3回
2020/08 訪問
コロナ禍で在宅勤務の日、昼食のため向かったのは東急田園都市線の鷺沼駅近くにある実力店
2020/08/20 更新
2019/08 訪問
百名店でミシュランガイド・ビブグルマンにも選出されたことのある鷺沼にある実力行列店
常に行列が絶えない有名店ですが、店主さまは海老名の名店「中村屋」で7年修行されたのち、2013年2月に独立オープンされたそう
東急田園都市線の鷺沼駅(北口)から徒歩2分という好立地
こちらは店の入り口に向かって右横側面に沿った細い路地のようなところに並ぶシステム、袋小路なので行列の脇を蟹歩きで最後尾に接続する必要があります
シャッター待ちの予定でしたが、用足しに手間取ってしまい到着したのは水曜日の11時半
丁度開店したらしく、券売機前に行列となってました
結局外待ち先頭になり、炎天下のなか庇の影を選んで待ちます
店内はカウンターが6席と待合の椅子が6席、1ロット2杯づつの調理で、ほぼ15分ペースで回転していくので45分後に着席できる見込み、のんびりと読書しながら待ちます
見事に時間通りに進行してカウンター入り口側端っこ席へ、前回「特醤油平打ち麺」だったので、予定どおり「特塩細麺」の食券を女将さんに渡しました
寡黙な店主さまとお母さんと思われる女将さんの2人体制、狭い厨房なので店主さまの仕事が良く見えます
1ロット2杯のオペレーションを黙々と丁寧かつ正確なペースでこなす様子には、職人魂を感じます
中村屋といえば「天空落とし」と言われた湯切りが有名ですが
こちらの店主さまも、かなり控えめな「天空落とし」ではあるものの、湯切りには拘っている様子
天空落としの後、几帳面に盛り付けられた待望の一杯が着丼しました
スープはさらさらの清湯塩味、あっさりなのに分厚い出汁感で、動物系に魚介のキレが加わった淡麗でありながら深い旨み
大行列も納得の芸術的な味わいです
塩には細麺ということでチョイスしたのは、ストレート中細タイプ
少しと硬めの茹で加減で、ツルシコな食感は激旨スープと相性抜群、箸もレンゲも止まりません
具は、チャーシュー、メンマ、小松菜、海苔、刻みネギ、味玉
直前で炙りなおされたチャーシューは薄切りですが、しっかり下味が付いていて驚くほど肉の旨味が詰まっています
メンマや小松菜にも細かで丁寧な職人仕事が伺えます、このひと手間が味わいを大きく向上させてます
終盤に卓上にある特製辣油を少量投入して味変、最後まで完成度の高いラーメンを堪能することができました
これがデフォで650円、特製で850円とコスパも素晴らしい、猛暑の中行列してでも食べたい逸品です
2019/08/15 更新
2018/06 訪問
3度目の正直、念願の課題店
2度連続の空振りを経てドキドキしながら鷺沼駅を下車、ようやく課題店に訪問することが出来ました
11:40過ぎの到着で外待ちが15人弱、予習していたもののナカナカ進みません
50分かかって中待ち6席へ移動、着席まで1時間10分要しました
オーダーは特醤油平打ち麺
一口で辛かった待ち時間が吹っ飛びました
丁寧で繊細な出汁に柔らかな醤油が香ります
メンマ、焼豚にも細かな仕事が施されていて感動、ホウレン草に香り高い海苔トッピングはバランスだけでなく、ストイックな店主様の拘りが感じられます
この完成度でこの価格、長時間並んでも再訪間違いありません
次回は塩と辣油を堪能したいと思います
2018/06/16 更新
《店舗情報》
店主の安西氏は海老名の名店『中村屋』で7年修行されたのち、2013年2月15日に独立創業されました
『中村屋』といえば若き天才と称されたラーメン職人・中村栄利氏がオープンしたレジェンド店、中村氏の湯切りパフォーマンス「天空落とし」でも話題を呼びました
あっさり系のラーメンが好きで食べ歩きをしていた安西氏は『中村屋』に出会い、そこで修行したことが人生のターニングポイントだったそう
既に「ラーメン百名店EAST」や「ミシュランガイド・ビブグルマン」にも選出された実績十分の店主さまですが、まだまだ究極のバランス感に到達できていないと研鑽を続けているそうです
《訪問情報》
コロナ禍で週に何度か在宅勤務していますが、いつも困るのが昼食
たまには時間をかけてでも旨いものを食べようと、お気に入りの店舗である『麺処 懐や』へ
東急田園都市線の鷺沼駅で下車、北口から徒歩2分という立地です
8月中旬の水曜日、猛暑の中11時40分頃に到着すると、店舗横の袋小路に外待ち客が8人
こちらは回転が良くないことでも有名なので、1時間コースと開き直って並びました
30分掛かって中待ち席へ移動しエアコンでホッと一息、更に20分ほどしてようやくカウンター席右端に着席できました
《オーダー》
「醤油」→「塩」と交互に食べてきたので、今回は「特製醤油平打ち麺」とチョイス
昭和歌謡が流れる店内、目の前の厨房では相変わらずストイックな店主さまとお母さんとのコンビで切り盛り
1ロット2杯づつ、淡々と丁寧に調理されています
凄く控えめながらも『中村屋』仕込みの「天空落とし」の後、几帳面に盛り付けています
1ロットスルーして、着丼したのは着席してから更に10分後でした
《スープ》
基本的に鶏ガラベースのスープと魚介スープとのダブルスープですが煮干し・鰹の出汁で旨味を整えてあります
繊細な出汁にキレのある醤油ダレ、表面を覆う鶏油が円やかに香る素晴らしい出来栄えに、レンゲが止まりません
《麺》
自家製の平打麺はストレートタイプ、中太で弾力のある噛み応え
力強いスープに負けないだけの麺の主張で、自分的にはベストの組み合わせと思っていますが
醤油スープには太麺、塩味には細麺とパターン化してしまっているので今度は組み合わせを変えて試してみたいと思います
《トッピング》
具材は、海苔、ほうれん草、ネギ、メンマ、味玉、チャーシュー
各々の具材がハイレベルでいつも感心させられます
特に、提供する直前に炙るひと手間が加わったチャーシューが秀逸で、噛むほどに肉の旨味が溢れ出して来ます
《所感》
回転の悪さによる、待ち時間を除けば最高峰のラーメンだと思います
鷺沼で平日昼時なのでこの程度の行列で済んでますが、都内だったら大変なことになっているでしょう
また。平日に時間を作って再訪したいと思います