2回
約10年振りの再訪、初めてのディナー利用。
もう、素晴らしいの一言。
私の理想を具現化した味。
すっかり写真を残す事をしなくなった私が、これは記録に残さないと!と食べかけの写真を撮る始末。
それ程、満足した体験でした。
頂いたもの達
⚪︎前菜盛り合わせ
⚪︎北京ダック
⚪︎ふかひれ、鮑、乾貨の蒸しスープ
⚫︎(彼)とうもろこしのスープ
⚪︎海老春巻き
⚪︎小籠包
⚪︎太刀魚の豆豉ソース
⚪︎カイラン菜の塩炒め
飲んだもの達
⚪︎エリック・ロデス グラン・クリュ ブラン・ド・ノアール
⚫︎マンゴー梅酒水割り
⚪︎紹興酒 10年物
全てハズレ無し。
迷いのない、細く力強い線で縁取られた輪郭。
その中を、「素材と温度」という二つのエネルギーを調理により最高の状態に導かれた命達が満たしている。
食材の尊厳が存在する、正に私が思う食の意味の一つを全てから感じた。
「味付け」ではない品々。
味覚の琴線を撫でる・掠る「風味」の気高さ。
舌と鼻で感じる素材の良さ。
気が抜けていない調理過程。
(とはいえ、統制感満載ではないのが肝)
さらに、
リラックスしながらゆったりと食事を楽しめる空間。
その上、空気も綺麗。
(喫煙ルームも店内にあり。彼にも優しい設計)
もう、本当に素晴らしい。
ノンストレス。
そして、名物の北京ダックは噂に違わぬ美味しさ!
完成系ここにあり!です。
(次回は、ランチにダックを3〜4本、あとはスープと点心とチャーハンなんて良いね❤️と計画)
それから、ふかひれと鮑の蒸しスープも絶品です。
この素材で(目に見えない陰の子達も含め)、予約不用で、このお値段で、もう感動。
ヒレも干海鼠も鮑も枸杞も、品のある格と質。
心身が弱りそうになったら、この子を頼る。
太刀魚もソースが美味しい。「ソース」の意味を理解した組み立て方。
またお野菜も美味しかったぁ。ズッキーニの火入れまで完璧。ジューシーさが半端ない。
カラーピーマン、、、でいいのかしら?それとも南蛮?も甘くて、でもピーマン感が夏を感じさせてくれて美味しかった。
前菜のクラゲもそうだったけど、
「どうやって作っているの?」という驚きが何気ない所に潜んでいて、料理好きとしてはワクワクが止まらない。
カイラン菜も、この子に見合った栽培方法だからこその健やかさが溢れていて、その命を大切に調理したからこその美しさが忘れられない。
「食材が気持ち良さそう」なお料理の数々。
そんな印象を受けた一晩。
私の考える豊かな食を、愛する人と分かち合えたかけがえのない時間でした。
ご馳走様でした。
ただ、飲み物の系統がイマイチ合ってない。
こちらのお料理にこれはどうなの?なラインナップ。
ドゥラモット、ペリエ・ジュエ、クリスタル系が欲しい。
それから、レンゲが擦れて黒ずんでいたのは信じられない笑
家であんなのを出したら指摘されます。非難されます。ちゃんとしなさいと釘を刺されます。
よって、〆の炭水化物とデザートは辞めて、上階のバーにてペリエ・ジュエのベル・エポックをグラスで。
気前が良い量で、最後まで満足!
2024/08/19 更新
2014/03 訪問
2024/08/17 更新
初めて北京ダックを美味しいと思った。隅々まで美味しく、空気まで快適。
2024/08/17 更新