2回
2023/08 訪問
こちらはまたまんごりうまい。
兵庫でずっと気になっていたのが弎人さん。
やっと訪問できました。
¥7000のコースでデュエルスタンバイ
・有機野菜のラタトゥイユ
コーンにトマト、アスパラにナス、玉ねぎにピーマン等夏野菜が存分に使われている。玉ねぎの甘みが強く出ている。トマトベースに各素材の本来の味を楽しめ、前菜からレベルが高い‥
・北海道 長谷川さんのアスパラガス
長谷川さん、ありがとう。
穂積から下にかけて甘くなるアスパラガス。同じフライでも1カットずつ違いを楽しめる逸品。
・三右衛門リブロース
初めまして。脂の旨みに感動はなかったけれどデータベースにはしっかりと刻みました。以降の比較楽しみです。
・TOKYO Xロース
過去食べてきた中で1番旨かったX、ブレが多い品種だけに名前だけが走りハードルを上げすぎていざ実食で肩透かし、といった方々も多いのでは。
弎人さんは入荷折々に品質を見極め提供されているので信頼できます。是非ここで。
・贅豚ロース
待望の贅豚、ハンガリーの国宝マンガリッツァポークとアメリカのデュロックを勾配したハーフ豚。
驚くはその口当たり、ロースの繊維がプツプツ切れるあの感触はなく、ボロッと噛み切れた。
赤身の旨みと濃厚にして静謐な脂身の組み合わせになす術なし。
・あわ雪ポークヒレ
本日唯一のヒレ。ヤマギシズムなる松阪豚と実はルーツが同じあわ雪ポーク、この断面をとくと見よ。ほら、よだれが出てきたね。白米を用意しろ、箸を持て。合掌。
・岩中ポークリブロース
本日1綺麗なグラデーションを持つリブロース。
実は1番旨いとも言われているリブロースだが、脂身、赤身、ハーフと3段階に分けて楽しめる魔法のとんかつだ。
こういったお店は様々な味変ができるので自分に合ったものを見つける楽しさを覚えよう。
・石上極豚ロースカレー
気がつけば我々一向が最後の客。
感動がうるさすぎたのか、とんかつを2倍にして下さりました。。ここにきてぱつんぱつんな身の詰まりを感じるロースが到来。最後の最後に追い込みがくるもこれがまた旨い。。カレーもざらざらとしており相当な野菜たちが煮込まれ溶けている、旨み凝縮カレーです。
・有機野菜のサラダ(撮影忘れ‥)
お店オリジナルドレッシングが美味い!是非!
・北海道 北の極 スーパーフルーツ
トマトは苦手です‥
・青森産もずく酢
口直しに素晴らしい。美味い。
お客様の声を取り入れて導入されたとか。
自分の意見が採用される可能性も(?)
・TOKYO X豚骨にゅうめん
誰もTOKYO Xの豚骨を使ってラーメンなんてつくろうとは思わない。原価が見合わないから。とんかつ屋だからこそ実現できるスープは絶品。(友人は惚れ込んでいました。)
ラーメンも絶品だが、上記のラインナップを食事後にらーめんは重すぎるのできっとにゅうめんが吉。
・十年熟成本みりんアイス
デザートに関してはお子ちゃま舌なのであまり好みではない。ゆずシャーベットの方が締まりいいのではないか???
総じて美味い。
お米は土鍋ご飯でツヤツヤ、旨みもある。
ソース陣は、伊豆わさびにタスマニアマスタードとワサビの辛子ダレ、五島列島1番塩、奈良醸造の薄口醤油が提供される。
個人的に奈良の醤油が大優勝。
わさび醤油はあまり好まないがここでは抜群でした。
店員方も気さくに話していただき、楽しい時間でした。
またお伺いします。
ご馳走さまでした!
2023/08/26 更新
送別の会でした。
ラストのラスト、とんかつを飾るのはMITARIさんでした。店長が変わりに伴い洋風なコース内容も一変し、和のラインナップとなった。
この日は雨が強く、店にたどり着くまでそれはそれは長い旅に感じたが、店は貸切、1発目から温かなロールキャベツが向かい入れてくれた。
優しい味だが、肉の旨みが凝縮していて粗削りのペッパーがいいアクセントになる。米が欲しい。
筍木の芽和え
零余子、蛍烏賊添え
申し訳ないが形容し難いし、できない自身を恨む。アボカドクリームのようなもので和えられており、零余子はじゃがいものようなホクホク感、嬉しい逸品だ。
北海道王様椎茸
これが本当に旨い。肉厚なのは見てわかるが、椎茸特有の臭みが一切なく、店長が現地へ赴き、皆が食べられるよう選んできた椎茸なのだとか。ジューシーでこれはビールが捗る。
ここからはとんかつが始まる。
・三右衛門
・デュロック
・岩中ポーク
・まる豚
・林SPF
・LYB豚
久々火入れ加減に感動した。
見ての通り断面が美しい。ヒレは水分が表面に浸り質の良さと技術が感じられる。
ヒレの優勝はデュロック。
とにかく赤身の味が濃くて香りが強い。しっとりとした食感でヒレだがパサつきは一切なし。色々巡っているがどこでも食べられるものではないな。
そして本日の優勝は熟成LYB豚。
こやつはルイヴィ豚と呼び、静岡は富士宮産駒だ。
その希少性からハードルは上がっていたが、期待を上回る旨みだった。脂の甘みが強いのだが、それに負けぬくらい赤みの味も強い。それが赤身の色にしっかりと現れている。
もちろん全てのレベルが高く美味しいが、挙げるならこの2種だ。
もずくは好まないがここのは美味しい。めかぶのような歯応えがあって嫌な酸味もなし。
炊き込みご飯は碓井豆であった。恥ずかしながらグリンピースが苦手なのでノーコメントです。
TOKYO Xの豚バラを使用した贅沢な肉蕎麦はまずいわけもなく。。黒七味がいいアクセント隣とにかく旨いし温まる。
〆は金柑アイスとさちのか苺。
このアイスがまた不思議で形容し難い。バニラの甘さはなく、なんと言えばよいか、、甘酒に近い。
好みは分かれるだろう。
我慢できるわけもなく米は2杯単品でいただいた。
塩は然り、伊豆の無農薬わさびと奈良醸造の醤油がめっぽう美味しいので豚をふんだんに楽しめるコースだ。
また伺います。
ご馳走でした。