4回
2025/12 訪問
新宿で長く通い続けている「鳥茂」。もつ焼きの老舗として名を馳せるが、ここは“初訪問の感動”よりも“通うほどに染みる良さ”が際立つ店だ。今夜もいつものように大将のお任せコースでスタート。串の出るテンポ、間合い、焼き台から立ち上る香りまで含めて、この空気感こそが鳥茂だと感じる。
タン、ハツ、レバーはいずれも安定感抜群。特にレバーの火入れは毎回感心させられる。雑味が一切なく、口に入れた瞬間に溶けるような食感は、この店でしか味わえない。定番ながら外せないのがピーマンの肉詰め。粗挽き肉の旨味とピーマンの青い香りが完璧に調和し、これを目当てに通う常連も多いのも頷ける。
この日のサーロインも秀逸。表面は香ばしく焼き上げ、中はしっとりとした理想的なレア。脂の甘みと赤身の旨さのバランスが絶妙で、焼きの技術の高さを改めて実感した。終盤のキャビアおにぎりは、鳥茂らしい遊び心と贅沢感が同居した一品。〆の温めんは、濃い時間を優しくリセットしてくれる存在だ。変わらぬ仕事と味があるから、また自然と足が向く。ここは“特別な日”より“いつもの場所”であり続けてほしい名店。
2025/12/18 更新
2020/06 訪問
新宿の名店「鳥茂」に久しぶりに訪問。言わずと知れたもつ焼きの名店で、カウンターに座るだけで自然と背筋が伸びる空気感があります。
まずは定番のレバーやハツ、希少部位などを串で。焼き加減は絶妙で、表面は香ばしく中は驚くほど瑞々しい。特にレバーはクセが一切なく、濃厚な旨みだけが舌に残り、これだけでも名店たる所以を実感できます。
写真にもあるつくね、ピーマン詰めも印象的。肉の脂と野菜の甘み、タレのコクが一体となり、シンプルながら完成度の高さに唸らされます。途中で供される白モツの一品や、卵黄・大根おろし・オクラを合わせた料理は、口の中を一度リセットしてくれる名脇役。
終盤には〆。出汁の効いた雑炊に、そしてデザートのマカロンまで抜かりなし。料理の緩急、構成、満足感まで計算し尽くされた一軒です。
気軽さはないものの、「ここぞ」という日に訪れたい、唯一無二のもつ焼きの名店だと改めて感じました。
2026/01/01 更新
鳥茂に再訪。
串焼きは言わずもがな名物級。特にレバーは臭みが皆無で、ねっとりとした甘みと焼き目の香ばしさが際立つ完成度。ねぎを挟んだ串も火入れが絶妙で、肉の旨みと葱の甘さが自然に溶け合う。途中に挟まれる卵黄や野菜を使った一品は、口をリセットしつつ次の串への期待を高めてくれる存在だ。
後半の変化球的な一品や〆の椀物も抜かりなく、コースの流れにきちんと緩急があるのが鳥茂の強みだと再認識。
そして最後のアイスが秀逸。甘さはかなり抑えめで、しっかりとした塩味が立ち、食後の余韻を一気に引き締める。重たいはずの締めが、むしろもう一杯飲みたくなる感覚に変わるのが不思議だ。
全てにおいて火入れが抜群、冷製も絶妙なバランス、やはりいつ食べても誰をお連れしても間違いのない一軒。素敵な一夜を過ごさせていただきました。
<今日のラインナップ>
お通し
レバー
つくね
じょうしろ
ステーキ
みょうが
すきやき
こめかみ
つけもの
キャビア握り
ぎゅうくし
軟骨
しろやき
ラーメン
アイス