2回
2022/02 訪問
一皿毎にまるで一輪の薔薇のような浪漫に乾杯。
先日の北陸遠征6軒目は此方へふらりと。
積雪量と道から噴き出る水?にビビりながら
道に迷っていたら急に到着した記憶。
凍えていたら待合でお茶を出していただき席へ。
車で呑めないのでノンアルコールの白からスタート。
~アオリイカにレモンのソース、キャビアを添えて
ぶっちぎりの旨味は
甘みの奥底から迫り上がるように込み上げる。
丁寧にして繊細。
柑橘の持つ酸味の奥に広がる甘みを
キャビアで早めてアオリイカに合わせる。幻想の域。
~養殖の真ハタをレアに、チョリソーオイルとレタスの出汁で
養殖だからこその油分に
チョリソーオイルが優しく行き渡り
繊維によって閉じ込められる。
レタスの出汁は仄かだが
しっかり向き合って支えてくれる。
皮は切れにくいが、だからこそ口内で柔らかく
オイリーな余韻を残していく。
~養殖の鮒をタタキに
ミリ単位で調整されていて、とても楽しい。
~海老芋にコンソメを添えて
海老芋は敢えて水分を少なくしてあり
口の中に滞在する時間を引き伸ばす絶妙さ
それによって混ぜ合わさる回数を増やし
余韻がより一層の儚さを増す。
足し算なのに割り算、素敵。
溜息が出るほど全てにおいてハイレベル。
今年のベストグルメトップ3に入るだろう。
来訪時は食べログ3.0台だったなんて信じられなかったが
現時点では高い評価をされている。
(正直食べログに掲載する時は流行ってほしくなかったので
3.5くらいにしておこうと思っていたが杞憂だったようだ笑)
ロマン性の高い彼らの料理には魂が映り込んでいて
一皿ごとに全力を尽くされているのが分かる。
食べ終わって、シェフやオーナーに対し
これほど前向きな気持ちで会いたいと思ったのは
とても久しぶり。素敵な時間をありがとうございました。
ご馳走様でした。
2022/08/12 更新
先日の北陸遠征3軒目は此方へふらりと。
会食なのに、前日の呑み過ぎ、サウナ入り過ぎ、
そして踊り過ぎによって超絶二日酔い。
多分人生で一番しんどかった。。
それでもあたたかく迎えてくださって
やっぱり福井はいいなぁと思いました。(自分のせいです)
この日はランチタイムでしたが
ディナーメニューをいただきました。
~瀬付き鯵
油分の含有量を活かしつつも
フレッシュな野菜の甘みで良い塩梅に仕上げている。
~黒梅
梅の旨味を存分に引き立たせ
熟成の風味に切り替える。
鱧をジューシーに仕上げ柔らかさの中に
秘められた深みを探る。
~吉川茄子
茄子の水分を調節する良い火入れで
ステーキのような旨味を引き出す絶妙な技に
カカオで甘みと渋みをワンポイントで加える。
最後にプレートまでご用意くださって
ありがとうございました。
後半は私もすっかり元気を取り戻し、
その勢いで4軒目へ、、。
ご馳走様でした。