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2回
昼の点数:4.0
2020/08 訪問
昼の点数:4.0
遅い梅雨明けとなった8月初旬に三鷹へ、10年以上も間隔が空いてしまった名店『文蔵』で舌鼓
2020/08/02 更新
2009/02 訪問
昼の点数:4.0
らーめん、つけめん どのメニューも完成度高く旨し
らーめん、つけめん
どのメニューも完成度高く旨し
2016/09/29 更新
《店舗情報》
こちらの店主さまは「らーめん寺子屋」の9期生だった方
「らーめん寺子屋」とは、千葉県の松戸市の空き店舗対策事業として2002年10月にスタートしたプロジェクト
「千葉のラーメン四天王」と呼ばれていた巨匠で松戸の人気ラーメン店『13湯麺(かずさんとんみん)』の店主 松井一之氏を講師に迎えて実施されたラーメン屋開店のためのカリキュラムで、ラーメンの作り方から食材の調達方法、会計関連の知識など、開業のために必要な知識を3ヶ月で集中講義するラーメン塾
松井塾長直伝の「豚骨魚介」を基本としたスープを継承した『燦燦斗@東十条』『だいろく@馬橋』『文蔵@三鷹』『麺座 風水@八塚』『麺座 でん@南越谷』といった人気店を営む卒業生が数多く輩出されました
9期までは松戸市管轄事業でしたが、各方面からの要請もあって10期からは『13湯麺』松井塾長の私塾としてリスタート
2006年まで全13期、80人もの卒業生を世に送り出して閉塾しています
「らーめん寺子屋」出身の店主と奥様のご夫婦が2005年10月17日にオープンさせた15年を超えるキャリア店で取材拒否を貫いている人気店です
《訪問情報》
2009年の春に小平市から名古屋市へ転居が決まり暫く訪問できなくなるため、東京を離れる前に訪れて以来となりました
当時は『宝@田無』『べんてん@高田馬場』や『頑者@川越』と『六厘舎@大崎』あたりがヘビロテ店でつけ麵全盛期でした
『文蔵』も3対1くらいでつけ麵の比率が高かったと記憶しています
8月になってようやく梅雨明け宣言が出された土曜日の12時半頃に到着すると、外待ち客が3人並んでいました
土曜のランチタイムだったので少し拍子抜けでしたが、そのあと用事が控えていたのでラッキーと思いながら最後尾に接続
《オーダー》
並んでいるうちに奥様が出てきて注文を聞かれます
「らーめん」は決めていたのですが「つけ麵」にも未練があり小盛(1玉)にしようかと悩んだ挙句
自重して「得らーめん」を注文しました
並び始めてから10分足らずで奥から3番目のカウンターに着席
水をセルフで汲んで喉を潤しているうちに店主さまから提供されました
《スープ》
まずレンゲでスープをひと啜り、節が効いたスープは時を経ても色褪せておらず、旨さに感動です
なんでも「らーめん寺子屋」松井塾長直伝の豚骨魚介スープは非常にデリケートで、手間がかかり体力も要するのだそうで
松井塾長も豚骨魚介スープを営業に使うことを勧めていないとか
しかし手間を惜しまず長年”豚骨魚介スープ”を提供し続けているのが、こちら『らーめん 文蔵』
豚骨の旨味、鶏ガラの旨味、そして鰹節をはじめとする魚介の旨味を抜群のバランスでブレンドしたスープは圧巻です
円やかな口当たりとコクの深い味わいに、レンゲが止まりません
《麺》
中太ストレートタイプの麺は、小麦粉の風味が感じられる自家製麺
加水率高めのツルモチ食感で豚骨魚介スープにも負けない存在感です
《トッピング》
らーめんの具材は大判海苔・ほうれん草・刻みネギ・チャーシュー
「得らーめん」はこれにチャーシュー+2枚、味付玉子、メンマが増量されています
味付玉子は程よい味付けで黄身がトロトロの半熟、メンマは柔らかくて上品な甘めの味付け
煮豚チャーシューは箸でほぐれるほど柔らかくて味付けは素晴らしい
《所感》
全てのアイテムがハイレベルで、しかも見事に調和している極上ラーメンでした
箸も止まらず、あっと言う間に完食完飲
つけ麵も頼んでおけば良かった、と後悔しつつ退席すると、店外には炎天下にもかかわらず外待ち客が行列していました
女性おひとり様から年配の常連客まで、老若男女に愛されてリピーターが多いのも納得の一杯でした