2回
2024/10 訪問
味、雰囲気、おもてなし完璧です
道内で名声を極めている味道広路さんに伺いました。雰囲気のあるお部屋の案内され丁寧に御料理が運ばれて来ます。
一品目はシンプルな焼き浸しですが、これが美味しい。出汁に僅かな甘味を加え、シャキシャキの白菜と旨味のあるスミイカは想像を遥かに超えて来ます。お椀は蕎麦がきが美味しく、牡蠣の旨味、きのこの味の濃さに加えていますが、かぼすの酸味で後味スッキリです。鮑は合わせる椎茸のそぼろが美味く合わせて別物の美味しさでした。ヒラマサは香味野菜と甘く煮た生ひじきを一緒に頂く事で、和風カルパッチョなります。根ボッケは雑味がなく、ノドグロを凌駕する味わいです。一転カマスはほぼイタリアンでドライトマトの甘味と旨みがカマスと良くあっていました。酸味の強い出汁で北寄貝の甘味を更に引き出した後は、最高の鰤大根。出汁は美味しく飲め、鰤にはインパクトのある塩味を纏わせるなど、食べた事の無い味わいです。旨味の強いキノコに出汁の美味しさが光きのこの炊き込みご飯が締めです。
とても良心的な価格で、高級食材は限定的ですが、ここでしか食べられない食材で最高の料理法で頂く、正にここに来るために旅をする価値のある美味しさでした。
本日のお品書き
焼き浸し スミイカと白菜
蕎麦がき 牡蠣 きのこ
蝦夷鮑 椎茸のそぼろ
ヒラマサ 生ひじき
根ボッケ かぼちゃと胡桃のきんとん
カマス 米粉揚げ ドライトマト
北寄貝、あいしめじ、三つ葉
鰤大根
舞茸、ブナハリタケ、キクラゲのご飯
ひめかみ、プルーン ほうずき
寒天 白豆
2024/10/14 更新
5月の味道広路さんにお伺いしました。道産素材で構成された料理は、山里の春の息吹を楽しみながら、見て美しく、食べて美味しい理想系です。味の濃さも素材で強弱をつけ、全く違う表情を見せ、締めのムール貝のご飯は激うまリゾットでした。何度でも伺いたい。
本日のお品書き
先付け 函館アオヤギと栗山のグリーン&ホワイトアスパラガス
お椀 苫小牧の油坊主と京都の筍
余市の桜鱒 百合わさび
ひらめのちまき寿司、あずきあじきなと石狩のしゃこ
ひらめの塩焼き 百合根と蕗の薹の金団 みじんこ揚げ
釧路ミンク鯨 おううら牛蒡
カスベの煮凝り、すみれ
かぶと 帆立のたたき寄せ
ムール貝のご飯 ミツバ
ラズベリーと甘酒、牧乳のアイス
こし餡きな粉