1回
2025/11 訪問
鮨 四
2025/11/19
この度は「鮨 四」へご来店いただき、また大変丁寧な口コミをご投稿いただき誠にありがとうございます。
黒を基調とした和モダンの空間や、赤酢のシャリとの調和を評価してくださり、嬉しい限りです。
名物ミルフィーユをはじめ、月コースの一貫一貫を細かく味わっていただき、職人一同大変励みになりました。
温物や茶碗蒸し、後半の握り、こぼれいくら手巻きまでお楽しみいただき、「特別な時間を過ごせた」とのお言葉に心より感謝申し上げます。
いなり寿司のお土産もご満足いただけたようで何よりです。
これからも味・空間・おもてなしを磨き、特別な鮨体験をご提供できるよう努めてまいります。
またのご来店を心よりお待ちしております。
2025/11/17 更新
六本木で鮨をいただくなら、まず候補に挙げたい一軒。「鮨 四(yon)」は黒を基調とした和モダン空間が印象的で、落ち着いた雰囲気の中で江戸前鮨が楽しめます。席ごとの余白がしっかり確保されており、特別な時間を過ごしたいときにぴったりのお店です。
こちらの鮨は、赤酢を使ったシャリが特徴。まろやかな酸味と甘味のバランスが良く、ネタとの調和を考えて温度や配合を細かく調整しているとのこと。ふんわりほどける握りで、一貫ごとに完成度の高さを感じました。
今回は【月コース】をいただきました。
名物の「ミルフィーユ(とろたく×雲丹×キャビア×金箔)」は、濃厚なトロと沢庵の食感、雲丹の甘さが重なり、そこへキャビアの塩気が加わる贅沢な一貫。味のバランスが素晴らしく、鮨四を象徴する華やかなスタートでした。
スズキ(ポン酢)は清涼感があり、ガリとの相性も抜群。カツオ(しょうがネギ)はむっちりとした食感で旨味が濃く、ネギとしょうがが香りのアクセントに。コース序盤から満足度が高い流れです。
カジキマグロの磯辺焼きは、板前さんが手渡しで提供してくれるライブ感のある一品。香ばしさが心地よく、温かい料理ならではの軽やかな風味が良い箸休めになります。
握りは、中トロ、ブリ、昆布締めエンガワ、シマアジ、アオリイカ(竹炭塩×スダチ)、金目鯛と続きます。どれもネタの状態に合わせてシャリの温度が最適化されており、一体感が非常に高い仕上がり。特に昆布締めエンガワは旨味が凝縮され、噛むほどに味わい深い一貫でした。シマアジは分厚い身にしっかり脂が乗っており、アオリイカはスダチの香りでキレ良くまとまっています。金目鯛は身がほろりとほどけ、上品な旨味が広がりました。
茶碗蒸し(鯛・浅利・ユリ根・フカヒレ餡)は具材が大ぶりで、甘めのお出汁とともに贅沢な味わい。ホッキ貝の串は弾ける食感と香ばしさが印象的。柚子味噌のふろふき大根は、優しい甘さと香りでコースに季節感を添えてくれます。
後半の握りでは、コハダ、赤身漬け(柚子胡椒)、ズワイガニ、江戸前煮穴子が続きます。コハダは美しい締め具合で、赤身漬けは柚子胡椒の爽やかな香りが鼻に抜けるバランスの良い仕上がり。煮穴子はふわふわで、口の中でとろけるような柔らかさがあり、職人技が光る一貫でした。
締めには、手のひらに海苔をのせ、シャリといくらを豪快に盛りつけてくれる「こぼれいくら手巻き(金箔)」。見た目も体験も華やかで、食べる瞬間までワクワクする一本です。
しじみ×青海苔のお吸い物と、優しい甘さの玉子焼きでコースは締めくくられます。
そして最後に、お店を後にする際に「いなり寿司のお土産」をいただきました。甘さ控えめで上品な味付け、ふんわりとした赤酢シャリが美味しく、帰宅後まで幸せの余韻が続く嬉しい心遣いでした。
味、空間、所作、サービスのすべてが洗練されており、六本木で特別な鮨体験を求める方に胸を張っておすすめしたい名店です。