parisparis877さんが投稿したRestaurant Régis & Jacques Marcon à Saint-Bonnet-Le-Froid(フランス/リヨン)の口コミ詳細

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  • 夜の点数:5.0

    • ¥60,000~¥79,999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 5.0
      • サービス 4.9
      • 雰囲気 5.0
      • CP 4.9
      • 酒・ドリンク 4.8
2回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.9
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

「キノコの魔術師」の本領を味わいました♪

「マルコン村」内のホテルに2泊しているので、この日は、ニ夜連続になるマルコンディナー。

なんて贅沢な…(^^)

サン=ボネ・ル・フロワは、車だと村の端から端まで5分も掛からないような、とても小さな村ですが、きのこが特産。

村のあちこちに、キノコのオブジェが見られてかわいい♪

なので、レジス・マルコンさんは以前から、「きのこの魔術師」なんて呼ばれていました(^^)

ですから、こちらへお邪魔するなら、断然キノコシーズンがベスト!
まだ走りですが、間に合ったのはうれしい♪


そして、昨晩のアラカルトよりも、コースメニューの方が、キノコのバリエーションも楽しめるとのことで、この日はそのコースを。

■ たんぽぽとミントのジュース
■ セップのムース、チュイル
■ ル・ピュイ産レンズ豆を2種
■ 4種のワンバイトアミューズ
 (エストラゴン・トマト・牛肉・ビーツ)
■ フォワグラのポワレ
■ 手長海老 マリネとグリルの2種
■ キノコのフリカッセ セージの香り
■ ジロール茸 アーティチョークのスパイラル
■ アンコウ ズッキーニ 人参バターのソース
■ キノコ風味のお茶
■ キノコの鱗の中の鳩
■ ブルーチーズとリンゴ
■ 洋梨のソルベ
■ フランボワーズとルバーブのデザート
■ ミニャルディーズ


なるほど♪
昨晩のクラシックなアラカルトから、この日のモダンなコースへ。
とっても素晴らしい食べ比べです。

何を残して、何を変えてきたのか、メゾン・マルコンのその変遷を辿れるような喜びがあります。
そして、新たな変化には、ちゃんと意味があるんだなと感じさせてくれる、とても見事なコース♪

私は、「今」のマルコンさんの方が、ずっと好きですね(^^)

レストランて、やっぱり一回だけの訪問では、気付かないことがたくさんあるなぁ。
大満喫です!


さて余談ですが、今年のボキューズ・ドール。
日本は残念ながら、前回の12位に続き、今年も11位と惨敗…

優勝は、2大会ぶりにお膝元のフランスでした♪

なんと!
実はその優勝シェフが、マルコンさんの三男、ポールさんなんです。

今は、こちらの厨房で肉料理を担当されていて、昨日も腕をふるっていらっしゃいました。

親子二代に渡って優勝したのは、マルコン親子が初めての快挙!
おめでとうございます♪


それにしても、レジスさんもジャックさんも、フロアで料理の説明やら、ソースのサーヴ、時にはお皿の片付けまで、本当にゲストに近いところでお仕事をされています。

ゲストにとっては、とても嬉しいことです。

二夜連続訪問などという暴挙に出てしまいましたが、せっかくの憧れのレストランですから(^^)

いろいろと、より深く深く味わえて、本当に幸せでした♪
必ず、またここへ帰って来るぞ!

  • オープニングは、昨晩と一緒♪ なんとなく、この日の方が心に余裕がある(笑)

  • 中に入っている、キノコのムースがやっぱり美味しい!

  • レンズ豆は、ペーストでも風味がいいですね。

  • 前日と同じ料理のはずなのに、なぜかことさら美味しく感じる(笑) 下に敷かれているレンズ豆の甘さを、キャビアのコクと塩味が引き立たせてくれていて、素晴らしい!

  • レンズ豆。 ル・ピュイ・アンヴレまで行って、我が家も買ってきたので、家でいただくのが楽しみ〜(^^)

  • エストラゴン・トマト・牛肉・ビーツの4種のひと口アミューズ。 前日とはトマトに変わってますし、牛肉も卵黄を使ったユッケ風に。

  • フォワグラと無花果、鉄板の組み合わせ。 これも、素晴らしく美味しい♪

  • セップが香るバター。 我が家にも欲しい(笑)

  • 手長海老は、マリネして野菜やクスクスと。クリームチーズのようなソースが美味しい。 奥にあるグリルは、半生でシンプルに。

  • キノコのフリカッセ。まずは、ハナビラタケから。 シャクシャクとした食感が、とても気持ちいい♪ エマルジョンが香りを立たせてくれますし、添えられたセージの香りで、リフレッシュしながらいただくと、格別!

  • 「私たちの森」で採れるそう(笑) 立派なハナビラタケですねぇ。

  • これこそ本領の一皿でしょう! ぐるりとアーティチョークのソースを敷き詰め、その絨毯の上には様々なキノコ♪ ジロール、タマゴタケ、セップなどなど。スタッフさんも「全部はわからない」と仰るパレード。最高!

  • アンコウが半生に火入れされていて、ホロリとほぐれます。 以前、ボキューズ・ドールの課題食材にもなっていましたし、山間部のお魚はアンコウが主流なのかも。 この人参バターのソースが、甘味があって好み。

  • キノコが香るお茶。 ハーブも入って、ホッと落ち着く一杯。

  • メインの鳩。 メニューに書かれた通り、「キノコの鱗」に覆われています。 鳩の柔らかな身質に、キノコの食感がまとわれて、味だけでなく食感のグラデーションも楽しい! 付け合わせも素晴らしく、見事なメイン♪

  • チーズワゴンにチャレンジし切れませんが、シェフおすすめの「チーズの一皿」をいただきます。

  • こんがり焼かれたチーズを割ると、下には味わいの柔らかいブルーチーズのムースが。 これは香りといい、食感の変化といい、さすがにシェフのオススメ! 美味しい〜(^^)

  • 洋梨の味が濃厚なソルベ。 これ、絶品なんですけど♪

  • もちろん、前日と同様にミニャルディーズもたっぷり(^^)

  • 美味しかったので、デザートは前日と同じものを(笑) コースの〆は、爽やかなデザートが好みなので、フランボワーズは完璧なのです。

  • お茶もバリエーション豊富。

  • 私は、ブラックティーを♪

  • COLLETのロゼ。 初めていただきましたが、どこをどう切り取っても、好みど真ん中♪ これは、家でも調達しよう。

  • シャトー・ヌフのブランなので、やはりローヌらしいボリューム感。 ミネラリーかつ、バターのようなコクと滑らかさ。 キノコ料理が多いので、このぐらいのふくよかさが合う。

  • あんまりジヴリのワインを飲むことがないのですが、こちらは、ピノらしいエレガンスと厚みのある果実味が素晴らしい! 2日目なので、ソムリエさん個人のオススメワインなども教えてもらって、楽しかった(^^)

  • この日は、窓際のお席。 時間と風景の変化を、より感じられます。

  • 近隣に娯楽は何もありませんが、ハイキングコースがいくつかあります。 山岳マップのアプリを使いながらハイキングすれば、人のまったくいない、牧歌的な風景を独占できます♪

  • 村内には、マルコンさんのプーランジュリー&パティスリーもあって、ランチ時は大賑わい♪

  • 近隣の方も、こんな山奥で、こんな洗練されたパティスリーを買えるなんて、とっても幸せですね(^^)

  • 大好きなレモンクリームタルトと…

  • 濃厚なアプリコットのタルト♡ もちろん、どちらも最高ですやん♪

  • 広くはありませんが、イートインできるのが嬉しい(^^)

  • もちろん、焼き立てのバゲット系やクロックムッシュなどのお惣菜系のパンも充実しています♪

  • 最後のディナーの翌朝は、こちらでショソン・ポムとカフェ・オ・レをいただきました。 シュガーで描いたリンゴもかわいいし、もちろんお味も最高です!

  • すると… ジャック・マルコンシェフ自らバンを運転して、系列のビストロやらこちらのパティスリーやらに食材を運んでいます。 遅いディナーの翌朝でも、そうして自ら働く。 素晴らしいなぁ♪

  • ブーランジュリーにいた私たちを見つけて、「昨晩のディナーは別イベントで不在にして、ごめんね」とのご挨拶とともに、このハチミツをプレゼントしてくださいました♪ 一流って、振る舞いが自然に一流なんだなぁ。

2025/09/25 更新

1回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

憧れのマルコンさんに会いに♪

もう、何年も何年も憧れていました!

リヨンから車で約2hという、とっても不便なロケーションのサン=ボネ・ル・フロワという小さな村にありながら、ミシュラン3つ星。

現シェフのジャック・マルコンさんの父、レジス・マルコンさんが開いたレストランです。

レジスさんは、1995年のボキューズ・ドール優勝、そして今はその審査委員長など、肩書きがすごい!


ですが、憧れた理由はそこではなく、そのお人柄♪

多くの日本人シェフが師事してきたこともあって、フランス人シェフとしては日本での露出も多め。
そのすべての場面で優しさが滲み出ているんです。

特に、私が大好きなアントル・ヌーの髙山シェフに多大な影響を与えていることもあって、「この人の料理を食べてみたい…」と、ずーっと願っていました。


メニューには、コースが2種類と、アラカルト。

アラカルトは、クラシカルな大皿。
コースは、モダンな多皿とのこと。

こちらでは二夜続けていただく予定なので、どちらも楽しめそう♪

まずは、アラカルトから行きましょうか(^^)

実際のオーダーは、前菜・魚・肉メイン、だけなのですが、実際にはアミューズもたくさん(笑)

■ たんぽぽとミントのジュース
■ セップのムース、チュイル
■ ル・ピュイ産レンズ豆を2種の食べ方で
■ 4種のワンバイトアミューズ
 (エストラゴン・ニンジン・牛肉・ビーツ)
■ 松ぼっくり
■ レンズ豆のポーチドエッグ
■ トラディショナルロブスター
■ メザン産牛肉(ファングラ?)のステーキ
■ フランボワーズとルバーブ
■ ミニャルディーズ


食事の合間に、厨房も見学させていただきました。

昔、モナコのルイ・キャーンズで見せてもらった時は、もう片付け終わった静かな状態でしたが、今回はディナーの真っ最中(^^)

実際の温度と、活気とで、熱量がスゴイ!

調理スタッフは、なんと22名もいるんだそう。
阿吽の呼吸で回している様子は、圧巻でした。


その場で、シェフのジャックさんと一緒に写真を撮っていただきましたが、これがまた親しみやすくて、とってもいい方なんです♪

こりゃ、お料理で人で、世界中からゲストを呼び込むわけです。
その説得力に完全納得の、幸せディナーでした(^^)

  • まずは、たんぽぽとミントのジュースで、爽やかに食欲を刺激します。 まずは胃を温めるという、日本のそれとは、スタイルが違いますね。

  • 木の根元に生えている、可愛らしいキノコ。 ムース状のセップに何かをコーティングしたモノを、白い石に乗せています。 かわいいし、美味しい(^^)

  • こちらから50kmほどのル・ピュイ・アンヴレは、レンズ豆の名産地! まずはペーストで。優しい甘さが魅力です。 私も赴いて調達してきたので、自宅でいただくのも楽しみ(^^)

  • レンズ豆その2。 レンズ豆、見た目がキャビアに似てますからね。これは遊び心があります。 キャビアの下に、豆ちゃんが敷き詰められているんです(^^)

  • エストラゴン・ニンジン・牛肉・ビーツ、それぞれの ひと口アミューズ。 変化がいろいろあって、とても楽しい♪

  • 「松ぼっくり」と紹介されるのだけど、ホントに松ぼっくりは使ってないよね?(笑) クリスピーな食感と、キノコのふんわりとした美味しさ。 これ、好きです。

  • オリジナルの、セップ香るバターがとても美味しい♪

  • さすがにクラシック! 一皿が大きい。そして、多層。オーダーしたどのお料理にも、テーブルで仕上げのソースがサーヴされて、フレンチらしさを表現しています♪

  • オリジナルのメニューでは、付け合わせがレンズ豆。 ですが、前菜と被るので、ズッキーニに変更してくれました♪ 海老のジュのソースが、とっても美味しい。

  • ボキューズドール優勝シェフが焼いてくれたメイン! 超貴重ー♪ 牛肉はやはり驚きを感じることは少ないですが、赤身の美味しさがしっかり感じられます(^^)

  • プレデザート。 この時期、無花果は外せないんですね。この旅の期間中、すべてのガストロノミーでコースに入っていました。 もちろん、美味しい(^^)

  • ミニャルディーズ、ボリュームがスゴイのよ(笑) 全部食べたけど(^^)

  • デザートは、フランボワーズとルバーブの一皿をチョイス。 爽やかで、満腹でもするするーっと(^^) これも好み〜♪

  • ペルトワ・モリゼから。 キリッとドライ。

  • コルシカのヴェルメンティーノだそう。 ミネラル感というより、ハーブの華やかな香りを強めに感じますね。

  • ここまで南下すると、もう完全にコート・デュ・ローヌのワインが中心ですね。 ドメーヌ・メルランのサン・ジョセフ。シラーはあまり好みの品種ではないのですが、これはエレガントで、とてもきれいなシラー♪

  • ディナーの真っ最中のキッチン。ここはヴィアンドのコーナー。 実際の温度と、活気とで、熱量がスゴイ! 調理スタッフは、なんと22名もいるんだそう。 阿吽の呼吸で回している様子は、圧巻でした。

  • レストランからの景色も、最高〜♪ 60席程度でしょうか。この場所で、世界中からのゲストで満席、かつ予約のハードルも高い。 わずか数席で予約困難だという都内とは、正直、引力の違いを感じちゃいます。

  • 意外とモダンな外観。

  • サン=ボネ・ル・フロワ村は、完全に「マルコン村」ですね(^^)

  • 村には、タイプの違うマルコンのホテルが3棟あって、我が家のは一番リーズナブルなタイプですが、それでも十分に立派(^^)

2025/09/20 更新

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