48回
2024/03 訪問
「タルトフロマージュ苺」実は今月2度目の予約お受け取りな件
高輪台にある完全予約制の非常に美味しいホールケーキを受け取れるお店。店頭はあくまで「予約したケーキの受け渡し場所」なので予約なしにふらりとお店を訪ねても買える商品はありません。
今年の始め頃、こちらの「いちごタルト」を初めていただいて以来、その美味しさに社会人としてマズイほどハマってしまい(健康、美容、金銭、勤務時間等への圧迫が…)、毎週のように熾烈な予約競争に揉まれつつホールケーキを予約しては、受領のためにはるばる港区まで行く民と成り果てています。
そんな今週の我が家の予約お受け取りは
・「タルトフロマージュ苺(14cm) 4,940円」
初めていただくのでとても楽しみです。
が、、、実はこちらのタルトフロマージュを予約したのは今月2度目なのです。
前回お受け取りに伺った時に商品の取り違えがあって、なんとフロマージュではない方のタルトを持ち帰ってしまい、あろうことかそれに全然気づかずぬまま「タルトフロマージュ」と信じてペロっと食べてしまいました(笑)。
普通のタルトとあまり差がないのね、でもやっぱりめちゃくちゃ美味しいわ!とか思いながら…!
その後、食べログにあげるため写真を見た時に、他の方の上げておられる「タルトフロマージュ」の写真と比べて「あれ?違う!」とやっと気が付きました。上にかかっているパラパラがありませんし、いちごに葉っぱが付いていて粉糖がかかっています!
コレハフツウノタルトジャナイカ…
確かに両者ルックスがよく似ているため、店頭でお店の方から箱詰め前に内容を確認された時に「はい、これに間違いないです!」と答えてしまったのです。まあ、お値段も一緒だし、何しろすでにすべてお腹の中に収納した後だったので諦めるしかなく。
で、今週リベンジ・ザ・タルトフロマージュとなりました。2週越しのためしっかり味わって食べようと思ったのに、いちご、ホイップクリーム、カスタード、タルト生地共にあまりに美味しく、またしても一瞬でお腹の中に消え去ってしまいました。チーズのフィリングの塩気が無限に口に運ばせる魔法ですね。
今回も相方と二人、仲良く半ホールずついただいて、大変美味しゅうございました。
二種のいちごタルトのどちらかを予約される方は、念のため、受け取り時に間違えないようこちらの写真と照らし合わせてご確認くださいませー。
まあどっちも美味しいから良いですけどね!
2024/03/17 更新
2024/03 訪問
ついに私も夢にまで見た「ジャポネ」を持ち帰れる日が…!
高輪台にある金土日だけピンク色のヘブンズドアが開く、ホールケーキ受け渡し専門の人気ケーキ屋さん。華やかで映え映えなケーキはもちろんのこと、一見地味そうなケーキもすべて格別な美味しさです。シュークリームも神がかった食感。
しかし予約なしでお店をふらりと訪ねても買って帰れるものは何もありません。とにかく頑張って来店日の1週間前に予約を争奪するしかないのです。
そんなパティスリーリョーコのアントルメ(ホールケーキ)の中でも1、2を争う予約難易度なのが苺の乗ったショートケーキ「ジャポネ」。リョーコさんのシグネチャー的ケーキであり、食べた方々のレビューを読むと夢のような口福を味わえるようです。
数週間にわたって毎週予約チャレンジして来ましたが、ジャポネはいつもことごとくサイトオープンから一瞬で売り切れてしまいできず仕舞いでした。
しかし、ついに私も今週、難関の予約権利をつかみ
初「ジャポネ 直径14cm 4,720円」
を受領することができました!やったね!(バレンタイン月間が終わって少し難易度が下がったのかも知れませんが…)
「サイトオープン直後は予約枠が埋まっていても、少し時間をおいて何度かサイトをのぞいていると時々ポロッとキャンセルが出ていることがあるからまめにのぞいて拾うべし!」という教えをとある古参客の方が書いておられ、
その師の教え通りまめに!まめに!!まめに!!!リロードしながらのぞいていたら何とありました、ぽろっと予約ボタンが押せる色になっているタイミングが。師よ、ありがとうございます。
しかしそこで焦ったりまごまごしていると天国のボタンはすぐに消えてしまうので(1回目は逃しました)、サイトを見る前にTable checkにログインしておき、記入事項やチェック欄を瞬時に捌いて予約を確定させなければなりません。ふぅー(汗
週末、受け取りに高輪台駅へ順調にスタンバイ。
ジャポネは指定時間帯の中でも一番最後の登場と知っているので40分過ぎごろに到着。そろそろメールがくるのでは?と遠目からお店を眺めるとかなり人が溜まって若干殺気立つ店前。
月替わり初週で新しいケーキの仕上げに時間がかかっているのか、アルバイト募集がサイトに出ているのでもしかして人手の問題なのか、ケーキの受け取り時間がいつになく大幅に遅れていたようです。
店前に留まるのは寒いし通行の邪魔かなと思って、メールが来るまでメリーロードを一丁目、二丁目、三丁目と歩きながら待ちます。健康的。いや毎週ホールのケーキを食べているのでこのくらいの負荷はかけないと大変なことに…。
高輪メリーロードを端から端まで五往復くらい歩いてスマホの万歩計が一万歩を超えるくらいまで修行を続けたところでやっと「商品の準備ができました」おしらせメールが。受け取り時間帯を越えて20分、と言った所でしたが、無事、受け取り完了。
味について。今さらどうこう書く必要もないくらい、とてもとても美味しかったです。諸先輩の皆さまが言葉を尽くして書いておられますのでもはや多くは語りませんが、生クリーム、カスタード、スポンジ……全てのパーツが口に入れたら溶けるくらいふわふわと軽やかです。いちごも美味。
ナイフを入れたらもう自立出来ないほど生クリームがたっぷり。山盛りクリームでも嫌な油感は全くなく軽やか。この世に天使の食べ物があるとしたらきっとこれですね。うっとり。
とか言っているうちにショートケーキ大好きの相方が瞬速で飲むように半ホール食べています…(こら、ちょっと待てェ!)
2024/03/06 更新
2024/02 訪問
さすがリョーコさん、たとえ「映え」はなくとも格別に美味しいチョコタルト
高輪台にある完全予約制の非常に美味しいホールケーキを受け取れるお店。店頭はあくまで「予約したケーキの受け渡し場所」なので予約なしにふらりとお店を訪ねても買える商品はありません。
じゃあ予約すればOKかと言うと、その予約もバレンタインのようなハレ月にはなかなかハードルが高く、古参レビュアー様が、人気のケーキが朝イチ一斉に予約画面から消えてしまうことへの疑問を呈しておられる事態。
そんなざわめく季節の中で、逆に私が今月だんだん気になって来たのが、いつHPを開いても、どの時間帯を選んでも、ずーっといつでも本当にずーっと予約できた「チョコタルト」さん(人気ないのか?)問題!
確かに注文ページに並ぶ姿は地味めな茶色一色。私もついホイップや果実で彩られた、華やかな子たちに目を奪われてしまい「チョコタルト?そんな子居たっけ?」と視線が素通り気味でした。
しかし、いよいよチョコシーズンもラスト週、ふとタルト好きなのに、このままリョーコさんのチョコタルトの味を知らないまま終わってしまって良いのだろうか私?と自問自答。
注文が入ってから作るスタイルなので売れ残るということはないでしょうし、人気が無いのではなく、単に予約枠が多いだけかも知れません。でも、かと言って来年も会えるかどうかはわかりません。
そんなわけで「タルトショコラ 3,800円」をポチリ。シンプルな分、お腹の負担も軽そうなので、これまでは手を出せずにいた「ショコラシュークリーム 2個入り 1,080円」もおまけに初ポチ。わー贅沢!
受領時に「タルトは冷蔵庫に入れるとチョコがパサパサになってしまうので常温で召し上がっていただきたいとリョーコが申しております」と言伝てされたので、帰って速攻で1/2ホールいただきました。
そして思わず「え?いや何?ものすごく美味しいのですが!これを人気がないとか、どうかしてましたよ私。ホントすみません」とタルトに話しかけてしまうくらい美味しいチョコタルトでした。
タルト部分は先月のいちごタルトとは全然違って、サブレのようにサクッと薄く軽く、フィリング部分は深みのある上質なチョコの味がフワーッと広がったかと思えば口の中の温度でするすると儚く消えていき、
後味にはえぐみも重さもチョコのネガティブな味が何一つ残らない。純粋にチョコの美味しさだけを形にしたような食べ物という感じです。
中心部にチョコケーキ生地が挟まれてるのを初めて見ましたが、秀逸です。食感のアクセントというか、味の止まり木というか…これによってフィリングの美味しさがさらに倍増していくらでも食べられてしまいそうです!
相方が帰宅する前にいっそワンホール跡形もなく食べてしまって、何食わぬ顔で「今週はシュークリームだよー」と言おうか迷いましたが、一応優しさの1/4は残しておくことに。その後でいただいたシュークリームもたいへんに美味でした!
2024/02/28 更新
2024/02 訪問
最高に完成度の高いチョコモンブラン
高輪台にある完全予約制で非常に美味しいホールケーキを受け取れるお店。最初に「いちごタルト」を引き取って以来、リョーコマジックにとんでもなくハマってしまい、今年4度目のお引き取りです。
バレンタイン月間なのでどのケーキ(お店的には「アントルメ」と呼びます)もチョコレートをテーマに創作されており、いつにも増して1週間前Table Checkの予約争奪戦が熾烈です。
こちら「ショコラモンブラン 5,640円」も予約開始日の朝イチから頑張って、何とか「選択する」を押し「お支払い」まで到達出来たのは幸いでした。
「ミルフィーユショコラ」とか「ジャポネショコラ(ショートケーキ)」なんてページを開いて引き取り日の欄を入力した途端、全員画面から忽然と消えますからね…画面の向こうの早押し競争を想像すると震えます。
そんなわけで今回は予め在宅勤務を設定してのお引き取り…笑。地下鉄の中でもちゃんと勤務していますー、見逃してください部長!毎週金曜に半休連発するわけには行かないため、いろいろな制度を駆使して平日のケーキ引き取り枠を実行しております…。
全く土地勘のなかった高輪台も短期間に4回も来れば慣れたもの。今回はランチ店の開拓までした上で余裕のお伺いです。在宅?勤務?んー。
Googleマップって本当に便利ですよね。ランチしたお店からパティスリーリョーコさんまで「徒歩」で設定した最短ルートは「こんな道、猫しか知らんわ」と呟きたくなる住宅と住宅の間の曲がりくねった登り30°くらいな急坂の細道。さすが高輪「台」、まじ汗だくで辿り着き、今回も無事受領。
ああ、箱から出す瞬間、光を発するが如しなんですよね、リョーコさんのケーキは。HPで見てた時よりなんかもう迫力が、ワンピースばりに覇気を表す効果音「ドン」が聞こえそう!
味。味もレポートするまでもなくもう夢中で食べてしまうくらい美味しいです。底の台座部分は軽やかムラングかと思いきやむっちりしたダックワーズです。
次の層、栗が砕かれて入っている部分は生チョコのガトーショコラみたいな粘度高めなチョコ地帯で口に入れると体温でサラサラっと溶けていきます。美味です。
その上へ進むと生クリーム、ムースリーヌ、栗ペーストクリーム、栗ともう絢爛たる栗とチョコの饗宴に翻弄されながら夢中で食べ終わってしまっているという感じ。ショコラモンブランという名の食べ物として望みうる最適解の提示でしょう。
覇気の気配を察知してか「おやつない?」と夕方早めに相方が帰宅してきたのには驚きました。(勘が良い?それともどこかで監視している?)
2024/02/19 更新
2024/02 訪問
きたー!バレンタイン仕様の「メルベイユ」、超超かわいい!
バレンタイン仕様のケーキがHPに並び、今月はさらに予約争奪戦の熾烈さが増している高輪台の完全予約制ホールケーキのお店。
「お店」と言っても京都の「嘯月」とか一番町の「村上開進堂」と一緒で予約した人が受け取るためだけの店舗で、当日ふらりと並んでも店頭に売り物はありませんー。
今回は前2回と違って週末の受け取り設定が出来たので会社を半休しないで済みました…部長、どうかご心配なく。
呼び出しショートメールは先週よりもっと早く来て受け取り指定時間帯の小一時間前、家を出て地下鉄に乗ったか乗らないかくらいのタイミング。
メルベイユはクリームがないから早く渡せる組のデコレーションなのでしょう。
指定受け渡し開始時間帯ピッタリに着くと7〜8人の列。並びながら前の方が受け取るケーキを背後からガン見してしまいます。前に「ジャポネ」受け取りの方が!前の時間帯の最後の方なのかも。
朝の10時、予約開始のTable Checkを開いた途端、もう予約が終わってるミルクチョコベースのジャポネ!ああ、どうやって予約しておられるのだろう?憧れだわ。
ともあれ自分の分は無事受領。大事にそーっと持ち帰り、家で取り出した「メルベイユ 5,600円」。
予約画面で見た時よりさらにさらに可愛くデコレーションされて、まるで我が家に赤い光が降り立ったよう。
「Merveille(仏)」は英語で言うところのマーベラスだから「すごい!素晴らしい!びっくり!」みたいなニュアンスの名付け?リョーコ様、名付けのとおり、感動してます。まだ食べる前から600字紹介文を書いてしまう程です。
味は、、、もう今更いろいろ書くまでもなく、ひたすら美味しいです。裏まで含めて六面全てにキチーンと一部の乱れもなくチョココーティングが施され、なかの8層?の複雑な味の積み重なり、上に乗ってるベリーもコンフィチュールも含めて完璧な味のバランス。
そう、完璧なバランス。
今までベリー&チョコ系ケーキを食べる時、フランボワーズやいちごを口に入れると酸っぱ!ってなるイメージがあったのですよ、チョコが甘いから相対的に。
でもリョーコさんのケーキの上にいるベリー共は酸っぱくないのです、いや自然な酸味はあるのですが一瞬訪れる「うっ酸っぱい」とキュッとなる瞬間がなく、チョコの甘さからベリーの酸味への途切れのない自然な流れが出来ているというか。
いや、どうしてこんなに自然に味が移行するのか不思議です。とか、しみじみ考えている間に相方がパクパク半分食べてしまっています(おいっ!)
2024/02/12 更新
2024/01 訪問
2種類のキャラメル=つまり「キャラドゥ」と納得
先週初めてリョーコさんのケーキ(苺のタルト)をいただいてから1週間。禁断症状が抑えられず、Table Check画面を日々渉猟していました。
結果「キャラドゥ」という名の12cm×12cmの四角いチョコレートケーキ(5,000円也)が平日14時〜15時受け取りの回なら予約可能と判明。即ポッチリ。(仕事とか大丈夫なのかな?私)
「キャラドゥ」って「モンブラン」とか「タルト」みたいな一般化した名称とは違ってリョーコさんのオリジナルネーミングですよね?
四角いチョコレートケーキといえば、浮かんでくるのが某お休みしがちケーキ店の代表作「アメール」のイメージ。持ち歩き30分以上掛かる人は買えないあの……
あ、ちょっと待った!これって持ち帰り1時間以上掛かっても大丈夫なの?区外民ドキドキ。まあ冬だし何とかなるかな。
先週に続き会社には半休届けを出し(部長、ほんとごめん!仕方がないのよ)14時白金台駅に到着。
どうせまた忘れた頃にメールが来るのだろうと思っていたら今回は地下鉄に乗ってる13時40分くらいに「ご用意出来ました」と早い連絡。
急いで店頭に駆け付けると受け取り行列が。やや緊迫感と熱気を感じつつ、保冷剤入れていただいて何とか受領。足早に帰宅。さっそく切ります。キュンとする断面観察。
①一番下がサクホロッとしたチョコサブレ
②その上に塩キャラメル層
③ビターなキャラメル層
④チョコムース層
⑤表面はチョコのグラサージュ
この②③2つのキャラメル層をフィーチャーして「キャラ(メル)ドゥ(2=deux)」と名付けたと予想。
上に乗っているのはサクッサクな薄焼きクッキー、ぽってりしたほろ丸いチョコクッキー、指で触ったら溶けるくらい繊細な薄い美味しいミルクチョコレート。どのマテリアルも単体でも皆うまい!
普通これだけ濃厚なチョコケーキ、少し食べると飽きると思うのですが、ホール4分の1くらいは一気食いして全然飽きない。無心です。
甘みの海にところどころに感じるキリッと粒立つ強い塩味や甘じょっぱい塩キャラメルの味。サクホロッとしたサブレ食感やナッツ?の食感、ムースのとろける食感やらが無限波状攻撃。「これはチョコ味の宝石箱やー」って叫びたくなる感じ。
日頃チョコレートケーキに興味を示さない相方がしれっと半分平らげたところまで先週の再現ビデオのようでした。いやもうなんか美味しすぎ。
2024/01/29 更新
2024/01 訪問
禁断のピンク扉、高輪台のカリスマパティスリー
平日仕事がある港・品川区外民には予約も訪問も超絶ハードルが高い、でも苦労を乗り越えて一度は挑戦すべき最高峰のホールケーキが受け取れるお店。
正直、活動エリアに伊勢丹も髙島屋もあるし、神楽坂や目白、本郷や巣鴨にも愛するケーキ屋さんがあるし(常時休店一軒を含むけど)、何もわざわざ高輪台まで遠征しなくても…と思っていました、食べるまでは!
まさかここまでアディクト状態になる代物とは思わず、一度くらい試しみようかなという好奇心でうっかり手を出したら人生が大変なことになりそうです(麻薬か!)。
まずはHPの予約開始日を確認、たくさんの注意を読み、受取希望日を変えてみたり、時間をずらしてみたりと朝1時間以上奮闘して何とか平日14時〜15時受取回「苺のタルト14cm 4,940円」の予約を確保。
でもね、平日14時にケーキを受け取りに行って家まで持って帰るって、まともに仕事してたらまず無理なのです、部長ごめん。
当日は半休を取って白金台駅に14時スタンバイ。
「ご準備できました」メールを待ちます。が、結局そのまま50分、まさかキャンセルになってしまったのでは?と心配になる頃にやっとショートメールを受信、無事受領。
タルトはかなり好きなので各種食べてきましたが、今までのタルトと次元が違い過ぎて絶句です。
バターの香り立つサクふわ生地はもちろん、生クリームもカスタードも、「おかーさーん!」と泣きながら気が遠くなっていくような恍惚感。
普段タルト系をそれ程得意としていない相方まで「何だこれ?うまい」としっかりホールの半分を秒で平らげたほど(おいこら、ちょっと待てェ!)。
その日からというもの、とっくに完売のTable Check画面を何度も見に行ってはナニカヨヤクデキナイ?ナニカタベタイ…と虎視眈々眺める毎日。
こんな危険な沼がこの世に存在しているとは恐るべし!
2024/01/26 更新
高輪台にある完全予約制の非常に美味しいホールケーキを受け取れるお店。店頭はあくまで「予約したケーキの受け渡し場所」なので予約なしにふらりとお店を訪ねても買える商品はありません。
今年の始め頃、こちらの「いちごタルト」を初めていただいて以来、その美味しさに社会人としてマズイほどハマってしまい(健康、美容、金銭、勤務時間その他諸々への圧迫が…)、
毎週のように熾烈な予約競争に揉まれながらホールケーキを予約しては、受領のためはるばる港区まで行く煩悩多き民と成り果てています。
そんな今週の我が家の予約お受け取りは、再びの(喜!)
・「ジャポネ苺(14cm) 4,720円」
そして、いつもホールの半分を飲むように食べてしまうショートケーキ大好きな相方が出張中で今週は不在!…ということはホール全部を私が独占できるということなのです、素敵。
「ジャポネ」など生クリームのデコレーションは受け取り時間帯の中でも最後の方と経験上わかってきたので、だいたい「⚪︎時50分頃到着」を目指して出発します。
今週は平日夕方時間帯の受け取り予約になってしまったため、ホワイトボードには「目黒 直帰」と書いて職場を離脱…。部長、私は朝からご飯も食べずに精一杯働いたので後顧の憂いは何もありません、どうかご心配なく!
最寄りバス停の一つ前からお店に向かって歩き始めるも「ご用意できましたメール」が来ません。お店を横目に通り過ぎてウォーキング修行を開始。次のお渡し時間帯に突入し10分…20分過ぎた頃、さすがに「メール忘れているのでは?」と不安になって店頭へ。
まだ呼ばれない並び待ちの方々で微妙にざわつく店前の人波を掻き分け、ボードで自分の時間帯欄の出来上がり商品名を確認してみると「おや、ジャポネ出来てるじゃないですか」メールは来ていないけどそっとピンクのドアを開けます。
と、カウンターで何やら若干揉めてる様子。
どうやら受け取り時間「帯」を「お渡し指定時間」と誤解して、⚪︎時ぴったりに取りに来た方のよう。
しかも、注文したご本人ではなく受け取りを頼まれた方のようなので、そりゃこんなややこしいオペレーション理解できないですよねー。
「は?まだ出来てない?は?いつ出来るんですか?」「上に行って聞いて来ます」……「20分後位とのことです」
「え?20分も待つんですか?」
「出来上がったらショートメールをお送りしますので」
「代理なんでメール受け取れないんです、私のメールを伝えれば良いですか?」
「お申し込み時に登録されたアドレスは変えられないので…」
「え?じゃあどうしたら良いんですか?」
「では出来上がったらお電話しますので…」
かなりイライラ(なんなのこの店?的に)しておられるこの方に、おおもとのシステムから「そもそもまだあなたの受け取り時間じゃない」って説明を誰か分かるようにしてあげてー!と後ろでハラハラする私。
「美味しい」ってことは存在するだけでさまざまな煩悩を巻き起こすから罪深いですよねー。でも今日のジャポネ様も純白の天使の食べ物のようでたいへん美味しかったです。ホールの独り占めって甘美〜。