4回
2025/04 訪問
定点観測:薪火での調理になって毎年芸風が変化しているような?
コンセプト表紙
① キャベツ ★ キャベツ入り湯葉饅頭、2種のキャベツのソース(緑、白:コールラビ?)
② サヨリ ★ 朝漁れサヨリ、蕪葉のソースと卵のパウダー添え
③ メヒカリ ★ 朝漁れメヒカリの薪火炙り、キャベツの蕾のソースと発酵白菜添え
④ 卵、海苔、ノレソレ ★ フラン、骨+アラの出汁、生海苔、ノレソレ(穴子の稚魚)
⑤ 蛸、山菜(タラの芽、カタクリ、ナルコユリ、タカノツメ、コゴミ、セリ) ★ 蛸のマリネ、玉子茄子+ナッツのソース、虎河豚の生ハム掛け
⑥ 穴子 ★ 蒲焼き?
⑦ 山独活 ★ 山独活の薪火焼き、味噌のソースとチーズのパウダー掛け
⑧ メジマグロ ★ 炙り朝漁れメジマグロ(本鮪の幼魚)、乾燥海苔掛け
⑨ タラの芽 ★ シェフ栽培、朝採れタラの芽のフリット+薪火炙り、ピンク岩塩
⑩ 小麦:無農薬天日干し小麦の自家製パン ★ 省略
⑪ ヤナギガレイ、行者大蒜、亀の尾 ★ 行者大蒜+酒米のリゾット、ヤナギガレイの素揚げのせ
⑫ 経産牛、薩摩芋、イタドリ ★ オマケ:薪焼き芋
⑫ 経産牛、薩摩芋、イタドリ ★ 15ケ月肥育の経産牛(14歳)、イタドリの煮込み+岩塩添え
⑫ 経産牛、薩摩芋、イタドリ ★ 3種のソース(果実、赤ワイン、蕗の薹)
⑬ 四代目徳次郎、牛乳、苺 ★ 日光産天然かき氷、ジャージ牛の練乳掛け+アイスのせ、フレッシュ苺とコンポート
⑭ フレッシュハーブティ 省略
献立
2025/04/16 更新
2024/04 訪問
定点観測:かき氷営業始まりました〜
再訪
福島県花見遠征の〆で伺いました。
ご夫妻で営業されている大好きな地産地消フレンチです...3ケ月位前にTEL予約。
営業は夜のみMax2組8名により、内容的に収支が成り立っているのか意味不明な店舗の一つではあります...
ご登場した御料理は、 【献立】 ★ 補足説明
①【甘草】
★ 甘草のお浸し、オランデーズソース、岩塩
②【白魚】
★ 生白魚の梅肉ソース?餡かけ
③【タラの芽】
★ タラの芽のフリット+薪火仕上げ、ブレンド塩添え
④【河豚、チーズ】
★ 河豚(湯引き?)、朝搾りミルクのチーズ、フィンガーライム添え
⑤【春小鯛、菜花】
★ 春小鯛の薪火焼き、菜花+白菜のソテー添え、ブールブランソース
⑥【アカヤマドリタケ、卵】
★ フラン(洋風茶碗蒸し)、和製ポルチーニ茸のソース
⑦【剣先烏賊、白麹、タラの芽、蕗の薹】
★ 剣先烏賊の薪火焼き、コゴミ+タラの芽の白麹のリゾット、カタクリお浸し、蕗の薹味噌
⑧【穴子、海苔】
★ 穴子の薪火焼き、穴子の骨+アオサのスープ仕立て
⑨【筍、蛤】
★ 筍の薪火焼き、蛤、蛤出汁のクリームソース
⑩【薩摩芋、岩魚】
★ 発酵薩摩芋のペースト、青黴チーズ、岩魚のイクラ
⑪【ホワイトアスパラ、モリーユ茸】
★ ホワイトアスパラの炭火焼き、モリーユ茸(=アミカサ茸)、ブールブランソース
⑫【椎茸】
★ 椎茸の炭火焼き、ディル(ハーブ)添え
⑬【小麦、コスモス】
★ 自家製コスモス酵母のパン、クリームチーズ
⑭【牛肉、人参、なつはぜ】
★ 短角経産牛と人参の薪火焼き、肉汁とナツハゼのソース
⑮【四代目徳次郎、牛乳、苺、パッションフルーツ】
★ 日光「四代目徳次郎」のかき氷、苺+パッションフルーツのせ、2種のソース(ミルク、オレンジ)
⑯【ハーブティー】
★ フレッシュハーブティー
以下、食した所感。
・今回は恒例の目玉食材のプレゼンがなかったのが残念...
・過去2回も花見に絡めての訪問でしたが、今回は大きく様変わりした料理でした。山菜を多めに登用されたそうです。
・結果、①②のスタートから和食寄りなイメージ。
・④⑩:意外な魚介とチーズとの組合せ...ナルホドと思える料理です。
・⑥⑪:希少な茸を多用。⑤の風味は圧巻。
・⑧:穴子は天麩羅で食する機会が多いですが、薪火の微妙な火入れには敵わないとの印象。特に皮目の食感。
・⑬:1番様変わりしているかも?⑤あたりから供して頂けると料理のソースも満喫出来るのですが...【5.0】に届かない唯一の理由...
・⑭:腹パンにより、肉の半分を同行者へスルーパスしましたが必要なかったかも知れません。
・⑮:リクエストを忘れておりましたが、前回のリクエストをシェフが覚えておられ登場。今シーズンの初お披露目だそうです...感謝感謝。前回よりもカナリ、グレードアップしておりました。
ノンアルペアリングして、25千円チョットと都内ではあり得ない仕上がりでした。
地方巡業がやめらないと思わせる筆頭の店舗の一つです...
次回も4月に訪問して定点観測してみましょう。
①【甘草】 ★ 甘草のお浸し、オランデーズソース、岩塩
②【白魚】 ★ 生白魚の梅肉ソース?餡かけ
③【タラの芽】 ★ タラの芽のフリット+薪火仕上げ、ブレンド塩添え
④【河豚、チーズ】 ★ 河豚(湯引き?)、朝搾りミルクのチーズ、フィンガーライム添え
⑤【春小鯛、菜花】 ★ 春小鯛の薪火焼き、菜花+白菜のソテー添え、ブールブランソース
⑥【アカヤマドリタケ、卵】 ★ フラン(洋風茶碗蒸し)、和製ポルチーニ茸のソース
⑦【剣先烏賊、白麹、タラの芽、蕗の薹】 ★ 剣先烏賊の薪火焼き、コゴミ+タラの芽の白麹のリゾット、カタクリお浸し、蕗の薹味噌
⑧【穴子、海苔】 ★ 穴子の薪火焼き、穴子の骨+アオサのスープ仕立て
⑨【筍、蛤】 ★ 筍の薪火焼き、蛤、蛤出汁のクリームソース
⑩【薩摩芋、岩魚】 ★ 発酵薩摩芋のペースト、青黴チーズ、岩魚のイクラ
⑪【ホワイトアスパラ、モリーユ茸】 ★ ホワイトアスパラの炭火焼き、モリーユ茸(=アミカサ茸)、ブールブランソース
⑫【椎茸】 ★ 椎茸の炭火焼き、ディル(ハーブ)添え
⑬【小麦、コスモス】 ★ 自家製コスモス酵母のパン
⑬【小麦、コスモス】 ★ 自家製コスモス酵母のパン、クリームチーズ
⑭【牛肉、人参、なつはぜ】 ★ 短角経産牛と人参の薪火焼き、肉汁とナツハゼのソース
⑮【四代目徳次郎、牛乳、苺、パッションフルーツ】 ★ 日光「四代目徳次郎」のかき氷、苺+パッションフルーツのせ、2種のソース(ミルク、オレンジ)
⑯【ハーブティー】 ★ フレッシュハーブティー
⑯【ハーブティー】 ★ フレッシュハーブティー
2024/04/18 更新
2022/04 訪問
国内唯一?薪火xフレンチのガストロノミー
再訪
当初は、火力を薪火に変更された2021Mayに再訪の予定でしたが、諸事情により1年延期...
国内の純粋なフレンチで薪火を火力として使用されているのは、知る限り当店のみかと...
※ フレンチバスク料理は除きます。
至近2-3年は薪火料理にハマっておりまして、フレンチ+日本食の2系統が火入れの妙技に於いて、ツボにハマれば、イタリアンやスパニッシュよりも絶妙な火入れの料理が楽しめるとの持論。
いわき:当店、京丹後:縄屋 が、その2系統に於いて最先端をいくレストランでしょう。
今回も花見を兼ねてお邪魔。偶々、前回と同日の訪問でした...気合を入れて半年前にTEL予約です。
東京のレビュアー様ご家族を拉致して4名での訪問。
入店1855。
シェフが貸切りにしてくれておりました...感謝です。
以前と変わったのは、
・薪窯の設置。
・保温用ライトの増設(天井吊下げ型:1基 → カウンター埋込み型:5基を増設)。
・ガストロバック調理機材が厨房から消えた。
・お値段設定(税サ10%別)が、15、18千円 → 16千円へ統一。
・椅子もチョット変わったような...
・前回は纏めて目玉食材をご説明頂きましたが、今回は薪火料理の皿毎に調理前にご説明...何より、シェフも奥様もご説明の際に楽しそう。
でしょうか?
ご登場した【お料理】※:薪火料理、★:補足説明
①【タラの芽】※
★ タラの芽のフリット。仕上げに薪火で炙って、油を落としてます。シェフがブレンドした唐辛子入り?岩塩添え。
②【サヨリ、菜花】
★ サヨリ、キャベツ+菜花のソース、タンポポの新芽とフィンガーライム添え
③【メヒカリ】※
★ 菊芋のピューレ、白菜のピクルス添え
④【ズワイ蟹、根セロリ】
★♀ズワイ蟹、根セロリのピューレ
⑤【グリーンアスパラ、自家製ベーコン】※
★ 茹でグリーンアスパラ、白河高原清流豚のベーコン、マッシュルーム、卵+生クリームのソース、スペイン産オリーブ油(追い掛け)
⑥【筍、蛤】
★ 蒸し?筍と蛤、蛤のクリームソース
⑦【ホワイトアスパラ】※
★ 川俣軍鶏30kg煮込んだ出汁+生クリームのソース
⑧【フラン、ノドグロ】※
★ 薪火焼きノドグロとアミガサダケのせ
⑨【椎茸】※
★ ディル(イノンド:ハーブ)のせ
⑩【メバル、菜花】※
★ 菜花のピューレ、キャベツのピクルス添え
⑪【パン、バター】
★ 自家製パン、ジャージ牛の発酵バター
⑫【経産牛】※
★ 13年モノの経産牛サーロイン、2時間焼きの馬鈴薯、人参のピューレ
⑬【苺、牛乳、四代目徳次郎】
★ 天然氷のカキ氷、苺ミルク、パルメザン掛け
⑭【小菓子:烏骨鶏、お茶】
★ 烏骨鶏のタルト、ハーブティー
以下、食した所感。
・現在は、ご夫婦(ご主人:シェフ、奥様:ソムリエ+ホール)の2名体制。
・食材は、⑧:アミガサダケ(福島県産もありますが、原発の影響で茸類は使用不可)を除いて、全て福島県産。地方行脚に於いて最も好む食材のアプローチ。
・時代に逆行したのか?前回訪問時よりも値下げになっており、期待していた蝦夷鮑やブドウ海老が登場しなかったのは残念極まり無し...次回訪問時は食材も指定してみましょう。
・①:前回の訪問時に、終盤に登場したメヒカリのフリットが重たく感じたとのコメントを申し上げた為か?タラの芽のフリットは最初登場し、薪火で炙る一手間を掛けてます。揚げ物を薪火で炙るアプローチは「京丹後:縄屋」以来...縄屋に並ぶ薪火料理店と確信です。同アプローチは「揚げ物革命」になるとの期待を寄せてしまいます...タラの芽はシェフが山から枝毎切出し、育てているそうです。本来のタラの芽のほろ苦い風味は勿論、枝の部分は、根曲り筍のような風味+食感で、2回楽しめます。食材の風味が良すぎて、添えられている岩塩が不要な位。本日の準MVD-1(皿)
・⑦:ソースがコッテリしておりメチャンコ旨いです。パンが最終盤までオアズケなのを怨んでしまいますが、キープしてしまいます...次回は当該ソースでカルボナーラを作ってもらいましょう。本日のMVD。
・⑬:当店の名物料理の一つ。訪問10日位前にTELにてリクエスト。一旦、断れておりましたが、シェフが朝からソースを作って下さりサプライズ...見た目はシンプルながら、濃厚なミルクの風味。準MVD-2
お会計は、
ノンアルペアリング+炭酸水を頂いて27千円チョット。
個人的にはホボ【5.0】ですが、食材指定との課題も出てきましたので、次回に持ち越しです...
内観1
①【タラの芽】※ ★ タラの芽のフリット。仕上げに薪火で炙って、油を落としてます。シェフがブレンドした唐辛子入り?岩塩添え
②【サヨリ、菜花】 ★ サヨリ、キャベツ+菜花のソース、タンポポの新芽とフィンガーライム添え
②【サヨリ、菜花】 ★ サヨリ、キャベツ+菜花のソース、タンポポの新芽とフィンガーライム添え
③ メヒカリ調理中
③【メヒカリ】※ ★ 菊芋のピューレ、白菜のピクルス添え
③【メヒカリ】※ ★ 菊芋のピューレ、白菜のピクルス添え
④【ズワイ蟹、根セロリ】 ★♀ズワイ蟹、根セロリのピューレ
④【ズワイ蟹、根セロリ】 ★♀ズワイ蟹、根セロリのピューレ
⑤ グリーンアスパラお披露目
⑤ 白河高原清流豚の自家製ベーコンの薪火焼き
⑤【グリーンアスパラ、自家製ベーコン】※ ★ 茹でグリーンアスパラ、白河高原清流豚の自家製ベーコン、マッシュルーム、卵+生クリームのソース
⑤【グリーンアスパラ、自家製ベーコン】※ ★ 茹でグリーンアスパラ、白河高原清流豚の自家製ベーコン、マッシュルーム、卵+生クリームのソース、スペイン産オリーブ油(追い掛け)
⑥【筍、蛤】 ★ 蒸し?筍と蛤、蛤のクリームソース
⑥【筍、蛤】 ★ 蒸し?筍と蛤、蛤のクリームソース
⑦ ホワイトアスパラお披露目
⑦ ホワイトアスパラ調理中
⑦ ホワイトアスパラ焼き上りました〜
⑦【ホワイトアスパラ】※ ★ 川俣軍鶏30kg煮込んだ出汁+生クリームのソース
⑦【ホワイトアスパラ】※ ★ 川俣軍鶏30kg煮込んだ出汁+生クリームのソース
⑧ ノドグロ焼き上りました〜
⑧【フラン、ノドグロ】※ ★ 薪火焼きノドグロとアミガサダケのせ
⑧【フラン、ノドグロ】※ ★ 薪火焼きノドグロとアミガサダケのせ
⑨【椎茸】※ ★ ディル(イノンド:ハーブ)のせ
⑨【椎茸】※ ★ ディル(イノンド:ハーブ)のせ
⑩【メバル、菜花】※ ★ 菜花のピューレ、キャベツのピクルス添え
⑪【パン、バター】 ★ 自家製パン、ジャージ牛の発酵バター
⑫ 経産牛サーロイン調理中
⑫ 馬鈴薯2時間焼き
⑫【経産牛】※ ★ 13年モノの経産牛サーロイン、2時間焼きの馬鈴薯、人参のピューレ
⑬【苺、牛乳、四代目徳次郎】 ★ 天然氷のカキ氷、苺ミルク、パルメザン掛け
⑭【小菓子:烏骨鶏、お茶】 ★ 烏骨鶏のタルト
⑭【小菓子:烏骨鶏、お茶】 ★ ハーブティー
⑭ 砂糖
ドリンク1
ドリンク2
ドリンク3
ドリンク4
ドリンク5
ドリンク7
ドリンク8
内観2
内観3
内観4
外観2
2022/04/14 更新
2021/04 訪問
農水省認定#4+地方の星#16:拘り食材のシンプルな調理と魚介出汁を使ったソースが奥深くて衝撃的。福島産ピン食材を駆使した海鮮クラシックフレンチ
初訪
地産地消の仏伊西料理を巡るシリーズ。
農水省認定の「料理マスターズ」とも被ってしまいます...
2020年3月にTV番組(アド街)で紹介されておりBM。今回の花見ツアーに絡めてお邪魔してみました。1月末にTEL予約。
予約してから知りましたが、2014年に農水省認定の料理マスターズ銅メダルを獲得されているようで、昼(仙台:クロモリ)+夜のメダル獲得店舗の連食となってしまいました...
前日に奥様から遅刻厳禁のTELを頂いておりましたが、訪問当日の花見経路を直前に追加(三春滝桜)した事もあり、入店1825のギリ...
先客1組2名様。確認しますと1日2組限定...単訪客も受け入れてくれる良心的な店舗のようです。
店内、直線カウンター:6席、テーブル:2席x2 の設定。ダイニングにはアンティークな食器棚が1つで、超の付くシンプルな造り。シェフとソムリエの奥様、男性お弟子さん1名の計3名体制。
入店時にシェフが、使用される食材の一部を5分位かけて熱く語ってくれます。ご説明頂いたのは、
・蝦夷鮑
※ 太平洋側では、茨城が黒鮑の北限、福島から蝦夷鮑のようですが、最近は黒+蝦夷のハイブリッドも出てきているとの...
・ブドウエビ
※ 意識した事はありませんが、1.6千円/匹の高級食材のようです...
・メヒカリ
※ 目が光るのでメヒカリ。深海魚故に水揚げ時に目が飛び出たのか?目は無し...
・短黒経産牛13.5年...
※ 人類ですと60歳超えのB●Aですが、閉経のない哺乳類のようで、現役のようです...
予約時にお願いしたお料理は、税サ?%別:18千円。
※ 15千円の設定もあるようです。
ご登場したお料理は、
1. 煮蝦夷鮑3種の部位(口、胴、頭)、カリフラワー、鮑の煮汁とカリフラワーのソース
2. 発酵魚を食べて育った鶏の有精卵のフラン(洋風茶碗蒸し)、魚のコンソメスープ、青海苔
3. たらの芽の米油フリット
4. ぶどう海老、ウド、キャビア、3種の塩(いわき、仏、会津の山塩)、ベルガモットの削り皮かけ
5. ズワイ蟹、内子、ズワイ蟹の出汁ジュレ、菜花とハーブのサラダのせ
6. 朝採れ筍と蒸し?蛤、蛤とオリーブオイルのソース
7. 煮真蛸、白アスパラのソテー、ウルイ、2種のソース(温泉卵+オリーブオイル、山菜)
8. メヒカリの米油フリット、自家製乳酸発酵大根のソース
9. 帆立のソテー?マイクロハーブのせ、ブラッドオレンジ添え 、2種のソース(1時間ロースト蕪のソース+キャビア、黄人参ペースト)、ブラッドオレンジの削り皮かけ
10. フォアグラ、苺、2種の糀ソース(エスプーマ、-196℃固形)
11. 全粒粉の自家製パン、ジャージー牛の発酵バター
12. 短黒経産牛の炭火焼き、3種の付合せ(蕪、南瓜、マイクロハーブのサラダ)
13. 苺の軟水ゼリーコーティング、軟水ゼリー寄せ
14. 小菓子3種(有精卵とジャージ牛乳のプリン、カヌレ、ベルガモット入りショコラ)+珈琲
ドリンク
・泡
・炭酸水
・燻香紅茶:サービス
を頂いて、お会計は26千円チョットです。
以下、食した所感。
・食材はキャビアを除いて、シェフが選び抜いた拘りピン素材の福島産。因みにキャビアは、秋田のT村氏の紹介との...
・お料理は総じて素材の風味を前面に出すシンプルなのですが、フレンチの生命線となるソースやスープは、今まで食したどのジャンルの料理よりも奥深く、料理との相性が高く感じました。
・一品目から、これ以上柔らかい鮑が存在するのか?鮑煮汁の効いたソースで食べ手側の自分もアクセル全開...
パンが最後までオアズケなので、ご登場する料理のソースを皿ごと舐めてしまいたい位にスプーンやナイフで掬っておりました...
・【5.0】を付けてしまいそうな勢いでしたが、8+9 はコースの終盤戦の一歩手前では少々、重く感じてしまう印象。構成なのか?油なのか?は不明。【-0.4:4.6】
・この構成を東京や大阪で食したら?と思うと怖くて想像つきませんし、どんなに支払っても実現する事は無理でしょう...CP【5.0】
いずれにしましても、汁+出汁好きな自分にとってツボにハマった料理+店舗でした。
8+9 について感じたママをお伝えして、退店2130。
ご熱心なご夫婦が営む魅力的な店舗でした。
内観1
本日のスペシャル食材
メヒカリ
1. 煮蝦夷鮑3種の部位(口、胴、頭)、カリフラワー、鮑の煮汁とカリフラワーのソース
2. 発酵魚を食べて育った鶏の有精卵のフラン(洋風茶碗蒸し)、魚のコンソメスープ、青海苔
3. たらの芽の米油フリット
4. ぶどう海老、ウド、キャビア、3種の塩(いわき、仏、会津の山塩)、ベルガモットの削り皮かけ
4. ぶどう海老、ウド、キャビア、3種の塩(いわき、仏、会津の山塩)、ベルガモットの削り皮かけ
5. ズワイ蟹、内子、ズワイ蟹の出汁ジュレ、菜花とハーブのサラダのせ
5. ズワイ蟹、内子、ズワイ蟹の出汁ジュレ、菜花とハーブのサラダのせ
6. 朝採れ筍と蒸し?蛤、蛤とオリーブオイルのソース
6. 朝採れ筍と蒸し?蛤、蛤とオリーブオイルのソース
7. 煮真蛸、白アスパラのソテー、ウルイ、2種のソース(温泉卵+オリーブオイル、山菜)
8. メヒカリの米油フリット、自家製乳酸発酵大根のソース
9. 帆立のソテー?マイクロハーブのせ、ブラッドオレンジ添え 、2種のソース(1時間ロースト蕪のソース+キャビア、黄人参ペースト)、ブラッドオレンジの削り皮かけ
9. 帆立のソテー?マイクロハーブのせ、ブラッドオレンジ添え 、2種のソース(1時間ロースト蕪のソース+キャビア、黄人参ペースト)、ブラッドオレンジの削り皮かけ
10. フォアグラ、苺、2種の糀ソース(エスプーマ、-196℃固形):この後に固形ソースが掛けられます...
10. フォアグラ、苺、2種の糀ソース(エスプーマ、-196℃固形):固形ソースで被さってしまいました...
11. 全粒粉の自家製パン、ジャージー牛の発酵バター
11. 全粒粉の自家製パン
12. 短黒経産牛の炭火焼き、3種の付合せ(蕪、南瓜、マイクロハーブのサラダ)
13. 苺の軟水ゼリーコーティング、軟水ゼリー寄せ
14. 小菓子3種(有精卵とジャージ牛乳のプリン)
14. 小菓子3種(カヌレ)
14. 小菓子3種(ベルガモット入りショコラ)
珈琲
砂糖
泡
燻香紅茶:サービス
内観2
内観3
内観4
外観1
外観2
外観3
2021/05/11 更新
再訪
当店へは4月しか訪問した事がありません...
福島県にある1本桜を観て廻るのが、もう1つの楽しみ。
訪問11ヶ月前のTEL予約でしたが、今年は初の雨天だったので花見は諦め。
何時ものオシドリ夫婦の営業。
ご登場したお料理は、 ★:補足説明
① キャベツ
★ キャベツ入り湯葉饅頭、2種のキャベツのソース(緑、白:コールラビ?)
② サヨリ
★ 朝漁れサヨリ、蕪葉のソースと卵のパウダー添え
③ メヒカリ
★ 朝漁れメヒカリの薪火炙り、キャベツの蕾のソースと発酵白菜添え
④ 卵、海苔、ノレソレ
★ フラン、骨+アラの出汁、生海苔、ノレソレ(穴子の稚魚)
⑤ 蛸、山菜(タラの芽、カタクリ、ナルコユリ、タカノツメ、コゴミ、セリ)
★ 蛸のマリネ、玉子茄子+ナッツのソース、虎河豚の生ハム掛け
⑥ 穴子
★ 蒲焼き?
⑦ 山独活
★ 山独活の薪火焼き、味噌のソースとチーズのパウダー掛け
⑧ メジマグロ
★ 炙り朝漁れメジマグロ(本鮪の幼魚)、乾燥海苔掛け
⑨ タラの芽
★ シェフ栽培、朝採れタラの芽のフリット+薪火炙り、ピンク岩塩
⑩ 小麦:無農薬天日干し小麦の自家製パン
★ 省略
⑪ ヤナギガレイ、行者大蒜、亀の尾
★ 行者大蒜+酒米のリゾット、ヤナギガレイの素揚げのせ
⑫ 経産牛、薩摩芋、イタドリ
★ 15ケ月肥育の経産牛(14歳)、イタドリの煮込み+岩塩添え、3種のソース(果実、赤ワイン、蕗の薹)、オマケ:薪焼き芋
⑬ 四代目徳次郎、牛乳、苺
★ 日光産天然かき氷、ジャージ牛の練乳掛け+アイスのせ、フレッシュ苺とコンポート
⑭ フレッシュハーブティ
省略
以下、食した所感。
・勿論、福島+常磐(県境の茨城北部)の食材で固めてらっしゃいます。
初訪時は、フォアグラや高級食材の鮑も使用されておりましたが、今の構成の方が楽しい。
・今回は、⑩⑬⑭⑮ 以外の料理が様変わり。随分と芸風が変わってきた...
・圧巻だったのは、
③:見た目は炭かと思いましたが、強火の短時間炙りに変えたのであろうか?此れまでと脂のノリが違う。
⑤:今春を象徴する一皿。ふんだんに使用した山菜(和になりがち)を辛うじて蛸+ソース+河豚の生ハムでフレンチ(個人的にはイノベーティブに感じますが)に留めてます。
他の皿にも山菜が多様に使用されてました。
⑥:蒲焼きとの説明でしたが、写真を見直しますと関西、関東でもなく「煮+薪火焼き」のような...皮目(下腹)の柔らかいテカリは蒲焼きでは出ない筈。
次回、訪問時に筒焼き(開かないで、骨をぶっこ抜く焼き方)でリクエストしました...
然程、高級食材を使わずとも地元の食材をアレンジ+調理法を駆使し、料理だけで2万円以内に収めるレストランについて、貧乏リーマンの自分は無理してでも遠征(花見などのオマケ付きですが...)する価値を見出します。