2回
2024/02 訪問
新たなすし匠
麻布台ヒルズにできた寺子屋すし匠さん
元々四谷すし匠でセカンドをやられてた杣木さんが独立
今は四谷時代のお客さんを中心に予約されていますが、新規も予約可能です(最初はキャンセル待ちになるみたいです)
コースはおまかせのみ。つまみと握りを交互に繰り出すスタイルは変わらずです
またシャリも四谷同様2種類ですが、少し味わいは違うような気もします
つまみや握りは四谷のものそのままということはなく、系譜の伝統を受け継ぎつつも、随所にオリジナリティを感じる素敵な料理でした
接客含め、とても大満足なひと時でした
益々予約困難になりそうです。。
この日いただいたもの
つまみ
海藻
ぶりのしゃぶしゃぶ
たいらぎ
たこ
白子の茶碗蒸し
松前漬け
鰯巻き
鮑
太刀魚
お椀
アイス
にぎり
こはだ
ひらめ
赤身
ほんます
春子鯛
アオリイカ
かわはぎ
雲丹
かにの蒸し寿司
ばってら寿司
ヒラメ昆布締め
しめ鯖
金目鯛
サヨリ
おはぎ
あんきも
干瓢
2024/02/23 更新
【訪問日時】
9月平日夜に訪問。
【雰囲気・サービス】
麻布台ヒルズのガーデンプラザBに佇む一軒。カウンターのみの端正な空間で、一斉スタート制。静けさの中で研ぎ澄まされた所作が展開され、緊張感と居心地のよさが同居しています。職人と客が向き合う「鮨体験」に集中できる場でした。
【料理】
おまかせコース
提供はつまみと握りが混ざった形で提供
つまみの秋刀魚は肝の苦味と魚の旨みがマッチしておりました。新いくらはイカや紫ウニと合わせていただき、ついついシャリが欲しくなる味わい
握りは鯛は昆布締めで香りを立て、鰯や小肌など光物は酢加減が極めて繊細。鮪は赤身から中トロ・大トロへと流れ、酸と脂のバランスが完璧。いくらの巻物や穴子など後半のネタも、シャリとの温度差や煮切りの塩梅が端正に整っていました。シャリはやや高めの温度で米の粒立ちが際立ち、一貫ごとに全体の流れを繋げる存在感。最後まで「切れ味のよさ」が印象的でした。
【価格(深掘り)】
コース+お酒(追加込み) 4.8万円程度
【まとめ】
カウンターのみの緊張感と臨場感の中で、江戸前の流れを端正に味わえる一軒。4万円という価格に見合った完成度で、「すし匠」の系譜らしい凛とした鮨を楽しめます。予約困難ながら、訪れる価値は大いにあります。