7回
2022/08 訪問
危うく昼食難民になりそうだったのを救ってくれたのは、桶狭間にある"鴨らーめん"の名店
2022/08/13 更新
2021/05 訪問
名古屋市緑区のリサイクルショップへ行ったついでに、桶狭間の『鶏番長』から連食したのは先日リニューアルした『空庵』
《店舗情報》
『空庵』が創業したのは2013年9月、オーナーである冨田雅也氏はそれまで上海の高級日本料理レストラン『FOUNT』で料理長を務めていた方、20年以上懐石料理を手掛けてきたベテラン和食職人とのこと
オープン当初は「鶏白湯」を看板メニューにしていたそうですが、2014年末くらいから「鴨」オシのメニューにリニューアルしたようです
中華料理にも精通した懐石料理の職人が「鴨ラーメン」をはじめとする創作ラーメンと、料理職人の懐の深さを感じさせるサイドメニューを提供する店です
《訪問情報》
2020年9月23日から約2ヶ月の改装休業していたそうで、2020年11月25日にリニューアルオープンしていました
リニューアルを知ってから訪問の機会を伺っていましたが、なかなかタイミングが合わず
GW中の大掃除で出た不用品を名古屋市緑区にあるリサイクルショップに持ち込んだついでに、ずっと課題だった桶狭間の『鶏番長』との連チャンです
5月上旬の日曜日、13時過ぎに到着すると暖簾の外に外待ち客が6人、さすが人気店です
最後尾の女性客が行列に怯んで離脱したため、その入れ替わりに行列へ接続しました
30分ほど経ったところで、女性スタッフから声が掛かり入店できました
《オーダー》
1年ぶりなので「鴨はちらーめん」に決めてましたが、メニューを見るとおススメの「塩ろくらーめん」として見たことの無いメニューが目に入り、しかも"命のお出汁"が遂に完成と言われると一転
券売機に進んで「塩ろくらーめん」を購入しました
連食だったので、いつものお茶漬けは我慢です
女性スタッフに食券を渡すと、窓に面したカウンター席の右端(厨房寄り)に案内され着席
以前は小上がりの畳敷で和風な内装でしたが、今回の改装では倉庫だったところを客席に拡張し、フローリングにカウンターとテーブル席が配置され収容席数が1.5倍に増えたそう
自慢の庭園が見渡せる窓際の席は四季を感じられる素晴らしい景観、感心しながら眺めていると前菜から提供されました
《前菜》
白木のプレートに5種の小皿が並べられた、懐石料理のような前菜
冨田オーナーのベテラン和食職人らしいこだわりが感じられます
この日は「春満開」と称した、蕗の真砂煮・新玉マスタード・蕎麦実法菜浸し・紅玉の白和え・椎茸の豆鼓炒め、の五品
春を満喫しながら楽しんでいるうちに、命のお出汁で満たされた丼が提供されました
《スープ》
鴨らーめんを始めて7年、遂に完成させたという"命のお出汁"
看板メニューの「鴨はちらーめん」のスープをベースにした塩ダレバージョン
塩ダレは北海道産干し貝柱、岩手産真昆布で仕立てというこだわりで、和食料理人である冨田オーナー渾身のお出汁は絶品の旨味です
さりげなく浮かんだ背脂も、鴨スープにコクを加えていました
《麺》
国産小麦を数種類ブレンドしたという自家製の中細平打ちストレート麺
ツルっと滑らかな舌触りで、鴨スープに合うように調合されたような麺です
麺の風味や喉ゴシも素晴らしく、ズルズルと箸が止まりません
《トッピング》
具材は、鴨ロースのチャーシューと車麩のみ
鴨チャーシューはレア感のあるしっとりと柔らかな仕上がり、スープに浸して楽しみました
命のお出しをいっぱい吸った車麩は、なかなか面白い食感と旨味、仄かに香る山椒の風味が斬新でした
《所感》
やっぱり〆のお茶漬けをオーダーしておけば良かったと、後悔しながら完食完飲
リニューアルして一層客足が増えたようで、駐車場ネックもあって休日はハードルが高くなった印象
以前のようなヘビロテは難しくなりましたが、季節感を楽しみに今後も定期訪問したいと思います
2021/05/14 更新
2020/05 訪問
ちょっと前にマイブームだった「鴨はちらーめん」をいただきに、1年ぶりに桶狭間の人気店へ
《店舗情報》
マイブームでヘビロテしていたのが早いもので1年前、久しぶりに様子を見に行ってきました
『空庵』が創業したのは2013年9月、オーナーである冨田雅也氏はそれまで上海の高級日本料理レストラン『FOUNT』で料理長を務めていた方、20年以上懐石料理を手掛けてきた和食職人とのこと
オープン当初は「鶏白湯」を看板メニューにしていたそうですが、すぐに献立を「鴨ラーメン」メインにリニューアルしたようです
中華料理にも精通した懐石料理の職人が「鴨ラーメン」をはじめとする創作ラーメンとアイディア溢れるサイドメニューを提供する店です
《訪問情報》
名鉄名古屋本線の「有松駅」が最寄駅ですが
COVID-19緊急事態宣言が発令され外出を自粛している中、ランチタイムの混雑を避けマイカーで人との接触を極力無くして店舗へ向かいました
名二環の有松ICから国道1号線で桶狭間方面へ、桶狭間交差点を古戦場方面へ折れてすぐのところに店舗があります
2020年5月初旬の金曜日13時40分に到着すると先客は1人、玄関で靴を脱いで厨房前カウンター席へ案内されました
《オーダー》
注文したのは看板メニューの「鴨はちらーめん」と「トマト茶漬け」
厨房には冨田オーナーの姿は無く、男性店員さんと女性店員さんの2名体制
先客の常連客も同業者のようでしたが、いろいろ業界情報をやり取りしているのを聞きながら待つこと5分で、ユニークなプレートに載せられたラーメン丼と箸、レンゲ、付け添えの別皿が提供されました
提供のスタイルは以前より劇的に進化しており、足のある木製のプレートに開けられた3ヶ所の穴にラーメン丼、小皿、レンゲがスッポリ、箸は溝に収めていて、付け添えの品書きが添えれらています
《スープ》
鴨の旨味に飛魚の出汁が合わさったスープに、キレのある仄かに甘みのある醤油ダレが加わることで、円やかで深みのある旨みが増幅しています
前回は清湯醤油スープだったと記憶していますが、今日いただいたスープは僅かに濁っていて、スープの中にも浮遊物が浮かんでいます
スープは明らかにマイルドになっているので、どんどん進化しているようです
《麺》
ねり切り自家製玉子麺なんだそうで、加水低めの中細ストレートタイプ
しなやかな食感で、小麦の味もしっかり感じられる存在感のある麺
《トッピング》
具材はお麩・鴨肉のチャーシュー・木の芽のみで、極めてシンプル
独特の味わいと歯応えがしっかりした鴨肉は、上品なスープとの相性が抜群です
スープをたっぷり吸ったお麩はジューシーで楽しい所感です
付け添えはまさに懐石料理を思わせる季節物の品揃え
品書きには以下の通り書かれていました
=春だぜぃ=
・春人参のムース
・ビーツに漬けた桜大根
・昆布じめパプリカ
・クミン効かせた安納芋
・桜葉香蕗
・ズッキーニ糠漬
・土佐和えの竹の子
・八角かました椎茸含め煮
《所感》
最後は「トマト茶漬け」に鴨はちらーめんのスープをタップリ注いで楽しみました
スープの旨味にトマトの酸味が加わって、なんとも素晴らしい味わい、これだけでも商品になるのでは、と感心させられる逸品でした
ちょっと凝りすぎ感は否めないですが、クオリティの高さはさすがです
スープや付け添えなど、どんどん進化しているので、もうちょっと訪問間隔を短くしないといけないかと、思いつつ退店しました
2020/05/02 更新
2019/01 訪問
年末からの愛知レジェンド店訪問シリーズ11店目は桶狭間のお気に入り店
息子と釣りに行ったついでの昼食
三連休の最終日で月曜日、息子と朝から釣りに行って昼飯にしようとなり、マイブームの空庵まで名二環にのって訪問
到着時は駐車場が満車状態のため空くのをしばらく待ってから店舗へ
ロケーション的に車でないと来店出来ないので、駐車場待ちしても割り込まれることはありません
外待ち先頭で待っていると、堰を切ったように退店してきて直ぐに入店&カウンター席へ着席
次男は初めてだったので鴨はちらーめん、自分も久しぶりだったので鴨はちを注文
息子は追加で鴨味噌飯とセロリのまぜそば、私は油そば
とトマト茶漬けをオーダー
鴨はちらーめんは和風出汁の効いたスープに小麦の香るストレート麺がテッパン
低温調理の鴨チャーシューに、尼崎の和海を彷彿させるお麩、レンコンをはじめ、旬野菜の組み合わせと食感が楽しめます
大将が一杯づつ切って盛り付けている柚子の皮も香りを引き立てています
トマト茶漬けと鴨味噌飯をシェアしましたが、圧倒的にトマト茶漬けが人気、トマトの酸味がスープとマッチして格別
山椒とハッカクといった中華香辛料が効いた油そばは、単品でも存在感がある一品で、指南された通りに鴨はちスープを足して味変、お酢をひとふりして再び味変し汗ダクになって堪能
息子のセロリのまぜそばも少しいただいたけど、こっちもピリ辛でユニークな味わいでした
2019/05/02 更新
2018/06 訪問
息子とその友人を連れてリベンジ訪問
鴨はちらーめん、鴨白湯(限定)、トマト茶漬け、油そば、イカ墨をオーダー
鴨白湯は意表を突いて味噌味、もろみが複雑な味わいを演出している
途中もろみとスープを加えてお茶漬けも楽しめるが、少し凝り過ぎの感が否めず
鴨はちらーめんはテッパンの旨さ、出汁の効いたスープが絶品で具材もユニークで楽しい、〆には鴨はち専用のトマト茶漬けが圧巻のパフォーマンス
追加のまぜそばとして注文した油そばは、山椒がピリリと効いた台湾まぜそば、そのままでも十分に旨いが、鴨はちの出汁を加えて完食
イカ墨は、本格パスタの趣きで鴨はち出汁で麺全体にイカ墨を絡ませていただくスタイル
色んなバリエーションの麺を堪能できる稀少な店だが名古屋中心地から余りに遠いのと、駐車場が少ないのが玉にキズ
2018/06/09 更新
2017/07 訪問
塩の山椒
山椒がサッパリ塩の贅沢、いつもながら上品な一杯に感動
2017/07/03 更新
2016/12 訪問
鴨はちらーめん 期待通りのアッサリした旨さ 柚子の香りがまた良し
鴨はちらーめん
期待通りのアッサリした旨さ
柚子の香りがまた良し
2016/12/17 更新
《店舗情報》
『空庵』が創業したのは2013年9月、オーナーである冨田雅也氏はかつて上海の高級日本料理レストラン『FOUNT』で料理長を務めていた方、20年以上懐石料理を手掛けてきたベテラン和食職人とのこと
オープン当初は「鶏白湯」を看板メニューにしていたそうですが、2014年末くらいから「鴨」オシのメニューにリニューアルしたようです
2020年9月23日から約2ヶ月の改装休業していたそうで、2020年11月25日にリニューアルオープンしたり
2021年7月27日から夜は水餃子専門店として二毛作営業を開始するなど、料理職人の懐の深さと、常に進化を続ける姿勢には驚かされます
素材高騰のため2022年1月末には「鴨ラーメンやめる」宣言とともに「ボルチーニ始動」に踏み切りましたが
鴨不足がしばらく続くそうで、手法を変えて7月末から看板メニュー「鴨はちらーめん」を復活させたそうです
《訪問情報》
名古屋市緑区に移転した店を訪問する予定でしたが、出発が遅くなり閉店時刻に
危うく昼食難民になりかけたところを救済してくれたのは、桶狭間の名店『酒楽亭 空庵』でした
8月上旬の月曜日、14時20分頃に到着すると平日のこの時間はさすがに駐車場はガラガラ、車を停めて入店すると先客は1人でした
《オーダー》
入口近くの券売機で「鴨はちらーめん」を購入し、ラーメン本のクーポン券(卵とじご飯)と一緒に女性スタッフに手渡すと、庭園に面したカウンター席に案内されました
すぐに鴨葱皿がIHコンロにかけられ、鴨に火が通り過ぎないように注意するよう説明を受け、ラーメン到着前に九条葱といっしょにいただきました
鴨を食べ終え、庭を眺めながら甘茶をいただいていると「鴨はちらーめん」が着丼
《スープ》
鴨らーめんの"命のお出汁"は健在
鴨、飛魚、椎茸などからとったスープは、味わい深くてじんわりと染み入る癒される感じ
さりげなく浮かんだ背脂も、鴨スープにコクを加えていました
《麺》
国産小麦を数種類ブレンドしたという自家製の中細平打ちストレート麺
鴨スープに合うように調合された麺なんでしょう、ツルっと滑らかな舌触りで風味も素晴らしい
《トッピング》
具材は、車麩、赤かぶ、木の芽、わらび
命のお出汁をいっぱい吸った車麩は、なかなか面白い食感と旨味、仄かに香る山椒の風味が渋い
《所感》
〆は「卵とじご飯」、若い男性店員さんから受けた説明のとおり、とき卵を鴨葱皿の出汁に加えてご飯にかけて完成
いつもは、命のお出汁をご飯に投入してお茶漬けで最後まで楽しんでいましたが
「卵とじご飯」のクォリティに感心しながら完食完飲
1年ぶりで以前のようなヘビロテは難しくなりましたが、季節感を楽しみに再訪したいと思います