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【おまかせコース】 この日は瑞浪にある柳家さんへ、念願の突撃。日本全国だけでなく、世界からも来客のある名店。季節ごとに郷土料理がいただけて、冬にはジビエが楽しめる。 寒さで白く染まる息、入口から漏れる明かり、浮かび上がる柳家の文字。古民家を移築した建物と冬の空気が合わさって、趣ある雰囲気が漂う外観。お店の奥へと進み戸を引くと、囲炉裏を囲む席と焼き手の前女将さんの姿が。席につくと、時折パチパチと鳴る炭の音と肌に伝わる熱に、静かに胸が高鳴る。 串が焼かれていく様子を眺めながら、まずは前菜を。初めていただく蜂の子の佃煮はほんのり甘みがある。囲炉裏を囲んで、目の前で焼き上げられていく様を楽しみながら過ごす贅沢な時間。 いただいたのは鹿、猪、羆など普段いただかないものばかり。美味しさは勿論、どれも臭みや癖がなくて、それでいてちゃんと味の個性と魅力が感じられることに驚く。詳しいことは全然分からないけど、焼くというシンプルなスタイル故に、お肉の処理や火入れ加減一つで違いが出そう。 特に印象に残っているのは、鹿ロース。目で見て分かる脂のつきなのに、焼き上がったそれは重さを感じない。赤身の部分は柔らかさがありながら、あっさりとしてる。脂身と赤身のコントラストも含めて美味しい。柚子胡椒のアクセントがまた素敵。 猪と野菜の旨味が溶け込んだ猪鍋に、ふわとろの自然薯ごはんと、最後まで美味しくて幸せなひとときだった。
2023/12訪問
1回
【ディナーコース(12,000円)】 この日は、お久しぶりのよし奈さんでディナー。予約困難店とあって次お邪魔するまでに間があくから、忘れた頃にご褒美がやってくるような、そんな感覚。前回来た時から季節も変わって、暖簾を揺らす風が気持ちいい。 ホタルイカと季節の野菜(マイクロ春菊なるものの存在を創めて知った)、せとか、白味噌と酢味噌を使った前菜からはじまり、一つ一つが本当に美味しくて食べるたびに笑みが溢れる。 目にも楽しく食べて心満たされるお料理たちに、よし奈さんに来たことを実感。そして、それぞれの説明を聞くたび、その工程にかかる時間と手間を想像して頭がクラっとする。(一つ一つ感想を書くと、以前のように長文になりそうなので割愛笑) 心満たされる創作和食と、本格的な洋菓子で締めくくられるディナーに、食べ終わったそばから余韻ひたひた。 今回は、産休でお休みされていた女将さんと天使のような娘さんの姿もあって、さらに幸せな気持ちでいっぱいになった。 【ディナーコース】 この日は楽しみにしていた、よし奈さんでのディナー。その美味しさを知っていると、お店へと向かう足取りも自然と早くなる。前回のランチを思い出しながら、夜はどんなメニューがいただけるんだろうとわくわくで扉を開ける。 前回よりもキッチンに近い席だったので、盛付けの様子や動きが見えて嬉しい。丁寧に仕上げられたお料理を前に、説明を聞きながらその工程をイメージするこの時間も好きだなあ。 ディナーが始まると、お皿が運ばれてくる度に幸せが花開く。歯ざわりのいい鮑に、口の中で溶けていくように甘みが広がるオマール海老。噛むほどに旨みが溢れるお肉と、ソースの味わい深さ。一つ一つ書いてたら前回に負けない長文になっちゃうから自重するけど、どれも美味しくて口にするたびにやにやが止まらない。 一品ごとに手間ひまかけて丁寧に作られたお料理はどれも、素材の魅力がしっかりと感じられつつ繊細な味わい。前回いただいて印象的だったクレメダンジュと小菓子で締めくくられるコースは、最初から最後までずっと幸せだった。 ランチとはまた違った豪華さもディナーの魅力。次またお邪魔できる日が今から楽しみ。 【special lunch(完全予約制)/季節のクレメダンジュ】 予約一年待ちと噂のよし奈さん、念願叶ってやっとこさ突撃。店内は洋風の造りで、和食料理店というより喫茶店に近いカジュアルな内装。オープンキッチンで、調理されている様子が見えるのも素敵。 ◎前菜 栗の冷やし茶碗蒸し。鬼皮も使って出汁を取り、マスカルポーネを使ったソースにデラウェアが添えられてる。栗の風味と甘味が主役ながらも、マスカルポーネとデラウェアがさり気なく華を添えていて不思議と合う。一品目を食べ終えた時点で、この先のお料理に期待しかない。 ◎椀 秋刀魚の真薯とお野菜の椀物。椀物でクセの強い青魚を使ってるお店って、珍しい気がする。臭みのない秋刀魚の旨味とふわふわの真薯、お出汁の美味しさのバランスが絶妙。 ◎季節の一品 お刺身(炙り鰆、雲丹、鮪)に、西洋葱やフェンネル等お花をあしらった一品。登場した瞬間、ため息が漏れてしまう程可愛らしい、女性的なビジュアル。どれもお魚の風味と魅力がぐっと濃く感じられて、鼻に抜ける香りや余韻まで幸せ。 エディブルフラワーってある程度大きさがあったり、口当たりや風味でどうしても存在感が出てしまうイメージだったかど、こちらはその感覚が全然なかった。 ◎シェフの一品 北海道産帆立ソテー。手前には落花生のソースに、落花生の皮を煮て作ったキャラメルソース。添えられているのは胡桃のキャラメリゼにマッシュルーム、梨、イチジク。肉厚で旨味が凝縮されたホタテはバターとの相性抜群。落花生のソースのコクやキャラメルの甘みがまた合う。帆立以外の食材との構成が新鮮で面白いけど、きちんと計算されているのを感じるバランス感。 ◎魚料理 鮎(7時間蒸して揚げたもの)、万願寺唐辛子のソース、牛蒡と桜えび、生姜ソース、薩摩芋(うろ覚え)の松風焼き。岐阜で生まれ育って鮎は色々食べたつもりだったけど、こんなにふわっふわな鮎は初めて。表面のさくっとした食感からしっとりふわふわ食感へと変化して、鮎の味が口に広がる流れはたまらない。スイーツかと思うくらい薩摩芋の甘みが感じられるなめらかな松風に、牛蒡と桜海老が香るサクサクの揚げ物。一皿の中で味や食感のコントラストがついて楽しい。 ◎肉料理 黒毛和牛ランプ肉に信長椎茸、生胡椒。噛むほどに旨味が広がるお肉の魅力は勿論、ソースがまた良いお味なの。生胡椒でアクセントを効かせて食べたら、にやにやしちゃう。肉厚でジューシーな椎茸は、付け合わせ以上の存在感。 ◎ご飯、味噌汁 インカのめざめを使った炊き込みご飯、いぶりがっこと鰹の佃煮。インカのめざめは、じゃがいもなのに薩摩芋と錯覚しそうなくらい甘みがある。御飯の量が選べるとのことで普通盛りにしてもらったけど、これは大盛りにすべきだった。 ◎デザート 季節のクレメダンジュはフロマージュに、イチジクと赤ワインのコンポート。創作和食店で洋風スイーツまで楽しめるなんて想像してなかったから、美味しいデザートにまた衝撃を受ける。コースの最初から最後まで、隙なく美味しさが溢れてた。 お料理が運ばれてくる度、繊細な盛り付けに目を奪われて、説明を聞く度、その工程の奥深さと食材の組み合わせの新鮮さに驚くばかり。旬のものを使いながら、それぞれの素材の魅力を贅沢に感じられるお料理の数々はどれも本当に美味しくて、心と五感が満たされる素晴らしいランチだった。 スペシャルランチ4,800円の価格設定は絶対おかしいと思う。コスパ云々どころか、恐縮するレベル。帰り際に次の予約もさせてもらえたから、またお邪魔できる日が今から楽しみ。
2024/03訪問
3回
ご縁があって連れてきていただいたお店。久しぶりの回らないお寿司にわくわく。 一つ一つについて書いたら凄い文章量になりそうなくらい、本当に美味しかった。食べるたびに無言になって頬が緩む。 同じお寿司なのに、酢飯もお魚もこんなに違うの?って驚いてばかり。食感や味、味の変化、香り、余韻、どれも素敵すぎる。鯵と鮪が特に衝撃的で感動した(忘れられなくて追加させていただいた)。 美味しいって言葉しか使えない語彙力が悔しい。これまでの自分の「美味しい」のスケールで表現できない次元。お魚の味でこんなに奥行きを感じたのは初めてかも。煮物やだし巻き卵も本当にいいお味。 今まで食べたお寿司の中で一番美味しかったなあ。思わず「美味しい…どうしよう…」って呟く。キャパを越える幸せに戸惑った笑 岐阜にこんな素敵なお店があるなんて知らなかった。季節によって旬も変わるから、何かのご褒美にまたお邪魔したいな。
2020/07訪問
1回
【鶏ササミチーズと鶏唐揚】 何度か振られた末、久しぶりに突撃したのは茜部にある、和風ダイニング 鈴家さん。なんと、8月末で閉店されるらしい(お店を出る時の張り紙で知った)。シンプルな外観故に、初めて見たときは敷居の高いお店かと思ったけど、中に入ると昔ながらな定食屋さんの佇まい。 定食メニューは心惹かれる顔ぶればかりで、胃袋が一つしかないことを後悔しながら本気のにらめっこ。せっかくだから欲張りに頼みたいと選んだのは、鶏ササミチーズと鶏唐揚の合盛り定食。パチパチと食材が揚がる音とテレビから流れる甲子園中継をBGMに、外の陽射しで熱くなった身体を冷ましながら待つ。 店主さんの優しい「はい、お待たせしました。」の声に顔を上げると、思わず笑みが溢れる定食が。小鉢が2つもついてくるの、嬉しい。冷菜は茄子といんげんのお浸しに、獅子唐と豚肉、お揚げさんの煮物。どちらもいいお味で、メインは間違いないと確信する。 まずは唐揚げをぱくり、うわ、美味しい〜。パリパリ、サクサクなのに軽くって、ザクザクという表現も浮かんでくる絶妙な衣の薄さ。噛んだ瞬間の音を録音したいくらい、小気味良い音が響く。お肉は柔らかジューシーで、衣の食感とのコントラストがたまらない。塩ベースの下味も相まって完全にお米泥棒。よく見ると一味(七味?)らしきものが入ってる。主張しない程度にさり気なく広がる香りと刺激がにくい。 お次は、狐色に揚がった鶏ササミチーズ。口にした途端、衝撃とともに浮かんだのは「これ、本当にササミ?」という疑問。しっとりふわふわ、筋感のない食感。淡白な肉質と中から溢れ出るチーズのコク、タレの甘じょっぱさのコンボが幸せすぎる。またしてもお米泥棒発生。ご飯おかわりするか迷った笑 お惣菜も揚げ物も、定食価格でいただけるのが忍びないくらい高いクオリティ。なんとかして、閉店までにまたお邪魔しなきゃ。 #岐阜 #茜部 #和風ダイニング鈴家 #唐揚げ #鈴家 #岐阜グルメ #岐阜ランチ #岐阜和食 #岐阜定食 #食堂突撃シリーズ #グルメコミュニティ岐阜 #gifu
2023/08訪問
1回
【季節のおまかせコース/アールグレイ オハラ】 この日は、ずっと行ってみたかった和らんさんでお食事。Google Mapの位置情報を頼りに向かうと、飲食店らしからぬ外観。何度も通ったことのある場所なのに、ここにお店があるなんて今まで気付かなかった。 どこか無機質な入口から着物姿の女将さんが現れて、中へと案内される。店内は間接照明と和モダンなデザインが印象的な落ち着いた雰囲気で、文字通り隠れ家のような場所。どんなお料理がいただけるのか、期待が高まる。 (お料理一つ一つのコメントを書いていると、文章量が大変なことになりそうなので一部割愛。) 竹炭で黒く色付いた球体は、アメリカンドッグ。口にした瞬間、帆立と烏賊の香りがふわりと広がって、クールな見た目とのギャップにドキッとする。抹茶クレープで包んだ鮎のリエットに、発酵ソースを使ったピリ辛稲庭うどんと、趣向を凝らしたお料理が続く。 お吸い物は、からすみ入りの餅巾着。お汁のいいお味に心ほぐれる〜。巾着を開くとからすみがゆっくりと溶け出して、キラキラと光を反射しながらお椀の中を橙色へと染めていく。お吸い物にからすみの風味、程よい塩気が加わって、さっきまでとはまた違った表情に。なんだかもう、組み立て方が芸術的。 真魚鰹のカツは、目の細かな衣のクリスピーな食感と、ふっくら柔らかくて上品な味わいの真魚鰹とのコントラストが絶妙。甘酢茄子の酸味がいいアクセント。続いて提供された時鮭の大根ソースは、程よく脂の乗った身と優しい味わいのソースで、ふわふわと浮かんでいるような感覚になる。 お肉料理は、なんと鹿肉。写真では伝わりづらいけど、鹿のすじ肉を使った肉じゃが乗せ。上品な鹿肉の旨味を噛み締めてにやけ、鹿肉と野菜の魅力が凝縮された肉じゃがに思わず笑っちゃう美味しさ。てっぺんに乗せられた牛蒡が繊細な細さで素揚げされていて、牛蒡の香りを出しつつ食感で強く印象付けすぎない、主役を引き立たせるような奥ゆかしさがあった。 そしてここで、まさかのお寿司の登場。ここまでのお料理に加えて、鹿肉からのお寿司という贅沢な流れに狼狽える。これがまた一つ一つが本当に美味しいの。 特に印象的だったのは、可愛らしくも存在感抜群だった、いくら丼。蓋を開けるといくらがたっぷり敷き詰められていて、きらりと輝く姿はもはや宝石のよう。掬って食べた瞬間、幸せの波に飲み込まれていく。生と半熟の2種類のいくらが使われているから、色の抑揚だけでなく、口の中でぷちっと弾ける食感の違いも楽しめる。 「お腹に余裕があれば…」とお声がけいただきお願いした、海老のカレー。これ、「余裕があれば…」で出てくるクオリティじゃなかった。ルーを口にした瞬間の濃厚な海老の風味は、殻から出汁をとってるであろう本格的な味わい。この頃になると、美味しいもののオンパレードに脳が混乱してた。 お品書きのない季節のおまかせコース。次は何だろうとわくわくしながら待つ時間も、お料理が提供された瞬間に動く心も、食べ終えた後の余韻も、お料理が提供される合間の余白がより一層引き立たせてくれた気がする。素材やお皿の取り合わせも素敵だったなあ。 ビオワインが豊富なお店だけど、意外にもノンアルコールも充実。お茶のラインナップに惹かれて頼んだのはアールグレイ オハラ。お煎茶にベルガモットの香りを纏わせたものらしい。一口飲んでびっくり。まろやかな口当たりにはじまり、ベルガモットの爽やかな香りが広がった後、すっきりとした余韻が残る。お食事の合間に飲んでも、流れを乱さない味わいだった。ワインとのペアリングを考えるように、ノンアルコールでも繊細なお料理と愉しめるようなドリンク選びをされているんだろうな。 隠れ家のような場所でいただく、五感が喜ぶ創作和食の数々。お店を出た瞬間、現実に戻ってきたような錯覚にすらなる、素敵なお店だった。また必ずお邪魔したい。
2023/08訪問
1回
【上天丼ランチ】 用事が済んだので、帰り道にある天ぷら屋さんへ突撃。ランチタイムも後半だったからか、ちょうど席が空いたところでラッキー。 お腹が空いていたのと、何より「内容の違う天丼が2回食べられる(上天ぷらとして食べることも可)」という魅力に惹かれて、上天丼ランチに決定。 小鉢の金平牛蒡は甘めの味付けで、空っぽの胃が少し落ち着く。お待ちかねの天丼登場。天ぷらを食べた途端サクッといい音が響く。マイクで音拾ってるの?ってくらい気持ちよく聴こえる。時間が立っても全くベタつかないから、最後までカラッとした状態でいただけて素敵。 お野菜も海老も全部美味しくて、どの素材も主役。それぞれの味を堪能。タイミングを見計らってくださるので、一杯目を食べ終えて一息ついてると二杯目が登場。自分で頼んでおきながら「え〜(^O^)二杯も食べちゃっていいんですか?」ってなる笑 穴子もふわふわで大きくて、幸せが止まらない。しゃきホクで絶妙な火の通り加減の蓮根にうっとり。お味噌汁も美味しい上にお漬物もあるから、勿論ご飯が余る心配はない。 心もお腹も満たされたところへ、デザートの柚子シャーベット。天丼に夢中になってた口が自然と落ち着く。とっても満たされて幸せ。ボリュームがあるので、女性や少食な人は上天ぷらがオススメかも。
2020/09訪問
1回
【旬替り定食/飛騨みなと牛ランプ肉のステーキ】 やっとこさ突撃したのは、食堂こよりさん。ずっと気になってたから、お店に行く前からわくわく。カウンターから見る光景に、話も弾む。 色付いた柿の葉とともに登場したお野菜たち。それぞれの味や甘みを、お豆腐のドレッシングが優しく包む。てっぺんにあしらわれた紫蘇の花が柔らかく香って素敵。 ふわふわの真蒸に脂の乗った鰤のお椀。臭みがなくて、魚の脂が広がってもお汁が乱れない。 紅大根の土佐酢がけは、鰹出汁と土佐酢が餡になってる。お酢が入ってるけど鋭さはなくて、紅大根の味がきちんと主役になるお味。 おかき揚げはその名の通り、おかきを衣に混ぜてあるらしい。軽い食感とサクサクとした音が心地いい。肉厚な紋甲イカにほっくりと揚がったキクイモがたまらない。上に乗ってるのはなんと、らっきょうを使ったタルタル。らっきょうって香りが強いイメージだけど、主張が和らいでめっちゃ合っててびっくり。 鮭としめじのご飯は、もう秋そのもの(語彙力)。素材をしっかり楽しめる絶妙な味付け加減。ずっと食べてられそう笑 追加した牛ランプ肉は、牛肉の旨みを堪能できる一品。定食と違って、しっかりとした味わいの甘みのあるソースが使われてるけど、決してお肉がかき消されることのないバランス。美味しくて、なくなるの寂しくなっちゃうやつ。長くなるから割愛するけど(既に長い)、付け合わせも勿論美味しい。 どのお料理も優しさがありつつ、しっかりと輪郭を感じる味わい。美味しい〜。身近な食材の知らない一面にも触れられて楽しかったわ。目も心も満たされる、幸せランチ。 10日くらいでメニューが変わると聞いて、お店を出る時には次のメニューを想像しちゃう。スタッフの方々の温かさも含めて素敵なお店だったなあ。また行きたい。 #岐阜 #食堂こより #旬替り定食 #和定食 #飛騨みなと牛 #美味しい #岐阜グルメ #岐阜ランチ #グルメコミュニティ岐阜 #gifu
2021/11訪問
1回
【スーパーネギタン塩/上タン/きらくのタン/サーロイン焼きしゃぶ/本日のお凌ぎ(冷麺)/上サガリ/ランプ/トモサンカク/キムチとナムルの盛り合わせ/究極の和牛釜飯ご飯/チョレギサラダ/りんごのシャーベット/メープルアイス】 焼肉を食べにお邪魔したのは、伏見駅近くにある名古屋焼肉きらくさん。大阪は北新地にある百名店"焼肉きらく"さんの姉妹店だそう。 暖簾をくぐり階段を上がると、ラグジュアリーな空間が。今回利用した個室は、ゆったりとした造りとダウンライトで落ち着いた雰囲気。オープンスペースや個室の掘り炬燵もあるらしく、シーンに合わせて使い分けられそう。 最初に運ばれてきたのは、大きなトレー。なんと、好みのお箸を選んで使えるとのこと。選ぶ楽しみにわくわくしながら夕食がはじまる。 ◎白トリュフオイルのチョレギサラダ 口にした途端、トリュフのいい香りがふわり。チョレギサラダでイメージするような味の強さや油感はなく、上品に仕上げられたサラダにお料理への期待も高まる。 ◎スーパーネギタン塩 輪切りのレモンが敷き詰められたスーパーネギタン塩。レモンをめくった下には、キラキラと輝く葱を乗せたタン塩が顔を出す。スタッフさんの手で焼き上げられたネギタンは、柔らかな食感と脂の旨みがたまらない。味付けされた葱の風味とレモンの香りが素敵。鋭い酸味はなくて、レモンの香りの良さだけを綺麗に乗せたようだった。 ◎上タン 厚みのある上タンは、弾力がありながら歯切れのいい柔らかさ。噛むほどにタンの風味が感じられて、思わずにやけちゃう。 ◎きらくのタン 溢れんばかりの九条葱が詰められた、きらくのタン。焼き目の香ばしさの後、タンの味わい、葱の食感と甘みが押し寄せてくる。この形でいただけるからこその魅力。 ◎サーロイン焼きしゃぶ 綺麗なサシのサーロインは、お皿に横たわる様も網を覆った姿も迫力がある。ベストな火入れで焼き上げられたお肉はくるりと巻かれ、卵黄を添えたお皿へ。崩した卵黄をたっぷりと纏わせて食べたら、その味わいにふふっと笑っちゃう。お肉の美味しさは勿論、脂とタレ、卵黄が織りなす幸せな味。やわらかくて口溶けも良い。巻かれて重なったお肉を噛んだ時の食感も、甘みにベタつきを感じないタレも素敵。 ◎本日のお凌ぎ(冷麺) 酢橘があしらわれた冷麺。あっさりとしながら、後味に穏やかな辛さがある。もっちりぷりっとした麺とスープが絡んで、合間にいただくのにぴったり。お凌ぎなのに、おかわりしたくなっちゃった笑 ◎上サガリ キメの細かく柔らかな食感。赤身肉を食べているような感覚にすらなる味わい。好みでつける辛子がいいアクセント。 ◎ランプ 綺麗な赤色に思わず見惚れちゃう。お肉の濃い味が感じられつつ、適度なサシでやわらかさもある。 ◎トモサンカク 写真でも分かる霜降り具合。噛んだ瞬間じゅわりと滲む脂は、さらさらとした口当たり。コクがあるのに不思議と重さはなくて、いいお肉をこれだけいただいた後でも食べられちゃう。山葵を添えて爽やかに楽しめた。 ◎究極の和牛釜飯ご飯 蓋を開けると、なんとも贅沢で華やかな光景が広がる。和牛にいくら、蟹、それぞれの味わいを堪能したら、雲丹を混ぜてまろやかに。どこを食べても幸せなご飯。薬味とお出汁がついてくるから、色んな食べ方ができるのも嬉しい。 ◎デザート バニラ、抹茶、マスカルポーネ、メープルなど数種類のアイスや季節のシャーベットから選べる。デザートにもバリエーションがあって嬉しい。果肉も入ったりんごのシャーベットで、心満たされる締めくくり。 上質なお肉の数々とお料理は、口にするたび笑顔になる。お肉によってはスタッフさんに焼いてもらえるから、ベストな焼き加減でいただくことができた。心遣いや細やかなサービス、空間作りも含めて、美味しく贅沢なひととき。帰りには好きなミンティアを選べて、最後までホスピタリティに溢れてた。
2024/01訪問
1回
【夜のおまかせ 上】 名古屋でのディナーにお邪魔したのは、名駅から徒歩3分の場所にある鮨しちりさん。 厳選した旬の食材で、懐石料理と握りを織り交ぜたおまかせコースがいただける鮨店。 お店があるのは、ビルの地下。以前は別のお鮨屋さんがあった場所。扉を開けると落ち着いた雰囲気の店内。 ◎季節の前菜5種盛り バイ貝の旨煮 鰯の梅煮 水ダコの酢味噌がけ 夏野菜と蟹のテリーヌ くろめ(昆布の仲間) 歯ざわりの良いバイ貝は、噛むほどに旨味が広がる。臭みのない鰯と梅の穏やかな甘酸っぱさ、夏らしいテリーヌ。タコの弾力と心地良い酸味の酢味噌。 一つ一つが良いお味で、これからどんなお鮨やお料理がいただけるのだろう、と期待が高まる。 ◎鰹のたたき サラダ仕立て 自家製のマスタードドレッシングが使われていて、和洋折衷のさっぱりとした一品。 ◎ホウボウ 旨味のある、上品な味わい。 ◎鯵 葱と生姜をすり合わせた薬味が乗っている。ふっくらとした身は、臭みのない爽やかな青魚の香りがする。脂の口溶けと赤酢のシャリ、薬味の風味のバランスが絶妙。 ◎赤いか 酢橘と塩でいただく。 ねっとりとした食感と上品な甘み。 ◎ミナミマグロ中トロ 口溶けの良さ、クセのない甘みと旨味がなんとも幸せ。 ◎目鯛の幽庵焼き 万願寺唐辛子味噌が添えてあって、下にはスダチが敷かれている。香り方が奥ゆかしい。 ◎小丼 サザエの炊き込みご飯と、北海道のいくら、ずわい蟹。ずわい蟹はほぐした身を蟹味噌と煮詰めている、贅沢な一品。 ◎しめ鯖 心地よい酸味と、鯖の風味がしっかりと感じられる。 ◎かます 口にした瞬間、炙りの香ばしさがふわりと漂う。それを追いかけるように、程よく脂乗った身の旨みが広がる。 炙って火が入った部分とのコントラストに思わずにやけちゃった。 ◎ヒラマサ あっさりとしつつも、上品な味わい。 ◎平貝 歯ざわりが良くて、濃厚な旨味がある。 ◎海苔の餡掛けと鱧の茶碗蒸し 餡は海苔の風味だけでなく(気のせいかもしれないけれど)滋味を感じる。食べていると、中からアサリ出てきた。 ふわふわの鱧に、時折香る花穂紫蘇が心地良い。 ◎卵焼き、ザーサイの浅漬 お寿司屋さんでザーサイってなんだか新鮮。卵焼きの甘みにほっこりしながら、終盤にきていることが少し寂しくなる。 ◎金目鯛 炙りを塩でいただく。旨味が幸せ。 ◎穴子 しっとりふわりとした食感で、口の中で溶けながら広がる甘みに笑みが溢れる。 ◎お味噌汁 しじみの出汁を使ったとろろ昆布のお味噌汁。 ◎干瓢巻き 干瓢の甘辛さと酢飯の酸味が心地良い。 ◎小倉のアイスクリーム 小倉の風味に小豆の食感も楽しめて、最後まで心満たされた。 季節を感じる食材使いに、江戸前の技が光るお鮨、時折洋の要素も感じるお料理たち。鯵やミナミマグロの中トロが特に印象的だったなあ。 お昼は2,980円から、夜は6,980円からいただけるのも嬉しいポイント。カウンターの他に個室もあって、デートにも良さそうな雰囲気だった。
2025/07訪問
1回
【お造り盛り合わせ/天ぷら盛り合わせ/飛騨牛たたき/貝汁】 高山での夜にお邪魔したのは、四季旬彩 やましたさん。飛騨高山の郷土料理や、富山湾でとれた海の幸がいただけるお店。 今の時期は、大将が釣ってきた天然鮎もあるんだとか。ミシュラン特別版に掲載されたこともあるみたい。 実はこちら、以前高山での食べ歩きを投稿した際にフォロワーさんがオススメしてくださったお店。次の機会にお邪魔できたらと、気になってたのよね。 古い町並みを思わせる和のデザインに、店名が描かれた暖簾と看板のみのシンプルな外観。オープン時間に予約してうかがうと、入口には「予約で満席」と貼り紙が。 中に入ると、カウンターとお座敷席が並ぶ店内。メニューには飛騨高山ならではなお料理をはじめ、惹かれるものがずらり。決められなさそうなので、魚介がいただける盛り合わせをメインにオーダー。 お通しは、お出汁の香りとチーズで和洋折衷な冷やしトマト。添えられたラスクが意外にも合ってびっくり!食感や味のコントラストが印象的。 お次は、お造り盛り合わせ。どのお魚も美味しくて、新鮮さが伝わってくる。歯ざわりの良さやしっかりとした味わいが、一つ一つ楽しめて嬉しい。サシの入った綺麗な飛騨牛たたきは、お肉の旨みと口溶けの良さに思わずにやける。 天ぷらは比較的しっかりとした衣ながら、厚ぼったさはなくて野菜も瑞々しい。特に好きだったのは鱧と帆立。ふっくらと揚がった鱧は上品な味わい。厚みのある立派な帆立は味と旨味が濃厚で、噛むたび幸せ。最後は、滋味を感じるたっぷりの貝汁で〆。 どのお料理も美味しかったなあ。女将さんの温かな接客も素敵。店内は地元のお客さんが多い印象だった。他のメニューもいただきに、またお邪魔したいなあ。教えてくださった親切なフォロワーさんに感謝。 金曜18時の時点で、予約で満席。
2024/07訪問
1回
【お任せ上握りコース】 ディナーにお邪魔したのは、栄駅の近くにある鮨 栄華さん。東京、大阪の名店が出店された、江戸前鮨がいただけるお店。 ビルの一階、一番奥にあるお店は臙脂色の暖簾が目印。モノトーンで統一された落ち着いた雰囲気の店内には、カウンター席と個室のテーブル席が。 ドリンクにいただいたのは、KURAMOTO SE(日本酒)。一口いただいてびっくり。キリッと爽やかで、後味もキレがいい。 アルコール感や甘さが苦手な私でも「美味しい!日本酒じゃないみたい…!」と、自然とグラスに手が伸びる味わい。 今まで知らなかった、新しいタイプの日本酒との出会い高まりながら、コースがスタート。いただいた内容は以下の通り。 前菜盛合せ お造り(金目鯛、シマアジ、カンパチ) いくらキャビアの盛合せ 蟹のあんかけ茶碗蒸し 本鮪大トロ 赤身 真鯛(竹炭と酢橘) 平目? シマアジ 蒸し物(広島県産牡蠣、あん肝、白子) 金目鯛 穴子 トロ巻き 浅蜊の赤出汁 甘味 (お鮨は計8貫だけど、一部うろ覚え&忘れてしまった) 江戸前鮨でありながら赤酢の酸味は穏やかで、酸の立った酢飯が苦手な方にも良さそう。 濃い味わいの本鮪に、いくら × キャビアの贅沢な盛合せ。豆乳を使った痛風鍋を思わせる蒸し物。テンポよく提供されるお料理と冬の味わいに、お酒も進む。 お店の方が気さくに話しかけてくださったり、サービススタッフの方が一生懸命接客されているのも印象的だった。
2025/12訪問
1回
【お昼のおまかせ(7,800円)/白ワイン(リースリング/トリンバック)】 東京でのランチにお邪魔したのは、今年6月に赤坂にオープンされた鮨 天ぷら 祇園いわいさん。 2年連続ミシュランガイドに掲載された「天ぷら&ワイン いわい」さんが赤坂に出店された、江戸前鮨と天ぷらを楽しめるお店。 紺色の暖簾が。店内は上品で落ち着いた和の空間。L字のカウンターの他に個室もあって、シーンに合わせて利用できそう。 今回はお昼のおまかせコースをオーダー。ワインの種類も豊富だったので、お鮨と楽しむべく、白ワイン(リースリング/トリンバック)もいただくことに。 ◎前菜 もずく酢、かに味噌豆腐、イカのなめろう。 一つ一つがいいお味で、これから始まるコースに期待が高まる。 ◎本鮪 中トロ その色合いとグラデーションに胸が高鳴る。赤身の旨味と脂の甘味が、口の中でとろけるように広がって、思わずにやけちゃう。 ◎平目の昆布締め 昆布締めでもっちりとした食感と、凝縮された旨み。 ◎アオリイカ 塩酢橘とカラスミ乗せ。 アオリイカの甘みを塩が引き立たせながら、酢橘とカラスミで風味の幅がぐっと広がる ◎小丼 いくらとズワイガニの生クリーム和え。 生クリームが使われてるなんて面白い。これが意外にも合っていて、特に印象的だった。 ◎コハダ 酢締めの酸味と、赤酢のまろやかな旨みが良いバランス。 ◎赤海老 赤海老ならではの甘みとねっとりとした舌触りが素敵。 ◎鰆の炙り 炙りのいい香り、鰆の脂、シャリの酸味が調和している。 ◎いぶりがっこクリームチーズ、ごぼうの浅漬け いぶりがっこクリームチーズの登場は意外。 小丼といい、洋の要素が入っていて面白い。 ◎季節の茶碗蒸し 黒舞茸とフカヒレ。口にする前から、黒舞茸のいい香りが漂う。フカヒレ入りの贅沢な一品。 ◎漬けまぐろ 胡麻と柚子胡椒。漬けで増した旨味とコクに、柚子胡椒がいいアクセントになってる。 ◎穴子 肉厚で、口に入れた瞬間ふわりとほどける身と甘みがなんとも幸せ。握りが終わりに向かっているのが惜しくなる。 ◎干瓢稲荷 干瓢、海苔、お揚げさん、それぞれの食感と風味が合わさって、食べ心地も楽しい。 ◎自家製玉子 表面がカラメリゼされていて、ブリュレのようになった玉子。初めて見る玉子のスタイルにわくわく。玉子の甘みとお砂糖の甘さが合わさって、まるでデザートのよう。 ◎赤出汁 自家製玉子で甘みを楽しめたから、赤出汁のコクや塩味がまた心地良く感じる。 どれも美味しくて満たされた〜。 たまに顔を出す洋の要素も、意外性がありながら、きちんと合っていて楽しい。 今回、お腹のキャパの関係でお鮨メインのコースにしたけれど、これは天ぷらも是非いただいてみたいなあ。
2025/10訪問
1回
【肉割烹と鰻懐石 ワインペアリング】 コラボイベントでお邪魔したのは、肉割烹 誠香さん。名駅近くにある、名古屋には珍しい会員制の肉割烹。 鰻HANABUSAさんとのポップアップということで、肉割烹と鰻懐石のワインペアリングをいただけるのだそう。 ドキドキしながら暗証番号を入力すると、入口のロックが解除される音が。壁に龍が描かれた店内には、オープンキッチンスタイルのカウンター席と個室。 ◎鶏のタルタル仕立て、レバー(低温調理)、鰻のスモーク 折り鶴の姿に、思わず笑顔になる。野菜シートを揚げたものなので、このままいただけるのも面白い。 特に印象的だったのは鶏のタルタル仕立て。鶏の旨みを、爽やかな酸味とコクが引き立てている。 ◎鰻の茶碗蒸し 優しい味わいの茶碗蒸しと鰻のコントラスト。 茶碗蒸しをワインでペアリングするなんて、今までは想像したこともなかったなあ。 ◎鰻のカツサンド 生ソフトフランスパン使用 フランスパンはなんと、誠香さんで作られたもの。 衣のコクと食感、タレの味わい、鰻の脂が、生フランスパンとよく合う。 ◎和牛レアハンバーグ お肉をお肉で包むという、初めていただくタイプのハンバーグ。ふわりと口の中でとけるような食感で、お肉の味わいがクリアに伝わってくる。 ◎鰻白焼き 香ばしく焼き上げられた白焼きを、わさびとお醤油で。鰻の魅力がストレートに味わえてうれしい。 ◎鰻とフォアグラのポワレ 初めて、かつ贅沢なタッグに目が釘付けになる。 鰻の香ばしさや旨みと、フォアグラのリッチでクリーミーな感じが合っていて美味しい…! 花穂紫蘇の色合いと風味が、さりげなく引き締めてくれてる感じがする。 ◎黒毛和牛ランプ肉のロースト お箸で切れてしまうほど、やわらかなお肉。 噛むほどに旨みが広がって、口の中から消えた後も上品な余韻が漂う。 2種類のベースとともに添えられていたのは、なんとマカ(生のすりおろし)。生でいただけるなんて、かなり貴重な機会らしい。西洋わさびに似た風味で、いいアクセントになっていた。 ◎ローストビーフ丼 黒毛和牛の内モモを使った、ローストビーフ丼。 しっとりとやわらかく、赤身の上品な旨みと甘みが口いっぱいに広がる。温かいご飯を包むようにして頬張るのが幸せ。 ◎デザート 餡とクリームチーズの最中とほうじ茶アイス。 意外な組み合わせながら調和のとれた最中に、ほうじ茶のいい香りで心地よい締めくくり。 お酒が入っていたから、お料理の説明が実際と違うところもあるかもしれない…笑 お料理に合わせたワインや日本酒、合わせ方や口にした時の印象に何度も心が躍った。(ペアリングの詳しい感想は、また別の形で。) 今回はボップアップでお邪魔したけれど、誠香さんでは12,000円で月替りのコース料理(ドリンク全て飲み放題、ペアリング付き)がいただけるのだそう。
2025/09訪問
1回
【とろろめし定食(並盛)/温泉たまご】 ランチにお邪魔したのは、御嵩町にある自然処さん。茅葺き屋根の古民家で、自然薯ご飯がいただけると人気のお店。 以前からずっと気になっていて、今回やっとこさ突撃。道沿いに立つ茅葺き屋根のお店は、通りから少し奥まっていながらお客さんで賑わっている。 外にあるボードに名前を書いて、のんびりと順番を待つ。外の椅子がちょうど日陰になっていて、順番待ちも苦にならない過ごしやすさ。 風情のある店内には、お座敷席、囲炉裏席、田園風景が眺められるテラス席が。今回案内されたのは、囲炉裏を囲むお席。この雰囲気、なんだか落ち着くなあ。 とろろそばにも惹かれつつ、お目当てのとろろめし定食をオーダー。大盛にしたい気持ちもあったけど、遅めのお昼ご飯だったから自重笑 間もなくして運ばれてきたお膳には、お皿がいっぱい並んでいる。その中央には、すり鉢に入った自然薯が。わくわくでぱくり、美味しい〜! 口当たりのいい弾力のある質感で、お出汁と醤油と味付けもご飯が進む味わい。ぎさみ海苔の風味がまたいいのよね。葱、山葵、温玉を好みで加えれば、色んな表情が楽しめる。 お味噌汁や小鉢(おでんの味噌がけと、春雨サラダらしきもの)もいいお味。食べていたら、思っていたよりもボリュームがあって満たされた。 雰囲気もお食事も素敵だったなあ。近くに来た際には、是非またお邪魔したい。とろろそばも気になるけど、大盛のとろろめしも食べたいから迷っちゃいそう笑 GW期間中、13時半頃にお邪魔して待ち10組程度。
2025/05訪問
1回
【飲み放題付きおまかせコース 16,500円】 名古屋でのディナーにお邪魔したのは、3月19日に名駅近くにオープンしたTHE SUSHI NAGOYA 海 KAIさん。 銀座の人気鮨屋さんが名古屋へ初上陸ということで、オープン記念の限定コース(クラウドファンディングのMakuakeから予約可)をいただくべく、お邪魔することに。 お店は、名古屋駅から徒歩3分のビルの中。暖簾の先には高級感のある和空間が広がっていて、L字のカウンターの他に個室もあるのだそう。新しさを感じさせる店内は、肩肘張らずに過ごせる雰囲気。 飲み放題のドリンクは幅広く取り揃えられていて、ノンアル人間の私でも「これだけ豊富な日本酒がいただけるなんて…!」とびっくり。 ジンジャエール(甘口と辛口が選べたので、辛口)で乾杯したら、コースのはじまり。 【コース内容】 あん肝の茶碗蒸し ウドとホタルイカの唐墨仕立て 中トロ 石鯛 アジ 鰆の粕幽庵焼き 甘海老 イカ いくらの小丼 しまあじ 帆立 金目鯛 トロたく巻き 糸もずく 赤身の漬け 車海老 大トロ 雲丹 穴子 玉子 漬物 干瓢 赤だし あまおうと安納芋クリームの最中 玉葱、葱生姜、粉醤油をあしらったアジに、ねっとりとした身がたまらない甘海老の昆布締め、炙られた皮の香りと旨みが美味しい金目鯛。一つ一ついただくたびに、笑顔が溢れる。 トロたく巻きには、いぶりがっこや海ぶどうの姿が。口に広がる燻製の香りとカリカリ、ぷちぷちとした食感、とろけるようなトロの口当たりと味わいに、思わず顔を見合わせた。これは面白い。 赤酢のシャリは穏やかな酸味で、上品な量感。種類豊富だから、コース全体のボリュームも感じられた。最後は、コースの流れを綺麗に締めくくる、心地良い甘さの甘味。飲み放題もついてこの価格はかなりお得だと思う。
2025/04訪問
1回
【みそかつ定食(ごはん大盛り)】 ランチにお邪魔したのは、岐阜市芥見にある旬彩 きりんさん。和を中心とした定食がいただけるお店。実はこちら、寺田で以前営業されていた「とんかつきりん」さん。 当時、お店の前を通るたびに気になってたんだけど、いつの間にかお店が変わっていて閉店されたんだと思ってた。どうやら、こちらに移転されていたみたい。 テナントの一角にあるお店は、綺麗なグリーンの看板とランチの幟が目印。暖簾をくぐって中に入ると、カウンターとテーブル席が並んでいる。 定番もサービスメニューも、気になるものばかり。鯖塩焼き × 天ぷら、ミックスフライ、海老フライ × 唐揚げなど魅力的な組み合わせ。季節的にカキフライもあるみたい。心が揺れつつ、お目当てのみそかつ定食をオーダー。 しばらくして運ばれてきたのは、大きなカツが乗った定食。たっぷりとかけられた味噌ダレが、食欲をそそるビジュアル。茶碗蒸しも付いてくるのが嬉しい。 熱々をぱくり、美味しい〜。衣はザクッとした食感。さらりとした味噌ダレがしみても、へたりすぎない感じ。濃いめのお味噌は甘すぎず、くどさもなく、柔らかなお肉と合わさってご飯が進む味わい。 聞こえてきた店主さんと常連さんとの会話では、この日の味噌ダレは作りたてで、質感が普段より緩めらしい。 茶碗蒸しやお味噌汁も良いお味で、大盛りご飯もぺろりと食べてしまった。他の定食メニューも食べてみたいなあ。 お店はお客さんで賑わっていて、店主さんお一人での営業で大変な中、温かな接客が印象的だった。 平日の開店5分後くらいにお邪魔すると、先客4組。「提供をお待たせしてしまうけれど、大丈夫ですか?」と確認あり。店主さんお一人での営業なので、時間に余裕をもってお邪魔すると良さそう。
2025/01訪問
1回
【天カツ丼】 ランチにお邪魔したのは、美濃加茂市にある老舗の和食処 若さん。ご年配の大将さんがお一人で営まれている、昔ながらのお店。 和食店らしい店構えで、看板にはフグの模様が。こぢんまりとした店内にはテーブル席とカウンター席、奥にはお座敷もあるみたい。 メニューには、初めて目にする「天カツ丼」の文字。天丼とカツ丼を一つにしたものと聞いて、即決でオーダー(※2025年1月にメニュー価格変更予定とのこと)。 大将さんの背中越しに、天ぷらとカツが揚がっていく様子を見ながら待機。しばらくしてカウンターに登場した丼に、思わず笑みが溢れる。好きなもの同士のタッグ、こんな夢のような光景が見られるなんて…! タレを纏って濃淡のあるビジュアルが、食欲をそそる。わくわくでぱくり、美味しい〜!天ぷらの衣はふんわりとしていて、タレが絡んだご飯と一緒に頬張ると幸せが増す。海老2尾、茄子、ししとう、玉ねぎが乗っていて、海老は小ぶりながらもぷりっとしてる。 サクッと揚がったカツにもタレがかかっていて、こちらもご飯との相性抜群。甘みがありつつご飯を誘うタレの味わいや、全体にかける量感もタイプ。天丼とカツ丼のいいとこ取りに、にやにやが止まらなかった。 天カツ丼に小鉢、お味噌汁、お漬物(3種)も出てきて880円は良心的すぎる。具材もたっぷりでご飯のお供もあるから、できることならお米大盛りで食べたい。タレのかかったご飯だったら、もっと食べてしまいそう笑 近くにあったら通いたい、素敵なお店だった。平日にも関わらず、オープン後から次々とお客さんが来店されていたのも頷ける。 お昼はお値打ちな丼メニューだけでなく、松花堂弁当やおまかせ料理(要予約)もあるみたい。これは、ランチの予約メニューも夜の部もお邪魔してみたいなあ。
2024/12訪問
1回
【刺身定食】 ランチにお邪魔したのは、岐阜市にある多きちさん。お昼は定食ランチがいただける居酒屋さん。 靴を脱いで上がるタイプの店内には、カウンター、テーブル、お座敷があって、想像よりも広めの造り。棚に並んだキープボトルが居酒屋さんらしい。 定食のバリエーションがあって悩みつつ、お刺身定食をオーダー。間もなくして運ばれてきたのは、華やかに盛り付けられた種類豊富なお刺身たち。そのビジュアルに思わず声が出る。 お刺身の種類はなんと10種類(レモンの後ろに帆立もあった)。分厚く切られたお刺身が綺麗に並べられている。 しっとりとした身のお魚に、もっちりとしたイカ。貝や海老、光り物もあって、どれも臭みがなくて美味しい。お刺身定食でここまでボリュームがあるのって、なかなかお目にかかれない気がする。 お味噌汁や小鉢もいいお味。お米の炊き加減がタイプで、おかわり可なのも嬉しいポイント。デザートに牛乳プリン(キウイ添え)まで付いてきて、最後まで満たされた。 これで1,320円はありがたい(ランチは1,100円〜)。松花堂ランチも人気みたいなので、お邪魔するたび何にしようか悩んじゃいそう笑 お店の方はテキパキとされていて、忙しい中でもお客さんを見ているのが分かる、下膳やお茶のタイミング。 平日11時半過ぎにお邪魔して、先客3組。ご年配のお客さんが多い印象。その後も次々と来店があり、帰る頃には店内がお客さんで賑わっていた。駐車場が広いのもありがたかった。
2024/11訪問
1回
【料理長おまかせ】 静岡での夕食にお邪魔したのは、浜松駅近くにあるくずし 之助さん。地産地消にこだわる、大人の隠れ家のような日本料理店。 お店へ向かうと、高級感のある外観に家紋、看板のない入口を発見。暖簾と「商い中」の文字だけが、お店であることを示している。中へ入ると、天井の高いゆったりとした造りのカウンターが広がる。 お願いしたのは、料理長おまかせコース。どんなお料理がいただけるんだろうとわくわくしながら、静岡茶で乾杯。 ◎お通し 浜松産甘々娘を使ったすり流し。思わず「これはとうもろこしそのものの甘みですか?」と聞いてしまうほど、さっぱりとしながらも甘くて美味しい。 ◎揚げ物 鱧かつに2種類のソースと、ミモレットチーズがあしらわれた一品。サクッと香ばしい衣に肉厚でふっくらとした鱧かつ。和風ソース、ホワイトソース、チーズの和洋折衷が意外にもマッチしていて、鱧の魅力も含めたそれぞれの良さが、きちんと感じられる。 ◎お造り お造りは虎河豚と天然本鮪の2種類。 夏のふぐは水分多いらしく、食感を楽しむために厚切りで提供される。噛むたびに旨味が広がって美味しい〜。印象的だったのは、浜松産グレープフルーツとお塩の組み合わせ。グレープフルーツの味わいが爽やかで、鋭さや苦みがなく、河豚とも合う。芽葱や穂紫蘇は、目も香りも楽しませてくれるいいアクセント。 お次は、食感の違いを感じられるよう、2種類の切り方で提供される大ぶりの天然本鮪。惜しみなく乗せられた雲丹と一緒に頬張れば、思わずふふっと笑っちゃう。山葵の辛さが穏やかで、たっぷりと乗せて食べられるのもいい。 ◎お凌ぎ 由比産桜海老の飯蒸し。器が置かれた瞬間から、桜海老のいい匂いが漂う。口にすると、柔らかな歯ざわりと甘み、桜海老の濃い風味が口いっぱいに広がって幸せ。もち米と一緒に食べれば、思わずおかわりしたくなる笑 ◎旬 丸茄子の木の芽味噌焼き。じっくり焼き上げた丸茄子は、とろりとしつつも茄子ならではの食感がきちんと楽しめる火入り具合。バーナーで炙った香ばしさに、コクのある木の芽味噌も相まって、幸せな味わい。 ◎蒸物 浜名湖産浅利、浜名湖磯辺餡。浅利の凝縮された旨味と海苔の豊かな風味に、思わず目を瞑る。食べたあとの余韻も心地よくて驚いた。 ◎お椀 浜名湖産蛤、筍、金線魚を使ったお椀物。心がほっとする味わいのお汁が、素材それぞれを引き立てていた。 ◎焼き物 引佐産峯野牛の炭火焼き。目の前でお肉に炭を焼き付ける様子に、わくわくしてしまう。赤ワインソースと仕上げのトリュフで、香りよくいただける。 ◎お食事 本日の土鍋御飯は、お通しで心に残ったあの浜松産甘々娘を使ったもの。粒のシャキッとした食感と濃い甘み、胡椒香るどこか洋風な味わいが美味しくて、思わずおかわりしてしまった。 フォアグラ蕎麦は、蕎麦つゆにフォアグラバターが溶かし込まれているのだそう。油っぽさや重さはなくて、コクのある味わい。お蕎麦のさっぱりした感覚もきちんと残しながら楽しめる、珍しい一品。 ◎本日のデザート 自家製シフォンケーキに、小豆の入ったアイス。すっきりとした甘さと酒粕の風味で、軽やかな締めくくりになった。 お食事の合間にいただいた新茶も美味しかったなあ。食材に纏わるお話や気さくな大将さんとのやりとり、カウンター越しに作り上げられていくお料理を見ながら過ごす時間。静岡の魅力を堪能した夜でした。
2024/05訪問
1回
【せいろ蒸しコース】 岐阜で一番予約困難と噂の、魚末さん。予約は3年待ちにもなる、懐石料理がいただける関市のお店。今回ご縁をいただき、お邪魔させていただくことに。(※2024年度は予約停止中) 階段を登った先には、お座敷の個室が数部屋。どんなお料理がいただけるんだろうとわくわくしながら、湯気が立ち昇る囲炉裏を囲む。 最初に運ばれてきたせいろには、立派な活き鮑。タルイカと湯葉のお刺身をいただきなから、出来上がりを待つ。蓋を開けた瞬間、真っ白な湯気の中から浮かび上がる鮑の姿に、思わず歓声が上がる。 蒸し揚がった鮑は柔らかくも歯ざわりが良くて美味しい。お店の方に頼んでカットしていただいたけど、このままでも簡単に噛み切れる柔らかさ。 その後も、栗や立派な椎茸(しいたけブラザーズさん)、はまぐり、卵料理、アスパラ巻、飛騨牛など20種類にも及ぶお料理が、目の前で次々と蒸し上がっていく。 お料理はどれも、素材の味を活かした味付け。蒸されることで、素材そのものがもつ風味や旨味がぐっと増して、美味しさがストレートに伝わってくる。例えるならば、身体にすっと馴染むような、季節そのものをいただいているような、そんな感覚。 ご飯や茶碗蒸し(柚子かチーズが選べる)、デザートのフルーツもあって、最後まで満たされた。 卓上にタイマー(6分)が準備されていて、自分たちでせいろを入れ替え、次のせいろを蒸している間に熱々をいただくスタイル。蓋を開ける瞬間の高まりは何度繰り返しても色褪せず、まるで6分ごとに幕が上がるステージのよう。普段なかなか味わえない作業も楽しかった。 途中で思わず確認してしまうほど、この内容が5,300円だなんて信じられない。お料理は勿論、その楽しみ方や雰囲気、接客も含めて、予約困難なのも納得。ユーモア溢れる大将さんもまた魅力的だった。 叶うならば季節ごとに訪れたい、素敵なお店。次がいつになるか分からないけれど、是非またお邪魔したいなあ。