2回
2025/11 訪問
鳥取のリアル蟹天国はみつきサンに決定!
◯松葉蟹 正式名は楚蟹or頭矮蟹(ズワイガニ、地方名:松葉蟹、越前蟹等) 産卵期は晩冬、旬は晩秋~晩冬 雌の漁期は11月上旬~1月上旬 (資源保護のため漁期が短い) 雄の漁期は11月上旬~3月中旬
お酒①鷹勇 純米吟醸 なかだれ(鳥取) 米品種:麹米・山田錦、掛米・鳥取県産玉栄、精米歩合:50%
①セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと1匹使用)茶碗蒸し 身も内子も外子も全てが入った特濃なウマウマ餡が掛けられた茶碗蒸し、モチロン中にもセコ蟹がタップリ、スタートからその旨みに圧倒されてしまいます
①セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと1匹使用)茶碗蒸し 蟹味噌&内子&外子が絡んだ蟹身、悶絶級の美味しさ 出汁茶碗蒸しの軟らかな食感と優しい旨みと共に頂きました
お酒②千代むすび 純米吟醸 無濾過生原酒(鳥取) 米品種:山田錦100%、精米歩合:55%
②松葉蟹(楚蟹・雄)の脚刺身 透ける様な透明感、産地ならではの鮮度が成せる美しさ ワクワクが止まりません!
②松葉蟹(楚蟹・雄)の脚刺身、醤油数滴垂らし 5代目共幸丸で水揚げされた蟹、醤油で淡い赤色に染まっています 甲羅までも瑞々しくピカピカです
②松葉蟹(楚蟹・雄)の脚刺身、醤油数滴垂らし 蟹臭さが全く無いプリプリな脚身、数滴の醤油が絶妙にマッチ、殻の付いた根元付近まで一気に喉まで咥え濾しとるとクリアーな旨みに悶絶、過去の何処の蟹刺しより美味
③炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)脚先酒用
お酒③亀齢 辛口純米 八拾(広島)《蟹酒使用酒》 米品種:広島県産中生新千本100%、精米歩合:80%
松葉蟹のお猪口 京都の陶芸家へ依頼した特注の蟹のお猪口 緻密な細工に気持ちが上がります
③炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)脚先酒 本日使った脚の先端を全て炭火焼きにして、日本酒と一緒に加熱して熱燗にしたもの 香りと旨みが滲み出したニヤケる味わい
④蟹味噌入り松葉蟹胴身の真薯、松茸&黄柚子皮載せ、利尻昆布&鮪節&鰹節のお出汁のお椀 利尻昆布らしい香りと輪郭のハッキリした旨み 鮪節と血合抜きした鰹節を8:2のブレンドしたお出汁が絶妙です
④蟹味噌入り松葉蟹(楚蟹・雄)胴身の真薯、松茸(和歌山県産)&黄柚子皮載せ、利尻昆布&鮪節&鰹節のお出汁のお椀 松茸の香りが良いけど、主役はやっぱり松葉蟹真薯、蟹味噌餡のコクも極上でウマウマ~
炭火で焼く松葉蟹(楚蟹・雄) 芳ばしい香りが室内に拡がります 見ているだけで涎が出そう( ̄¬ ̄)
⑤炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)、藻塩&完熟酢橘添え 先ずは何も付けずプレーン、加熱され豊潤な香りが口腔内に拡がり、清んだ旨みを目を瞑り沁々と味わう、時間が止まりそう
⑤炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)、藻塩&完熟酢橘添え 先ずは何も付けずプレーン、加熱され豊潤な香りが口腔内に拡がり、清んだ旨みを目を瞑り沁々と味わう、時間が止まりそう
⑥輝太郎柿(鳥取県産)&春菊&蕪の絹濾豆腐和え 完熟の輝太郎柿《2010年、鳥取県園芸試験場で開発、大玉で高糖度》を追熟でトロトロに春菊と蕪を合わせ、絹漉豆腐で白和えに、優しい甘みとトロトロ食感が絶妙
⑦炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)、藻塩&完熟酢橘添え 塩を少し掛けると甘みが増し、次に完熟酢橘を少し掛けるとキリッとする 焼き蟹の様々な良さを垣間見ることが出来ます
⑦炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)、藻塩&完熟酢橘添え 塩を少し掛けると甘みが増し、次に完熟酢橘を少し掛けるとキリッとする 焼き蟹の様々な良さを垣間見ることが出来ます
⑧松葉蟹(楚蟹・雄)爪のフライ、酢橘添え ⑨丹波栗(兵庫県産)の渋皮煮のフライ 丹波栗は丹波地方で栽培する栗の総称で品種ではありませんが、糖度が高く氷温熟成(1ヶ月)により更に糖度が2~5倍になります
⑧松葉蟹(楚蟹・雄)爪のフライ、酢橘添え 揚げ立て熱々で齧ると白い息がフッと出るほど 前年と同じく人生最高の蟹フライです 加熱によりグルサミン酸とアデニル酸が活性化、甘みが増し旨みが口腔内で爆発!
⑨丹波栗(兵庫県産)の渋皮煮のフライ フライにすると更に甘みと軟かさが増します 初めて頂きましたが、薩摩芋と同じ位甘くて、食感は薩摩芋よりもしっかり、着目点が素晴らしい
⑨⑩蟹味噌しゃぶしゃぶ 蟹味噌をやや多めの松葉蟹エキス《胴体解体時の体液》&海水で割ったサラサラ仕上げ、表面積に赤褐色の膜は松葉蟹の脂、因みに松葉蟹の体脂肪率は0.6%、初めて見た!マジ凄い!
⑨⑩松葉蟹(楚蟹・雄)脚のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え×2本 松葉蟹の脂って本当に良い個体でしか浮かばないらしい、それを纏った松葉蟹の蟹味噌しゃぶしゃぶ、前年よりも濃厚でした
⑨松葉蟹(楚蟹・雄)脚のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え 松葉蟹味噌のコク、松葉蟹の身の旨み、波状攻撃にクラクラ、こんなの食べたら来年度も来るしかない! 松葉蟹は個体差があるので善行を積むべし!
⑪蟹味噌溶かしの炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)脚先酒 蟹味噌エキスがタップリ、蟹の風味が怒涛の様に押し寄せ蹂躙されます 少しだけ飲んでも余韻が凄い!
⑫松葉蟹エキス&海水炊きの松葉蟹(楚蟹・雄)の蟹味噌リゾット 先程の蟹味噌しゃぶしゃぶの甲羅に再び蟹味噌を加え、刻み白葱を入れた他は米と蟹と海水 シンプルながら見る者を圧倒、ワクワクするなぁ
⑫松葉蟹エキス&海水炊きの松葉蟹(楚蟹・雄)の蟹味噌リゾット、削り自家製唐墨(兵庫県坊津産)掛け 蟹味噌のコクと蟹エキスがじわじわと浸透、追い掛け削り唐墨に追い討ちされ、痛風になりそう!
⑬揚げ海老芋(大阪府富田林産、6時間焚き)の松葉蟹(楚蟹・雄)餡掛け 揚げ海老芋が最高、素晴らしいクオリティ しかも松葉蟹餡は透明感のある旨み、松葉蟹餡だけ永遠に食べられるくらい好み
⑬揚げ海老芋(大阪府富田林産、6時間焚き)の松葉蟹(楚蟹・雄)餡掛け カラッと揚げられた軟らかく焚かれた海老芋、滑らかな口溶けで優しい甘みと旨みが良い 緒方大将の煮海老芋を連想する位、素晴らしい
⑭松葉蟹(楚蟹・雄)&松葉蟹(楚蟹・雌)の殻で取ったスープの松葉蟹(楚蟹・雄)載せラーメン 蟹鍋を出したくないとのことで登場した松葉蟹ラーメン、ビスクとかでなくスッキリとしつつも蟹の旨みが沁みるスープ
⑭松葉蟹(楚蟹・雄)&松葉蟹(楚蟹・雌)の殻で取ったスープの松葉蟹(楚蟹・雄)載せラーメン 捻れそうに無かったので麺リフトのみ 麺もスープもあっという間に完食、お腹いっぱい!
⑮セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯 はぁ、食べたもう食べられない!と思ったら炊き込みご飯が登場! このビジュアルにKOされてしまう お腹が裂けても絶対に食べる!という絶品
⑮セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯 甲羅に詰まった身と蟹味噌と内子 混ぜ合わせると涎が垂れそう( ̄¬ ̄) 蟹の風味と蟹味噌のコク、激ヤバ!
⑮セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯 限界だけどお代わりした!2杯半、苦しい ⑯お漬け物(木耳、白菜) 木耳も白菜も美味しい、炊き込みご飯との組み合わせ、最高だぁ
お飲み物①焙じ茶
⑰洋梨(鳥取県産)入り洋梨ゼリー&あんぽ柿(鳥取県産)入りあんぽ柿羊羹の2層ゼリー羊羹 日本料理店らしい丁寧の和菓子が嬉しい これがまた美味しい、緒方大将の羊羹を思い出します
店内は木板張り天井、淡いクリーム色の壁とセンターに細い石タイルを貼った飾り柱、木製の調度品、明るめのダウンライト照明、清潔感があり、上質で寛げる空間 お席はカウンター9席と個室6席の合計15席
JR山陰本線鳥取駅から徒歩7分の「みつき」さん 2016年開業、大将ご夫妻の2名体制 旧店舗(鳥取市内、2013年~2016年)から移転開業 御影石タイル貼り、コンクリートの飾り壁、お洒落な佇まい
2025/11/22 更新
2024/11 訪問
鳥取の本物の蟹天国はココで決まり!
JR山陰本線鳥取駅から徒歩7分の「みつき」さん。
この度は食べ友さまが貴重なお席にお誘い下さいましたので、初訪問が叶いました。
有り難うございました。
m(_ _)m
2016年開業、大将ご夫妻の2名体制。
旧店舗(鳥取市内、2013年~2016年)から移転開業。
大将は東京の日本料理店で13年修行し、地元に戻られ開業されたそう。
外観は御影石の外枠に打ちっぱなしコンクリートの丸みを帯びた柱、内側に白いタイル貼り壁とラウンジかフレンチorイタリアンが入居していそうのデザインのお洒落な佇まい。
柱の奥に2階へ上がる階段があり、昇り口に橙色の暖簾が掛けられています。
店内は木板張り天井、淡いクリーム色の壁とセンターに細い石タイルを貼った飾り柱、木製の調度品、明るめのダウンライト照明、清潔感があり、上質で寛げる空間です。
お席はカウンター9席と個室6席の合計15席。
おまかせコースとお酒代でお会計は50,000円也。
写真に解説を付けています。
今回は松葉蟹尽くしを頂きまして、質&量共に、そしてバリエーションも素晴らしかったです。
詳しくは写真に付けた解説に譲りますが、産地ならではの鮮度の良さを活かしたお料理でした。
松葉蟹の鮮度に頼っただけのお料理を出すお店とは比べ物になりません。
そこに料理人としての気概を感じます。
もしグラスでのシャンパーニュや白ワインの提供があれば・・・
極上の松葉蟹をより楽しめたんだろうなぁ。
ご馳走さまでした。
◯松葉蟹
正式名は漢字だと楚蟹or頭矮蟹(ズワイガニ、地方名:松葉蟹、越前蟹など)
産卵期は晩冬、旬は晩秋~晩冬
雌の漁期は11月上旬~1月上旬
(資源保護のため漁期が短い)
雄の漁期は11月上旬~3月中旬
浜坂漁協に所属する漁船が操業する漁場は、隠岐諸島周辺や兵庫県・鳥取県の沖合。
楚蟹は水深200m~600m、似ている紅楚蟹は水深500m~2,500mに生息。
美味しさは楚蟹>紅楚蟹です。
今回の楚蟹は第十八永晃丸《排水量72t、母港:諸寄漁港、浜坂漁協所属》が水揚げしたもの。
多少のシケでも出航が可能な船体サイズ、更に生息域と同じ水温に設定した冷海水槽があり、楚蟹のストレスを軽減し、港まで持ち帰える事が出来ます。
船上で楚蟹を手作業で計測、選別、タグ付け、傷つけあわないよう爪をバンドで固定し水槽に入れるそうです。
あ、「みつき」さんではタあグのバンドをお客の目の前で鋏に付いている状態をカットします。
それは産地偽装をしないことの証だからです。
(使い回しをしません!という意思表示です)
お料理
①セコ蟹茶碗蒸し
②松葉蟹《4番脚》の刺身、醤油数滴垂らし
③蟹味噌入り松葉蟹胴身の真薯、松茸載せ、刻み松茸軸入り、利尻昆布&鮪節&鰹節のお出汁のお椀
④炭火焼き松葉蟹《1番脚》、藻塩&完熟酢橘添え
⑤炭火焼き松葉蟹《2番脚》、藻塩&完熟酢橘添え
⑥松葉蟹爪のフライ、酢橘添え
⑦日野菜のフライ、黒胡椒載せ
⑧炭火焼き松葉蟹脚先漬け酒
⑨松葉蟹爪のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え
⑩松葉蟹《3番脚》のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え
⑪松葉蟹《4番脚》のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え
⑫蟹味噌溶かしの松葉蟹出汁
⑬松葉蟹エキス&海水炊きの松葉蟹の蟹味噌リゾット、削り唐墨掛け
⑭セコ蟹炊き込みご飯
⑮滑子入りお味噌汁
⑯お漬け物
⑰代白柿
外観は御影石の外枠に打ちっぱなしコンクリートの丸みを帯びた柱、内側に白いタイル貼り壁とラウンジかフレンチorイタリアンが入居していそうのデザインのお洒落な佇まい
JR山陰本線鳥取駅から徒歩7分の「みつき」さん 2016年開業、大将ご夫妻の2名体制 旧店舗(鳥取市内、2013年~2016年)から移転 大将は東京の日本料理店で13年修行、地元に戻られ開業
店内は木板張り天井、淡いクリーム色の壁とセンターに細い石タイルを貼った飾り柱、木製の調度品、明るめのダウンライト照明、清潔感があり、上質で寛げる空間 お席はカウンター9席と個室6席の合計15席
◯松葉蟹 正式名は楚蟹or頭矮蟹(ズワイガニ、地方名:松葉蟹、越前蟹等) 産卵期は晩冬、旬は晩秋~晩冬 雌の漁期は11月上旬~1月上旬 (資源保護のため漁期が短い) 雄の漁期は11月上旬~3月中旬
浜坂漁協に所属する漁船が操業する漁場は、隠岐諸島周辺や兵庫県・鳥取県の沖合 楚蟹は水深200~600m、似ている紅楚蟹は水深500~2,500mに生息 美味しさは楚蟹>紅楚蟹です
お酒①ヱビスビール(瓶ビール、サッポロビール)
①セコ蟹(雌、丸ごと1匹使用)茶碗蒸し 身も内子も外子も全てが入った特濃なウマウマ餡が掛けられた茶碗蒸し、モチロン中にもセコ蟹がタップリ、スタートからその旨みに圧倒されてしまいます
今回の楚蟹は第十八永晃丸《排水量72t、母港:諸寄漁港、浜坂漁協所属》が水揚げしたもの シケでも出航が可能な船体サイズ、更に生息域と同じ水温に設定した冷海水槽があり、楚蟹を生きたまま港まで持ち帰えます
「みつき」さんではタあグのバンドをお客の目の前で鋏に付いている状態をカットします それは産地偽装をしないことの証だからです (使い回しをしません!という意思表示)
②松葉蟹(雄)の脚刺身《4番脚》 蟹臭さが全く無いプリプリな脚身、数滴の醤油が絶妙にマッチ、殻の付いた根元付近まで一気に喉まで咥え濾しとるとクリアーな旨みに悶絶 過去に頂いた何処の蟹刺しよりも美味
③蟹味噌入り松葉蟹胴身の真薯、松茸載せ、刻み松茸軸入り、利尻昆布&鮪節&鰹節のお出汁のお椀 利尻昆布らしい香りと輪郭のハッキリした旨み 鮪節か血合抜きした鰹節か悩む、お伺いすると8:2のブレンドでした
③蟹味噌入り松葉蟹(雄)胴身の真薯、松茸(鳥取県産)載せ、刻み松茸軸(鳥取県産)入り、利尻昆布&鮪節&鰹節のお出汁のお椀 松茸の香りも良いが、主役はやっぱり松葉蟹真薯、蟹味噌餡のコクも極上でウマウマ~
④炭火焼き松葉蟹(雄)《1番脚》 目の前で炭火で焼くのですが、松葉蟹を焼くのはなかなか難しいらしい 緒方さん曰く「炭の配置から考えて熱の気流を読んで焼く必要があるのだそう」
④炭火焼き松葉蟹(雄)《1番脚》、藻塩&完熟酢橘添え 先ずは何も付けずプレーン、加熱され豊潤な香りが口腔内に拡がり、清んだ旨みを目を瞑り沁々と味わう、時間が止まりそう
⑤炭火焼き松葉蟹(雄)《2番脚》、藻塩&完熟酢橘添え 塩を少し掛けると甘みが増し、次に完熟酢橘を少し掛けるとキリッとする 様々な良さを垣間見る薬味を活かす食材だと実感
お酒②鷹勇 純米吟醸 なかだれ(鳥取) 米品種:麹米・山田錦、掛米・鳥取県産玉栄、精米歩合:50%
⑥松葉蟹(楚蟹・雄)爪のフライ、酢橘添え ⑦日野菜(蕪の1種、長野県産)のフライ、黒胡椒載せ
⑥松葉蟹(雄)爪のフライ、酢橘添え 揚げ立て熱々で齧ると白い息がフッと出るほど 人生最高の蟹フライと言っても過言ではない 来年も是非訪れたい!と思わせる逸品でした シャンパーニュ飲みたい!
⑦日野菜(蕪の1種、長野県産)のフライ、黒胡椒載せ 上部がラディッシュの様に赤くなるミニ大根の様なシルエットの蕪、瑞々しく甘みがあり、フライという調理法がマッチした食材です
⑧炭火焼き松葉蟹(雄)脚先漬け酒 本日使った脚の先端を全て炭火焼きにして、日本酒と一緒に加熱して熱燗にしたもの 香りと旨みが滲み出したニヤケる味わい
⑨松葉蟹のしゃぶしゃぶ風景 蟹味噌をやや多めの松葉蟹エキス《胴体解体時の体液》&海水で割ったサラサラ仕上げ 鮮度が良いので本当に瑞々しく風味か良い
⑨松葉蟹(雄)爪のしゃぶしゃぶ ⑩松葉蟹(雄)脚《3番脚》のしゃぶしゃぶ ⑪松葉蟹(雄)脚《4番脚》のしゃぶしゃぶ 蟹味噌和え ビジュアルだけでハアハアしちゃう!(*´Д`)
⑪松葉蟹(雄)脚《4番脚》のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え 松葉蟹味噌のコク、松葉蟹の身の旨み、波状攻撃にクラクラします 3つも食べられる喜びにうち震えます
⑫蟹味噌溶かしの松葉蟹出汁 蟹味噌エキスがタップリ入った松葉蟹 蟹の風味が怒涛の様に押し寄せます 少しだけ飲んでも余韻が凄い!
⑬松葉蟹エキス&海水炊きの松葉蟹(雄)の蟹味噌リゾット 刻み白葱を入れた意外は米と蟹と海水のみ シンプルな調理ながら見る者を圧倒、ワクワクするなぁ
⑬松葉蟹エキス&海水炊きの松葉蟹(雄)の蟹味噌リゾット、削り唐墨(自家製)掛け 蟹味噌のコクと蟹エキスがじわじわと浸透してくるようです 追い掛け削り唐墨に追い討ちされ、痛風になりそう!
⑭揚げ海老芋(大阪府富田林産)の松葉蟹餡掛け カラッと揚げられた軟らかく焚かれた海老芋、滑らかな口溶けで優しい甘みと旨みが良い しかも松葉蟹餡は透明感のある旨み、松葉蟹餡だけ永遠に食べられるくらい好み
⑮セコ蟹(雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯 はぁ、食べたもう食べられない!と思ったら炊き込みご飯が登場! このビジュアルにKOされてしまう お腹が裂けても絶対に食べる!という絶品
⑮セコ蟹(雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯 セコ蟹に詰められていた身と蟹味噌と内子 混ぜ合わせると涎が垂れそう( ̄¬ ̄) 蟹の風味と蟹味噌のコク、激ヤバ! 限界だけどお代わりした!
⑮セコ蟹(雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯 ⑯滑子入りお味噌汁 ⑰お漬け物(昆布、刻み白菜)
⑱代白柿(奈良県西吉野産江戸柿をエチレンガスを充填した部屋に2~3日置いて渋抜きした柿、京都府産) トロトロな食感、実はかなり好きなんです まさか鳥取で頂けるなんて嬉しい
2024/11/19 更新
JR山陰本線鳥取駅から徒歩7分の「みつき」さん。
この度は食べ友さまが貴重なお席にお誘い下さいましたので、再訪問が叶いました。
有り難うございました。
m(_ _)m
2016年開業、大将ご夫妻の2名体制。
旧店舗(鳥取市内、2013年~2016年)から移転開業。
大将は東京の日本料理店で13年修行し、地元に戻られ開業されたそう。
外観は御影石の外枠に打ちっぱなしコンクリートの丸みを帯びた柱、内側に白いタイル貼り壁とラウンジかフレンチorイタリアンが入居していそうなデザインのお洒落な佇まい。
柱の奥に2階へ上がる階段があり、昇り口に橙色の暖簾が掛けられています。
店内は木板張り天井、淡いクリーム色の壁とセンターに細い石タイルを貼った飾り柱、木製の調度品、明るめのダウンライト照明、清潔感があり、上質で寛げる空間です。
お席はカウンター9席と個室6席の合計15席。
おまかせコースとお酒代でお会計は55,000円也。
写真に解説を付けています。
今回は前回よりも更にクオリティが上がっており、満足度も上がりました。
松葉蟹尽くしは、質&量共に、そしてバリエーションも素晴らしかったです。
詳しくは写真に付けた解説に譲りますが、産地ならではの鮮度の良さを活かしたお料理でしたし、産地の良さに傲らない真摯なお料理でした。
松葉蟹の鮮度に頼っただけのお料理を出すお店とは比べ物になりません。
そこに料理人としての気概を感じます。
ご馳走さまでした。
◯松葉蟹
正式名は漢字だと楚蟹or頭矮蟹(ズワイガニ、地方名:松葉蟹、越前蟹など)
産卵期は晩冬、旬は晩秋~晩冬
雌の漁期は11月上旬~1月上旬
(資源保護のため漁期が短い)
雄の漁期は11月上旬~3月中旬
浜坂漁協に所属する漁船が操業する漁場は、隠岐諸島周辺や兵庫県・鳥取県の沖合。
楚蟹は水深200m~600m、似ている紅楚蟹は水深500m~2,500mに生息。
美味しさは楚蟹>紅楚蟹です。
今回の楚蟹は5代目共幸丸《2024年新造、排水量116t、母港:諸寄漁港、浜坂漁協所属》&第十八永晃丸《排水量72t、母港:諸寄漁港、浜坂漁協所属》が水揚げしたもの。
多少のシケでも出航が可能な船体サイズ、更に生息域と同じ水温に設定した冷海水槽があり、楚蟹のストレスを軽減し、港まで持ち帰える事が出来ます。
船上で楚蟹を手作業で計測、選別、タグ付け、傷つけあわないよう爪をバンドで固定し水槽に入れるそうです。
あ、「みつき」さんではタグのバンドをお客の目の前で鋏に付いている状態をカットします。
それは産地偽装をしないことの証だからです。
(使い回しをしません!という意思表示です)
お料理
①セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと1匹使用)茶碗蒸し
②松葉蟹(楚蟹・雄)の脚刺身、醤油数滴垂らし
③炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)脚先酒
④蟹味噌入り松葉蟹(楚蟹・雄)胴身の真薯、松茸(和歌山県産)&黄柚子皮載せ、利尻昆布&鮪節&鰹節のお出汁のお椀
⑤炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)、藻塩&完熟酢橘添え
⑥輝太郎柿(鳥取県産)&春菊&蕪の絹濾豆腐和え
⑦炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)、藻塩&完熟酢橘添え
⑧松葉蟹(楚蟹・雄)爪のフライ、酢橘添え
⑨丹波栗(兵庫県産)の渋皮煮のフライ
⑨松葉蟹(楚蟹・雄)脚のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え
⑩松葉蟹(楚蟹・雄)脚のしゃぶしゃぶ、蟹味噌和え
⑪蟹味噌溶かしの炭火焼き松葉蟹(楚蟹・雄)脚先酒
⑫松葉蟹エキス&海水炊きの松葉蟹(楚蟹・雄)の蟹味噌リゾット、削り自家製唐墨(兵庫県坊津産)掛け
⑬揚げ海老芋(大阪府富田林産、6時間焚き)の松葉蟹(楚蟹・雄)餡掛け
⑭松葉蟹(楚蟹・雄)&松葉蟹(楚蟹・雌)の殻で取ったスープの松葉蟹(楚蟹・雄)載せラーメン
⑮セコ蟹(楚蟹・雌、丸ごと4匹使用)炊き込みご飯
⑯お漬け物(木耳、白菜)
⑰洋梨(鳥取県産)入り洋梨ゼリー&あんぽ柿(鳥取県産)入りあんぽ柿羊羹の2層ゼリー羊羹