中目のやっこさんさんが投稿した日本料理FUJI(静岡/日吉町)の口コミ詳細

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日本料理FUJI日吉町、静岡、新静岡/日本料理

2

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.6
2回目

2025/05 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

「静岡 日本料理FUJI」駿河湾の旨い魚をここでしかできないアプローチで煌めくヒトサラへと昇華させるローカルガストロノミー

およぞ1年ぶりの再訪となる「日本料理FUJI」さん。
駿河湾の旨い魚に心を踊らせながら、こだまから降り立った静岡駅。

北口より徒歩8分ほど。
静かな住宅街の路地にそっと掲げる"FUJI"の文字。

暗い通路を抜けると、キリッと照らされた舞台のようなカウンター。あくまでも手元を主役とさせる演出に、直ぐに蘇ってくるあの居心地。

この日は定刻通りに集まったグルメな方々との貸し切り会。

全ての準備が整うと、フロアの中央にやってきた藤岡氏。一人ひとりを大切にもてなすと、スタッフとの引き締まった統率と共に進行していく。

お料理はお任せコースのみの提供となります。
頂いたものは以下の通り。


「おまかせコース 21,000円」

●先付け
 アスパラ 太刀魚巻き、スナップエンドウ
●ムギイカの炭火焼(小川港 低地網)、芹、花山椒
●伊勢海老 肝ソースがけ(焼津)
●豆アジの唐揚げ(小川港)
●お椀:ハナダイ
●お造り
 アオリイカ、鰆(小川港 低地網
●レッドムーンのフライ 金胡麻添え
●白甘鯛の松笠焼き
●ヒラアジと新玉ねぎの黄身酢和え
●鰆の蒸し物
●食事
 ①桜えびご飯
 ②ムギイカご飯
 ③本日のアラ出汁ラーメン
●酒粕のババロア

◉喜久酔 特別純米 / 青島酒造(藤枝市)
◉杉錦 純米酒 エドノナツザケ / 杉井酒造(藤枝市)


旨い魚を敢えてひと手間加えて厚みのある味へ昇華させる、これが静岡「FUJI」の醍醐味だ!

サスエ前田魚店より託される魚は、毎朝の仕入れによって器用にメニュー構成を変えている。

披露される食材はどれも心を踊らせるものばかりで、見た目で華やかなインパクトを与えると、包丁さばきや盛り付ける様がおもしろいほどに期待値をグンと底上げし、手元に差し出されてライトを浴びた瞬間にタイマーを発動させるかのよう。

この日はムギイカ、伊勢海老、豆アジ、鰆、ヒラアジ、そしてスペシャリテとなる白甘鯛を揃えた隙すら与えないラインナップ。

静岡だからこそ可能とさせる瞬間的なおいしさをヒトサラに込める。
その一つひとつが綺麗に繋がっていき、おいしさ=FUJIの魅力へと惹き込んでくれる。

〆のご飯ものは土鍋で炊いたご飯のお供に香ばしい桜えびとムギイカ、そして使用した魚のアラで取った魚介出汁ラーメンを一心に啜らせる。

ほか、写真に簡単なコメントを添えておりますので、ご参考頂けましたら幸いです。

見事なまでにローカルガストロノミーを体現し、サスエの魚を使う他店とは一味違った味のアプローチ。

進行するテンンポの良さにはスタッフへの統率があり、藤岡氏が進める先の段取りを卒なく熟し、実に綺麗にオペレーションさせている。
ぜひ訪れた際にはお料理に加えて注目して頂きたいポイント。

構成によってコースのお値段に多少の変化はあるものの、上質な魚をこの価格帯で頂けてしまうのだから満足度は極めて高い。
また旅行に訪れる際のレストラン選びにはもちろん、遠方からの客人を招く場にはうってつけの内容で、きっと魚の味の概念を面白く上書きしてくれるはず。

日本料理FUJIでしか体感できない特別なひとときをお過ごしください。


□日本料理FUJI
所在地:静岡県静岡市葵区栄町3-6
電話番号:054-260-5166
営業時間:12:00~14:30
     18:00~22:00
定休日:日曜、第3月曜

☆The Tabelog Award 2025 Silver 受賞店
☆食べログ 百名店 日本料理EAST 2025 選出店

  • 外観

  • 表札

  • カウンター

  • 照らされるカウンターセット

  • おしぼりには"FUJI"の文字

  • シャンパーニュで乾杯!

  • ●先付け アスパラ 太刀魚巻き、スナップエンドウ

  • 優しく口へと馴染みだす太刀魚の味わいと、どこか漂うとろろ昆布のような風味。 中心に忍ばせたアスパラのみずみずしさが円やかに味を広げつつ、梅肉がさっぱりと引き締める。 素材それぞれがナチュラルに受け入れるように先付けとしてアイドリングさせる。

  • まず登場したのはムギイカ。20cm以下のスルメイカの子供で、きっとこの時期だけの地元でしか出回らないものに心を踊らせる。

  • ●ムギイカの炭火焼(小川港 低地網)、芹、花山椒 炒めたせりと興津の花山椒。味噌麹を添えて。

  • ゲソからかぶり付くと、心地よい弾力からグングンと膨らんでいく抜群の香り! 身はふくよかな食感に旨味が滲み出し、花山椒でさらなる高みへと昇華。 この時期だけしか食べられない、まさに瞬間的な美味しさに満ちた逸品。 美味しい!

  • ◉喜久酔 特別純米 / 青島酒造(藤枝市)

  • 焼津の伊勢海老はつい先ほど神経〆されたもの。

  • お水はやっぱりお決まりの"FUJI"のラベル。(コラボではございません笑)

  • 目の前で繰り広げるライブ感がFUJIさんの醍醐味の一つ。

  • ●伊勢海老 肝ソースがけ(焼津) 軽く炙りを入れ、さらに常温よりも少し高めの醤油に潜らせた身。揚げたうどの新芽をアクセントに。

  • 一口で感じる絶妙な見事なまでのレア感。圧をかけていけば優しく降りてくる甘みと輪郭を与える醤油。肝ソースでコクうまに! うどの油分と潰して立ち上がる香りで全体へとおもしろいほどに旨味を与えてくれる。

  • これこれ!まさに芸術の域! 本日は数も多かったようでじゃんけんでの戦利品ではないと爽やかな笑顔で応えてくれた藤岡氏。

  • 豆アジの唐揚げと合わせるこの粉末は、なんと鯵の白子のお塩。 塩漬けにした鯵を蒸して粉末にしたもの。

  • ●豆アジの唐揚げ(小川港)

  • 一口でもグッと伝わるしっかりとした強い旨み。 白子塩はたっぷりと纏わせても塩っぱすぎず、抜群の香りと仄かな塩気で豆アジを唯一無二のご馳走へと変える。

  • 削りたての鰹節は焼津の手火山造り製法。近海ものの一本釣り。 一枚テイスティングさせて頂いたが、水分を与えて纏まるほどにギュッと滲ませる強かにあふれる豊かな旨み。

  • 大将の藤岡氏。どこか武士のような凛とした佇まいと立ち振舞い。 真っ直ぐにお料理と向き合う姿勢が自然とコースへと惹き込んでいく。

  • ●お椀:ハナダイ

  • ふくよかなお出汁に包まれたハナダイ。その身から漲るほどの旨みは輪郭をも感じさせ、お椀に滲み出た旨味は、それぞれの素材というフィルターを通して味わいをグッと深めていく。 旨い魚を印象付けながらも全体のバランスを調和し、至福の余韻へと包んでくれる秀逸なお椀。

  • ●お造り①:アオリイカ お塩とわさびで頂きます。

  • 乗せた酢橘の香りで旨さのギアを上げ、噛む度に抜群の甘旨味を爆発させる! 敢えて中盤でお造りを出すところが、旨い魚をただ刺身にするお店と違い個人的には印象を高める。

  • ◉杉錦 純米酒 エドノナツザケ / 杉井酒造(藤枝市)

  • ●お造り②:鰆(小川港 低地網) 朝活き〆された鰆。

  • 自家製の魚醤で頂きます。

  • 口に入れた瞬間に伝わる吸い付くような馴染みと脂の乗りは、咀嚼で引き出した甘みと交わり、魚醤に浮かんで澄んだ味わいを魅せる。 フレッシュながらも寝かせたような良質な旨さを両立させるサスエの目利き。

  • そっと煎りだす藤枝産の金胡麻、その香りでフロアの様相を一新させる。

  • スペシャリテである白甘鯛の松笠焼き。 鱗だけを揚げて、後は焼き上げるだけ。目に焼き付くような光景にただただ期待が高まる。

  • 先ほどの金胡麻をすり潰すと、さらに拍車をかける香りで包み込む。

  • ●レッドムーンのフライ 金胡麻和え レッドムーンは2年熟成の富士宮のじゃがいも。

  • 炒りごまの風味とじゃがいもの旨味がしっかりと合致し、その温かな味わいには、もはや溜息しかでない。

  • 鉄串を抜く瞬間の小さなジュっとする音からも高ぶらせる期待。

  • ●白甘鯛の松笠焼き 船上で活き〆されたもの。お出汁も甘鯛で統一させている。

  • 一口頬張ると、パリッとした皮目と身はふくよかな弾力を育み、潤沢に溢れ出す素材の旨味。わずかに乗せた塩の煌めきが駆け巡ると、"美味い"の感情のなかにある、料理人、魚屋、漁師、そして自然を育む駿河湾へのバトンリレーの素晴らしさが一瞬で受け取るかのような強烈なメッセージに! ここに訪れて良かったと実感させてくれるひとときに。

  • ●ヒラアジと新玉ねぎの黄身酢和え 漁港まで活かし、港で神経〆されたヒラアジ。 花穂紫蘇と発酵させた菜の花パウダーもふりかけてあります。

  • 肉厚で弾力からナチュラルに伝わる鮮度。歯の踏み込みで黄身酢と香りと一つにストレートな旨さを表現! 一口でも軽く圧倒される至極の美味しさ。。

  • ●鰆の蒸し物 鰆の部位は背身。

  • 口に含んだだけて降りてくる堂々たる味わい。 3切れごとに食感と味わいも違うアプローチで愉しませ、着実に積み重ねて生まれる口福。

  • 炊きたての土鍋ごはん

  • 一膳目はそのまま頂きます。

  • 艶のあるピュアな甘みが無性に美味い白米。

  • ●食事①桜えびご飯

  • 見た目以上にパリッとした桜えび。その抜群の芳ばしさがお米に映える! めちゃくちゃ美味しい!!

  • 大胆にもムギイカを投入して即席の混ぜご飯に!

  • ●食事②ムギイカご飯

  • 一言で表すなら、キュッと締まった旨味!これも唯一無二な美味しさで、この時期だけの賜物。

  • ●食事③本日のアラ出汁ラーメン 添えるのは富士山の山椒。

  • あら出汁に負けない麺の旨み。次第にトロみへと移ろうスープは、FUJIの魅力を詰め込んだ〆に相応しい渾身の一杯。

  • ●酒粕のババロア

  • 藤枝の古酒味醂 飛鳥山と山崎12年ものをババロアと合わせて。

  • ご馳走さまでした!

2025/07/22 更新

1回目

2024/07 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

「静岡 日本料理FUJI」"のぞみ"ではなく"ひかり"で途中下車させる価値をハッキリと見出す、駿河湾の旨さに抱かれる静岡FUJI

静岡駅よりほど近い場所にそっと佇む「日本料理FUJI」さん。
駿河湾の海の幸を思いっきり堪能したくて会食にてお伺い。

☆The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店
☆食べログ 百名店 日本料理EAST 2023 選出店

店主の藤岡雅貴氏。京都や東京で腕を磨き、出身である静岡で全国の食材を振る舞う形でお店を開いたものの、この場所に在る意味に疑念を持たれる。
そんな時、伝説の魚屋と称される焼津「サスエ前田魚店」の前田氏との出会いをきっかけに、腕を見込まれる形でとびきり美味い静岡の魚を使ったローカルガストロノミーを切り拓く。
現在ではサスエ4人衆の一員となり、県外からも目当てにして訪れるフーディーが後を絶たない。


場所はJR静岡駅より徒歩6分ほど。
駅から近いエリアながら落ち着いた住宅街に馴染む一軒の建物。
表札の文字に思わずネクタイをキツく正したら、いざ中へ。

通路を抜けた先にあるカウンターだけの空間。
そのカウンターのお席より背後が黒、そして正面が舞台のようにしっかり映えるつくりで、大きな焼き場を備えたライブ感はどの位置からでも同じ臨場感を与えてくれる。

待ち焦がれたであろう7名のゲストが揃ったところ、藤岡氏が一人ひとりの前に立たれて丁寧なお辞儀と共に挨拶を交わすと一斉スタートとなりました。

お料理はお任せコースのみの提供となります。
頂いたものは以下の通り。


「おまかせコース 19,800円」

●先付け
 とうもろこしの摺り流し(吉田町)
●太刀魚のいり蒸し(小川港 活き〆)
 金目鯛の白子と蒸した餅米
●活き〆鯵(焼津 定置)、空芯菜、葱オイルと梅肉たれ
●豆アジの唐揚げ(小川港 定置)
●お椀
 メバル(焼津 釣り)、じゃがいも饅頭
●お造り
 エボダイ、アオリイカ(小川港 活き〆)
●桃の白和え
●白甘鯛の松笠焼き(焼津 釣り)
●折戸なす 煮浸し(清水)
●金目鯛の煮付け、藤枝の椎茸
●土鍋ご飯
●ハタの蒸しご飯
●ジンドウイカとピーマンの混ぜご飯
●本日のラーメン
 今日の魚のお出汁、天城軍鶏、トマト
●わらび餅

◉生ビール
◉富士ミネラルウォーター
◉生酛 純米酒 無ろ過生原酒 / 萩錦酒造(静岡 駿河区)
◉EIKUN!holic 生酒 / 英君酒造(静岡 清水区)x2
◉「宝ノ山ダDE」小袋取り 米大吟醸 40%精米 / 森本酒造
※お酒は1合を2名でシェア


ここでしか頂けない特別な魚の旨さと素材の持ち味を丹念に表現!

この日の魚は焼津小川港で水揚げされた太刀魚、鯵、豆アジ、エボダイ、アオリイカ、金目鯛は全て活きた状態で港まで運ばれてから神経〆。
他にもメバルや白甘鯛は焼津の釣りものを揃えた抜群の鮮度を誇るラインナップに胸を躍らせる。
特にエボダイは通常干物にするところ、状態が良いからこそお造りで提供できる活きなバトンリレー。

白甘鯛は皮目をパリッと揚げてから炭火で焼き上げた松笠焼き。衣の煌めきに僅かな塩気を響かせながら、咀嚼に膨らむ甘みにアラで取ったお出汁を調和させた、素材の持ち味を確実な高みへと昇華させたスペシャリテ。

幸運にも不漁で1週間ぶりに振る舞われた白甘鯛だけでは終わらないのが日本料理FUJI。
泳がせ活き〆の数十本に1本とするサスエ前田魚店が自信を持って贈り届けた最高品質の金目鯛。
火入れすると限界までドリップされた水分が口中を駆けめぐるように煌めき、そして溢れて満たす!
"前田さんの金目鯛でしか表現できない成せる技"の言葉通り、圧倒されるほどに素晴らしき旨さ。

〆のお食事は3種類ありながら、全てを少しずつ頂ける嬉しい配慮。
寿司酢を粋に塗ったハタの蒸しご飯、ジンドウイカとピーマンを混ぜたら一気に溢れるチャーハン感に!
最後は抜群の味の構成に富んだ本日の魚のお出汁と合わせたラーメンで完全なる虜に。

他、写真に簡単なコメントを添えておりますのでご参考頂けましたら幸いです。


同じ魚を扱っている温石さんとは、一味も二味も違うアプローチで味覚を愉しませてくれる。特に工程の進行は香りによって空間全体が表情となり、ここでしか頂けない日本料理として余すことなく堪能させてくれる。

サスエ4人衆、この日のジャンケンの戦利品は豆アジと金目鯛。どちらも抜群の巧さに仕上げ、たとえどのお店に渡ったとしても特別なヒトサラとなって届けてくれるに違いない。
生産者からの距離が近く、信頼をおける魚屋がいる、そしてその魚屋に認められた料理人、この相乗効果が昨今の静岡を引っ張るほどの"食"の勢い。

ぜひ"のぞみ"ではなく"ひかり"で途中下車し、目的地として訪れてほしい素晴らしい一店です。


□日本料理FUJI
所在地:静岡県静岡市葵区栄町3-6
電話番号:054-260-5166
営業時間:12:00~14:30
     18:00~22:00
定休日:日曜、第3月曜

滞在時間:約2時間半
お会計:26,620円税込
予約:OMAKASEより予約

  • 日本料理FUJI

  • 外観

  • カウンターセット

  • ◉生ビール

  • ◉富士ミネラルウォーター お店にぴったりとさせるラベルです。

  • ●先付け とうもろこしの摺り流し(吉田町)

  • 糖度20度という甘いとうもろこしは"味来"という品種。 冷製な口当たりにしっかり伝わる甘みと香り。揚げたコーンを潰すと、少しの油分からナチュラルに上書きされる抜群の甘みを主張。 口を優しく、そして香りで包みこむようにコースの始まりをアイドリングさせる。

  • ●太刀魚のいり蒸し(小川港 活き〆) 金目鯛の白子と蒸した餅米

  • 磯感のあるお粥にしっかり映える、少しの塩気を纏わせた太刀魚の甘旨味が早くも炸裂! 思わず一口で虜へとさせるほどに、魚の魅力を引き出した逸品。いきなり凄い旨さ!

  • 店主の藤岡雅貴氏。 若き料理人は丹念に料理と向き合い、進行するスピード感が食べ手を次のヒトサラへと魅了させていく。

  • ●活き〆鯵(焼津 定置)、空芯菜、葱オイルと梅肉たれ 泳がせたまま市場で神経〆された活き〆鯵。

  • 一口で感じる抜群のハリに反した柔らかな口溶け。梅肉の酸味が身の旨味に厚みを与えて、素晴らしい素材をより誇張させる。 空芯菜の付け合せ、そして紫蘇の花が醸す香りで統一感を高める。ただただ美味い!

  • ●豆アジの唐揚げ(小川港 定置)

  • 軽やかな食感に香ばしい風味が立ち上がり、塩気を煌めかせれば旨さの余韻をも残す。

  • 削りたての鰹節は焼津産。薪で燻し上げながら作られたもので、一般のものよりスモーキーな薫香が特徴。

  • ◉生酛 純米酒 無ろ過生原酒

  • ●お椀 メバル(焼津 釣り)、じゃがいも饅頭 先ほどの挽きたての一番だしを合わせます。

  • 舌に転がすと円やかな旨味をグッと主張しながらも、塩気を含ませたメバルの旨味が負けずに出汁に映える! メークイーンは香りと味わいを豊かに、それぞれの素材を繋ぐ出汁の味わいは奥深く一体感あふれるように魅了する。

  • ●お造り エボダイ、アオリイカ(小川港 活き〆)

  • エボダイ:ムッチリと甘みに満ち、トロけるような身と脂に醤油が共鳴して旨さの合致! アオリイカ:口馴染みよく、咀嚼で吸い付くように甘旨味を全開に!塩で引き締めればさらに美味しい!

  • 煎り胡麻が静かに作られていくと、自然にフロアを包んでいく風味によって夢中にさせる。

  • 擦り潰すと、さらに華やかな香りを全開に。

  • 白甘鯛は焼津の釣りもの。既に鱗側だけが揚げられている。

  • ◉EIKUN!holic 生酒

  • ●桃の白和え 煎りたての胡麻と合わせるのはなんと桃。 圧をかけると桃は瑞々しく、煎り胡麻のコクと香りが桃の味わいに輪郭をつくりながらジューシーに口内を潤す。

  • ●白甘鯛の松笠焼き シロアマダイのアラでとったお出汁を合わせて。

  • パリッとした煌めきに少しのえんみが身の甘みへ極上のエッセンスとして与えていく。含んだお出汁と共に身の旨さがギュッと溢れ包み、衣の食感がどこまでも旨さへ引き込んでいく。そして後に待つ至極の余韻と多幸感。

  • ◉「宝ノ山ダDE」小袋取り 米大吟醸 40%精米

  • ●折戸なす 煮浸し(清水)

  • 箸休めとして、生姜がさっぱりとした味わいを導きながら、削りたての鰹節がエアリーな香りを茄子の身に深みを与える。

  • 串を抜く瞬間が堪らなく視覚で刺激する。

  • ●金目鯛、藤枝の椎茸 活き〆された極上の金目鯛を低温の油でサッと揚げたもの。甘辛いタレと合わせることで金目鯛の煮付けをイメージするヒトサラ。

  • 何十本かに1本しか獲れない最高の状態の金目鯛を使った贅沢すぎるヒトサラ。

  • この肉厚な身から一気に口中を潤すほど見事に水分が爆発! タレの甘旨味が身の香りと旨味にガツンと相乗し、素晴らしき旨さで攻め上げる!当然ながら美味い!

  • ●土鍋ご飯

  • 蒸らしをしていない状態の炊きたて。神々しい香り、そして芯があるぐらいなのに円やかな甘みと風味に誘われる。

  • ●香の物

  • ●ハタの蒸しご飯 ご飯には寿司酢を塗ることで即席の海鮮丼に!

  • 肉厚なハタの食感をグリップすると引き出される甘みと旨味。酢飯がさらに引き立てるように、終盤ながら重たく感じさせない気の利く小丼。

  • ●お味噌汁

  • ●ジンドウイカとピーマンの混ぜご飯

  • 先ほどの土鍋ご飯が見た目通り、一気にチャーハン感へと変貌!烏賊の甘みとピーマンの青み、そして油が増したような素晴らしきバランス感で表現!

  • ●本日のラーメン 今日の魚のお出汁、天城軍鶏、トマト

  • 透明感がありながらも、奥から攻めてくるコクと旨味のあるスープ。 そこに甲殻類と胡麻の香りが降りて、トマトを添えた意味をハッキリと見出してくれる味わい。

  • 〆に相応しい抜群のおいしさ!

  • ●わらび餅 きな粉を敷いてお餅を乗せたら、さらにきな粉でサンド。

  • ウォーター感たっぷりのお餅にエアリーなきな粉が少しのえんみを持たせながら引き立てる香りと甘みの一体感。 コースの終わりに甘く締めてくれる。

  • ご馳走さまでした!

  • 静岡駅に降り立つ理由を見出してくれる素晴らしき日本料理です。

2024/08/26 更新

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