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ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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「日本料理」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。詳しくはこちら

120 件を表示 93

にくの匠 三芳

2026年Silver受賞店

The Tabelog Award 2026 Silver 受賞店

にくの匠 三芳

祇園四条、京都河原町、三条京阪/牛料理、日本料理

4.46

663

¥60,000~¥79,999

-

定休日
日曜日

昼の点数:5.0

1回

すずや はなれ

三河鹿島/日本料理、海鮮

3.08

16

-

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:5.0

2017/06訪問

1回

祇園 川上

祇園四条、京都河原町、三条京阪/日本料理、弁当

3.64

168

¥20,000~¥29,999

¥8,000~¥9,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.8

久しぶりの京都の花見に妻と一緒に出掛けた。 醍醐寺に向かい、桜の花を愛で、太閣殿下によって作庭された庭に癒され、その後に祇園に向かった。 この日のランチはミシュランの1つ星の割烹「祇園 川上」さんで頂くことにしていたからだ。 何故そちらを選んだのかというと、私達夫婦が大好きで、いつも大変お世話になっている名古屋市千種区の中国料理店「菜の花」さん。 その「菜の花」さんのご主人で、料理人としての手腕だけでなく、その人柄からも敬愛している加藤さんの弟さんが、コチラ「祇園 川上」のご主人なのだ、と教えて頂いたからだ。 「○○さん、よく京都に行かれるようですから、機会があれば寄ってやってください」と紹介して頂いたのだ。 ちょっと驚いたが、逆に考えてみたら兄弟共に素晴らしい料理人であることが解り、「さすが血は争えない…」と感嘆したものだ。 扉を開き、少し進んだところで出迎えてくれた若い人に予約をした旨を伝えると、カウンターの中から「どうぞ○○さん、コチラへ!」とご主人の声が。 にこやかな笑みと、既に先客の為の料理に向き合っている、その厳しさが同居しているかのような表情で私達を迎えてくれた。 初めまして、ようこそお越し頂きました、との丁寧なご挨拶を頂き、私の方からはそれと共に簡素な手土産をお渡しして席に着く。 やはり素敵なお店での食事というのは良い意味での緊張感が必要だ。 カウンター越しに凛とした雰囲気を感じる。 決して無作法な所作は出来ないぞ…と思わせる、あの雰囲気だ。 先ずは飲み物を尋ねられる。 少々歩き疲れた私達。 最初はビールで喉を潤したかったが、喉の渇きは軽い緊張感がもたらしたものかもしれない。 生ビールをグラスでいかがでしょうか、と勧めて頂いたが、妻はそれほどビールを必要としない為、ハートランドの小瓶をシェアした。 さて料理が始まった。 八寸からだ。 「つなぎ団子」の紋章が入った二段重の蓋は、いかにもコチラが祇園の店であることを誇らしく語りかけてくるようだ。 いつも思うのだが、この日のように季節を意識した料理の数々。 走りの物で粋を感じる物もあれば、今が盛りの物、名残りを惜しむ物…。 日本の、日本人の美意識が集約された八寸と、続いて提供される椀物こそが、和食の料理人の最初にして最大の腕の見せどころなのだ。 お酒を頂こう。 嗜好品故に各々の考えもあろうが、私の場合、これ程の日本料理を前にしては 酒は日本酒以外考えられない。 食材や料理とのマリアージュを思い描いたら、日本酒以上に相性の良い酒は考えられないのだ。 ちなみに コチラのビヴァレージのリストには価格が記載されてはいない。 こうしたお店では「金額などは気にせず好きな酒で料理を美味しく楽しんで欲しい」という意匠が込められているからだ。 さて、では何を頂こう…。 やはり地の酒が無難かもしれない。 京都は酒処でもある。 俗に「灘の男酒、伏見の女酒」と言われるように、水質の硬い、柔らかいの違いはあれど、良質の水が採水出来る土地であることに変わりはない。 ならば、と伏見に蔵を構える齊籐酒造が醸す「古都千年 純米吟醸酒」をお願いした。 その後 提供された料理はいずれも私達夫婦の心を捕えるものばかりであったが、なかでも私が感銘を受けたのは寿司だった。 ご主人が寿司を握る。 それをどこかに置くのではなく、手渡しにするのだ。 ご主人が手で握る寿司を客も手で受け取り、そのまま口にする……。 この素晴らしい光景! 寿司の頂き方とは本来がコレでなくてはならないのだ! 「人の手によって握られた寿司を同じく手で食べて、その時に初めて "寿司に心が入る" んだよ」 と、教えてくれた人がいる。 箸なんかで食べるものじゃないよ、手で食べるんだよ… それこそが本来の寿司ではないか。 それを寿司職人ではないご主人が提供してくれた事に、考えている事が同じだと通じ合った事に感激したのだ。 素晴らしい体験になった。 あつかましくもお兄様の名前を借りて、普段なら敷居の高さにたじろぎそうな私達を、優しく迎えてくださった。 最後に。 はばかりをお借りした際、貼り出してあったお土産用の料理を、逆にお兄さんへの手土産にしたくなり、購入させてください、と申し出たところ、「京都には今日はお泊まりですか? 日持ちがしないので、明日また脚を運んで頂けたら その時にお渡し出来るようにしておきますが…」との嬉しい言葉まで頂けた。 どこまで気遣いの出来る人なんだろう…。 感謝申し上げ、また翌日伺う事にした。 ありがとうございました。 お兄さんのお店には次の日に予約をさせて頂きました。 そのお土産をお渡しして、お元気で頑張っていらっしゃいましたよ、とお伝えさせて頂きますね。 ご馳走様でした。

2025/04訪問

1回

草喰 なかひがし

2026年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2026 Bronze 受賞店

日本料理 WEST 百名店 2025 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2025 選出店

草喰 なかひがし

元田中、茶山・京都芸術大学、出町柳/日本料理

4.29

762

¥30,000~¥39,999

¥10,000~¥14,999

定休日
月曜日

昼の点数:4.7

中東さんの料理に… というより中東さんに会いたかった。 これが今回の京都行きの一番の理由だった。 なかなか予約が取れないので、先々のお店の都合で空いている日時を教えて頂き、その日に合わせて休みを取るのだ。 ようやく予約が取れたこの日、京都に向かう新幹線の車内からワクワクしていた。 万難を排する為に12時の30分前に到着した。 時間が余ったのでお店の目の前にある「哲学の道」のベンチに腰をおろす。 春の気配にはまだ程遠い、桜の樹の固い蕾が青空と重なる。 やがてお店の軒先に暖簾が掛かる。 荷物を預かってもらい、カウンターの席に着く。 たまたまだろうが、私は何故かカウンターの端の席に通されることが多かったが、今日はど真ん中だ。 しかも私以外のお客は全員女性。微かな恥ずかしさと緊張を感じながら最初の緑茶とおしぼりが出てきた。 喉も渇いてきたので最初はビールを注文した。 待望の料理はいつものように八寸からだ。 季節ごとの歳時記を表した八寸、今回は「雛祭り」だ。 蛤の中にはおこわが。朱く染めた蕪の椿の花見立て。 桜のチップで燻された自家製の蛍烏賊……。 様々な思いが込められている。 ビールで潤った喉が日本酒を恋しがる。 中東さんに「吟醸ではない純米酒を人肌で。」と所望した。 勧められたのは「神聖」。私好みの薄く平らな盃で頂く。 料理についてはあれこれ説明するのは割愛させて頂くが、 今回は鯉と鹿肉が抜群だった。 特に鹿肉は中東さんも「これに赤ワインをお持ちしましょうか。」とおっしゃっる程の出来! 菊芋の摺り流しがこれ程美味しいソースになるのか…。 オクドで炊いた土鍋ご飯もいつものように様々な提供方法で楽しませてくれる。 いつもいつも本当に美味しい料理に感服した。 次はまた妻を連れだって伺うことにしよう。

2022/03訪問

2回

氷雪の門

豊水すすきの、すすきの(市営)、すすきの(市電)/かに、日本料理、郷土料理

3.53

266

¥8,000~¥9,999

¥2,000~¥2,999

定休日
-

昼の点数:4.6

北海道・札幌へのご褒美旅。 その中でもかなり楽しみにしていたコチラ「氷雪の門」さんでの食事。 前年の正月、我が家は通販のたらば蟹を購入し、食べる事にした。 が、そのたらば蟹、解凍したら方法が悪いのか蟹そのものが悪いのか、水分が一緒に抜けてしまい、情けない程の姿に変わり果ててしまった……。 その時、妻と「蟹はやはりお店で食べるのが一番」との結論づけた、そのリベンジでもあった。 食べログで「札幌・たらば蟹」のワードで検索すると 様々なお店が。 決め手は料理内容だった。 たらば蟹が食べたかった私達の欲求を十分満たしてくれそうな内容で、宿泊するホテルからもとても近い。 随分早い段階で予約を入れさせて頂いた。 当日は酷い猛吹雪の天候になってしまったが、ホテルから近くだったので問題なし。 改めてコチラにして良かったと思えた。 お昼に予約したのも「蟹をかなりガッツリと食べよう、その日の夜はホテルのレストランでアラカルトで少し食べればいいから…」との考えがあったから。 それだけ この日のスケジュールはコチラのお店での食事にシフトした1日にしておいた。 入り口の扉を抜けると、こんな悪天候でも「お席は満席で…」としてある。 コチラの人気の高さが伺える。 店舗は立派なビルになっており、先ずはエレベーターを利用して3F まで登り、そちらで受付をする。 予約した旨を伝えると、同じフロアの個室へと案内して頂く。 この日お願いしたメニューが卓上に用意されてあり、目を通すと おぉ!活けの毛蟹の入荷があったようだ。 最近は毛蟹が不漁だそうで、万が一入荷がなかった場合、他のメニューに切り替えさせて頂きます、との話を聞いていたので、先ずはひと安心。 これで毛蟹とたらば蟹の食べ比べも出来そうだ。 さっそく料理を始めてもらおう。 その前に北海道のお約束「サッポロクラシック」で喉を湿らせておかなくては。 先付けが。 蟹の真丈だ。 ご挨拶代わりの名刺のようなものだ。 コレを肴にビールを流し込んでいると…… うおーっ!! これは豪快だ! 氷で出来た鉢の上には北海道を代表する魚介類のオールスター達の刺身が盛り合わせてある。 たらば蟹の親爪、蝦夷鮑、松川カレイに生の北寄貝、ボタン海老は特大サイズだ。 箸を伸ばす前に しばし見惚れてしまった……。 いきなりの贅沢過ぎるスタートに、この先は何が…と期待値は上昇一途だ。 その期待通り! 次なるは これまた豪快な火鉢が運ばれて来た。 その上には たらば蟹の太身が鎮座している。 ……これだ。 私達が昨年の正月に食べたかったのはまさにコレだったんだ。 蟹が焼ける香ばしい良い匂いが部屋いっぱいに漂ってくる。 もう、この香りだけで一杯イケそうだ。 御指南頂いた通りに焼き上げ、口に運べば それはもう至福としか言い様のない気持ちになれる。 日本酒だ。土地の酒を飲もう……。 蟹身の甘味、殻が焼けた香ばしい匂い、時折「パチッ」と火鉢から弾ける音も聞こえる。 まさに五感全てが喜びに満たされている。 そしてカセットコンロに出汁の入った小鍋が用意された。 たらば蟹の太身のしゃぶしゃぶだ。 太身ゆえに通常のしゃぶしゃぶのようにはいかない。 小鍋の出汁が沸いたところで蟹を投入し、中火で約2分くらい待つ。 頃合いを見て引き上げ、食べる。 うーん、これもいい。 個人的な嗜好では、先に食べた「焼き」の方が好きだが、コレはコレで美味しいし、寒い時などは更に美味しく食べられるだろう。 次なる料理は 担当してくれた仲居さんがイチオシの 活け毛蟹のセイロ蒸しが登場だ。 北海道民は皆さん たらば蟹より毛蟹の方が好きなのかなぁ。 結構毛蟹推しの人が多いと思う。 しかし私達夫婦は やはりたらば蟹だなぁ。 この毛蟹。剥くのが大変だ。チクチク痛いし…。 誰かが剥いてくれた物を食べさせてくれるならともかく、自分でするのはちょっと……。 そんな意味では私達は蟹の「ツウ」ではないのだろう。 でも頑張って剥いた蟹身を甲羅の中で味噌と和えれば それは文句無しに旨い。 日本酒も進む。 箸休めの酢の物で一息つく。 お後の料理は再び蝦夷鮑が。 「水晶焼」と銘打たれたこの料理は? と仲居さんに問いかけると「耐熱ラップで包んだことで水晶に見立てることが出来たから…」との答えが。 ちょっと安直な回答に思わず笑ってしまったが、その耐熱ラップを紐解くと、中に閉じ込められた磯の香りが広がり、鮑の旨味が野菜達にも移る相乗効果と相まって コレもとても美味しい。鮑も柔らかだ。 まだまだ料理は続く。 次なるは たらば蟹の天ぷらだ。 天つゆではなく、藻塩が添えてあり、サクッと揚がった衣と肉厚のたらば蟹が 天ぷらという料理の技法によって魅力をより一層引き立てられている。 コース料理の最後として たらば蟹の炙り寿司が。 どこまでもたらば蟹だ。 軽く炙ることで、生よりも旨味と甘味が引き出され、一緒に出てきた吉野蟹という、私達が聞いたことの無い蟹の吸物が供された。 仲居さんの「それではそろそろデザートでも…」の声に反発するかのように、食いしん坊な私は更に雑炊セットも追加注文した。 この雑炊セットには たらば蟹のほぐし身も付いていて とてもお値打ちだと思う。 最後の1滴まで蟹を堪能した私達夫婦。 まさに北海道堪能コースのタイトルにふさわしい、大満足の食事だった。 コチラは本当に良いお店だ。 機会があれば是非是非もう一度訪れてみたいものだ。

2024/01訪問

1回

酒粋 醍醐

居酒屋 WEST 百名店 2025 選出店

食べログ 居酒屋 WEST 百名店 2025 選出店

酒粋 醍醐

北鉄金沢、金沢、七ツ屋/居酒屋、郷土料理、日本料理

3.71

434

¥6,000~¥7,999

-

定休日
日曜日

夜の点数:4.5

凄いお店だ。 これだけ多くの入手困難な日本酒、どうやって揃えられるのだろう……。 今回の金沢の旅は、馴染みのお店ばかりを廻る予定だったが、数少ない初訪問のお店の中で一番楽しみにしていたのがコチラ「酒粋 醍醐」さんだ。 私の為の飲み会を催してくれた、当時一番仲良くしてくれた女性が 私が今回宿泊するホテルのロビーまで迎えに来てくれると言う。 ならば… と、私ひとりでも良かったのだが、その女性スタッフも「良かったら一緒に…」と誘ってみると「えーっ、良いですね! 行く行く!」となったのだ。 お昼の15時からの営業というのも都合が良く、「飲み会の前のアペリティフとして…」軽く、極軽く頂く事にしよう。 タクシーで向かったのが、飲み会の1時間半前。 往復の時間を入れると、お店の滞在時間はちょうど1時間程になる。 先ずはお店の外観に圧倒される。 かなりの種類の酒瓶が私達を出迎えてくれた。 扉を開き、店内へと進むと 更に驚く程の名酒がバックバーという役目のガラス窓の冷蔵庫に並んでいる。 十四代、新政、而今…… どんなコネクションがあれば これ程の酒を集められるのだろう……。 いずれも入手困難な日本酒ばかりだ。 しばし見惚れてしまう……。 いやいや、時間がもったいない! 酒は眺める物ではなく飲む物だ。 さっそく注文しよう。 私だが選んだのが「而今」。 今、私が一番美味しいと思っている日本酒だ。 連れの女性スタッフは、地元の「勝駒」を。 お互い切子のグラスに注がれた酒で再会を祝して乾杯した。 軽くとはいえ酒の肴も欲しい。 メニューと、それ以外にも小さな黒板にも この日のお勧めが記載されている。 この後もあるので、あまりお腹に溜まる物は避けたい。 付きだしの南蛮漬けもあるので、他には鮪のタタキと烏賊の肝和えをお願いした。 日本酒を代表するような名酒だ。 酒が旨いのは言うに及ばず、アテの肴も、特に烏賊の肝和えは「塩辛」よりも深い味わいで、これは酒が進んでしまう。 次なるはお互いの酒を交代してみようと。 私が「勝駒」、連れの女性スタッフが「而今」だ、 酒と肴が旨いと会話も弾む。 予定していた1時間はあっという間に過ぎてしまった。 後ろ髪を引かれる思いで会計を済ませ、お店を後にしたが、次回金沢に来ることがあれば…  いや、このお店に来る為に金沢に来たくなりそうだ。 また1つ、良いお店に出会うことができた。 金沢、懐の深い街だ……。

2025/07訪問

1回

一月家

居酒屋 WEST 百名店 2025 選出店

食べログ 居酒屋 WEST 百名店 2025 選出店

一月家

宮町、山田上口、伊勢市/居酒屋、海鮮、日本料理

3.74

393

¥4,000~¥4,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

無謀な連食を経て2日連続で伺った、伊勢を、いや、日本を代表するであろう私の大好きな居酒屋「一月家」さんだ。 もはや私にはコチラに対する賛辞は見つからない。 これ程のお店が私の居住する地域に無いことが悔しくさえなる。 この日にしても、私は10時に「モリスパ」、11時30分に「伊勢うどん」、そして12時一斉スタートの和食料理店で懐石料理を頂いた後の2日連続の再訪…と、まったく「バカに漬ける薬は無い」と揶揄されても仕方ない行動をとっているのだから…。 そぼふる雨のなか、お店にはタクシーで向かった。 この日は土曜日。 昨日、仲良くなったご常連のご夫妻の話では、最近は時間きっちりにならないとお店は開かない、とご教授頂いたので、この日はまさに開店時間の2時に到着するよう予定を立てていた。 しかしどうだ! この賑わいは! 私が扉を開くと、カウンターはおろか、テーブル席まで満席だ。 開店してから5分程しか経過していないにも関わらず この状況…。 いったい何人の人達がお店が開くのを待っていたのだろう。 さすが「げつ家(常連さんは皆、こう呼ぶのだ)」さんだ。 満席ではあったが、なんとかテーブル席の片隅に座らせて頂くことが出来た。 それだけでもありがたい。 注文はお店を焦らす事なくゆっくりとすれば良い。 先ずは酎ハイだ。 私がコチラで酎ハイをお願いするのは極めて珍しい事なのだが、この日は満席で賑わう店内の雰囲気と、今まで一度も座った事のないテーブル席、というシチュエーションがそうさせたのかもしれない。 しかし肴は違う。 私はコチラに来たら必ず注文する「ふくだめ」と「湯豆腐」がマストメニューだからだ。 この2つを注文しなかった日は無い。 酎ハイを飲み干し、これまたいつも通りの日本酒の熱燗をお願いする。 ちょうどこの日は自民党の総裁選をテレビ中継しており、新総裁が初めて女性が選ばれた事を肴にあちらこちらで話題にしていた。 私が着席したテーブルにも 私よりもかなり先輩にあたる男性グループが話しかけてくれて、私も退屈することなく楽しむ事が出来た。 こういったコミュニケーションがコチラでは当たり前なのだ。 1人でじっくりと酒と肴を楽しむも良し。 このようなコミュニケーションを楽しいと思えるも また良しだ。 あぁ、やっぱりココはいい……。 私が「伊勢に、伊勢に…」と通いつめる最大の理由であり、楽しみなのだ。 いつもありがとうございます。 ご馳走様でした。 大好きな居酒屋さんだ。 私にとっての「伊勢」とは「伊勢神宮」ではなく、コチラ「一月家」さんだ。 正直、私が「伊勢に行く」のは伊勢神宮にお詣りするのは二の次で、あくまでもコチラに来る為の理由付けに過ぎないのかもしれない。 「天照皇大神にご挨拶して来るから…」と理屈をこねるが、私が伊勢に向かう日は 必ずコチラの定休日である水曜日を避けているのも それを表す行動パターンの1つだ。 この日も本来なら先に二見輿玉神社に参拝し、その後「外宮」、そして「内宮」と巡る予定だったが、それだとコチラの開店時間に間に合わない。 翌日が雨模様の天気予報では、尚更避けたいと考え、この日は二見輿玉神社は翌日にしてしまったのだ。 (本来、それでは二見輿玉神社に参拝する意味が無くなってしまうのだが…) その意味を理解してでもコチラを優勢するのは、私が「伊勢 イコール 一月家」だからだ。 満席になり、カウンターに座れないのは、お一人様の私には辛い。 開店時間の30分前にお店に着いた。 それでも私よりも先に2人の先客がいる。 しかも ご夫婦とお見かけしたその2人は、用意周到に折り畳み式の椅子まで持参していた。 私が その2人を横目にお店の扉に手を掛けるが開かない。 すると先客のご夫婦が「まだ2時(開店時間)前だから開かないよ」と話掛けてくれた。 私が「以前来た時は2時前でも開けてくれたんですが…」と返すと「以前はそうだったけど、今は2時にしか開かないよ」と。 どうやら相当なご常連客のようだ。 それなら仕方ない。開くまで待たせてもらおう。 しばらく待っているうちに、やはり他の客がどんどん来店してくる。 結局 2時にお店が開いた頃には10数名の客が待っていた。 私は先程のご夫婦に続き、その隣の席に腰を下ろしたが、後からの客は銘々自分の好きな席にバラバラに座っている。 こうした人気店は カウンターなら奥から詰めて座って...と言われる事があるが、コチラはそうした制約のようなものは無いようだ。 まだ暑さが残っていた。 外で待っている間に喉が渇き、先ずはビールを所望した。 肴をメモ用紙に記入して渡す。 刺身の盛り合わせに「ふくだめ」だ。 私はコチラの「ふくだめ」が大好物。 鮑と言っても過言ではないサイズが2貫乗っていて、食べ応えもある。 それに熱燗を合わせる。 コチラの徳利はオリジナルで、1つひとつが手書きの物だ。 故に 1本1本のデザインが微妙に違うので、その違いを見つける為を屁理屈に「もう1本」「あともう1本…」となるのだ。 先出のご常連のご夫婦が、お店の人とのやりとりのなかで「昨日の烏賊の塩辛は美味しかったけど、まだ残っているのかな…」と。 「あるけど もう残り少ないから たぶん今日で終わりやな」  「けど、あれだけ美味しかったから、今日はもっと美味しくなって…」 そんなやりとりを聞かされてはたまらない。 「それ、私も頂いてもいいですか?」 これがきっかけとなり、ご夫婦との話に華が咲いた。 こんなふれあいが楽しい店なのだ。 この人達がどんな人なのか… なんて事に興味は無い。 ただただ この「一月家」が好きで集まった人達が隣合わせただけの事だ。 美味しい肴と美味しい酒。 気の置けない会話がそれを進ませる。 やはりここは素晴らしい! ミシュランガイドの三つ星のように、そのために旅行する価値のある卓越した料理、時間を提供してくれる名居酒屋だ。 2024年の初詣に夫婦二人で伊勢神宮に参拝した。 外宮から内宮へと周り、おはらい町やおかげ横丁を巡り、その後の精進落としは私のお約束のお店で。 それがコチラ「一月家」さんだ。 不謹慎だが私にとっては伊勢神宮への参拝よりもコチラが営業している曜日・時間に合わせて行動する事の方が優先事項になる。 故に伊勢神宮の参拝はお店が開店する迄に済ませ、精進落としをコチラで…というのが私の行動パターンになる。 妻も前回連れていって以来のファンになってしまい、今回の再訪を楽しみにしてくれていた。 開店時間の14時よりも5分前にタクシーで到着するが、まだまだ暖簾は掛かっていない。 どう見ても まだ営業しているとは思えない外観だ。 それでも常連よろしく躊躇無く扉を開けると おぉ! カウンターは開店前だというのに既に満席じゃないか!(笑) 細長いコの字型の席は全て埋まってしまっている。 これではコチラの魅力が半減してしまう。 なんとか空いている椅子はないものか… と探したところ、1つ詰めてもらえば なんとか二人座れるスペースが! そこでご常連とおぼしき紳士にお願いし 席を譲って頂いた。 やれやれ、良かった。 こうしたやり取りができるのは、私が執念深い男だからなのだろう(笑) ご常連の紳士にお礼申し上げ、席に着いた。 先ずはビールだ。 銘柄も選べるので、いつもなら「キリン」派の私だが、この日は先程の紳士が飲んでいたものに合わせて「赤星(サッポロラガー)」を。 やはりこうした居酒屋さんには赤星が良く似合う。 苦味の効いたラガービールで夫婦で「いやさか!」だ。 開店直後とあってお店はバタバタ忙しくしている。 しばらくして やっと女将さんが紙と鉛筆を渡してくれて、そこに注文する物を書き込み手渡す。 私が何をさておいても必ず注文する「刺身の盛り合わせ」と「ふくだめ」、妻のリクエストの「鰤の照焼き」、私が食べたかった「エビフライ」からスタートだ。 刺身の盛り合わせはマグロ以外は全てこの地域の近海で水揚げされた物を使用している。 写真は既に妻が1切れ手をつけている三重県・答志島のサワラの刺身が抜群に美味しく、勿論その他もとても良い。 それに「ふくだめ」だ。  (「ふくだめ」については前回の投稿を参照して欲しい) いつも思うのだが、これはもう鮑と言っても過言では無いサイズと思う。 肉厚な切り身を頬張れば、「あぁ、コレだよなぁ…」と思わず呟いてしまいそうになる。 妻のリクエストの鰤の照焼きが。 これまた肉厚にカットされた脂の乗った鰤を上手に焼いてくれてある。 照焼き、と言ってもタレは添えては無く、甘くどさの無いソレが かえってそれが酒を進ませる。 ご飯のおかずならタレはあった方が良いのだろうが、そこは流石! 酒飲みの心を掴んでくれている。 エビフライが到着だ。 コチラのエビフライ、懐かしい洋食店のスタイルだ。 海老が半分に開いてあり、それに衣をつけて揚げてある。 「ここのエビフライは海老が大きいから 開いてあってもちゃんと海老がプリプリして美味しいでしょう」とお隣の、席を譲って頂いた紳士から声が掛かる。 これをきっかけに私達と紳士の会話の交流が始まった。 紳士はもう随分前からの常連客のようで、お店が現在の佇まいに改装するよりも前から通っていらっしゃったようで、先代の大将の事、2代目の大将とは年の差1つの旧知の間柄の事、お店で使用している徳利は全て有田焼の特注品で、手書き故に1つひとつの絵柄が微妙に違う事、等々を御教授して頂いた。 私もさっそく赤星から日本酒の熱燗に切り替えていたので、徳利を見比べてみる。 なるほど、確かにおっしゃる通りだ。 楽しい会話はお互い「差しつ、差されつ」の間柄へと発展していった。   そして会話はさらにお隣の横浜からおみえのご夫妻にまで飛び火して、五人の仲間になってしまった。 そう。 これが この「げつや」(常連さん達は店名の最初のひと文字のイチを略してそう呼ぶ)の魅力なのだ。 「袖すり合うも多生の縁」というが、まさにそれを体現できる場所なのだ。 酒の肴に欠かせないもう一品。 湯豆腐だ。 かの「居酒屋の達人」太田和彦氏曰く「日本三大湯豆腐」と言わしめた、これも欠かすことが出来ない肴だ。 あまりの美味しさに、前回は豆腐好きの妻と取り合いになり、おかわりを所望した程だ。 熱燗徳利は二本、三本と倒れていく…。 この後も「生若芽」「鶏肝の煮付け」伊勢志摩地方の郷土料理「鮫たれ」と、どれも美味しい肴をアテに、会話も進み、酒も進む。 この日も楽しく過ごすことができた。 タクシーを呼び、会計を済ませ、お店の大将やお隣の紳士、ご夫妻にお礼申し上げ、お店を後にした。 程よく酔った身体に冷たい空気が心地よい。 これからも伊勢志摩方面に出かける際には また是非立ち寄らせて頂こう。 ご馳走様。ありがとうございました。 伊勢志摩への結婚記念日旅行。 宿泊した「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」は、ホテルの玄関口から他の近鉄グループのホテルを数ヶ所廻り、その後は伊勢神宮の内宮前まで直行してくれる便利な「パールシャトル」というリムジンバスがある。 私達はそれを利用して今年最後になるであろう伊勢神宮詣りに向かった。 参拝を済ませた後は精進落とし、とばかりに まだ陽も高い時間だが14時から営業しているコチラ「一月家」さんに向かった。 タクシーでお店に到着したのは14時を少し過ぎていたのだが、まだ暖簾は掛かっていない。 どうしたものか…と思案していると、妻が勝手にお店の扉を開いて店の中を覗いている。この行動力が妻の魅力の一端だ(笑) すると「もう入ってもいいって! 誰か先にいるみたいだよ!」 その声に導かれ私も扉を開けると、確かに二人の地元のご常連と思われる方がカウンターに座っている。 カウンターの中から姐さんが「ゴメンねぇ~!どうぞ好きな席に座って!もう大丈夫(開店する)だから。」 こんな一面も老舗の居酒屋らしくて私は好きだ。 勝手知ったる我が家ではないが、事情をよく理解しているご常連は たとえ暖簾が掛かっていようが いなかろうが 構わず自分好みの席に腰をおろす。お店の支度が間に合わなくてもいいのだ。 私達もご常連のお邪魔にならないような席を選んで腰をかけ、とりあえずのビールを飲みながら待つことに。 すると姐さんが 「さぁ、お待たせ!何にする?今日はね、鰯が美味しいんょ。それにね、若芽。これも美味しいわ。ねっ、鰯、食べるでしょ? 姐さん(妻の事)は?飲む?ご飯にする?ご飯あとにしようか?」 と、こんな調子で話しかけてくれる。 「うん、それじゃあ鰯と、あとは「ふくだめ」と、刺身は盛り合わせにしてもらおうかな。それとね、湯豆腐もお願い。」 「いやぁ兄さんわかってはるわ!ふくだめ、美味しいんょ。それと湯豆腐もね。名物なん。ほんなら ちょっと待っててな!」 このノリが好きなのだ。 気取らず、飾らず、笑顔を交わしながらのやり取り。 これこそが居酒屋の醍醐味だ。 それでいて お店やご常連に甘えることなく、邪魔することなく ほんの少しだけ背筋を伸ばして 酒に溺れることの無いように… 先ずは鰯から。 酢で〆られた鰯はスターターとしてふさわしい物。 脂の乗った鰯がさっぱりと頂けることで、胃袋が活性化する。 刺身の盛り合わせは この日は五種類の魚介で。 いずれも伊勢湾で水揚げされた物。脂の乗ったカンパチの腹身や戻り鰹がとても美味しい。 ふくだめ。 伊勢では「福多目」とも記される縁起物としても重宝される。 鮑と とてもよく似ているが、穴の数が違うことで見分けることができる。しかし味は鮑と遜色ない。大きなサイズの物を炊いた ふくだめは、鮑です、と提供されてもわからない程 美味しい物だ。 そして湯豆腐。 かの太田和彦氏曰く「日本三大湯豆腐」と言わしめた逸品だ。 盛岡の「とらや」、横須賀の「大衆酒場ぎんじ」、それに伊勢の「一月家」が 日本三大居酒屋豆腐なのだと。 その湯豆腐、とてもシンプルな物。温められた豆腐が皿に盛られ、タレをかけ、刻みネギと鰹節が添えてある。 たったそれだけ。しかしその滋味深い味わいはどうだ! 確かに見た目には さほどの工夫があるようには見えない。 しかし美味しさは ただの湯豆腐という物ではないのだ。 これは確かに美味しい。その「とらや」や「ぎんじ」の湯豆腐とも食べ比べてみたくなってしまった。 そうなれば おのずと酒は燗酒だ。 二合徳利から盃に熱燗を注ぎ、湯豆腐を口に運ぶ……。 なんと日本人として幸せなことよ! いつの間にか隣の席には自由業と思われる御仁が座り、更に その隣のご夫婦と私達の五人がカウンターのL 字の部分での会話が始まり、それがまた酒の肴になる。 (そして自由業とおぼしき御仁は 私達が帰宅した後に 某有名なグループのミュージシャンだと知ることになる。大将に聞いたところ、コンサートツアーで東海地方に寄る度に来店するそうだ。) たとえそんな出逢いがあっても、何の気取りも飾り気も無い、ただの居酒屋で酒を楽しみ会話を楽しむ客同士だけなのだ。 それがいいのだ。 その後も牛スジの煮込み、姐さんのお勧めの若芽、妻のリクエストの唐揚げと進み、それに併せて熱燗も進む。 私は湯豆腐があまりにも美味しいので おかわりをした。 お品書きには値段の記載が無いことを心配するなかれ。 私達のこの日の支払いは 明細はわからないが8,000円でお釣りがあった。 これだけ飲み食いして この支払い。かえって「安過ぎない?」と逆に心配になってしまう程だ。 さすがは「伊勢に ゲツヤあり!(常連客は店名から「イチ」を省いて「ゲツヤ」と呼ぶ)」と日本中から呑兵衛が集まる訳だ。 この名店、いつまでも続いて欲しいと心から願っている。

2025/10訪問

4回

割烹多田浜

美栄橋、県庁前、旭橋/日本料理、沖縄料理

3.06

8

¥3,000~¥3,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

1回

好日

2026年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2026 Bronze 受賞店

日本料理 EAST 百名店 2025 選出店

食べログ 日本料理 EAST 百名店 2025 選出店

好日

森下、大曽根、平安通/日本料理

4.13

148

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

夜の点数:4.5

昼の点数:4.4

昨年の冬、私達夫婦の結婚記念日にランチで利用させて頂いたお店だ。 あまりに予約が取れないので「思いきって9ヶ月先になるけど 貴方の誕生日にディナーで予約をしましょうよ」と妻が提案してくれた。 その9ヶ月の月日が過ぎ、私の61歳の誕生日に妻がお祝いとして連れて来てくれたのだ。 料理の素晴らしさは 今更私のような者の陳腐な表現ではコチラの素晴らしさを知る諸兄に申し訳ないので写真だけを掲載させてもらった。 1つ嬉しかったのは、そんな前の予約だったにも関わらず、ご主人から「おめでとうございます」とカットメロンをメッセージカードを添えて出した頂いた事だ。 ご主人、そしてなにより私の愛する妻に 改めて「ありがとうございました」と言わせてください。 また半年先の私達の入籍記念日に伺わさせて頂きます。 この日、私達夫婦の結婚記念日がやってきた。 毎年 記念日のディナーをどうしようかと思案するのだが、以前から伺ってみたかったコチラに別のタイミングで食事の予約をお願いすると、二月、三月先ではほとんど無理で、「それならば…」と、その時点でまだ半年以上先の私達の結婚記念日に当たる日は…と、問うたところ「その日なら昼食の時間帯ならなんとか空いています」との事で、やっと予約が出来たのだ。 やれやれ、予約でこれ程苦労したのは久しぶりだ。 コチラはそれ程の人気店なのだろう…… お店は私の別宅から徒歩5分の場所にある。 きっかけは、お店の隣が私達がいつも利用するスーパーマーケットがあり、足元だけが見える小窓から並べてある椅子が、コチラが何かしらの飲食店である事を想像させる。 控え目なエンブレムから店名を調べたところ、コチラが和食の人気店である事を知ったのだ。 本来ならディナーで利用してみたかったが、これ程の人気店とは思ってもみなかった。 その憧れのお店には、一斉スタートの時間の5分前に到着した。 まだ他のゲストは誰も居らず、私達はカウンター席の一番奥へと案内された。 後にわかった事だが、その席は私達にとって「特等席」だった。 目の前に炭火の焼き台があり、既に何かしらの魚が乗せられていて、その作業風景を目の当たりに拝見することが出来る事や、二つの雪平鍋を駆使してゲストが揃ってから始める出汁を取るやり方を見て「なる程、こうして出汁を取るのか…」とプロの技を見学する事も出来る。 オープンキッチンのライヴ感を楽しむのには最適な席だ。 料理を頂く前に、ハウスルールとして お一人ワンドリンクを注文する事になっており、いつもならハンドルキーパーをしてくれる妻にもアルコールを勧め、私も1杯だけ貰うから…と瓶のビールを。 私には料理に合わせた日本酒のペアリングを それぞれお願いした。 最初の割り山椒の器に盛られた前菜が配られた。 蛤、石川県の金時草を酢味噌で和え、そこに三杯酢のジュレと散らした穂紫蘇が華を添える。 次に椀物が。 魚は来店時から焼き始めていた白甘鯛で、炭火の香ばしさが鼻腔をくすぐる。 季節の聖護院蕪と共に 鮪と鰹の節、昆布を使用した取り立てたばかりの出汁の風味が冴える椀だ。 造里も。 氷見の寒ブリだ。今年の初競りには最高200万円の値が付くような冬の日本海の王者だ。 その刺身三貫の上には異なる薬味が添えてある。 「浅葱混じりの大根おろし」「茗荷」「大和芋の昆布締めの刻み」。それを各自の好みで醤油、もしくは自家製のポン酢で頂く その趣向が楽しく、美味しい。 蒸物も。 在来種の蓮根を使った蓮根饅頭だ。 加賀伝助大根を下に敷き、中にはユリ根や銀杏が詰めてあり、たっぷりのズワイ蟹の餡が添えてある。 降り柚子の香りがたまらない。 使用する食材全てが季節を感じさせる、和食の価値観が味わえる一品だ。 焼き物も。 この日の魚は軽く一夜干しにした大ぶりのカマスだ。 そこに魚醤を刷毛で片面だけして、そこを炭火で炙ることで増す香りと共に楽しむ。 クワイのチップ、ほうれん草のお浸しが良い箸休めだ。 ペアリングの日本酒はこの料理と合わせた物で最後だ。 マダムに「この後の料理に合わせて何か召し上がりますか?」と尋ねられ、ならば、と選んだのが富山県の銘酒「勝駒」だ。 今年の元旦からの壊滅的な被害を受けた能登半島周辺の地域の復興への、ほんの細やかな応援を込めて…。 最後には小鍋が。 クエ鍋だ。 クエは九州地方では「アラ」と呼ばれ、この時期に行われる大相撲の九州場所には、贔屓の力士をもてなす為に、タニマチ衆がこぞって魚の卸業者に「一番太かアラば探して持ってきんさい!」と、その大きさを競い自慢するようだ。 仙台の芹、それに粟麩、葱、白菜が添えられ、ポン酢で頂く。 脂の乗ったクエの旨味が他の具材達に移り、富山の「勝駒」が その旨味を膨らませてくれる。 あの寒ブリを相手にする酒だ。合わない訳がない。 すっかり料理と日本酒を堪能させて頂いた。 最後の食事は炊き込みご飯だ。 お米は竜の瞳というブランド米。炭火で焼いた金目鯛と万願寺とうがらしの炊き込みご飯だ。 赤だし、香の物と一緒に、1膳目は軽めに盛られた。 「どうぞ遠慮なくお代わりをして下さい」の嬉しい声かけに、本当に遠慮が無い私は あまりの美味しさに早速お代わりを所望だ。 すると、先程の土鍋より もう1サイズ大きな土鍋が現れた。 その土鍋の脇には桜海老と自家製のちりめん山椒も。 なんと!食事は先程の炊き込みご飯だけだと思っていたが、まさか次なるご飯が登場するとは思ってもみなかった。 しかも最初の1膳目は桜海老を添えてもらったが、これにも「お代わりには桜海老とちりめん山椒も…」。 私など合計4膳、普段は糖質を気にして白飯はあまり食べない妻でさえ3膳も食べていた(笑)。 2人共、それだけ美味しいと思ったからだろう。 水物で最後の締めくくりだ。 青森県「コミツ」林檎、高知文旦、それに地元愛知県のパッションフルーツと苺に 白ワインのジュレが添えてある。 お腹いっぱいになっているので、甘いお菓子よりも このような物が かえって嬉しかった。 ランチとはいえ素晴らしい料理の内容に感動した。 会計は現金のみ。 その会計の際、この日のゲストは全員この場で次回の予約をしている。 私達も例外ではなく次回はディナーでの予約をお願いした。 しかし来年の2月の立春(私達の入籍した記念日)は駄目。その先の4月の妻の誕生日も無理。更にその先の8月の私の誕生日にようやく空いている日があった。 8ヶ月先にしか予約が出来ない人気ぶりには、果たしてコチラの命がもつようにしておかないと…(笑)。 帰り際、扉まで見送って頂いたマダムに「歩いたらすぐに来れますから、キャンセルが出て困るようなら いつでも連絡して下さいね」と、冗談とも本気とも言える言葉を伝えてお店を後にした。 また8ヶ月先にお会いしましょう。

2025/08訪問

2回

琉球鮨 築地青空三代目 那覇本店

県庁前、美栄橋、旭橋/寿司、海鮮、日本料理

3.49

247

¥8,000~¥9,999

-

定休日
日曜日

夜の点数:4.4

私の定年退職と還暦を祝う為の旅。 憧れのリゾートホテルに向かう前に、那覇市内で前泊する事にした。 沖縄は料理が美味しい。 自然に恵まれた独特の様々な食材と、それを活かした料理。 その地物の食材にこだわった料理と寿司を食べさせてくれるお店があることを知った。 「琉球鮨 築地青空三代目 那覇本店」さんだ。 あまりにも美味しく、感激したコチラの料理・寿司についての私なりの感想は写真を参照して頂きたいが、 沖縄らしい、沖縄の素晴らしさを具現化したものだ。 どうしてもっと早くコチラを知らなかったのだろう、と少し悔しい気持ちにさえなった程だ。 さぁ困った。 沖縄(那覇市)では美味しいお店をたくさん覚えてしまったぞ。 これから先、訪れる度にお店選びを迷いそうだ……。

2024/11訪問

1回

松月

競輪場前、岩瀬浜、東岩瀬/日本料理、海鮮

3.46

118

¥10,000~¥14,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.4

金沢での出張生活の休日。 妻を連れだって富山市に遊びに来ていた。 富岩運河環水公園を起点に運河を行き交う観光船に乗船し、ゆっくりと川岸の風景を楽しみながら進む船は この日の目的地の岩瀬地区へ。 ちょうど桜が満開の頃で、その川岸に咲き誇る眺めを見ていると 滝廉太郎の童謡「花」が浮かんでくる。 「春の麗の隅田川 上り下りの船人が 櫂の雫を花と散る 眺めを何に例うべき……」 まさに春爛漫の風景を堪能して船は岩瀬の船着き場に到着した。 そこから歩くこと数分。この日一番楽しみにしていた 「松月」さんにたどり着いた。 立派な建物に、歴史を感じさせる看板。 足を踏み入れると広々とした玄関に高い天井。 下足番(?)の人に促され履き物を納めてもらい、案内される部屋へと向かう。 その部屋だが、人数に合わせて広さの異なる客間があり、 私達が案内して頂いた部屋にも床の間に掛かる軸、花活け 香炉があり、こちらの主人の品格を感じさせる。 私達は予め、今が旬 真っ盛りの白エビをふんだんに使用する料理をお願いしておいた。 先ずはビールを。 この日は初夏を思わせる陽気だったので、少々喉も渇いていた。 中庭を眺めながらしばし待つと、最初にお造りが運ばれて来た。 富山らしい平目の昆布締めに甘エビ、アオリイカだ。 続いて白エビの刺身が。 まさに「富山湾の宝石」と称えられる美しい姿は、 これだけで約50尾の白エビを使用しているそうだ。 ちなみにこの日の食事には、白エビを全部で260尾程 使用するそうだ。 間髪を入れず、次の料理が。 季節の花をあしらった器の蓋を開けると、これまた旬を 迎えたホタル烏賊が酢味噌和えに。 この3つの料理が出揃うことで、富山湾の幸が一堂に会することになった。 さて、何から頂こう……。 白エビの刺身はもちろん素晴らしい! まだこれ程の新鮮な白エビの刺身を食べたことのなかった妻は、とても喜んでくれた。 ホタル烏賊はやはり富山湾産の物に限る。 その上質さは、他の産地の物とは比べ物にならない。 平目の昆布締めは、北廻船で栄えたこの地方の文化をも 象徴する料理とも言える。 椀物が。 ずわい蟹の真丈だ。 柚子皮の淡い香りが鼻腔をくすぐる。 綺麗に澄みきった出汁と優しい味わいの真丈が合わさる ことは、日本人に産まれた喜びをいつも教えてくれる。 白エビの天ぷらだ。 先程の刺身とは違う、頭も殻も全て揚げることで エビらしい香ばしさが口中に溢れる。 程よく抑えられた塩味具合は、淡白な白エビの味を絶妙に 引き立てる。 そして今日一番楽しみにしていた料理が運ばれて来た。 白エビをふんだんに使用した、繋ぎを僅かだけ使用して 作られるお店のスペシャリティ 「白エビの団子」だ。 これには白エビを200尾ほどを使用するそうで、丁寧にむき身にした白エビを、ほんの少しだけの繋ぎで手捏ねにしている。 そうして焼き上がった団子は客間まで運ばれるまでに 冷めないよう、わずかに炭火をくべた七輪のような器を 用いて運ばれる。 焼きすぎないよう、冷めないような心遣いと工夫が凝らされた素晴らしいサービスだ。 その団子を冷めないうちに 淡い味わいの付けタレを 合わせて口に運ぶ。 弾力のある、かつ 白エビの風味をふんだんに湛えた団子 に舌鼓を打つ。 繋ぎを僅かにしか使わないことで、白エビの美味しさを ダイレクトに味わえる。 この、惜しげもなく使用する白エビでしか味わえない美味しさは、このお店の唯一無二の物だ。 素晴らしい白エビ料理を堪能した後は、もう季節を過ぎた名残りの蟹が甲羅焼きで提供される。 甲羅焼きといっても洋風のグラタンのようなルックス。 その焼き目のパン粉を突き崩すと中には蟹の身がぎっしりと詰まっている。 パン粉がサクサクとした食感と香ばしさを添えているのもまた良い。 比較的淡白な味わいの料理を頂いてきたので、この料理にはインパクトを与えられた。 更にインパクトを与えられたのが 最後の椀だ。 鮟鱇のアラ汁だ。 その上質さはアラと言うにはもったいない程の物で、しっかりとした上身も入っている 鮟鱇からの出汁も美味しく出ており、もしもこの中に野菜などが入っていたら もはや鮟鱇鍋とも言えるレベルだ。 そして この料理が〆になることを教えてくれる紅白の餅も入っていた。 妻は「もうお腹いっぱい」と、私に「お餅を食べて」、と言ってくる始末。 最後の最後に苺が出てきたが、もうこれだけで十分だ。 富山湾の幸、白エビ料理を存分に堪能して、更に旬のホタル烏賊、名残りの蟹まで……。 十分どころか 十二分の幸福感に満たされた。   素晴らしい名店だ。 この季節に 必ずまた訪れる機会を作りたいと思った。

2023/04訪問

1回

酒楽 ひろ喜

権堂、市役所前、善光寺下/日本料理

3.19

21

-

-

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.4

私にはわからない……。 なぜこれ程までのお店が食べログの点数では3.08の評価なのだろう……。  長野には幼少の頃以来なので、ほぼ初めてのようなものだ。 さてこの日の晩酌をどちらで…と思案して、最初のお目当てのお店に電話をしたが、生憎満席で…と。 正直ガッカリしながらにコチラのお店にはメールで予約をお願いしてみた。 メールを送信したのは夜中で、翌日はコチラの定休日。 メールの返信は早くてその定休日の翌日以降になるだろうと思っていた。 が、しかし メールはその定休日に返信があった。 お休みの日までメールチェックして返信してくれる… 熱心な事だと感心していた。 さて当日。 非常に分かりにくい立地だとの情報から早めにホテルを出た。駅からもさほど遠くはないが、とにかくわかりづらい。道路に看板が出ているが、それを見落としたらアウトだ。 なんとか探しあてたお店の扉を開ける。 まだお客は誰もいないようだ。 カウンターの一番隅の席に案内され、先ずはビールを注文する。 お通しは二種類。こごみ(山菜)のお浸しとクリームコロッケだ。 お品書きに目を通す前にご主人にこの日のお勧めを伺う。 「今日はウマヅラハギがいいですよ!」とのこと。 それではとウマヅラハギに加えて鰆も頂くことにした。 ウマヅラハギは大ぶりなのか、出して頂いた物はかなりのボリューム。たっぷりの肝を和えて見た目にも美味しそうだ。 鰆は出す直前に炙りを加えたことで、香ばしさが加わる私好みの焼霜造りの嬉しい仕上げ。 頃は5月のG.W.明け。おのずと肴は山菜の話になる。 お通しで頂いたこごみも美味しかったが、ご主人は自ら山に入り山菜を摘んでこられるそうで、なかには聞いた事もない名前の山菜もあるようだ。 「少し食べてみますか?」 といって出して頂いた山菜(名前は失念)は、確かに未だ味わった事のない食感の物。 それから淡竹(はちく)も長野県民が大好きな山菜だそうだが、「まだ少し早いんですけど。」と素焼きにしてもらった。 ご主人はお話上手で、しかもお酒全般にも もちろん料理にも造詣が深く、いろんな話で楽しく時間も過ぎていった。 最後の肴をどうしようか……。 フランスのシャラン産の鴨肉、もしくは馬刺し。 少し考えたが、せっかく信州まで来ているのだ。 ここは馬刺しでしょう! 出して頂いた馬刺しは見事な霜降りの、厚目にスライスされた物。 「ウチでは馬刺しは霜降りしか扱わないんです」とご主人。 口にすると脂の乗った馬刺しが、最初はとろけるような、やがて厚目故にしっかりと咀嚼することを求められるとしっかりとした旨味が溢れてくる。 かなりの上物の肉に違いないと思った。 すっかり満足して会計をお願いすると、追加で地酒を3杯飲んでいるのに10,000円をきっている。 まさに長野が誇る「路地裏の名店」と呼ぶにふさわしいお店だった。次回はいつになるかはわからないが、コチラのお店だけはしっかりと記憶しておこう。 しかし何故食べログ3.08なのかなぁ……(苦笑)。

2022/05訪問

1回

博多もつ鍋 やま中 赤坂店

食べログ ホットレストラン 2025 受賞店

食べログ ホットレストラン 2025 受賞店

博多もつ鍋 やま中 赤坂店

赤坂、天神、西鉄福岡(天神)/もつ鍋、居酒屋、日本料理

3.68

1847

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-

夜の点数:4.4

1回

河太郎 中洲本店

櫛田神社前、中洲川端、祇園/海鮮、日本料理、天ぷら

3.71

1230

¥8,000~¥9,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-

昼の点数:4.4

1回

滝寿司

鶴舞、矢場町、上前津/寿司、日本料理、居酒屋

3.26

48

¥4,000~¥4,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.4

昼の点数:4.3

女性の同級生から「○○君、この次の○○日に一緒に飲みの行こうよ」とのお誘いが。 私の同級生なのだから相応の年齢の女性なのだが、若い頃は可愛らしいルックスで人気を博した女性だった。 私は妻を愛しており、浮気をするつもりは毛頭無いのだが、1人の男性として悪い気はしない。 それでも妻には後ろめたい事はしたくないので、正直にこの事を話し、了解を得た。 会場も女性の同級生も知らない店ではなく やはり別の同級生が営んでいるコチラ「滝寿司」にしようと提案した。 このオヤジ(笑)は「徳」があるのか、黙っていても人が集まってくれる人物で、今回お誘いしてくれた女性も「滝寿司? いいね!」となった。 時間ピッタリよりも少しだけ早く到着した私。 もう先に来ているかな…とも思ったが、どうやら私が一番乗りのようだ。 彼女は家が経営している会社の仕事を手伝っているようで、それに手がかかり少々遅れるらしいよ、と同級生のオヤジが。 そんな時は、このオヤジが話し相手になってくれるのが同級生の良いところだ。 付き出しのジャコおろしをチビチビつまみながら先ずはビールだ。 その後、これもいつも通りのパターンでオヤジにお任せの刺身の盛り合わせを、預けてある芋焼酎と一緒に味わっていたら、ようやく同級生の女性のご到着だ。 (愛嬌のある笑顔は昔のままだね…) なんてことを思い出しながらの楽しいひとときとなった。 やはり友は良いものだ。 いつもいつもコイツ等との酒を酌み交わしての語らいは若かった頃を思い出させてくれ、明日からの元気をもらえる。 この店を介して いつまでもいつまでも皆と一緒にバカ騒ぎがしたいものだ。 ご馳走さん。 またな。 この日は同級生の友人の寿司屋で、同じく他の同級生と「昼飲み」だ。 もう何度も訪れているからレビューは無し(笑)。 真っ昼間から寿司屋で寿司を食べずに酒ばかりを飲みながら…… まったく私達は「いい迷惑な客」だ。 この日は刺身を適当につまみ、ビールから焼酎へと移っていたら、普段は無い 良い肴が目に入ってきた。 渡り蟹だ。 「なんだなんだ? 今日は渡りがあるじゃん! どうすんだ、それ。 ムキムキしてくれるなら食べてやるぜぃ(笑)」 と、まったく遠慮が無い。 それじゃあ、とムキムキしてくれた蟹が益々私達の酒を進ませる。 結局この日もランチの閉店時間ギリギリまで飲んだにもかかわらず、寿司は無し(笑)。 でも そこそこの金額は置いていくから、これからも俺達の老後の楽しみとして、死ぬまで店は続けてね(笑) 「お~いっ! ただいま!」 同級生の営む寿司店に、高松からの土産を持って向かった。 コチラは私達同級生がよく利用するお店なので、お土産もコチラで纏めて預けておけば、あとは皆が来た際に渡してもらえば良い。 いくらなんでも その役割だけを押し付けるのは申し訳ない思いも手伝って、寿司を食べていく事にした。 いつもなら「なにか適当に出して…」とおまかせするのだが、今回はちょっと意地悪して「並・上・特上」の違いを見てみたくなってしまった。 それがコチラ。 やはり遠慮することなく過ごせるコチラはいい。 皆のよりどころとして死ぬまで頑張ってくれ!(笑) 宮古島、石垣島とおよそ2ヶ月程行ってきた私。 帰ってきたことを報告がてら昼飲みに友人の寿司店を訪れた。 この友人、交際範囲が広く、他の友人達からの信頼も厚い。この友人に伝えておけばアッという間に他の友人達に広げてくれる。 私が帰ってきたことも またしかり。 それに久しぶりに顔も見たかったのだ。 ランチは忙しくしているだろう、と気を遣って13時頃に店に行くことにした。  扉を開けて中に進む。お客さんは誰もいない。 ちょうどランチ利用の人達が落ち着いた頃合いなのだろう。 これなら他のお客さんに迷惑をかけることもないかな。 私なりの気遣いが功を奏した訳だ すると友人の大将、ちょっと驚いたようにこう言った。 「いらっしゃい‼️  って、……なぁ~んだ。 ○○かぁ。 何しに来たんだ? いつの間に帰って来とったんだ?」 おぃ!(笑) そりゃねぇだろ!(笑)  一応客として来てんだぞ!(笑) すると奥から大将の美人奥様が出てきて 「あら! ○○君! 帰ってきたんだ! えっ? お土産まで? それでわざわざ来てくれたの? 嬉しい! ホントありがとうね❤️」 これだょ!  この美人奥様でこの店はもっているようなモンだな!(笑) 友人よ。わざわざお前の汚い顔を見に来てやったんだぞ。 まだ陽は高いんだから労働者諸君はもっと汗して働け(笑) で、俺はビールと刺身ね❤️(笑) 「今日は生の本鮪が手に入ったんだわ。」と大将の友人。 おぉ!コレ、旨いじゃん! 先島諸島は鮪の水揚げが盛んだけど、キハダなんだよね。 やっぱり本鮪は旨いや❤️ ひとしきり先島諸島での話に花を咲かせ、追加のビールと一緒に…… 「なぁ~ まぁちょこっとなんかツマミちょ~」と私。 (すいません。もう少し何かツマミを頂けますか、の意味) (私は地元に帰ると名古屋弁がひどくなる傾向がある……) 「何ぃ~? まだ飲むのぉ? 寿司はぁ? 食べるんか? 早ょ喰えって! ツマミ、穴子でいいだろう? お~い、○○(美人奥様の事)、こいつに穴子やって!」って…… おぃ!(笑)   いくら他に客がいないからって そりゃねぇだろ(笑) まだ営業時間内じゃねぇか(笑) 何ぃ? 穴子ぉ? そりゃアンタの仕事じゃなくて、○○ちゃん(奥様)の仕事じゃん! ……ったく、めんどくさがりやがって!(笑) こんな会話や提供の仕方、され方も お互い同級生という間柄だからこそ。 大将の名誉の為に付け加えておくが (もうとっくに傷つけてるよ!ってか?) 普段はきちんとした仕事、元気の良い挨拶、気持ち良い受け答えをする好漢だ。 私という人間に対してかしこまった態度はかえって気持ち悪い。 これでいい。これがいいのだ。 「じゃあ さっさと帰るから寿司、握ってよ。 あっ、赤出しもね! 美味しいヤツね 赤出し、宮古島や石垣島には無かったからさ。」 「おぅ! 早ょ喰って帰れよ。 何ぃ? 休憩だがや。 俺には休憩ってモンが必要なんだよ。お前みたいに真っ昼間から酒かっ喰らってプラプラしとる人間と違ってな。」 ハイハイ、耳が痛いこと言いやがる。 ごっそさ~ん! おあいそしてちょ! ○○ちゃんありがとね❤️アンタに会いにまた来るわ❤️  じゃあな大将! また来るでょ!  「来るな!」って言っても来たるでな! それまで精進しろよ!(笑) 同級生の友人の寿司店に出かけた。 名古屋市の金山駅の商業施設で、大好きな二人の演奏家のミニライヴを聴かせてもらい、その後にコチラで私が金沢での長期出張から帰った事を報告しておこうと訪れた。 人徳に恵まれたこの友人は、他の友人達からの人気があるというか信頼されているところがあり、私が帰ってきた事は自然とこの店を通じて広めてくれる事になるだろう。 ただ顔を出すだけでは面白くもなんともない。 勿論 一杯飲ってから帰ろう。 しばらく向こう(金沢)での話をしたが、酒があれば何かアテが欲しいのが私。 「お任せでいいから何かツマミを出してよ」 との私のリクエストに応えてもらったのが写真の刺身の盛り合わせだ。 鮮度の良いネタに舌鼓を…… と ならないのが子供の頃からの友人同士www 刺身よりも、寿司よりも、話がネタになってしまった。 またまた寿司までたどり着けず。 いい迷惑客なんじゃね? ワシ等……。(苦笑) 大曽根にある私の行きつけの居酒屋さんに寄ってから、同級生が営むコチラにも寄って〆の寿司をつまもうと暖簾をくぐった。 平日の夜、閉店時間が近かったからか店内はノーゲスト。 そこへ私が電話することもなく突然訪問したので 同級生の大将と美人の奥様はちょっと驚いていたwww この日コチラに立ちよったのは 私がしばらく金沢に長期出張することになるので、人柄が良く、同級生の間にも慕われているこの店の大将にそのことを言い残しておこうと思ったからだ。 そんな訳で〆の寿司をつまんだら帰るつもりだったのに、 話こんでいるうちに……  「なんだか口さみしいなぁ… ちょっと刺身でも出してよ」 と 口走ってしまうと、すると奥様が 「○○君、焼酎は水割りだよね?」と……。 おいおい! 寿司だけつまんだら帰るんじゃなかったのかよ! これじゃあ「薮をつついて蛇を出す」じゃねえか! ……って、使い方違うか?www    「ちょっと…」と言ったのに、結構な量の刺身が盛り合わせで出てきた。 焼酎も1杯では終わらない。 結局、このキープしてあった焼酎が空になったこともあり、ようやく寿司を握ってもらうことに。 寿司と一緒に提供される赤だしには 普段はお目にかかることの無い蛤が。 「○○君だから……  特別に、ね❤️」だって! おいおい○○ちゃん(大将の奥様)、旦那よりも俺に惚れちゃったんじゃない!www いつもの同級生の寿司店。 この日は下田の土産の「特上真アジの干物」を渡したついでに 酒のアテとしても一枚焼いてもらった。 こんな無理、わがままを聞いてくれる同級生はありがたいことだ。 焼き上がる前に刺身を少し出してもらった。 おっ? 私の好きな新子があるじゃん! なかなか良いぞぉ www アジもさすがの美味しさ。 下田では一番人気のある「小木曽商店」さんの干物だけある。 この日もお昼から ろくに寿司をつままず 酒ばかり飲んでしまった。 いやぁ、いつも 申し訳ない! 毎度お馴染みの同級生の寿司店。 この日は妻とバンテリンドームに野球観戦に行くので、 せっかくだからお昼はコチラで、となった。 いつもは何かの肴をアテにビールや酒を飲んでいるが、 今回は珍しく寿司だけに……  なるわけ無いわなぁ。 ネタケースを覗いたら美味しそうな白身が。 「なぁ、それなぁに?」 「伊勢湾で上がった天然のスズキ。つまむ?」 「うん!ちょーだい!ついでにビールも!」 と、まぁいつもの展開に。 妻は糖質を気にしているのでシャリは小さめに、と。 一通り頂いた後、最後に手洗いを済まそうとしたら、 「おぉ!なんじゃこりゃ!?」 まさに昭和の遺構のような和式トイレが最新式のトイレと内装に変わっていた! まぁ良いことだ。トイレが綺麗ということは、食事を提供するお店としては基本中の基本だ。 ようやく腰を上げて改装したか。偉いぞぉ!笑 今夜は小中学校時代からの友人達との小規模な飲み会。 この飲み会は話に花が咲き過ぎて、あまり肴に手が伸びない。というか、寿司屋の友人の店なのに売り上げに貢献しているのはビバレッジがほとんど…という迷惑極まりない客になってしまうのだ。 店主である友人はもはや諦めの境地らしく、私達には小言の一つも言わない。 しかしそれに甘えては、と私は何かしらの肴を注文する。 いや、私は何かしらの肴が無いと酒が進まないのも理由のうちだ。 この日は金目鯛の炙りを。 その後は穴子を塩でつまみにした。 〆の寿司はお任せにして、ほどよくお腹も満足。 さて、飲み会もお開きとなり、会計を……と奥方に声かけすると「今日はね、もうM君からみんなの分も頂いているんだよ」とのこと。 なんでも昼間の競馬でちょっとした臨時収入があったらしい。 ばっかやろう! それならこの日に空けちゃった焼酎のボトルも新しくしておけよ! ……って、ゴチになっても悪態をつける間柄なのが私達なのだ。 ありがとう。ごちそうさま。また当ててね(笑)。 師走になり世の中が忙しくなってきた。 年末ではお互いにゆっくり話もできないであろうと思い、 挨拶代わりに訪問した。 ビールを飲みながらアテを「何か適当に…」と言ったら「フグでいいか?」と言われた。 いつからこの店はそんな高級食材を扱うようになったんだろうw 「いいねぇ!それでいこう! 酒もついでに熱燗で!」と。 専門の職人ではないので鉄刺のような美しい盛り付けとまではいかないが、多少厚めになっている方が私好みだ。 〆には「そんなに沢山じゃなくていいからお任せで」と 寿司を握ってもらった。 うん。旨い。なかなか良いネタを使っている。 これなら他のお客さんにも納得してもらえるだろう。 同級生のお店だけにこれからも繁盛して欲しいものだ。 中学校からの友人のお店。 この日はランチで利用。この上寿司で1,800円。(貝汁付き) やはり友人とはいえ職人が握ってくれる寿司は回転する寿司とは比べ物にならない良さがある。 友人である大将は先代からの2代目になるのだが、地域の住民や企業に愛されているのが長く続けていられる理由だろう。 奥様はとても気が優しく愛想の良い人で、友人達はこの奥様と結婚した大将を羨ましく思ったものだ。この奥様がお店を、大将を支えている。 同級生だけに長く元気に営業を続けて欲しいものだ。

2026/01訪問

12回

つむぐ

宇治山田、伊勢市/日本料理、海鮮

3.54

16

¥8,000~¥9,999

¥5,000~¥5,999

定休日
-

昼の点数:4.3

昨今の日本酒の進歩は素晴らしい。 私が子供の頃、実家が営んでいた居酒屋では、日本酒は「二級」「一級」「特級」という名称で区別していた事を覚えている。 勿論、私の実家のような下町の居酒屋では、当時は吟醸酒など扱う事などはおろか、その存在さえ知らなかった。 そんな時代を経て、今の日本酒の技術は考えられない程の進化を遂げて、例えば山口県の蔵で醸される、阿武の鶴「零響 -Absolute 0-」という銘柄の精米歩合は驚異の0.85%まで磨きあげられているそうで、これは現在判明している中で最も低い数値だそうだ。 そんな素晴らしい日本酒の中でも、今の私が一番好きな銘柄が この三重県が誇る「而今」だ。 ただし、この銘柄は簡単には入手出来ない超人気銘柄だ。 私は今回の伊勢の旅での楽しみに、この「而今」を扱うお店に出逢いたいと考えていた。 しかし なかなか出逢えない。購入できない。 ボトルでの販売はおろか、有料の試飲でも3杯のうちの1杯だけが而今で、しかも結構高額料金なのだ。 そこで伊勢市駅構内にある観光案内所で なんとか而今をボトルで購入出来る酒屋さんは無いものか…と相談したところ、ボトルでの販売はしていないが、それでも「抱き合わせでなくても、あのお店なら食事をしながら飲めるかも…」とコチラのお店を紹介して頂いたのだ。 「つむぐ」さん。 「あのお店なら而今でも扱っていると思いますよ」 その言葉を受けてお店に電話してみた。 すると 扱いはあるとの事で、それでは…と翌日のお昼に予約させて頂いた。 お店は宇治山田駅からも近くにあり、とても立地が良い。 扉を開くと店内奥から声が掛かる。 「どうぞ靴を脱いでお上がり下さい」と。 その言葉に従い進むと、店内はカウンター席のみのようだ。 私の食事の為の設えがあり、そこに腰を下ろす。 にこやかな挨拶を頂き、先ずはビールを所望した。 コチラに来る前に、無謀な「モリスパ」からの「伊勢うどん」を僅か2時間前に連食してコチラに臨んだ私。 日本酒を楽しみにしていたが、塩味の強い物を食べてきたので、少々喉が渇いていたのだ。 料理は淡々と提供されたが、どれも素晴らしく美味しい。 先付の志野の割り山椒から、器にもセンスを感じさせる物を使用している。 ここでお目当ての「而今」を頂くことに。 その提供方法が面白い。 半合を頂くことにしたら、下に受皿を敷いて その上にグラスを置き、溢れる程の目一杯の酒を注ぐ。 客はカウンター越しにそれを受け取るのだが、慎重に運ばないとこぼしてしまう。 これは客が「決して飲み過ぎて粗相をする事は出来ないな…」という抑止力になるだろう。 八寸、椀物、造里…… 美味しい料理と共に美味しい日本酒。 静かに至福の時間が流れて行く……。 〆には季節の食材を使用した、土鍋の炊き込みご飯が。 最後はこの辺りの栗を使用した「きんとん」だ。 観光案内所の女性に感謝せねばならない。 このような素晴らしいお店を紹介して頂けたのだから。 どうしよう…… また伊勢に来たら その度に伺いたくなるお店がまた1つ増えてしまった。 何故「どうしよう…」なのかと言うと、実はこの後、またまた昨日伺ったばかりの「一○家」に行くからだ。 時間はまだ2時前。 10時から始まった「モリスパ」から「伊勢うどん」、そしてコチラ「つむぐ」さん、そして次は…… ホントに「バカは死ななきゃ治らない」は、私の為に出来た言葉だな……。

2025/10訪問

1回

鴨魚ん

東別院、金山/日本料理、居酒屋

3.35

49

¥5,000~¥5,999

¥1,000~¥1,999

定休日
日曜日

昼の点数:4.3

母親がお世話になっている施設に面会をしに来た。 その施設のすぐ近くにコチラはある。 「鴨魚ん」さん。 その母親の件の絡みで偶然見つけたコチラは、私が今まで食べて来た鴨せいろ、鴨南蛮などの、鴨肉を使用する蕎麦ではNo.1と言える。 前回の初訪問で頂いた「あいち鴨出汁蕎麦 極」の美味しさは、まさに衝撃的な出逢いとなり、私の心に深く刻まれた。 なので母親の面会に訪れるなら再訪は必至と思っていた。 以外な程、面会に時間がかかり、コチラを訪れたのはお昼の少し前。 つまりランチタイムのピークを迎える時間帯だっただけに、予約せずとも席に着けたのは幸いだった。 前回の訪問で得た知識としては、ミニ海鮮丼を一緒に注文するよりも、もっと蕎麦自体を堪能するべきだ、ということを覚えていた私。 注文は勿論「あいち鴨出汁蕎麦 極」。 この「極」に添えてある鴨胸肉の美味しさが最大の魅力だからだ。 蕎麦も今回は大盛にしてみよう。 妻は普通の盛りなので、その違いをちょっと比べてみたくもなったのだ。 その妻は私が「極」を勧めても「最近、貴方に付き合ってると私の体重が…」と。 今回は「極」ではない、普通の鴨出汁蕎麦で良いそうだ(苦笑)。 着丼。 前回も思っていたが、使用する器にもご主人のセンスの良さを感じる。 蕎麦には海苔だ、山葵だの余分な薬味は無い。 あえてなら、卓上にある山椒の風味がやや勝っている七味唐辛子を少し… それだけで十分だ。 やや太めの蕎麦を手繰る。 つけ汁にはドップリと。 鴨出汁の濃厚なつけ汁に合うよう やや太めにしてあるのだろう。 啜る。 ……旨い! やはりNo.1だ!  文句のつけようがない、問答無用の味わいだ。 今回の再訪でそれを確かめられた私達。 次回…いや、寒くなりだしたら「鴨南蛮」のようなメニューも考えて頂けたら登場することもあるのだろうか。 益々楽しみなお店である。 ご馳走様でした。 偶然、とんでもなく素晴らしいお店を見つけた。 私が今まで食べてきた鴨蕎麦ではNo.1 の味わい。 「鴨魚ん」さんだ。 この日、母親の認知症が進んでいる昨今、そろそろお世話にならざるを得ない施設を妻と2人で探していた。 その候補の1つである施設で説明を受け、館内を見せて頂いた後の事だ。 もうお昼時になっており、どこでもいいから食事が出来るお店に入ろう、となり コチラにたどり着いた。 隣には これまた美味しそうなラーメンのお店がある。 しかし連日の猛暑が続いているこんな日に、妻に熱々スープのラーメンを食べよう、とは言えなかった。 お店には真白な暖簾が掛かっている。 私の勘だが、こういう暖簾を掛けているお店は 大概美味しいお店が多い。 余分なアピールをしなくても、味に、サーヴィスに、十分な自信があるからかもしれない。 妻はやはり「コチラにしましょうよ」と。 それには私も異論はなかった。 近くまで寄って入り口横のメニューを見て、お店が蕎麦のお店だとわかった。 しかも鴨せいろ蕎麦のお店のようだ。 扉を開いて店内へと進む。 予約していなかったが、幸い席には着く事が出来そうだ。 ちょうど1回転目が終わったのか、ご主人がワンオペで忙しそうに動いている。 メニューはお昼時は限られており、私達は共に「あいち鴨出汁せいろ蕎麦 極」を。 加えて私だけが「お試し」的に海鮮丼も付けてもらうことに。 先ずは冷えたビールで喉を潤そう。 蕎麦屋でせっかちはいけない。 美味しい蕎麦とは時間がかかるものだ。 しばらくして運ばれてきた蕎麦。 鴨ロースが付いた物にして良かった、と思えるビジュアル。 先ずは少しだけ蕎麦を、何も付けずにそのまま食べてみる。 蕎麦の風味が鼻腔をくすぐる。 ちょっと太めにしてあるのは、鴨肉との相性を考えての事だろう。 その鴨ロースが素晴らしく美味しかった! おそらく低温調理器を用いているのだろうが、それにしても火入れ加減は素晴らしく、脂の部分を炙ったことでこうばしさも加わった。 つけ汁も濃厚な鴨出汁が効いており、しっかりと蕎麦のひなびた風味にマッチしている。 これは美味しい! 私の記憶において、蕎麦のカテゴリーで 鴨せいろ、鴨南蛮のような鴨肉を使用した蕎麦では過去No.1と言ってもいい。 これ程美味しい鴨せいろは初めてだ。 感激に浸っている間に海鮮丼も運ばれてきた。 コチラはいかにもサイドメニュー的なボリュームで、美味しいことに間違いはないのだが、これを食べるなら蕎麦を大盛にしても良かったと思った…そう思える程、蕎麦が美味しいのだ。 蕎麦湯が提供される。 濃厚な、トロミがある程の蕎麦湯は鴨出汁のつけ汁にちょうど良い。 偶然とはいえこれ程美味しいお店を見つけられたのは本当に嬉しかった。 鴨せいろがたべたくなったら迷うことなくコチラに伺おう。

2025/08訪問

2回

おき野

居酒屋 WEST 百名店 2025 選出店

食べログ 居酒屋 WEST 百名店 2025 選出店

おき野

近鉄四日市、あすなろう四日市、四日市/居酒屋、日本料理、海鮮

3.73

139

¥3,000~¥3,999

-

定休日
日曜日

夜の点数:4.3

この日は次女とその旦那さんも一緒に 久しぶりに食事を…と約束していた。 しかし台風の影響をモロに受けてしまい、私の住まいから約束しているお店にたどり着く為には、果たして電車が動いてくれるのかを心配しなければならない程の悪天候になってしまった日だ。 当初、私はコチラで娘達と会食を…と思い、電話で予約をお願いしてみたが、相当な人気店のようで、その時は「すいません、満席です」と、あっさり断わられてしまっていた。 しかし当日の この悪天候だ。 予約していた人がキャンセルしていたら…。 一縷の望みを抱いてお店に電話する。 すると「大丈夫ですよ。この天気でキャンセルばかりなので...」と。 これぞ「不幸中の幸い」! まだ16時を少し過ぎた頃で、娘達との約束の18時までかなりの時間がある。 それまで1人でのんびり、ゆっくりさせて頂くことにした。 そんな上記の時間に伺ったにも関わらず、カウンターの1角には女性ばかりの3人が、はやばやとグラスを傾けていた。 私はお邪魔にならないように、そのグループとは一番離れた席に着いた。 ご主人に、先に飲み物を尋ねられ、ビールを所望する。 私は ある理由の為、普段から生ビールは飲まないのだが、コチラは瓶のビールは扱っていないようだ。 その生ビールを飲みながら、とりあえず…と刺身の、それもマグロとカンパチだけで盛り合わせを、とお願いした。 いつもなら、もう1人スタッフが居るらしいが、この日はこんな天気だったので、仕方なくご主人1人で営業しているのだ、と教えてもらった。 そんな話を聞いたら、次々にオーダーするがためらわれてしまったが、まぁ時間はある。 雰囲気を読んで流れにみをまかせてみよう。 提供された刺身はどちらも美味しかったが、マグロの赤身に対してカンパチはトロ(お腹の脂が多い部位)で提供してくれた。 その組み合わせが良いのだ。 これでマグロまでトロだったら、ちょっとくどい気がするだろう。 また、刺身のツマはご主人が大根を桂剥きにした物。 市販のツマ等は使用しないことに職人気質を感じるのだ。 ビールをとっくに飲み干していた私。 次なるツマミに「銀ダラの西京焼き」を注文していたなら、当然流れ的には日本酒だろう。 何をもらおうか…。 するとご主人が「十四代、ありますよ」と。 なるほど、入り口のオーパスワンしかり、飲み物も充実している。 刺身と銀ダラで日本酒を楽しみ、次なるツマミは「コチラに寄らせてもらったら…」と考えていた「カニクリームコロッケ 紅ズワイ蟹のソース」を。 それに合わせて白ワインも。 グラスで分けてもらえる物で…とご主人にお任せでお願いする。 提供して頂いた白ワインは「俳優の川島なお美さんの披露宴で提供されたワインです」 なるほど。 濃厚な紅ズワイ蟹のソースをシャルドネが受けとめてくれる、良いマリアージュだ。 なれば、と 次のツマミもコチラで食べたかった一品「アワビのウニソース」も頂こう。 続けて同じ白も。 うん! 美味しい! まるでフレンチのビストロに来たようだ。 余談かもしれないが、食事中のご主人との会話から、ご主人はこの辺りで飲食することがあまり無く、いつも名古屋まで出かけているそうだ。 そんなご主人が「一度伺いたい憧れのお店が中区の大須にあるんですよ」と。 「ちなみに そちらは何という店名ですか?」と尋ねたところ、なんと私の実家だとおっしゃるのだ! 「私、実はそこが実家で、今は兄が家業を継いでおりますが…」との返事には ご主人も大層驚いた様子だった(笑) いやいや、ご縁とは どんなところにあるかわからないものだ。 「あの大◯◯さんが実家だなんて、これも台風が来なかったら…」 などと話をしながらの、思わぬ楽しい食事と語らいの席となった。 私の名刺をお渡しし、「もし行って頂けたら、この名刺を見せてあげてください。兄も今日の事はとても驚くと思います」と申し上げ、会計を済ませた。 ご主人、ご馳走様でした。 また四日市に来たら、是非とも再訪させて頂きます。

2024/08訪問

1回

和風ダイニング やえびし

宮古島市/沖縄料理、日本料理

3.36

79

¥5,000~¥5,999

-

定休日
-

夜の点数:4.3

宮古島東急ホテル&リゾーツの中にある和食と中華料理が楽しめるレストラン。 私の59回目の誕生日は それを共に祝ってくれる妻と共にコチラでお世話になることにした。 コチラでは和食と中華の他に寿司カウンターや鉄板焼コーナーも併設され、勿論沖縄の郷土料理まで様々なメニューを楽しむことができる。 今回は放栓料を支払い、ワインは北海道・余市の「平川ワイナリー」の「エスプリ」という、平川ワイナリーのトップキュヴェ「ローブ」のセカンドを持ち込ませてもらった。 北の大地が育んだワインを南の島で楽しむのも一興だろう。 先ずはビールを。勿論オリオンだ。 アサヒがライセンス生産するようになってからは内地でも楽しめるようになったが、なぜか沖縄で飲むオリオンは以前と同じように美味しいままで頂けるのが不思議だ。 きっと沖縄の風土に合っているのかもしれない。 料理はコースもあるが、今回は全てアラカルトで注文した。 その口取りの意味を込めて注文した「ミミガー」。 コリコリとした歯ごたえを楽しむのだか、コチラではそれをジーマミー(沖縄でピーナッツの意味)で和えてある。 せっかちな私は何か口に運ぶものがないと酒が進まないがそれを満たしてくれた。 お造りの五種盛りが。 沖縄近海で捕れる白身魚「ミーバイ」、「アカマチ」と、他も近海であがるセーイカ、キハダマグロ、シマアジが盛り込まれていて、どれもがとても美味しい。 なかには「沖縄の魚は美味しいのかなぁ…」と懐疑的な諸兄もいらっしゃるようだが、なんのなんの!  沖縄の魚はとても美味しいんです。 キハダマグロやカツオは沖縄近海でよく捕れるので、台風でもない限り冷凍物など一切無い。 その他の魚介類も、逆に この地に来ないと食べることすらかなわない素敵な海の幸(例えばヤシガニ等)が沢山ある。 その海の幸の一つ、鮑を。 中華料理も出来るので和食と どちらかの好みの料理方が選べるのだが、これは和食の酒蒸しに。 別添えになっている肝のソースを付けて頂くのだが、シンプルに蒸しあげた鮑をそれと一緒に食べるのは、もはや美味しいが決定しているようなもの。 文句の付けようがない美味しさだ。 もう一品 海の幸を。伊勢海老だ。 沖縄では伊勢海老も捕れる。 その地物の伊勢海老も次の料理を勘案して和食仕立てで。 半身にカットされた伊勢海老を、頭の味噌を取り出し雲丹と合わせた物をソースとして焼き上げる。 時に鉄板焼を食べる時に思うのだが、鮮度の良い魚介類はあれこれと凝った技法で調理するよりも、あまり手を加えない、シンプルに焼き上げた物をシンプルなソースで食べるのが一番美味しいのでは…と思うことがあるが、今回の鮑といい伊勢海老といい、まさにその調理方法に近い、素材の味を最大限に活かしたものだった。 さぁ、そろそろ中華料理も頂きたくなった。 ミーバイの黒酢あんかけをお願いした。 先に刺身でも登場したミーバイ。 鮮やかな赤色の魚体のハタ科の白身魚は沖縄では高級魚だ。 そのミーバイをカラッと揚げて、野菜と合わせた黒酢の餡をかける。 サッと炒めた野菜を黒酢のさっぱりとした餡にしたソースで、ミーバイは先程の刺身とは違う魅力を振り舞いてくれる。 もう一品、中華料理を。 海老のマヨネーズソースにはシークヮーサーの風味を加えたもの。 えもいわれぬ美味しさはシークヮーサーの爽やかさが演出したものだろう。 様々な料理をワインを共に楽しめば、いつからか店内には三線の音色が。 沖縄民謡を三線の演奏と共に歌って聞かせてくれるのだ。 私の好きな「安里屋ユンタ」を歌ってくれた時には、ちょっと恥ずかしかったが「さぁー ゆぃゆぃー」と合いの手を入れると演奏もノリノリになってくれた。   素敵な演奏にいつしかワインも空になり、次なるは勿論泡盛だ。 休日に見学に訪れた「多良川」のフラッグシップ「久遠」を頂こう。 最後の〆にはソーメンチャンプルーだ。 コチラのソーメンチャンプルーの量は凄まじい。 とてもレギュラーサイズのは私達初老の夫婦では完食するのは無理だ。 そこで「ハーフサイズで…」とお願いしてみると快く了解して頂いた。 料理に酔い、酒に酔い、歌に酔い…… 素晴らしい宮古島での夜を過ごすことができた。

2023/08訪問

1回

鮨金

高岡、高岡、末広町/寿司、海鮮、日本料理

3.59

91

¥10,000~¥14,999

-

定休日
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夜の点数:4.3

金沢に出張に来ていて、その休日。 富山に妻を連れだって遊びに来てみた。 これはあくまでも私の主観だが、同じ北陸地方でも富山県の海鮮の美味しさは頭一つ抜けたものだと思っている。 やはり富山湾の恵みというのは素晴らしく、四季折々の楽しみ、喜びを与えてくれるからだ。 寿司もまた然り。 やはりネタが良いということは 寿司を提供する店として他との比較上、大きなビフォアだ。 その富山県高岡市に美味しい寿司を食べさせてくれるお店があるという。 それがコチラ「鮨金」さんだ。 あまりにも楽しみにしていた為、予定よりも随分早く到着してしまったので、お店の開店時間まで近くにある高岡大仏に参拝をすることになり、その後暖簾をくぐった。 温和な笑顔の大将に迎えられ、Lの字型のカウンターの、短い方の席に腰を下ろした。 最初から予約の段階で料理の内容はお任せでお願いしておいたので、先ずは飲み物から。 やはり「勝駒」だろう。 富山県高岡市の、北陸を、いや日本を代表する程の銘酒だ。 これと共に先付の若竹煮が。 春を代表する「出逢い物」だ。 続いて白エビの刺身が。 これぞホタルイカと並ぶ、富山湾の春の代名詞だ。 淡白でもあり、甘やかな刺身は まさに「富山湾の宝石」だ。 次に刺身の盛り合わせだ。 鰤、中トロ、平目、甘エビとが盛り合わされた刺身達は それぞれ申し分のない美味しさだ。 先程紹介した もう一つの春の富山湾を代表するホタルイカが紅ズワイガニと共に酢味噌あえで。 ホタルイカは他でも捕れるが、富山湾産の物はこれもまた違いがはっきりと解る程良質の物だ。 それを名残りの紅ズワイガニと共に味わえば 過ぎ行く季節と新しい季節との移ろいを器の中で感じさせてくれる。 茶碗蒸しだ。 私の大好物であり、亡くなった父親の大好物でもあった。 優しい味わいに心がホッと落ち着く。 銀ダラの西京味噌漬焼きも。 自家製の西京味噌は強肴として銀ダラの旨さを引き出している。 勝駒も進んでしまう。お代わりだ。 大将の「そろそろ握りますか?」との声がかかったものの、これまでの料理の旨さ、勝駒の旨さにまだまだ酔いしれていたい。 いつの間にか隣に座っていたご常連と思われる御仁が  酒と共に注文していた穴子やイカの下足が やたら美味しそうに見えてしまい、 「大将、私達にもお隣と同じ穴子と下足焼きを。」と追加をお願いした。 それを聞いたご常連が「ここの穴子、美味しいんだよね」と声をかけてくださり、おかげ様で和やかな席となった。 ひとしきり酒と肴を堪能させてもらい、そろそろ妻がお待ちかねの寿司を握って頂だこう。 先ずは先程刺身で頂いた白エビからだ。 寿司ネタとしても勿論美味しいのだが、その繊細で小さな白エビを崩すことなく握りにして提供できるのは やはり職人技だろう。 その後は平目を昆布締めにした物が。 富山県民はとにかく昆布が好きだ。 その昆布の旨味を移した平目は、鮮度の良さを残した平目とはまた別の魅力がある。 その後は幾つかのネタを握ってもらい、まだまだとばかりに追加の寿司もお願いした。 会計をしてもらう際に、先程のご常連の御仁が私達に 「お土産を持って帰ったら?」と声をかけてくださった。 なんでもコチラの稲荷寿司は 御仁がこれから同伴出勤する女性のお店に持たせると お店の女性達が大変喜んでくれる大好評のお土産だそうだが、そのお店に持っていく稲荷寿司を私達にも少し分けてくださるそうだ。 観光客と一目で解る私達にも優しい声をかけてくださる常連さんがいらっしゃる事が、コチラのお店の客筋の良さ、ひいてはお店の品格を感じさせる出来事だった。 御仁と連れの女性に感謝申し上げ、大将にもお礼を言い、稲荷寿司を手にお店を後にした。 とても気持ちの良い夜だった。 大将、お店の皆さん、そして優しい言葉をかけてくださったご常連の御仁。 皆さんに、美味しい料理と寿司にまた会いに来ますね。 ありがとうございました。ご馳走様でした。

2023/04訪問

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