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カウンター越しに供される一貫一貫から、職人の矜持が伝わってくる。まずは鉄火巻き。赤身の質が良く、余計な水分を感じさせない締まりのある味わいで、海苔の香りと酢飯の塩梅が見事に調和している。主張しすぎないが、記憶に残る完成度。続く光り物は、皮目の艶と身の張りから鮮度の良さが一目で分かる。程よく脂がのりながらも後味は驚くほど軽く、添えられた薬味が旨味を引き立てる名脇役となっている。シャリは人肌で、口に入れた瞬間にほどけ、ネタとの一体感が心地よい。派手な演出はないが、基本に忠実で丁寧。通うほどに良さが分かる、実直な寿司店だと感じた。
2025/12訪問
1回
代官山での買い物帰り、ふらっと立ち寄った寿司店。木のカウンターと白を基調とした店内が明るく、清潔感があって居心地が良い。 最初にいただいたのは中トロ。程よく脂がのっていて、口に入れた瞬間にとろけるような柔らかさ。シャリの温度も絶妙で、ネタとのバランスがとても良い。続く赤身はしっとりとした旨味があり、酸味との調和が見事。炙りのサワラ(またはブリ)は皮目の香ばしさが印象的で、脂の甘さがふんわり広がる。アジの握りは身の締まりが良く、塩と酢のバランスが上品。どのネタも丁寧な仕事が感じられ、ネタの切りつけやシャリの握り方にも職人の繊細さが光る。 気軽に入りやすい雰囲気ながら、一貫ごとにしっかりとした美味しさがあり、価格以上の満足感。お茶や醤油皿、器のデザインにもセンスを感じる。ひとりでも立ち寄りやすく、次は夜にゆっくりと日本酒と一緒に味わってみたいと思う。
2025/11訪問
1回
国立の路地裏に佇む「鮨割烹 羽月」は、予約必須の大人気店。カウンター席で大将が握る寿司は一貫一貫が小ぶりながら、シャリとネタのバランスが絶妙で、特にえんがわのコリコリ食感と脂の甘み、金目鯛の口溶け、いくらのプチプチ感に感動しました 。握りだけでなく、白子や蒸し牡蠣、鮎の塩焼きなど一品料理のクオリティも高く、日本酒との相性も◎ 。店内は檜の一枚板カウンターが落ち着いた雰囲気で、常連には「お待ちしてました〜」と声がかかる温かい接客も印象的でした 。一人1万円強の価格帯ながら、満足感の高い贅沢な時間が過ごせました。