2回
2024/08 訪問
「美味しさの期待を一皿ごとに想像よりも美味しく裏切ってくれる料理のオンパレード」
京都には数多くの美味しいお料理屋さんがあります。
そんな中、30年以上前から通っているのが「室町和久傳」
料理長が変わっても和久傳らしさは変わらないのが不思議なくらいな感じがします。
今日は、お昼に訪れました。
一皿目からのハスの葉に浮かべたすっぽんの煮凝りを下の器にある素材と合わせる料理から開始。
食べた途端、「何これ」の驚き。
二皿目、琵琶湖の鮎、とうもろこしのかき揚げ、万願寺とうがらしに麹をまぶしたご飯
全てが予想より美味しくて、言葉をなくす。
白味噌のお椀の中に入っている胡麻豆腐の食感と胡麻の香りが白味噌と融合し、バランスの取れたお椀。
戻り鰹、炙り方が秀逸。
赤身の甘さも感じられる。
茄子を一度揚げた後に炭火で焼き、鰹節をたっぷりとかけた一品。茄子の甘みと柔らかさがそのままでも美味しいし、赤味噌につけて食べるのも楽しめた。
鱧を葛葉とお出汁の中にしゃぶしゃぶしながら盛り付けた一品。付け合わせの梅干しは一度塩抜きをしたものを使用したせいか、梅干しの香りが最後に少しだけ楽しめて、バランスの良さを感じる。
白ご飯、赤出汁、香の物
桃のシャーベットと葡萄
桃以上に桃らしいシャーベット
幸せな1日になりました
2024/08/21 更新
「京都の私の昼食は、私の場合、室町和久傳一択です」
京都の昼食、和洋中様々ありますが、和の中でチョイスすると、室町和久傳が1番候補として上がってきます。
人によって考え方は様々ですが、自分の場合、食事の美味しさに加えて、店内での過ごし方の快適さや居心地の良さ、そしてサービスの良さが加わってきます。
勿論、金額も重要です。
例えば、店主が自慢げに料理を説明するお店もありますが、快適さにはほど遠くなります。
快適なお店でもお昼から3万円を超えるお店であれば、気軽に訪れる雰囲気にはなりません。
室町和久傳に話を戻すと、カウンターでのライブ感により、料理人たちのサービスが所々に見える良さがあります。これは、現在の場所に移転する前の地下にあったお店でもカウンター重視で、引き継がれているように思います。カウンター越しに拝見していると料理人とサービス担当との連携も実に見事です。
今回いただいた料理の中のベスト1は、小鮎の唐揚げでした。小鮎のワタの美味しさが揚げることで包み込まれて口の中に入れた途端、香りが広がる美味しさでした。
室町和久傳は、京の旅の思い出をより一層高める効果があるお店です。