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【プレミアムランチ】 この日は、ずっと行ってみたかったベルエキップさんへ突撃。瑞浪に行くタイミングで、絶対お邪魔したいと思ってたお店。せっかくなので、予約制のプレミアムランチをいただくことに。(今回はお料理ごとの感想なので、文長め) ◎明太子のブラマンジェ なめらかな流線型のお皿に乗せられて登場したブラマンジェ。クリーミーながらどこかあっさりとした味わいの後、明太子がふわり。明太子の風味の広がり方が奥ゆかしい。 ◎スイカのタルト/瑞浪豚のラグー スプーンをタルトに見立てた、スイカのタルト。湯剥きしたトマトにクリームチーズ、甘いスイカ、生ハムが乗せられてる。瑞瑞しい甘さのスイカが浮くことなく、他の具材としっかり合ってて美味しい。 奥に見えるのが、さっくり焼き上がったパイを纏って、パリッと焼き上がったチーズを頭に乗せたラグー。上品な香りにじゅわりと広がる旨味が印象的。 ◎瑞浪焼きと瑞浪野菜のエマルジョン(パプリカと針菜のパン) 店主さんが温かいソースをかけてくださって完成する、瑞浪野菜のエマルジョン。新鮮な瑞浪の野菜は味が濃くて、ソースのコクが美味しさを引き立たせてる。 お皿に残ったさらりとしたソース。パンを浸して食べたら、思わず手が止まる。うわ、美味しい〜。ソースに使われてるパルミジャーノレジャーノが前に出てきて、鼻に抜ける香りと、柔らかくもしっかりと感じる旨味。野菜にかかった状態で食べた時とはまた印象が違って面白い。 ◎スズキのポワレ、ワタリガニのヴァプール(カレーのパン) ポワレはナイフを入れた瞬間にわかるふわふわ感。一口食べればしっとりした口当たりに、臭みや雑味のない真っ直ぐなスズキの味が届く。中にある青じそが、後味まで続いて心地いい。 ワタリガニは、口にした途端甘みと香りが一気に押し寄せてくる。蟹そのものの味わいとその濃さにうっとり。トマトソースとの相性も抜群。パンに使われてるスパイスの香りも、お料理とのバランスが良かった。 ◎淡い玉蜀黍のクリームスープ これがほんの少しのお塩のみで作り上げられているという事実に感動する美味しさ。バターもブイヨンも使われてないなんて凄い。とうもろこしの甘みと優しい味わいに癒やされた。 ◎仔羊の3時間ロティ(烏龍茶のパン) インスタで初めて見た時から憧れてた、仔羊のロティ。綺麗な色合いに、食べる前から伝わってくるしっとりとした質感。テーブルに運ばれてきた時から見惚れちゃう。 店主さんの「是非手に持ってお召し上がりください。」という言葉に嬉しい驚きを感じつつ、ドキドキで手に持つ。 分厚いお肉は、噛んだ瞬間「美味しい」が溢れ出す。たぶん私、お肉にかぶりつきながら、めちゃくちゃにやついてたと思う。魔法使いなの?って思うくらい、素晴らしい火入れ加減。 弾力があるのに、しっとりと柔らかくて口の中で溶けていくような感覚。臭みも気にならない。お肉単体でここまでの状態になるものなのかと衝撃を受けた。 ◎ショコラのヴァシュラン 仔羊のロティの余韻でまだ夢見心地だったので、メニュー名違うかもしれない笑 香り高いショコラの風味にメレンゲの口溶けが心地いい。 ◎小菓子(薩摩芋、バスクチーズケーキ) 素材そのものの甘みがぐっと引き出された薩摩芋に、角のない程よい甘さのバスクチーズケーキ。どちらもどこかほっとする味わいで、ゆったりと余韻に浸ることができた。 お料理ごとに異なる自家製パンのペアリングのも素敵だったなあ。そのままの風味を楽しんだら、ソースをつけてまた違う美味しさを味わうことができる。お料理一つ一つの美味しさを余すことなくいただきたくて、どのお皿もソースも残さずいただいちゃった。 シェフの拘りや技がお料理を通して伝わってきた気がする。どれも本当に美味しくて幸せなひとときだった。
2022/05訪問
1回
【GyoGyoGyo丼】 オープン前からずっと楽しみにしてた海鮮丼のお店、GyoGyoGyoさん。Norisukeさんの姉妹店という形で2月14日にオープンされたので、早速突撃。シックな店内はシンプルで落ち着いた雰囲気。カウンターもあって一人でも入りやすい。 頼んだのは店名のついたGyoGyoGyo丼。目の前に運ばれてきたら、その姿に思わず見惚れちゃう。惜しみなく盛られた海鮮に、いくらやとびっこがキラキラ輝いてる。てっぺんに乗せられた葱の下からは卵黄がちらり。食べる前からたまらなくなっちゃうビジュアル。 ドキドキしながら一口。うわ〜どうしよう、めっちゃ美味しい。食材それぞれの味と食感が口いっぱいに広がってもう幸せ。臭みや水っぽさは皆無。 ホタテや甘エビのまったりした食感と甘み、イカの歯ざわりの良さ、混ざっても存在感のあるカニ、数の子やとびっこ、いくらのプチッと弾ける食感。食材が混ぜられててもそれぞれの味の輪郭や食感がはっきりしてる。もはや海鮮パレード状態でお箸が止まらない。 好みでお醤油を垂らしたり、卵黄を崩して変化も素敵。そのままは勿論、卵黄がとろりと絡んだらにやけちゃう味わいに。これはずるい。 お漬物に添えられたガリは優しい酸味。小鉢についてきた小松菜の胡麻和えも美味しい。 美味しくて幸せで、夢中で食べてたことに気付いてくすり。ご飯大盛りver.やGyoGyoGyo丼のリピートにも惹かれつつ、他のメニューも是非食べたい…なんて考えながら食後のお茶をいただく。この美味しさ、皆にオススメしなきゃ。
2022/02訪問
1回
【ペアリングコース】 この日訪れたのは、東京は両国にある華林さん。豊洲市場で仕入れた新鮮なネタを使った江戸前鮨や、季節の一品料理が楽しめるお店。 京都の老舗料亭で修行を積み、東京銀座の会員制鮨割烹で料理長を務められた経歴を持つ、若き大将。TikTokでご存知の方も多いのではないかしら。 こちらのお店を開かれたのは、昨年5月。今回ご縁をいただき、THE HANABUSAさんとのコラボイベントにお邪魔させていただいた。 【コース内容(うろ覚え)】 カツサンド 中トロ 赤身 カツオ うざく 鯵 春子鯛 ぶり 北寄貝 イチジクのビール衣 × うなぎの白焼 帆立 鰻 × 牛テール 煮うなぎの巻物 お味噌汁 中華スパイスを使ったタレ、生胡椒の塩漬け、サワークリームを練り込んだパンを使ったカツサンドから始まったコース。 口にした瞬間からいい香りが漂うカツオ、程よい脂と旨みが絶妙な鯵、上品な旨みのある春子鯛、歯触りが良く噛むほどに甘みが広がる北寄貝。 昆布締めにした帆立は、旨みと甘みの相乗効果で、味わいがぐっと深まっていて美味しい〜。帆立の繊維が潰されていることで、口の中で帆立とシャリが解けていく感覚には、思わずドキドキしてしまった。 酢飯は酸味がきりっと効いていて、ネタの旨みが引き立っている。鮮度の良さや丁寧なお仕事は勿論、口に入れた瞬間から食べ終えた感覚まで計算されているのが分かる。 お鮨の魅力もさることながら、お料理も素敵だった。 柿とセロリという、珍しい取り合わせのうざく。旨みとまろやかな酸味のある土佐酢を使うことで、やわらかな印象の中でそれぞれがマッチしている。 軽やかなビール衣を纏った無花果と白焼きの相性の良さも、今回印象的だったものの一つ。鰻 × 牛テールをコンセプトにしたお料理は、ここでは書き表せない程細やかで複雑に作り込まれていて、遊び心溢れるフレンチのような一品。 お鮨やお料理が作り上げられていく様子を楽しみながら、五感で感じて心が動く、幸せなひととき。ワインや日本酒とのペアリングも楽しかったなあ。 生粋のおじいちゃん子だった大将さん。10年前に他界されたお祖父様の「名前残したい」という言葉から、お祖父様の苗字である「林」を店名に入れることを決めたのだそう。 途中で大将さんが見せてくださった、お祖父様との家族写真。写真の中で笑うお二人と、カウンターの向こうでお鮨を握る大将さんの姿を見て、胸が温かくなるのを感じた。 東京に行った際には、是非またお邪魔したいなあ。
2025/10訪問
1回
【特別コース】 ランチにお邪魔したのは、栄駅からすぐの場所にある鮨 柴山さん。鮨 向月でお鮨を握られていた方が独立され、こちらのお店を昨年オープン。 お店があるのはビルの5階。落ち着いた雰囲気の店内は、和モダンなデザイン。カウンター席の他に、ゆったりとしたプライベート空間の個室もある。 この日は鰻屋HANABUSAさんとのポップアップコラボということで、ペアリングでコースをいただくことに。(一つ一つ書くと文章量が凄いことになりそうなので、部分的に。) お鮨は赤酢のシャリ。やわらかな剣先烏賊と生雲丹の握りは、ネタ同士の境界線がないかのような口当たり。車海老の立派な身に、思わず笑みが溢れる。 綺麗なグラデーションに思わず見惚れてしまう中トロは、とろけるような食感と口に広がる濃い旨味がなんとも幸せ。トロたく巻きに使う部位もなんとも贅沢。 うざく、白葱焼き、蒲焼き、握り、細巻きと姿を変えて登場するうなぎ。お料理としての魅力は勿論、ペアリングでの変化も相まって、今まで知らなかった一面を見た気がした。 夏野菜を添えた稚鮎の揚げ出しに、うなぎの肝と山椒を炊いて作られた茶碗蒸し。 茶碗蒸しの中には白子とさつまいもが入っていて、山椒が奥ゆかしく香る餡がかかっている。肝の濃厚な旨みとほろ苦さ、添えられた実山椒のアクセントが素敵。 ちなみに、卵はクラブハリエや日本橋高島屋などでも使用される、水と飼料にこだわったブランド卵を使っているのだそう。 追加でいただいた鮨柴山特製卵かけご飯には、惜しみなくかけられたイクラとキャビア。そのビジュアルに「私も」「僕も」と声が上がり、その場の全員がオーダーしていた笑 ピノ・ノワールやシャルドネ、リースリングなどといただいた今回のコース。ワイン初心者の私は、それぞれが反応する感覚や口当たりの変化、余韻の違いが楽しくて、終始にやにや。 通常のコースは7,700円、11,000円。「このお値段でいただいていいの…?」となるラインナップに驚くばかり。食べた方には、この意味が分かると思う。 素敵なお人柄の大将さんは、最高位戦日本プロ麻雀協会所属の現役の麻雀プロなのだとか。お鮨の美味しさや雰囲気だけでなく、お鮨以外の魅力にも溢れたお店だった。
2025/07訪問
1回
新栄町にある、バースタイルで創作中華が楽しめるお店ARONさんが、2号店をオープン。 以前からお邪魔してみたいと思っていたんだけど、今回ご縁をいただき、2号店で開かれた鰻HANABUSAさんとのコラボイベントにお邪魔させていただくことに。 Googleマップを頼りに向かうと目印となる看板はなく、ここがお店だと知らなければ辿り着けなさそうな建物。奥へと長い店内には、L字のカウンターとテーブル席。グレーを基調としたカウンターはお料理がよく映える。 ◎胡桃の飴炊きと豆腐干絲 ◎叉焼(鰻、豚肩ロース) ◎春巻き(鰻、海老) ◎婦妻肺片(四川式冷菜)、鰻肝 ◎清蒸上海鮮(鰻、羽太) ◎搾菜芹茗荷 ◎鰻フリット 黒酢ソース ◎麻婆豆腐 白子入り ◎鰻叉焼絲湯麺 一つ一つ書くと凄い文章量になってしまいそうなくらい、中華と聞いてイメージするものとは良い意味で違う、奥深く繊細な味わいのお料理たち。 一つ一つの食材の食感や味の輪郭がクリアで、それぞれの魅力がしっかりと活きていながら、見事にまとまっている。食べ物に使う表現ではないと思うけれど、寄りでも引きでも美しい、そんな感覚。 ノンアルに加えて、アルコールも少しいただくと、今までなかなか機会がなかった「ペアリング」の概念を、少し感じられた気がしてドキドキした。 食べ終わりの心地良さも印象的で、素晴らしいひとときだったなあ。是非またお邪魔したい。
2025/05訪問
1回
ご縁をいただき、鰻のHANABUSAさんとのコラボイベント(ノンアルペアリング)で訪問。 階段を登った先には、格子扉と店名の書かれた木の札が掛かるシンプルな入口。中に入ると、掘り炬燵のカウンターが奥へと続く、落ち着いた和空間。大将さんの手元にある間接照明が、お肉の姿を一層引き立てているように見える。 全部書くと長文になるし、かと言って要約するのは難しいくらい魅力に溢れていたので、できるだけ端的に感想を。 ◎千枚刺し生ポン酢仕立て 歯ざわりが良く、臭みを全く感じない千枚刺し。角のない酸味と豊かな風味が印象的なポン酢には、魚醤が使われているらしい。 ◎心刺しの黒七味汚し 千枚刺しでも感じたけど、お刺身の新鮮さに驚く。ふわりと漂う黒七味が心地良い。 ◎鰻鍋仕立ての椀 鱧のように骨切りされた、ふわふわの鰻。心緩む味わい。 ◎近江彦根和牛京味噌漬け 味噌漬けにすることで、コクと風味が増してる。お酒に合うだろうなあ。店名の由来となった井伊直弼のストーリーを記した紙に盛り付けられる演出も素敵。 ◎泡醤油とトリュフはらみ刺し 混ぜていただく一品。口当たりの良さにはじまり、それぞれが合わさった風味と口溶けの良さに思わず目を瞑る。 ◎菓子椀ゆっけ 綺麗なサシのお肉を、濃い色合いの卵黄とタレに纏わせたら、笑みが溢れること間違いなし。 ◎ハーブサラダ ホオズキを食べるのは実は初めて。柔らかな果肉と甘み、酸味で、お口の中がリセットされる。 ◎鰻カツサンド ふっくらとした鰻の身に、タレを纏った薄付き衣。初めて出会った時は「鰻にパン?」と思ったけど、これが合うのよね。 ◎老中特上盛り合わせ 大皿に盛り付けられた目にも華やかなお肉たち。どれも本当に美味しかったんだけど、驚いたのはレバー。レバー嫌いな私が喜んでいただくくらい、今まで食べたそれとは全く違った。 ◎鰻雲丹いくら丼 蓋を開けた瞬間、そのビジュアルとラインナップに二度見。具材たっぷりで隠れてるけど、下にあるお肉は先程目の前でカットしていたタン。贅沢の極みに、夢中でいただいた。 ◎手製甘味 キャラメリゼされた部分の食感と甘みの後、穏やかに香る杏仁。初めて出会う甘味に、最後まで心くすぐられた。 一つ一つが本当に美味しくて、なんとも贅沢で幸せなひととき。店主さんのお話や参加されていた飲食店オーナーさんのお話を通して、目の前のお料理の解像度が上がったのも印象深い。お肉の質や処理は勿論、調理の技や味付け、盛り付けに至るまで素晴らしかった。 貴重な席にお声がけいただけたことに感謝。 特別な日に是非またお邪魔したいなあ。
2025/03訪問
1回
【おまかせコース】 ディナーにお邪魔したのは、料理うめもとさん。昨年11月に割烹からスペイン料理へと業態変更をされた、バスク料理とワインがいただけるお店。 手をかざすと開く重厚なコンクリートの扉。奥にあるお店に入ると、カウンター9席のモダンな店内。奥に見える土塀が、さり気なく和の雰囲気も醸し出している。 こちらのお店の食材は、サスエ前田魚店のお魚、サカエヤのお肉、愛ふぁーむプロジェクトのお野菜を使われているのだそう。 ◎金目鯛のお出汁を使ったフラン ドウマンガニのビスクと一緒に掬っていただけば、蟹の豊かな風味とお出汁の心緩む味わいが口いっぱいに広がる。 ◎ミナミマグロのカルパッチョ 鮪の旨みと甘み、マリネされた茄子、ガルム(スペインの魚醤)で味付けされたエシャロットのバランスが良い。 ◎オキアジのカルパッチョ 九条ネギソース まだ見ぬ春を思わせる色合いにきゅんとする。素揚げされた風味の良いが桜えびに、根菜マリネの歯ざわりがアクセントになっている。 ◎フォアグラのマリネ、蜂蜜、ハモンセラーノ 特に印象的だった一品。瞬間的にスモークしたフォアグラ、蜂蜜、ハモンセラーノ、バケットの組み合わせ。 境界線を感じないくらい、それぞれが見事にマッチしてる。美味しさは勿論、立体感のある風味や口溶けの良さは幸せそのもの。奥ゆかしい燻製の香りがまたにくい。これまで食べたフォアグラを使ったお料理の中で、一番好き。食べ終えるのが惜しかったなあ。 ◎ホウボウのフリット アイオリソース ふっくらふわりと軽い食べ心地。サフランで炊いた、甘酸っぱい飛騨一本ねぎが面白い。 ◎アマダイの鱗焼き パリパリの皮目にしっとりとした身を主役に、玉葱の麹ソース、鰹の酒盗、クリームのカプチーノソース、京都大徳寺のあめ味噌?をアクセントにした発酵料理。 ◎近江牛のランプ 炭焼き きめ細かく柔らかなお肉は、和出汁とシェリービネガーを使ったソースとよく合ってる。人参のムースや藁蒸し人参のステーキは、青臭さのない、人参のもつ甘みがぐっと引き出された濃い味わい。 ◎パエリア 金目鯛を使ったパエリア。味が入り程よく食感を残したお米は、おこげ部分の香ばしさも感じられる。ふっくらとした金目鯛の身に唐墨の風味が心地良い。レモンを絞って爽やかな変化も楽しめる。 ◎リゾット 蟹、海老、貝の凝縮された旨みが、なんとも贅沢な一品。口にするたび、思わず笑みが溢れる。おかわりさせていただいた。 ◎さつまいものモンブラン仕立て、牛乳アイス さつまいもの甘みと、ミルキーなアイスの風味がいいバランスで、心満たされる締めくくり。 シェフの独創性や、日本料理の繊細さも感じられるお料理の数々。お料理の説明に心が躍り、口に運べば五感が喜ぶ。美味しさに何度も顔を見合せる、素敵なひとときだった。
2025/01訪問
1回
【選べるメインコース(4,950円)】 ランチにお邪魔したのは、瑞穂市にある人気フレンチレストラン、エロン・ソンドレさん。ずっと気になっていたから、お邪魔できて嬉しい。 住宅地の中に佇むお店には松の木が植えられていて、洋風な造りの中にさり気なく漂う和の雰囲気。築100年の古民家をリノベーションした店内は、洗練されていながらもカジュアルで温かみを感じる。 席について目に飛び込んできたのは、大好きなマスタード色のお皿。その色合いと素敵なデザインに胸が高鳴る。可愛らしいベリーニ(白桃とソーダ)で乾杯したら、ランチのはじまり。 ◎アミューズ 駿河湾 桜えびのトースト。綺麗なさくら色の身は歯ざわりが良くて、海老の風味がしっかりと伝わってくる。スープには菊芋が使われていて、優しい甘さとごぼうに似た香りに、心が緩む。 ◎サラダ 岐阜 岡田農園さんの野菜サラダ。ターコイズブルーのお皿に、彩り豊かな野菜たちが一層映える。柿酢と蜂蜜の優しい酸味とやわらかな甘みが素敵だった。 添えられていたフリット?は、ふわふわの衣が口の中でさらりと溶けて、スイーツのようなお芋の甘みが口いっぱいに広がってにやにやしちゃう。 ◎本日の前菜盛り合わせ 塩サバの炙り、ぶりの燻製、ボラ白子のフリット、パプリカのムース。 上品に漂う燻製の香りに、パプリカの甘みがしっかりと感じられるなめらかなムース。軽やかな衣から顔を出すクリーミーな白子は、なんとも幸せな味わい。 ◎パスタ 牡蠣のコンフィと三つ葉のスパゲッティ レモンの香り。凝縮された牡蠣の旨みとコクに、思わず顔を見合わせる。三つ葉とレモンの風味の立ち方はどこか奥ゆかしさがあって、余韻のバランスも心地良い。 ◎メイン 岐阜 結旨豚フィレのグリエ ゴルゴンゾーラチーズ風味。しっとりやわらかなお肉が美味しい〜。アーモンドパウダーなどと混ぜ合わせたゴルゴンゾーラは、鼻に抜ける香りに笑みが溢れる。これ、ワインに合うだろうなあ。 ◎アイス 西尾の濃茶アイス。香り高くて、お濃茶をそのままアイスにしたような一品。溶けていく輪郭を追えないくらい、口にした途端さらりと溶けていく。 ◎デセール エスプレッソミルクのアイスとヘーゼルナッツ。エスプレッソの深い香りにあっさりとしたミルク、ヘーゼルナッツの香ばしさが合わさって、心満たされる締めくくりに。 フレンチをベースに和の食材も取り入れたお料理たち。どれも本当に美味しくて、一つ一ついただくたび笑顔になる。美濃焼の器もまた素敵で、お料理の魅力が一層引き立てられていた。 丁寧な接客も相まって、幸せなひとときを過ごすことができた。是非またお邪魔したいなあ。
2024/12訪問
1回
【せいろ蒸しコース】 岐阜で一番予約困難と噂の、魚末さん。予約は3年待ちにもなる、懐石料理がいただける関市のお店。今回ご縁をいただき、お邪魔させていただくことに。(※2024年度は予約停止中) 階段を登った先には、お座敷の個室が数部屋。どんなお料理がいただけるんだろうとわくわくしながら、湯気が立ち昇る囲炉裏を囲む。 最初に運ばれてきたせいろには、立派な活き鮑。タルイカと湯葉のお刺身をいただきなから、出来上がりを待つ。蓋を開けた瞬間、真っ白な湯気の中から浮かび上がる鮑の姿に、思わず歓声が上がる。 蒸し揚がった鮑は柔らかくも歯ざわりが良くて美味しい。お店の方に頼んでカットしていただいたけど、このままでも簡単に噛み切れる柔らかさ。 その後も、栗や立派な椎茸(しいたけブラザーズさん)、はまぐり、卵料理、アスパラ巻、飛騨牛など20種類にも及ぶお料理が、目の前で次々と蒸し上がっていく。 お料理はどれも、素材の味を活かした味付け。蒸されることで、素材そのものがもつ風味や旨味がぐっと増して、美味しさがストレートに伝わってくる。例えるならば、身体にすっと馴染むような、季節そのものをいただいているような、そんな感覚。 ご飯や茶碗蒸し(柚子かチーズが選べる)、デザートのフルーツもあって、最後まで満たされた。 卓上にタイマー(6分)が準備されていて、自分たちでせいろを入れ替え、次のせいろを蒸している間に熱々をいただくスタイル。蓋を開ける瞬間の高まりは何度繰り返しても色褪せず、まるで6分ごとに幕が上がるステージのよう。普段なかなか味わえない作業も楽しかった。 途中で思わず確認してしまうほど、この内容が5,300円だなんて信じられない。お料理は勿論、その楽しみ方や雰囲気、接客も含めて、予約困難なのも納得。ユーモア溢れる大将さんもまた魅力的だった。 叶うならば季節ごとに訪れたい、素敵なお店。次がいつになるか分からないけれど、是非またお邪魔したいなあ。
2024/10訪問
1回
【おまかせコース】 この日は瑞浪にある柳家さんへ、念願の突撃。日本全国だけでなく、世界からも来客のある名店。季節ごとに郷土料理がいただけて、冬にはジビエが楽しめる。 寒さで白く染まる息、入口から漏れる明かり、浮かび上がる柳家の文字。古民家を移築した建物と冬の空気が合わさって、趣ある雰囲気が漂う外観。お店の奥へと進み戸を引くと、囲炉裏を囲む席と焼き手の前女将さんの姿が。席につくと、時折パチパチと鳴る炭の音と肌に伝わる熱に、静かに胸が高鳴る。 串が焼かれていく様子を眺めながら、まずは前菜を。初めていただく蜂の子の佃煮はほんのり甘みがある。囲炉裏を囲んで、目の前で焼き上げられていく様を楽しみながら過ごす贅沢な時間。 いただいたのは鹿、猪、羆など普段いただかないものばかり。美味しさは勿論、どれも臭みや癖がなくて、それでいてちゃんと味の個性と魅力が感じられることに驚く。詳しいことは全然分からないけど、焼くというシンプルなスタイル故に、お肉の処理や火入れ加減一つで違いが出そう。 特に印象に残っているのは、鹿ロース。目で見て分かる脂のつきなのに、焼き上がったそれは重さを感じない。赤身の部分は柔らかさがありながら、あっさりとしてる。脂身と赤身のコントラストも含めて美味しい。柚子胡椒のアクセントがまた素敵。 猪と野菜の旨味が溶け込んだ猪鍋に、ふわとろの自然薯ごはんと、最後まで美味しくて幸せなひとときだった。
2023/12訪問
1回
【岐阜県産フレッシュチキンのコース(ソテー)/ホタテのキッシュ】 久しぶりにお邪魔したのは、Restaurant Venus & Marsさん。お店の内装も雰囲気も素敵でお料理も美味しくて、お気に入りのお店の一つ。 ランチタイムは女性のお客さんで賑わっていて、この雰囲気ながら肩肘張らずに楽しめるカジュアルさもある。今回選んだのは、チキンソテーのコース。ここに来たからにはキッシュは外せないので、勿論単品オーダー。 まずは帆立(もう一種類の素材は忘れちゃった)を使った前菜。輪郭のある素材の味わいと2種類のソースで加わる変化が素敵。口にする度に頬が緩む。 お次はキッシュの登場。久しぶりにいただける喜びにわくわくでぱくり、美味しい〜。思わず顔を見合わせる美味しさ。帆立の食感や風味は勿論、生地の味の深みと奥行きが凄い。主張しすぎずやわらかく広がる貝の滋味が絶妙。ソースもいいお味で、美味しい喜びとキッシュが消えていく悲しみ(食い意地)で情緒不安定になりそう。キッシュ全種類をホール状に並べて食べたいくらい好き。 干し椎茸のポタージュは、椎茸の香りと旨味がしっかりと伝わってくる。フレンチなのにどこか和を感じさせる、なんだかほっとする味わい。秋らしさが感じられて素敵。 メインのチキンソテーは、パリッと焼き上がった皮とジューシーなお肉。胡桃を使ったソースはお味も食感もいいアクセント。付け合せの人参のグラッセはこの厚みながらも柔らかくて、重さのない甘みで美味しかった。 ライスを頼んだ人にも自家製パンを提供してもらえるから、キッシュやメインのソースも余すことなく楽しめるのが嬉しい。デザートはアイス2種類(ほうじ茶、バナナとヨーグルト)。ほうじ茶の香り高さもバナナとヨーグルトの爽やかさも美味しい。心満たされるお料理達に幸せなランチタイムになった。 オープン時間での予約訪問で、残りの空席には予約札が置かれてた。個室があるので、小さなお子様連れも利用しやすいのがありがたい。
2023/10訪問
1回
【ディナーコース(12,000円)】 この日は、お久しぶりのよし奈さんでディナー。予約困難店とあって次お邪魔するまでに間があくから、忘れた頃にご褒美がやってくるような、そんな感覚。前回来た時から季節も変わって、暖簾を揺らす風が気持ちいい。 ホタルイカと季節の野菜(マイクロ春菊なるものの存在を創めて知った)、せとか、白味噌と酢味噌を使った前菜からはじまり、一つ一つが本当に美味しくて食べるたびに笑みが溢れる。 目にも楽しく食べて心満たされるお料理たちに、よし奈さんに来たことを実感。そして、それぞれの説明を聞くたび、その工程にかかる時間と手間を想像して頭がクラっとする。(一つ一つ感想を書くと、以前のように長文になりそうなので割愛笑) 心満たされる創作和食と、本格的な洋菓子で締めくくられるディナーに、食べ終わったそばから余韻ひたひた。 今回は、産休でお休みされていた女将さんと天使のような娘さんの姿もあって、さらに幸せな気持ちでいっぱいになった。 【ディナーコース】 この日は楽しみにしていた、よし奈さんでのディナー。その美味しさを知っていると、お店へと向かう足取りも自然と早くなる。前回のランチを思い出しながら、夜はどんなメニューがいただけるんだろうとわくわくで扉を開ける。 前回よりもキッチンに近い席だったので、盛付けの様子や動きが見えて嬉しい。丁寧に仕上げられたお料理を前に、説明を聞きながらその工程をイメージするこの時間も好きだなあ。 ディナーが始まると、お皿が運ばれてくる度に幸せが花開く。歯ざわりのいい鮑に、口の中で溶けていくように甘みが広がるオマール海老。噛むほどに旨みが溢れるお肉と、ソースの味わい深さ。一つ一つ書いてたら前回に負けない長文になっちゃうから自重するけど、どれも美味しくて口にするたびにやにやが止まらない。 一品ごとに手間ひまかけて丁寧に作られたお料理はどれも、素材の魅力がしっかりと感じられつつ繊細な味わい。前回いただいて印象的だったクレメダンジュと小菓子で締めくくられるコースは、最初から最後までずっと幸せだった。 ランチとはまた違った豪華さもディナーの魅力。次またお邪魔できる日が今から楽しみ。 【special lunch(完全予約制)/季節のクレメダンジュ】 予約一年待ちと噂のよし奈さん、念願叶ってやっとこさ突撃。店内は洋風の造りで、和食料理店というより喫茶店に近いカジュアルな内装。オープンキッチンで、調理されている様子が見えるのも素敵。 ◎前菜 栗の冷やし茶碗蒸し。鬼皮も使って出汁を取り、マスカルポーネを使ったソースにデラウェアが添えられてる。栗の風味と甘味が主役ながらも、マスカルポーネとデラウェアがさり気なく華を添えていて不思議と合う。一品目を食べ終えた時点で、この先のお料理に期待しかない。 ◎椀 秋刀魚の真薯とお野菜の椀物。椀物でクセの強い青魚を使ってるお店って、珍しい気がする。臭みのない秋刀魚の旨味とふわふわの真薯、お出汁の美味しさのバランスが絶妙。 ◎季節の一品 お刺身(炙り鰆、雲丹、鮪)に、西洋葱やフェンネル等お花をあしらった一品。登場した瞬間、ため息が漏れてしまう程可愛らしい、女性的なビジュアル。どれもお魚の風味と魅力がぐっと濃く感じられて、鼻に抜ける香りや余韻まで幸せ。 エディブルフラワーってある程度大きさがあったり、口当たりや風味でどうしても存在感が出てしまうイメージだったかど、こちらはその感覚が全然なかった。 ◎シェフの一品 北海道産帆立ソテー。手前には落花生のソースに、落花生の皮を煮て作ったキャラメルソース。添えられているのは胡桃のキャラメリゼにマッシュルーム、梨、イチジク。肉厚で旨味が凝縮されたホタテはバターとの相性抜群。落花生のソースのコクやキャラメルの甘みがまた合う。帆立以外の食材との構成が新鮮で面白いけど、きちんと計算されているのを感じるバランス感。 ◎魚料理 鮎(7時間蒸して揚げたもの)、万願寺唐辛子のソース、牛蒡と桜えび、生姜ソース、薩摩芋(うろ覚え)の松風焼き。岐阜で生まれ育って鮎は色々食べたつもりだったけど、こんなにふわっふわな鮎は初めて。表面のさくっとした食感からしっとりふわふわ食感へと変化して、鮎の味が口に広がる流れはたまらない。スイーツかと思うくらい薩摩芋の甘みが感じられるなめらかな松風に、牛蒡と桜海老が香るサクサクの揚げ物。一皿の中で味や食感のコントラストがついて楽しい。 ◎肉料理 黒毛和牛ランプ肉に信長椎茸、生胡椒。噛むほどに旨味が広がるお肉の魅力は勿論、ソースがまた良いお味なの。生胡椒でアクセントを効かせて食べたら、にやにやしちゃう。肉厚でジューシーな椎茸は、付け合わせ以上の存在感。 ◎ご飯、味噌汁 インカのめざめを使った炊き込みご飯、いぶりがっこと鰹の佃煮。インカのめざめは、じゃがいもなのに薩摩芋と錯覚しそうなくらい甘みがある。御飯の量が選べるとのことで普通盛りにしてもらったけど、これは大盛りにすべきだった。 ◎デザート 季節のクレメダンジュはフロマージュに、イチジクと赤ワインのコンポート。創作和食店で洋風スイーツまで楽しめるなんて想像してなかったから、美味しいデザートにまた衝撃を受ける。コースの最初から最後まで、隙なく美味しさが溢れてた。 お料理が運ばれてくる度、繊細な盛り付けに目を奪われて、説明を聞く度、その工程の奥深さと食材の組み合わせの新鮮さに驚くばかり。旬のものを使いながら、それぞれの素材の魅力を贅沢に感じられるお料理の数々はどれも本当に美味しくて、心と五感が満たされる素晴らしいランチだった。 スペシャルランチ4,800円の価格設定は絶対おかしいと思う。コスパ云々どころか、恐縮するレベル。帰り際に次の予約もさせてもらえたから、またお邪魔できる日が今から楽しみ。
2024/03訪問
3回
【フェラリーニ】 あのピザがどうしても食べたい!と向かったのは、お久しぶりのダ アチュさん。何度も食べたくなるピザって、そう沢山は出会わない気がする。お目当てのフェラリーニをオーダーして、ピザ窯を眺めながら待機。 間もなくして運ばれてきたのは、大きなお皿に堂々と広がる贅沢ピザ。惜しみなく盛られすぎていて、もはや視界のほとんどがパンチェッタ。淡いピンク色と見るからに柔らかそうなビジュアルは、何度見ても高まる。 ピザを持ち上げた途端とろりと伸びるチーズと大ぶりなパンチェッタをしっかりと乗せて、ぱくり。美味しい〜!これが食べたかったのよ。パンチェッタの柔らかくふわりとした口当たりに、体温が伝わって口の中で旨味、甘みが広がる感覚がたまらない。 そして、チーズがまた美味しいの。コクもクリーミーさもあるのに、このパンチェッタと一緒に食べてもくどさを感じさせないあっさりとした味わい。 水牛チーズ、カチョカヴァロ、燻製チーズ、モッツァレラチーズ、パルミジャーノ レッジャーノに、銘柄豚の豚バラを使った自家製のパンチェッタ コッタ ドルチェ。生地の美味しさは言わずもがななので、全部が合わさった時の幸福感は食べた人にしか分からないと思う。 平日オープン後15分くらいに突撃して、カウンターと入り口付近のテーブル席に空きあり。次は誰かとお邪魔して、色んなお料理をいただきたいな。
2023/09訪問
1回
【鴨はちらーめん(鴨まし)/鴨味噌ご飯】 ずーっと憧れてたお店へついに突撃。住宅街にある隠れ家的お店。暖簾をくぐると靴を脱いで畳へあがる。カウンターに座り、迷わず鴨はちらーめんを注文。 待ち遠しくて、大人げないと思いながらも終始そわそわ。そしてお待ちかね、らーめん登場。ドキドキしながらスープから。割烹料理屋さんのようなお出汁がしみる〜。これはスープ飲んじゃうやつ。 麺は歯切れが良くて、ラーメンよりお蕎麦に近い食感。車麩がスープをたっぷり吸ってるから、口に入れるとじゅわっと広がって幸せ。そして刻まれた山椒がいいアクセント。粉山椒と違って、山椒の香りが漂ってきたと思ったら自然とひいていく。香りっぱなしじゃないから抑揚がついて、なんだか新鮮。 付け合わせもいいお味。手間暇かかってるのが感じられる。そして大好きな鴨へ! 鴨のレアチャーシュー。ラーメンに乗せるとゆっくり火が通る。これがすっごく美味しいの。レアなのに全然臭みも癖もない、純粋に美味しい鴨。噛めば噛むほど旨味が押し寄せる。食べる度に悶えたよね。鴨追加して大正解だったよ。いつまでも食べていたい笑 お察しの通り、食べるのに夢中すぎて鴨味噌ご飯は写真撮れてません(^O^)ほろっと柔らかい鴨に赤味噌の甘さがマッチした具は、ひたすらご飯が進む。ラーメンの塩気とお味噌の甘さがまたそれぞれを加速させる。 見た感じ脂が気になるかもだけど、全然脂っこさはなくて、お出汁と旨味たっぷりのラーメン。計算されたバランスの良さと美味しさに感動。もっと近くにあって欲しい〜。絶対また食べに行く。
2019/09訪問
1回
【クロワッサンモーニング(カプチーノ)/ティラミス】 今年6月にオープンしたカフェテリア、カッフェビアンコさん。朝のひとときを過ごすべく突撃。イタリアの片田舎をイメージした店内は、どこかお洒落だけどほっと落ち着く空間。 クロワッサンサンドは、クロワッサン生地の軽さと具材とのバランスの良さに、一口目からビビッとくる。噛んだ瞬間パンのいい香りが広がりつつ、生地の崩れが少ないのも素敵。レタスとハムというシンプルな顔ぶれながら、これがまた美味しい〜。ハムの旨味に思わずにやける。意外にも軽くて、もう一個食べたい気持ちを抑えるのに必死だった笑 そして、お店オススメのティラミス。一口食べてフリーズ。なめらかなクリームとエスプレッソがしゅわりと染み込んだスポンジの食感。それを追いかける、ほろ苦さとマスカルポーネの匂い。甘さも絶妙で本当に美味しい…。ゆっくりいただくものなのに、スプーンを持つ手が止まらない〜。初めてティラミスを「もう一度食べたいと」思った。 美味しいクロワッサンサンドとティラミスを堪能しながらいただく、カプチーノ。心満たされてしばらくぼーっとする。幸せな朝のはじまりだった。滋賀に来たときは是非また来たい。
2021/11訪問
1回
【森のドライフルーツ(ハーフサイズ)/朝食(プレーン)/ドーナツ(シュガー)/[丘]バナナ&サワークリーム厶/生ハムと水牛モッツァレラチーズのカプレーゼサンド】 友人と円居さんの話をしたら、久しぶりに食べたくなってネット予約。密にならないし、並ばず受け取れるし、このシステム凄くいい。 まずは期間限定のサンドイッチ。口にすればバジルのいい匂いが駆け抜けて、生ハムの塩気と旨味、トマトの爽やかな酸味が後を追いかけてく。チーズもしっかり入ってて美味しい。パンの塩気も合っててぺろり。 お次はドーナツ。表現するならば「さふさふ」って擬音が合うような、程よい空気感がある。優しい甘さの粉砂糖がたっぷりまぶしてあって、無心で食べちゃうようなほっとする美味しさ。正直、かなりタイプ。目の前にあったらあるだけ食べちゃいそう笑 サワークリームとバナナが真ん中にぎゅっと閉じ込められたマフィンは、クリームと生地が混ざるとしゅわりとした食感に。バナナのいい香りに包まれて幸せ。ほろりと解ける食感だけど、ぽろぽろ溢れる感じが少ない気がした。 最後は森のドライフルーツ。以前食べてタイプだったからリピ。程よい噛みごたえで、噛むほど生地のいい匂いが広がってく。ドライフルーツと食べる度、穏やかな甘さが広がって満たされる。 どれも美味しくて心満たされるひととき。期間限定の商品もあるから、また予約しなきゃ。
2021/10訪問
1回
【ラーメンセット(醤油)】 気になりつつも、なかなか来る機会がなかったお店。お仕事の合間と思われるおじさま達の中、食欲に身を任せて突撃。炒飯だけにしようか迷ったけど、せっかくなのでセットでオーダー。 オーダー後に中華鍋の音が聞こえたと思ったら、すぐに現れる炒飯。飾り気のないこの感じがまたきゅんとする。 半炒飯をイメージしてたけど、がっつり一人前(女性にとっては大盛りかも)。そのボリュームに少したじろいだけど、一口食べたら心配は吹き飛んだ。 焦がし醤油が効きつつ、濃すぎる感じがない。パラパラだけど全然油っこくなくて、チャーシューだけでなく蟹まで入ってる。「ラーメンセット」の響きでは想像しないクオリティの炒飯。うわ〜美味しい…。次の一口へと自然と手が進む美味しさで、自分の中の炒飯ランキングが動いた。 ノスタルジックなラーメンは、鶏ガラ×醤油の懐かしい味わいのスープ。柔めの中太麺とのシンプルながら飽きのこない味わいで、途中から汁物感覚になる。 麻婆飯も美味しいって噂なので、次は是非頼もう。誰かと一緒だったら炒飯もリピートして分けっこするのもありかも。
2021/07訪問
1回
【シブースト/ナイラック/イングリッシュアフタヌーンティー】 この日はずっと気になってたギャルリシュシュアーさんへ突撃。ピエールプレシュウズで修行をされた方が作るケーキが食べられるお店。オムレットが人気みたいだけど、特に気になったケーキをオーダー。 クリームチーズの中にラズベリーソースが練り込まれたナイラック。好物のコラボに見つけた瞬間即決。 クリームチーズのまろやかさに甘酸っぱいラズベリーが加わって、美味しい〜。クリーミーだけどあっさりした絶妙なバランスで、いつまでも食べていたい… てっぺんの球体はマカロンかと思いきやラズベリームースみたい。爽やかな酸味がアクセントになって素敵だった。 もう一つはシブースト。キャラメリゼのほろ苦さが口の中に広がる大人な味わい。生クリームだよね?ってもう一度食べて確認するくらい、軽くて口当たりの良いクリームに衝撃を受ける。タルトの中にはキャラメルリンゴが隠れていて、全部を一緒に食べれば思わず目を瞑っちゃう美味しさ。 一つ一つが本当に美味しくて衝撃的だった。お砂糖の甘さってどうしても重くなったり、飽きがくるイメージだけどそれが全然ないし、何度口にしても幸せが持続する。ふわふわと飛び続けているような気持ちになるケーキだった。
2021/06訪問
1回
【ポンメールランチ(オーガニックジェノベーゼ)】 以前から気になってたお店へランチに突撃。お店のドアをあけるといい香りがふわり。 落ち着いた内装の店内に、少し重厚感のあるソファやテーブルクロス。テーブルと顔の間の高さに窓があるから、時間帯でお店の雰囲気も変わりそう。一人でも入りやすそうな空間。 本日のパスタと書かれた3種類の中にジェノベーゼを発見。扉を開いた時のいい匂いの正体はこれだ!と即決。 パスタが現れた途端思わずにっこり。にんにくとバジルの香りが食欲をそそる。もちもち生パスタにズッキーニ、インゲン、じゃがいも。それぞれがソースをしっかり纏ってる。チーズの塩気も相まって美味しい。 前菜とドリンクもついて心満たされるランチ。柱に書かれたメニューもかなり魅力的だったから、今度は夜にお邪魔したいな。
2021/06訪問
1回
【ブレンド紅茶(モーニング)】 数年ぶりにお邪魔したのは、Ryo-anさん。前回はランチを頂いたので、この日は朝一番でモーニングを食べに突撃。 マイナスイオンを浴びながら木々の間を歩いていくと、自然の中に佇むお店が見えてくる。鳥のさえずりや川のせせらぎを聴きながら過ごせるテラス席は、そこにいるだけで心が澄んでいく。 新緑の匂いと朝のひんやりした空気に包まれていただく紅茶は、一層美味しく感じる。モーニングは自分好みにサンドできるスタイルだったので、全部入れてみた。食いしん坊全開で詰めても、品よくまとまるラインナップ。シンプルに美味しいサンドイッチを頬張ったら、思わず笑顔になる。 自然を眺めてぼーっとしたり、スケルトンの床から見える川を覗いてみたり。素敵なモーニングタイムに、朝から心満たされた。何度も訪れたくなる素敵な場所。