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宮崎市・橘通東に店を構える鮨店「ひとつ」。2022年に誕生した新しい店だが、扉を開いた瞬間に感じる空気は、年数以上の落ち着きと洗練をまとっている。上質な木のカウンターと柔らかい照明がつくる静けさが心地よく、席に座っただけで特別な時間の始まりを予感させる。 大将とは、彼が「一心」にいた頃に握ってもらって以来の再会。あのときの丁寧な所作と静かな情熱が印象に残っていたが、独立してからの今は、その芯の強さにさらに磨きがかかっているように感じた。寡黙ながら、魚と向き合う姿勢が迷いなく、美しい。 この日いただいたおまかせは、最初の穴子から記憶に残る仕上がり。ふわりとほどける柔らかさに品のいい甘みがあり、序盤から気持ちが澄んでいく。白身は清らかな旨みがあり、コウイカはねっとりと深い甘さが際立つ。赤身はしっとりとした質感と力強さのバランスが抜群で、シャリとの調和がとても良い。 シャリは赤酢と米酢を使い分けているようで、ネタごとの魅力を引き出すための温度と酢のキレが計算されている。一貫ごとに表情が違うのに、全体としては流れがきれいに繋がる。握りの間の“間合い”も含めて、鮨のリズムを心地よく感じられる。 店全体の空気もまた魅力で、過剰な演出は一切なく、ただ大将の誠実な仕事が空間を満たしている。静かに鮨と向き合える、凛とした美しさがある。 一心の頃に握ってもらった手が、独立後も変わらず、そして確かに進化している。宮崎の鮨を今の形で味わいたいとき、間違いなく選びたい一軒。 静けさの中で、一貫ごとに心が整っていくような時間だった。
2025/11訪問
1回
築地駅からほど近い路地に佇む 鮨 忠(すし ただ) は、白木の引き戸をそっと開けると凛とした空気に包まれる 大人の江戸前鮨店 です。職人の確かな技が息づく 熟成酢を使ったシャリと選び抜かれた旬の魚介 による握りは、ひとつひとつに素材の旨味と繊細な仕事を感じさせました。鮑や蛤など丁寧に火入れされた逸品料理は、江戸前の伝統を大切にしながらも新しい表現を加えられ、口の中で豊かな味わいが広がります。カウンターはわずか8席という贅沢な空間で、大将との会話を楽しみながら、静かに味わう時間そのものが特別な体験となりました。提供される寿司のひとつひとつが、季節の恵みと職人の矜持を感じさせる秀逸な内容で、素材の質と技術の高さに心から感動しました。落ち着いた雰囲気の中で、丁寧に仕上げられた江戸前鮨をじっくり堪能できる、極上の鮨体験ができるお店です。 
2025/12訪問
1回
東京都渋谷区恵比寿南に佇む江戸前鮨の名店 恵比寿 えんどう での体験は、職人の技と季節の素材が織り成す極上の時間そのものです。店舗は恵比寿駅から徒歩数分のビル4階にあり、完全予約制の落ち着いた空間が用意されています。木の温かみを感じるカウンター席はほんの数席だけで、目の前で握られる一貫一貫に店主のこだわりが込められています。 こちらの鮨は、伝統的な江戸前の技法を尊重しながらも独自の解釈で素材を引き立てるスタイルが印象的です。例えば、目の前に並んだ鮪は色艶豊かで、口に含むとふわりとほどけるようなシャリと絶妙なバランスを見せます。季節の白身や光物も、素材の鮮度を活かした仕事によって、ゆっくり味わいたくなる繊細な味わいです。どの握りも醤油や薬味に頼らず、素材そのものの味わいを感じられる構成になっており、噛み締めるほどに魚の旨味が深く広がります。 コースの合間には、上質なそばや色彩豊かな小皿料理も供され、次に出る一貫への期待が自然と高まります。茶や出汁が料理をつなぎ、全体としてとても調和のとれた流れです。店主の飾らない語り口や所作も、カウンター越しの食事をより豊かなものにしてくれます。 厳選された旬の素材と職人技による江戸前鮨の真髄を味わえるこの店は、鮨好きはもちろん、上質な和食体験を求める方にも強くおすすめしたい一軒です。季節ごとに異なる品書きを楽しみながら、ここでしか味わえない一貫一貫を堪能しました。
2025/12訪問
1回
銀座の中でも特に静けさと品格が漂う一角に佇む鮨店「はっこく」。開業以来、赤酢の鮨を現代的に磨き上げた店として知られ、三つのカウンターがそれぞれ独自の世界観を持つ造りになっています。カウンター越しに伝わる緊張感と職人の集中力が、この店独特の空気を生み出しています。 握り中心の一本勝負で、序盤から終盤までの流れがとても美しい組み立てでした。平目や春子鯛の清らかな旨さから始まり、甘海老、赤貝は香りが立ち上がるような鮮度。香箱蟹の濃密な味わい、いくらの張りと瑞々しさ、鮟肝のまろやかさが続きます。柳鰈や鰤は季節感があり、鰆の西京漬は香りの余韻が心地よい仕立てでした。 真鯛昆布締めは旨味が端正に閉じ込められ、墨烏賊は滑らかで芯のある食感。小肌は締め加減のバランスが見事で、車海老は噛むほどに甘さが伸びていきます。梶子魚、鰹、鮪と続く頃には赤酢のシャリとの調和がさらに際立ち、雲丹、穴子、玉へと至る終盤の流れは静かな余韻を残してくれました。 赤酢のシャリはやわらかすぎず固すぎず、ネタの個性を受け止める芯のある味わいで、口の中でほぐれる瞬間まで計算されたような一体感があります。お酒を飲まなくても、鮨だけで食事全体が完成していると分かる構成でした。 店の歴史はまだ新しいものの、江戸前鮨の伝統を軸にしながら、現代の感覚で表現した「らしさ」が際立つ一軒。静けさの中に粋が宿る、銀座らしい体験を味わえる店でした。
2025/11訪問
1回
静岡に訪れた際に、評判を聞いて「魚弥長久」さんを初訪問。 落ち着いた和の空間で、ゆったりとした時間を過ごせました。 今回は名物の「鮪のしゃぶしゃぶ」を注文。南鮪・カジキ・トンボと三種の鮪を出汁でいただく贅沢な一品で、それぞれの食感と旨味の違いが楽しめます。特に南鮪の赤身は濃厚で、口に入れた瞬間に広がる旨味が格別でした。 また、お刺身の盛り合わせ「魚弥長久盛り」も見た目が美しく、地魚の新鮮さに驚きました。どの魚も脂のノリが程よく、日本酒が進みます。 スタッフの方の対応も丁寧で、食事のタイミングを見計らってくれる配慮が嬉しかったです。 静岡で本当に美味しい魚を味わいたい方に、心からおすすめしたい名店です。また必ず伺います。
2025/05訪問
1回
恵比寿の路地裏にひっそりと佇む「鮨 くりや川」。 柔らかな照明に包まれた白木のカウンターは、凛とした静けさと温もりを同時に纏う。 一皿ごとに流れる“間”が美しく、料理と空気が呼応しているような上質な時間だった。 最初の一貫、中トロ。 しっとりと脂が溶け、酸味を含んだ赤酢のシャリがそれを見事に受け止める。 口中に広がる旨味の層が深く、最初の一口にして店の力量が伝わる。 続く冷菜は、車海老とジュレ。 ぷりっとした海老の食感に柚子の香りがふわりと重なり、 冷たくも柔らかな酸が味覚を整える見事な設計。 石皿に薄く引かれた白身。 わずかな熟成香と塩気が上品で、透明な旨味の輪郭が立ち上がる。 添えられた薬味の香りも繊細で、職人の調整力が感じられる。 赤身は漬けの火入れが完璧で、 鉄分の香りを残しながらも角がなく、まるで和のブイヨンのように広がる。 いくらは小粒ながら皮が柔らかく、 噛むと中から澄んだ塩味と海の香りが穏やかに溶け出す。 途中の小丼はトマトと卵黄の組み合わせ。 見た目の美しさもさることながら、甘み・酸味・旨味の調和が見事で、 まるで口の中で季節が変わるような感覚。 雲丹の軍艦は圧巻。 舌に触れた瞬間に溶け、海苔の香りが立ち上がる。 雑味のない甘みが長く続き、これぞ鮨の極みと感じる一貫。 箸休めのように供された山菜の一皿は、 食感のコントラストと香りが繊細で、全体のリズムを整える役割を果たしていた。 赤身の刺身は見た目にも美しく、 程よい温度で供されることで、脂と旨味が自然に解け合う。 その後に出された握りは、どれも完成度が高い。 白身の清涼感、イカのねっとりとした甘み、光物の締め具合、 どれも温度・香り・塩梅が研ぎ澄まされていた。 穴子はふっくらと柔らかく、 煮詰めの香ばしさが控えめに漂う。二段仕立ての重なりが美しく、 見た目にも味にも職人の自信が表れている。 茶碗蒸しは茸の香りが深く、出汁の厚みが心に沁みる。 華やかさよりも落ち着きのある味で、料理全体の静かなクライマックスを演出していた。 巻物は締めとして理想的な一本。 海苔の香り、赤酢の酸、まぐろの旨味が三位一体となり、 余韻に“静かな充実”を残す。 そしてデザート。 ガラス皿に盛られたカカオの一皿は、まるで森の土壌を思わせるような演出。 苦味の奥にほのかな甘みと清涼感があり、 鮨の余韻を壊さず、むしろ完成させる締めくくりとなっていた。 職人の所作、料理の温度、間の取り方。 すべてが一つの流れとして構築されており、 「鮨を食べる」という行為そのものが、静かな芸術体験に昇華されている。 華やかさではなく、正確さと美意識の中にある贅沢。 恵比寿「鮨 くりや川」は、 “熟練の技と静寂の美”が交差する、まさに現代江戸前の理想形といえる。
2025/11訪問
1回
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 神楽坂の静かな名店。巻物まで感動の一貫 神楽坂の裏路地にひっそりと佇む「すし ふくづか」。 静かな雰囲気の中で、丁寧に仕立てられた鮨をじっくりと味わえる隠れ家的なお店です。 この日はおまかせコースをいただきました。 一貫一貫に誠実さを感じる仕事 ネタの鮮度は申し分なく、特に白身の昆布締めや中トロの熟成加減が絶妙でした。 シャリは小ぶりで柔らかくほどけるような口当たり。酢の塩梅も上品で、ネタとの調和を感じます。 巻物の完成度に驚き 特筆すべきはコース終盤の巻物。 細部まで計算された味わいで、濃淡のある具材のバランスが絶妙。 「巻物って、こんなに美味しかったんだ」と改めて感じるレベルの高さでした。 落ち着いた空間と程よい距離感の接客 大将は穏やかで無駄のない所作。スタッフの方も控えめながら的確な対応で、リラックスして過ごせました。 ⸻ 華美な演出はなく、静かに本物を出す一軒。 巻物まで手を抜かないその姿勢に、職人の心意気を感じました。 また季節を変えて訪れたいお店です。
2025/06訪問
1回
銀座で特別な鮨体験を求めて訪れた 佐たけ さん。東京都中央区銀座8-14-9、DUPLEX銀座タワー8/14 の1階にある名店です。住所情報も正確です。  店内は落ち着いた和の空間で、職人の所作が一つひとつの握りに宿っています。歴史ある江戸前鮨の技術を受け継ぎながら、素材の良さを最大限に引き出す丁寧な仕事が随所に感じられました。目の前で仕上げられる鮨は、ネタとシャリのバランスが見事で、ひと口ごとに魚の旨味が舌の上に広がっていきます。  カウンター越しの会話や落ち着いた雰囲気が心地よく、贅沢な時間を過ごすことができました。銀座の中でも特別感のある寿司体験として、多くの人におすすめしたいお店です。
2025/12訪問
1回
恵比寿の静かなエリアに佇む「鮨よしかわ」。木の温もりが心地よいカウンターに座ると、凛とした空気の中で、職人が一貫ずつ丁寧に鮨を仕立てていく。気取らず、媚びず、ただ本質を追求したような世界観がそこにある。 中でも強烈に印象に残ったのが、“巻かれるもの”たちの存在感。とろと卵黄を組み合わせた「黄身のづけ」は、濃厚ながらもキレがあり、口に入れた瞬間、海苔とシャリがその余韻をきれいにまとめてくれる。さらに終盤に登場するスペシャルロールは、雲丹・卵黄・とろが美しく整列され、目の前で巻き上げられていくライブ感も含めて、ひとつの作品のよう。食べる前から、その完成度の高さを確信させてくれる。 握りやつまみも緻密なバランスで構成されていて、特に穴子の仕立てが秀逸。ふっくらとした煮加減に香ばしいツメが重なり、シンプルながら深い余韻が残る。最後のデザートまで抜かりなく、構成全体が美しく完結していた。
2025/08訪問
1回
2024/03訪問
1回
再訪問しました。前回と同じく落ち着いた雰囲気の中で、大将の丁寧な仕事ぶりが伝わり、安心して食事を楽しむことができました。 握りのテンポや流れも心地よく、口に含むと広がる余韻に改めて魅了されました。時間の経過を忘れてしまうような満足感があります。 店内は清潔感と温かみがあり、スタッフの接客も変わらず行き届いていて心地よい時間を過ごせました。細やかな気配りが自然に感じられる点も大きな魅力です。 初訪問のときの印象が再確認できただけでなく、さらに良さが際立ったように思います。また訪れたいと感じさせてくれる一軒です。