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変わらない美味しさ こちらは京都の味を適正な値段で提供されています。薄味で出汁が優しく、しばらくするとまた食べたくなります。お造りはなかなか良いマグロでした。焼き物の鮭はしっかり味付けされていて旨味がよく出ています。誠実さが料理から感じられる店です。 七条通りに面した木の門をくぐると石畳みの小径が京都を感じさせてくれます。店内はカウンター席とテーブル席、奥の座敷は畳に椅子席となっています。カウンターの内側では板前さんたちが手際良く調理をしています。一杯やりながらそれを眺めるのが私は大好きです。料理は薄味ですがいい感じの旨味があります。50半ばより上の方ならご存知と思いますが水前寺清子の「ありがとう」というドラマを割烹版にした雰囲気。味と店の人の良さは京都でも最高クラスです。司馬遼太郎を始め著名人が愛したのも納得できます。
2020/09訪問
2回
予約して開店時間の4時30分に行きました。平日で雨の日せいか5時までは私たちだけでしたが5時を過ぎるとどんどん客が増えます。お通しは3種類の小鉢になっています。お勧めはノドグロ入りおまかせ刺身です。ノドグロは少し炙って塩が効かせてあります。柚子を少し搾って食べると脂がさっぱりとして美味しかったです。お酒は新潟産のキレの良いひやおろしが揃っています。いろいろ食べてシメはやっぱりノドグロのお茶漬けが最高です。脂の乗ったノドグロのお茶漬けはたまりません。コストパフォーマンスも良くまた来たいと思います。
2018/10訪問
1回
米澤シェフがコンサルされてから格段に美味しくなりました。以前の味はカジュアルな感じでしたが、複雑な旨味!とにかく驚きました。イベントで来られていた大越ソムリエとのハーモニーも抜群でした。ホテルの値段と比べて圧倒的にリーズナブルです。 和食の朝食を頼んだところ「ご飯と味噌汁はおかわりができますのでお申し付けください」と説明がありました。3月に来た時は「おかわりはやっていません」と言われましたので変更されたようです。まわりの方も同じでしたが、5分程度かかりますから1杯目を食べ終わるまでに注文した方がよいと思います。 4品が選べるモデラーレ4,500円(税サ別) 前菜、パスタorビザ、デザートと一つずつ選ぶのは楽しいです。前菜の鴨にベリーのソースがおいしい。パスタの4種類は一通り食べたのでビザにしました。薄い生地でパリッとしたビザはイケます。私はパスタ好きなんですがこれなら次からはピザです。名前はなかなか覚えられないですが生ハムのピザが前に食べた舞茸のピザより圧倒的に良かったです。 4品が選べるモデラーレ8,800円(税サ別) 前菜、パスタorビザ、デザートと一つずつ選ぶのは楽しいです。シューの中に野菜を詰めた前菜はビールによく合います。生ビールの泡の加減がいい感じ。なのでピザも生ビールにしました。メインのアクアパッツァの塩加減が前回より良くなってます。お肉も魚もソースがおいしい。パスタ紅茶のティラミスはポートワインがよく合います。ホテルのクラスに比べてリーズナブルです。 ランチで利用 とにかくここのパスタが大好きです。あまり種類はないのですがどれも深い味わいのソース。赤身の肉に柚胡椒、バルサミコが良く合います。この日は感じの良いスタッフでした。写真を撮ってもらった時も少し上からなので料理もきれいに撮れてました。細かい配慮が嬉しい。コスパが良いのでまた来たいと思います。 朝食 コンチネンタルブレックファースト 玉子料理はエッグベネディクト、グラタンとほうれん草があります。スムージーは苺でした。プレーンのヨーグルトがおいしいです。暖房が効いているので羽織るものがなくても大丈夫でしたが換気が気になります。 朝食は和食4,800円を選びました。木製の御膳に小鉢がセットされて運ばれてきます。お箸が素晴らしい。使い捨てはもったいないくらい。西京味噌焼きの魚の身は大きすぎかな。紙袋に入った梅干しを和菓子と勘違いしてしまい食後のコーヒーと一緒に食べて大失敗。和食でもクロワッサンをくれます。ブルーベリーのジャムが実が丸ごと入っていて美味しいです。床が板張りの真ん中の席はスタッフが通るたびに椅子が揺れるので気になります。 プリフィックス4品4,500円のランチを食べました。メインが鯛ということで白ワイン。シェフがイタリアで修行した地方のものとのこと。美味しかった。前菜のフォアグラ、パスタは大好きな硬さでソースが旨い。トリュフの香りが効いてます。メインの鯛は皮に塩が振ってありあっさり仕上がってます。身自体の味は弱く塩は身が大きすぎて中心部に届きません。コーヒーカップはヘビー級。ホテルのホスピタリティは大満足。
2023/01訪問
8回
こちらの常連さんに連れて行っていただきました。コース料理は次から次へと趣向を凝らした料理が運ばれてきます。常連さんによると年に10回は料理の内容が変わり飽きることがないとのことです。スタッフに店名の由来を尋ねました「店主の姓が見舘(みたて)さん」「京都美山の方」との回答でした。3時間のコースと聞き最初は驚きましたが食べてみるとちょうど良い時間です。料理の内容は記述するとネタバレになりますから控えさせていただきますが器、盛り付け、量、味が絶妙なバランスです。料金は払っていただいたのでわかりません。なのでコスパもわかりません。(連れていただいた常連さんに感謝です。)
2019/07訪問
1回
鯖街道は花折峠を超えると雪景色。熊鍋は寒い時期に食べたくなります。雪見酒ならぬ雪見鍋というところでしょうか。今期は山に食べ物が少なく熊の脂も最良とは言えないらしいのですが、とはいえ美味しい。料理には満足。 盛夏に涼と鮎を求めて鯖街道を北へ向かう。峠を下ると現れる安曇川。どちらかと言うと穏やかな川に立ち続ける鮎の釣り人。この風景から「鮎食べ」は始まっているのでしょうね。美味しい時間はあっという間に過ぎます。鮎からの熊へ月鍋を予約してしまいました。 落ち鮎を食べてきました。子持ちの鮎は夏の鮎とは違う美味しさがあります。「鮎食べ」は鮎がメインですが「落ち鮎」は鮎だけでなく、貴重なトンビ舞茸などのキノコ類や地元の食材も楽しめます。熊肉とスッポンの椀も絶品!季節の移ろいを感じる品々、庭からは初秋の風が心地よい夜でした。 じゅんさい鍋のコースを食べました。まず山菜が美味い!山菜本来の味ってこれなんですね。次にじゅんさいが鍋に次々と入ります。これだけのじゅんさいを食べる機会は滅多にないですね。メインの熊肉は、ただ「う〜ん」と唸るだけで言葉にならない旨さです。他で食べた熊肉とは別物。鮎と猪肉が少し出てくるのも嬉しい。それと予約が取れた時は宝くじに当たった気分です。 この日はお店の裏手の駐車場が満車で近くの神社の駐車場を案内されました。入口に勾配があります。車高の低い車は底に注意してください。 予約しておいたのは鮎食べ25,000円のコース(サービス料15%と消費税10%で31,625円) 鮎以外の料理は昨年と少し変わってました。ただ2度目なので毎年変わるのかはわかりません。中でも鯉の洗いがとても良かった。鮎はおいしいです。リピーターが多いのが理解できます。 こちらに限らず2度目は1度目より感激は低くなりがち、しかもコースの内容を知っているのでワクワク感も下がります。それでも来年も食べたいと思ってしまいます。 思わず「う〜ん」と唸ってしまいました。知り合いから1年先まで予約が取れないと聞かされていたのでずっと諦めていましたが、今夏鮎のシーズン終了間際に空きが出ていたので速攻で行ってきました。 「鮎食べ」コースはまさに鮎づくしです。とにかく鮎の塩焼きが旨いです。食べる度に「う〜ん」と唸ってました。あとスッポンとクマ肉のスープも良かった。全て良い薄味かつ十分な旨味があります。ここの鮎は食べるべきですぞ。
2025/01訪問
6回
伝統を受け継ぐトラディションをオーダー。いつか食べてみたいと思っていたラメールの鮑。それは歯応え、舌触り、ソース、旨みの織りなす素晴らしい一品でした。伊勢海老のスープも最高。両者が良すぎてメインが霞みます。 全体的に味は少し濃いめに感じましたが、ペアリングのワインが後味をよくしてくれますので狙ってのことなのか。 このコースはボリュームがあり、私にはデザートが食べきれませんでした。もっともソースやスープがおいしくパンを食べすぎたのが一因です。
2024/12訪問
1回
農口先生から選ばれた水だけあって、まろやかで滑らかです。この水が飲みたくてテイスティングルーム「杜庵」を予約。お酒はその場でオーダーすれば階下で受け取れます。 90歳を超えても日本を憂う杜氏の有り様にただ圧倒されるのみ。
2024/03訪問
1回
8,000円のお昼のコースを予約。 弾力のあるハツと香ばしい炙りリブからスタート。味噌のソースとめがね(骨盤周りの肉)の相性は抜群。鏑のスープがとにかく旨い!クリーミーで洗練された味わい。そしてハンバーグ、中身はレアです。ステーキ(ランプ)とおいしいご飯(南丹市のひかり新世紀)で満腹。味付けが絶妙で肉のいろいろな部位を楽しめました。
2023/12訪問
1回
朝食の予約は9時スタートまでです。まず味噌汁が美味しい。ご飯はコゲがありますから土鍋で炊いてあるのでしょう。焼き魚はサワラの西京味噌でした。うまみを引き出した濃いめの味付け。だし巻き卵は出汁を薄味にして卵の味を優先。この日の香の物は塩味が強め。目の前の琵琶湖とともに非日常的な時間を楽しめます。唯一、店内で流れるラジオが・・・ 前菜のフキが濃い目の味付けでしたが他はうす味。エビしんじょは湖産エビの味が目一杯詰まってました。メインの琵琶マスは軽く炙ってありますがもう少しスモーキーであれば嬉しいです。卵かけご飯は文句なしでおいしい。 プリフィックスのランチ。魚・野菜・肉の中から魚(琵琶マス)を選択。炙りの琵琶マスは燻製のような味わい。刺身に包丁がピシッと入っているので美しくておいしい。これまで食べた琵琶マスの料理で最高レベル。椀のえびしんじょは濃厚。地元のお米を土鍋で炊いたご飯もおいしい。みそ汁の出汁は丁寧。コスパも申し分なし。私のランチの順位で第1位!大津方面からだと青い旗が目印です。
2024/04訪問
3回
ランチにカウンター席で天ぷらコース(7,000円)を注文。八寸には栗、天ぷらには松茸と秋を味わいました。天ぷらは流石の安定の味。 天ぷら屋さんなので換気は良いのでしょうが、窓や戸を少し開けるなど(換気に)「見える化」があれば嬉しいかな。 カウンターで揚げたての天ぷら。この日はランチの天ぷらコースを予約しています。先付けを食べた時点では不安になりましたが、最初のハモの天ぷらを食べて安心しました。衣と揚げ加減が最高です。あられの衣とハモの身が美味しい組み合わせ。堀川ゴボウ、ホタテのはさみ揚げは旨味が口いっぱいに広がります。ごはんも美味しいです。全部が薄味でしたので食材を味わうことができました。駐車場は4台ですが前後に2台なので前の2台は後の車を移動してもらわないと出られません。
2021/09訪問
2回
生簀から網ですくい竹串を打った鮎はなお跳ねます。友人と二人で10串注文したので10匹が跳ねまくるとちょっと怖かった。 卓上のガスコンロで焼くので焼き加減も調整できます。養殖とはいえ1串290円は嬉しいです。塩が振ってありますからそのままでも食べられますが私は酢をかけて食べました。(蓼酢は無くて酢だけでした)鮎だけで満腹でしたが、背越とビワマスの造りも食べてしまいました。 山小屋+古民家風の店内から黄金色の田んぼとその先に伊吹山が見えます。座席へは靴を脱いで上がります。見たところ椅子席はなさそうでした。食後にお願いして大漁旗の下の生簀を見学させていただきました。鮎を一人3000円くらいで思い切り食べられて大満足でした。
2019/08訪問
1回
余呉湖も盛夏の真昼は人影もなく、徳山鮓への細い道はアスファルトに陽炎が立っている。 店内は改装が済んでいて湖を望む新しい部屋へと案内された。窓からの景色が絵画のように美しい。 鰻と鮎があるから夏の湖北に足を運ぶわけである。この夏の鮎はなんとも旨い!店主が自ら育てているそうだが天然よりむしろこっちの方が私は好きだ。さて次回は春、熊と花山椒の鍋が待ちきれません。 まったく熊肉の脂身は薄味の出汁でやると格別。一見、味噌かと見間違うこの出汁が手強い。 熊と向き合う二男さん、地域創生に取り組むご主人。食・健康・地域の三方よし。満腹なのに食後は身体がスッキリします。 発酵が出会ったことのない味を楽しませてくれます。鮓(すし)とは発酵食品のことで鮨とは違うのですね。 お酒は特注の七本槍のみ。グラスはDIESEL。近隣の山で熊を捕獲するお話はとても興味深く、フレンドリーでチャレンジされているお店です。 捕獲した熊を隣接の施設で解体すると聞き、次回は熊鍋を予約をしました。 賤ヶ岳を眺めながら余呉湖の湖周を進むと看板が見えてきます。
2025/08訪問
3回
梅雨の晴れ間の池の端にいるかと思わせてくれる先付にはじまり、グラスに盛り付けた立体的な八寸の涼しさ、デザートのフルーツの彩りまですべての料理の季節感が素晴らしい。招福楼仕込みの薄味旨味強の日本料理はもちろん、スフレにビーツという冒険も楽しめました。ペアリングのお酒はハーフでちょうどよかったです。タクシーで江坂駅から1,000円、帰りは新大阪駅で3,000円でした。
2023/06訪問
1回
北陸新幹線が開通して暫くは予約が取りずらかった宿でしたが希望の日程で予約できたので泊まってきました。宇奈月温泉でトップクラスの宿だけにホスピタリティは最高でした。送迎車の運転手さん、仲居さん、布団を敷く方と会う方々が気持ち良くもてなしてくれます。料理は地元でしか出回っていない野菜や魚を丁寧に調理したものが出てきて説明を聞くのが楽しかったです。出汁の美味しい料理人は全て美味しいです。朝食は伝統的な旅館のメニューでしたがお米が美味しくおひつはカラになりました。値段に見合う旅館です。