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1位
1回
2017/12訪問 2022/07/20
超々予約困難店ペレグリーノさん。
いつもお世話になりっぱなしのスーパーレビュアー様が「興味ある?」と尋ねてくださって、
もうもう、興味ありまくりです!!! とかぶせるように即答。
特に今回は白トリュフをふんだんに使うスペシャルメニュー。高橋シェフからの「絶対に後悔させない」というお言葉も添えられていました♡
一方、なんといってもペレグリーノを有名店に押し上げたのは生ハム。
『切るだけ』でそんなに差が出るのか、もしくは私のアホ舌で差がわかるのか (;・∀・)???という、ぼんやりとした不安も若干抱えつつ当日を迎えました。
さて、
お店に入ると、トレードマークのスライサーが目に飛び込んできます
よく拝見していた横一列テーブルではなく、お互いの顔が見えるような位置になっています。
これは主催者様の会話をしやすいようにとのご配慮。ありがたくすべてを見回せる端の席に着席。
高橋シェフにご挨拶して、いよいよスタートです。
◇まず初めに、白トリュフの香りの立ち込める一品
伊那のぎたろう軍鶏を丸ごと一羽煮出したブロード、パルマのカペレッティの中にはバルミジャーノと白トリュフ
ブロードは水と塩と軍鶏だけで一度も沸騰させず、15時間火を入れたとの事。
ブロードをまず一口。小さなラヴィオリを一つ。ハッとします。
上品で澄んだ滋味に、これも上品に香るトリュフ。間違いなく私の理想のスープに絶句したのだけれど、
それとは別に、ごく個人的な北イタリアの想い出が溢れてきて、胸がいっぱいになる、そんなブロードでした。
この日頂いた、口の中で薫りを残してすっと消えるような生ハムは、私のアホ舌でも間違いなく違いがわかりました。
奇跡のようで、高橋シェフの魔法がかかったとしか思えません。
以下この日いただいたお料理の続きです
◇小さな前菜 フォアグラのテリーヌの下には、極甘いサツマイモ 白トリュフのソースでアクセント
◇季節の組み合わせ 徳島のノドグロと北海道産無農薬のポロ葱のストゥファート
甘いポロ葱に最初のブロードを加えて蒸し煮にしてあります。最高!! ともすれば私には油が強すぎるノドグロも絶品
◇前菜 サルーミ・ミスティ 饗された生ハム類は11種!!
☆多田昌豊さんの17ヶ月の熟成の若いペルシュウ
☆多田昌豊さんの27ヶ月の熟成のペルシュウ
☆多田昌豊さんのペルシュウに、ココットで炊いた、炊き立てのご飯をくるんで
☆エミリア・ロマーニャ州 ボローニャソーセージ、モルタデッラ
☆モルタデッラに薄くスライスした、白トリュフを巻いて
☆トスカーナの豚背脂の塩漬け ういきょうのロースト
☆ヴェネト州のサラミ 本当のフォカチャ サラミのほんのり大蒜の香りが不思議
じゃがいもを入れていないと"フォカッチャ"と呼べないそうで、粉の二倍以上入れられたインカの目覚めで甘くふっくら。
☆プロシュット・ディ・パルマ、24ヶ月以上熟成させたプロシュートには熱々の揚げた「トルタフリット」
☆パルマ黒豚を使った「クラテッロ・ディ・ジベッロ」、自家製の平焼きパン("チャバッタ")とピエモンテの発酵バターの上に"クラテッロ・ディ・ジベッロ
☆「クラテッロ・ディ・ジベッロ」に厚く切った、白トリュフを包んで
少しずつ齧ると、ハムの濃厚な香りとねっとり感と白トリュフの官能的な香りが口いっぱいに広がり、まさに王者の食べ物!!
☆最後に多田昌豊さんのペルシュウをたっぷりフォカッチャに載せて
ランブルスコやバルヴェーラの微発泡のワインと共に夢の饗宴です。
◇魚料理 白甘鯛とラディッキオ・ロッソ・タルティーボ サルサヴェルデ添え
メインにもなるというラディッキオ・ロッソ・タルティーボの肉厚の食感が最高。
◇メインの肉料理 網捕りの鴨のロースト アーティチョークと共に モデナのアチェート・バルサミコのソース
火入れにまたまた絶句 脂の甘みと共に人生最高レベルの鴨。
◇デサート ジェラート・フィオーレ・ディ・ラテ
出来立ての濃縮ミルクジェラートがたっぷり。あまりの美味しさに我を忘れて一気に頂く
◇最後の小さなお茶菓子 白トリュフのサブレ には言葉を失いました・・・・
高橋シェフは物静かに、お料理の説明をして下さり丁寧に質問に答えてくださいます。
柔らかい物腰、口調に接しながら、この方は天に選ばれた人、と感じました。
最後にこの日ご一緒いただいた皆様ありがとうございました。
高橋シェフ、ごちそうさまでした。
2位
16回
2023/01訪問 2023/03/30
3月10日に、ミッドタウン八重洲へ移転なさる「たかおか」さん、
千葉のお店には、最後の訪問になりました。
この日も、銚子の水蛸からスタート。
この香りを初めて体験した日の衝撃を思いだします・・・そこから7年。
ブレない拘りの精進はさすがです。
この日は過去の集大成をお見せ下さるように、何を口にしても唸るばかり。
過去一素晴らしかった気がします。
ご一緒様と、今もLINEで「美味しかったね~」とお話し、ヨダレておりましたww
千葉が遠過ぎた方々に、自家栽培のシャリと、あの金目鯛や鯵やその他も、
召し上がって頂けるかもと思えば、私までハラハラ嬉しくなってしまいます(笑)
母か!ww
繰り返しになりますが、雲丹タワーや、山盛り鮪は方向性が違うので、
そう言ったお鮨がお好きな方は、がっかりしてしまうかもです・・・
ただ高岡さんの、真摯に手当てされた美しいお鮨を味わって頂けたら私も嬉しいです。
(お写真は抜粋ではありますが、少しだけ解説を)
偶然ご常連ばかりのこの日、とっても楽しく過ごせました。
いつもお付き合い下さるご一緒様にも感謝です m(_ _)m♪
次はオープンの日に。本当に楽しみです。
ごちそうさまでした m(_ _)m
またまた久々の外食は、やっぱり「たかおか」さん。
笑顔の高岡さん、佐藤さん、そして名古屋から安倍さんも戻ってみえて、
八重洲ミッドタウン進出に向けて、万全の態勢です。
この日、新しいお店で使うお皿が、ちょうど出来上がってきたとの事、早速ご披露頂ました。
千葉に因んで「葉」のイメージの焼き物で、
重厚感が増し、美しいフォルムの握りに、オーラが増したように思えます。
頂いたお料理、握りの全てがヒャ~~ッと驚くほど美味しかったのですが、
やはり「金目鯛」の仕立ては、他の追随を許さないように感じますし、地の利を生かした「黄金鯵」は薬味和えになってまでも、口の中で跳ねまわるようです。
それでいて綺麗な旨みが引き出されているのが、神業です。
驚いたのは竹岡の「天然車海老」は今までと仕立てを変えて、プリッと弾ける歯ごたえと、ドーピングしたような甘みに圧倒されていると、
「東京仕様に変えました。」と笑っていらっしゃいました(笑)
香りと、強い旨みが高岡さんのお鮨の特徴です。
自家栽培のアルデンテに炊きあがったシャリと合わせて、これを食べないと、どこのお鮨を頂いても、「お鮨発作」が収まりません。
良く慣らされた(躾けられた?ww)ものです。
「新たな挑戦に向け心技が充実し、気力が満ちて更なる高みに到達」とは
レビュアーさんのお言葉ですが、全く同感。
今までになく、東京の鮨職人の皆様と交流会を持たれたり「勢い」とは凄いものだと感動いたしました。
新店舗の塗り壁には、高岡さんの田んぼの土を混ぜるのだそう。
そんな準備にも飛び回る高岡さん・・・過労には注意して下さいね。
頂いたものは以下、先ずは肴から。(お写真は抜粋です)
◇ 銚子 水蛸
◇ 銚子 戻り鰹
◇ 青柳
◇ 銚子 白甘鯛
◇ 銚子 鮟肝
◇ 金谷 鯵の薬味和え
◇ 大和蛤出汁の茶碗蒸し
◇ 鯖棒寿司
握り
◇ 富津 金目鯛
◇ 三番瀬 小鰭
◇ 縞鯵
◇ 大間 鮪 赤身漬け・中トロ・大トロ
◇ 墨烏賊 酢橘
◇ 煮大和蛤
◇ 金谷 鯵
◇ 竹岡 車海老
◇ 蝦夷馬糞雲丹
◇ 富津 煮穴子
◇ 味噌汁
◇ 玉
まだまだノンアルの私に、ご用意頂いた飲み物は千葉産の緑茶・ほうじ茶・和紅茶。
湧水で淹れたそれは、どれもこれも他で頂けないような絶品、
文末ながら、お気遣い本当に感謝していますm(__)m
久しぶりのご一緒さまの笑顔も、これまたご馳走♡
いつもありがとうございます。お陰様で本当に楽しかったです。
食べログに相応しくないほど引きこもりではありますが、やはり新店舗のレビューを書くまでは、続けさせてもらおうと決意した夜でした (;´▽`A``
大変、ごちそうさまでした m(__)m
銀座の「鮨エンリケ」
あの、伝説のエンリケさんのお店です。
そして、そちらのの安倍大将は、「たかおか」さんのご出身なのです。
この春「鮨エンリケ」さんは名古屋への移転オープンが決定しました。
内装工事などの暫くの間、安倍大将が高岡さんの元でブラッシュアップなさるとの事、
彼の修行時代が懐かしいご常連様と楽しみに伺ってまいりましたヽ(^o^)丿♡
この日、高岡さんはいつになくハイテンション♪
安倍さんや、お弟子の佐藤さんが揃っているのが嬉しい様子です。
楽しみにしていたのは、安倍大将もお鮨を握って下さるとの事 !
高岡さんも、この機会に新しい試みをご披露下さいました♡
絶品鯵も、金目鯛も、いつもより勢いがある印象、
普段頂けない、鰹にぎりや、塩で頂くトロ、おぼろをかましたコハダなど、もう最高でした ಥ‿ಥ♡
誤算だったのは・・・
一通り高岡さんのお鮨が終了したその後、安倍大将・佐藤さんのお鮨が振舞われた事(・_・;)
既に腹パン、でもでも、絶対お二人の握りは頂きたい・・・
最後には冷や汗が滲み出て、座っていられなくなる始末 m(__)m
でもでも、美味しくて、楽しくて、懐かしくて、幸せな時間でした。
お写真は抜粋です。
お二人の握りのアピールをそちらに(*^^)v
安倍さんが懐かしい皆さま、5月も暫くいらっしゃるようですよ♡
私はもう一度伺います。
高岡さんの新作巻物も次回披露いただく予定、めちゃくちゃ楽しみです\(^o^)/
ごちそうさまでしたm(__)m
暫く伺えないうちに、いつの間にか季節が冬から春へ。
大変 (゚д゚)!! 「たかおか」さんの春を、逃してしまう !!
慌ててお願いし、なんとか一席滑り込ませて頂きましたm(__)m
引き戸を開けると、漆塗りの壁に大きく生けられた桜が目に飛び込んできました( ꈍᴗꈍ)
いらしたことがある方ならお判りの、あのお香の香りと静かに流れる音楽。
お弟子さんがスッと椅子を引いてくださる、完璧な気配り・・・やっぱり落ち着くなぁと溜め息です。
さてこの日、おきまりの「香る蛸」からスタート。
茹で方がちょっと変わったような、サクッと歯が入りながら、噛みごたえも残り、やっぱり美味しい。
次は旬の青柳。少し暗い板場に、青柳のオレンジが映えて美しいですね♡
間違いない安心感からパクッと頂きますが、想定外の甘みにハッとしました。
鰹、鯵の薬味和え、茶碗蒸しと進むうちに、ほんの少しずつ記憶と違ってて、春という季節のせいかお魚の甘みが優しい印象です。
これは油断せず通い続けなければいけないと、一人決意しておりました。
そして、何より楽しみにしていた閂。大型の細魚です♡
季節は終盤、なんとこの日で扱いは最後だったとの事 (^_^;)
「ギリギリでしたけど、なんとしてでも釣ってって頼んだんですよ(笑) 丸々と良いのが2本。お代わりありますからね(笑)」
と、ありがたいお言葉・・・もう一貫下さいm(__)m
たかおかさんは3月で開業してちょうど10年、11年目のスタートです。
来年の3月には東京駅前のお店もオープンが決まり、ますます磨きがかかってますね(灬º‿º灬)♡
来月にはちょっと面白いイベントもありますし、またまた月一訪問、復活です。
大変大変美味しかったです。
ありがとうございましたm(_ _)m
※お写真は抜粋です。
お鮨納めは「たかおか」さん。
通い始めて6,7年、「バアサン」などと呼ばれて非常に、非常にムカつきながらも(눈‸눈)
悔しいかな美味しさが、ずば抜けていて、また来てしまいました。
たかおかさんの特徴の一つは「薫り」
毎回のスタートで、蛸がこんなに薫るかと驚きます。
そして今回の二番手、
軽く藁で燻した「鰆」の美味しいことったら!悔しい・・・
この時期、あちこちでお目にかかる「鰆」は、よほどのことが無いと美味しいと思えなくなっているのですが、
この日は、何ともいえない旨み引きだされ、舌に蕩けて震えるレベル。
「鰆」のポテンシャルに感動しました。
今回は丁度、銚子の鮪も始まって、
同じ銚子港からのシラカワや鮟肝も、無本領発揮の千葉尽くしが嬉しい(*^^)v
薬味も、市内の赤カブ・白葱も旬で脇を固め、
いつもの、東京湾オールスターズ「鯵」「金目鯛」「車海老」も本当にさすがの美味しさでした。
そうそう、
今回も、ノンアルおばばに湧水の水出し煎茶をたっぷりご用意下さいました。
玉露?とお聞きしたぐらいの旨味でした。
お気遣い感謝ですm(_ _)m
さて、今回はお久しぶりの方々と楽しい女子会になりました。
年の瀬にお目にかかれて嬉しく、お付き合いいただき感謝です。
次回は、また来月、一人ゆっくりお鮨を堪能しに参ります。
悔しいけれど…(しつこいww)
また、来年も宜しくお願い申し上げます。
ごちそうさまでしたm(__)m
毎月伺っていた「たかおか」さんですが、8月末以来お鮨離れしていて、とても久しぶりに感じます。
食べ終わってみて、こんなに季節が変わったかと、新鮮な感動でありましたm(__)m
ご一緒様が、最初に登場の蛸の香りにテンションが上がっていて楽しいスタート♡
最初に出される「藁で燻された鰆」は、丁度良い脂の乗りと旨みに、思わず目を合わせてしまいます。
激しく美味♡
「クモコ」の時期もやってきて、同時期に始まる「千葉の赤かぶ」の擦りおろしと供されて、真っ白とピンクの色合いが素敵。そして、仄かに甘い。
この時期、クモコ攻めを好まない私ですが、高岡さんが仕立てるクモコだけは大好きです。
今回一番の驚きは、銚子の磯で採れた蛤でしょうか。
先ずは「蛤出汁の茶碗蒸し」を一口頂いて、あれっ?と思いました。
甘みを感じるのです。
いつもは先ずミネラルを強く感じるのですが、不思議です。
狭い磯の砂だまりで育った蛤は、なるほど、荒波と戦い、でも充分な餌があって、
大きくは育てないながらも、こんなに旨みを貯め込んだか・・・と、自然の力に思いを馳せてしまいました。
良く頑張ったね。いただきます♪
他にも、
「3時間前に上がった鯵」はプリプリと跳ね回って、千葉のお鮨の醍醐味でしたし、
「大間の鮪」も脂が乗って食べごろかも。
湧き水を汲みに行って、市内の有機栽培のお茶で贅沢な水出しでご用意下さっていたのも感謝です。
美味しゅうございました。
帰り道、美味しさを反芻しながら
また、年末年始に「独りたかおか詣で」も良いかな、と考えておりました。
ごちそうさまでしたm(__)m
毎月定期訪問に、今回は年間1,800件食べ歩くというグルマン様や、仲良し様と訪れました。
この日はいつにもまして、穏やかな笑顔の高岡さん、「あ、きっとタネに自信があるのだな」と♪
今の時期は私の最も好きな季節でもあります。
旬の鰹は、銚子の朝捕れが直送され「たかおか米」の藁で燻された、もっちりした口当たりはもう最高です。
鰹が好きだ~~!!<゜)))彡
そして、鮑!!
館山の黒鮑はサイズも大きくなって、大好きな柔らかさと塩梅に煮上がっています。
鮑はそれほど好まないのですが、この短い期間の、高岡さんの鮑は特別です。
「入梅鰯」や「黄金鯵」もまさに旬。「梅雨鮟鱇の肝」もトロトロです。
丸々と太って脂ノリノリ、私が好きかどうかは別として(笑)、ご一緒様に召し上がっていただけるのは嬉しい限りです。
今の棒鮨は入梅鰯を使って、大葉・茗荷をたっぷりに、備長炭で炙りますが、
明らかに先月より脂が乗っていました。自然の変化は凄いなぁ・・・
(お写真が無いのですが、ご一緒様が素敵なお写真をアップしてくださいました)
鮪に高岡さんは、「まだ小さいですけど、良い鮪です、夏鮪ですけどね」と、どこか嬉しそうに聞こえました。
美しいグラデーションの素晴らしい鮪でした。
夏鮪ラブです♡
この日ご一緒様も素敵な穏やかな方ばかり、本当に楽しいお時間でした。
ありがとうございましたm(__)m
そして高岡さん、また来月、宜しくお願いいたします。
ごちそうさまでした。
※ ※ ※
頂いたものは、ご一緒様のコピペです。ありがとうございますm(__)m
つまみから
◇ 煮蛸、銚子
◇ 鰹、銚子
◇ 煮鮑、館山
◇ 赤甘鯛、竹岡
◇ 梅雨鮟鱇の肝、銚子
◇ 金谷鯵に新玉ねぎと落花生を和えて、富津
◇ 大和蛤の茶碗蒸し、船橋三番瀬
◇ 入梅鰯の炙り鮨、銚子
◇ 鮑肝の味噌漬け
握り
◇ 金目鯛、銚子
◇ 蛤、船橋三番瀬
◇ 小肌、船橋三番瀬
◇ 縞鯵、鴨川
◇ 赤身漬け、鳥取境港
◇ 血合いぎし、鳥取境港
◇ 中トロ、鳥取境港
◇ 剣先烏賊、館山
◇ 蛤、船橋三番瀬
◇ 金谷鯵、富津
◇ 車海老、竹岡
◇ 馬糞雲丹、北海道余市
◇ 穴子、富津
◇ 玉
美しいフォルムです。
先ずは見て感嘆。
そしてその美しさから想像する味わいを超えて、薫り高く。
やっぱり私はたかおかさんのお鮨が好きだなぁ・・・と、今回改めて思わせて下さいました。
たかおかさんのシグニチャーが、いくつも思い浮かびます。
例えば、
自家栽培の稲藁で炙った、鰹
高温の備長炭でパチパチと炙る、棒鮨
全国的にも有名な金谷の鯵には、九十九里の砂地の小葱を綺麗に叩いて擦った薬味を噛ませて。
ですがやはり皆様に味わっていただきたいのは、毎回握りの最初、挨拶代わりの「金目鯛」です。
金目のアラから取ったの出汁醤油で漬け、芥子には隠し味の梅干しを擦り合わせてまろやかに。
口に入れた瞬間に、魚の薫りを感じて、お米のハラケに、これこれ、これなのよ、と毎回感動してしまいます。
1つ1つに施された、丁寧な仕事は、私は他のお店で経験したことはありません。
書いていても、口の中に味わいが蘇ってきます(笑)
今回は遠方からのお客様との嬉しい会食。いただいたのは、
◇ 焚き水蛸 (千葉・銚子)
◇ 青柳 (千葉・木更津)
◇ 上り鰹 (千葉・勝浦)
◇ 赤甘鯛 (千葉)
◇ 鮟肝 (千葉・銚子)
◇ 鯵薬味和え (千葉・金谷)
◇ 鮟肝 (千葉・銚子)
◇ 太刀魚 (千葉・竹岡) 炙り棒寿司
◇ 唐墨 (千葉・竹岡)
握り
◇ 金目鯛 (千葉・銚子)
◇ 小鰭 (千葉船橋・三番瀬)
◇ 細魚 (千葉・竹岡産)
◇ 本鮪赤身ヅケ (静岡・下田、140kg、桶長)
◇ 中トロ
◇ 大トロ
◇ 墨烏賊 (千葉・富津)
◇ 煮蛤 (千葉・銚子)
◇ 鯵 (千葉・金谷)
◇ 車海老 (千葉・竹岡)
◇ 蝦夷馬糞雲丹 (北海道)
◇ 煮穴子 (千葉・富津)
◇ 玉
最近益々美味しさが増した、たかおかさん。伺えて嬉しいです。
また来月、どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m
「たかおか」さんは、またまた休業を余儀なくされ、やっと先週、時短ながら再開されました。
休業中に食べログシルバーを受賞され、高岡大将は気になさってないようですが、私は嬉しい限りです(笑)
さて、そんなこんなで1月は訪れることが出来なくなりましたが、
この日は無事に、遠方からの素敵な料理人さん方をお迎えしてご一緒することができました。
久しぶりに伺うと、お皿や器が変わって、黒の輪島塗。小さな器は朱塗り。大人の雰囲気です。
この日のお鮨は美し過ぎて、見惚れて食べるのを忘れるほど(笑)
レビューをする予定では無かったので、お写真は少ないのですが、握りの迫力を感じていただけたら幸いです。
(カメラマンさん召還したい)
そして、美しいものは、やはり一点の曇りなく美味でした。
ご一緒様が、「お鮨でこんなに興奮したのは初めて」と仰ってくださり、本当に嬉しかったです(*´艸`*)
最初から何回も、「きれいな味」と呟かれ、高岡大将ともお話が弾んでいらっしゃいました。
良き哉 (*^^)v
頂いたのは
◇ 銚子の蛸
◇ 鰹の藁焼き
◇ あおやぎ 小柱
◇ 銚子の鮟肝 酒蒸し
◇ 白甘鯛 甘鯛の出汁に漬け込んで焼いたもの
◇ とれとれ鯵の薬味和え
◇ 蛤出汁の具のない茶碗蒸
◇ 太刀魚の棒鮨
◇ 自家製味噌の唐墨
◇ 金目鯛の漬け 少しだけ梅を擦り合わせた芥子で
◇ 船橋のコハダ
◇ サヨリ
◇ 墨烏賊
◇ 金谷の鯵
◇ 千葉勝浦の鮪 漬け・中トロ・大トロ
◇ 富津 天然車海老
◇ 雲丹 富津の新海苔で
◇ 穴子
◇ 玉子焼き
◇ 干瓢巻
◇ 味噌汁 今回も2杯頂きましたm(__)m
なにか忘れているかも(^_^;)
ちょっと遠いですが、「たかおか」さんだけは皆様をご案内したいと思ってしまいます。
シンプルながら個性的なお鮨、是非一度 (∩´∀`)∩
3月は時節柄珍しく空きがある様子、
しばらく3時オープンにしようかと考えていらっしゃるようでした。
また来月の予定を考えなくちゃです。
大変大変ごちそうさまでしたm(__)m
歳の瀬も、やっぱり「たかおか」さん。
月に一回の訪問も、今年は皆勤賞です。
この日は、久しぶりに美味しいものが食べたい ! と叫ぶ長女を伴って伺いました。
千葉はディズニーランドのお膝元のクラフトビール、「ハーヴェストムーン」で乾杯。
娘は早速の「たこ」に山葵を載せていただきながら、
「たかおかさんの蛸を食べると、蛸を見直すよね。こんなに美味しいのに、今までゴメン」と、上機嫌です。
お酒をとお願いすると、大好きな「而今 にごりざけ生」が入ってますよ、と。
今年は、醸造の本数が少なくて、1本しか入らなかった、と笑いながらお出し下さいました。
ありがたや。
そんなリラックスした時を、極上のお鮨を頂きながら過ごせるのですから、
来年も浮気せずに、皆勤賞を狙いたいと思います。・・・表彰はして下さらないけれど(笑)
頂くもののラインナップは変化がないようですが、千葉前ながらも港が変わり、薬味の産地が変わり、
その時々の味わいがとても楽しく感じます。
この日頂いたのは、おつまみから、
◇ 銚子の蛸
◇ 鰆の藁焼き
◇ 白子 擦った赤蕪ポン酢で
◇ 銚子の鮟肝 酒蒸し
◇ 白甘鯛 甘鯛の出汁に漬け込んで焼いたもの
◇ とれとれ鯵の薬味和え
◇ 三番瀬の蛤出汁、具のない茶碗蒸
◇ 鯖の棒鮨
◇ 7年物の自家製味噌で漬けた、唐墨
握りに入って、時折娘の口に入ってしまいました(笑)
◇ 金目鯛の漬け 少しだけ梅を擦り合わせた芥子で
◇ 三番瀬のコハダ
◇ 三番瀬 蛤
◇ 墨烏賊
◇ 金谷の鯵
◇ 春日子鯛
◇ 大間延縄の鮪 漬け・中トロ・大トロ
◇ 富津 天然車海老
◇ 雲丹 富津の新海苔で
◇ 穴子
◇ 玉子焼き
◇ 干瓢巻
◇ 味噌汁 今回も2杯頂きましたm(__)m
たかおかさんは一斉スタートでは無いので、丁度お客さんのハザマ、カウンターには私たちだけでした。
とってもアットホームに寛いで、高岡大将のご家族のお話やらホッコリ伺いながら、
歳の瀬らしい時間を過ごせました。
しあわせです。
来年も、やっぱり「たかおか」
どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m
ごちそうさまでした。
今月も、「たかおか」さん。
グイグイ来ない居心地のよさが、私にはピッタリ、程良くて定期訪問です(*^^)v
さてさて、ふた月続けてレビューには訳があります。
それは、千葉は銚子の雲丹 。食べ比べで、天草・由良・銚子 を頂きました。
派手な雲丹の食べ比べは、好きではありませんが、こちらは本当に楽しめました♪
天草・由良は大好きな雲丹の産地で、特に由良が、一番好きだと思っていました。
ところが(時期の問題もあろうかとは思いますが)、
「銚子」の美味しさが頭抜けておりました。頭3つ分ぐらいwww
旨みの濃さ、甘み、薫り、過去最高の雲丹を頂きました。
地の利は勿論承知の上。むしろそこが凄いと思うのです。
今回の雲丹も直引き(ジカビキ)です。
金谷の黄金鯵もそうですが、直引きには、漁師さんやローカル市場との長年の関係性が有っての事。
最初は相手にされなかったと、昔お聞きしたことがありますが、
通い続けての今、内房外房から縦横無尽にピンを頂くことができますm(__)m
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
そして、たかおかさんにいらしたら、是非最後のお味噌汁も味わってくださいませ。
口当たりの良い、削り出しの、木のお椀で供されます。
車海老の頭で取られたお出汁ですが、見せて頂いたその頭の量たるや、チョットグロテスクなぐらい。
贅沢です。
具は無く葱を散らしただけですので、お出汁好きの方ならしっかり味わえて良いかと思います。
何か月か前に、お替りありませんか?とお聞きしてから、ずっと2杯頂いています(笑)
今回は2杯目のお出汁を、微妙に変えて下さったとのこと。
堪能させていただきました。ありがとうございました。
※ ※ ※
さてこの日は、いつもお付き合いいただく大好きな食べ友様お二人を、またまたお誘いしてしまいました。
この日のカウンターは5席で広々で、私達3人の他、女性お二人もご常連のご様子、
高岡さんも心なしかリラックスムードです(笑) ドクゼツモダイブ・・・
そして、自分の誕生日祝いに、頑張ってサロンで乾杯、
「HAPPY BIRTHDAY TO ME」 にお付き合いいただいて、感謝です。
ごちそうさまでしたm(__)m
(お写真は抜粋です)
最近の高岡さんは、新しい試みがちらりほらりと、素敵です。
毎月ずっと通っている私は、つい「ほぉ~ ( ̄ー ̄)ニヤリ」という顔をしてしまうのかもしれません・・・
その時の高岡さんの、ちらりと見せる、面映ゆそうな表情が、良いんです(笑)
例えばこの日はの「鰹」は、その日の朝6時の天蚕糸(テグス)捕り。
「さっき揚がった鰹です」・・・。
高岡さんのランドマークの一つである、自家製の藁で燻した鰹ですが、この日は更にしっとりモチモチ♡
千葉に根付いた、漁師さんとの関係性あってこそです。
ツマミで出される「浜金谷の鯵」は軽く酢でしめた後、
「白子玉葱」と、八街の「キューナッツ」(ピーナッツより美味しいそうな(・_・;)) で和えて。
鯵は、競られる時の箱に、寝かされた下側の身を使ってツマミに、<<゜)))彡
上身は、握りに使われます。
「銚子の入梅鮟鱇の肝」も、思わず「ひゃ~~っ」と声が上がるほどトロ~フワ~♡。
お箸で持ちあがらないほどで、脂も軽やか。
擦り立てのたっぷりの山葵が、薫りを際立たせて、スッと消えました。
その瞬間もチラッとドヤ顔が浮かび、サッといつもの真面目な顔に戻りました(笑)
ツマミの事ばかり書いてしまいしたが、今回握りも、とても良かったです(*^^)v
棒鮨は、「竹岡の太刀魚」
この時期、全国の超一流店に流れる太刀魚ですが、こちらでいただける幸せを噛みしめます。
「館山の剣先烏賊」は新烏賊がはじけるような食感を楽しむために、
細い短冊に切られていました。
パリッとした食感と、甘みが両方楽しめる、これも大好きになった一貫でした。
あぁ、こんなこと書いていたら、また伺いたくなってしまいました。
来月は一人の予定、早く予約を取らなくちゃ、です!!
この日は遠方からのご一緒様にお付き合いいただきました。
歓迎のシャンパンでスタート、それはそれは楽しいひと時でした。
お付き合い、ありがとうございましたm(__)m
復職の間、外食どころかテイクアウトを受け取りに行くことさえはばかられる自己隔離状態でしたが、
外食産業の苦境には心を痛めておりました。
「たかおか」さんも、緊急事態宣言の日を境に、完全に休業で、
時折LINEで状況を伺えば、益々心配がつのっておりました。
「再開の日には、必ず行くから、1席取って下さいね」とお願いしておりましたが、
やっとやっと、その日がまいりました。
17時から19時半、再開を願っていた常連5名のみのオープンでした。
高岡さんはこの1カ月半、全くお寿司を握らず、「たかおか米」の田植えや、
そっと酒蔵に伺ったりと過ごされていた様子。
「握れるか心配で、昨日練習したんです」と笑顔を見せていらっしゃいました。
本当に良かったです。
お鮨はいつものとおり素晴らしく、「やっぱり、たかおか」でした。
特に、コハダはうひょ~~っとなるほど美味しかったですし
黒服君が仕込む大好きなお味噌汁は、2杯分用意して下さっていたし(笑)
終始笑顔の2時間半でした。
千葉の地酒屋さんも、大変ダメージを受けていらっしゃり、
鍋店(なべだな)さんの「不動」も、桜の時季向けの無濾過原酒もほとんど出荷できなかった様子です。
地元応援の高岡さんは、たくさん仕入れてきたと仰り、私も応援とばかりにたくさん頂きました(笑)
おかげ様で、久しぶりに二日酔い(-"-;A ...アセアセ
まだまだ、自粛の日々は続きますが、皆様頑張って!
高岡さんも、頑張って!!
また、来月、参りますね。
本当に美味しゅうございました。ごちそうさまでしたm(__)m
帰国はしたけれど、たかおかさんに伺わなくてはキマリがつかない気分です。
帰国日が決まらず予約はとれていなかったけれど、何とか一席捩じ込んで頂いたこの日、
久しぶりに高岡さんや黒服君(?)お二人の笑顔に思わず手を振ってこたえてしまいました♪
カウンターを改装され、手元が広くなった印象、
空飛ぶお鮨のスシゲタも、今度は青い波のような、スガハラのガラス皿に変わりました。
いつになく笑顔で饒舌な高岡さん。
お鮨に使うお米を育てているのは有名ですが、その刈り入れをしたばかりとのこと。
お米を炊くお水も、良い湧き水を見つけて、調子がいいと仰います。
車で1時間程のその場所に、水を汲みに行くのにどのくらい睡眠時間を削っているのか・・・
心配になってしまいました。
この日、カウンター6席は、都内や静岡からのお客さんの様子。
どちらかと言えば、地味なお店に遠方から足を運んでくださる方に、お店の回し者ではないけれど、感謝したくなりました。
派手な演出も、キメ顔も、笑いを振り撒くトークもなく、淡々と、真摯で、優しく。
初めて訪れた日の、ごく自然に緊張をほぐしてくださった、独特の空気感を思いだしました。
さて、この日も「蛸」からスタート。
しっかり歯ごたえを残した茹で上がりで、かみしめると、ずっと旨みが続きます。
何よりも、この薫り・・・・「銚子の鰹」と共に、薫りはたかおかさんを象徴している気がします。
素晴らしかったのは、「鯵」!!
ピンのピン、と仰る、その美味しさは「世界一美味しい魚は鯵であったか!!」と思わせるようでした。
竹岡で揚がった、本物の瀬付黄金鯵を全部回してもらった、と嬉しそうに笑っていらっしゃいました。
三厩の釣り鮪も、誇らし気な様子で。
酸味と旨みと脂の乗りが最高!!
鮪さん、美味しく頂きました、ありがとう!!!
「三番瀬のコハダ」は今朝上がった、との事。
身も柔らかく、サイズ感も丁度良いと、軽い〆具合で、存分に、渋い旨みを堪能いたしました。
そして「新イクラ」!
小粒のオレンジ色で、口に含んだ圧力だけで溶けていく薄皮。
最後におかわりしてしまいました。
お隣のお客さんとの会話も弾み、本当に楽しい「ただいま」な一時でした。
千葉駅から歩いて7~8分。
確かに遠いし、どわ~っ!と盛り上がるお店ではありません。
高岡さんの、真摯でストイックで、頑固で変態なお仕事ぶりを味わいに、
皆さんに足を運んでいただきたいと願わずにいられません。
是非是非~(*^^)v
今日も美味しゅうございました。
また来月、どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m
今年のお鮨終いは「たかおか」さん。
足しげく通わせて頂いて感謝しています。
お友達をお呼びする会もちょくちょくお願いした今年、
美味しいと思えなかったらどうしよう……と、大変失礼な、変な怯えがあったりして、
お客様とご一緒するときはビクビクしてしまいます。
今回は初めて伺うお鮨屋さんのつもりで臨みました。
以前のように背筋を伸ばして緊張することはありませんが、
一品目の、蛸、
二品目の、鰆、と味を確かめるように、慎重にいただいて、
三品目、
真っ白な白子にうっすら桃色の蕪おろし添えで、
ああ、やっぱり「たかおか」さん、間違いないなぁ美味しいなぁと、ほっと、嬉しくなった次第です。
この日は鯖の棒鮨のバランスも素晴らしかったし、
金目は、初めて口にしたときの感動が甦るようでした。
大変評判の高いお鮨屋さんになられ、伺うたびに全国からお客様もいらっしゃるたかおかさん。
来年は、私は静かに大人しく、訪れるごと、しっかりと味わわせていただこうと思う、年の暮れでした。
この日に頂いたものです。
<つまみ>
◇ 煮蛸
◇ 鰆
◇ 白子 赤蕪
◇ 出来立ての鮟肝
◇ 甘鯛の骨出汁に漬けた 甘鯛
◇ 鯖の棒鮨
◇ 蛤の出汁の茶碗蒸し
◇ 自家製唐墨
<握り>
◇ 金目
◇ 小肌
◇ 墨烏賊
◇ 鮃の昆布〆
◇ 鮪漬け
◇ 中トロ
◇ 大トロ
◇ 煮蛤
◇ 鰺
◇ 馬糞雲丹
◇ 車海老
◇ 穴子
◇ 卵焼き
◇ お味噌汁
今年もごちそうさまでした。
また来年も宜しくお願いいたします。
連日の宴会で、胃も心も疲れ、一人向かう先はたかおかさん。
ここなら絶対に嫌な思いをせず、間違いなく美味しいものを頂けるという安心感があります。
かなり特徴的なアルデンテなシャリ。
前回もレビューしましたが、好き嫌いはかなりはっきり分かれると思います。
はらはらと口の中にほどけていきますが、
旨みの強いネタの数々に対峙して、しっかり主張が残る。
そんなところに虜になっているのかもしれません。
今回印象に強く残ったものをいくつかご紹介。
つまみで出た、延縄のカツオ
丁寧に擦った葱の香とともに塩と、山葵を少しつけて頂きました。
薫るお鮨と評価していらっしゃるレビューを拝見しましたが、
まさにその通り、見て・味わい・薫り・音を聴き、高岡氏はそんなところも計算しつくしている感があります。
漁期が終った日の最後の子持ちヤリイカも赤酒の甘みでしっとり美味しい・・
最高だったのが竹岡漁港であがった、素晴らしい瀬つきの鯵。
一日に3本程度しかあがらない特別な鯵を、すべて手に入れていると少し得意げでした。
頂いたとたんに、つい「おいしい~~!」と一人で声をあげてしまいました。
車海老も見事でしたし、太刀魚の棒鮨も美味しゅうございました。
あっ、そうそう、
桜の葉に包まれて仄かに香りづいた、桜鱒もロマンチックでした~。
後でお伺いすると、桜の葉は昨年ご自分で採り、浸けておいたそう。
決してこれ見よがしにせず、そっと薫り付ける、そんな一瞬にもこだわりが見えるのが高岡流。
あれもこれも、素晴らしかったです(笑)
今回は日本酒も素晴らしいものを頂けました。
「まつもと」は生産量が年間200本程度。幻の酒・・・
私ごときが頂いていいものか、とちらりと頭をよぎりましたが、
イヤイヤ・・味が解らないながらもチャンスを逃がさず、しっかり美味しくいただきました。
期待通り癒されて、今回も至福の時間。
ごちそうさまでした。
3位
12回
2020/10訪問 2020/10/23
「天ぷら」というお料理分野が、なんとなく懐石料理やお鮨より下の位置づけと感じていらっしゃった新留さん。
ここ数年の間に、その地位を押し上げ、
食べログでは、常に全国で1位2位を争うようになられました。
勿論、先人の素晴らしい積み重ねはあっての事だけれど、それは本当に天ぷらの革命であったと思います。
初めて口にしたときの、霜が溶けるように消える衣の衝撃は忘れられません。
どこともちがう、「にい留」さんの異次元天風良。無事に出禁の危機(笑)を乗り越え、12回目の訪問です。
3年に渡り、輝ける快進撃を目の当たりにできた事は、本当に幸せです。
今回、ご一緒いただいた方が、プロフェッショナルな方々でしたので、
色々な方向から解説をしていただきながら、本当に有意義な時間。
感謝しかありません。
お料理です。
◇ 北寄貝のスープ
◇ お造り 真鯛・鰤
◇ 新イクラ
◇ 鮟肝
◇ 次郎柿・黒無花果・シャインマスカットの白和え
天風良
◇ 車海老の脚 車海老
◇ 墨烏賊の新子
◇ スナップエンドウ
◇ 秋縞ささげ
◇ 銀杏
◇ 白鱚
◇ 本シシャモ
◇ 松茸
◇ 岩牡蠣
◇ 鱧
◇ 松茸のお椀
◇ 蓮根
◇ 零余子
◇ 帆立
◇ 秋縞ささげ
◇ 穴子
◇ 小柱と葦海老のかき揚げ天丼・お漬け物・蜆のお味噌汁
◇ 利平栗 ミルクジェラート
今回は最初からとっても和やかな空気感。穏やかな新留さんでした。
ご一緒様があまりお酒を召し上がらないこともあり、私も節度を保つことができました(笑)
最安値でした(笑笑)やればできるオババ。
ごちそうさまでしたm(__)m
4月の予約は伺えず、7カ月ぶりになってしまった「にい留」さん。
しかも、今回は人様にお誘いいただいての訪問です・・ドキドキ(^_^;)
開いて一番乗りでお店に入り、マスクを外すと、「お~~~っ!!」と驚きの声で迎えてくださいました。
「連絡が無いと思っていたら、そ~ゆ~事だったのか! 気持ち悪いなぁ!」と、今日もディスりでスタート。
その叫びを聞いて、ここに帰れたのが、嬉しくて仕方ありません。マゾデハナイ(-"-;A ...
この日は、最初からのハイテンションで、終始笑いと感動を巻き起こしつつ
次々と驚きのお料理が繰り出されます。
特に、水のみで煮られた鮑の舌触り、薫り、旨みの見事さは、最高です!!
強いて言えば、蛎殻町すぎたさんの鮑の、鮑自体の味わいを強く引き出した感じでしょうか。
そして、いよいよ・・待ち臨んだ、時は今!!!!
車海老の、シュンと一瞬で消える雪のような衣を口にしたときは、
「これ、これ ! これ、これ、これっ!!!」と、涙ぐみそうな感動でした。
そして、穴蝦蛄、稚鮎、空豆、蛤。いちいち感動の嵐でありました。ウルウル(T▽T)ウルウル
どうか、皆様、
常識破りの、隅から隅まで繊細に気配りされた、天風良を味わっていただきたいと心から願います。
常連以外の方にいらして欲しいと、先までの予約はとらず、OMAKASEでの一斉予約スタート。
常連とのなれ合いではなく、
常に刺激を受けていたいという志をお持ちの新留さんなのです。
マイナス60度で管理された小麦粉で、
素材ごとに衣を作り直し、
一つの鍋で
火を止めながら揚げるなんて!・・・・体験いただかなくては、私の語彙力ではお伝え出来ません。
本当に素晴らしいです。
またいつか、伺えることを願って・・・「信ずれば通ずだよ」と新留さんが豪快に笑っていそうです。
ご一緒さま、お誘い本当にありがとうございました。
大変大変、ごちそうさまでしたm(__)m
3カ月ぶりの「にい留」さん。
今、新留さんを取り巻く環境は決して良いとは言えなくて、お顔を見ると疲れが見える気がして少し苦しくなります。
(何もお力になれないのが切ないです)
そんなこんなで、お身体を心配しながらのスタートになりましたが、
始まってみれば、全てをねじ伏せるような迫力のお料理。
今回がちょうど10回目の訪問になりましたが、個人的には過去最高でした。
後半、大きな声で「ああ! なんでこんなに楽しいんだろ!! てんぷら最高!!」と、はじけるような笑顔を見せてくださいました。
本当に素晴らしかった・・・
私のつたない表現では、その一つ一つの素晴らしさはお伝え出来ません。
そこは、皆さんに召し上がっていただくしかないのでスッパリ諦めて・・・
皆さんは、人生の中で一番美味しかったもの3つ、あげるとしたら、いかがでしょうか?
私は間違いなく、「にい留」さんで頂く「赤崎の牡蠣」があがります。
今年で3年、続けて頂けているのは本当に幸せです。
その牡蠣が、また最高にグレードアップして供されました。
火はしっかり入っているのに、あふれ出るジュース、濃い旨みに言葉を失います。
ご一緒様が「軽々しい美味しいなんて言葉、言いたくないけど、他に思い当たらない」と仰っていました。
この日に供された素材の、「美味しさを一番引き出すのは、天ぷら」と納得しない訳にはいきません。
そんな天ぷらの技術を、後進の方々にもお伝えしたいと、新留さんは仰います。
その為の一環として、私のようなものにも、実際の鍋の様子をお見せ下さり、動画にも撮らせてくださいました。
その技術を、皆さんに伝えて、気付いて、試みて欲しい、
そして「天ぷら職人さん全体でレベルアップしていこう!!」が望みとの事。
仮に、天ぷらを志す職人さんがいらしたら、新留さんに色々と尋ねてみれば、きっと全て教えてくださることでしょう。
ちょっとですが、その画像はインスタに。
↓
https://www.instagram.com/p/B51Xxu8ggZ4/?hl=ja
頂いたお料理です。
◇ 北寄貝のお出汁
◇ 三重のクエ
◇ しめ鯖
◇ 鰤 辛み大根と海苔
◇ 北海道余市の鮟肝
◇ いくら茶碗蒸し
天風良に入って
◇ 車海老の脚
◇ 車海老 揚げ方を変えて2尾
◇ あおりいか
◇ スナップエンドウ
◇ 銀杏
◇ 帆立
◇ 鱚
◇ むかご
◇ 甘鯛の鱗揚げ
◇ 岩手赤崎の牡蠣
◇ 福井産の香箱蟹
◇ もずく酢に葡萄
◇ 海老芋
◇ 鱈白子
◇ 原木椎茸
◇ 穴子
◇ 南瓜
◇ お食事 かき揚げ丼
最高でした。
翌日のメッセージに、「全力を尽くし切って、燃え尽きた(笑)」と仰ってくださいました。
畏敬の念と、感謝で一杯です。
本当に本当に、ごちそうさまでしたm(__)m
またお伺いしたいと、切に切に願っております。
日本一の天ぷらが定着した、にい留さん。
数年前に訪れたその日から、素晴らしすぎて「これ以上美味しくなれるはずが無い」と感じていました。
ですが、伺う度に驚いて鳥肌が立ってしまうのです。
いつものように、まずはお料理が饗されます。
「北寄のお出汁」! うわ~、こう来たか!!
蜆や浅利よりも、上品で旨みも強く、胃に染みわたります。
ビールから慌ててお酒に変えながら、思わず歓声を上げる、「鯛としめ鯖」。
その味わいは、お写真に見える通りの美しさ。
「熟成された鰤」は、「2度塩をして熟成した」との事。
何それ?!
魚の臭みは全くなく、丁度いい塩梅で、旨みが口に広がります。
お鮨の名店「㐂邑」さんと仲良しなのは有名ですが、
先日SNSで、お鮨の「シャリサミット」に新留さんの姿を見た時は驚きました。
スキンヘッドのみなさんの中に、たった一人スタイリッシュないで立ちで、真剣な眼差しです。
「凄く勉強になったよ!!」と嬉しそうに仰り、常に周りから何かを学び取ろうとなさっています。
その姿勢から生み出されるものが、私たちを驚かせるのですね。
そして、天ぷらです。
ディズニーの「ファンタジア」という映画をご存じでしょうか?
ミッキーが、右に左に、水や光を巻き上げながら輝かせる映像は、記憶にあるのではないでしょうか?
すこし酔ってきて、新留さんをうっとりと眺めていると、まるで魔法のような映像が見えてくるようです。
油を自由自在に操って、キラキラと輝かせます。
素材が投入されて、
衣の空気孔から、さざ波のように美しく、気泡が立ち昇るのが見えてくる気がします。
そして目の前に、すっと置かれたその衣には、気泡の名残。
口にすると、また泡のように消えます♡
車海老も、烏賊も、牡蠣も、インカの目覚めも、それぞれに、一番合った火の通し方と水分量で仕上げられ、
それは魔法としか思えません。
どうかどうか、一度試してみて下さい。
いただいたお料理です。
(例によって抜けているかも、そしてお写真も一部抜けています。ムービーはインスタへ)
◇ 北寄貝の出し汁
◇ 真鯛・しめ鯖
◇ 熟成鰤
◇ 柿と無花果の白和え
◇ 新イクラの茶碗蒸し
◇ 車海老 脚
◇ 車海老 2尾
◇ 剣先烏賊
◇ 銀杏
◇ 鱚
◇ 牡蠣
◇ あきしまささげ
◇ 鱧
◇ 松茸のお出汁に鱧の天ぷらをいれて
◇ 本シシャモ
◇ 海老芋
◇ 白海老 生と大葉包み 食べ比べ
◇ アスパラ
◇ インカのめざめ
◇ 海苔天 雲丹のせ
◇ 穴子
◇ 天丼
お値段が上がったのは、飲みすぎのせいです(;^_^A アセアセ・・・
食事が終わってから、シャンパンを開けたりしてしまいましたm(__)m
オババの顔は見飽きたと言われてしまいましたが、
どうかまた、伺えますように。
ごちそうさまでした。
ランキングなんて、うつろいやすいものだけれど、
それでも、食べログ全国のお店のトップに躍り出た時は、アッ!と声が漏れました。
大好きなお店だからというだけでなく、
日本料理屋さんやお鮨屋さんや、フレンチといった、トップになる馴染みのジャンルではなく、
「てんぷら」なのです。
「天ぷらの地位をあげたい」と、ずっと仰っていた新留さんが、とうとう風穴を開けたんだ・・・・
私まで感激で鳥肌が立つようでした。
そんな時期に、またお目にかかれる幸運に感謝。
訪問前日には「また、揚げ方を少し変えてみたから、お楽しみに!」とのメッセージに、武者震いの訪問です。
いつものように、静々とお料理から。
「にい留」さんは序章のお料理も素晴らしいのです。
「雲丹蕎麦」などは、これをお出し頂けるお店があれば、それだけでも馳せ参じるでしょう。
お刺身も素晴らしかった・・・。
ですが、やはり、天ぷらが桁違いの異次元・・・
久しぶりに「にい留」さんでお目にかかった、素敵お師匠レビュアー様に、離れた席でありながら
つい、「いよいよですね!!」とアイコンタクト。
「いよいよだね!」と、返していただく笑顔も、本当に嬉しい瞬間です。
後はもう、懐かしさと、驚きと、感動で夢心地です。
食材によって、低温ベースで油の温度を変え、ときには火を止めてしまう新留さん。
勿論、油も換えます。
超低温で管理した小麦粉を使って、さらには、数分の放置での劣化をも恐れ、少量ずつ何回も衣を作り直します。
彼は天才でもあるけれど、絶え間ない努力の人なのです。
そこから生み出される衣は、「霜柱のようだね」と、お師匠レビュアー様が評されて、まさに繊細で美しいイメージとピッタリです。
(きっと暫く後にアップされる、レビューをお楽しみに)
でも、それだけでは無く、ときには厚くし、ときには素材の糖分で焦がし、衣も温度も変幻自在。
私はいつも圧倒されて息を飲んでしまうのです。
今回は静かに(^^;) 味わおうと思っておりましたが・・・
何年かぶりに揚げたと仰る「夏櫨(ウロハゼ)」をいただいた時には、
そのほっくりした身質と、そのものの持つ味わい、後から来る甘みに、ひゃ~~っと叫び、スツールの下の足をバタバタさせ、涙目になっておりました。
稚鮎というより青年鮎の味の濃さ! 稚鮎では味わえない、身の質も、肝の甘苦さも味わえ、素晴らしすぎたし、
丁寧に隠し包丁を入れた「オクラ」の香り高さと言ったら!!!
鱧もアスパラも、封印していらした薩摩芋も、
いくら頂いても終わってしまうのが悲しい・・・時よ止まれ。
ぁぁ、冷静に文章を書こうとして、また興奮してしまいました・・・(-"-;A ...アセアセ
頂いたお料理です。
◇ 東京三つ葉と蒸し鮑
◇ 真鯛 お造り
◇ 鰹 漬け
◇ 余市の塩水馬糞のお蕎麦
◇ 車海老の前脚
◇ 車海老
◇ 障泥烏賊 地物 3週間寝かせ!!!
◇ 夏櫨
◇ 沖縄産赤オクラ
◇ ロマネスコ ズッキーニ 愛知県岡崎産
◇ 鱚
◇ とうもろこし 2種
◇ 子持ちシャコ
◇ 箸休め 無花果の胡麻ペースト
◇ 蛤
◇ 鱧
◇ 紫アスパラ 3か所に分けて
◇ 鮎
◇ 茄子
◇ 赤雲丹に海苔
◇ 穴子 三重県産
◇ さつま芋
◇ 天丼 香の物
◇ 鬼灯
末永く、末永く、にい留さんに通わせていただきたい。私の気持ちが伝わりますように。
ご一緒いただいた、新留ファンの皆様、楽しいお時間をありがとうございました。
そして、新留さん、美しい女将さん、ありがとうございました。
ごちそうさまでしたm(__)m
4カ月ぶりの「にい留」さん。
食べログゴールド受賞初め、その素晴らしさが国を超えて鳴り響き、嬉しいながらも、ああ遠い人になってしまった、と。
それでも、何とかお店の前に立ったこの日・・・・
胸を高鳴らせ、戸を開ければ、あの凛と背筋が伸びたオーラ全開の大将の笑顔、美しい女将さんの微笑み。
さっきまでの、いじけた気分は消し飛んで、
「新留台風」に巻きこまれ、魔法のような時を過ごすことになったのです。
さて、まずは肴からいくつか供されます。
今回ご一緒頂いた料理人さんの様子も気にしつつ、落ち着いているワタクシ。
この時期に一番うれしい「木の芽和え」をいただき、
咲き始めた桜を思わせる美しい「真鯛」・・・
徐々に興奮が高まっては行ったものの、ここまでは、
肴を愛で、器を愛で、落ち着いて写真も撮れていたのです。
ところが・・・・
天ぷらがスタートしたとたん、何かが吹き飛びました。
1本目の車海老。「まずは何も付けないで。衣が消えますよ。」と新留大将。
私は、一刻も早く体験したくて、すかさず口に運びます。
はぁ・・・o(*´д`*)o、今までで最高の口どけ・・・・
そうして、1本目から、写真を撮るのを忘れていました(笑)
その後も、何回も写真を撮り忘れスカスカですが、でもでもでも、私のつたない写真などより、
この衝撃は、身をもって経験して頂くしかないのです。
甘みが弾けて噴き出すような「稚鮎」も、
トロっと蕩けて甘い「ホワイトアスパラ」も、
香りと甘みとほんの少しのエグミが奇跡のバランスと思える「塚原産の筍」も、間違いなく過去最高!
ああ、百合根も牡丹海老も白魚も、他では頂けない神技!!
圧巻でした。
切ないぐらいに素晴らしかった、この日のラインナップです。
(ご一緒様のほぼコピペ、ありがとうございます)
肴から、
◇ 筍と平貝の木の芽と法蓮草の青よせ
◇ 真鯛のお造り
◇ 子持ち槍烏賊の印籠
◇ 蛤の酒蒸し椀
◇ 春鰤の漬け
◇ のれそれの黄身酢
天風ら、
衣は、小麦は福岡県八女産の小麦を専用冷凍庫で-50℃前後で寝かせるとサラサラのパウダースノー。
途中、天タネにあわせて何回も作り直します。
揚げる火力も、細かい調整をして、時には火を止めてしまうこともあります。
◇ 車海老脚
◇ 車海老
◇ 障泥烏賊
◇ 空豆
◇ 白魚の大葉巻き
◇ 雁足
◇ 白鱚
◇ 百合根
◇ 稚鮎
◇ 行者大蒜
◇ ホワイトアスパラガス
◇ ホワイトアスパラの根元
◇ 牡丹海老
◇ 筍
◇ ぎんぽ
◇ 椎茸
◇ 穴子
◇ 天丼 蜆の赤出汁
初めてご一緒いただいた方々も、「異次元」「比較をしたら失礼」と、嬉しいお言葉で、
やっぱり「にい留」さんは素晴らしい、と、衝撃を新たにいたしました。
またうかがえる日を待ち望んで、日々精進することに致します。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
衣を付けて、揚げる。
ただそれだけの事が、こんなに多彩に、食材を輝かせるなんて。
先人にお伝えしたい。日本の文化は、革新と共に、しっかり継承されていますよ。
幸運にも通わせていただいて、1年強で6回。そして、その毎回の進化が止まらない。
誤解しないで頂きたいのは、その最初の訪問から、既に新留さんは至高だった事。
これ以上の進化は食材の変化に頼るしか無いのでは?と、思ったけれど、
そうではなく、技術自体が進化して、バカ舌の私にでも、毎回新しい驚きをもたらしてくれる。
私は、毎回唖然としてしまう・・・
「てんぷらを揚げるのが楽しくて仕方ない」、そう仰る彼の頭の中は、四六時中てんぷらでいっぱいなのだろう。
常に考え、計算し、試し、理論付け、そして私たちに提供してくださる。
その真剣さについていけるかと、少し怖くなるほど。
今回の訪問の詳細は、ご一緒下さった皆様が、それこそ輝くようなレビューをして下さっていらっしゃるので、
私は少しだけ。
1年前のこの時期、伺わせていただいて、忘れられなかった牡蠣と香箱。
中でもこの牡蠣は、どこのお料理屋さんでも、私は体験していない。
美味しい天ぷらの定義を考えてみてください。
熱々、レア、ジューシー? 臭みがないのは当たり前。
新留さんの牡蠣は、むしろしっかり火が入ってると言っても良い。
低い温度で、じっくりと、牡蠣自体が旨みを蓄え、爆発する寸前まで膨らませて提供してくださる。
炎の量を変えながら油を操っているのが、真横に陣取る私にはいつも眺められ、目が離せない。
そして、そのコントロールを生かすのが、熊野筆での粉打ちと、-50度で保たれる小麦粉。
生き生きとした薄い衣が、爆発しそうな旨みを閉じ込めて、さらに衣の旨みをプラスする。
全てが一体になって、初めて現れる奇跡と思う。
何もつけずに頂くのだけれど、膨らんだ先から齧ると、海の旨みを全部、牡蠣が蓄えていたかのよう。
次に真ん中あたりを齧ると、トゥルリと柔らかい口当たりが加わり、
最後に柱の部分の旨みの濃いこと!!!
こんなに美味しくしてもらった牡蠣は幸せだろう・・・・
天ぷらを食べ進むにつれて、驚きと幸せが私の中に充満して、このまま舞い上がれるのではないかと思ってしまう。
ずっと、ここで漂っていたい・・・・
その都度、新留さんに「帰れ~~っ!!」と言われてしまうけれど(笑)
あぁ、今回も幸せでした・・・・・
本当にごちそうさまでした。
もう少し、その進化についていけるよう、頑張りたいと思います。また参りますm(__)m
またまた、新幹線に飛び乗って、やってまいりました。
今回も、分不相応にもお席を貸切らせていただいて、東京や広島や金沢や、全国各地の方をお誘いいたしました。
地元でもないのに、田舎のオババが、なぜそんな大それた事をしでかすか?
「だって、すごいんだもの!!」゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
初めて、こちらにお連れ頂いた日、おとなしく隅に控えていた私。
一品頂くたびに大きく目を見開いていった、あの感動は忘れられません。
今や押しも押されぬ、食べログ天麩羅部門 全国1位の「にい留」さんは、お名前も知れ渡り、
レビュアー様方の、素晴らしいレビューも連なり、
数々の美しいお写真も皆様の目に留まっておりますが、
「実際に食べてみないと、この凄さはわからない!!」(#^.^#)b
☆炎のように立ち上がる衣は、衣が生きている証拠!!! とか、
☆舌に触れればシュンと溶ける、淡雪のような衣!!! とか
☆衣は八女産小麦で、専用冷凍庫で-50℃で寝かせてパウダースノーに!!! とか
☆水分と旨みを集めきったような種は、元の食材を遥かに超えている!!!! とか
色々と、申し上げたって、百聞は一見に如かず。
私のダメな写真や、拙いボキャブラリーでお伝え出来るものではありません。
だから、分不相応でも、リスクがあろうとも、
本当に食べる事が好きな方には、「絶対に行くべきですよ o(*⌒O⌒)b」とお誘いしてしまう。
そしてやはり、今回も新留大将は叫び、
美しい奥様はハラハラ心配そうに微笑み、
ご参加の方々は、私の気持ちを、わかって下さったはず・・・ふぅ・・・
幸せです。
この日のラインナップと、お写真を何枚かアップいたしますm(__)m
「皆さんお酒飲むでしょう?つまみを途中で挟みますね」とニヤリとなさった、変則内容です。
◇真鯛のお造り (愛知県産・塩〆5日目)
◇渡り蟹(三河)と馬糞雲丹(岩手) 雲丹の殻ごと、お出汁のジュレ
◇車海老の頭×2
◇車海老×2
◇鹿児島の新烏賊
◇新烏賊の下足
◇阿蘇の新銀杏
◇竹岡の白鱚
◇岐阜の紅おくら
◇福井の蒸し黒鮑 そのままと揚げたものの食べ比べ
これは、もう圧巻 ゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
もともと美味しい黒鮑が、揚げることで異次元の領域へ!!!!!!!
カウンターの端から順に「うっ!」とか「あぁ」とか「はぁぁぁ」とか、うめきのウェーブが押し寄せて、
新留大将が、さすがに「おっさんの、うめき声いらん~」と、声を上げていました。
それほど凄かった~
◇赤く熟れた万願寺
◇仙鳳趾の牡蠣
◇松茸
◇長崎の歯鰹
◇山形のアスパラガス
◇伊勢湾の鱧
◇富良野の玉蜀黍
◇甘海老 お造りと揚げたものの食べ比べ
◇五箇山の茗荷
◇秋刀魚と新イクラ
◇泉州の茄子
◇八幡浜の白甘鯛 1ヶ月熟成
◇穴子
◇無花果
◇小柱とよし海老かき揚げの天茶
あきれたことに、というか何というか、気づけば滞在5時間。
皆、本気で新留大将の技を味わった、最高の宴でありました。
大将、皆さん、本当にありがとうございました。
ロンドンや、その他色々なイベントもあるようですが、どうぞお体ご自愛なさって、
また、感動の宴をお願いいたします。
ごちそうさまでした。
ビルの2階への階段をお店に向かって登る時、
待ちに待った時が今!と胸が高鳴ります。
「今、わたし幸せだ~~っ!」
仁王立ちして叫びたくなる、それが「にい留」さんです。
この日は東京からの皆様をお誘いしての貸切り会。
大将も皆様も少しだけ緊張した様子です。
いつもそうです。始まりの新留さんは少し怖い顔をしていらっしゃいます。
(あとでお聞きしたら「それはそうでしょ、緊張するよ(笑)」との事)
そんななか、まずびっくり嬉しかったのは、あるお大尽様からサプライズ・プレゼントでシャンパンが届いていました!
なんて粋な!!
ありがたく頂戴して皆さんと乾杯!
一品目の蓴菜が涼やかに供されます。
二品目。
すし喜邑インスパイア絶品雲丹蕎麦(木村大将公認)
新留さんと仲良しの木村大将。すし喜邑さんで頂けるソースにインスパイアされたとの事。
雲丹に天つゆを合わせて絶品お蕎麦に。
そうなのです!にい留さんは天つゆも美味しくて、
「やっぱり天ぷらは塩だね」などと言っていると頂き損ねるのでご注意を。
ふわとろの上品な鮟肝、
歯を押し返してくる美しいエッジが光る若いカツオと続き、
さぁいよいよ揚物のスタートです!
実はこの日の3日前に、新しいフラッシュバーナーを導入なさったとのこと。
「新しいステージの幕明けだよ!」とメッセージをいただいて、
今まで以上の天ぷらなんてありえるのでしょうか!?と訝りながらも期待はMAXです。
まずは車海老の足、車海老 2尾が続けて供されます。
微妙に揚げが違う。
今回はそれが特に際立っていました。
こんなにも優しい味わいの車海老があるでしょうか!
口に入れればふわっと淡雪のように消える軽やかな衣。
皆様が口々に驚きの声を上げています。
揚げ物は、
烏賊から島オクラ へと続きます。
なんという清冽な香。口に運ぶ前からその美味しさが確信でき、
口に入れて、出て来た言葉は「ほら、やっぱりね・・・」
何が、やっぱりなんだか(笑)
蝦蛄!まずは摘みで、次に揚げて。
蝦蛄自体の美味しさがそうとうで、まず皆さんがザワザワするなか、
次に出された天ぷらの濃厚な旨みったら!
にい留さんの天麩羅で不思議なのは、決して良く言われるように「脱水」されているとは思えない事。
蝦蛄は摘みで頂いた水分量と何も変わらず、ただ味わいが凝縮しているのです。
その後の万願寺唐辛子、アスパラ、ズッキーニは水分がほとばしったし
フルーツ茄子のとろける口当たりは、塩さえ邪魔に感じました。
鱧は、骨のない新種かと思うほどフワフワだし、
ああ、鮎!
さくりと歯を入れると、瞬間あの香りと苦味を感じ、次の瞬間には肝は甘味に変わり、ほとんど噛む必要もなく幻のように消えます。
いったいどうしたらこんな事ができるのでしょう……
岩牡蠣や鱚や黒鮑や、すべてが素晴らしく、でも淡雪のように儚く
この日が終ってしまうのが切ないぐらいです。
だからと言うわけではありませんが、天丼と天茶漬けを両方頂いてしまいました(;'∀')
まだ先を極めたいと仰るにい留さん。
「鮨」の文化がどうしても先行していて、「天ぷら」の文化はまだまだ認知されていないと仰います。
今の時代のトップランナーとして、先人の文化を世界レベルに押し上げていく!
という気概がほとばしるようです。
今が最高としか思えない、にい留さんの天麩羅だけれども、
やはりフラッシュバーナー以前とはその軽やかさや味わいが、
一層深まったように感じるのも確かなので、
きっと、まだ先があるのでしょう・・・・
余りに素晴らしすぎで、手が届かないお店になってしまうかもしれないけれど、
先を見て見たいと切に願わずにはいられません。
ご一緒して下さった皆様のお陰様で、新留大将もノリノリ、最高の時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました。
そして、大将、大変大変ごちそうさまでした。
また、参ります<m(__)m>
4カ月ぶりの「にい留」さん。
今、伺える事を、こんなに楽しみに待つ場所は他にはありません・・・。
歳のせいか、食の経験を増やしていくこと自体はあきらめ気味で、自分にとっての最高を見つけたら、思い残すことはなく、
天麩羅なら、私はこの天才の天麩羅が頂きたいのです。
満席の店内、新留氏の前にご案内いただき、ご挨拶。
トキメキが隠せません(笑)
そして先付けから静かにスタート、飲み屋は泡を。
この日は食材に一家言持つ、広島のお魚奉行様をお誘いしての会食です。
どう印象を持たれるかも、気になりました。
◇のれそれ(静岡県浜名湖産)、黄身出汁
◇空豆、蛍烏賊、平貝、コシアブラ、菜の花
蛍烏賊がまろやかでクリームのようなふんわり感。確かな大将の目利きと火入れ。やっぱり・・・とにんまり。
☆揚物がスタート
◇車海老の足
◇車海老
舌に乗せると衣がシュンと溶けます。これです~~~~!!
どこでいただく天麩羅とも違う、大将の感性と技。
お魚奉行様が目を丸くしていらっしゃいます。やった~~っ\(^o^)/
◇あおり烏賊(熟成)
◇雁足(九州産)
◇シロウオ(島根県宍道湖産)の大葉包み
シロウオは頭に繋がった内臓を抜いてあり、ちょっとしたざらつきすらなく、
透明感のある甘みとふんわりホコホコ感。 うっとり、泣きそうなぐらい。
◇たらの芽
これも凄い! むせかえるような春の息吹を集めて閉じ込めたよう。
歯を入れたら、封印が解かれたように弾けました♡
◇ぎんぽ
◇筍(京都府物集女産)
人生一美味しかった・・・
◇蛤
◇桜鯛の桜餅風お造り
◇アスパラガス 先端・茎、少し時間を空けて、根元
大将の技術に圧倒されます。
みずみずしさと香り。絞れるほどのジュース自体が濃厚な旨みをもって、全身がアスパラに染まりそう!
◇牡丹海老
◇稚鮎
ほのかな苦味、そして薫り、ですが上品な甘みが勝ちます。
◇毛蟹と蝦夷馬糞雲丹、濃縮トマトの小鉢
◇人参
◇原木椎茸
◇白甘鯛(愛媛県八幡浜産・1ヶ月熟成)
※ご一緒のお魚奉行さまのコピペです。
↓
「白甘鯛は愛媛県八幡浜産と仰られ、驚愕!
八幡浜には放血神経〆する漁師や魚屋は居ないはずで、1ヶ月の熟成など無理なはず。
そもそも愛媛県や広島県には魚は獲って直ぐ食べるもので熟成など関係無いという感覚が強く、漁師や魚屋は放血神経〆など面倒な事は殆どしません。
だから瀬戸内の魚は5日程度の寝かせがメインで熟成は出来ないのです。
大将はニヤリとして「お店で放血してます。」とのこと。
白甘鯛を頂くとフワッとした食感で、熟成された甘さが口腔内に拡がります。
とてもお店で放血されたとは思えません。
魚の扱いの技術も凄いです!」
↓
ご一緒様の解説も凄いです!
◇ 小柱とよし海老かき揚げの天丼
はぁ・・・祭りが終わりました・・・脱力
本当に素晴らしい幸せの時間でした。
一つ一つをレビューしたら大変なことになるので、
甚だまとまりのない、いつも以上の駄文になってしまいました。
(ご一緒の ふひと@広島様が素晴らしいレビューをしていらっしゃるので、そちらをご覧ください(;'∀'))
今回は特別な許可をいただいて、少しお写真も撮らせていただきました。
感動のあまりはしゃぎ過ぎのオババを笑って(?)お許しくださった新留大将と奥様に、心から感謝申し上げます。
次は2か月後。
また指折り数えて、その日を待つことにいたします。
ごちそうさまでしたm(__)m
冬のにい留さん。
予約困難なお店へはトライを諦めがちな私ですが、こちらだけは努力をして、頑張って伺いたい。そんな唯一のお店です。
そんな私の熱い思いを汲んでいただいたのか、麗しのスーパーレビュアー様が貸しきりのお席に呼んでくださいました。
(注: お写真は通常NGです。貸し切りのお席で、主催者様が許可を取ってくださいました)
さて、主催者様が飲み物をお聞きくださり、先ずは泡で乾杯。
前回の訪問から待ちわびた、その時がスタートします\(^o^)/
お料理は海鼠酢から。モッチリ独特のの歯ごたえをゆっくり咀嚼し、最後にお酢も飲み干します(笑)
落ち着こう・・・と自分に言い聞かせつつ。
続いて揚げ物は、車海老の足でスタート。
落ち着こうと思っても、心の中でキタ~~っ!☆と叫んでしまいます。
何といっても素晴らしいのは、口にふわっと溶ける衣。今回はその所作を目の当たりにできる位置です。
卵に大量の水、冷凍保存してグルテンの発生を押さえた小麦粉。
そして通常であれば扱えないという、低い温度の油を操りカラリとあげていきます。
「自分は努力型だから」と仰るけれど、天賦の才能は間違いありません。
努力をなさったと言えば、きっと食材の業者さんとの関係もあるでしょう。
にい留さんの為に用意された最高の食材は、彼の手に渡り、最高の旨味を引き出されます。
◇一つずつにタグのついた勢子蟹。
私ははじめまして見ました。10個並んで壮観です。ごく薄い衣を纏い、熱々で饗されました。
スプーンを入れると待っていたかのように大量の湯気が立ち上ぼり、掬った身はジューシーに輝いています。
その旨味と言ったら!
勢子蟹の最強の頂き方は天麩羅と確信した瞬間です。ただし、「にい留」さんの。
◇大船度山 赤崎の牡蠣
「これを食べたら他では食べられなくなりますよ」と笑いながら仰る。あぁ私の牡蠣人生,前途多難(笑)
作り物の様に美しく、大きな牡蠣が低温でじっくり揚げられます。
パンパンに膨らんだ牡蠣は、塩さえ付けずに頂きます。
絶句です……
大きすぎて少しずつ頂くのですが、その場所ごとに味わいが変わります!
またまた長くなりすぎるので、その他いただいたものを。
天麩羅以外のお料理、驚くほど美味しいのです。お魚の扱い方は、神がかっています。
包丁に目をやると、見覚えが・・・・お聞きしてみると「蛎殻町すぎ田」さん「鮨の吉乃」さんと同じものとの事。
◇海鼠酢
◇甘鯛の蕪蒸し
◇鰤・鯛 刺身
そして天麩羅
◇車海老 2尾
◇アオリ烏賊
20日間熟成。ねっとりと甘い。
◇銀杏 きぬさやを挟んで
◇ハゼ ハゼの骨
持ちあげたら折れてしまいそうにフワフワ。とろけます。
◇白魚を紫蘇で包んで
中にくるまれたのは6.7本の太いシロウオ。水分が閉じ込められふわっと膨らんだ食感に驚きます。
◇椎茸
◇天然の蕗の薹
一番好きな食材にこの時期、出会えるなんて!
◇筍
香りで泣けます
◇ワカサギ
◇茄子
中の水分が滴ります・・・お写真でわかるでしょうか?
この茄子も、他の茄子が食べられなります、と仰っていました。かもしれない・・(@ ̄□ ̄@;)!!
◇河豚の白子
味が濃い白子には、たっぷりと黒七味をつけても負けません
◇むかご
◇プチトマト
熱々かと思いきや、温度がちょうどよくコントロールされていました! ヘタも一緒に頂いて爽やか。
◇雲丹・海苔
海苔の香り歯ごたえが素晴らしく、上にたっぷり乗せた超絶雲丹と勝負します
◇蓮根
◇干し柿
ご一緒の紳士が10個食べたいと仰っていました
◇桜海老の天丼
天茶は小柱でした。前回と違うものをいただいてみたく。
やっぱり素晴らしい♡
おどけながらも、拘りや自信を感じるトークも、はぁ・・・・素敵(*ノωノ) 夢の時間です。
また伺うことのできる日をひたすらひたすら待ち続けたいと思います。
大変大変ごちそうさまでした。
憧れのレビュアー様が絶賛していらしゃる「にい留」さんへ。
この日は麗しのレビュアー様の貸し切り会に参加させて頂けることになり、ドキドキと、ワクワクと、名古屋へ向かいました。
新しいビルの2階。美しいアプローチから引き戸を開けると、長いL字のカウンターが目に飛び込んできます。
タクシーさんが一度お店の前を過ぎてしまい、気づいて戻り、ハアハアと息を上げてたどり着いた私に、既に揃われた皆様の優しく気遣ってくださる視線が注がれ・・・大変失礼いたしました。
幹事様のお気遣いで平常心を取り戻し、飲み物を選んだところでスタートです(^^;)
新留さんに目を向けると、長身にきりっとしたお顔立ち、背筋の伸びた姿が素敵です。
木箱に入った食材をご披露下さいましたが、食材を集めるご苦労は並々ならぬものがあり、
また完全にお一人でなさる仕込みの為に前日はお店を休まれたとの事。
美味しいものを提供したいというお気持ちがひしひしと伝わり、私も背筋が伸びます。
(この日は貸し切りなのでお写真を撮らせていただけました。フラッシュは気が散るとの事)
こんな私が、あの素晴らしさの説明を試みたら、きっと読んでいただけない程長くなります。
少しでもお伝えできたらな・・・
天ぷら? ですか?(@_@;)
名店と言われる場所で頂いても、最後は油が辛くなる、油嫌いの私が、本当にするすると頂きました。
食材も勿論素晴らしいし、常識外という低温で揚げられるその天ぷらは、旨みが凝縮され、
単に「たくさん食べられる」ではなく、最後まで一つ一つの味わいに感嘆しながら、食材の持つ滋味を改めて感じることが出来ました。
鱚って、そうそう、本当はこんな素晴らしい味だった。だから昔から天麩羅の食材に選ばれるのね・・・
新烏賊って、なんてすばらしい舌触りなんだろう・・・
牡丹海老は生で頂くより、揚げると、生よりはるかに上品で、濃厚で甘い・・・
一つ一つが驚きの連続でした。
てんぷらを揚げているお姿を見ると、ほとんど油切りをしていらっしゃいません。
そのことをお聞きすると、「衣が薄く繊細なので、必要が無いし、強く油を切ったら衣が落ちちゃうから」と笑っていらっしゃいました。
納得です。
口に入れるとふわっと溶けるその衣は初めての経験でした。
この日頂いたお料理です。
◇ 先付け
◇ 車海老 足
◇ 車海老
◇ 新烏賊
◇ 新烏賊 ゲソ
◇ 新銀杏
◇ 鱚
◇ 隠元
◇ 牡蠣
◇ 真鯛のお刺身
◇ 鰹のお刺身
◇ 巨大アスパラ
◇ 鮑
◇ 松茸、鱧の蓋物
◇ 里芋
◇ 牡丹海老 お刺身で
◇ 牡丹海老を揚げて
◇ 落花生
◇ 甘鯛
◇ しめ鯖お鮨
◇ 揚げ海苔に雲丹
◇ 栗
◇ 穴子
◇ 天茶
笑顔で語る、その拘りに聞き惚れながら、あっという間の3時間でした。
最近、天才だな、と思う料理人さんにお目にかかる機会がありました。
新留さんに接すると、やはり努力や探求心もさることながら、天賦の才能ってあるのだな、と感じます。
どうかその才能で、こちらに足を運ばれる皆様を幸せにして下さい・・・と願わずにいられません。
お誘いくださった、レビュアー様に心から感謝いたします。ご一緒いただけた皆様もありがとうございました。
なかなか伺える機会が訪れないかもしれませんが、必ず必ずまた伺いたい!
本当にごちそうさまでした。
4位
1回
2017/11訪問 2019/09/22
一見さんお断り。
無理だと思っても諦められない、憧れの場所。
行きたいよ~行きたいよ~、と泣いていると、ある日、天から声が降り注ぎました☆彡奇跡です。
祇園の路地に、瀟洒な暖簾。
近づいて暖簾をくぐろうとして、ふと向こうを見れば、真っ赤な着物コートを着た美しい御姐さんが歩いています。
湿った路地に紅葉を散らしたよう、あぁ・・・京都・・・♡
この日はこちらの大常連でいらっしゃる,みつごとうさん様のおかげ様で,特別に開いてくださったお昼の会。
(通常は夜のみの営業です。ご注意くださいませ)
靴を脱いで、ダイニングに入ると、みつごとうさん様と美しすぎる奥様が迎えて下さいました。
ドキドキあわあわとご挨拶。そしてシェフにご挨拶。
目をやると、憧れ続けていたカウンターと中庭が見えます。感動です。
皆様がお揃いになったところで、各々お酒をお願いし、お料理が始まります。
いただいたのは、主催者様のスペシャルコース ゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
超ド級の食材を惜しげもなく使い組合せ、驚きの完成されたお料理に!
お酒は泡をスタートにワインのペアリングをお願いいたしました。
(当日頂いたメニューまで、主催者様に送っていただきました。ありがとうございます( ;∀;))
◇フォアグラの柚子釜 キャラメリゼ
鮮やかな紅葉に覆われています。シェフから紅葉をテーブルに外してくださいと。
そして、ずっと紅葉を眺めての秋の宴になりました。
濃厚なフォアグラのプディングがキャラメリゼされ、柚子の薫りを纏っています。
フランチャコルタにベストマッチ。
◇干し貝柱のジュレの中に雲丹と柿、カリフラワーのブランマンジェ
貝柱のジュレはくっきりとして、それだけでもずっと頂いていたいお味。そこに濃厚な雲丹、そして熟した柿。
カリフラワーの旨みにクリーミーさが加わったブラマンジェは舌に余韻が残り、強い味と合わせても負けない、時間差のハーモニーと美味しさです。
◇甘鯛の昆布〆、蕪の千枚漬け風、キャビア
蕪に甘鯛を載せ、キャビアを載せ、蕪のソースとともに巻いていただきます。
皆さま、口にしたとたんに、「う~」と言葉にならない唸り声。私も「う~~~」
本当に美味しい・・・泣けるくらい。
◇勢子蟹、ハーブのサラダ・地鶏と昆布で出汁をとった三輪そうめんの手延べパスタ、出汁の底にはもずく
サラダとして頂き、冷製パスタとして頂き、載せて頂き、さまざま楽しめるのが楽しい一品。
三輪そうめんの手延べパスタは、素晴らしいコシです。頂いていくと、あちこちのお席から、おっ!と声が上がります。底にモズクがひそんでいました。
酸味でスープが変化して、素敵なアクセントになります。すごいなぁ・・・
◇ふぐの白子、菊の花、トマトの透明なソースのパスタ 唐墨パウダーをお好みで
パッと見ると何かわかりませんでした。真っ白なクリームの正体はたっぷりの河豚の白子。
菊の花がシャキシャキ感とほのかな香りを添えます。
美しい白とレモンイエローを生かすために、トマトは透明なエキスのみが使われていました。
◇フカヒレと九条ネギとチーズのリゾット、蒸し蝦夷アワビ添え
もう、どうしていいかわからない程素晴らしいお料理が!
だって、この大きさの蒸し鮑! そしてフカヒレが九条葱とお米を纏っています。
このお料理は、食べ終わりたくなかった(´;ω;`)
永遠の一皿かも……
◇長良川の青首鴨、トリュフ、シャンピニオンとフォンドボーのソース
火入れが素晴らしい!! この火入れの写真に目を奪われたのが憧れ続けるきっかけでした。
想像した通りかそれ以上です。ソースも完璧。
◇一保堂の煎り番茶
◇栗の渋皮煮、グラッパを使ったキャラメルのパンナコッタ
このひと時は現実だったのでしょうか。
言葉に表せないような素晴らしいお料理の数々、シェフの洒脱な会話、ソムリエさんのソフトな笑顔、
ご参加の皆さまの和やかな一体感は、主催のみつごとうさん様のお人柄ですね。
何だか分不相応で、ドキドキいたしましたが、本当に幸せなひと時でした。
天から降り注いだとしか思えない、お声をかけて下さり心より感謝申し上げます。
ご参加の皆さまお目にかかれて幸せでした。
お店の皆様そして、シェフ、本当に本当にごちそうさまでした。
またいつか伺えることを願っております。
5位
9回
2021/02訪問 2021/02/27
お世話になっている方をお誘いして、一番好きな時期のすぎたさんに伺えました。
脂が乗った食材が苦手な私は、冬のお食事ではヒヤヒヤすることが多く、透明感のある早春の食材に羽を広げる気分です。
この日も大好きな「しろっこ」から、嬉しいです( *´艸`)
そして、奇跡のような弾力に溢れた「野付の帆立」作り物のように美しい「かわはぎ」・・・・
いつもスタートから、どうだ!とばかりのお魚。
私などには想像もつかない、手当ての妙が有るのでしょう。
そして大好きなのが、酒肴セット。
今回は「鮟肝」と「牡蠣の味噌漬け」を頂きましたが、他では頂けない絶妙さ。甘いのだけれど、この大好きな甘みは何だろう・・・
ずっと食べていたいです。
◇ しろっこ
◇ 帆立、かわはぎ肝醤油
◇ 穴子の茶碗蒸し
◇ くもこ
◇ 鮟肝、牡蠣の味噌漬け、新政の貴醸酒
◇ マナガツオ焼き物
◇ 鯖 薬味海苔巻き
握りに入ると、さらに絶対王者としか言いようがありません。
全くブレがない、芸術作品を頂いているようです。
「鰆」の薫り、すべて吸い込みたいし、この旨味を脳裏に焼き付けたい。
他で頂いたことのない「子持ちの槍烏賊」
プリっと弾けた後にねっとりとした「子」の舌触りはもはや官能的です。
◇ こはだ
◇ 鯛
◇ 鰆
◇ 閂
◇ 春日子
◇ 鮪 漬け
◇ 中トロ
◇ 車海老
◇ 子持ち槍烏賊
◇ 鰤
◇ 雲丹
◇ 穴子 塩
◇ 味噌汁
◇ 玉子
この冬、本当に食べられないものが増えているのを実感して、心身ともにリタイア間近です。
すぎたさんも、今回で最後だろうと思いながら、大切に大切に味わいました。
いつ伺っても全くブレのない、継続する力の凄みを感じさせてくださるお仕事に、心から感服いたします。
伺えてよかったです。
本当にありがとうございました。
ごちそうさまでしたm(__)m
いつもお世話になっている方々と、すぎたさん。
今回はこちらが初めての方もいらっしゃり、その反応も気になるところ・・・のはずですが、
始まってしまえば、それも忘れて、楽しむばかりでした
m(_ _)m
先ずお刺身は、野付の帆立とかわはぎでしたが、
その、帆立の見事さよ!
鎮座している、上方を箸で掴むと、びよ~んと伸びて、持ち重りがするほど。
弾力が凄すぎる。
意識して繊維をサクッと歯で切って、歯触りと甘味を楽しみました。
かわはぎも、輝くシースルー( *´艸`)
肝は、醤油に溶くことは出来ないプリプリの固まりで、さながら肝の刺身。
身にくるんで、口中に旨味と歯ごたえ爆発でした。
流れの緩急もすばらしいなぁ、などと考える間に、握りへ。
特に爆発的に美味しかったのは、先ず「鰆」です。
寝かせたのは何日でしょう・・・厚く切りつけられて、めり込むような食感で、
その旨みの濃さと言ったら。
鰆本人も、自身のポテンシャリティに驚いていることでしょう!!!
私が鰆なら、杉田さんに嫁入りしたい♡
春日子の旨さも、負けずに凄かったですし、本当にマジックのようです。
いただいたのは、肴から
◇ ひろっこ(浅葱の新芽)のお浸し
◇ 野付の帆立
◇ カワハギ 肝醤油
◇ 真蛸の軟か煮
◇ 真鯛白子 ポン酢
◇ 鮟肝
◇ 蛍烏賊の味噌漬け
◇ 蝦夷馬糞雲丹の味噌漬け
◇ 真名鰹の幽庵焼き 胡瓜の胡麻和え
◇ 真鯖の海苔巻き
握り
◇ 小鰭
◇ 墨烏賊
◇ 細魚
◇ 鰆
◇ 春日子
◇ 本鮪中トロ
◇ 真鯵
◇ 車海老
◇ 炙り金目鯛
◇ 北紫雲丹
◇ 真穴子 煮ツメ
◇ 玉子
◇ 浅蜊汁
何もかもが「すぎたクオリティ」で、さすが過ぎる時を過ごしました。
ご一緒さま、お陰様で楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
親方、本当にありがとうございました。
次は、秋かしら・・・オババは頑張って生きて参ります。
※ ※ ※
この日はまだそんなに今ほどの緊張感の無かったころではありますが、
入り口にはアルコール、途中で窓を開けはなって換気するなど、気遣いをしていらっしゃいました。
自身のお店がクラスターにでもなろうものなら、お鮨屋さん全体の評判に関わるとの事。
同じ話を別のお店でも伺いました。
現在、休業に入られましたが、お弟子さんも多くダメージもはかり知れません。
本当に切ない・・・地には平和を。祈らずにいられません m(__)m
この日は、古くからのご常連様にお誘いいただいての「すぎた」さん♡
分不相応にも2か月連続で伺えるとは、前世で功徳を積んだのか・・・ありがたい限りです。
ご常連様とは本当に仲の良いご様子で、軽口をききながら終始リラックスした雰囲気です。
いつものように、所作から目を離せないでいると、
初めて(私には初めて)、そのお仕事への想いなどをお話しくださいました。
「幸せを感じていただける場所でありたいんです」
目の前で、あのバリトンボイスで、聞かせていただいた私の尊敬感、ウットリ感、おわかり頂けるでしょうか。
リアル、生「情熱大陸」!♪
杉田さんの気配りや、動き、お弟子さんに与える指示などを盗み見ていると、
すべてが、お気持ちを体現しているのだなぁ、と感じずにいられません。
皆さんを感動させる、あの素晴らしい味わいは、全てお人柄のなせる業、とつくづく納得したこの日でした。
杉田さんの、美しい動きはインスタに。
↓
https://www.instagram.com/p/B4t4uH7AvdI/
◇ 銀杏
◇ 鰤の漬け(芥子を挟んで)・カワハギ 肝醤油で
◇ 鰹お造り
◇ 〆鯖海苔巻き
◇ 北寄の漬け焼
◇ 雲子ポン酢
◇ 鮟肝煮付け、筋子味噌漬け、お酒(新政 陽乃鳥 貴醸酒)
◇ 赤ムツ幽庵焼き
握りで
◇ 小鰭
◇ シマアジ
◇ 真鯛
◇ 真鯵
◇ 中トロ
◇ 鰯
◇ 車海老
◇ 炙り鰤
◇ バフンウニ
◇ 炙り鰆
◇ 穴子
◇ 玉
◇ 浅利のお味噌汁
なんと、気づけば12時を回っておりました(;・∀・)
本当に申し訳ありません。
ご一緒様のおかげ様で、いつにない空気感で、過ごさせていただきました。
感謝感謝でございますm(__)m
本当に素敵な杉田さん、
素敵な、幸せのお時間をありがとうございました。
大好きな女性にお誘い頂いて「すぎた」さんへ。
先日出版された、「すし神髄」を拝見したばかりで、
目の前の杉田さんに、あっ動いてる、なんて改めてドキドキしてしまいます。
そして「すぎた」さんに伺う度に、それはそれは感動するのですが・・・・
訪問と訪問の間に、色々なお店に伺って、こちらもあちらも素敵、なんて思っているうちに、
「どんなふうに感動した・・?」
味覚をはっきり覚えていられない、壊滅的な知能のワタクシ (T▽T)
今回も、軽妙な杉田さんの雰囲気づくりに巻きこまれながら、
今回も感動するかしら?
そして、尊大不遜に一切れ目の「鮑」を口にしたとたん・・・・
口の中が、ビッグバンを起こして、く~~っ! 涙目で唸ってしまうのです。
絶妙に心地よい硬さ、舌に媚びる滑らかさ、薫り、どこまでもきれいな旨み、
似て見えて、何かスケールが違う。
説明できる語彙を持たない私は、もどかしい。でも、本当に凄いのです。
特に、「しめ鯖の海苔巻き」の神業のような黄金比率や、
「車海老」。レアの口当たりなのに、茹で海老の甘さ旨みのある奇跡。
一度召し上がっていただきたい、と願わずにはいられません。
そして最後にいただく、「浅利のお味噌汁」の大ファンです。
女将さんが毎日作られるのですね。
浅利が採れる漁師町に育ったので、「浅利」は少しうんざりするようなソウルフード。
当時は「浅利のふかし」と言ったけれど、
良い浅利を選りすぐって、あさりの塩気と出汁だけで、ほんの香り付けの味噌を溶いて頂くのは、
本当に美味しかったと思うのです。
それと比べるのはまた、ひどく失礼なお話ですが、
その絶妙な塩梅を頂くたびに、美化された記憶と共に感動してしまいます m(__)m
いただいたお料理です。
銀杏
黒煮鮑・ 平目
鰹漬け
北寄の漬け焼
しめ鯖、大葉、浅葱、ガリの海苔巻き・・・他の追随を許さないバランスです。
あん肝 貴釀酒と合わせて
数の子味噌漬け 鮑肝味噌漬け
赤ムツの塩焼き
小肌
鯛
シマアジ
マアジ
鰆
春子鯛
中トロ
秋刀魚
車海老
雲丹
穴子
浅利の味噌汁
玉子
今回は、杉田さんをリスペクトしてやまない、お鮨屋さんの親方もご一緒。
杉田さんのお寿司を召し上がっていただけ、本当に嬉しかったです。
涙が出るくらい感動したと仰っていました。
大変大変美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。
私にとって、奇跡のお鮨屋さん。
謎なほど、一品一品が美味しすぎる、すぎたさん。
まずは静々と空豆をいただき、その開幕に胸を高鳴らせていると、
「東京湾の平目と香川のミル」が目の前に、まるでファンファーレが響くようにあらわれます。
もっちりした平目は、旨味が凝縮。
ミルは歯がめり込む感覚を楽しみながら、ああ、口が喜んでます。
握りを楽しみたいけれど、摘まみが美味しすぎて、止めることができず大好きな「バチコ」「数の子の味噌漬け」「〆鯖海苔巻き」を追加。
お酒も止まらない……(^o^;)
またやらかしたかしら(・・;)
年齢を重ねてもダメすぎるおババでした。
この日のラインナップです。
<摘まみ>
◇ 真鯛白子
◇ 白魚酒盗焼き
◇ 北海道寿都 鮟肝
◇ 富山 ホタルイカ味噌漬け
◇ 北海しまえびの味噌
◇ 千葉竹岡 太刀魚塩焼き
◇ 淡路 バチコ生干し・数の子味噌漬け
◇ 銚子 〆サバ海苔巻き
<握り>
「子持ち槍烏賊」の握り♪今回も頂けました(* ´ ▽ ` *)
プリッツとした身にねっとりの卵。最高です!
今度こそ生涯最後かも……
◇ 天草 小鰭
◇ 淡路 真鯛
◇ 銚子 鰆藁焼き
◇ 愛知 鳥貝
◇ 江差 北海しまえび
◇ 那智勝浦 本鮪赤身漬け
◇ 那智勝浦 本鮪中トロ
◇ 島根 真鯵
◇ 青森 子持ち槍烏賊
◇ 鹿児島甑島 車海老
◇ 青森大間 ムラサキウニ
◇ 対馬 穴子 塩で
◇ 玉
◇ 浅蜊の味噌汁
今回も大好きな美女にお誘い頂いて、仲良しの食べ友様と。
偶然お逢いした食べ友様やカウンターの皆さんと、とても幸せな和やかな一夜でした。♪
大変、大変、ごちそうさまでした。
m(_ _)m
私の中では奇跡のお鮨「蛎殻町すぎた」さん。
ありがたい事にこの日も大将の正面に座らせていただき、たくさんお話を伺うこともできました。
珍しくメディアに出られたNHKの撮影秘話、お鮨のお話やエピソードを伺うにつれ、お鮨にも、お人柄にも、どんどん魅了されてしまいます・・・
さて、初めからお酒を合わせて、この日もトキメキの時間が始まりました。
衣かつぎのあとの、「海鼠腸の茶碗蒸し」が、まず完璧です。
火加減、お出汁、このわたの塩気。
思わず「完璧……」と呟いてしまいました。
大将の指示のもと、大勢のお弟子さんが、一糸乱れぬ仕事ぶり。
素晴らしい事です。
香り旨み爆発の蛸をほおばり、真似のできない味噌漬けに溜め息、似ている物はあるけれど何かが違う鯖の巻物。もう何故なのか謎過ぎます。
握りに入って、
何と言っても、この時期だけの「子持ち槍烏賊の握り」
私は初めて頂いて、その食感にボーゼンとしてしまいました。
そして全回も書かせていただきましたが、やはり
「車海老」は奇跡としか思えません。
プリっとした食感はレアで求められるもの。あの甘さは、一体何度で茹でられるのか……
いつも唖然としてしまう私に、
大将が笑ながら「火はむしろしっかり入っているんですよ」と、したり顔で仰います。
やはり料理人さんが召し上がると、ビックリなさる事が多いそうです。
あとは、あの香り爆発の「蛸」にも。
本当に奇跡の芸術。伺えて幸せでした。
つまみから
◇ 海老芋の衣かつぎ 胡麻と唐墨
◇ 海鼠腸の茶碗蒸し
◇ 煮蛸 鮃
◇ 真鱈の白子
◇ ひげだらの潮煮
◇ 牡蠣の味噌漬け
◇ 鮟肝
◇ 太刀魚の塩焼き
◇ 野付の帆立
◇ 鯖の巻物
握りで
◇ 真鯛
◇ コハダ
◇ 鰆
◇ 閂
◇ 漬け
◇ 中トロ
◇ 鯵
◇ 子持ち槍烏賊
◇ 車海老
◇ 雲丹
◇ 穴子
◇ 玉子
◇ 浅利のお味噌汁
今回も大好きな美女様にお誘い頂きました。
いつもいつも感謝しかありません。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
台風情報に目を光らせ、レインコートを手に取り、意を決して駅に向かいます。
素敵女子が神の声のようにお誘い下さった「棚からすぎた」のプラチナチケット、なんとしてでも!(p`・Д・´q)
始まってみれば、定刻にカウンターは満席、一人のリタイアもなく、個室の方にもお客様がいらっしゃるご様子です。
杉田さんの目の前にお通しいただき、胸がときめきます。
いつものように、キリッとご挨拶頂き、さぁスタートです。
先ず驚いたのは、鮑。
舌触りを楽しむために、広く切りつけられた鮑の滑らかな事!
噛めば、まるで干し鮑を戻したかのような旨味が広がります。
あぁ、これが「すぎた」さん!*。・+(人*´∀`)+・。*
平目の旨みに吐息、思わず「美味しい」と呟くと、
その都度聞きつけて「ありがとうございます」と仰る大将に、なんだか申し訳なくて、
黙っていただこうとしても、ついまた「美味しい・・・」と呟いてしまいます。
その都度、また「ありがとうございます」と。
滑らかに香る鰹、トレードマークのような鰯の巻物、絶妙な塩梅の、筋子と数の子の味噌漬け、
たたみかけるような美味しさにクラクラしてしまいます・・・
この日に、いただいたものです。
まずはつまみから。
◇ 銀杏
◇ 蒸鮑
◇ 平目昆布〆
◇ 鰹
◇ 鰯の巻物
◇ 穴子の白焼き
◇ 筋子の味噌漬け
◇ 数の子の味噌漬け
◇ 太刀魚
◇ 鮟肝
握り
◇ 真鯛
◇ コハダ
◇ 鮪 漬け
◇ 中トロ
◇ 秋刀魚
◇ イサキ
◇ 春日子
◇ 車海老・・・奇跡の車海老。レアの食感と、しっかり茹でた甘み・・・秘密を説明していただきましたが・・・
◇ 鰯
◇ 金目
◇ 雲丹
◇ 穴子
◇ 玉
◇ 浅利のお味噌汁
はぁ~、本当に素晴らしいひと時でした。
私には、今回のように神の声の「棚からすぎた」でもない限りうかがえないお店ではありますが、
また何とか、と願わずにはいられません。
ご一緒様、本当にありがとうございました。
ごちそうさまでしたm(__)m
2度目のすぎたさん。
前回は舞い上がっていましたが、そこは年の功。
今日は落ち着いて、さあ、たのしみますよ~と、闘志満々です。
ご案内頂いたのは、大将の正面のお席。大将の所作も間近で拝見できるしあわせ(*゚∀゚*)!
さて、どこか飄々とした大将が、きりりと表情を変え一人一人に御挨拶下さり、今日もスタートします。
まな板には大理石を思わせるカンパチがあがります。
光を放つ包丁が、すうっと滑るのを見ているだけでうっとり。
続いて、透明感のあるカワハギ。
白桃色の肝のポン酢を添えて饗されます。
カンパチを口に入れた瞬間に、初手から、うわっ、と。
舌触りの滑らかさからして全くちがう。
包丁の切れ味もあるでしょう。軽く塩をして、寝かせて、と仰る仕事もあるでしょう。それにしても、凄い!
次に、カワハギを1枚。まずその透明感に目を見張ります。
(下手な写真ですが見てください)
そして、その弾力、旨味、甘味の見事なこと。
ノックアウトです。
何故、こんなに美味しくなるの?何故?
生のお魚はどこまで美味しくなるのでしょう……
一つ一つにこんなに書いていたら、本になってしまうので(笑)
後は頂いたものを。
つまみ
◇銀杏
◇勘八 カワハギ、肝ポン酢で
◇迷い鰹
◇煮たこ
◇真鱈の白子 焼き
◇穴子の白焼き
◇牡蠣味噌漬け
◇鮟肝煮
◇太刀魚 焼き
◇煮雲丹
◇数の子
握り
◇真鯛
◇鮪 漬け
◇鰆 藁焼き
◇鮪 背トロ
◇(ラッコも沈む大きな) ホッキ貝
◇紫雲丹
◇コハダ
◇鰯
◇銚子の釣り金目
◇車海老
◇穴子
◇玉
◇浅利 味噌椀
圧巻でした。
ご存知の通りのスーパープラチナチケット。
また来年お席に戻る機会があるとも思えませんが、それでも後悔しない程の口福ポイントが貯まった気がします。
いつも素晴らしい体験に導いて下さる、爽やかスーパーレビュアー様に心より感謝申し上げますm(_ _)m
そして、大将、大変大変ごちそうさまでした。
しあわせでしたm(_ _)m
言わずと知れたプラチナチケット。今回もいつもお世話になっているレビュアー様に連れて行っていただきました。
カウンター9席、この日の様子は、私たちを含め2人組が3組とご家族3名が一組。
皆さん落ち着いた年齢で、ご常連の様子、静かなにぎわいをみせ、好ましい空間です。
杉田さんの丁寧なご挨拶を頂き、早速スタート。
まずはビールをいただき、その後は日本酒をお任せで選んでいただきました。
お連れ様は摘みも握りも全制覇するつもりらしい・・・・果たしてオババについていけるか?!
さて、摘みから
◇ただ茶豆
◇シマアジ 本ミル貝
◇鰯と大葉 あさつき ガリ
◇穴子の白焼き
◇筋子の味噌漬け
鮟肝の甘煮 新政と合わせ
◇太刀魚の塩焼き
◇鮑の肝の味噌漬け
◇平貝の西京漬け
◇穴子の茶碗蒸し
握り
◇真鯛
◇小肌
◇新烏賊
◇イサキ
◇鰆
◇鮪漬け
◇中トロ
◇鯵
◇鰯
◇車海老
◇雲丹握り
◇金目
◇穴子ツメ
◇浅利の椀
◇玉
もう、多くは語りません。
摘みが始まってすぐに、その丁寧な仕事に圧倒されて骨抜き状態です。
杉田さんのお鮨を愛でるような優しい所作をうっとりと眺めながら、
あとは、軟体動物が波に揺られるように夢こごちで時を過ごしました。
次は12月。伺えることが奇跡です。
心よりレビュアー様に感謝いたします。ごちそうさまでした。
6位
3回
2018/10訪問 2019/01/25
11月1日、さっそく掲載保留になりました・゜・(つД`)・゜・
ギリギリ、最期の盡さんに伺えて良かった。
お疲れ様でした。佐藤シェフ、白石さん、ありがとうございました。
※ ※ ※ ※ ※
秋の盡 。
今回も佐藤シェフの天才ぶり、一品ごとのクオリティに驚愕し、
唯一無二であることをまさまざと見せ付けられ、
ある意味、片思いのような切ない気持ちで食事を終えました・・・
「秋刀魚の肝ソース」と聞いたら、味を想像できるように思いませんか?
苦手かもしれない・・・頭をちらっとよぎりますが、予想をはるかに超える、良い意味の裏切られ方に息をのみます。
小さな器に、3切れの秋刀魚が重なっていて、2切れ目からソースに浸かっています。
一番上はパリッとした皮目、炭火の香り、甘い身を楽しみましたが、
2切れ目・・・
確かにさんまの肝ではあるけれど、帆立の出汁とシャンパンを合わせ、雑味が出る小腸などはすべてピンセットで取り除き、あとはどんな魔法をかけたのか、
「美しい」としか言いようのない極上のスープに昇華していました。
きっと、二度とこんなソースには出逢えない、と思うのです。
一つ一つ、奇跡のように素晴らしいお料理ばかりでした。
さて、ラインナップを思い出して。
◇ お出汁 今回はホタテの滋味を感じるものでした。
◇ 鵡川のオスのシシャモ
大きな本シシャモはホクホクぬ。この季節の喜びですね。
甘味はエシャロットを煮詰めて出したもの、それに白バルサミコ。柑橘を霧吹きですっと吹きかけます。
◇ 愛媛の鰹
じっくり焼いてサクッと音が出るほどの皮目。
2切れ目、温めた皿に京都の千鳥酢と魚の出汁をスッと垂らしてあり、しっとりと。
◇ 帆立とシャンパンを5時間以上蒸して、そのお出汁で更に蒸した、金目鯛
この黄金に輝くスープの素晴らしさも、私ごときには形容できません。
通訳してくれる、機械が欲しい・・・
◇ 秋刀魚の肝ソース
◇ バター嫌いの佐藤シェフが美味しく感じるられる、手作りバターをたっぷり挟んだパン
もはやメインディッシュの感あり。
◇ 次のパンのお供。バターと愛媛県産の牡蠣と葱のアヒージョ
◇ 炭火で串焼きした鰆 有明の海苔で巻いて手渡し
フワフワでジュースが滴ります。
皮目にさっと、リンゴ酢とエシャロットのソースで甘味と仄かな酸味、夢中でいただきました。
◇ ノドグロの炭火焼
脂が乗りすぎているのを、ワインにつけて脂を落として、炭火でじっくり焼き。
パリッとした皮とフワフワの身は旨味が爆発。
◇鉄鍋ご飯に、シャンパン漬けのイクラを濾して掛けたTKG
帆立と魚のアラのスープで炊きあげた、お焦げたっぷりの鉄鍋ご飯。
イクラの裏ごしをかけて、更にトッピング。
※ここから、和菓子師の白石さんにバトンタッチしてティーセレモニー
◇ まずは美しいお茶椀で、ほうじ茶 ハッと生き返るような香ばしさです。
◇ 栗のきんとんと、栗蒸羊羹 紅葉をかたどったお干菓子
私が唯一大好きなデサートを出してくださるのも、やっぱり盡 さんだけで、これも唯一無二。
お茶を淹れる姿も美しく見惚れます。
◇ お煎茶を二番煎じまでしっかりいただきました。
帰り。
佐藤シェフからお土産の「カヌレ」を手渡していただきながら、
この時間が終わってしまったことが、本当に切ないのです。
やはり盡 さんは、永遠のマイ・ベスト・レストランです。
本当に本当に、素晴らしい体験をありがとうございました。
ごちそうさまでした。
突然ですが・・・・どことも違う盡さんのお料理が大好きです。
お料理の一つ一つにこれだけの手間をかけたら一日が24時間で足りるのかしら、と不思議になるほどで、
カウンターのみ6席、1回転も納得してしまいます。
佐藤シェフの物言いは、あくまでもソフトで、どのようにしてお料理を完成していくかを丁寧に説明してくださいます。
そして最後に、「こうやって食べてやって下さい」と仰います。
ご自分の作られたお料理をいつくしむような言葉に、しっかりいただこう、と思うのです。
この日は、ご一緒下さった皆様も素晴らしい方ばかり。
何の下情報もなく盡さんのお料理を楽しもうとしていらっしゃる、その温かい空気に包まれての、お料理です。
(ご一緒様、なにせあれだけ飲んでいたので(;'∀')間違えていたら訂正してください。)
◇ブイヨン
美味しい物じゃないです。と仰る、胃を温めるスターター。
今回は、巨大な大和蛤にどんこ。美味しいです。
◇愛媛の豆鯵 海ぶどう
米粉に米油でフリットに。
前回にくらべて「酸」は感じず、白バルサミコの甘みと、海ぶどう本来の塩気でいただきます。
お醤油や砂糖を一切使わないという、シェフのお料理の奥深さを感じます。
◇青森の鰹
北の漁師さんは船上神経締めをしないそう。
あえてその鰹を使うところが面白い。和紙に包んで運ぶのだそうです。
焼いた皮目がパリン、と音を立てます。
◇帆立のシャンパン蒸し、しらかわ、 バターを少し
2.6kgの大きなシラカワと、帆立貝をシャンパンで5時間蒸したものを合わせて、自家製バターをほんの少し。
一口頂いて、その優しくふくよかなお出汁に、ハッと声を上げてしまいました。
◇鮎の炭火焼き
甘露煮かと思うほど艶やかですが、頭までパリパリの炭火焼き。
エシャレットを2時間煮詰めたというタレは鮎のうまみを邪魔しない、ですが経験したことのない味わいがプラスされていました。
◇背徳のパンとバター
自家製バターをたっぷりの、もはやシグニチャー。
ご自身は市販のバターが苦手で、ご自身で作ってしまったとの事。
私も実は苦手ですが、こちらのバターは別物。
◇炭火焼き太刀魚 海苔巻き
リンゴ酢でまろやかさをプラスした、トロトロの太刀魚。
海苔は、あえてパリパリには焼かず、本来の味わいを十分に楽しみます。凄い海苔でした。
◇鮟肝 焼き締めたパイ
甘く調理されていない鮟肝に意外な驚き。パイの質も凄い。
◇トマト
一晩塩水に漬けたトマトは、旨みが凝縮し、トマトの凄さを認識しました。
パプリカのソースも香しい。
◇アヒージョ パン
先程のパンと違う、クラストがパリパリと薄く、クラムモッチリのもの。
プチトマトの酸味が程よい旨みの詰まったオイルを付けるとたまらない。
◇のどぐろの炭火焼き
白ワインで蒸ししてから炭火で焼いたとの事。。苦手な脂が抜けて、見事にふっくら。
◇蟹味噌ソースの蒸鮑
唯一ガツンと濃厚な赤ワインに合わせた一品
◇〆の圧巻のスープご飯
炊き上がったご飯に、葱と毛ガニを軽くまぜ、その後強火で煽ります。
炒飯ではなく、水分を飛ばすためだけに必要な作業とのこと。まずそれだけ一口。見事な香ばしさ!
目の前でずっと炊き続けていたブイヨンだけを取り、新たに巨大な大和蛤を加えます。
こちらもノックアウト級に美味しい。
それを掛けたスープご飯!!
粒の際立つご飯に蛤出汁が染み渡ります。お腹はパンパンでしたがお代わりしてしまいました。
◇白石さんの和菓子とお茶
盡 さんのもう一つの名物、和菓子職人白石さんのお菓子とお茶。
今回は気持ちが、ぱぁっと明るくなるような、玉蜀黍を使ったお菓子です。
甘みがスッと引く上品なお菓子でした。
「やっぱり、変態ですよね~」と失礼にもシェフに話しかけると、
穏やかに笑って「ありがとうございます」と。 妙な会話ですが・・・
次々いただいた素晴らしいワインの酔いも手伝って(笑)
美味しいものを突き詰めて、いつも求めていらっしゃる佐藤シェフと白石さん。
また次には違った世界を見せて下さるに違いなく、何とかまたまたお伺いしたいと決意いたしました。
あ~~幸せなひと時でした。
ご一緒の素敵な皆様もありがとうございました。
大変大変ごちそうさまでした。
この日は敬愛するレビュアー様がお誘い下さり、伺うことができました。
既に何回か訪問なさっているレビュアー様が、絶賛されている数少ないお店のひとつに伺えるのは、本当に幸せです。
一斉スタートの時間ちょうどに店内から「掛け声」が聞こえました。そしてドアが開きます。
カーテンをくぐると6席のカウンター。秘密倶楽部か・・・。
素敵なシェフと感じの良いスタッフの皆様にご挨拶。皆さんとってもソフト。
一番奥のお席に陣取ると、目の前に作り物のようなパンが重なって、その奥に使い込まれたような氷室。
銅のお鍋が光り、雰囲気満点です。
さて、早速、この日頂いたものです。
飲み物は泡からスタートし、ペアリングでお願いしました。
◇桜えびのフィメ・ド・ポワソン
「美味しい物じゃないです」と、独特のトーンでおっしゃいます。桜えび香る、本日のメニューにしばしば現れるお出汁です。
◇太刀魚のフリット
薄い米粉を纏い、さっくり歯が入ったと思えばトロっと溶けていきます。
ちどり酢とお出汁を合わせたもので頂きますが、まさにストライク。もう既に、ここで虜になりました。
美しいお皿に芸術的なもりつけで、ため息。
持ち上げて、お出汁を飲み干す勇気がない事に、ため息。
◇白子の茶碗蒸し
白子は香ばしく焼かれて、香りが立っています。
◇馬糞雲丹と烏賊
小さなお丼には烏賊をちどり酢や山葵で和えたもの。その上にたっぷりの馬糞雲丹。
甘みが濃厚な雲丹。脱水してる?そのくらい濃厚。
小さいながらも食べごたえがある一品。
◇五島の鰹
後に出されるしまあじと同じ船で捕られたもの。ラグビーボールのような形をしているそう。
皮目が焦げるぎりぎり位待てパリッと焼かれ、その周辺の脂が溶けてトロリとしています。
鰹では無い、何かをいただいているようでした。
◇五島のしまあじ
葱を擦った薬味を添えて。鰹もそうでしたが塩梅が素晴らしい。私が望む塩加減です。
◇パンに自家製バターをたっぷり鋏んで
圧倒的に美味しいです。バターを作るときに出たホエーを使ってパンを焼くそうで、口触りも香りも素晴らしい。
もう一つあったら、それだけで赤ワイン1本行けそう。そして幸せになれそう。
◇白川の蒸し物
大きなホタテはただダシをとるだけのために、との事。
美味しく頂きましたけどね(笑)
やはり圧巻だったのは、2時間かけて蒸しあげた白川。旨味がここまで凝縮されるとは・・・。
お写真でわかっていただけるか、2時間蒸してこのふっくら感!
◇牡蠣のグラタン
◇岐阜の鴨
◇和牛のイチボ
理想の火入れ。肉汁が飲めるように溢れます。
◇菜の花と真丈・桜エビのダシのごはん
美しい2段重ねの器で。
ここまでで、かなり頂いたのになんだかすっきりしています。
フードファイトのようにこれでもかっ!と豪華に頂くコースは苦手です。
こちらは本当に最後までシェフのこだわりを堪能することができ、良い時間を過ごしたと思えるのです。
◇甘味 紅葉が川を流れる様子?
和菓子職人さん、独特の抜け感がありシェフとシンクロしますが、プロとしてのこだわりも相当なもの。
甘みが苦手なのですが、これは本当に大好きでした。
モッチリ銀杏が良い薫り、干菓子がスッと溶ける。これが、甘味屋さんに出ていたら人生初、通うお店になるかもしれません。
折々にお料理の説明をして下さるシェフはあくまでも静かですが、イメージ通りの味を引き出すための努力や、試行錯誤、こだわりはビンビン伝わってくる感じです。
つくづく思ったのは、私はシェフのような、変態的(褒め言葉です)プロフェッショナルのお料理に魅かれるのだな・・・ということ。
困難でも、本気でまた伺いたいと思うお店がまた1件。
本当に本当に、ごちそうさまでした。
7位
14回
2024/05訪問 2024/05/19
「はしぐち」さんを訪れる日は、特別な高揚感があります。
美しく清められた白木の一枚板のカウンター、天井の細工や、生けられた花々を拝見するだけで
特別な空気感に背筋が伸びます・・・でも、緊張感とも違う、不思議な感覚です。
お鮨を含め、設え含め、女将さんとの阿吽の呼吸も含め、こんな見事に完成されたお店は、
今後現れるとは思えません。
そもそもお写真を撮れませんから、インスタ映えは無いし、
余計な所作が一切ない美しい握りに、カウンターを賑やかそうという意図は全くありません。
100名店巡りや、にぎやかに楽しみたい方は、絶対肩透かしだと思います。
どちらが良い悪いでは無くて、純粋にはしぐちワールドを楽しみたい方だけ、お勧めいたしたいお店です (*^^)v
この日のご一緒様も、はしぐちさんのお鮨が一番美味しいと仰る、料理人さんと漁師さん。
はしぐちさんのシャリを桶イッパイ抱えて食べたいと仰って(怖いけど)気持ちはわかりますww
帰宅して、はしぐちさんが載る昔の文庫本を開き、ご年齢を確認すると、もう50年以上お鮨に携わっていらっしゃる(◍•ᴗ•◍)!
人生最後のお鮨はこちらでいただきたいと、常々おもっていますし、
その為にも、親方、女将さん、どうぞお元気で、
はしぐちワールド FOREVER!!
※ ※ ※
【つまみ】
平目・煮鮑・青柳・ミル貝・中トロ・車海老・始末巻き
【にぎり】
平目昆布締め・赤身漬け・白イカ・コハダ・中トロ・鰯・赤貝・赤貝紐
煮蛤・小柱軍艦・海胆・穴子・玉子とオボロの握り・カッパ巻き
私的な事ですが、来月、住まいの本拠地を移す事が決まり、
今月は、仲良くして下さった方々やお店へのお礼参り気分です・・・チョクチョクモドリマスガ・・・
先ず思い浮かぶのが「はしぐち」さん。
ドキドキと女将さんにご挨拶すると、あの張りの有る高音ボイスで
「まぁまぁ♪お元気ぃ?心配したのよぉ♪」と、既に、嬉しくて泣きそうなワタクシ です。
廊下を歩き、引き戸の向こうには、カウンターの中央に大きな橋口親方の立ち姿。
絵になります。
「あぁ○○さん、お元気になられて」とマスクの下の笑顔が、もう、超、超、超素敵 ♡
いつもの、「お召し上がりは、お刺身からでいいですか?」からの、「平目どおぞぉ~」
大きな手から、付け皿へ、
扇型にピタッと開く、鼈甲がかった平目の薄造りも芸術的です。
からくれない色の鮪の、美しく揃った切り口を眺めては溜め息・・・極められた技の凄みに圧倒されてばかりでした。
握りに入っても、その圧倒は続き、思わず目を閉じて味わいたくなります。
圧巻は「閖上の赤貝」
表現なんて出来ませんが、人生一番の美味しさを頂きました m(_ _)m
今回は、こちらがお初のお友達もご一緒頂きましたが、感動を共有して下さって本当に良かったです。
派手なお鮨は何一つ無い、極められた江戸前の芸術を好きになって頂けて、その方が益々好きになりました(笑)
これでもう最後かしらと思って伺いましたが、気付けば次回の予約をwww
次は初夏に、南の島から戻ってまいります。
ごちそうさまでした m(_ _)m
※ ※ ※
<つまみ>
◇ 平目・縁側
◇ 細魚の大葉和え
◇ みる貝
◇ トロ
◇ 酢〆イワシの生姜胡麻和え
◇ 車海老
◇ 始末巻き
<にぎり>
◇ 平目昆布締め
◇ 墨烏賊
◇ 鮪赤身漬け
◇ 小肌
◇ 中トロ
◇ 小柱軍艦
◇ 赤貝
◇ 煮蛤
◇ 煮烏賊
◇ 穴子
◇ 玉おぼろ握り
◇ 干瓢巻き
お誘いいただいて「はしぐち」さん。
レビューはせずとも伺ってはおりましたが、本当に楽しかったこの日を思い出して、1年ぶりにレビューいたします。
さてさて、手元に1994年に出された「握りの神髄」という本が有って、
そこに取り上げられているのが、「すきやばし次郎」さん、「おけい寿司」さん、そして一番若手が「はしぐち」さん。
その頃からずっと、女将さんと二人三脚で、
休みは週に一日、それも「案外忙しいのよ、一週間の準備で潰れてしまって」と女将さんが笑っています。
ウィークデイの食事は、その頃から変わらず、ネタの余りを調理して二人で食べるとの事、
休日だけ女将さんがお肉料理を担当。
真面目な親方が、しっかりこちらの目を見て、真顔で教えて下さり、
続けて、「ただね、あれだけはダメ、ハンバーガーとか、嫌ですね。」と仰ると、
すかさず女将さんが「私は、ハンバーガーも、フライドチキンも、だ~いすき♡」
ユーモアのある会話の中からも、お二人で精進していらした道程が伺われて、
当たり前だけれども、尻尾を巻いて降参してしまう気分が、いつもの事です。
お二人と接しているだけで、本当に幸せな時間です。
お味を今更云々出来ませんが、
あの、ネタとシャリのハーモニーは、何と言おうと唯一無二。
特に、白身の昆布占めの美味しさは、今思い出しても、お腹がなりそうです。
その、昆布占めにしても、握りと摘みでは仕込み方を変えていて、
お刺身では、ツンとくる香り高い山葵で、握りでは少し丸みのある山葵で、ハーモ二ーを引きだしています。
橋口さんの素晴らしいところを語りだしたら、切りがないほどです。
本当にお写真をお見せできないのは、残念でなりません。
今回も「鮪の赤身と、茹で立て三つ葉の和え物」も橋口親方の美意識が爆発、
赤と緑が本当に美しかったです。
いつものように、最後に「カッパ巻き」を追加でお願いし、美味し~♡とニコニコしていると、
「最近はこの胡瓜もいいのが手に入らなくなりました」と親方。
実はワタクシ、この「カッパ巻き」が好き過ぎて、シェア農園を借りて、室胡瓜を栽培しようとしておりました(笑)
待ってました、とばかりに「私が露地物をお届けします!!!」と叫び、その時のお二人の優しい笑顔が、私の宝箱に入りました。
本当にまた、伺いたいです。
今回も、美味しく、幸せでした。
ごちそうさまでしたm(__)m
お鮨屋さんはもうほとんど決まったお店にしか伺わなくなりました。
(ある程度のお値段を越えると、どのお店も美味しいのは確実で、後は相性や細かい好み。私は殊更探す必要を感じなくなりました。)
伺うお店は毎回レビューをせずとも、レビューの回数が増えてきて、
特にお写真を撮れない「はしぐち」さんでは、全く変わり映えがせず(笑)、レビューはこれで最後にしようと思いたちました。
「はしぐち」さんはいつもながら特別な場所で、いただけると思うとドキドキして頬が赤らんでくる気がします。
「はい、おビールお待たせしました」という女将さんの声の調子。
最初にお刺身を置いてくださる「鮃、どうぞー」という親方の声のトーン。
少し甘みを感じる白酢のシャリは、ふんわりと空気を含み、
厳選されたタネはどれも独特の仕事が施してあって、全体に優しいお鮨です。
一転して、酢で〆た茹で烏賊などは、ツメの甘みに油断すると、珍しいほどツンとくる山葵にヤラレたり。
「はしぐち」さんのお鮨の流行りにとらわれない流儀は、今では珍しく、派手さも無ければ、
カウンターの一体感など全くなく、
ただ「はしぐち」さんのお鮨と寛ぎが好きな方々が集います。
今年、食べログのブロンズからシルバーに返り咲いたのは私にはちょっと意外で、
あの味わいと雰囲気に惚れている方々が、たくさんいらっしゃるのだなと嬉しい出来事でした。
さて、この日は最後に「かっぱ巻き」を追加する気満々で訪れて、お願いしたのですが、
ご一緒様で分けたので私には巻物1個・・・・
少ししょげていると、無口な親方がそっと「もう半分巻きましょうか?」と声をかけて下さって、
そんな優しさが、キラキラと嬉しくて仕方ありません。ゴロニャン♪
(どれだけ優しさに飢えているんだかwww)
ご夫婦お二人で紡ぎ出す空気感は私にとって唯一無二です。
大好きです。
どうぞずっとお元気で。
この日頂いたのはお刺身から
◇ 鮃
◇ 中トロ
◇ あおやぎ
◇ 帆立
◇ 細魚の細切りを紫蘇で和えて
◇ 帆立の磯辺焼き
◇ 車海老
◇ 始末巻き
握り
◇ 鮃の昆布締め
◇ 鮪漬け
◇ 墨烏賊
◇ コハダ
◇ 赤貝
◇ 中トロ
◇ 大トロ
◇ 〆鯖
◇ 小柱
◇ 蛤
◇ 雲丹
◇ 酢〆のイカ ツメで
◇ 穴子
◇ かっぱ巻き・干瓢巻き
ごちそう様でした。
OMG!な、予約の行き違いがあって、久しぶりになってしまった「はしぐち」さん。
何回伺っても、カウンターに向かう廊下での、胸の高鳴りは特別です。
こんな気持ちになる場所は他にありません。
春以来、お客さんの数をセーブしているご様子で、今回も時間差の6人だけだったのではないでしょうか・・・
最後までゆっくりと、甘えさせていただきました。
この日も「お刺身」から。
親方は「つまみ」とは仰らず、必ず「お刺身」と仰います。
休日は、仕込み以外はお出かけにならず、家では「お刺身」を自分が切り、女将さんが「お肉」を焼いて楽しむ、なんて、この日はお話しくださいました。
頂いたのは、「お刺身」で
平目
中トロ
鯵 薬味和え
イクラ
かわはぎ肝和え
車海老
帆立 磯辺焼き
煮烏賊
始末巻き
「握り」
平目
ずけ
中トロ
ジャバラ
酢烏賊
しめ鯵
イクラ
しめ鰯
穴子
たまごとおぼろの握り
カッパ巻き
初めて勧めていただいた、かっぱ巻きが、好みすぎて驚きました。
香り高い海苔に、モロキュウ、ツンとくる擦り立て山葵、甘めの白酢シャリのハーモニーがひゃ~美味しい。
次からは必ずお願いしよう♡
所作も、盛り付けも、香りも、
白酢飯も、タネの大きさも、そのバランスも、全てが橋口親方の、唯一無二。。。
万人がお好きになるお鮨では無いと思うので、お友達をお誘いするのも悩んでしまいます。
お値段もお値段ですし、実際お誘いしてお互いに残念な思いをしたことがあります。
一人で伺えないのが難点・・・・
一人でで伺えたら、もっと通い詰めてしまいそうですが(笑)
次は、もう年明けになりそうです。
来年もどうぞお元気で、末永く、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
自粛明け、初の「はしぐち」さん。
伺う前から、親方と女将さんに甘える気満々です( *´艸`)
お店に入る際・・・・あれ? 自動ドアじゃなかったかしら???
なるほど、入り口が網戸に変わっておりました。
換気を考え、入り口を単に開け放つのではなく、
抗菌を考えて「銅の網戸」を、それも京都の職人さんに依頼されたとの事。
「1か月もかかったのよ」と笑顔の女将さん、静かに微笑む親方。
「はしぐち」さんの世界観を崩さない、妥協のない美学に改めて感服いたしました。
「前回伺ったときは、丁度騒動の始まりでしたね・・・かっこいい親方のお顔がマスクで見えなくて残念」と、
笑い合えて良かったです。
さて、この日もお刺身からのお任せでお願いいたしました。
初めてお誘いしたご一緒様が、お鮨のバランスの良さに驚かれ、喜んで下さって、本当に良かったです。
私の一番好きな、パーフェクトバランスですv(・∀・*)
頂いたのは、たしか・・・
◇ 真子鰈昆布〆、エンガワ
◇ ミル、青柳
◇ 鮪
◇ 蒸し鮑
◇ 鯵 薬味和え
◇ 車海老
◇ 真子鰈昆布〆
◇ シマアジ
◇ 白烏賊
◇ 鮪 漬け
◇ 鮪 ハラカミ
◇ 鯵 酢〆
◇ 小柱
◇ こはだ
◇ 雲丹
◇ 穴子
◇ 玉子握り
ご一緒様に、素敵なお花をプレゼントしていただいたこの日。
お料理のお味に加わる、空気感で終始ニコニコ、幸せに満たされました。
親方、女将さん、今日もありがとうございました。
ごちそうさまでしたm(__)m
東京に桜の開花宣言のあった日、雪が降りました。
札幌から食べ友様がいらして、
「東京の方が寒い。油断した」と仰って、寒そうなご様子に申し訳ないやら・・・
いつものように、笑顔の女将さんが小走りに出ていらして、その笑顔にホッと致しました。
元々、カウンターを満席にすること無く、時差で応対してくださるお店ですが、
この日は諸々あって、カウンターに4人のみの時間が長く、
いつもより饒舌な橋口親方が、仕入れや、包丁の入れ方や、仲買さんとの関係や、色々お話しくださって、
ことのほか、ゆったりの時間を過ごせました(#^.^#)
この時期の食材は、1年で一番好きなのですが、青柳や、ミルが素晴らしく、
特に、「良いものを30個選んでも、開けてみれば10個しか使えない」と仰った、「閖上の赤貝」は、
薫りも味の濃さも、私の赤貝史上トップだったような気がします。
鮪のトロの甘みが強く驚いていると、
その秘密をお話しくださったり、
どこのお鮨より好きな、こちらの小柱を
「今年最後の最高の小柱ですよ」と自慢げに出して下さったり、
ご一緒様のお蔭様もあって、本当に本当に幸せなひと時でした。
その場で次回の予約をお願いすると、
「その頃は、また魚も、だいぶ変わってますよ(^^)」と素敵な笑顔を見せてくださり、
その笑顔の余韻を胸に、寒い街を温かく帰宅いたしました
(///∇///)♪
頂いたのは、
お刺身から
◇ 鮃昆布〆、縁側
◇ 青柳
◇ ミル
◇ 車海老
◇ 細魚 大葉和え
◇ 帆立 磯辺焼き
◇ ゲソの雲丹和え 残りの雲丹に酢飯をポン。
◇ 始末巻き
握り
◇ 鮃昆布〆 最初のお刺身より強くしめてあります
◇ 墨烏賊
◇ 鮪 赤身漬け
◇ コハダ
◇ 中トロ
◇ 赤貝
◇ 赤貝の紐
◇ 春日子
◇ 鰯の酢〆
◇ 大トロ
◇ 小柱軍艦
◇ しめ鯖
◇ 雲丹軍艦
◇ 煮烏賊
◇ 穴子 ツメ
◇ 玉子 握り
札幌からのご一緒様が、江戸前の握りをどう思うか気になっておりましたが、
特に酢締めの仕事をしたタネを喜んで下さり、本当に嬉しかったです。
私があまりに幸せそうにしていたのか、ローランド風に、
「お鮨は、ここか、ここ以外か、なんだね」と仰り、けだし名言!と思った事でした(*^^)v
また次回が待ち遠しいです。
ごちそうさまでした。
大切なはしぐちさんに定期訪問です(#^.^#)
何回伺っても、
カウンターへの引戸が開き、親方のお顔が見えた瞬間のトキメキは特別です。
いつもの様に、摘まみからお任せで。
「平目です。どうぞ」と、大きな手でお皿に載せられ、
ツンときつめの山葵で頂く瞬間、幸せが溢れます。
帰り道、美味しかったなぁ……と一人反芻。
何と言っても好きなのは握り。
今時流行りの種の派手さとは程遠く、とてもシンプルです。
白酢のシャリとのバランスに溜め息がでます。
煮烏賊や、〆鯖、おぼろを噛ませた玉子の握り、大好きです。
ちょっと時代遅れかもしれませんが(スミマセン)
私も時代遅れなのでちょうど良いのでしょうね(笑)
頂いたのは、摘まみから
◇ 平目 と 縁側
◇ 青柳
◇ ミル
◇ 鯵の薬味あえ
◇ 帆立の磯辺焼き
◇ 車海老
◇ ツマの始末巻き
◇ 平目昆布〆
◇ こはだ
◇ 烏賊
◇ 鮪漬け
◇ 鮪中トロ
◇ 小柱
◇ 煮烏賊
◇ 〆鯖
◇ 雲丹
◇ 穴子
◇ 玉子 握りで
今回は4人と人数多めで、つい楽しさから話が盛り上がりがちで、
こちらの凛とした雰囲気を壊してしまったかと、少しヒヤヒヤ。
帰りぎわの、女将さんの笑顔に救われました(^_^;)
また、来月、
次回はおとなしく致しますm(_ _)m
ごちそうさまでした。
夏の海外脱出のせいで、かれこれ5ヶ月ぶりのご無沙汰です。
お店に入ると小走りに女将さんがいらっしゃっり、
「まあ、おひさしぶり」と笑顔を見せてくださいます。
台風被害を優しく気遣ってくださったり、
あぁ、嬉しい……
私にとって、殿堂入りの、大切な場所です。
さてこの日も平目からスタート。
香り高い山葵でいただけば、「ああ、はしぐちさんだな~」とホニャホニャになってしまいます。
晩秋を迎え、グルメな皆様は、脂の乗った食材の季節を喜ばれますが、
オババはといえば、お鮨ですら、しんどくなってくるありさまで、
そんな時、はしぐちさんの、江戸前のお仕事がしみじみと美味しく、ありがたいのです。
少し甘みのある米酢のシャリがほどけていくのも、
昆布締めや、酢で締めた烏賊、ピンクのおぼろをかました玉子や、
時代にそぐわないのかも知れませんが、心底染みていく美味しさです。
いただいた記憶をたどって。この日も大好きだらけのつまみでした♡
◇ 平目、えんがわ
◇ 青柳 ・ みる貝
◇ 車海老 大きいものを3つに切って
◇ さより薬味あえ
◇ 帆立磯部焼き
◇ カワハギの肝あえ
◇ 炙った下足の雲丹あえ・後から酢飯をポンッ
◇ 始末巻き
握りにに入って
◇ 平目昆布締め
◇ みる
◇ 鮪漬け
◇ 中トロ
◇ 赤貝
◇ 酢烏賊
◇ 雲丹
◇ 玉子おぼろをかませた握り
◇ 干瓢巻
この日は親方も素敵で、
海外からの女性が、胃の調子が悪いのを気遣って、スープを用意されたり、胃薬を渡されたり。
飾らない自然体なおもてなしは、初めての方には「とっつきづらい」のかもしれませんが、
筋の通った、頑固親方と女将さんの魅力でもあるのです。
大好きです。
どうぞいつまでもお元気で。
ごちそうさまでした。
ありがたいことに定期訪問の「はしぐち」さん。
夏の間、旅で伺えないので、忘れないで・・とご挨拶も兼ねて。
待ち合いからカウンターに向かって進めば、いつもの大将の大きな笑顔。
女将さんに冷酒をお願いし、
あとはもう、揺りかごに居るような心地よさに包まれます。
今日のスタートは、真子鰈から、ミル。
その季節ごとの江戸前の仕事で、派手な所作も口上もなく、
ですが、必ず、今一番美味しいものをお出しくださるという、信頼感がそこにあります。
さて、今回、この時期の握りは、酢で〆たものが多く橋口さんの真骨頂を感じました。
軽く〆て、おぼろをかませた春日子は芸術!と思ったし、
鯵は、摘まみで頂いた薬味和えの新鮮な味わいと、酢じめの濃厚な味わいと、両方をたのしませていただきました。
酢じめの鰯も良かったなあ……(* ´ ▽ ` *)
最後の玉子は、つまみか握りか選ぶのですが、この日は握りと決めていました。
勿論、双方の焼き方は違います。
握り用の、ふんわり黄色いスポンジのような薄切りの、真ん中の十文字から薄ピンクのおぼろがチラ見えして、優しい甘味が広がる。
あのお鮨を最後に頂いて、あぁ、大満足です(o^-^o)
この日は、はしぐちさんお初のグルメ美女もご一緒。
一口ごとに、美味しい!と喜んで下さるその姿も嬉しくて、お食事の好みが一緒な方と過ごす時間の楽しさも、噛み締めました。
あぁ、楽しかった。
次はもう秋になりますが、また参ります。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
「はしぐち」さんファンの皆様と定期訪問です。
明るい女将さんに導かれ、笑顔を湛える大将にむかってご挨拶。いつもの場所にしっくりおさまりました。
この日は、つまみを楽しむ気満々に、最初からお酒を頂きます。
一品めは、「赤身の三葉和え」。
小鉢にたっぷり盛り付けられたそれは、明るい赤に緑がはえて美しく、粋な一品。
春鮪の素晴らしい酸と、旨味が存分に味わえて、何て美味しいのでしょう……
(お写真でお見せできなくて残念。ハッとする美しさでした)
続いて、はしぐちさんのシグニチャーとも言える 真子鰈、そのエンガワ、青柳、本ミルと続き、
ゆっくり食べたくても箸が止まりません。
「シャコを、詰め山葵であえて。」グッとくる一品です。
しみじみ、はしぐちさん、本当に好きです。
「ホタテの磯辺焼き」
「鯵の薬味和え」を頂き、いつもの「始末巻き」でお鮨へ。
真子鰈 はお刺身と〆具合を変えて
赤身
閖上の赤貝
白烏賊
コハダ
悶絶の春日子。オボロをかませて
中とろ
大とろ
車海老
干瓢巻き
赤貝のヒモ巻き
玉
閖上の赤貝の香りがあまりに素晴らしく、
お隣様が追加して下さった「紐の海苔巻き」を素早く盗み、ああ幸せ♡
ご一緒様とのお話も弾みましたが、黙って味わうタイミングも一緒、お陰様で本当に気持ちよく過ごすことができました。
女将さんの体調も気になり、どうかどうか、お願いですからお元気で末永く・・・
次に伺う日が本当に楽しみです。
ごちそうさまでしたm(__)m
秋のはしぐちさん。
少し早く着きそうだったので、前回と同じように豊川稲荷にふらりとたちより、ことさらに季節の変化を感じました。
お陰さまで定期的に通わせて頂いて、ちょうどその時期が近づくと、
大将が目の前で擦る、あの山葵の薫りや、
最初に頂く平目や鰈の舌に感じるあの旨み
白酢の薫りや、
始末巻きの海苔の薫りでさえも、たまらなく懐かしくなります。
今回も本当に美味しかった……
伺う度に、美味しく感じる度合いが増す気さえします。
何が特に美味しかっただろう、と考えてみたら、
昆布〆の旨みは、日本人で本当に良かったと思えるな、とか、
小柱のサクサクさは、どこにもない奇跡、とか、
漬けとシャリのバランスは息をのむ、とか
酢烏賊も、鰯も、いくらも・・・・
まだまだたくさん過ぎて語りきれません。
頂いたものは、つまみから
平目
平目えんがわ
みる貝
車海老
新いくら
鯵香味あえ
かわはぎ肝あえ
つまの始末巻き
握りです。
平目昆布〆
烏賊
鮪漬け
トロ
小柱
コハダ
煮蛤
鰯
酢烏賊
雲丹
玉子握りで
干瓢巻き
今回は穏やかなお鮨フリークの皆様と4人の会。
望んだ通りの楽しい時間でした。
幸せです。
次はもう冬。楽しみに参ります。
ごちそうさまでした。
大切なお鮨屋さん。2月に一度ペースてお邪魔しています。
背筋が伸びて、大将に全てお任せして寛いで、
私にとっては自分自身の定点観測もできるような場所かもしれません。
この日は大好きなお鮨屋さんの大将と、富山からいらしたグルマン様とご一緒いただきました。
女将さんに案内いただき、カウンター正面で大きな大将にご挨拶。
今日こそ大人らしく、お酒スタートにしようと決めてきたのに、口からでた言葉は「ビールお願いします……」
何故なのかしら?( ̄▽ ̄;)
この日も、私たち3人の馬鹿話を穏やかに微笑みながら聞いて下さいます。
大将と女将が作り出す雰囲気は、どこのお店とも違います。
大きな手から繰り出される、
素晴らしく調和のある、完成されたお鮨を頂きながら、
極上の時間を過ごします。
この日頂いたものです。
☆つまみから
◇真子鰈 肝ポン酢
◇鰈 エンガワ
◇みる貝
◇たいら貝
◇車海老
◇蒸し鮑
◇鰺 薬味和え
◇始末巻き
☆握り
◇鰈
◇鳥貝
◇鮪 漬け
◇こはだ
◇鮪 中とろ
◇こばしら軍艦
◇煮烏賊
◇玉子 握りで
◇干瓢巻き
真子鰈の素晴らしさは、もうスペシャリテ。
車海老も3つに切る大きさでした。甘い~!
この時期の貝類も素晴らしく、
特に鳥貝はご一緒のお鮨屋さんの大将も目を輝かせて「凄い!」と仰っていました。
笑顔の大将と女将さんに見送られ、
素敵なご一緒様と、心地よい一時、幸せです。
今日も、ごちそう様でした(o^-^o)
私の中で「Theすし」と言えばこちらの事。
磨き抜かれた白木のカウンター、美しい道具たち。
背筋が延びるような、空気感。
人の心を見透かすような、大きな大将の眼差しと、軽妙な女将、お二人の阿吽の呼吸。
こちらのカウンターに身を置くときだけは、歳を重ねて良かったと思えます(笑)
さて、今日も大将の穏やかな声「今日はどういたしましょうか?」でスタートです。お任せでお願いいたします。
摘まみ
◇平目昆布〆
◇サヨリ 紫蘇和え
◇車海老
◇〆鯖 ガリ和え
◇ホタテ 磯部焼き
◇墨烏賊 雲丹和え
◇ワカメ ツマの残りを海苔に巻いて
握り
◇鰈
◇鮪 漬け
◇赤貝
◇こはだ
◇青柳
◇中トロ
◇小柱
◇〆鯖
◇酢烏賊(後から追加でもう1カン)
◇玉子 握りで
◇かんぴょう巻き
一つ一つの素材を、厳選なさっているのが伝わって来ます。
何を頂いても「今この時だからコレです」と。
本当に美味しい。
全てが遺漏なく素晴らしかったけれど、今回印象深かったのが海苔の薫り。不作だと伺うけれど、どうしたらこんなに薫り高く、歯応え良く準備できるのでしょう。
大きな小柱を3つきちんと並べた軍艦は、その濃厚な甘味とサクサクの歯応えに相まって、海苔の美味しさを強烈に味わえました。
大好きな酢烏賊は、ご一緒いただいた方がお代わりなさったのに便乗し、私もお代わり。
私の中では、はしぐちさん一番のスペシャリテ!
この日は愛知の博識クールなレビュアー様と、全国を駆け巡る強力姉妹様(お姉様)とご一緒頂きました。
お陰様で本当に楽しかった(o^-^o)。楽しさの余り酔ってしまってごめんなさい。(普段はもっとおとなしいです……)
今年一年を思い起こすとしたら、その象徴としてこちらがあるような気がします。
憧れのこちらに初めて伺ったのが今年の始め。以来定期的に伺うご縁を頂く事が出来ました。
大将、女将さん、ごちそうさまでした。
(回数が多くなったのでレビューは控えると思いますが)また来年も宜しくお願いいたします。
8位
2回
2018/01訪問 2019/01/25
今年のフレンチ始めは札幌、
離れていても伺いたくて、ときめいてしまう数少ないお店の一つです。
札幌駅からの道も、まよいなく、ババまっしぐら!!
ドアを開けると、ソムリエさん方が笑顔で迎えて下さいます。
こちらでは、できたらアルコールのペアリングをお勧めいたします。
厳選されたワインはそのまま頂いて美味しいけれど、お料理を一口、そしてワインを一口、すると花開くように広がる味わいに驚かれると思います。まさに、マリアージュ……
(一人,端のテーブルで、一口頂いてはニコニコしているオババがいたら私です笑)
食材が先か、ワインが先か、きっとルールはなく全員プレーの「チーム長尾」が、イメージを膨らませ、そして最後に長尾シェフがその理想を形にする。
もちろん長尾シェフの卓越した技術とセンスがあればこそです。
この日のコースです。長くなりますが、感想を少しだけ。
◇和歌山のカワハギ 肝のソースにエシャロットのアクセント フィンガーライムの塩漬け
オレンジのプチプチがフィンガーライム。塩漬けされていても後味に爽やかな酸味があります。熟成されたカワハギの強すぎるくらいの甘味に爽やかなアクセント、そしてモッチリの食感にプチプチのアクセント。
最初の一皿でまたまた感激。
◇フォアグラとさくらんぼのボンボン
滑らかなフォアグラムースの中にさくらんぼ。
宇治抹茶でお化粧しています。会わせたワインがさくらんぼを思わせるロゼ。
◇厚岸の牡蠣 橙と海洋深層水 洋梨のソルベ
このお皿が一番のお気に入り,目の前に冬の海が現れました。
餌やり方法の工夫で大きく育てず、ギュッと濃縮ぷっくりさせた牡蠣。前回の仙鳳趾牡蠣にも勝るおいしさです。
会わせたシュナン・ブランのミネラルが牡蠣と会わせて、膨らみます。
お皿にひかれた,橙のジュースと海洋深層水,飲み干したかったです。
◇パンと脱水ヨーグルトのホイップバター ハーブを添えて
◇福岡黒鮑 鮑茸 フォアグラの酒粕マリネ 鮑肝のソース
3種の食材が、各々全く違う食感の妙。
会わせたのは30分かけて暖めた古酒のぬる燗。くちの中にまる~く入ってきます。
◇厚岸の浅蜊 人参のポタージュ
浅蜊がコロコロ、ぷっくら。噛むとジュースがジュワッと。
フルーティなシャルドネが思った以上に合ったので驚き。
◇和歌山の平目 パンデビスのキャラメリゼ
合わせていただいたのはフリウリ・ジュリアのラディコン。
ソムリエさんが,絶対に気にいると思った,とご準備下さったもの。
まさに大好き!ついお替りをお願いしてしまいました。またやらかしてしまいそう・・・(;・∀・)
◇十勝彩美牛ヒレ 赤ワインソース 十勝の野菜
もう当たり前のように火入れが最高。噛むと透明なジュが溢れます。
十勝のマッシュルームも美味し~。
合わせたガメイがまた素晴らしくて,これもお替り。
◇バナナのベニエ シングルモルトのアイスクリーム
軽いベニエがシングルモルトのアイスクリームににぴったり。デザートワインとモルトウイスキーと両方少しずつ・・・
◇小菓子
チョコレートの口溶けがハッとするほど素晴らしい。超々可愛らしいパティシエールさん作。
わざわざ厨房から出てきてくださり,サーブして下さいました。
ああ今日も、やっぱり素晴らしかったです。はるばる尋ねてよかった♡
見送ってくださるシェフやソムリエさんにまたまた熱烈ラブコール。
次は3月、早春の北海道を楽しみに参ります。
大変大変ごちそうさまでした。
雪の札幌。久しぶりに一人時間補給です。
選んだお店は「AKI NAGAO」さん。
札幌でのお店を探していると、食べログ画像から、ふと強力に主張してくるお写真に目が止まりました。
それがこちら。 昨年タイヤマンの☆がついたようです。
HPを拝見すると、何やらますます素敵。早速予約のお電話を。
11月からシェフは新たな試みに挑戦し、コース内容も変わったばかりとの事、いいじゃないですか(*⌒∇⌒*)
シェフのスペシャルコース、20,000円を予約です。
小雪の降る中、つるつると滑りながらペンギンのようにお店へ向かいます。
大通りからちょっとまがって、ビルの1階ですが、あれ?入り口がわからない・・・ビルの中に一回入るのですね。
この日は私が1番乗り。キッチンに近い落ち着くテーブルをご用意くださっていました。
それほど大きくない店内にサービスの方が3人。皆さんソムリエさんです。
Vin natureの取り揃えが特徴的な様子、飲み物をお任せして早速コースがスタートです。
◇一口タルト 根室の雲丹とキャビア
タルトは蕎麦粉と烏賊墨。熱々に焼かれた状態で供されます。
雲丹は伊勢海老のアメリケーヌソースで和えられて、風味が伊勢海老の勝ち。雲丹は甘味だけで良いのかな?勿体ない印象。クリームチーズにキャビアはスッキリ。
◇仙鳳趾牡蛎 海洋深層水のジュレと梅
シェフは魚介類を海洋深層水で処理することで (はなはだざっくりな表現でごめんなさい(・・;))、旨味が凝縮する事に気付かれたそうです。
この牡蛎もその一例。
素晴らしい香りに、クリーム感。北海道のワイナリーで栽培されているという酸味のハードな梅をアクセントにしていますが、その酸味がまろやかに感じられるほどの牡蛎の強い味わいです。
第一回目のビックリです。
◇野付のホタテ タキザワワイナリー旅路のソース
ホタテ!歯を押し返すような驚くもっちり感。
酸の強いソースがまず口に、サクサクの野菜を噛むうちに、ホタテの甘味が押し寄せてくる感じ。
◇伊勢海老のサラダ仕立て パッションフルーツと金木犀
オマールではないところも好き。伊勢海老の歯ごたえを存分に楽しめる、甲殻類ラバーの憧れのサラダ。
この甘味も強烈で、パッションフルーツと良く合います。
◇余市の栗のスープ仕立て
マロングラッセほど、くどさはなく、一歩手前で液状化した感じ(笑)ああ、語彙が……( ;∀;)
ミルクの泡とカカオニプがアクセント。
合わせた日本酒がまた素晴らしい冒険。「花垣貴醸年譜」というシェリーかと思うようなお酒でした。
◇若狭ぐじ 抹茶と日本酒のソース
鱗焼きはそんなに好まないのですが、最高の火入れを体験しました。
あんなに香ばしい鱗をいただいたことがありません。
聞けばサラマンダーで上からあぶったあと、皮だけ被る少量の油で揚げ焼きにしているとの事。
◇ホロホロ鳥の藁焼き 厚岸のムール貝
一人で、「美味しい」と叫んでしまった一皿。
ホロホロ鳥はささ身と腿を違う調理法で。 特に藁焼きされた皮目の味わいは素晴らしかったです。
合わせていただいたオレンジワインがまたぴったりで、ついお替り。
そして、ムール。人生最高に美味しかった。
厚岸から最高のコンディションで入ったとの事。軽い渋みとジューシーさは涙もの。
実は、ムールをいただく前に、ソムリエールさんが「これも試してみて」と持ってきてくださったワインもムールと最高のマリアージュ♡
その後も今度は男性ソムリエさんがこれも一口、とまた別のワインを・・・♡Σ(´∀`;)♡
たくさん飲みました・・・
ペアリングは良くありますが、ここまでお料理とマッチしたワインを次々といただいたのも初めてです。
皆さんニコニコと、嬉しそうに勧めてくださり、一人でもいごこち満点です。
◇デセール 無花果のコンポート ラムレーズンのアイスクリーム クレープ
◇小菓子
みんなとてもおいしかったし、特に可愛らしい女性のスタッフさん作のフィナンシェが最高でしたが、酔っていてあまりよく覚えてにゃい・・・ごめんなさい。
帰りは見送ってくださったシェフに熱烈ラブコール。
また年明けに必ず来ます!!!と、響き渡る声で叫びながら (恥ずかしい(*ノωノ)) ホテルに向かったのでした。
本当に美味しかったし、幸せなひと時でした。
と、いうわけで、1月にまた伺います。
ごちそうさまでした。
9位
1回
2017/04訪問 2019/02/02
大好きなレビューアー様の投稿で知ったこちらのお店。
念願叶ってうかがう事ができました。
鴨料理とお蕎麦……なんて魅力的なのでしょう。
福山駅から散歩がてら歩いて12、3分。
(帰りは根性がなく、タクシーを利用しました)
スタイリッシュな入り口は画像で確認済み、すぐ見つけることが出来ました。
18時の予約で、店内は私ひとり。
先ずはハートランドの生を注文し、あらかじめ決めていたお料理を待ちました。
この日頂いたもの
◇前菜3種
ささみのたたき しっとりとして、歯をたてる必要がないくらい柔らかい。
ごく薄く醤油だれがかかった長芋が添えられていましたが、ささみ自体の塩気で本山葵のかおりとともに頂きました。
砂肝のオイル漬けはサクサクした食感。
レバームースは滑らかに、
3種の食感の前菜だったのか、と感じました。
◇ロースト 胸肉ともも肉食べ比べ
繊細な火入れに驚きます。
このシェフは何者?
ごく上品に甘味がつけられたももは噛み締めると旨味が溢れました。
◇ハンバーグ
ギリギリのレア。
香ばしい周りと蕩けるような火入れの中心。
生ビール2杯のあと、日本酒に変更して、食べ終わるのが惜しいような気持ちで大切に頂きました。
付け合わせのクレソンもトマトも、こだわりがわかるものでした。
◇鴨つけ蕎麦
薬味が5種。説明書きが添えられます。
かどのたったお蕎麦。水切りもよく冷やしすぎもない、薫りも高い、
先ずは塩で。
そして塩と本山葵で。
そして鴨汁で。
鴨汁の鴨肉も素晴らしく、鴨だけ黒胡椒を付けて頂きました。
汁は辛口で上品。これには黒七味がなるほどよくよくあいました。
またまた、蕎麦は別腹のわたくし。
お代わりせいろを頂きましたが、お蕎麦は数量限定で無くなる事もあるようです。
◇蕎麦湯
薫り高い自然体の蕎麦湯。
そのままでも、とお勧めいただき、まずそのままで。
次に岩塩を吸い口に、そして鴨汁を加えて。
最後まで堪能いたしました。
使用されている鴨肉は河内鴨という合鴨。
大阪府河内松原で飼育されている希少な鴨肉で、明治時代からつづく伝統的な飼育方法で育てられているとのこと。
餌はもちろん抗生物質不使用の無農薬飼料、通常の鴨より飼育期間も長く、1羽1羽大切に管理して育てられているそうで、新規の仕入れは困難だそうです。
広島では唯一使用できるのがこちらのお店です。
シェフはイタリアン出身だそう。
お蕎麦はご自身が好きで、全国を食べ歩いて身につけたそうです。
サービスは奥様。
予約の電話を入れたときから丁寧に対応下さいました。
東京にあったら予約がとれなそうなお店。
予約は必須とはいえ、そんなに困難ではなさそうです。
広島に来る機会にまた足を延ばしたいと思います。
来月こられるかな?(笑)
ごちそうさまでした!
食べログ2年目は、レビュアー様にお目にかかる機会が増えて、一気に活動の幅が広がりました。
皆様、お引き回し下さりありがとうございました。
仕事もかねて各地を訪れました。
中々訪れることのできない場所もありますが、「マイ★ベストレストラン」 はごく個人的に、
予約云々も考えず、今行けるならどこ?と考えた次第です。