hiromu-yさんが投稿したぬた屋(熊本/熊本城前)の口コミ詳細

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ぬた屋花畑町、辛島町、熊本城・市役所前/うなぎ

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2022/11 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

鰻のライブクッキングフルコース

18時30分の一斉スタート。
暖簾をくぐると、わずか7席だけの静かな空間に灯る職人の気配。今日の主役は、一本のウナギ。その命を余すことなく味わい尽くす、珠玉のフルコースが始まる。

水茄子

まず供されるのは、瑞々しい水茄子。皮は薄く、果肉はしっとりと甘く、まるで水を食べているかのような清涼感。ウナギの濃厚な世界へと誘う、静かな序章。

白焼き(関西風)

骨を抜き、腹開きにしたウナギを炭火で一気に焼き上げる関西風白焼き。皮はパリッと香ばしく、身はふっくら。塩と山葵でいただけば、ウナギ本来の旨みが際立つ。火の力を感じる一皿。

白焼き(関東風)

背開きにし、蒸してから焼く関東風白焼きは、しっとりとした食感と繊細な香りが特徴。蒸しによって脂が落ち、上品な味わいに。同じ白焼きでも、ここまで違うのかと驚かされる。

うなぎの南蛮

揚げたウナギに甘酢を絡め、香味野菜とともに供される南蛮漬け。外はカリッと、中はふわり。酸味が脂を引き締め、食欲をさらに掻き立てる。コースの中盤に差し込まれる、鮮やかなアクセント。

蒲焼

甘辛いタレを纏った蒲焼は、まさにウナギの王道。香ばしさと濃厚な旨みが口いっぱいに広がり、白ご飯との相性は言うまでもない。タレの深みは、職人の年輪そのもの。

白ご飯

最後に供される白ご飯は、粒立ちが美しく、ほんのり甘い。蒲焼の余韻を受け止め、静かに締めくくる。ここまでの流れを、優しく包み込むような存在。

日本酒の品揃えも豊富で、料理に合わせてペアリングを楽しむことができるのも魅力。一本のウナギを通して、火・水・酸・甘・香が交差する、まさに“物語”のようなコースでした。

2025/11/23 更新

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