ぺぴどんさんが投稿した鮨 一幸(東京/東銀座)の口コミ詳細

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鮨 一幸東銀座、銀座、築地市場/寿司

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

「場所が変わっても、変わることない最高の空間と最高の鮨。」

定期訪問させて頂いている鮨一幸さん。

今回は銀座移転後初訪問となる2024年8月のレビューです。

銀座5丁目の新築ビルの3階。

エレベーターの扉が開き、
バー兼用のウェイティングルームを抜け、
扉を開けると、そこはもう鮨一幸。

札幌のお店をそのまま持ってきたかのような
その静謐さにスッと人心地。

今日も鯛に感動して、
春子に心奪われ、
工藤さんの軽快なトークと
お父様の和やかな笑顔に癒されました。

どこにあっても鮨一幸。

場所が変わっても、変わることない最高の空間と最高の鮨。

唯一無二の輝きでした。

ご馳走さまでした。


▪️料金▪️
コース 60000円/人

▪️コース所要時間▪️
2時間ほど

▪️頂いたもの▪️
⚫︎ツマミ⚫︎
【鯛】★★★★★
【北寄貝】★★★★
【鰹】★★★★★
【水貝】★★★★★
【半生バチコ】★★★★
⚫︎握り⚫︎
【春子鯛】★★★★★★
【新イカ】★★★★★
【縞鯵】★★★★★
【中トロ】★★★★★
【大トロ】★★★★★
【馬糞雲丹】★★★★★
【太刀魚の小丼】★★★★
【新子】★★★★★
【鮑と赤雲丹】★★★★★
【鬼鯵】★★★★★
【穴子】★★★★★
【玉】★★★★★


▪️以下詳細です▪️

【鯛】★★★★★
柵を切り付ける美しい包丁、その切れ味、そして優雅な所作。

見てるだけで美味しさに期待が膨らむ。

箸から伝わるムチっとした感触に持った瞬間に更に期待感が増し、
口に含むとしっとりと舌に馴染み、
噛むほどに甘味を旨味があふれ、
波のように何度も味わいが押し寄せる。

美味い。


【北寄貝】★★★★

密な身が生むシャキシャキの食感。

噛んでいくうちにグングン甘味を主張する、奥ゆかしくも伸びやかな美味しさ。


【鰹】★★★★★

口に入れた瞬間の滑らかな口当たりと、
皮目の香ばしさ。

海苔の香りと深旨みが見事にハマり、
もちっとした身の持つ旨みが引き出され、
そして美しい酸味とキレのある鉄感が余韻でスッと伸びていく。

美しくしなやかな夏の鰹。


【水貝】★★★★★
積丹の紫雲丹と水貝・積丹もずくは全て同じ水場でとれたものを使用し、
鮑の出汁と蓴菜をかけて。

ゴリゴリの食感から香りを軽やかににかつ色濃く醸す水貝から始まり、
ねっとりと濃縮された雲丹の深い甘味が求心力となりお皿に惹きつけ、
そして下に敷かれたもずくは繊維生き生きとして食感良く、
ミネラル感ある鮑の出汁の合わせて頂くと、まさに海。

その展開するような味わいに、
目を瞑ると行ったこの無いはずの積丹の海が浮かんでくる。笑

色鮮やかな蓴菜が食感と視覚に爽やかさを添え、
酢橘がスッキリと味をまとめて夏感が溢れる。


【半生バチコ】★★★★

目の前で切り付ける時から溢れる香り。
炙った表面は香ばしく、中はしっとり艶かしい質感。

口の中で深い香りとねっとり主張してくる旨みが、
いつまでも追いかけるように膨らむ。


握り
移転後1週間目でしたがシャリはバチっと決まり、程よい粘りを持ちつつも、粒たちと解けの良さも両立したいつもの工藤さんのシャリ。

塩味と酸味・旨みのトーンが絶妙でどのネタともしっかりとハマり、一貫一貫に握りの旨さを感じさせ、
そして味わいの波・緩急・濃淡がコースの流れを作り、その流れが握りの魅力を増幅させる。

極上の握り。

【春子鯛】★★★★★★

肉厚で食感はありながら、
とろけるようにシャリに馴染み、
香りと美しい旨みとを口の中でグーっと伸ばしてくる。
澄んでいながらも凛とした強さをもつ、
魔法のような春子。

この一貫に今日も心を奪われる。

これぞ一幸。


【新イカ】★★★★★

持った瞬間の柔らかさと、
その艶かしさに心躍る。
パリっと張りがありながら、
優しい歯切れでシャリと同化して、
甘味を醸す。

ひと噛みひと噛みが「新烏賊」を心地よく感じさせ、儚げな夏の美味しさを堪能。

ゲソは甘味と旨味をプチンと主張。


【縞鯵】★★★★★

脂乗った身が滑らかな口当たりを生み、
噛むほどに甘旨みが膨らみ、
そして香りが追いかけるように伸び、
長い余韻となる。

春子鯛の凛とした美しい味わい、
新烏賊の儚げな甘味からの、
このしっかりとした力強い旨さで流れるようにコースに引き込まれる。


【中トロ】★★★★★

しっとりした身は、
膨よかな香りと重たさのない旨みを持ち、シャリの酸味と交わりバランスよい味わいとなり体に浸透していく。

香りと旨みが作るしみじみとした夏鮪の味わいに浸る。


【大トロ】★★★★★

滑らかでキメの細かな脂。
香りは膨よかで甘味は美しく、
こちらは華やかに伸びていく。

地に足のついた美味しさの中トロと、
この華やかな大トロが、
それぞれに夏鮪の魅力を見せる。


【馬糞雲丹】★★★★★

噛んだ瞬間に、
蓄えた濃い香りと甘味を溢れさせる美国の雲丹。

口の中で海苔の香りに繋がり、
磯感に満ちた味わいが口の中でどんどん作られていく。

一口の中にストーリーがあり、
雲丹を軍艦で頂く意味をしみじみと感じさせてくれる。


【太刀魚の小丼】★★★★

崩してシャリと混ぜて。
香ばしさから、身自身の香りが広がる。
シャリと脂が馴染みつつも、
脂押しではない身の旨みがグンと顔を出し、夏らしい小丼に。


【新子】★★★★★

一貫で一枚サイズ。

柔らかな身質に馴染む程よい酸味。
味わいを引き立て、清涼感ある一口となる。

太刀魚の美しい旨みからの流れからも抜群。


【鮑と赤雲丹】★★★★★

由良の三平赤雲丹の濃い香りと旨みがぐわっと口の中に広がり、
その旨みの波の中で鮑が深く香りと旨みを醸して繋がり、
大波となって口中に満ちる。 

噛みながらどんどん進む味わいの移ろいと、
その先の混じり合い一体化していく味の相乗にため息が出る。

極上の赤雲丹と極上の鮑がつくる見事な掛け算。


【鬼鯵】★★★★★

張りのある身が咀嚼に対して弾力で応え、そして噛むほどに力強くクリアな旨味を主張する。

赤雲丹と鮑の余韻に負けない、
美しく高純度の鯵に浸る。


【穴子】★★★★★

香ばしく焼き上げた穴子。

脂乗った身つつも夏らしく綺麗な脂。
シャリと馴染み気持ちよくコースを締める。


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2024/08/28 更新

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