sean1962さんが投稿したさざれ(東京/駒場東大前)の口コミ詳細

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せーちゃんの食べ歩き

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さざれ駒場東大前/日本料理

1

  • 夜の点数:3.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2026/02 訪問

  • 夜の点数:3.8

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

今は「さざれ」だがきっと洗練された「巌」になる

バレンタインの喧騒に湧く渋谷から二駅離れただけで静けさは際立つ。夕暮れの東大駒場に家内と2人降り立った。住所非公開だが予約するとすぐに店主から送られてきたメールにあるアドレスをGoogleマップに登録しておいたから迷う事なく辿り着いた。半地下にある入り口から中を伺うと気づいた店主が迎え入れてくれる。店内には赤い切出しの大きなテーブルが目立つ。荷物を置いて4席だけのカウンターの奥に陣取る。17時一斉スタートなのでもう一組の客が来るまで真澄のスパークリングを飲みながら待つ。思っていて以上に発泡性が強くドライな風味。今宵は店主 高村信之氏のおまかせコース16,500円。カウンターの反対側の隅には切り分けられた素材が出番を待っている。程なくしてもう一組も揃い宴はスタート。突き出しはマグロに下味をつけた茎わさびに燻した玉露を散らした品。玉露の香りが上品に漂う。マグロで茎わさびを包み口に運ぶ。マグロのぬるりとした食感と茎わさびのシャリっとした食感に玉露のカリッとした食感。うむ、口の中は賑やかだが嫌じゃない。真澄の泡が加わりビートとリズムの華やかな余韻を残す。お勧めの日本酒を聞くと栃木県さくら市仙禽さんの「立春朝搾り令和八年丙午二月四日」。好きなお猪口を選んで一口。仄かな酸味が口の中に広がり円やかな旨みが舌に響く。美味い、仄かに濁酒の様な味わい、杯が進むヤツだ。これで迎え撃つのは萩産河豚の白子を焼いてご飯の上に乗せかんずりの餡をかけた一品。絶対に美味いやつ。ほら、旨い!口の中に入れた途端白子が解れ溶け出しご飯とかんずりの餡に混ざり合い、舌の上でワルツを踊り出す。顔がにやけるのが分かる。目を閉じて味覚に集中。そして仙禽。たまらん!タラの芽とウドの椀もので落ち着こうじゃないか、一足早い山の恵みを澄んだお出汁で頂く。口の中だけではなく腹の底から温まる。身体が整う。お造りはおこぜ、真鯛に縞鯵。迎え撃つのは三重 木屋正酒造の「而今 山田錦」。正統派には正統派が定石。まずはおこぜから自家製の柚子胡椒を乗せ岩塩で頂く。うんっ、おこぜの旨みが強い、これ熟成させてるな。エッジの効いた柚子胡椒が口内を走り回り岩塩が熟成された甘みをレリーフの様に浮かび上がらせる。而今をぐびっ、次いで真鯛。而今ぐびっ、縞鯵…極楽浄土とはこの事か、、堪能していると揚げ物の良い香りが漂っている。瀬戸内産真河豚の唐揚げは重量感溢れる一品、力強く身体を活性化してくれる。目まぐるしく様々な味わいが行き交う中、味変的?に供されたのは自家製唐墨を蕾菜に被らせた旬の味。芥子菜の脇芽の嫋やかな風味がねっとりとした旨味の唐墨と溶け合い奥行きのある味わい。ベスト・オブ・酒の肴だな。箸休めは金柑の甘麹漬け。金柑が甘麹と一体化して口の中をリセット。さらに而今でリセット、てか、ただの呑兵衛だね。おいおい、またまた酒呑みには堪らん絵面。飯蛸の大葉味噌巻きだと!柔らかく炊いた飯蛸の足を大葉味噌で頂く。蛸の旨みを大葉が包み味噌の塩味が甘みを醸し出す。あれっ、而今無くなっちゃったよ、すみません、お勧めの日本酒もう一合ください。結構飲んでいる気もするが気の所為、気の所為。などと一人で頷いていると飯蛸の頭を炊いたものが半身でポンと出される。うわー、卵がぎっしり詰まっている。箸で持つと重い。これを一口で頬張る。口の中にプチプチが広がる。これぞ飯蛸の醍醐味。黒龍と飯蛸の饗宴だ!沸る欲望を一旦治める一品は何の変哲もない厚焼卵。この山本由伸投手の様な緩急自在な球の出し入れ、ただものじゃない。甘い味付けの卵焼きにほっこりする。添えられた鬼おろしも胃腸に優しい。そしてメインは栃木産牛ヒレ肉蕗味噌掛け。肉自体も柔らかい赤身で旨みたっぷりなのだが、的確な火入れと蕗味噌の苦味が肉の旨みを更なる高みへと昇華する。そこそこお腹は膨れているがペロッと行けちゃう。締めは三品。あこや貝の菜葉炒めをご飯に乗せたミニ丼、温麺、塩むすび。全部でも良いし、どれか一つでも腹具合で選べる。家内はあこや貝丼、俺は塩むすび。アテに辛子明太子や紫蘇漬け、鮭、白菜の浅漬けなどが並んだ鉢が供された。うん.これつまみになるな。仙禽立春朝搾りをもう一合、これで飲み納めにしますから。ちびちび摘みながら飲んでいると高村店長が土鍋で炊いた熱々を握り出す。凄く熱そうだけど大丈夫って見ているうちに塩握りが出来上がる。お米は秋田産さきほこれ、海苔は有明産。こりゃ美味そうだ。海苔越しにお米の熱気が伝わる。ガブリと一口。海苔から磯の香りと潮の風味を感じる。塩を纏ったさきほこれは噛めば噛むほどに甘味が滲んで海苔醸す磯の香りが混じり合い懐かしさをもたらす。ホッとするねぇ。最後の甘味はいちごのジェラート酒麹クリーム添え。酒麹がジェラートに溶けて慎ましい甘みとなる。優しく口の中で溶けていく様は儚い。余韻を残すフィナーレ。ほうじ茶を飲んでいると高村店長が如何やら海苔弁を作っている。それってもしや⁈と見ていると持ち帰って食べてくださいと紙袋に入れて渡してくれた、おおっー、ありがたいね。あれだけお酒を飲んで、お土産付きでお支払い合計40,800円、コスパ良し。そして今朝、朝食としてさらなる余韻を楽しみました。「さきほこれ」にはおかかがたっぷり、その上に有明産の海苔が敷いてある。冷めても美味しい海苔弁、いただきました。高村店長39歳とまだ若いが技量は確かだし手際も良い。今は小さなお店でお客様の反応を見て日々精進されている感じ。更なる高みへと向かう準備期間と捉えた。また初夏に鱧が出たら行ってみよう。ご馳走さまです♪♯

  • 真澄スパークリング

  • 出番を待つ食材たち

  • 旬のマグロに茎わさび煎り玉露掛け

  • 萩の河豚の白子かんずりの餡掛け、口の中に幸せが溢れる

  • 仙禽立春朝搾り、これ美味しかった

  • たらの芽とうどの椀もの

  • おこぜ、真鯛、縞鯵

  • 而今 山田錦

  • 瀬戸内真河豚唐揚げ

  • 蕾菜唐墨乗せ

  • 金柑の甘麹漬け

  • 飯蛸の足大葉味噌巻き

  • 飯蛸の柔らか煮

  • 黒龍 しずく

  • 厚焼き卵鬼おろし添え

  • 栃木産牛ヒレ肉蕗味噌掛け

  • 香の物等等

  • あこや貝炒め丼

  • 塩むすび、秋田さきほこれと有明産の海苔

  • いちごのジェラート酒麹クリーム

  • お土産

  • お土産は海苔弁、おかかが美味しい

2026/02/15 更新

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