「ラーメン」で検索しました。
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幻の行き止まりに現れる一杯 ― 特製蜆昆布水つけ麺(塩)
2025/09訪問
1回
ご飯が止まらない!神田で味わう家系ラーメンわいず
2025/09訪問
1回
豚骨の旨味と食感の妙が光る、三田の家系実力店
2025/08訪問
1回
昼下がり、予定していなかった方向へ人生の舵がわずかに切られることがある。この日がまさにそうだった。ひょんな流れから、気づけば埼玉の一角、ラーメン屋の前に立っていた。強い意志があったわけではない。ただ、「煮干し」という二文字が、静かに背中を押してきただけだ。 店の前には人だかりができていた。昼のピークはとうに過ぎているはずの時間帯にもかかわらず、外に7〜8人待ち。店内は10席ほどと聞いて、なるほどと頷く。待ち場所は階段。冬の冷え込みと、足元の心許なさが相まって、正直これは少々つらい。それでも人は並ぶ。並ばせる理由が、この店にはあるのだろうという予感が、すでにここで芽生えていた。 自分の中には「煮干しならここ」という絶対的な基準がある。ただし、それは富山県にある。物理的な距離が、どうしても日常使いを許してくれない。だからこそ、関東でその代替、いや、肩を並べる存在を探している自分がいる。今日はその探索行の、ひとつの通過点だった。 店内に足を踏み入れた瞬間、鼻腔をくすぐる煮干しの香りが迎えてくれる。派手ではないが、誤魔化しのない匂い。内装は煮干し特有の荒々しさをあえて抑え込んでいるようにも感じられた。注文は迷わず「濃厚煮干しラーメン・中」。ここに来て、様子見という選択肢はない。 待つこと10分足らず。着丼。丼から立ち上る湯気の奥に、深いグレーがかったスープが見える。まずは一口。煮干しの旨味はしっかりと取られているが、角がなく、実に上品だ。雑味を丁寧に削ぎ落とし、都会的に整えられた煮干し。これはこれで完成度が高い。麺も良い。スープをきちんと受け止め、煮干しの余韻を伸ばしてくれる。 しかし、どうしても記憶が横切る。富山でひいきにしている二軒、はねるやと貪瞋痴。あの圧倒的な煮干しの密度、逃げ場のない旨味の直撃感。正直に言えば、煮干しという一点においては、そちらに軍配を上げざるを得ない。大宮という立地、この距離をわざわざ越えて食べに来る一杯かと問われれば、答えは少し慎重になる。 それでも、このラーメンには確かな価値がある。雑味がなく、食後に重さが残らない。気分が沈んだ日、少しだけ自分を持ち上げたいとき、近くに用事があったなら、思い出して足が向く味だ。並ぶ理由も、納得できる。 ラーメンは記憶と結びつく食べ物だと思う。土地、気温、待ち時間、そしてその時の心の状態。この店の一杯は、「埼玉の昼下がりに、階段で待った」という情景と一緒に、きっと長く残る。突出してはいない。だが、確実に気分を上向かせてくれる。そんなラーメンが、ここにはある。
2025/12訪問
1回
恵比寿にて、親鶏の余韻を抱えながら――秋分の日の独り麺行脚
2025/09訪問
1回
東京駅で〝豚骨の正解〟に出会う──ラーメン横丁「がっとん」の一杯
2025/09訪問
1回
評価の高さに戸惑うも、三層仕立てのスープは一飲の価値あり
2025/09訪問
1回
弛まぬ努力によって裏付けられた至高の一杯