒレが。もう1つは蒸し鮑が。 どちらも同じ餡がベースの焼売だが、特にフカヒレの方は それがたっぷりと添えられており、見た目の豪華さにも誘われ とても美味しく頂けた。 スープだ。 南瓜のポタージュに、ズワイガニの蟹肉が これも見た目以上に添えられている。 洋食料理のポタージュにも中華料理のニュアンスが感じられ、これもただのスープとは思えない。 大海老で2種類の食べ比べが出来る一皿が届けられた。 定番のチリソースの美味しさは勿論、もう1つの料理は「エビマヨ」かな…と思いきや、チーズのソースだそうだ。 これがまたとても美味しい! 先程から感じられるのは、シェフは純粋な中華料理に和や洋のエッセンスを加える、ちょっと前に流行った表現である「ヌーヴェル・シノワ」のような、新しい独創的な料理を提供してくれる人なのかな…。 その思いを強くしたのが次の肉料理。 「士幌牛のサーロインステーキ 黒酢ソース」だ。 中華料理の「黒酢の酢豚」のような料理を想像していたが、その黒酢のソースにはフランボワーズやブルーベリーが添えてあった。 こうした場合、私はシェフの意匠を汲み取り、それら各ベリーを潰して黒酢ソースに溶け込ませ、それでステーキを食べるのだが、見事なまでに黒酢とベリーがマッチングしている。 えもすると黒酢だけでは濃厚過ぎて舌が疲れてしまいそうになるのを、フレッシュなベリーの酸味と香りが調和して素晴らしいソースに変貌してくれた。 そして生意気な言い方になるが、私が「兜を脱いだ」炒飯が。 実は私は若い頃、少々中華料理の心得があった。 先輩の調理師にとても厳しく教えられたので、特に私の大好きな、自分自身が作る炒飯には自信を持っているので、生半可な炒飯では納得出来ない。 しかしコチラで頂いた最後の〆の炒飯には脱帽だ。 米の1粒ひと粒に味が行き渡り、油の使用量がベストなので仕上がりはベトつかず パラリとしている。 強い火力でモタモタせず、サッと中華鍋を操らないと こうは仕上がらない。 久しぶりに「私のよりも美味しい炒飯」が頂け、とても嬉しかった。 デザートにも手抜かりは無い。 杏仁豆腐とマンゴープリンの「良いトコ取り」のような、手のかかった物が提供された。 杏仁豆腐には私以上にうるさい妻も「とっても美味しい!」と絶賛だ。 会計を済ませる際に再確認したが、本当にこの料理内容でこの価格なのだ。 あまりの驚きに、会計係のスタッフの人に「これで利益は出ているんですか?」と思わず口にしたら「そうなんですよねぇ」と笑って答えてくれた。 この諸物価高騰のご時世で…だ。 素晴らしい企業努力を讃えさせて頂きます。 ご馳走様です。 ありがとうございました。 これからもお世話になりますので どうか頑張ってください! 私が香川県の高松市に長期出張している間に新しくでリニューアルした、名古屋の栄地区のランドマークタワー「中日ビル」。 オープンしてから約1ヶ月半が過ぎ、ようやく落ち着きはじめた頃合いを見計らい、夫婦で行ってみた。 人混みが嫌いな私。 オープン直後の混雑が容易に想像できるタイミングにわざわざ出かける気にはなれなかったのだ。 そうは言っても賑わいはすぐに収まるはずもなく、この日もランチタイムはどのお店も行列、行列だ。 それに辟易してしまい、一旦どこか別のお店に移動して食事をしようか、と妻と相談していたらコチラの案内が目に入った。 なんでもこの日は貸し借り営業をしているようで、もう少し待てば一般向けの営業を再開するようだ。 入り口の人に再開する時間に来たら食事できますか、と聞いたところ「20分程後に…」というので、その時間に来てくれるなら席をお取りしておきます、とのこと。 それでは、と ちょうど館内を散策していたら そんな時間になると思い、お願いすることにした。 正直、他のお目当てのお店があったが、この状況では半ば仕方なく、だった。 お店は新しくできたばかりの素敵な雰囲気で、案内してもらえた窓側の席からのロケーションは名古屋のシンボル「テレビ塔」が良く見える。 メニューの内容、価格から コチラがまずまずの高級店であることがわかる。 私達は時間帯とメニュー内容から、軽めの食事をすることにした。 初めてのお店だ。お試し的な意味合いもある。 妻は「香港海老ワンタン麺」、私は「海鮮あんかけ焼きそば」を。 それにビールを… と、おっ!キリンの「ブラウマイスター」じゃないか! これはいい。私がビールの中でも一番好きな銘柄が この「ブラウマイスター」だが、取り扱っている店舗が少なく、なかなかお目にかからないのだ。 いきなり気を良くした私。料理も楽しみになってきた。 少し提供するまでに時間を要した感じがしたが、先程までの貸し借り営業が影響したのかもしれない。 美味しいビールを飲みながらゆっくりと待つことにしよう。 とはいえ私達の席は見晴らしが良く、私達よりも後からの来店客の料理が先に提供されているのを度々眺めていては看過できない。 お店の人に「私達の料理はまだ時間がかかるかな?」と聞いてみたら「申し訳ありません。すぐにお持ちします」と。 そうしたら本当にすぐ提供された。 やはり店内のオペレーションが まだまだ不十分なのかもしれないし、団体客の影響もあっただろう。 その料理だが、さすがにこの価格だけあり素晴らしい内容だった。 先ずは「香港海老ワンタン麺」。 数年前に香港で食べた名店のワンタン麺と遜色ない味わいには感激した。 麺も全く同じ物に思え、ワンタンの味も申し分無い。 続けて「海鮮あんかけ焼きそば」も。 これも素晴らしく美味しい。 妻のワンタン麺も美味しく、どちらが…と問われても甲乙つけられない程だ。 先の高松市の中華レストランで食べた「海老あんかけ焼きそば」はとても美味しく、最近こんなにも美味しいあんかけ焼きそばに出会った事がない、とコメントしたが、さて困った。 コチラの「海鮮あんかけ焼きそば」は それさえも凌駕する味わいだ。 「どこでもいいから……」と軽い気持ちで望んだ食事だったが、とても良い印象が残った。 再訪することは間違い無しだ。 ディナーでも利用してみたい。
2025/12訪問
3回
結婚記念日での旅行。今年は四国・高松を中心に各地を巡ることにした。 その初日。 最初に訪れた小豆島は生憎のお天気だったが、美味しい料理を頂いて気を取り直そう。 初日のディナーはコチラ「中華 本田」さんだ。 なにせ高松は半世紀ぶりになる。 瀬戸大橋はおろか、宇高連絡船で渡るしかない時代に一度母に手を引かれて訪れた記憶があるだけだ。 美味しいお店など知る由もない。 では 何故コチラを選んだのか、と問われれば、諸兄のレビューの写真を見てのこと。もうひとつは比較的安価だと思える内容だと感じたからだ。 しかし結婚記念日そのものは翌日だ。 コチラで派手な料理を楽しむのも良いが、まったく知らないお店だ。 今回は8,000円のコースでお任せするとしよう。 宿泊したホテルから徒歩数分の場所にある、ということは承知していたが、いざgoogle mapを頼りに歩を進めても 一向にお店の場所が解らない。 妻と二人で近辺を探すも解らない。 困ったなぁ… 確かにこの辺りなんだけど…… と、困惑していた時、ビルの壁があり、その裏側を覗くとその奥にちょっと解り辛い表札のような物がある。 もしや… と思い近づいてみたら「中華 本田」の文字が! これは解らないよぉ!道路側には看板も何も無いし! しかし ようやく見つけることが出来た事に妻共々安堵しお店の扉を開けた。 店内はコンクリート打ちっ放しの壁といい、中華料理店というよりもカフェのような洒落た雰囲気。 厨房にはシェフひとり、ホールもマダムひとりの さほど広くないスペースだ。 料理は既にお願いしてあったので、最初はドリンクを。 いつもと違い、今日は車を運転することがないので 妻もビールを飲みたいと。 グラスに注ぐと「この薄張りのグラスがいいよね」と。 グラスを合わせることなく乾杯だ。 最初の料理が運ばれてきた。 数種類の茸をふんだんに使用した、辛味も酸味も抑えられた酸辣湯からだ。 寒い冬の路地を歩いて来た客にとって、最初に優しい味わいのスープを提供されれば、身も心も暖まる。 しかもふんだんに使用された茸によって前菜としての要素も満たされる。 次に よだれ鶏が。 これがとても美味しいのだ! ナッティーな香ばしさを供えたソースは きっと良い醤を使用しているからこそ出せる味なのだろう。 辛過ぎず、深いコクを湛えている。 しっとりとした鶏肉の加減も申し分ない。 これはいい! 最近食べたよだれ鶏では一番だ! 最初の二品で この先の料理に期待が高まる。 次なる料理は帆立貝柱と銀杏、里芋の炒め物。 優しい塩味の炒め物だが、その前の一仕事が効いている。 里芋は小ぶりながらねっとりとした味わいで、他の食材との良いパイプ役になっている。 予め火を入れたものを使用したので銀杏や帆立貝柱に纏わりなんともいえない食感になった。 牛肉と四川唐辛子炒めが運ばれてきた。 独特な形をした四川唐辛子は素揚げにすることで辛味を抑えられ、そのまま食べることができる。 一度煮た牛肉は柔らかで、再度四川唐辛子と茸を一緒に炒めた、お酒が進む味わいだ。 そのお酒。 最近 その良さがようやく解りかけてきた紹興酒。 始めは甕だしの三年熟成の物を選んで飲んだが、料理のクオリティの高さに合わせ、おかわりは15年熟成の物に切り替えた。 フカヒレと白菜のスープ。 独特の深いコクのあるフカヒレのスープに 白菜を笹掻いて合わせたもの。 とろみのついた濃厚な味わいの美味しいフカヒレスープに笹掻いた白菜の食感がアクセントになっている。 春巻は海老をふんだんに使用したもの。 プリプリとした海老の歯ごたえと サクサクした皮がとても美味しいハーモニーを奏でている。 酢豚は中国の黒酢を使用したもの。 独特な香りと酸味のある中国の黒酢を纏った濃厚な味の酢豚は、一緒に添えてある包(パオ)に挟んでも楽しめる。 料理の最後を飾るのは、〆の食事だ。 この時は麺か飯かを選ばせてくれる。 無類の麺好きな私。躊躇うことなく麺をお願いした。 提供されたのは あおさ海苔だけのシンプルな汁そば。 あっさりした白醤油のスープ、麺は尋ねなかったがお店の自家製麺かもしれない。 最後の食事にはピッタリの、もう少し大きなサイズの丼で頂きたくなる程美味しい麺料理だ。 デザートもついていた。 杏仁豆腐と餡を詰めた揚げ饅頭だ。 これまた自家製? と思わせる、丁寧な味わいだ。 大満足だ。 これ程の価格でこれ程のクオリティの料理。 ちなみに12,000円の内容を聞いてみたが、そちらにすれば良かった、と軽く後悔した程だ。 結婚記念日旅行の初日のディナーで こんな素敵なお店に出逢うことができた。 お世話になったシェフ、マダムにお礼を伝え、お店を後にした。 また高松に来ることがあれば是非とも再訪したい、高松に行く予定のある人にもお勧めしたい、そんなお店だった。 しかし、シェフ。 もう少しお店の場所を解りやすくした方が良いんじゃないですか?(笑)
2023/12訪問
1回
愛する妻との入籍記念日旅行に来ていた。 妻の大好きなスペインの建築家・ガウディの企画展を観て、その後ホテルにチェックイン。 少し身体を休めた後にタクシーでこの日のディナーを頂くべくコチラに向かった。 「中国料理 伊万里」さん。 この日は2回目の訪問になるが、初めて訪問した時の感激を、次回は妻と分かち合いたい、と思っていたのだ。 初めての時の感激は、今でも忘れ難いもの。 1つひとつの仕事の丁寧さ、こだわりは、とてもこの価格で提供出来ることではない。 中国料理でありながら、オーナーのコレクションという伊万里焼きの器で提供されると、違和感どころか新たな魅力を引き出してくれる。 本場の味わいには囚われず、自身の創作を加えることで、料理と器による新たな魅力を産み出している。 この日も初訪問した時と同様、ビールは私が日本で… いや、世界で一番好きな銘柄「キリン ブラウマイスター」を採用し、紹興酒をオンザロックで注文すれば、まるで一流のバーのように 出来合いの物ではない自らの手によって丸く削られた氷を使用している。 料理の美味しさは言うに及ばず。 前回同様、素晴らしさに満足した。 妻には「とても素敵なお店なんだよ!」と散々触れ込んでいたのだが、その素晴らしさを共有出来たのが嬉しかった。 さぁ、明日は朝早いから もうそろそろホテルに戻って休もうか。 今日はいろいろ楽しかったね。 明日もまた そうなりますように、と願いながら…… 東京は湯島。 素晴らしいお店に出逢えることができた。 それがコチラ「伊万里」さんだ。 中国料理店なのだが、失礼ながら「らしくない」店名は記載した写真を見てもらえば一目瞭然。 全てに「伊万里」もしくは「九谷」を使用している事に由来しているのだろう。 表通りに面しているわけではない、少し分かりにくい場所にお店はあった。 扉を開けると左側にカウンター席が。右側にはエレベーターがあり、1人で来店した私は勿論カウンター席に案内してもらった。 エレベーターを使用するのは確認してはいないが、上階にも複数名の為の席があるようだ。 この日はあらかじめコース料理をお願いしてあった。 それに食いしん坊な私は最初から追加料理も。 先ずはビールだ。 それが嬉しいことに扱っているお店が少なく、なかなかお目にかかれない私が一番好きなビール、キリン「ブラウマイスター」の生ビールを提供してくれた。 もうこのクオリティの生ビールを扱っている事だけでテンションが上がってしまったが、その生ビールのツマミに提供された胡桃のようなナッツにビターなキャラメルと胡麻のコーティングされた物。 これがとても美味しいのだ! あまりにも美味しいので、お店の人に「これは販売している物ですか?それともコチラで作っているのですか?」「もし作っているなら販売してくれますか?」と立て続けに質問する始末。 早くも興奮状態になってしまった。 料理も全て美味しい。非の打ち所が無い。 そして写真を参照して頂けたら理解して頂けると思うが、料理の美味しさに加えて器も素晴らしい。 オンザロックに使用する氷など、まるで一流のバーにでも来たような気分にしてくれる。 鮑には豆鼓をクリームソースに仕上げたり、椀物は焼き鰆に酸辣湯のようなスープにあおさのりを加えて…と、創作的な料理も楽しい。 このような素晴らしい内容でありながら、追加した料理を加えても金額が12,000円程とは、もはや信じられないレベルだ。 カウンターの背後には金華ハムを熟成させている庫もあり、食材にもこだわっている事が良く解る。 いやはや、とても素敵な出逢いに感動してしまった。 次に東京に来たら必ず再訪したいお店だ。 その時には愛する妻も同伴して この感動を分かち合いたいものだ。
2026/02訪問
2回
私が愛する「名古屋めし」。 その中でも「台湾ラーメン」は、それ自体は勿論、進化形の「台湾まぜそば」まで、他の都道府県の方々にも人気があるようだ。 そして その「台湾ラーメン」のお店として一番好きなのがコチラ「おか田」さんだ。 ルックスは他店と比較しても独特で、大量のニラやニンニク、鷹の爪が使用されており、豚ミンチには最初からの辛味は無いというのが特徴の コチラの「おか田台湾」なのだ。 この日は他店での晩酌を済ませた後に〆として頂いたが、相変わらずの美味しさに頰が緩んでしまう。 いつまでもこの美味しいラーメンを提供して欲しいと願いながら……。 別宅の近くにある美味しい焼き鳥屋さんで晩酌した後はコチラで〆よう。 私の個人的な嗜好としてだが、名古屋で一番美味しい台湾ラーメンのお店だと思っている。 美味しいのは台湾ラーメンだけじゃなく、炒飯、五目焼きそば、唐揚げ等、全てのメニューを試した訳ではないが、注文した料理が美味しくなかった事は無い。 故に いつも伺う度にアレコレと注文したくなるのだが、「おか田台湾」を外した事はただの一度もない。 いや、絶対に外せないのだ。 このお店に脚を運ぶのは、この「おか田台湾」を食べる為であり、そうでなければ来る意味が無いからだ。 この日もたっぷりの鷹の爪とニンニクの効いた旨辛スープにニラの風味が加わり、隠し味の味噌がそれぞれと相まって絶妙な1杯に仕上がるのだ。 さすがに鷹の爪を直接頬張ると、口の中がエラい事になるから避けてはいるが、たまに麺に絡んだ物が…。 それでも写真で見たら、いかに大量の鷹の爪を使用した料理かが解るだろう。 私を虜にする、「あんかけスパゲッティ」とで名古屋めしの両横綱だと思っている「おか田台湾ラーメン」。 もはや「中毒」だな……。 台風に翻弄されたこの日。 無理やり三重県四日市まで娘達夫婦に会いに行って、なんとかやっと別宅のある大曽根まで帰ってこれた。 娘達夫婦との会食で、最後の〆にラーメンを食べてから帰るつもりだったのが、四日市ではこの悪天候の影響から たくさんの飲食店が臨時休業しており、ラーメンどころではない状況だった。 しかし 諦めの悪い私。 四日市ほどの影響がなかった名古屋ならラーメン店は開けているお店もあるだろう。 そう考えて向かったのがコチラだった。 私が「台湾ラーメンでは一番美味しい」と思っているお店だ。 もう何度目の訪問になるだろう。 何年間の付き合いになるだろう。 この容赦無い大量のニンニク、コクのあるスープ、製麺業者ならではの美味しい麺… どこから見ても台湾ラーメンならコチラがNo.1 だと私は推したい。 高松からの出張を終えた後の名古屋めし② コチラの独特な味わいは、名古屋めしとして名を馳せる「台湾ラーメン」の中でも頭1つ抜けた美味しさだと思っている。 この日は他にも 高松での在任中にハマッてしまった「あんかけ焼きそば」や炒飯も。 何を食べても美味しい 町中華の名店だ。 バンテリンドームでの野球観戦を終えて、大曽根にある行きつけの居酒屋さんで寛ぎ、最後の〆に寄ったのがコチラの「おか田」さん。 私のなかではこの「おか田」の台湾ラーメンが、他の台湾ラーメンとの比較でアタマ1つ2つ抜けた存在に思われる、というくらい美味しいのだ。 まずは麺。元々製麺業者が始めたお店なので、美味しさは折り紙つきだ。 それにスープも特徴的で、隠し味に使用していると思われる味噌が良い。 台湾ラーメン自体は他にはトッピングなどはあまり無く、豚ミンチやニラ、ニンニク等が入っている程度だが、そんなシンプルなラーメンだけに、麺とスープが美味しい、ということがなによりなのだ。 今日は注文しなかったが、炒飯もとても美味しい。 そしてこの唐揚げ! (小)サイズなのにこのボリューム! 食べきれなければ少額でパックをもらって持ち帰えっても良いのだ。 ただなぁ…… ランチも営業してくれたらなぁ。 〆にはするにはちょっと罪作りだょ…(苦笑) 名古屋めし、と言われる物の中に「台湾ラーメン」という物がある。 豚の挽き肉に唐辛子、ニラやにんにく等が一体となったスープが特徴の、かなり辛味の強いラーメンだ。 この台湾ラーメンの有名店に名古屋の「味仙」というのがあり、地元民の他に観光客にも人気があるようだが、私は台湾ラーメンが一番美味しいのはコチラの「おか田」さんだと思う。というか名古屋で一番美味しい台湾ラーメンだ。 台湾ラーメンのスープは先程の味仙をはじめ澄んだ醤油味のスープが多いのだが、コチラの台湾ラーメンはそのタイプのとは区別した「おか田台湾」と呼んでいる物があり、それがとても美味しいのだ。 味仙の台湾ラーメンと食べ比べてほしい。 その良さが実感できることだと思う。そんなラーメンだ。
2025/03訪問
7回
私がお世話になっている生命保険会社の担当者の人に 「どこか美味しい料理を食べさせてもらえるお店は…」と 尋ねたところ、コチラを紹介して頂いた。 ランチに行かれるなら飲茶がメインになるので男性客よりも圧倒的に女性客が多いと思いますよ、とも。 男性1人ではアウェー感がたまらないので、妻と一緒に行ける機会を探していたのだ。 そしてこの日、バンテリンドームの野球観戦に妻を誘い、せっかくだからランチも名古屋で頂こうとなり、コチラに初訪問となった。 野球はナイトゲームなので あまり早く行っても… との理由からお昼の13時に予約をしたのだが、それまでが かなり忙しかったようで、お店の人は 扉を抜けて入り口に佇んでいる私達にまでは気がまわらない様子だ。 私達から声をかけ、やっと席へと案内してもらった。 メニューを渡され、それに目を落とす。 もうお昼をとうに過ぎているので、私達は二人共に軽い内容のメニューを選択することにした。 飲茶は香港にあるような本格的なお店と同じ注文方法で、昔懐かしいワゴンを引いた人が店内を巡り、出来立ての物を売るスタイルは今はほとんど見かけない。 コチラのように、専用の紙に記入した物をスタッフに手渡す方法だ。 妻は中国茶、私はビールで喉を潤していると、さっそく蒸し上がった焼売と餃子が到着した。 肉焼売には飛び子がトッピングしてあり、色目を添える。 粗挽きと言って差し支えない餡は実に肉々しく美味しい。 フカヒレ餃子は豪華なルックス。 細く削がれたフカヒレの食感がたまらない。 スペアリブの黒豆蒸しは私が一番楽しみにしていた料理。 香港で食べた、あの美味しさに再会出来た。 他に数種類の飲茶を楽しんだが、元来食いしん坊の私達夫婦は この軽めのコースだけでは止まらない。 あまりの美味しさに後の野球の事は考えず構わず追加だ。 屋台風香港焼きそばと楊州炒飯をお願いする。 焼きそばは麺が独特で、日本には馴染みの薄い極細麺を使用した物。 香港焼きそばを標榜するだけのことはある。 最後の炒飯は「これが日本のお店とは違うんだよなぁ…」と思わずにはいられない、タイ米を使用したパラパラの仕上がり。 これを〆にすることで、このお店での食事が非常にレベルの高いことを証明してくれた。 妻の杏仁豆腐を横目で見ながら、名古屋という地方都市で本場の味が楽しめる幸せを噛みしめていた……。
2023/05訪問
1回
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2024 選出店
名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋/四川料理、中華料理、担々麺
陳 健一さんが好きだった……。 いつも明るく、優しげな人柄。しかし一旦料理に向き合うと、厳しい一面を垣間見る事が……。 父親の「陳 健民」氏も、私の微かな記憶に残っている。 日本において「四川料理の祖」的な存在は、数多くの御弟子さんを輩出し、それぞれが名シェフとなり、四川料理を、中華料理を広めていった。 その親子二代でN.H.K.の番組「今日の料理」に出演し、一般家庭にも優しく作れる中華料理をご教授頂く等、2人とも本当に素晴らしい料理人だった……。 そんな親子が残した最大の功績は、この日頂いた「陳麻婆豆腐」ではなかろうか? 一般の人でも食べやすい麻婆豆腐を広めてくれたのだが、四川料理の真髄である麻(マー。辛味)辣(ラー。痺れ)を活かした本場のレシピでは、当時の日本人には受け入れられないと思い、食べやすいアレンジを加えたレシピを広めてくれたのだ。 しかし自身の御弟子さん達には その真髄、レシピをしっかりと伝え、今日の四川料理の繁栄の礎となったのだ。 その「陳麻婆豆腐」を1度食べてみたかった。 予約時間よりも30分程前に到着した私達。 お昼時とあって まだ席が用意出来ていなければ どこかで時間を潰してこようか…と思っていたが、幸いにも暫くして「ご案内させて頂きます」と。 窓際に面した一番奥のテーブルへと案内してもらった。 私の席からは目の前の大きな柱があるが、妻の席からは柱が邪魔することなく「大名古屋ビルヂング」を含めた素敵なロケーションが広がっている筈だ。 メニューから2人共にコース料理を…と思っていたが、妻からの提案で「いろいろ食べられるから…」と、コース料理を私が、セットメニューを妻が選らぶ事に。 サービス担当の女性が「料理はいかがしますか?全てシェアされますか?」と聞いてくれたので、そうしたい旨を伝えると「かしこまりました」と。 後記する料理も、提供する順番は勿論、その度に料理の量に関わらず取り分け用の器を準備してくれた。 そのキビキビとした立ち居振舞いが気持ち良い。 さすが良いレストランには良いサービススタッフがいる、と改めて思わせてくれた。 前菜から。 「クラゲの冷製」と「棒々鶏」、と言ってしまえばそれだけだが、クラゲには穂紫蘇が添えてあり、何気無い美意識を感じる。 棒々鶏のソースは辛味を抑え、その分ナッティーな味わいが品位を上げる。 スープは筍の食感を活かした素晴らしい物。 ベースとなる出汁の美味しさが、早くも「コチラのレストランの料理は美味しい!」を約束してくれた。 持論だが、中華料理に限らず、日本料理でも出汁、フレンチでもフォンが一番大切なのだ。 ここに手間をかける事は大変だが、スープ(出汁)は ほとんどの料理に関わってくる。 逆に手を抜くと馬脚をあらわす事になる。 故にお店の料理の根幹を成すスープ(出汁)こそが命なのだ。 前菜の次に提供される事が多いスープ(懐石料理では椀物)が美味しいのは、その時点で「このレストランの料理は全てが美味しい」が約束されたようなものだ。 次に提供された「点心の四種盛り」にも、中に詰める餡に煮凝りになったスープを織り混ぜる物もあるだろう。 海老と季節野菜のクリーム煮にも当然スープの美味しさは影響するはずで、ブロッコリーやカリフラワーを優しく包みこんでくれる。 しかし ここから先の料理が ここが「スーツァンレストラン 陳」を雄弁に語ってくれた。 モンゴウイカと落花生を葱・生姜で炒めた料理に鷹の爪と花椒(ホワジョウ。中国山椒の事)が加わるのだが、四川料理を代表する調理技法だ。 辛さに強い妻が「この鷹の爪、食べられる辛さだよ!一緒に口にすると とても美味しい!」と。 ならば私も…と、同様に口にする。 確かに激辛のはずの鷹の爪を「美味しい」と思える事が… と思ってたところに強烈なパンチを喰らった! 花椒の痺れだ! これが鷹の爪の辛味を凌駕する程 痺れさせられた。 この麻(辛味)辣(痺れ)の使い方、バランスが四川料理の真髄なのだ。 担々麺しかり。 この「汁ありの担々麺」こそが、御父上・陳 健民が本場の「汁無しの担々麺」を、日本人が好むラーメンのようなスタイルにアレンジした物だ。 選べるメイン料理に その本場の「汁無し担々麺」も選らぶ事が出来たが、御父上に敬意を表して「汁あり」を選んだ。 胡麻よりもナッツが勝っているかな… ッて辛い! 後から辛さが追いかけて来た! なのに箸が止まらないのは何故だろう……。 そして最後の「陳麻婆豆腐」で完結する。 これこそが正に何度も繰り返している「四川料理の真髄」を体感出来る最高の瞬間だ。 最初から「白いご飯とよく混ぜて…」との指南があり、更に「ご飯はおかわりも出来ますので…」とも。 旨い!辛い! 旨い旨い! あ~辛いッ! 熱々な状態での提供が それを増幅させる。 白いご飯は勿論おかわりだ。この麻辣を凌ぐには、最初のご飯の量では足りない。 なるほど、私が自宅で作る麻婆豆腐とは油の量が違うのか……。 これは良いヒントをもらった。次に家で実践してみよう。 デザートの杏仁豆腐は妻が「コレ、ボウルで食べたい!」と大絶賛だ。 しかし私はむしろ甘さを控えたパンナコッタの方に軍配を上げたい。 アールグレイのジュレの爽やかさと相まって、辛さと痺れた舌に優しい味わいが嬉しかった。 妻にはフェアメニューのデザートも。 ちりばめられた苺がココナッツミルクと良く合う。 抹茶の団子の中には粒餡があり、苺と一緒に口中で楽しめば「苺大福みたいに味わえる(笑)」と。 陳 健一さん、ご馳走様でした。 美味しかったですよ。 みんな貴方が残してくれたものですもんね。 これからも「陳麻婆豆腐」をはじめ、御父上と貴方の料理、愛し続けます。
2025/01訪問
1回
入籍記念日に訪れた沖縄の旅、2日目のディナーは 以前、テイクアウトした料理が美味しくて、次回那覇市で夕食をとるなら伺いたいと思っていたコチラ「燕郷房」さんだ。 沖縄は古くから中国、台湾、香港などアジア各国との交易が盛んだったからだろう、中華料理の美味しいお店が多くあるが、コチラもそのうちの1軒だ。 アラカルトで好きなものを…とも考えたが、初老の私達夫婦故にあまり沢山は食べられない。 そこでこの日はコース料理で注文することにした。 やはり少しずついろいろと食べることができるコース料理のほうがそのお店をより理解できる。 先ずは乾杯だ。 最近、私は中華料理を食べる際には紹興酒を好んで注文することが多い。 勿論ちゃんとした品質の紹興酒をきちんと管理出来ているお店の物しか飲まないが…。 最初に日本に紹興酒が紹介された頃は、粗悪な品質と管理によって劣化した物が多く、当時の日本人には あまり美味しくない飲み物という認識が定着してしまった。 それでもなんとか飲めないものか、と思い付いたのが、紹興酒を温めて そこにザラメ糖を溶かし入れ、甘くする手法だ。 元々紹興酒は日本酒やワインと同じ醸造酒。 基本的にはそのままで楽しむのが本来の姿だ。 きちんと管理された良い品質の紹興酒はとても美味しいということにようやく皆が気が付いたのだ。 私のように氷を入れる飲み方も邪道かもしれないし、加熱した紹興酒にザラメ糖を入れる飲み方も否定はしない。 それは全て「酒は嗜好品」という観点では間違いではないからだ。 いつも話が脱線するが、肝心の料理はやはりコース料理でお願いして良かったと思う。 前菜の盛り合わせからだが一品一品がクオリティが高い。 春巻はお店の名物の「海老ニラ饅頭」とのチョイスだったが、私達はコチラにして良かったと思った。 細長い春巻は海老やイカがびっしり隙間無く詰められていて、特にソースは必要無いほどしっかりした味わいだ。 先の紹興酒だが、とても美味しいのでおかわりはデキャンタで追加した。 レタスのニンニク生姜和えは良い箸休めになる。 1玉ぐらいは軽くイケそうだ。 魚の蒸し物が出てきた。 蒸した後に熱々の油を掛け廻す。 ネギの香り、醤のコクが白身魚としては濃厚な脂の銀鱈にとてもマッチしている。 次に黒毛和牛の自家製X.O.醤炒めが。 肉の部位はランプだろうか。 脂分の軽い、あっさりとしている部位は柔らかさの中に肉のジュースをしっかり湛えている。 火加減を心得ているからなしえる技だろう。 海老のチリソース。 やはり海老は大きなサイズのほうが旨い。 あまり過剰なサイズは例外だが、今回提供されたサイズは海老を口いっぱいに頬張って、しっかり咀嚼することで一番旨味を感じることができると思う。 食事の〆はフカヒレのスープと干し貝柱のスープ焼きそばだ。 スープ焼きそばといってもスープ状の物が有るわけではない。干し貝柱から採った出汁を使用した焼きそばは黄ニラなどの野菜と合わせて炒めることで軽めな仕上がりながら干し貝柱の風味が優雅さを引き出している。 フカヒレスープはゆし豆腐が入っていて、沖縄らしさを演出する。 フィナーレは杏仁豆腐と黒胡麻のアイスクリーム。 杏仁豆腐は優しさが、黒胡麻アイスクリームは濃厚さが 食事の満足度を高めている。 素晴らしい料理内容だった。 更に嬉しいことにはこのコース料理が非常にお値打ちに提供されていることだ。 私の感覚で言わせてもらえるなら、この料理の価格は五割増し、いや、倍近くの価格でも文句を言うことはない。 事実、大きな都会の中国料理のレストランではそのくらいだと思う…。 それほど満足した夜だった。 ありがとうございました。ごちそうさまです。
2023/02訪問
1回
結婚記念日旅行に沖縄に来ていた。 記念日翌日のディナーはコチラ「迦楼羅(カルラ)」さんで。 宿泊しているホテルからは少し離れた場所になるが、この日は中華料理が食べたくなるだろうという気持ちを先読みし、周辺から探してみたが、結果コチラが一番美味しそうだと思えたからだ。 いつも私は先に訪れて投稿してくださる諸兄の写真だけを拝見し、あとは自分の勘を頼りにお店を決めているが、今回はまさに「名護市の中華料理なら…」と私の心に刺さったお店がコチラだった。 妻が運転を買って出てくれるおかげで昼食の時からビールやワインを楽しんでいた私。 妻には感謝感謝だ。 コインパーキングを探し、車を停める。 お店はすぐにわかった。 扉を開くと どうやら私達がファーストゲストのようだ。 いつも通り多少聴力が弱い私達のリクエスト通りカウンターの席へと案内してもらった。 メニューを拝見する。 やはりコース料理は無く、アラカルトオンリーのようだ。 最近、食が細くなってきた私達にとってもアラカルトメニューで対応して頂けるお店はありがたい。 私はこれも最近の嗜好からファーストドリンクは紹興酒をオンザロックで。 ハンドルキーパーを努めてくれる妻はアイスのジャスミンティーをそれぞれお願いした。 先ずは「お通し」として鴨肉の冷製が。 お通しを提供するということは、感覚としては居酒屋さんのように気軽に…という意味が込められているのかな…。 美味しい鴨肉に期待が高まる。 やんばる蒸し鶏は麻辣ソースの方を選択。 これもとても美味しい。 しっかりと中国山椒の痺れが効いた王道の味だ。 そして次なる料理こそ、コチラを選んで良かったと思える一品が。 「ヤリイカ墨のニンニクソース」だ。 イカ墨を使った料理はいかにも沖縄ならではの味わいだが、このようなソースに仕上げられた料理は初めてだ。 ニンニクの力強さ、そこに濃厚なイカ墨を加えることがたまらなく美味しい。 妻はたったのひと口で虜になってしまったようで「このソース、おかわりしたいくらい!」とまで。 「海老のシークヮーサーマヨネーズ」 これまたソースには沖縄らしい柑橘のシークヮーサーを使用することで、やんばるの風味が加わっている。 マヨネーズソースに爽やかな沖縄の風を感じる一品だ。 「牡蠣の唐辛子炒め」が運ばれてきた。 大粒の牡蠣を使用しているので、火を加えてもミルキーな旨味が十分楽しめる。 必要以上に辛い訳でもなく、誰しもが美味しく食べられる味わいだ。 「軟骨ソーキの黒酢あん」は私のリクエスト。 主に豚肉の部位としては肩ロースやバラ肉、モモ肉が使われる事が多い料理だが、ソーキを用いるところが これまた沖縄らしくて良い。 トロトロになるまで柔らかく煮込まれたソーキを、煮崩れないように粉をふって揚げてある。 そこに中国の黒酢を用いた濃厚なソースを添える。 もうここまで食べて飲んだら あとは〆だけだ。 何か麺類が食べたかったが、メニュー以外の物をお願いして作って頂けないものか…。 私が「汁そばで何か別に作って頂く事は出来ますか?」と尋ねたところ「海老を使った塩味の物なら…」との返事を頂いた。 それでは、と内容はまったくのお任せで作って頂く事に。 しばらくして出来上がったのが写真の麺料理。 桜海老を使った塩味の汁そばだ。 澄みきった黄金色のスープには沢山の胡麻が浮いている。 そのスープをひと口…… おぉ!美味しい! 桜海老が香ばしく、丁寧に取ったのであろうベースの出汁スープを更に引き立てている。 そのスープには細めのストレート麺だ。 これが上品な味わいのスープと相性ピッタリで、どこかの高級中華料理のレストランで頂く味そのものだった。 これには普段は麺類をあまり好まない妻も私同様に大絶賛していた。 最後に妻にはデザートも勧めたが「もうダメ! お腹パンパンで何も入らない(笑)」と。 確かにそうだ。 あれも美味しい、これも美味しいと調子に乗って注文したから、初老の私達ではこの辺りが限界だった。 ご馳走様でした。 コチラにお世話になって本当に良かったです。 ありがとうございました。
2025/12訪問
1回
長女が出場するモルック日本選手権大会の応援に、静岡県・御殿場に来ていた。 アウトドアスポーツなので、半ばピクニック気分で名店の押し寿司を持って行くつもりだったが、お店の御指南を得て、急遽予定変更。 どこかのお店でランチを頂く事にした。 事前にリサーチし、もしもこのような展開になったら…と考えていた候補のお店がコチラ「quan」さんだ。 幸いにも電話をかけると「お席はどこでも良いなら…」と予約を引き受けて頂いた。 お店に到着した。 既に複数台の車が駐車しており、お店の人気がうかがえる。 私達もカーシェアの車を停め、お店の扉を開いた。 お店の人が申し訳なさそうに(私の目には そう写った) 「カウンターのお席になりますが…」と。 いえいえ、私達にはかえって好都合。 お互いに聴力の弱い私達は、テーブル席よりも話しが近くになるカウンター席が好きなのだ。 そのカウンター席に着き、タブレットからメニューを選び、送信する。 妻が「私、これがいいな」と「阿波牛の黒胡椒炒め」を指差せば、私はお勧めの「干鍋」の海老Vrs. を。 他にも「陳麻婆豆腐」「担々麺」最後に妻にだけ「杏仁豆腐」も注文した。 最初にセットにした「陳麻婆豆腐」のスープとミニサイズのサラダが。 スープは包米湯(ポーミータン、と読む。コーンスープの事)。 優しい味わいに この先の料理に期待がかかる。 最初に「阿波牛の黒胡椒炒め」が。 黒毛和牛種の阿波牛と南瓜の甘さが黒胡椒と合わさり、妻は「良かったぁ!期待通りの美味しい料理だね!」と喜んでいる。 大好きな妻の笑顔が私には何よりだ。 料理は出来次第、次々と運ばれてくる。 「陳麻婆豆腐」が白飯と共に。 麻(中国の花椒の痺れるような辛味)・辣(唐辛子のピリピリする辛味)の効いた、本格的な味わいだ。 これまた期待通りの味わい。故に白いご飯が欲しくなる事を想定してのセットメニューにした理由だ。 私が楽しみにしていた「干鍋(ガンゴウ)」の海老バージョンも。 これが素晴らしく美味しい! 一瞬で私の心は鷲掴みにされた。 大ぶりの海老がゴロゴロ入っている。 そのスパイシーな味わいはガーリックシュリンプにも似ているが、それを圧倒する香辛料、中国の唐辛子… 複雑過ぎて… インパクトの強い… そのえもいわれぬ美味しさは初めての体験だ。 担々麺も。 王道の味わい。胡麻の風味と辛味とのバランスが丁度良い。 しかも具沢山。木耳が入っている担々麺は初めて食べた。 最後に妻にだけ「杏仁豆腐」もお願いしたが、これだけが「玉に瑕」だったかなぁ……。 いやはや、大変なお店に出逢ってしまった。 この「干鍋」、私達の居住する街のお店でも作ってくれるお店は無いものか…。 そう思える程の素晴らしいお店だった。 ご馳走様でした。
2025/06訪問
1回
別宅の大曽根での生活が長くなっている。 この日の休日は、最近ようやく肌寒さを感じるようになってきたので、本宅に戻り衣料品などの入れ替えをする事にした。 それを済ませた帰り道。雨が降りだしてきた。 疲れていたし、雨が降ることで夕食材料の買い物も億劫になってしまった。 そこで帰りの道中でコチラに電話をかけ、予約が取れたので伺う事にした。 「仙楽」さん。 町中華の中では、今や私が一番好きなお店の1つになってしまった。 私達が初めて伺った際に頂いた「春巻」と「海老チャーハン」が素晴らしいのだ。 以前にも記したが、春巻は市販品にあるようなシートは使わない。 そんな横着な仕事はせず、1本1本を手焼きした皮で包んでいる。 もちろん中に積めた具材もとても美味しく、今や町中華のお店でこのレベル、本物の春巻を食べる事はかなり難しくなっている。 更には「海老チャーハン」だ。 これも初めて食べた際に衝撃を受けた一品だ。 海老が「えっ?!」っという程、沢山入っている。 チャーハンのどこにレンゲを入れても海老が出てくる。 いったい1人前でいくつ海老を入れているのだろう…。 その興味から、この日は実際に海老を数えながら食べてみたが、その結果この日は17尾の海老を確認出来た。 勿論いちいち数えてはいないだろうから 多少の数の多い、少ないの差はあろうが、私の印象としてはこの日も前回同様だったと思う。 いつもいつも これ程の海老を使用したチャーハンが食べられるのは「海老エビ星人2号」の私(1号は金沢の「背の高いサンタ」さん)としては嬉しい限り。 お店の私のランキングで上位にしない訳がない。 他にもいろんな料理を注文したが、やはりこの2品はマストだろう。 今日も美味しく頂きました。ご馳走様でした。 ありがとうございました。 妻と墓参に出かけた。 その亡き父親が眠っているお寺から車で5分程の距離にコチラはあった。 墓参を済ませた後の食事を中華料理にしようかと探した結果の初訪問だった。 幹線道路沿いに大きな看板があり、そこがお店なのかと思いきや、それは他の会社の駐車場であり、その先の行き方の案内が無い。 ちょっと分かりにくいが なんとかお店にたどり着いた。 店舗の周りの駐車場はかなり広く、この駐車場以外にも周辺に複数あるようだ。 開店時間の少し前にお店の中に入って行く人達がいるのを見て、その時点で何人の人達が待っていたのかは解らないが、席数はまずまず多いようで、二階や三階にも席があったが、これはランチ営業では解放していないようだ。 私達は予約をしておいたが、その予約も開店時間の来店のみ受けてくれるようで、それ以降の来店なら 満席の場合はウェイティングボードに記入して待つしかない。 ちなみにコチラは複数のメディアによって紹介され、過去に放送された番組などが貼り出されてあり、どうやらそれらの番組の内容として「春日井市民のソウルフード」として取り上げられた「ハオユー麺」というオリジナル料理があるようで、来店客の1組に1つ、もしくは1組全員が この「ハオユー麺」を注文していた。 私達のお目当てでは無かったが、おそらく片仮名の表記から想像して 中華料理に使用する「牡蠣醤」を「ハオユー」と発音するので、その牡蠣醤を使うのではないか…と思った。 では私達は何がお目当てでの訪問だったのか、と言うと、「春巻」と「チャーハン」だ。 先ずは春巻。 惹かれた理由はコチラの提供している春巻は「本物の春巻」だからだ。 仕込みが間に合わないお店は市販品の、いわゆる「春巻の皮」というシートを使っているお店が多いが、本物の春巻はコチラのように1枚1枚を卵を店内で使って焼き上げる物を使って中に入れる具材を巻くのだ。 当然、かなり面倒なことになってしまうが、コチラでは平日の一部のディナー営業を止めて、それを仕込みの時間に当てているようだ。 この「どれだけ面倒でも手を抜かない」お店の姿勢が気に入ったのだ。 そして期待通りの美味しそうな春巻が運ばれてきた。 包まれた具材も筍や椎茸、肉に海老も。 それらにしっかりと味がしてあるのを包んでいるので、基本的には何もつけずにそのまま食べる。 うん! やはり市販品の皮で作る物とは全く違う。 久しぶりに本物の美味しい春巻を食べる事ができた。 そして更に私達を驚かせる料理が運ばれてきた。 それが「エビチャーハン」だった。 写真を見て欲しい。 最初に運ばれてきたばかりの物には海老が一番上に5尾ほど見えている。 が、しかし! この「エビチャーハン」を口に運ぶべく崩してみると、出てくるわ出てくるわ! いったい何尾使用しているのだろう!凄い数の海老が出てきた! 大袈裟ではなく、ひとくち口に運ぶごとに一緒に海老を含めても まだ余る程だ。 私達夫婦はお互い海老が大好きだが、これ程の海老炒飯には未だに遭遇したことが無かった。 勿論味わいも素晴らしい。こんな海老炒飯を食べてみたかった。 この春巻と炒飯以外の料理も大変美味しく、失礼ながら町中華と思い気軽に訪れたお店で これ程の内容の料理に出逢えるとは……。 亡き父親の導きかもしれない、と思った。 墓参に訪れて良かった。ありがとう、親父…。
2025/10訪問
2回
凝り性の私(しつこい性格、とも言う)は、どうしても最後にコチラのワンタンを食べずに地元には帰れない、と思った。 そこで会社には最後の仕事の日を早朝からお昼迄の時間帯にしてもらい、荷造りは後回しにして コチラに向かった。 塩ラーメンのトッピングとしてのワンタンではなく、ワンタンを堪能する為の特別メニューを作ってもらうことにして頂いた。 それが写真の「ワンタンスープ」だ。 ワンタンを6つ入れたスープは十分満足できるので、そのお供には これまたメニューには無いが、作ってくれる とのご好意で炒飯も注文した。 ご主人はとても腕の立つ人のようで、炒飯の美味しさも この地域では群を抜く。 又焼のエンドカットをふんだんに使用した炒飯はパラリと仕上がり、もう少しだけ具材が入っていれば炒飯には少々うるさい私でも納得する理想的な出来映えだ。 ワンタンを堪能しながら美味しい炒飯を頂く……。 このお店での一番の楽しみ方かもしれない。 こんな良いお店とお別れするのがとても寂しく思った。 ありがとうございました。 また下田に来たら必ず伺いますね。 下田での勤務が終わろうとしている。 短い期間ではあったが、この素晴らしい街での思い出は忘れ難いものになるだろう。 そんな短期間で私が是非もう一度、と思っているお店を 下田を離れる前に訪ねておきたい。 それが町中華のお店ではコチラ「一品香」さんだ。 今日は前回食したワンタン入りの塩ラーメンと餃子、それに 壁のホワイトボードに記載されていた「金目鯛と海老入り焼売」を追加した。 先ずはビールと共にちょっとしたツマミが。 昆布を炊いた物だが、おそらく出汁として使用した昆布をリサイクルした物だろう。 これは私の妻も同じことをするが、最近の SDGs の観点から食材を無駄にしないという意味で立派なことだ。 餃子と焼売が提供された。 ちなみに焼売は注文してから15~20分程時間がかかるようで、時間が無い時やせっかちな性格の人は注意が必要だ。 その焼売だが、私のイメージしていた物とは若干のズレがあった。もっと金目鯛や海老を感じられる物なのか、と思って注文したが、オーソドックスな豚肉の焼売に金目鯛が練り込まれているようで、豚肉に金目鯛の風味が消されてしまっている。 海老も小さなものが1つだけ。海老を入れたという意味がアピールできていない。 かといって、では不味いのか?と問われたら 決してそんなことはない、むしろ美味しい焼売だ。 なので過度に金目鯛や海老を意識して注文するよりも、普通に美味しい焼売を注文する、というイメージが良いと思った。 餃子は前回同様、焼き目も美しく、自家製の辣油と共に食べる美味しい餃子だ。ビールと共に味わえば至福の時間が楽しめるだろう。 そして〆には私のコチラのお店でのイチオシ! 「金目鯛と海老のワンタン入り下田の天然塩のラーメン」だ。 このラーメンの素晴らしさは なんといってもワンタンにある。 大袈裟な話しになるかもしれないが、このお店のワンタンは 香港で食べた 本場のレベルの高い雲呑麺と同じ味がするのだ。 そう思うほど 私はコチラのワンタンに惚れ込んでしまった。 というより、私がコチラを訪れるのは このワンタンを食べるためだと言っても過言ではない。 ラーメンとしての美味しさも 勿論あるので、このワンタン入りの塩ラーメンは是非食べて欲しい逸品だ。 今回も満足できた食事でした。 これを最後にはしたくない……。 もう一度、もう一度だけでも……。 今日からの2ヶ月の間、静岡県は伊豆半島の下田市で仕事をすることになった。 この日はその為の移動日だったので、伊豆急下田駅に到着したら先ずは腹ごしらえを、と思って伺ったのがコチラ。 メニューには下田市自慢の日本一の水揚げ量を誇る金目鯛や伊勢海老等を使用した内容がお勧めのようで、駅近くでもあることから ある意味観光客目当てのお店なのかな?とも感じた。 注文はそのお勧めの「キンメ、エビのワンタン入り下田天然塩ラーメン」と焼き餃子をお願いした。 店内にはカウンターのような席が無く、私のようなお一人様は円卓に案内された。同じような客が来たらその円卓で相席になるのだろう。 やがて先にラーメンが届けられた。 麺が見えない程、具材で覆われたラーメンは、ワンタンが三個、チャーシューが二枚、少しのメンマに青海苔がビッシリと敷かれていた。 先ずはワンタンから頂く。 おぉ! とても美味しいワンタンだ! 最初のアタックはエビのブリブリとした食感が楽しめる。 それと相まって金目鯛のすり身の風味がとても良い。 スープを啜ると青海苔の風味が塩味のスープと抜群の相性を見せる。 この青海苔を麺と絡ませながらスープと一緒に口に運ぶと、港町ならではの風情を感じることができる。 チャーシューも美味しいのだが、やはりこのメンバーの中では脇役に甘んじてしまうのも仕方ないか。 次に焼き餃子が運ばれて来た。 敢えて「焼き餃子」と記したのは、コチラは水餃子もあるからで、どちらも自家製の辣油をたっぷりと一緒に食べることを勧めている。 言われた通りに酢と辣油をたっぷりで口にする。 想像していたより辛くはない、一時期ブームになった「食べる辣油」のような物だ。 焼き目も鮮やかな餃子自体はやや大きめの、野菜が多めに入っている比較的アッサリした美味しい餃子だ。 ラーメンもそこそこのボリュームなので、私のような初老のおじさんにはこのコンビで十分な量だろう。 当初のイメージとはかけ離れた、美味しい町中華のお店だった。 こだわりなのか、こうしたお店のわりには炒飯がメニューに無いのはご主人の考え方なのかな……。 2ヶ月お世話になる街で、またまた良いお店に巡り会えた。 下田市、良い街だなぁ……。
2022/09訪問
3回
今日はいつも通っている医者に診てもらう日。 名古屋の金山駅の近くにある。 そこから地下鉄で二駅に「六番町」という駅があり、そこで下車してから西へ歩くこと約10分。 奇しくもお互いから100mと離れていない場所に行列の絶えない名店が二軒ある。 今回はその1つ、「八剱ロック 人生餃子」さんを先ずは訪問した。 診察が終わり、店の前に到着したのは10時30分頃。 私の前には既に二組(3名)の名前がウェイティングボードに書き込まれていた。 それから11時の開店時間までにどんどんお客が集まってくる。開店する頃には20~30名が待っていたと思われる。 開店10分前になると、待っている順番の人から先に注文を聞き出した。そこで注文すると追加の注文は受け付けてもらえないらしい。 私は皿台湾の中辛、ニンニクはO.K.(普通の量ということ)に、焼豚の1枚をトッピングと、餃子の4個を注文。 ついでにビール…と言ったら「(まん延防止措置の間は)アルコールの提供は出来ません」とのこと。 先ずはサービスのスープが。動物由来の、少しクセのあるスープだ。 そして皿台湾が。トッピングの焼豚はかなり大きな物。 ルックスは炒めた豚ミンチ、ニラ、もやしで覆い尽くされ麺は見えないほど。 それらをよく混ぜ合わせ食らいつく。 かなりの油分を感じるが、辛さやニンニクのパンチも効いてとてもジャンクな食べ物だ。 私のような初老の男性には胃腸にかなりの負担がかかと思われるが、それでも禁断の味わいに箸が止まらない。 途中、卓上の調味料の中に中国の花椒があったので、ミルで挽きながら味変を試みる。 すると先程までの辛さ、ニンニク等のコクに痺れが加わりますます箸のスピードが加速する。 箸休めの餃子もなかなかの美味しさだ。 正直、私は名古屋メシの中でも台湾ラーメンはあまり好きではない。スープの辛さに騙されているようだが、いい加減な出汁の取り方の店や業務用の缶入りのスープの店もたくさんある。 そんなスープの旨味が感じられないお店の台湾ラーメンだったら自分で作った方が美味しく出来るからだ。 しかしコチラの皿台湾は「台湾まぜそば」とも違う。 炒め合わせた具材が奏でるハーモニーが感じられるのだ。 これは良い経験を積まして頂いた。 料理の世界はかくもまた楽しからずや、だ。
2022/03訪問
1回
私が京都で好きな四川料理のお店で夕食をとることにした。 JR の二条駅の西口から程近くにお店はある。 予約時間よりも早く到着したが快く席につかせてもらった。 さて、今夜のお勧めは、と……。 う~ん、ボードにはあまり食べたいと思っていたイメージの料理、食材と重なる物が無い。 他に何かジビエのような物は…とお店の人に伺ったが、「今は山羊があるんですけど、サイズが大きくて…。」 とのこと。 仕方がない。とりあえず「琵琶スズキのピリ辛炒め」を注文して「あとはビールを。」とお願いしたら、 「すいませんがまん延防止…。」といつもの台詞が(泣) コチラの四川料理をビール無しは本当に辛い。 もういい加減にしてもらいたいものだ。 これまた仕方がないのでガス有のミネラルウォーターで我慢するしかないか…。 コチラの四川料理は本格的だ。本当の四川料理とはこんなものです、とでも言うように味には容赦が無い。 日本人の舌に合わせることなど一切無い。 (故にビールや紹興酒が無いのは辛いのだ……。) 先の琵琶スズキもたっぷりの二種類の唐辛子が使用してあり、食べられないので皿の隅に寄せてみたら…… 写真のような量の唐辛子だった(汗) しかしこれがまたあとを引く美味しさ! 辛いのだがカラッと揚がった琵琶スズキに箸が止まらない! やはりここは一流だ! さて、次は…ということで、コチラで初めて麻婆豆腐を食べることにした。 今まで当たり前過ぎて遠回りしていたが、やはり一度は食べてみたいと思った。 お店の女性に「お一人なら極小サイズもお作り出来ますけど。」と言われたが、普通の(小)で注文してみた。 しかしこれが勇み足に! 到着した麻婆豆腐は見た目にも辛そう…。 ひとくちレンゲですくう。 口に運ぶ。 ………………辛ッ!!! 今まで食べてきた麻婆豆腐の中でも一番辛い! よくテレビのバラエティー番組で芸能人が激辛に挑戦する企画があるが、この時の私がまさにそうだった。 涙までは出なかったが、汗はおろか鼻水まで。 汗もいつもとは出方が違う。頭のてっぺんから出てくる。 ハンカチで拭えど拭えど汗は止まらない…。 もう無理だ… 残そうかな……。 そう思っても何故かレンゲを手に取ってしまうのだ。 まさしくコレが「悪魔の誘惑」というヤツだろう。 味わいのオシリが心配になってきたが、もはや後戻り出来ない。 なんとか完食はしたが、暫くは舌がヒリヒリしていた。 恐るべし大鵬さん。次は辛い物大好きな私の妻に敵を伐ってもらうぞ! 京都にある四川料理のお店。 町中華のような雰囲気で、丼物に名物メニューがあることで有名なお店のようだが、私の評価としては かなり美味しい本格四川料理と創作中華料理が食べられるお店だ。
2022/03訪問
2回
コチラに再訪するのは何年ぶりになるのだろう。 「北京 昭和町店」さんだ。 当時、動物好きな娘が「将来競走馬の世話をする仕事に就くにはどうしたら…」と相談され、県内唯一の農林高校がある この愛知県安城市を高校受験する前の下見に訪れていた。 (その後、娘は無事に北海道・千歳にある日本最大のサラブレッドファームに就職する事が出来た) その時から「安城市民のソウルフード」とまで言わしめる「北京飯」の存在を知っていた私達は、その学校から最寄りのコチラで昼食を頂いた思い出がある。 今回、別の目的で安城を訪れる為、せっかく遠出するならランチを頂いて、すぐ近くに当時は無かった大型のショッピングモールにも…となり、娘ではなく妻と一緒に出掛ける事になったのだ。 私達の別宅はJRの駅のすぐ近くにあるが、そこからJRの安城駅までは30分とかからない。 更に その安城駅から徒歩数分の場所にコチラはある。 通りから少し奥まった場所にお店があり、当時(約15年程前)とは何も変わらない外観だ。 店内はランチの終了時間が近かったからなのか、先客は1人だけ。 私達は「すいませ~ん、まだ大丈夫ですかぁ?」と、奥の厨房に声をかけた。 「どうぞぉ。まだ大丈夫ですよぉ」と。「お好きな席へ…」とも。 カウンターの席に着き、メニューを見る。 この内容も価格以外はほとんど変わっていない(と、記憶している)。 コチラのお店の特異性は、そのメニューの約半分は「北京飯」のヴァリエーションで、そのメニュー内容は(北京飯だけを よくもこれだけ…)と思える程変化に富んだものだ。 これは私の勝手な妄想だが、「北京飯」を注文するゲストの様々なリクエスト、例えば「肉をもっと増やして欲しい...」「あまり沢山は食べられないから量を少なくして欲しい...」等々の言葉を受け入れた事が定着し、オンメニューされていったのではなかろうか…と。 そのメニューの中でも異彩を放つ「DANDAN 」なる文言。 当時、初訪問した私と娘は「コレだけ英語だよ。なんでだろうね?…」と。 その事をご主人に尋ねると「丼の中にあるご飯とご飯の間に、もう1段の卵と肉があるんですよ。"DANDAN "は "段々"の意味なんです」と。 なるほど。 そうした歴史の集大成が今のこのメニューなのだろう。 私達夫婦は そのいろんなヴァリエーションの北京飯と一緒に他のメニューも試してみたくなり、その北京飯のセットメニューでの内容から餃子とミニラーメンも、そして「DANDAN デラックス」も注文し、それら全てをシェアしてみる事にした。 ビールを飲みながら待っていると、しばらくして全て揃って提供された。 ビールが残っているうちに先ずは餃子からだ。 そしていきなりこの餃子に驚かされる。 美味しいのだ! ちょっと大袈裟かもしれないが、最近食べた餃子では頭1つ抜けた味わいだ。 私の好みであり、それは譲れない餃子が美味しいと思える条件に「焼き具合」があるが、コチラの餃子は見事だった。 焼き目はしっかりと付き、カリッ、サクッとした食感は絶対条件だ。 そして中の餡も。 最近の餃子は餡に野菜の含有率が高い店が多くなり、「あっさりして何個でも食べられる!」と評価される店が増えているが、私好みの餃子はしっかりと肉々しい餡の餃子だ。 あっさりして何個でも食べられる餃子なんてとんでもない。 中国では焼き餃子は無いが、餃子自体は主食であり、しっかりとお腹を満たし、かつバランスに優れた物でないといけない。 そういう意味ではコチラの餃子は素晴らしいと思える物だった。 ミニラーメンは逆に私には平凡な醤油ラーメンに映ったが、妻が「美味しい!私が食べたいラーメンって こういう昔ながらの物!あれこれと凝った物じゃないの」と絶賛だ。 そして肝心の北京飯。 美味しい!懐かしい! 以前、娘と一緒に食べた思い出がよみがえる。 豚肉は肩ロースかモモの部位だろう。 しっかりと下味が付いた唐揚げになっている。 卵は私の印象では 中華料理の味わいよりも和食の卵とじ料理、例えばカツ丼や親子丼のような、優しくも日本人には慣れ親しんだ味わいに近いと思えるものだ。 中華料理の「蟹玉」にあるような、しっかりと形成された卵ではなく、スープの水分が多いトロトロの卵が食べやすさ、喉ごしの良さに繋がっている。 美味しい。 なるほど、安城市民のソウルフードとして長く親しまれているのも納得だ。 懐かしさも手伝い、とても嬉しい食事になった。 ありがとうございました。 ご馳走様です。
2025/10訪問
1回
新年早々、元旦から家族に集合をかけ、半年に1度のペースで開催している「お父さんとご飯を食べる会」をコチラ「麒麟楼」さんで行った。 ありがたいことに、こんな元旦から営業してくださり、しかも個室もあるから幼い孫が他の客に迷惑になるような事も最小限に抑えることができる。 やはり中国は旧暦なので、西暦のニューイヤーはさほど大事にはする必要が無いのかもしれない。 お店場所も地図上では地下鉄の今池駅からだと少々距離を感じたが、私のような初老のオジサンが歩いても10分とかからなかった。 待ち合わせ時間ピッタリよりも数分前に到着したのに、案内された個室にはこの日参加する家族全員が既に着席していた。 私も、子供達も、孫も、前妻も、皆が笑顔になり、新年を迎える事が出来た。 先ずはそれぞれ好みのドリンクで乾杯だ。 そして次々と料理が運ばれてくる。 いつもそうだが、このような会の時の私は料理よりも酒と会話を優先してしまうので、正直言って内容や味わいを記憶していない。 (この日の料理の写真も家族が撮影した物だ。) というよりも、やはり皆が若いので食欲があり、大皿に盛られた料理はどんどんなくなっていく。 その様を眺めているだけで幸せな気持ちになるのは やはり私がそれなりの年齢を迎えたという事なのかもしれない。 一通りのコース料理を食べ終えたが、俄然衰えを知らない食欲が 更なる料理の追加を要求している。 ラーメンが食べたい、とのリクエストから味噌ラーメンと醤油ラーメンをそれぞれ2杯ずつ追加して、ようやく胃袋が落ち着いたようだ(苦笑)。 あぁ、今回も楽しかったなぁ……。 やはり家族との食事会は大切な大切な集まりだ。 みんな、今年も健康に過ごす事が出来るようにね。 また半年程先を目安に集まろうな。 じゃあな、元気でな。
2026/01訪問
1回
冒頭から断わっておくが、今回は特別な食事会での話であり、頂いた全ての料理は普段はお店では提供していない、という事を承知してほしい。 私は還暦を迎え、勤め先でも定年を迎えた。 それを私の6人の子供達が祝ってくれる、という。 それならば… と、私がリクエストしたのが今回の食事会だった。 懇意にさせて頂いている中国料理店「菜の花」のオーナーシェフ・加藤さんの紹介で、店舗をチェーン展開している「上海湯包小館」の、その全ての店舗の総料理長・関シェフの、普段は提供されない特別な料理を頂ける機会を得たが、その食事会を、私への祝いの席にして欲しい、と。 それにスペシャルゲストとして、私と27年もの間 夫婦生活を営み、6人の子供達を育んでくれた前妻も是非誘って欲しい、と言ったところ、喜んで参加させてもらいます、との朗報も嬉しかった。 (前妻が参加する事は今の妻も「勿論そうしてあげて」と快く承知してくれた。心の広い妻にも感謝だ) 乾杯は還暦にちなみ、モエ&シャンドンのロゼで。 第1子である長男の発声で高々とグラスを掲げた。 そして楽しみにしていた関シェフの美食会もスタートだ。 先ずは前菜から。 ヴァリエの1品1品のクオリティが高く、この先の料理への期待が高まる内容だ。 ホタテ貝柱のソースは雲白肉のようなニンニクの効いた味わいだが、甘やかなホタテ貝柱の素材の良さを引き立てる。 クラゲは「こんなに細いのは初めてかも…」と、食感に配慮したものだ。 スープが提供された。 金華ハムで取った出汁が、更に干し貝柱を加える事で、鶏ガラとは別物の深みをもたらしている。 吉切鮫の尾鰭のフカヒレが備えられた器に注がれる。 この料理に言葉は要らない。 ただただ ひたすらに最高峰の美味を味わおう。 シェフがご挨拶と共に大皿を持ってきてプレゼンテーションして頂いたのが、この日 私が最も感銘を受けた料理の食材だった。 (余談だが、関シェフはとても素敵な人で、外見的にも俳優の市村正親さんにとても良く似ているナイスガイだった) その関シェフが抱えていたのが、最高級クラスの黒毛和牛の、ほぼ生に見える細切りだ。 それを私達の目の前で、熱々なソースと共に 先程プレゼンテーションされた肉と青椒を和えている。 銘々に取り分けられたものを口にすると どうだ! 黒毛和牛の良質な旨味、柔らかさを損なわない為の青椒肉絲という料理の最良の提供方法が「まさにこれだ!」と気付かされた。 「目から鱗が落ちる」とは正にこんな事をいうのだろう。 鮑のグラタン風も。 程よいサイズの蝦夷鮑を、グラタンと言っても火の入れ方からそう呼んでいると思われた内容は、鮑の肝をベースにしたベシャメルっぽいソースと相まって、鮑の美味しさを引き立てる。 殻の周りのクランチの食感も楽しい一品だ。 そして第2の驚きが提供される事に。 北京ダックがプレゼンテーションされた。 焼きたての北京ダックを 目の前で皮の部分だけを削ぎ取り…という お馴染みの作業を行って頂いたが、 なんと関シェフは それをあらかじめ別皿に用意してあった寿司シャリに乗せ、ソースを添えてサーヴしてくれた。 最初は その想像力に圧倒されてしまったが、冷静に食べると「なるほど!」と、またしても「関ワールド」に引き込まれて行く。 見事な北京ダックは勿論 通常の包(パオ)でも食べさせて頂いたが、やはり「寿司シャリで北京ダックを…」というインパクトは強烈だった。 関ワールドの素晴らしい世界は まだまだ広がって行く。 蒸籠が2つ運ばれてきた。 1つは小籠湯包と焼売が。もう1つは椎茸が丸ごと入っている。 「この椎茸はなんだろう?…まさかこのまま?」と思案しながら箸に取り、裏側をみても椎茸だ。 香りも良い…… 良いが、椎茸の香りではない。 すると いたずらっぽい笑顔をたたえた関シェフが登場し、この料理説明があったが「どうぞ。そのまま召し上がってください」とだけ。 すると またしても「関マジック」が炸裂した! なんと、この どこから見ても椎茸そのものが、そのまま饅頭になっていたのだ! しかも良い香りは同じ類いの茸が内包されていたことによってもたらされていた。 トリュフだ! なんとまぁ遊び心に溢れた1品だろう。 冒頭の話から、「菜の花」の加藤さんには 「関シェフは本当に凄いシェフなんです。しかし現職では どうしてもデスクワークも含め、料理人としての力を発揮する機会が無いのがストレスのようで、どなたか自分の料理を食べてもらえる人を紹介して欲しい、と頼まれていたんです」 ということで、私に白羽の矢が向けられた経緯が。 そんな関シェフが、ようやく御自身の実力を発揮する機会を得た結果が、私のような者が この日の素晴らしい料理の数々を堪能することができる光栄にあやかれた訳なのだ。 お祝いの席なので、と伊勢海老の料理も。 素材の素晴らしさ、ソースの素晴らしさ……。 もう私の稚拙な言葉など不要だろう。 「美味しい!」が確定された1品に、家族皆が大満足だ。 最後の麺料理は3種類から選べるようにして頂いた。 これがまた悩ましい…。その3種類、全てたべてみたいと思わずにはいられない。 そんな私の心の中を見抜くように、「お父さんにも少し味わわせてあげるね」と子供達。 私が選んだ「汁無し担々麺」は勿論、「醤油チャーシュー麺」「鶏塩ラーメン」全てが美味しかった。 デザートには杏仁豆腐と桃饅頭が。 桃饅頭は中国ではお祝いに食べるのだ。 こんなところにも関シェフの思いやりが溢れている。 素晴らしい1日になった。 忘れる事など決してないだろう。 関シェフ、スタッフの皆様、ご紹介頂いた加藤さん、この日の為に遠方に居住しているにも関わらず わざわざ集まってくれた子供達、そして その自慢の子供達を共に育み、私のような者を長きに渡り支えて、一緒に歩いてくれた、でも幸せにはしてあげられなかった 大好きだった前の妻……。 全ての人に感謝申し上げます。 ありがとうございました。 私が懇意にさせて頂いている中国料理店「菜の花」のオーナーシェフ・加藤さんの紹介で、コチラのチェーン店の総料理長を努める関シェフが、コチラのお店のグランドメニューではない、いわゆる関シェフ自身が「本当に作りたい料理」を食べさせて頂く、という機会を作ってもらう事になった。 今からどんな料理を食べさせてくれるのか とても楽しみだが、その席は私の還暦を家族がお祝いしてくれる、という位置付けになっている。 ならば…と、私が関シェフに無理をお願いし、還暦にちなんで「赤」ならぬ「ロゼ」のシャンパーニュで乾杯したかった。 そのシャンパーニュを予め冷やしてもらうために預けに来たのが 当日の会場となる場所の下見を兼ねていた事が、この日コチラでランチを頂く最大の理由だった。 ランチの時間帯に伺ったが、コチラのお店はとても繁盛しているようで、ウェイティングボードにはびっしりと名前が記載され、それが一通り落ち着いたタイミングだったのが幸いし、さほど待つ事なく席へと案内してもらった。 入り口付近に掲載されているメニューを待っている間に眺めていたので、オーダーはすぐにお願いした。 私がセットメニューを。妻がランチメニューだ。 私のはメイン料理とサイド料理2品が選べるもので、メイン料理は海老チャーハン、サイド料理は油淋鶏と麻婆豆腐にした。 妻はメイン料理を五目バリそばにして、サイド料理の小籠湯包は基本の3個に、私も食べられるように追加であと2個を加わえ、デザートは杏仁豆腐に。 もちろんビールも忘れる訳が無い。 そのビールを飲みながら待っていると、最初に小籠湯包が運ばれてきた。 卓上にある食べ方の指南書に習い、細かく刻まれた生姜の入った小皿に卓上の黒酢と醤油を自分好みにブレンドし、その付けダレに浸した小籠湯包を レンゲを使って食べるのだ。 以前、コチラの別店舗で厨房内で包(パオ)を手打ちで伸ばし、餡を包んでいる光景をガラス越しに拝見したことがあったが、なるほど さすがに美味しい訳だ。 このクオリティはチェーン展開している店舗では なかなかお目にかかれない。 妻の五目バリそばが運ばれてきた。 麺は太目の物を使用し、かなりしっかり揚げてある。 五目、というよりは七目も八目もありそうな具沢山の餡をたっぷりと乗せ、食べ応えも美味しさも十分満足だ。 私のメイン料理の海老チャーハンよりも先に サイドメニューの油淋鶏と麻婆豆腐が。 この油淋鶏はいい! 鶏肉は米粉を使って揚げたのかな…と、思えるような ザクッとした食感があり、そこに直接ソースをかけてしまうと、せっかくの食感が台無しになりそうだが、それを意識してだろう、ソースは別添えにしてある。 そうする事で、いつでも美味しいままの状態が保たれる。 麻婆豆腐は 最初の1口目はさほど辛さを感じなかったが、しばらくすると辛味が追いかけてくる。 そのまま食べても勿論だが、ご飯と一緒に食べたくなるような美味しい麻婆豆腐だ。 やがて海老チャーハンがサイドスープと一緒に提供された。 この海老チャーハン、機械が作ったか、あるいは熟年の調理師が作ったか、判断しかねる程のパラパラ感のチャーハンだ。 味は私の嗜好を判断材料にすると やや薄味に思えるが、それがパラパラ感と併せ持って「品が良い」という印象を与えてくれる。 これが脂分が多かったり、味が塩味辛いようだと、いわゆる「野暮な味」になってしまうだろう。 総じて満足できる、とても良いお店だった。 そして この内容とは別物の料理を楽しめる関シェフの料理がとても楽しみになった。