6回
2021/07 訪問
サルミソースじゃなくてもおいしい
ぼくたちはジビエを愛する夫婦。当然のことですが、秋から冬にかけてはいろんなお店でサルミソースを求めて食べ歩いています。
このお店はジビエを愛する愛好家の中では有名なお店。四季のうち、三シーズンくらいジビエを食べれるのではないでしょうか。この日は、緊急事態宣言が開けてしばらく。七月ということは夏の季節。サルミソースは余ってしまうので、出すことを控えているそうです。
久しぶりにスタンダードな料理を楽しみました。
アラカルトで三皿お願いして、二人でワインを一本開けましたので、ややさくっといただいた感じです。
カツオのマリネ、サルサ・ヴェルデ
Bonite marinée, salsa verde
これまで見たことがなかったので、新しいメニューでしょうか。あるいは、以前出していた料理を復活させたのかもしれません。カツオはもちろん、サルサ・ヴェルデがとてもおいしくて、これとパンがあれば、永遠にワインが飲めそうです。
フランス ブレス産鳩のロースト
Pigeon bress rôti
ジュのソースの炭火焼き。ジュだと、ソースでごまかすことができないので、シェフの火加減がそのまま味に反映されると思います。そういう意味では、シェフの腕を再確認した料理になりました。肉の旨さがたっぷりと出ています。
土曜日の夜はいつも満席に近いようです。われわれは日曜日に利用することが多いのですが、土曜日の夜はデートで利用するお客さんも多いでしょうね。
ひとりでシェフが料理と給仕を担当しているので、注文やお客さんの来客が集中すると、思ったより時間がかかることもあると思います。慣れたお客さんだと、シェフの様子を見ながら注文をするのですが、そうでないと、そこまでわかりませんので、思ったより時間がかかるように感じるかもしれません。
ひとりでやっているからこそ、このようなリーズナブルな価格だということを理解していただければ、楽しい夜になると思います。
カツオのマリネ、サルサ・ヴェルデ Bonite marinée, salsa verde
ブーダン・ノワールを詰めた鶏手羽先のフリット Aileron de volaiile, farcie de boudin noir
フランス ブレス産鳩のロースト Pigeon bress rôti
2021/07/04 更新
2020/12 訪問
リエーブル(野うさぎ)
ルイ14世はジビエが大好きでしたが、晩年、葉を悪くして、硬いものが食べれなくなりました。それでも、ジビエが食べたいという王のために作られたと言われているのが、リエーブルロワイヤル。野うさぎのジビエ料理です。
夫婦ででかけたこの日はたまたま見かけたのでいただきました。
本当のリエーブルロワイヤルはトリュフが載るのですが、ここでは、それを省略することでリーズナブルに提供してくれます。
濃厚なソース、ジビエ感満載のお肉。ジビエ好きにはたまりません。そうでない人はコース料理が満足感を提供してくれます。
マニアックにも、セミカジュアルにも使えるお店。知る人ぞ知る目黒のフレンチ名店だと思います。
2020/12/24 更新
2020/10 訪問
コスパに優れた本格的フレンチ
このお店には何度も足を運んでいます。基本的には週末の夜、夫婦で出かけてディナーを楽しむというパターン。
この日は、軽く食べたかったので、ワインは1本だけ。料理は三皿を頼んで二人でシェアする形を取りました。フレンチは食べ慣れるとコースよりはアラカルトが多くなるみたいですね。コースもある上に、とてもリーズナブルなので、食べ慣れていない人も楽しめると思います。
一番楽しかったのはスコットランド産山鳩のサルミソース。こういう料理を食べると、いよいよジビエシーズンが到来したことを感じますね。
なお、シェフ一人で仕切っていらっしゃいますので、お店が混雑したときには、給仕に少し時間がかかるかもしれません。だからこそ実現できる価格でもあるので、その点ご理解ください。
2020/11/22 更新
2019/12 訪問
リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル
ジビエ好きだが晩年歯が悪くなったルイ14世のために作られたというジビエ。
それがリエーブル・ア・ラ・ロワイヤルです。
とても手が込んでいる上に、いろいろややこしいので作れる人は少ないそうです。
中井シェフはそれができる数少ない人。
通常はとても高いのですが、トリュフを省いているため、リーズナブルに食べれます。
なんて幸せ!
シェフが今後も作れるように、多くのハンターさんに野うさぎを捕獲してほしいです。
2020/01/02 更新
2018/04 訪問
お酒好きな人のフレンチ
夫婦でディナー利用。
何度も来ていますが、アラカルトよし、コースよし。
この日はアラカルト。
ー軽く熟成させた田舎風豚肉のテリーヌ
ースッポンとコンソメのスープ
ーヒグマとフォアグラのパイ包み焼き、サルミソース
4月になってもまだサルミソースが食べれるのはうれしい。そして、おいしい。
シェフの気さくな人柄も好きです。飲ん兵衛なところも好き。一品、一品が言ってきます。飲んでくれ! したがって、お酒を飲まない人は別のお店に行くほうが楽しめるでしょう。お酒が好きな人はとても楽しめます。
2018/05/07 更新
わたしたちはジビエをこよなく愛する夫婦です。主にクラシックフレンチのお店を中心に、フレンチの料理とワインのマリアージュを楽しんでいます。
緊急事態宣言が終了して、アルコールを提供できるようになったという通知を見たので、早速、お店にお邪魔してきました。この日は日曜日ということもあって、店内はほぼいっぱい。このお店の人気ぶりを再認識しました。
コースが8,000円のみになりましたが、アラカルトもぼちぼち始めているというので、わたしたちはアラカルトで4品お願いしました。
愛農ナチュラルポークの自家製ハムとサラダ
ボリュームたっぷりのサラダ。自家製ハムもなかなかおいしかった。お野菜をいただくと、とてもヘルシーな気分になりますね。
ジャガイモのニョッキ、トリュフ掛け
ニョッキは何回かこのお店でいただいたことがありますが、チーズソースを使ったニョッキは初めてです。たっぷりとトリュフがかかって、贅沢な仕上がり。味付けも、ワインを飲めと言わんばかり。
フランス産山鳩のロティ、サルミソース
思ったよりスパイシーなフレバーがしました。山鳩はまったく癖がないわけではないので、癖があるのは折込済ですが、予想よりスパイシーな感じがあって、とても楽しめました。ジビエが好きな方なら間違いないでしょう。
スコットランド産雷鳥のロティ、ソースアルマニャック
半身を二人でシェア。雷鳥はジビエの中でも癖の強い鳥ですが、この雷鳥はとてもすっきりとしていました。単なる鳩と言われても信じたかもしれません。ソースアルマニャックは初めての体験。サルミソースが好きとはいえ、すべて同じソースでは変化がありませんので、こうして、変化を味わえるのも楽しいですね。
さすがにジビエを二ついただくとパンチがきて、この日はこれにて終了。