22回
2025/01 訪問
脂身までうんまい熊
2025年1月の昼です.
この日は渋谷でランチです. 冬になってまだ訪問していなかったラチュレさんへ渋谷駅からヒカリエを抜けて急ぎます.
いつものように地下のお店に入ってカウンター席に着席. 室田シェフは地下と2階に顔を出して忙しそう. 規模を大きくしてもサービスや味を維持するのは大変だと思いますが、そこは問題なさそうです.
さて今シーズンジビエ1発目ということでメインは熊と鹿の2択. となれば当然熊でしょう. メインを選んだコーススタートです.
◇胡麻のチュイル
中には鯖と男爵芋. 胡麻入りの生地は香ばしい.
◇クロワッサン 鮟肝 黒トリュフ
MONICAのクロワッサンですね. このクロワッサンは美味しいですよ. 鮟肝と黒トリュフの組み合わせも濃厚でクロワッサンがドシッと受け止めてる. そういえばMONICAでパン買ったことないな. 今度行こう.
◇牛蒡ポタージュ
これは口に入れた瞬間牛蒡ですね. 牛蒡の泥臭さは全くなくて美味しいとこだけ入った感じ.
◇寒鰤の胡麻和え 蕎麦の実 くるみ
長野の胡麻蕎麦をイメージしたらしい. 流石にこの時期の鰤は脂がのってますね胡麻との相性良し. 蕎麦の実は食感のアクセントにぴったり.
◇パテアンクルート 七面鳥 雉 鴨
パテアンクルートの中身は七面鳥、雉、鴨とのこと. 相変わらずバランスが取れていて美味しい. ラチュレのは外の生地がまた美味しいんだ.
◇太刀魚パイ パセリバタームース プールブラン
大好きなラチュレのパイ包み焼き. 中は太刀魚です. ふわっとした太刀魚の身にパセリバタームースのムースの組み合わせ. やっぱり生地が旨いんですね. ソースはプールブラン.
◇ヒグマ 菊芋 赤ワインソース
ヒグマのローストは肉も脂身もいい色してます. そしてこれが激旨!肉を口に入れるとジビエを思わせる臭みは一切なくて旨味が溢れてきますね. そして脂身がまた旨い. 噛んだ時の甘味と言うか旨味が凄い. シェフがニヤッと「脂美味しいでしょう」と言ってくるのもわかります.
◇タルト・タタン 酒粕アイス 無糖生クリーム
デセールはびっくりタルト・タタン. メレンゲの器の中は酒粕アイスです. 横に添えてあるのは無糖生クリーム.
◇ピスタチオクリームマカロン
期待通りのコースでした. メインはオススメされた熊を選んで大正解. こちらのジビエは安心感がありますね. パイ包み焼きもやっぱり美味しい. デセールも意表をつく構成でした.
次回がまた楽しみになってきました.
ごちそうさまでした.
胡麻のチュイル
クロワッサンの鮟肝サンド
牛蒡のポタージュ
寒鰤の胡麻和え 上のスライスはマッシュルーム
パテアンクルート
太刀魚のパイ包み焼き 絶品です
ヒグマのロースト この分厚い脂が美味しい.
タルト・タタン
2025/01/25 更新
2024/09 訪問
ジビエの季節でなくても安定の美味しさ
2024年9月の昼です.
この日は久しぶりに渋谷のラチュレにランチに来ました. もう5月以来だから4ヶ月ぶりです. 本当は夏に来て鮎のパイ包み焼きを食べたかったのですが1ヶ月過ぎちゃいました.
いつものようにカウンター席に着席. 一杯飲みながら室田シェフとメインの相談をします. この日はスコットランドの雷鳥があるとのことでそれに決定.
◇秋刀魚のコロッケ
この日のスタートはコロッケ. 中は確かに秋刀魚. こんな形で秋刀魚を食べるのは初めて.
◇ピエドポー
ピエドポーにクルトン生地、木の子をのせて上からサマートリュフ. ピエドポーは豚足なのに臭みがないから食べやすい.
◇鹿コンソメ
鹿コンソメに松茸と鱧真薯. 鹿コンソメ自体、松茸の薫りや鱧の味とは合わなさそうだったけどそうでもなかった.
◇帆立ポワレ
帆立のポワレに野生の木の子を入れたフリカッセソース. これは帆立だけでなく木の子が美味しい. 上のパリパリ生地は紅はるかだけどこのサツマイモ感がソースと相性が良かった.
◇ほろほろ鳥テリーヌ
普段はパテアンクルートだけど珍しくテリーヌが出てきた. 下にはキャロットラペかな.
◇鰻パイ包み焼き
この日のパイ包みの中は鰻. このパイ包み焼きが絶品でした. 鰻の身の間は帆立と鰻のムースにアオサノリの実山椒佃煮. この佃煮がピリッといいアクセント. マデラ酒ソースには鰻の肝と身の出汁を混ぜている.
◇雷鳥
スコットランドの雷鳥は入荷して10日ほどなので蒸し焼きにしだそうな. 確かに二本足特有のクセはあまりない. これくらいのジビエも悪くないと思いました. ソースはサルミソース.
◇ミルクレープ
デセールはミルクレープ. 黒無花果の果実にカシスと山葡萄ソルベ.
やっぱり安定のラチュレでした. 味だけでなくボリュームも大満足. ジビエの季節にまたきます.
ごちそうさまでした.
2024/10/15 更新
2024/05 訪問
季節物
2024年5月の昼です.
この日は渋谷でランチということで3ヶ月ぶりにラチュレさんを訪問. いつものように地下のお店に降りてカウンター席に着席. そういえば2階にもお店が広がったんですね. 気がつかなかった.
さてジビエのシーズンは終わりましたが例年なら運が良ければリエーブルと海亀にありつけるはず. 予約時に食材の指定は特にしなかったけど、あればラッキーくらいのつもりでの訪問.
仕込むウサギの数によっては食べられない年もありましたが、今年は無事ありつけました. まあ季節物なので私にとって1回は食べたくなる食材です.
この日のコースは以下の通り.
◇キジバトのリエット
石垣島の柑橘農園で駆除されたキジバトなので、柑橘ジャムを挟んだリエット仕立て.
◇人参ムース
千葉県産人参のムースの上には雲丹. そしてオマール海老と甘海老のジュレをトッピング. この甲殻類の香ばしさにノックアウト.
◇海亀のコンソメスープ
長岡京の筍に四万十の花山椒をトッピング. そして海亀の前ヒレの肉が入ってます. あっさりした海亀に花山椒のピリッとした感じが合います.
◇海亀のタルタル
海亀のタルタルをビーツで巻いてある. タルタルは鮪っぽい味で根セロリのマヨネーズソースを絡めるとうまい. 脇に添えた蕗味噌も味変トッピングとしてなかなかです.
◇パテアンクルート
今回はキジバトのパテアンクルート. 外側のパイ生地のサクサク感もいつもながらお見事.
◇鯛白子のベニエ
鯛の白子はどこかで食べた気がするけどフレンチでは初めてかな. 火が入ってかなりねっとりとした食感で河豚白子並みにコクがあります. 独特の苦味の蛍烏賊ソースにも結構合うんです.
◇リエーブルアラロワイヤル
この日のメイン. この熟成香とフォアグラ、トリュフ、濃厚なソースの組み合わせがたまらないんですよね. 今年はちょっとクセが強いなと思ったらまだ熟成させているウサギもまたあるそうな. 毎年1回食べたくなる料理. 満足です.
◇杏仁ブランマンジェ
杏仁ブランマンジェの上には河内晩柑. この杏仁ブランマンジェの軽やかな甘さに柑橘の酸味がプラスされてそれだけでうまいのに桜海老を散らしてくるという驚きの組み合わせ. でもこの塩味とカリッとした食感が全体を〆る感じもします.
今年は海亀まで食べられて満足. また夏に来ます.
ごちそうさまでした.
2024/05/20 更新
2024/02 訪問
青首鴨
2024年2月の昼です.
この日は久しぶりのラチュレでランチ. ジビエの季節には2回行くのですが、今シーズンは年内に行き忘れたので初めて.
いつものように地下1階のカウンター席で調理の様子を見られる特等席.
席は満席でインバウンド客もいるみたいです. 英語対応できるスタッフもいて万全の対応.
この日のメインは猪、鴨、牛、山シギと揃っていましたが、鴨を選択. どんなコースになるのか楽しみです.
◇フォアグラのテリーヌ
フォアグラのテリーヌ. これをたまり醤油に漬けてブリオッシュにのせてます. 鮟肝なら和食で出てきてもおかしくない味わい. 日本酒が欲しい.
◇白人参のブラマンジェ
白人参のブラマンジェの上に伊勢海老のジュレ. 伊勢海老の甲殻類の香ばしさが際立ってます.
◇寒鰤のマリネ
寒鰤のマリネにパール柑とナッツを和えて表面にラディッシュの薄切りを纏わせています. 鰤大根ってことですね. 仕上げはディルのオイル. ラチュレさんは魚介に柑橘を合わせてくることが多いですね.
◇雲子のポワレ
雲子のポワレの上に大量のからし菜とごぼうの細切り. そこに胡麻油をちょっと垂らして. 食材は完全に和だけどフレンチとして違和感ないのがさすが.
◇パテ・アンクルート
中は猪や穴熊、熊といった四つ足ジビエの肉を使用. そこにコブミカン. 久しぶりでしたが安定のパテ・アンクルートでした.
◇ウェリントン
ビーフ・ウェリントンではなく鹿肉のウェリントンです. 鹿肉の周りはホタテムースとほうれん草. このウェリントンが秀逸でした. 中の鹿肉の火の入り方もパイ皮のパリッとした感じも文句なし. パイ生地系の料理は本当に旨い. ソースはソースペリグー.
◇青首鴨
愛知県産青首鴨です. 付け合わせはちぢみほうれん草でソースはサルミソース. この青首鴨も皮の弾力、皮下の脂、身の旨味と上質な鴨で火入れも絶妙でぶっちぎりの美味しさ. 和食で一切れ食べるよりフレンチでまとまって食べる方が食べ応えがありますよね.
◇苺
苺にクリームのエスプーマとケーキ生地をかけたもの. 苺ケーキの再構成.
久しぶりでしたけどやっぱりコース構成も絶妙で、特にウェリントンと鴨はさすがラチュレという美味しさでした.
ジビエシーズン初めも来ればよかった. ちょっと後悔. 次は4月くらいかな.
ごちそうさまでした.
2024/02/12 更新
2023/08 訪問
夏のラチュレ
2023年8月の昼です.
半年ぶりにラチュレにやって来ました. 冬はジビエを主体に、夏は鹿や鴨、羊といった食材をメインに楽しませてくれるフレンチです.
この日もカウンター席を案内されました. メインは大抵選択制なのですが、この日は仔羊に和牛、鴨、鹿とありましたが、ラチュレで初めて食べる羊をチョイス.
◇穴子の赤ワイン煮
穴子と薄いパン生地の間にブルーベリージャム. 赤ワイン煮のコクとブルーベリーの風味の組み合わせは面白くスターターとしてもいい感じ.
◇ゴールドラッシュのブランマンジェ
甘〜いゴールドラッシュですね. 底のレモンクリームの酸味も爽やかで玉蜀黍の甘みが引き立つ.
◇桃とメカジキのミルフィーユ(写真撮り忘れ)
これも一口サイズ. 桃とメカジキの脂の組み合わせもいいけどソースの山葵のピリッと感がアクセント.
◇紫雲丹のカッペリーニ
パスタの代わりに三輪そうめんの最上級品を使ったカッペリーニ. 極細の麺にソースが絡まる食感が面白い.
◇鰻
しっかり火を通した鰻にマデラ酒ソース. この組み合わせは想像通りだけど下にインカの目覚めのピューレを敷いたり猪ベーコンでさらに香ばしさを足したりでちょっと変化をプラス.周囲には山椒パウダー.
◇パテアンクルート
中身は鴨とフォアグラ、後もう一種は何か忘れてしまった. 相変わらず美味しいパテアンクルートです. 皮の感じとかたまりません.
◇太刀魚と蛤のパイ包み焼き
楽しみのパイ包み焼き. 中は太刀魚に蛤のムースです. 普段はこのままですがこの日は蛤出汁スープがかかってました. スープで柔らかくなったパイ生地もふにゃふにゃしていいのではというアイデアだとか. 食べてみて旨いんだけどサクサク生地の方が好みかな.
◇仔羊
北海道茶路めん羊牧場の仔羊です. 最後に藁で燻して香りをつけてます. 脂まで旨い羊が藁の薫りを纏っています. 国産羊も旨いですね.
◇デセール
テーマは夏祭り. メロンにシュワシュワパチパチのメレンゲ?
◇小菓子
半年ぶりですがラチュレならではの料理を堪能しました. 次はジビエの季節に伺います.
ごちそうさまでした.
2023/08/22 更新
2023/02 訪問
リエーブル
2023年2月の昼です.
2月になりジビエのシーズンも終盤. シーズン中にもう一回くらい行かないと食べ足りないというわけでランチに行ってきました.
電話予約の際に有ればリエーブルとかどうですかと言われて異論があるわけもなくお願いしますと頼みました. あとは実際あることを願って店に行きます.
開店 まもなくの時間帯でしたが店内はすでに8割くらいの客入りで相変わらずの人気ぶり. 室田シェフに挨拶してリエーブルがあることを告げられて一安心となりました.
この日のコースは以下の通りです.
◇猪ベーコンのタルト
タルトの中身はイノシシ以外にじゃがいもピューレ、マッシュルームソテー、上にはサツマイモフリット. 猪の脂の旨味に芋の甘さが加わって食べやすい.
◇ホワイトアスパラのブランマンジェ
上にはカットしたとホワイトアスパラと唐墨. 口にするとホワイトアスパラの香りが広がりますね. アスパラをもっとくれと言いたくなる一品.
◇鳩のビスク
甲殻類の代わりに鳩を使ったもの. 鳩をグッと濃縮した味なのにジビエ臭さがないというラチュレの本領発揮という一品でしょう.
◇アンコウのフロマージュ・ド・テット
豚の代わりにアンコウを使用. アンコウもゼラチン質多そうだ. 確かにプルンプルンでゼラチン質にも味が出ていてそれでいて魚の臭みもない. 周りにはレモンクリームとキャビオリ.
◇鹿タンのサラダ仕立て
鹿のタンって柔らかいんですね. 牛タンみたいにコリコリした感じを想像してましたがいい意味で裏切られました. ブールノワゼットソースがまたいい味でした.
◇キョンのコンソメ仕立て
キョン!?あのキョンですか. 調べたらシェフの地元の房総半島では野生化して困ってるらしい. でも台湾だと高級食材らしい. 鹿の仲間だそうですが鹿よりクセはなくあっさり. 椎茸やおおまさりと言った野菜やコンソメのあっさりした味に確かに合う.
◇リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル
去年食べられなかったリエーブル. 今年も獲れた量は少ないらしい. 煮込んでホロホロになった肉にフォアグラの組み合わせ、それに濃厚に薫るソースがまた旨い. これに赤ワインを合わせて楽しめました.
◇デセール
デコポンに和製グレープフルーツ、さらに蕗の薹ジュレを合わせて上にはメレンゲ. 酸味と苦味の組み合わせが面白くこれはあり. ここのパティシエ産はヒトが変わっても秀逸な味を見せてくれます.
◇熊の脂のフィナンシェ
2年ぶりでしたがリエーブル・ア・ラ・ロワイヤルのソースの深みと肉の味わいのコンビネーションは素晴らしかった. 年々獲れる量が減っているそうで、野生の物なので無理して食べるものでもないのですが、私にはたまには食べてみたいなと思える料理です.
ごちそうさまでした.
2023/03/04 更新
2022/11 訪問
ジビエ季節の始まり
2022年11月の昼です
この日は渋谷のラチュレでランチです. 狩猟が解禁されてジビエのシーズンに突入しました. となればラチュレさんで食べるしかないでしょうということで予約を入れておりました. 特に食材を指定してはいませんが何が出るのか楽しみです.
地下のお店は平日ランチにも関わらず満席ですね. いつものようにカウンター席に座って厨房内を覗きこんで美味しそうな香りで空腹を紛らわせます.
いつものようにシェフと話をしてメインを決めてあとはお店の方にお任せのコースです.
◇鳩のリエット
一品目はリエット. 形だけでなく鳩の肉も使用. 山葡萄のジャムが相性良いですね.
◇蕪のブランマンジェ.
毛蟹の甲羅がドンっと覆った料理は蕪のブランマンジェ. 上にのった蕪のコンソメジュレと合わせて蕪の甘味が凝縮された感じですね. 毛蟹の身のマリネが甘味とぴったり.
◇熊のコンソメにフラン
この日のコンソメは熊. どんな味かと思いましたがクセを抑えて飲みやすいけど、ジビエっぽさは残してます. 上には山形県産天然なめこ.
◇白トリュフリゾット
白トリュフはアルバ産. 食べる前から素晴らしい薫り.
◇鯵と柿のマリネ アプリコットピューレにブルーチーズソース
鯵は大分県産で柿は輝太郎柿. 鯵の脂で柿の甘さで円やかになってました. 柿と青魚意外と合いますね. 添えられたブルーチーズソースが柿と相性良くて食べやすかった.
◇パテアンクルート 雉 フォアグラ
久々のパテアンクルートは雉とフォアグラ. 相変わらずパイ生地から旨いですね.
◇熊の手のシヴェ
ざっくり言うと熊の手の赤ワイン煮込みですがこれが美味しかった. 手のゼラチン質がプルプルになるまで煮込まれていて、これを濃厚な赤ワインソースを絡めて食べるととろけそう. 見た目はグロテスクですけど味はピカイチ.
◇網取の青首鴨
青首鴨があると聞いて飛びつきました. 特にこの日は脂がのった個体だったようでカリッと香ばしい皮と皮下の厚い脂、そして弾力ある肉とバランスがとれた美味しさでした. 合わせたサルミソースがまた旨い.
◇フォンダンカボチャ
デセールはフォンダンショコラならぬフォンダンカボチャ. スポンジにナイフを入れると中からトロっと甘ーいカボチャソースが出てきます. これは面白いし美味しい.
◇フィナンシェ
期待以上の内容のコースでした. メイン以外にもさりげなくジビエが使われていますけど、どれも処理が上手くクセを消して旨味をしっかり出しています.
まだシーズンが始まったばかりなのでまた来ようと思います.
ごちそうさまでした.
2022/11/30 更新
2022/08 訪問
鮎パイ包み焼き
2022年8月の昼です.
この日はラチュレでランチの予定. この時期のパイ包み焼きは鮎だろうと踏んで予約をとりました. 冬はジビエが出てくることで有名ですけど、オフシーズンの夏でも美味しい食材が目白押しのお店です. さて今回は何が出てくるか.
この日の一通りは以下の通り.
◇鮎のリゾット スイカのジャム
一品目は鮎の身、骨、内臓全て使ったリエット. 鮎ということでスイカジャムを合わせたアミューズ.
◇紫雲丹のタルト コンテチーズ
タルトには紫雲丹をのせてコンテチーズをかけてます. 雲丹のコンテチーズの濃厚な味がムフフな組み合わせ.
◇桃と鯵のマリネ フヌイユのエスプーマ
夏らしく桃を使った一品. 桃と旬の鯵の脂は相性いいみたいでこれは旨い.
◇伊佐木とガスパチョ
スープの周りに伊佐木やトマト、ペコロスなどをまず並べて. ブイヤベースのように濃厚なガスパチョに周りの食材をつけて食べていきます.
◇カスレ 海亀の内臓と猪のソーセージ
熱々のカスレ. 中には海亀の内臓に猪のソーセージで野生味溢れる感じがたまらないですね.
◇鮎のパイ包み焼 ブールブランソース
狙い通りパイ包み焼きの中身は鮎. 和食と違い苦味のある内臓や骨を取り除いて身だけ使っています. 鮎の層の間にホタテムースを使ってますが、鮎は身だけなのでシンプルに鮎の味が楽しめます. 合わせるブールブランソースも旨!
◇仔羊のロースト 藁で燻している
メインは北海道産仔羊. ローストしてから藁て軽く燻してありほんのり香ばしい. 風味がしっかりしたいい羊の上に火入れも抜群でうんまい.
◇スープオメロン
八女茶アイスにジャージーアイスの真ん中にチョコレート. こいつを割るとメロンスープが出てくる仕掛け. メロンの爽やかな甘さがチョコレートと意外に合う.
◇カヌレ
やっぱりここのパイ包み焼きはハイレベル. 特に鮎のパイ包み焼きは抜群でした. メインの仔羊も美味しく安心して食べられるフレンチですね. 次はジビエの季節かその前に一回来ようか.
ごちそうさまでした.
2022/09/23 更新
2022/05 訪問
最高のパイ包み焼き
2022年5月の昼です.
この日は渋谷でフレンチランチ. 3ヶ月ぶりのラチュレさんに来ました.
前回はジビエのシーズンラストでしたがこの日は何が出るのかと興味津々で来ました. 地下のお店はこの日もほぼ満席. そういえば近くにできた新店舗も稼働しているみたいで、前回は厨房に溢れてたスタッフも移動したのか少し減って落ち着いてました.
この日はシェフの出身地の千葉の食材をメインに据えたコース. 一通りは以下の通りでした.
◇桜海老のタルト
タルト仕立てですがリコッタチーズのムースを下に敷いてうすい豆と桜海老、さらに北海道の熟成チーズをふりかけたタルトは桜海老の香ばしさとチーズの薫り、塩気が口に広がってうまい.
◇甘海老のカクテル
2品目も海老. こちらは玉蜀黍ムースに玉蜀黍ジュレ、甘海老の3段重ね. 玉蜀黍と甘海老の質の異なる甘さがとろけそう. 写真撮り忘れた!
◇ヒヨドリのビスク
ヒヨドリは熟成香は控えめですがその分クセもなく野生の風味を感じます. 上には削ったトリュフで香りをアクセントに.
◇金目鯛と春の野草
魚は銚子の釣り金目鯛. 皮目を中心に軽く火を通してあって脂が滲み出てうまいですね. 合わせるのは北海道のアスパラガスのローストと春の野草. 野草と言っても穏やかな風味でレアな金目鯛とよく合います.
◇青森の釣りキンキのパイ包み焼きとブイヤベースソース
この日のパイ包み焼きはキンキです. そしてソースは魚介を贅沢に使ったブイヤベースソース. 断面の写真撮り忘れたのが残念. ラチュレのパイ包み焼きはいつ食べてもパイ生地のサクサク加減、中身の火入れ、ソースの味、どれを取っても文句のつけようがない美味しさ. この日もふんわりキンキと魚介の旨味が濃縮されたソースの組み合わせに悶絶しました.
◇千葉県産鳩のロースト サルミソース
この日のメインは山武産の鳩. 何と野生ではなく飼育鳩だそうです. それをエトフェしたと言ってたような. ジビエよりも柔らかい味で少し脂ものってる感じです. 野生味は強くないけど美味しさと食べ応えがあって、クセの強い二本足が苦手な人にはいいかも.
◇ショコラシューとトマトソルベ
トマトのソルベってどんな感じかと思ったら酸味もまろやかで甘ーいショコラシューと相性良かった.
◇カモミールパウンドケーキ
フレンチレストランとしてのラチュレの実力を再確認したコースでした. 特にパイ包み焼きは相変わらず素晴らしい. ラチュレの場合パテアンクルートの方が知られていますがパイ包み焼きも絶品です.
ごちそうさまでした.
2022/05/27 更新
2022/02 訪問
安定の美味しさ
2022年2月の昼です.
ジビエシーズンの最後にラチュレさんでジビエを食べようということで渋谷に来ました. いつもの通り室田シェフに挨拶をしますが、何かスタッフが増えたなという印象. パティシエさんもいつもの人とは違う気がする、入れ替わったのかなと思いつつ料理がスタート.
この日のコースは以下の通りでした
◇アンチョビクロワッサン クレームエペス
さっくり生地にアンチョビの塩味、クリームの爽やかな酸味の組み合わせが旨い. そして生地のさっくり加減の良さでラチュレの生地作りのうまさを再実感.
◇ブリオッシュ
ブリオッシュの上にバニラビーンズでマリネした縞海老. ブリオッシュもまた旨いですが口に入れてまず縞海老、レモンクリームの爽やかさ、そして最後にほのかに薫るバニラ香と順番に口の中が支配されていきます.
◇菊芋ポタージュ
ポタージュは菊芋. 中の猪ベーコンの脂が程よく主張しています. 菊芋チップスが食感のアクセント.
◇平貝マリネ
平貝の貝殻に盛って出てきた一皿. マリネした平貝の下は春菊とピスタチオのクリームだったか. 弾力ある平貝は鮨でお馴染みの炙ったものとはまた違う美味しさ. 上にはパール柑.
◇あんこうのムニエルを焦バターソースで
魚料理はあんこう. このムニエルの火入れが抜群で身の弾力も素晴らしくあんこうの美味しさを再確認. 焦バターソースとの組み合わせで美味しさ倍増でした. 付け合わせはちぢみほうれん草.
◇パテショー 赤ワインソース
この日のパイ包みはジビエシーズンらしくパテショー. 中は熊、穴熊、猪、鹿となかなか魅力的でフォアグラの下には鹿肉のロースト. 口に入れるとジビエ肉の重厚な味が広がってきます. 濃厚赤ワインソースとの相性もバッチリでさすがラチュレの一皿でした.
◇ヒグマロースト 赤スグリソース 野菜ロースト
メインはいくつかの食材からヒグマをチョイス. ヒグマは2回目ですが脂が甘いのにしつこくなくてやっぱり美味しい. 肉自体はちょっと筋があったけど赤スグリのソースを絡めると美味しかった.
◇晩白柚とフロマージュブラン
写真撮り忘れたけどこのフルーツとチーズの組み合わせは爽やか.
◇猪フィナンシェ
最後に室田シェフからすぐ近くに出す2号店むけのスタッフが一時的にラチュレで働いているから人が多いと教えてもらいました. 新店はEMMEのすぐ向かいですよ. ビストロっぽくするのかな. パンも焼くと言っていたから楽しみ. 3月中にはオープンさせたいと言っていました.
この日の料理自体は安定の美味しさでした. 次は5月くらいかな.
ごちそうさまでした.
2022/03/08 更新
2021/11 訪問
ラチュレのシーズン
2021年11月の昼です.
3ヶ月ぶりにラチュレに来ました. 狩猟も解禁されてジビエの季節になり、そろそろお店でも楽しめる時期でしょう.
ジビエ料理で有名ですがジビエ初心者で食べやすいようアレンジしたり、何回か通えば同一コースでも好みに合わせた食材で応えてくれる柔軟性もあるお店. と言うわけで何度か訪問していますがいつも食べたいメインに巡り合えます.
いつものようにカウンター席に案内された後に室田シェフの挨拶に始まりメインのプレゼンを受けます. 相談しながらメインを決めたら厨房の中を見ながら料理が出てくるのを待つのみ.
この日のコースは以下の通りでした.
◇栗のケークサレ
栗を混ぜたケークサレに鹿のサラミを混ぜ込んでます. 上には和栗の削り節をこれでもかと言うくらい盛っているので栗の良い香りがします. 栗の甘さと鹿の塩味が絶妙な甘じょっぱさになって良い.
◇蕪ポタージュ 白子ムニエル
この日はいい蕪が入ったと言うことで蕪のポタージュに. トロッとしたポタージュの中に白子のムニエルが入っていいコクになっています.
◇鴨の卵黄リゾット 白トリュフ
鴨の卵黄が丸ごと1個入ったリゾットにアルバ産の白トリュフをトッピング. 目の前に運ばれてきた時からトリュフの薫りがモワッと立ち昇り至福の時でした. 美味しくないはずがないですね.
◇ヒラマサのマリネに根セロリのレムナードソース アップルのナッツ
ナッツなどでマリネしたヒラマサの上にたっぷりの根セロリ. 根セロリはレムナードソースで和えてあります. レムナードソースはマヨネーズみたいなものか.
◇ケールサラダに猪ベーコン リコッタチーズ 野生キノコと胡桃
珍しくサラダが出てきましたが、これがラチュレっぽい. カリカリに焼いた猪のベーコンの塩っぱさとリコッタチーズの甘さがうまく合っています. そこに野生キノコの存在感がどっしり利いています.
◇白子ソテーに無花果 米のチュレル
ふっくら白子ソテーして外はちょっと皮が張って中はトロんと絶妙な火入れ. 上にのせた無花果の甘さが白子のコクにしっかり合うんですね. 米のチュレルが柔らかい食材の中でカリッとした食感のアクセントになっています.
◇べキャス サルミソース
メインはいくつかから選べましたが食べたことがないべキャスをチョイス. 私が食べたことがないと言うのをしっかり把握していてくれたのも嬉しい. 丸々1羽いただきました. 川魚を食べているそうで確かにちょっとアンチョビの風味がしますがそれ以上に旨味が濃厚です. 熟成されているのでもっと癖があるのかと思いましたがそんなことなく意外と食べやすい. 扱いが上手いんでしょうか. ソースはサルミソースでコクがあってジビエの濃厚な旨味とぴったり. それにしてもいつ食べてもここのサルミソースは美味しい.
◇和梨のヴァシュラン バニラムース
たっぷりのバニラムースの中に和梨を入れたヴァシュラン. 散った胡椒の粒がピリッとしてアクセントになります.
◇猪脂のフィナンシェ
定番のフィナンシェでフィニッシュ.
この日も大満足の昼食でした. 味も量も文句なしでお腹いっぱいです. スタッフにまた新しい人が入ったようですが接客も懇切丁寧さが浸透していました.
ジビエのシーズン中にもう1回は来たいですね.
ごちそうさまでした.
2021/12/05 更新
2021/08 訪問
夏のラチュレ
2021年8月の昼です.
約半年ぶりのラチュレさんに来ました. 前回リエーブルを食べてからだいぶ間が空きました. 途中海亀の季節もあったのですがうっかり逃してしまいました.
夏の季節なので夏の食材をどう調理されるのか楽しみです. いつものとおり室田シェフの挨拶からメインを選んでいくのですがこの日はなんと5種もあり選ぶのに一苦労. 蝦夷鹿、鳩、猪、七谷鴨、そして珍しく牛もありましたが悩んで蝦夷鹿という我ながらオーソドックスなチョイスでした.
この日のコースは以下の通りです.
◇アミューズ
鹿の血マカロンはしばらくお目にかかっておらず今回も新作. ザクっとした玄米生地の上に寝かせて熟成させた剣先イカ. 自家製唐墨をまぶしてキャビアもトッピング.
◇鮎とズッキーニの春巻き
これもアミューズ. 春巻きの皮で鮎の身とズッキーニを巻いてカラッと揚げている. 結構スパイスが効いていました.
◇ブランマンジェに紫雲丹
上は玉蜀黍のムース. 確かゴールドラッシュだったか. 甘さ抜群. 和食でも玉蜀黍の摺流しに雲丹が入るけどフレンチになっても鉄板の組み合わせ.
◇鰹におかひじき トマトコンソメ
トマトのコンソメはきれいな透明. 口に入れると軽い酸味とトマトの香りがします. 和食なら鰹には生姜やにんにくですが、このコンソメが匂い消しの役目かな. 鰹にはおかひじきや大葉、穂紫蘇.
◇パテアンクルート
今回の中身は鮎とうさぎとフォアグラ. 周囲の生地は変わらずしっかり焼かれて存在感があります. 中身も旨味がギュッと凝縮されて濃厚. 付け合わせはキャロットラペ、鮎の肝とブルーベリー
◇オマール海老のパイ包み焼き
ラチュレのパイ包み焼きはいつ来ても美味しい. まず生地がふわサクッとしています. オマール海老の身が中にぎっしり入り、隙間は爪の肉をムースに仕立てて埋めています. 海老の旨味とムースになって甘みが引き立ち絶品.
◇蝦夷鹿
色々悩んで決めた蝦夷鹿. 暑いとさっぱりしたものが好まれると室田シェフ. 確かにそうかもしれない. 断面の色合いがきれいで無駄な脂がないのでさっぱりしてますが味はしっかりとした濃厚な鹿です. あかすぐりのソースは酸味があり食欲をそそります. 付け合わせはトリュフにセップ茸と万願寺唐辛子.
◇ホワイトチョコレートのカップにチャイのムース
さらに宮﨑マンゴーとヨーグルトソルベ. デセールのレベルも高いのがラチュレの特徴. この日もきっちりまとめてきました.
◇ラムレーズンサンド
この日も期待に違わない料理でした. ジビエに目が向きますがパイは中身が何になっても絶品です. 冬はジビエが楽しみですが、パイは通年楽しめる名品です.
また来ます.
ごちそうさまでした.
2021/09/04 更新
2021/03 訪問
2年ぶりの兎
2021年3月の昼です.
前回の訪問でひと月後にはリエーブルが出ますよと教えてもらい、タイミングを合わせて予約をとりました。去年は世間が騒がしく食べ損ねたので2年ぶりとなります.
今回もカウンター席でしたがみんな一人客で同じコースを食べたのが印象的.
この日いただいたコースは以下の通り.
◇雉鳩のビスク
一品目が鹿の血のマカロンでなかったのは初めて. 薫りにクセはありません. 口にすると濃厚なビスクの奥底にこれが雉鳩かというほのかな余韻を感じます.
◇ヒヨドリの炭火焼き オレンジソース 台湾山椒
シェフが炭火で何かを焼いているなと思ったらこれでした. 骨までバリバリといただきました. 山椒やオレンジソースが効いて食べやすい.
◇サーモンのコンフィにシェーブルチーズソース 春の山菜
低音調理したサーモンの蕩けるような食感が特徴. 口に入れた時に広がる薫香も良いですね.
◇オマール海老とホワイトアスパラ 平茸 グリーンカレー風味
オマール海老とホワイトアスパラというフレンチの王道食材をグリーンカレーとして調理した室田シェフの遊び心溢れる一皿.
◇ルージュパイ 3種のキノコソース トリュフ
ひめじという魚のパイ包み焼き. いつものことながらラチュレさんのパイ包み焼きは素晴らしい. 今回もパリっ、サクッとしたパイの食感と中の魚をふわっと仕上げる火入れを堪能しました. 中のトリュフとキノコムースの存在感も味を底上げしてます.
◇リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル
チョコレートソースのような漆黒のソースが見るからに美味しそう. 上にはフォアグラとトリュフがのるロッシーニ風です. 1ヶ月熟成させた兎肉はちょっと独特の香りがします. そしてホロっとした肉の中に巻き込んだフォアグラやトリュフと濃厚ソースのマリアージュがこの料理の最大の楽しみですね. カウンター席の客全員がリエーブル食べてました.
◇ホワイトチョコの器に苺とアイス
アイスはレンズ豆を炊いてあって上品な甘さですね. 蓬の求肥のさっぱりした感じでメインの重さを洗い流してくれます.
◇ガトーショコラ
緊急事態宣言明けだったということを差し引いても満席でした. 夜来られない分昼に食べようという客が多いのかもしれませんが、それにしても客のハートと胃袋をガッチリ掴んでいるお店です.
帰りに1月後くらいにはカメもあります、と囁かれてしましました. また来ないと.
ごちそうさまでした.
2021/04/22 更新
2021/02 訪問
ジビエを扱う巧みな技
2021年2月の昼です.
ジビエシーズンのラストと思ってこちらに来ました. 大体3ヶ月ぶりでしょうか. 色々なものを食べましたが、まだ食べていない食材もあり毎回が楽しみです.
今回もメインはお店にお任せしてコースがスタートしました. この日のコースは以下の通りです.
◇鹿の血マカロン
この日は久しぶりにマカロンスタート. 独特の風味は変わらない.
◇ケークサレ
チーズと鹿のサラミを使ったケークサレ. 上にはレモンでマリネしたホタテと唐墨パウダーで絶妙な酸味と塩味.
◇雉のコンソメスープ
去年か一昨年にも飲んだスープ. その時はかなり独特な風味がしてこれがジビエか、とびっくりしましたが今回はスッキリ飲みやすい. 香りは控えめにコクがある味でいい意味の風味が出てます. 具のキノコの味もgood.
◇寒鯉のマリネ
長野の鯉のマリネです. 今が身の引き締まった時期のコリっとした鯉です. これに酢漬けの蕪の薄切りを挟んで上には葉山葵. 淡白な鯉にピリッとした山葵と酸味がぴったり.
◇パテアンクルート
パテアンクルートの中は詳しくは聞きませんでした. じわっと広がる味わいがいいですね.
◇ジビエのパイ包焼き
パイの中は雉、猪、熊のミンチ. しっかりした味で旨いミンチだと思ったら中心にはフォアグラと鹿のローストの2段重ね. フォアグラのコクと鹿肉の鉄分の味が加わってなんとも言えない美味しさ. ソースはマデラ酒.
◇熊肉のロースト
この日のメインは熊. 熊を食べるのは初めてでしたが脂の美味しさにまずビックリ. そして肉の美味しさにもびっくり. 付け合わせはホワイトアスパラ. 脂と肉の境目で筋っぽいところがあったけど初熊は抵抗なくペロリと平げました.
◇ヴァシュラン
メレンゲの器の中に和紅茶のブラマンジェとせとかのアイスに山椒のパウダー. パティシエさんが変わってしばらく経ちますが、この方のデザートも変化球を繰り出してきます.
◇フィナンシェ
最後は猪脂のフィナンシェでおしまい.
相変わらずの安定感. 初の熊肉もしっかり美味しく食べられました. 熊にしろジビエパイにしろジビエの癖を巧く美味しさに変えて食べさせてくれるところはさすがです. 寒鯉という新しいメニューも良かったし.
これでジビエシーズンおしまいと思ったら来月からはウサギが始まります、とのこと. またどこかで来ます.
ごちそうさまでした.
2021/03/05 更新
2020/11 訪問
ジビエシーズン真っ盛りの楽しみ
2020年11月の昼です.
ジビエが出そろう季節を待っていたらいつの間にか半年くらいも足が遠のいていました. 電話で予約した際にいくつかメインのジビエの種類を挙げてもらい、結局お店にお任せするもさて今日は何が出てくるかと楽しみにしながら渋谷駅からお店に向かいました.
というわけで今回もジビエのスペシャルコースをいただいてきました. この日いただいたのは以下の通りです.
◇ケークサレ
アミューズはでかい松ぼっくりにセットされて登場. ケークサレに挟んだのはマロングラッセかな.
◇パンペルドゥとフォアグラムースに北海道のメップルシロップ
パンペルドゥってフレンチトーストだったっけ. 上にフォアグラムースとトリュフで仕上げに北海道産のメープルシロップ. 塩気がある生地でフォアグラムースとメープルシロップが引き立つ.
◇いくら醤油漬けに蕪のブラマンジェ
いきなり和食かとびっくりするもちゃんとしたフレンチ料理でした. 滑らかな食感のブラマンジェにいくらのプチッとした食感がマッチ. ここでもいくらの塩気と蕪の甘さがぴったり.
◇白トリュフリゾット うずら卵
追加料金でと言われましたが気になってお願いしたのがこちら. うずらの卵なので思ったより小さかったけど白トリュフの芳香が広がり楽しめました.
◇金華鯖に無花果と焼きなすマリネ
説明だと軽く〆たという金華鯖. これにマリネした焼き茄子と無花果を合わせます. これも鯖の〆具合が軽いのと使われているスパイスが脂のノリがいい鯖と相性がいいのか和食っぽさはなく旨い. 生姜風味の透明なシートも面白かった. 白い粉はバターミルク.
◇穴熊とマッシュルーム
一面に薄切りマッシュルームでその下に穴熊. 脂がのった穴熊の間に何か果物の甘さがあると思ったら柿ですね. このマッシュルームはフレッシュでもえぐみもなくて美味しい.
◇子持ち鮎のマデラ酒甘露煮と猪バラ肉煮込み
魚料理と言われた気がするけどどう考えてもメイン級だと思った一皿. マデラ酒で甘露煮にした子持ち鮎の下は確かビールで煮込んだ猪のバラ肉. どちらもちょっと甘口テイストだけども甘露煮がマデラ酒なのがいいのかびっくりするほど相性がいい. 意表を突かれたけれど美味しかった.
◇小鴨のサルミソースと野菜のロースト
メインは北海道産のサルセル. これをモモと胸肉、ササミの部分に分けて食べましたが部位ごとの個性がはっきり出ていて面白かった. 淡白でサルミソースの濃厚な味が楽しめたササミ、弾力が美味しかった胸肉、そしてほのかにクセを醸し出すモモ肉. 微妙なクセがありますがサルミソースを絡めるとあまり気にならないレベル. もうお腹いっぱいです.
◇パール柑ジュレとメレンゲ
メレンゲの器にパール柑ジュレと山椒のアイス. 柑橘の酸味に山椒の風味がぴったり.
◇モンブラン
ミニャルディーズは小さなメレンゲ器にのったモンブラン.
というわけでこの日も大満足. 特にダブルメインかと勘違いするような猪と鮎の料理にはびっくり. 猪の扱いはお手の物なんでしょうけど違和感なく鮎を組み合わせてくるところはさすが.
やっぱりさすがです. 冬の間にもう1回は来たいと思いお店を後にしました.
ごちそうさまでした.
2020/12/03 更新
2020/05 訪問
美味しいジビエとソース
2020年5月の昼です.
昨年以来のラチュレに来ました. 冬の間は1回行った
のみ. 2回は行きたかったのですがタイミングが合わず
数ヶ月ぶりとなりました.
地下の店内に入るとコロナ対策でテーブル席は数を
減らして間隔を開けているみたい. カウンターも心なし
か席の間隔が広いような気がします.
この日もランチタイムですが夜のコースをお願いして
ありました.
◇アミューズ
3品の盛り合わせです.
1品めは木の実のグミを鹿の血の生地で挟んだもの.
アミューズで鹿の血マカロンが出るのはこちらの定番
ですが今回は趣向を変えています. でも鹿の血の味は
変わりません.
2品めはレーズンフォアグラサンド. 濃厚フォアグラです.
3品めのスープは亀のコンソメに潤菜、筍、三つ葉を
加えたもの.
◇海亀の身を桂剥きにした大根で包んだもの. 海亀の身
は淡白ながら弾力があります. 大根はシャキッとして
食感のアクセント. ソースは何だったか忘れました.
付け合わせはいたわかめ.
◇鹿のフリカッセ クリームソース
鹿のある珍しい部分をフリカッセに. 普段はリード・
ヴォーを使うようですが食感はそっくりです. フリカッ
セになってクリームソースとの相性もいい.
◇魚料理は真鯛のポアレ. 火の通り加減が絶妙でとても
ふっくらしていて鯛の旨味溢れています. マニエール
ソースのドライトマトとあさりもいいですね.
◇メインは茨城産鳩を1匹丸ごとサルミソースで.
付け合わせはジロール茸. かなり質がいいとシェフが
言っていましたが確かに美味しかった. 旨味溢れる
腿肉、弾力がある胸肉、手羽、内臓部分と手掴みで
堪能. サルミソースは濃厚なのに滑らかでクリアな
味.
◇デセールはラム酒のスポンジにピーナツアイス.
付け合わせにピーチパイン
◇最後は熊の脂のフィナンシェ
調理法は以前と似たような料理もありますが、素材が
変わっても的確な火入れとソースで楽しませてくれる
ので、季節毎には必ず通いたいお店です.
ごちそうさまでした.
2020/06/20 更新
2019/11 訪問
圧巻のジビエ
2019年11月の昼です。
ジビエのシーズンになりこちらに来なければと訪問しました。
狩猟が始まり2か月余り。特にこれを食べようという食材があったわけではないですが、ラチュレさんならその時にあるいいものを出してくれるに違いないと思って楽しみにしていました。
ということでこの日も昼にジビエコース。この日のメニューは以下のとおり。
◇栗のケークサレ
しっかりと鹿のサラミを入れていますが栗の風味が主役。
鹿は脇役としてバランスよく盛り立てています。
◇セップ茸のタルト
隠し味はコルベール。ここでも鴨の脂がじんわりと口の中に広がって美味しい。
◇ポタージュ 茸と鶉のポーチドエッグ
ここでも鹿のチョリソーがしっかり入っていますポタージュの下には鶉のポーチドエッグ。このポーチドエッグとチョリソーでスープに深みが。
◇鮃のマリネに乾燥小松菜 マコモダケ
マリネした鮃に鹿節をかけています。またマニアックなジビエの使い方。そこにシェフの出身地千葉の乾燥小松菜とそのパウダーをかけています。柚子がほんのり香る鮃に小松菜の青っぽさが魚の甘さを引き立て、鹿節が深みを出しています。鰹節とはまた違う美味しさ。
◇パテアンクルート
この日は雉とフォアグラ入り。軽めに熟成させているという話でしたが付け合わせと一緒に食べるとコクが出てなかなか美味しい。生地との間のコンソメも相変わらず美味しいですね。
◇黒鮑 隠岐産のパイ包み焼き ホタテのムース 鹿のチョリソー 流しバターソース
黒鮑の底に敷かれたチョリソーが憎い演出。ホタテのムースが優しい味を醸し出していて薄めのパイ生地が全体を柔らかく包んで中身の味をうまくまとめています。
◇猪のロースト 大分産 マデラ酒 黒にんにくソース
秋にどんぐりをたらふく食べたであろう猪。その肉・脂の美味しさといったらたまりません。肉の部分と脂身の部分で焼き方を変えているのか、肉の部分はしっとりとしていて噛むとじんわり旨味が出るし、脂は外が少しカリッとしていて香ばしい。マデラ酒ソースの濃厚さと合わさってもなおペロリと食べられるくらい美味しかった。
◇デセール
メレンゲ生地に柑橘と山椒の組み合わせ。柑橘は種類まで聞いたけれど忘れてしまいました。少し苦味がある柑橘の味と爽やかな山椒の組み合わせは猪の脂の後には最適。
◇紅茶
これもシェフの出身地千葉県産の紅茶
◇鬼灯のフィナンシェ
この日も期待に違わぬ素晴らしいコースでした。味だけでなく料理の見た目やプレゼンまで楽しくジビエを食べられるお店はそうはない、と少ない経験ですが思っています。今シーズンもう1回くらい来ようかな。
ごちそうさまでした。
2019/12/24 更新
2019/09 訪問
ジビエだけではないことを証明
2019年9月の昼です.
マイレビュアーさんの鮎のパイ包み焼きのレビューを見て堪らず食べたくなって電話予約。9月でも食べられるのか不安でしたが無事予約することができました。昼に夜コースでの予約です。普段はジビエ目当てなのですがシーズンではないのでどういう料理構成になるのか楽しみな昼でした。
席はカウンターで。活気あるキッチン内を眺めながら楽しんだ2時間でした。
Menu Special
◇鹿のブータンノワール エクレア仕立て
これは新作アミューズですね。
いつもながら鹿のブータンノワールの深い甘さがたまりません。
◇セップ茸と鳩のタルト
セップ茸のコクと鳩肉から滲み出る脂が旨い。
タルト生地もサクッとしていて生地が美味しいのもこのお店の特徴かも。
◇トマトのムースとジュレ 鹿の骨の出汁
トマトジュレも鹿の骨で出汁を取っているというのがLatureらしい。
でもバランスが崩れていないのがさすが。
◇しめ鯖と揚げ茄子, 無花果を液体窒素で固めたバターミルクで
食材をマリネしてあるのですが酸味以外に何となく口の中が爽やか。
暑いのでクミンを少し効かせているとか。
まだ暑いこの季節らしい爽やかな一皿でした。
◇パテアンクルート ハクビシン入り プルーン 小笠原レモン クコ
定番のパテアンクルートですがこの日はハクビシンも入っているとか。
東京近辺では駆除されることがあるそうです。
もちろんこれがハクビシンの味か〜ということにはならず。
でも定番のものだけでなくジビエといえども新しい食材を使っていこうという姿勢はさすが。
◇鮎のショーソン ツルムラサキ ブール・ブランソース
目当ての鮎のショーソン。食べる前に断面の美しさにちょっと見とれました。
層状に綺麗に整列した鮎の間は川海苔とホタテのムース。
和食で鮎なら内臓まで食べさせるのが普通ですがここはあえて内臓をキレイに抜いて身の美味しさで勝負。ふっくらした身が本当に美味しく鮎の風味が全面に出ています。
食べられて良かった。
◇七谷鴨のロースト ヴァンルージュソース
七谷鴨は2-3年前にどこかで食べてとても美味しかった記憶がありますが、後で思い出したらFukushimaでした。
今回は1週間くらい熟成させた七谷鴨を赤ワインソースで。上にはトリュフ。
噛みしめると弾力があって本当に美味しい。モモ肉と胸肉が提供されたのですが、野菜も別皿で来てびっくりするくらいの量。こういうのも嬉しいところ。
◇白味噌バニラ 桃
ホワイトチョコのカップに白味噌入りバニラアイスと白桃のメレンゲ
パティシエさんが変わってもLatureらしさは変わらず。
◇フィナンシェ
この日はジビエ以外でもハイレベルな料理を提供するお店だということを再確認できました。鮎のショーソンはその典型。鮎ということから我々が想像する味と全く別の繊細さに特化した料理。こういうのを経験するとまたジビエのシーズンに通うのが楽しみになります。
量も相変わらずボリュームたっぷりでお店を出る頃にはお腹パンパン。
まだジビエのシーズンに来ます。
ごちそうさまでした。
2019/10/08 更新
2019/05 訪問
リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル
2019年5月の昼です。
前回来た時にカウンターの他の客に運ばれてきたリエーブルと海亀に目を奪われました。「5月中なら両方ともまだあるかもしれません」という言葉を聞いて帰り、改めて予約を取り直して来たのがこの日です。
◇鳩のソーセージ
前2回は鹿の血のマカロンでしたが今回は鳩。それにしても盛り付けが面白い。枝に止まっているかのよう。もちろん味の面でも美味しい。
◇ホワイトアスパラガスのブランマンジェ 帆立とアスパラガス
ブランマンジェの中に帆立とアスパラを落として頂きます。ホワイトアスパラがブランマンジェになり爽やかかつまろやかな仕上がり。帆立はミキュイでフレッシュさも残してあります。
◇雉のコンソメと椎茸フラン
これが雉かという強烈な香り。かなり癖がありますと言われましたが確かにその通り。野生の熟成香ですね。コンソメの下の椎茸フランが雉の香りを幾分和らげています。コンソメ自体はとてもクリアで奥行きがある味わいで丁寧に取ったんだろうなという印象。なかなか興味深い一皿でした。
◇パテアンクルート
「新作です」という声とともに持ってこられたパテアンクルート。以前はファルスに何種類かのジビエのパテを使っていたはずですが新作は鴨オンリーだそうです。確かに以前のような猪や鹿を使っていた時のような重量感はないですが、さっぱりした中にもコクがあります。どっちがいいかは好みがありそうですがこれはこれで良いかなと思いました。
◇海亀のタルタル 山陰わかめ
小笠原で取れた赤海亀のタルタルです。もちろん食べるのは初めてなのですが食感としては今は食べられない牛のユッケに近いでしょうか。もちろん生臭さは欠片もなく素材を上手に処理・調理しています。
◇海亀の前ヒレ アスパラガス
海亀2品めはあの前ヒレです。火を通しているのですがゼラチン質がプリップリの一品。あれだけ動かす部位ですから筋肉が発達していて筋も多いのかと思いましたが、やはり下処理が大変とのことでした。口の中でプルプルととろける食感とやわらかな肉、そして染み込んだソースの味わいは多分海亀の醍醐味なんでしょうね。嬉しい一皿でした。
◇リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル
さて待ち望んだリエーブルです。顔を近づけるとどっしりした香り。スッとナイフは柔らかく入りこぼれる身はほぐしてあるみたいでホロリとした食感ですね。濃厚な肉とソースの味と上のフォアグラの滑らかさがバランスとれていますね。期待通りの熟成香と重厚な味。合わせてくれた赤ワインが進みます。
◇アイス
八丁味噌を混ぜたと言っていた気が。これは面白い味。甘さ一辺倒ではないですね。
リエーブル目当てで来たのですが海亀も2皿食べられて大満足です。初リエーブルなので今後どこで食べてもここと比べるんだろうと思いますが、かなりの満足度です。秋冬のジビエだけでなくオールシーズン楽しみなフレンチです。
ごちそうさまでした。
2019/06/08 更新
2026年1月の昼です.
渋谷でランチということでヒカリエを抜けて青山学院大の方に歩きます.
ラチュレさんも気がついたら一年振り. 特に理由はないけど間をあけてしまいました. ジビエの季節だということで予約を入れて訪問.
いつのまにか2階店舗にも看板ができていました. 私は地下でカウンター席に着席.
室田シェフとご挨拶してコースの始まり.
◇桜肉のタルタル
熊本の馬肉のイチボを使ったタルタル. 馬肉なのにしっかり脂と旨味がある. 土台は自家製ブリオッシュで馬肉の旨味を受け止めてる.
◇蕪のブランマンジェ
蕪のブランマンジェにずわい蟹のほぐし身と甲殻類ジュレ. この甲殻類ジュレと蟹はいいですねぇ.
◇鹿のコンソメ
下にフランを敷いた鹿のコンソメ. 銀杏と木の子入り. 濃厚だけどクセがなくて飲みやすい.
◇ヤイトカツオの燻製
実験的一皿と言ってました. 燻製にしたヤイトカツオの上にカカオ醤を使った薬味. さらにカカオのチュイルとパウダーでカカオたっぷり. カツオの鉄分にカカオのビターな感じの相性の良さがわかります. それに醤で和えた薬味がめちゃうまい.
◇パテアンクルート
定番パテアンクルート. 中は雉って言ってたかな. この辺りから酔って記憶が曖昧. 安心の美味しさです.
◇鮃のパイ包み焼き
中身は確か青森の鮃. 外側は帆立とアオサノリのムース. 鮃がふんわり仕上がっています. 生地もパリサクッと. 今のところパイ包み焼きNo.1はラチュレだな. 中の茶色いところは香茸って聞いた気がする.
◇花びら餅
デセールは花びら餅を模したもの. 牛蒡の土台に白味噌アイス. 上には求肥. 牛蒡の風味らあるけど土臭さはなくこれはすごい.
いやいや久しぶりだけど大満足. もっと早く来るべきだった. 久しぶりすぎでお酒で酔って記憶が曖昧.また来ますよ.
ごちそうさまでした.