parisparis877さんが投稿した美加登家(島根/日原)の口コミ詳細

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美加登家日原/日本料理、すっぽん

2

  • 夜の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.5
2回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

土地が誇る食材を、最大限に

場所が場所。
それに鮎だって、季節になればどちらでもいただけます。

それでも、全国から多くのゲストがこちらを目指してやって来る…

私も正直、初めて訪ねる前は、「一度行ければ、きっと満足かな」なんて思っていましたけど、2度目の美加登家さんです♪


ダムのない日本唯一の一級河川、清流高津川の鮎。

その香りの良さに惚れたことも、もちろんあります。
が、我が家は、こちらの山根家の皆さんの隠れファン(笑)

こういうお店の贔屓の仕方も、アリでしょう。
美味しいモノには事欠かない恵まれたご時世。
ただ美味しいだけじゃ、そんな遠方まで行けませんから。


■ 鮎寿司
■ 鮎と冬瓜のお椀
■ あらい
■ 塩焼き
■ 苦うるか 海鼠腸
■ 手長海老のから揚げ
■ 生うるか茄子
■ 鮎の煮浸し
■ 鮎の春巻き
■ 鮎ごはん
■ 鮎の白味噌仕立て
■ 青梅氷


昨年は、鮎の解禁直後の6月に伺って、まだ鮎の身が柔らかな時期だからこそ味わえる「背ごし」で、爽やかな香りを堪能しました。

今年は8月。
身も大きく、頭や骨も硬くなって背ごしには向かないながら、「あらい」で旨みと甘みを楽しませていただきました。

たった数ヶ月変わるだけで、楽しみ方もガラッと変わる。
年魚の鮎ならではの、刹那的な幸せです♪


昨年との違いは、もう一つ。

私たちが昨年訪ねた時は、京都の修行先から戻られたばかりだったご子息が、今年になって、その感性を少しずつお料理に加え始めたこと。

「まずは、美加登屋の料理を覚えることに集中します」と賢明なお話をされていた息子さんが、京都の洗練された空気もコースに乗せてくれています(^^)


なにより素晴らしいのは、その変化を積極的に取り入れられるご主人です。
この親子コラボが、これからも益々楽しみですね♪


こりゃあ、今度は子持ちの季節にでもお邪魔してみますか(^^)

  • いきなり、美加登家さんの新しい風を感じる一品。 鮎寿司です。 酢橘や白板昆布で、香りや風味の幅があって、素晴らしく美味しい♪

  • 鮎と冬瓜のお椀。 焼きの香ばしさと、冬瓜の静かな味わい、そのコントラストが楽しめます。 それを優しく支える、鮎の吸い地もいい。

  • 氷の中から、洗いです(^^) 鮎のお刺身なんて食べられる機会、あまりありません。 背ごしも良かったですが、しっかりと身の甘さを味わえるこちらも美味♪ 年魚ならではの、刹那的な楽しみです。

  • 出ました、真打ち!(^^)

  • まずは、蓼酢を付けずにそのまま。 身が太っていて、ふっくら。やっぱり王道の美味しさ!

  • 2尾目は、より大きなサイズ! 今年は、早くから良型&豊漁とのことで、脂乗りも良き♪ こちらは蓼酢をたっぷり付けて、いただきます(^^)

  • 海鼠腸と、苦うるか。 うるか、こんなに苦かったっけ?(笑) こりゃあ、お酒なしにはいただけませんね(^^) そのお酒、「平家の里」が土地のお酒だそうで、それを杉徳利でいただくと、良く合います。

  • 高津川の手長海老。 本当に今しか獲れない貴重品だそうで、特別に出してくださいました(^^) 旨味がムギュッと詰まっていて、長い手までカリッと美味しい♪

  • 生うるか茄子。 鮮度のある生うるかは、不思議と苦味というよりも旨味のアクセントになる感じ。 タレは蒲焼きのような甘さがあるので、ご飯との相性が完璧(^^) こちらも好みの一皿。

  • 鮎の煮浸し。 鰻ざくのイメージとのこと。まさに! しっかりしたお味の料理が並びますから、こうした爽やかなアクセントはマストですね。 「づくし」のコースをどう楽しめるか、よく考えられています。

  • これも傑作!鮎の春巻きです。 まず、うるか味噌のコクと苦味、その後に実山椒の刺激が来るように巻かれていて、後味がしつこくなりません。 食べる順番を間違えないよう、手でいただく工夫もお見事です♪

  • こちらもお待ちかねの鮎ごはん。 鮎の頭の出汁で、水分量多めで炊かれています。 これだけ鮎をいただいても、これはお構いなしに胃袋に吸い込まれます(^^)

  • そして鮎づくしの最後は、白味噌仕立て。 白味噌の柔らかい甘さで、優しく終着ですね。

  • 青梅を崩して、氷と混ぜながらいただきます。 夏らしい清々しさで、ごちそうさまでした。

  • 生ビール。

  • こちらの土地のお酒、平家の里。 ほとんど出回らない貴重なモノだそう。美味しいです。

  • 普通の徳利と、杉徳利とでいただきましたが、杉徳利の方は不思議とフルーティーに感じられます。 苦うるかには、この杉バージョンが良く合います。

  • とても遠いですが、また伺います(^^)

2025/08/24 更新

1回目

2024/06 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

鮎魂に酔いしれる

この鮎にお目にかかるには、島根県まで数時間掛けて伺うしかありませんが、「その甲斐があるか?」なんて問いは、優に超越した体験が待っています。

この貴重な機会。

せっかくなら、身が柔らかい若鮎の内に楽しみたいとは思っていましたが、鮎コース解禁後すぐのタイミングでご縁がありました。


◆ 鮎の南蛮粥
◆ 鮎と冬瓜のお椀
◆ 背ごし
◆ 鮎の塩焼き
◆ 苦うるか、小うるか、海鼠腸
◆ うるか味噌の包み揚げ
◆ 生うるかと茄子
◆ 鮎の酢の物
◆ 鮎ごはん
◆ 鮎の白味噌仕立て


鮎、おいしい〜。

こちらのご主人の山根さんは、炭の香りが鮎の香りを邪魔することを嫌うそうで、塩焼きはガスで焼くとのこと。

だからか、「香魚」とも呼ばれる鮎の香りが際立ちます♪
「当たり前」を疑える料理人さんは強いですね!


さらに今年は、ゴ・エ・ミヨの「トラディション賞」を受賞されています。

この賞は、伝統を守る賞のイメージが強いですが、守るだけではなくて、やっぱりこうしたチャレンジが伴ってこその、トラディションなのでしょう。


都内の超人気店のような煌びやかさとは無縁。
その土地の恵みだけを、丹念に誠実に仕立てた極上の静けさ。

都内で勤めていると、つい華やかな場所にばかり目が行ってしまいますが、島根、そして全国の素晴らしい食材たちに想いを馳せたくなる、そんなお料理でした。


そして何より、家族経営ならではの、ホッとする温かさがあります。

昨年放送された「情熱大陸」のちょっとした裏話が女将さんから伺えたり、
同番組で紹介された、京都の緒方さんで修行されていたご子息がこの週から戻り、番組通りの好青年ぶりを発揮されていたり(^^)

日本有数の名店なのに、飾らない過ごしやすさが、ここにはあります♪

是非また、お邪魔する機会を探したいです。

  • まずは、鮎の南蛮粥から。 お粥自体も酢飯なので、鮎の南蛮と爽やかにオープニング♪

  • これ好きですー! 香ばしく焼いた鮎と、トロッとした冬瓜との組み合わせ。 吸い地が優しく、香ばしさが滲み出した香りが絶妙。

  • 念願の背ごし。 左の器の氷の下に隠れています。 骨が硬くなってくると、「洗い」に変わるので、限られた期間の贅沢なんです。これを目掛けて来ました!

  • こちらもまた、島根の無形文化財の和紙で水分を取ってからいただきます。 背骨は硬さなど微塵もなく、「シャリっ」という食感のアクセント程度。 初めていただきましたが、ほんのりと甘い〜(^^)

  • 念願の塩焼きに、ご対面ー♪ 頭から「がぶり」。 「むほー!」と声の上がる香り高さ。皮はパリ、身はふわりです♪ 一尾目はそのままいただきます。

  • 昨年の「情熱大陸」の密着の頃に仕込んでいた苦うるかが、こちらでしょうか。 苦うるか、小うるか、海鼠腸の珍味3種。 小うるかは、卵と白子なので、集めるのが大変なんだそう。

  • 以前は、2尾を同時に供されていたと思いますが、この時は時間差でいただけました。 より、焼き立てをいただけて嬉しい♪ こちらには、自家製の蓼酢を付けて。その蓼酢が柔らかくて美味しいから、最高です!

  • こちらが、蓼酢。 擦り立ての蓼に柔らかい酢がちょうどいいので、鮎を食した後も、卓上に残しておいてもらいました(^^)

  • うるか味噌の包み揚げ。 これ、好み♪ 衣が少し甘さがあるので、苦味とのコントラストも良きです♡

  • 生うるかと茄子。 こちらは、生のうるかを調味料に、甘辛く茄子を炊いて。 お茄子がしっかり吸ってくれて、美味。

  • ごはん投入ー! うな重のごはんをいただくような、あの感覚♪ たまらん(笑)

  • うるかが続いたので、さっぱりさせてくれる酢の物は嬉しい。

  • なんですか?この極上料理は? お米が鮎の旨さを纏って、「留椀も出るので、ゆっくりお召し上がりください」のお声は、なんの甲斐もなく、一瞬で平らげてしまいました(^^)

  • そんな訳で、孤独にさせてしまった留椀は、白味噌仕立て。 白味噌が、最後に落ち着かせるように甘く。 軽く干したのかな?鮎はしっかりと存在と旨味を主張して。

  • 青梅のシロップが掛かっています。中には青梅の甘露煮。 すっきりと清涼感で、ごちそうさま。

  • 地元・津和野の「初陣」というお酒。 ふくよかさのある、優しい味わい。

  • 県内、出雲の「天雲」。幾分すっきりで、こちらも好み。

  • 水槽にいっぱいの鮎。 いろんな顔を見せてくれました。

  • その素晴らしい鮎を育んでくれる、清流・高津川。

  • 箸置きも鮎(^^)

  • 組ごとに個室なのも嬉しい! 元は旅館だった強みを存分に、ですね♪

  • 念願、叶いました♪

  • 少し前に改装されたようですね。 遠方からでも、またお伺いしたいです。

2024/06/02 更新

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