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博多らーめん Shin-Shin 博多デイトス店 ★★★★☆(4.0) 博多駅の喧騒を抜け、エスカレーターを降りた先に漂う、独特の豚骨の香り。夕方の少し疲れた身体には、その匂いがやけに心地よく感じられた。行列の先にあるのは「博多らーめん Shin-Shin」。駅ナカにありながらも、どこかローカルの空気を残している。赤い暖簾と、厨房から立ち上る湯気。それだけで、すでに期待が高まる。 席に通され、注文したのは「チャーシューメン」。ほどなくして運ばれてきた丼は、思わず息をのむほど美しかった。白濁したスープの上に、薄くスライスされたチャーシューが円を描くように並び、その中心にはきくらげと青ねぎ。全体のバランスが絶妙で、どこか音楽的ですらある。レンゲでスープをひと口。まろやかでいて、芯のある味。豚骨のコクが舌の上で静かに広がり、ほんの少しの塩気が全体をまとめている。重たさはなく、むしろ軽やか。飲むたびに、博多の空気をひと吸いしているような気分になる。 細麺は博多らしく、歯切れのいいストレート。替え玉前提の軽さだが、しっかりとした存在感がある。スープとの絡みがよく、啜るたびに「もう一口」と誘われる。チャーシューは脂がほどよく抜け、口の中でゆっくりと溶けていく。肉そのものの旨味を残しつつ、スープの味を邪魔しない。何気ないようで、計算された一枚一枚。職人の丁寧な手仕事を感じた。 周囲を見渡すと、観光客も地元の人も入り混じり、それぞれの一杯に向き合っている。笑い声や箸の音が混ざり合い、まるで交響曲のようだった。店員の声は明るく、テンポがいい。無駄のない動きに、忙しさの中にもプロのリズムがある。 食べ終えるころには、スープの底が見えていた。満腹というより、満たされたという感覚。派手な演出も、奇をてらった味もない。ただ、真っすぐに「美味しい」がある。そんな一杯だった。店を出ると、外の夜風が少し冷たく感じられた。けれど、身体の奥にはまだ、あのスープのぬくもりが残っていた。
2025/10訪問
1回
たまに食べたくなる名古屋名物の手羽先。 大阪でも味わえるとのことで、梅田東通店に初めて行ってみました。 まずは手羽先コショウ少なめとビールを注文! 仕事終わりの1杯と久々の手羽先に上機嫌♪ 手羽先のコショウは好みの量が選べますが、コショウ少なめが個人的には好きです! 全体的に味濃い目のものが多い印象はありますが、他にもメニューはたくさんあり、充実していると思います。 鉄板ナポリタンが名古屋っぽくて美味しかったです。
2025/08訪問
1回
初めてのグラングリーン。 店内は狭いですが、そこまで並ばずに入店することができました。 ちょうどランチのお店で迷っていたところにメニューで見たステーキランチを思い切って注文しました。 赤身のお肉で個人的には好きでした。 ローストビーフ丼がメニューに追加されたらさらにうれしいです。 でもランチは特に魚の方がお得なのかもしれません。 今度は鰹のたたきの方も食べてみたいです。
2024/09訪問
1回
北の味心竹ちゃんの野菜たっぷり湯豆腐は、ヘルシーで満足感のある一品です。まず、豆腐の質の高さが際立ちます。絹ごし豆腐は滑らかでクリーミーな食感が楽しめ、口の中でほろりと崩れながらも大豆の豊かな風味をしっかりと感じさせます。 湯豆腐の魅力は何と言っても新鮮な野菜の豊富さです。白菜、人参、椎茸、えのき、春菊などがたっぷりと盛り込まれており、それぞれの野菜が持つ甘みや旨味が豆腐との相性抜群です。特に、野菜のシャキシャキとした食感と、豆腐の柔らかさの対比が心地よく、食べ応えがあります。 また、だしの風味が絶妙です。昆布と鰹節からとった上品なだしが、豆腐と野菜の味を引き立てます。ポン酢やゴマダレでいただくことで、さっぱりとした後味が楽しめるのも嬉しいポイントです。 全体的に、竹ちゃんの野菜たっぷり湯豆腐は、素材の新鮮さと調理の丁寧さが感じられるヘルシーで美味しい料理です。体にも優しく、満足感のある一品を求める方にぜひおすすめしたいです。 北の味心竹ちゃんの刺身定食は、新鮮な海の幸を存分に堪能できる贅沢な一品です。まず目を引くのは、美しく盛り付けられた刺身の数々。マグロ、サーモン、ホタテ、エビなど、その日の仕入れによって異なる新鮮な魚介が提供され、彩り豊かで視覚的にも楽しめます。刺身はどれも新鮮で、口に入れるととろけるような食感とともに、魚の旨味が広がります。特に、ホタテの甘みとエビのプリプリとした食感は格別です。 定食には、ご飯、味噌汁、小鉢、お漬物が付いており、バランスの取れた内容です。味噌汁は出汁が効いており、ほっとする味わい。小鉢には季節の野菜を使った和え物や煮物が並び、箸休めとしても楽しめます。全体的にボリュームがあり、満足感も高いです。竹ちゃんの刺身定食は、素材の鮮度と料理の丁寧さが際立つ一品で、魚介の本来の美味しさを堪能したい方にぜひおすすめしたい定食です。
2024/05訪問
2回
さしすは、素材の鮮度が際立つお寿司屋。握りたての寿司は新鮮で、魚の旨味が口いっぱいに広がる。特にネタのバリエーションが豊富で、シャリも絶妙な酢加減。シンプルながらも職人技が光る料理。店内は清潔感があり、カウンター越しの職人との会話も楽しい。ただし、混雑時は待ち時間が発生することも。リーズナブルな価格で高品質な寿司が味わえるお店。 また、「うにく」の特筆すべき点は、絶妙なバランスと舌触りです。新鮮なウニが口の中でとけ、肉の旨味と調和し、絶品の味わいを生み出しています。この贅沢な一皿は、シーフード愛好者にとっては絶対に試すべき逸品です。
2023/12訪問
1回
もつ幸 ★★★★☆(4.0) 博多の夜は、不思議なやさしさがある。少し湿った風と、人いきれと、どこからか漂う出汁の香り。その香りに導かれるように歩いて辿り着いたのが、「もつ幸」だった。古びた暖簾と、控えめな看板。観光客向けというより、地元の人が信頼して通う場所、という空気が漂っている。予約で埋まった店内には、笑い声と湯気が混ざり合い、冬の夜の居心地をいっそう深くしていた。 通されたのは、壁際の小さなテーブル席。ほどなくして運ばれてきたのは、白濁のスープに浮かぶもつ鍋。一般的な味噌や醤油ベースとは違い、もつ幸のスープはあっさりとした鶏ガラ出汁。澄んだ色合いの中に、深い旨味が潜んでいる。まずはスープをひと口。驚くほど軽やかで、塩気も控えめ。それでいて、奥行きのある優しい味。疲れた身体にすっと染み込んでいく。 もつは小ぶりでぷりっとしており、脂のしつこさがない。噛むと弾力があり、スープの旨味をまとって口の中でほどけていく。キャベツやニラの甘みがじんわりと広がり、全体のバランスが見事だ。特徴的なのは、鍋に入る大量の餃子の皮。最初は意外に思ったが、スープを吸って柔らかくなった皮がまるでパスタのようで、箸が止まらない。出汁の旨味をすべて吸い込んでおり、もつ以上に印象に残った。 店員さんは忙しい中でも丁寧で、言葉少なに気を配ってくれる。替えスープや追加の具材を頼むと、ほどなくして笑顔で持ってきてくれる。決して派手な接客ではないけれど、その自然な距離感が心地よい。店内は満席で、隣のテーブルとの距離も近いが、それもまたこの店の味の一部だと思う。鍋を囲む人たちの声や笑顔が、温かいスープの湯気と一緒に漂っている。 最後の締めはちゃんぽん麺。スープをたっぷり吸った麺をすすりながら、ふと「また来たい」と思った。高級感はないけれど、ここには“特別な日常”がある。旅の途中で立ち寄った身でありながら、どこか懐かしい気持ちになる不思議な場所。店を出ると、冷たい夜風が少しだけ頬を撫でた。その瞬間、まだ口の中には、もつ幸のスープの余韻が静かに残っていた。