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出張のタイミングで空いてる時間に運よく予約が取れたので、サックと4年ぶりの再訪です。以前頂いた鴨の火入れが忘れられず、鴨目当てで来ました。海外でも非常に有名なのか、日本人は私だけのようです。 ペアリングは4年前になかったグランヴァンコースが出来、サロン、ファブレのコルトンシャルマーニュ、ヴォギエ、オーブリオン、デュケムのラインアップだったのでお願いしてしまいました。このペアリングは12万円しますが、ワインバーと比較するとかなりリーゾナブルな価格設定です。さらにこちらのお料理を食べながら頂けたので、唯一無二の体験でした。 料理もこれでもかと鰹節の如くふんだんに松茸を使った伊勢海老と帆立のリゾットから始まり、最後の鴨やデザートまで流石のクオリティでした。 それにしてもここのカモの火入れは素晴らしい!薪を使って焼いた皮のクリスピーさと中の肉のジューシーさはたまりません。個人的には鴨の火入れはレフェルベソンス、鴨のソースはリッツカールトン大阪ラベが好みです。これにオーブリオンの2つのヴィンテージを合わせましたがとくに1993年は力強くも若々しくしなやかで、鴨にブルゴーニュも合いますが、オーブリオンも鴨の旨みを最大限に引き出してくれました。 メインの魚は今話題のサスエ前田鮮魚店のクエを炭で焼き、ソースアメリケーヌで。この濃厚なソースにヴォギエのミジュニーの2017は絶妙に合いましたね。 4年ぶりに料理もワインも堪能させて頂きました。
2025/10訪問
1回
気に入った店のみレビューしています。 ペアリングは大阪にクイントカントで散々楽しんだのですが、三谷さんのペアリングも大変素晴らしかったです。 最初に出て来た、鰆、鰤、鯛もペアリングをより素晴らしい体験にするようにカットや火入れがなされているようです。分厚く切ってステーキのレアのように火入れした身とサクッと焼いた皮とその間のゼラチン質の部分が一体となって、シャンパン、日本酒、25年寝かせて出汁と熟成香薫るブルゴーニュの赤とお互いを高め合って、さらに次元の高い旨みに昇華していました。 ペアリングでいちばん衝撃的だったのは、国産のフカヒレとマグロを合わせたタタキにソールテーヌ(貴腐ワイン)の組み合わせですね。この完璧なコンビネーションはどこから発想が出て来たのか、全く脱帽です。 14代などの高価な日本酒もペアリングに出て来ましたが、出て来たお酒よりもペアリングの体験自体に心から満足しました。おつまみや握りの後にお酒を口に運ぶとお酒がとても美味しく感じられ、その後にさらに料理の余韻とさらなる美味しい記憶が口の中に呼び起こされる。至福の瞬間の連続でした。