「海鮮」で検索しました。
1~6 件を表示 / 全 6 件
ゴールデンウィークも終わった頃の平日、どこで夕飯食べようか〜と木倉町を彷徨っていたら…あら、吟さん、表にメニュー表が出してある。今夜は予約無しでも入れるのね!ということで突入。 実はこのお店は2回目。 前回は奥のテーブル席でしたが今回はかぶりつきのカウンター席!やったね。日本酒を頼むとお猪口も好きなものを選ばせてくれて、酒器も見たことないデザインの美しさで俄然、テンション上がります。 お料理は何を食べても美味しい。 一人前で注文した刺身の盛り合わせは見目麗しく、どれも新鮮でぷりっぷり。特に水蛸が美味しかった。ホタルイカの酢味噌和えでさらに日本酒飲むペースを加速させながらの焼き物、何の魚かは失念しましたが(コチだったかな〜、グジだったかな〜)焼き目の皮がパリッパリで身の部分はフワフワの絶妙な焼き加減。口に入れた瞬間、思わず「うまっ!」と声に出してしまった 笑。あと大蛤の酒蒸し!これはもう、ビジュアル見てもらえば多くを語る必要も無いと思うんだけど…もう、アートですよアート!まさに芸術品。弾力ある身を口いっぱい頬張って酒で流し込む至福。 とうもろこしの天ぷらも、シメに食べたジャコと大葉と白胡麻のおにぎりも美味しくて大満足。 そしてここ吟さんは料理は勿論のこと、 それに加えて接客が素晴らしいんですよ。 不躾ながら飛び込みでお店に入った時も「この後少し多い人数での予約が入っておりまして…19時以降はお料理の提供にお時間がかかりますがよろしいですか?」とひと言ことわりを入れてくれたり(そういう気遣いが嬉しい)その女将さんは日本酒に詳しくてどんなリクエストにも応えてくれる。それと隣にいたのが外国観光客のカップルだったんだけど、そのお客様に対して突然バイトの男の子が流暢な英語で喋りだした時はマジで度肝抜かれた笑。あとで聞くとそのバイト君は某大学の学生さん、とのことでしたがその子だけじゃなく女将さんも時々バイト君に訊きながら自ら英語で接客されてて、いや〜今どきの金沢は英語必須かぁ、いろいろ勉強されてるんだなぁと感心しきりでございました。 料理と接客に誠実さと丁寧さがにじみ出ていて、とても気持ちよい時が過ごせるお店です。また寄らせていただきます。ごちそうさまでした。
2024/05訪問
1回
ちょいと野暮用で、お正月は東京に行っておりました。 元旦は初詣巡りでゆっくりランチもできないだろうし、2日の日は落ち着いてお昼ごはん食べたいね! ということで選んだのがたまさかさん。 立地も東京駅近くでわかりやすいし、雰囲気も良さそうだし、ということでおじゃましました。 うん、年明け早々、大正解! 予約したのは1人5,500円のお昼の会席コース。 それに私は昼間から愛知のお酒、九平次をあわせました。いや、このお料理のラインナップ見たら完全に日本酒でしょ 笑 そして先付の鮟肝がこれまた日本酒にあう〜!!! 盛り付けもお正月らしくてうれしい。 蟹真丈もお椀のふたを開いた途端、 「わあっ♡」って声出しちゃう美しさ。 煮物は蕪の良いのが手に入らず、本日は急遽里いもの揚げたものにあられ餡をかけて、海老を添えてくださいました。これがまた外はカリカリで香ばしく、中のおいもはほっくり、ねっとり。それを辛口のお酒で流しこむ…嗚呼、なんという幸せ。 そしてシメに登場したのは土鍋ごはん! 土鍋で炊くごはん、ってだけでテンション上がるのに本日は浅利の大根飯。 炊き上がりました、と土鍋のふたを開けて見せてくれたのは…ごはんが見えないほどの浅利! きゃ〜!すごい♡ プリップリの浅利と、 浅利の旨みを吸いまくったごはんが美味しすぎて、もうどうしよう、って感じ。そして日本酒を呑んだあとの赤出し、もう言うことなしです。 え、これで5,500円でいいんですか。 一品一品しっかり美味しくて、丁寧なお仕事。 目の前の板前さんたちもにこやかで、カウンターのお客さんたちも優雅なマダムやダンディーなおじさまが昼間から好きなお酒を飲んで談笑している、でも緊張感はあり過ぎない居心地のいい空気が流れておりました。 おじゃました日は生憎の曇天でしたが初夏の頃には並木道の新緑がキレイだろうなぁ。うん、機会があればまたその頃に来たいです。ごちそうさまでした。
2024/01訪問
1回
東京から足を伸ばして小田原へ。 古い街並みを歩くのが好きなのでね、小田原はずーっと行きたかったところ。 そして小田原に行ったら食べたかったもの、それは… ア、ジ、フ、ラ、イ!!! なんでしょうね、アジフライにかぶりついた瞬間のあの幸せな感じ。どこのお店で食べてもそこそこ普通に美味しいのに、それが名物とあらば食べるしかない!と、これだけアジフライを連呼しながら最終的に注文したのがミニ海鮮丼とアジフライ、エビフライのセットってのはご愛嬌。 そして運ばれてきたお料理にテンション爆上がり! アジフライもエビフライもそそり立ってるよ!大急ぎで写真を撮ってまずはアジフライをば。 ……うん、これ私が今まで食べてきたアジフライの中で一番かもしれない。人生のNo.1出ちゃったよ…… なんていうか、アジフライの美味しさって衣のサクサク感とフワフワな身の総合芸術だと思ってるんだけど、ここのアジフライはそこにねっとりとしっとりが加わってくるんですよ。新鮮なアジを調理するからか、中が半生っぽくて初めて食べる食感。おーいしー!!!エビはエビでぷりっぷりだし!衣の中にみっちり身が詰まってるのも良き!うーん、アジフライ一尾だと少し物足りなかったかも。正直もっと食べたかった。海鮮丼がいたって普通だっただけに 笑。 はて、また小田原まで遊びに来れるかなぁ。 このアジフライの美味しさが小田原では当たり前なんだろうか、いろんなお店をハシゴして食べ比べてみたいかも。ごちそうさまでした。
2024/06訪問
1回
12月初旬、今年最後になるであろう紅葉を見に高島市のメタセコイア並木へ。せっかくここまで足を伸ばしたんだから美味しいものを食べよう!ということでやってきました西友さん。 なるほど、 せいゆう、ではなく「にしとも」と読むんですね。 ふりがなが箸袋をはじめ色んな場所に記されています。うん、そりゃそうだ、読み方大事 笑 さて、料理を注文。 私はひつまむしの単品、 ツレはうな重(竹)を。 あら、美味しい。 身は柔らかく皮はパリパリ。自分、身がブリンブリンの弾力あるウナギが苦手なんですよー。 そういう意味でここのうなぎはあっさりしてて、ズンズン食べ進めても全然飽きがこなくて超好み。タレも辛すぎず甘すぎずちょうどいい。 ごはんは若干多めかな?と思いつつ、ひつまぶし…もとい、ひつまむしなので薬味を入れたりお出汁をかけたりの味変で最後までペロリ。 そしてお茶漬けは出汁のパターンだった。やった! お店によって最後にかけるのはお茶派とお出汁派に分かれるとこだけど、個人的にうなぎにはお茶より出汁が断然合うと思う。うん。 うな重(竹)を選んだツレは最後に少しごはんが余ったみたいで「うな重の上にすればよかった…」と悔いておりましたが、味的には満足だったみたい。 あー、おいしかった!ごちそうさまでした。
2023/12訪問
1回
たまたまオープン前から古いお家を改装工事してるところを目にしておりまして、一体どんなお店が出来るんだろう、なんか素敵なお店になりそうな気がする…!オープンしたら絶対に行くぞ!と思っていたお店。 行ってきました 笑。 しかも私が好きな日本酒メインのお店だとは! 急に思い立って電話すると本日は空いているとのこと。まだオープンしたばかりであまり知られていないのかな?これはますます、人気が出て予約が取れなくなる前に行っておかねば!と。 そして私は自分の予想が正しかったことを知る。 とっても素敵なお店でした!!! 店主は元海上自衛隊員で調理を担当していたという異色の経歴の持ち主。そしてコースはおまかせ、のストップ制。お腹がいっぱいになったらそこでストップ言ってください、とのこと。 ……ん?東京なんかで串揚げのお店だとそのスタイルのお店に入ったこともあるけど、それを和食で!?その驚きを店主に伝えると、 「県内でこのやり方しているところがどこにもないので。やってみたいと思って」と。 うーむ、チャレンジャー! 和食でストップ制を謳うだけあって、お酒を飲みながらなるべく多くの品数が食べられるようにポーションは小さめに、など色々考えられているそうです。 ではその新たなスタイルで、 目の前にずらりと並んでる日本酒の瓶を見たら、これはとりあえずいつものビールをすっ飛ばして最初から日本酒いくしかないでしょう! って思ったけど……… 日本酒のリストありすぎ!!! A4サイズに4ページ分!!! 160種類ほどの日本酒リストが!!! とてもじゃないけど選ばれへん!泣 お値段もお手軽価格からやんごとないお値段まで様々。もうここは店主にアドバイスをいただくしか!と自分の好みと気分を伝えて店主おすすめのお酒を出してもらいました。 谷泉の「登雷(とらい)」 なんと度数21度! 超辛口、とありますが元々辛口好きな自分にはドンピシャ!めちゃくちゃ美味しい……これはお料理も期待できるわ〜と、お通しの金時草のおひたしとホタテの甘辛く煮たのと、銀杏をほっくり揚げたもの。ほら〜、やっぱり最初から日本酒で正解! そこからは怒涛の美味しいもの祭り! クエのお造り。寝かせて熟成させてるクエ。味が濃くて旨みがハンパないよ…このむっちりした歯応えもたまらない!そのあとは畳み掛けるように寒ブリのお刺身。この寒ブリ、14キロもあったそうです…脂が乗り切って、でも上品で、口の中でとろけていくよ…美味しすぎて泣きそう。 ここで日本酒は「田酒」へ。 ごめんなさい、わたくし日本酒デビューから日が浅いので存じ上げませんでした。これも美味しい。 田酒を飲んでるとカウンターの中では店主がモクモクと煙を出しながらワイルドに鰻を焼いております 笑。めっちゃいい匂い…どんな料理が出てくるのかと思ったら、 「はい!どうぞ!」と 鰻とキュウリの海苔巻きを手渡しで。 あー!美味しい! 甘いタレをまとったパリパリふわふわな鰻は熱々、瑞々しいキュウリは冷たーくて、熱いのと冷たいのが口の中で踊っております。そこに美味しい海苔がこの両者を取り持ってくれる。旨い… そして日本酒は「播州一献」の澱絡み生 うーん!シュワシュワの微発泡!これは女性が好きなやつだ!半合でお願いしたところ最初は透明の上澄みを、続けて同じグラスにボトルを上下させ澱で白濁したものを注いで飲み比べさせてもらえました。澱が絡んだクリーミーなのもいいねぇ、これにあん肝を合わせて……って、 え?あん肝ってこんな色だったっけ? すごいキレイな色。 聞くとかなり時間かけて丁寧に血抜きをしているようで。そして見た目だけじゃない、食べてびっくり。なんて繊細な舌触り!!!なめらかすぎて、生臭さゼロであん肝の概念変わります。概念変わるシリーズで言ったらそのあと出てきた半生のからすみもな!からすみって普通はもっと黄色くて固くなかった?それがしっっとりしてて、柔らかくて本当にフレッシュなんですよ…塩加減とかクドさ?も程よくてこれまた日本酒に合うーーー!!! 厚揚げも周りパリパリ、中はふわふわ! もう一品一品褒めるの疲れてきたわ 笑 最後は北海道のお酒、ニ世古を。 北海道の日本酒飲むの初めてかもしれない。 そうそう、伝助さんの日本酒ラインナップはほぼ、県外のお酒です。県内のお客さんに、まだ知らない県外の珍しくて美味しいお酒をいろいろ飲んでもらいたい、という思いからだそうです。ありがたい、その思いで私は北海道のお酒とも出逢えた。 さて、そろそろお腹もふくれてきたのでストップで、というと「今、イノシシのメンチコロッケを準備してるので、シメの前にそれお出ししていいですか?」と。はい!もちろんもちろん!お願いします!!!と食い気味にお願いしたメンチコロッケ。 え?これ本当にイノシシのお肉??? 臭みゼロだし、なんといってもめっちゃジューシー。もっと固くてパサッとしたの想像してたんだけど。また概念覆してくるやつやん…美味しすぎるやーーーん!!! メンチコロッケも完食し、日本酒もすべて飲み干し、あとはシメを待つのみ。 はい、シメは竈門で、土鍋で炊いた白米!!! 竈門で土鍋って、どんな最強のごはん!?そこは店主の自信の表れでしょうね、最初は一口分だけ飯碗によそってくれて、白米だけでいただきます。 炊きたてってだけでも間違いないところに、 なんなの、このお米の甘み…… 噛んでるとどんどん旨みが増していくよ… そんな、おかずいらずの美味しい白米に、 「良かったら、名物の海軍カレーどうですか」 なんという贅沢!!! そうやん!店主、元海上自衛隊の料理人やん! カレーも絶対美味しいに決まってるやん! と、いうわけでお願いしました。海軍カレー。 はい、美味しかったです。 なんならこれだけ大盛りで、週一のペースで食べに来たい 笑。入っているのは能登牛のスネ。スパイシーで奥深い味わいのルーに能登牛の旨みと甘い脂が溶け込んでもう何杯でも食べられる、いや、飲める… これだけの料理とけっこうな日本酒飲んで、 1人12,000円ぐらい。 その値はあると思う。お刺身もあん肝もメンチも、食べ慣れてるはずの料理すべてに新鮮な驚きがあって、まだまだ自分の知らない世界があるんだなぁと感心しきりでした。これからどんどん人気店になるであろう期待も込めて、★5つつけさせていただきました。季節が変わる毎に訪れたい、そう思わせてくれるお店です。次は春が来る頃に行きたい。ごちそうさまでした。