coro_412さんが投稿した小倉 鮨 まつもと(福岡/旦過)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

食べ歩きログ

メッセージを送る

この口コミは、coro_412さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

小倉 鮨 まつもと平和通、小倉、旦過/寿司、海鮮

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

女性職人が握る、繊細で美しい小倉鮨の新境地

東京のミシュラン店が小倉に上陸、と聞いた瞬間から気になっていた「鮨 まつもと」。
入口からして静謐で、カウンター越しに街の灯りが滲んで見える夜の雰囲気が最高。
しかも握るのは女性。柔らかい所作なのに迷いがなく、シャリの一粒一粒がきちんと“立っている”のがわかる。
こういう丁寧さ、小倉で味わえるのは贅沢。

まずは前菜から。
小松菜のおひたしは出汁がすっと染みていて、口の中が一気に整う感じ。
イカの松前漬けはほどよく塩気が立ち、噛むほど旨味が増すタイプ。
そして印象的だったのがブロッコリー豆腐。淡い緑で見た目も可愛く、ねっとりした口当たりの後にブロッコリーの香りがふんわりと残る。
前菜の段階で既に“この店、料理うまいな…”と確信する。

握りの一貫目はアジ。脂がのっているのに重さがなく、シャリと溶け合う感じ。
続くサワラ炙りは皮目が香ばしく、香りの余韻が長い。
そこにイクラの小丼。赤い器にきらきらと粒が輝いていて、見た瞬間にテンションが上がるやつ。
ぷちっと弾ける度に魚卵の甘みが広がって、思わず日本酒を追加したくなる。

途中の茶碗蒸しは“湯葉とズワイガニ”。
これがまた優しい味で、口に入れた瞬間ふわっとほどけていく。
寿司の流れにしっかり寄り添いながら、主張しすぎないバランスがすごくいい。

そして握りに戻り、イカとウニの組み合わせからスタート。
イカの淡さの上にウニの甘さがのっていて、一貫の中でコントラストが完成している。
のどぐろは身がねっとりしていて、噛まずとも溶けるほどの脂の質。
白姫エビはとにかく香りが甘い。エビの握り好きなら絶対刺さるやつ。

終盤は穴子。
ふわっと柔らかいのに香りがしっかりしていて、合わせた日本酒「宝剣(ほうけん)」との相性が抜群。

巻物は鉄火と稲荷。
鉄火は酸味の利いたシャリがマグロを一段引き立てていて、稲荷は甘すぎず香りが良い。
中トロを追加したけれど、これがまた美しくて、照りのある赤身が“ちょうど良い脂”の教科書みたい。

日本酒は写楽、鍋島、日高見と好みの銘柄が並び、その日のネタに合わせておすすめを出してくれるのが嬉しい。
アカモクのお味噌汁で落ち着き、デザートは苺とメロンで軽やかに締め。

総じて、小倉でここまで完成度の高い寿司と空間を味わえるのは本当に貴重。
女性の職人さんだからこその繊細な握りと、ミシュラン店譲りの上質さがしっかり両立していた。
デートでも、しっぽり一人でも、間違いなく満足する一軒。

2025/11/28 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ