2回
2025/04 訪問
日本no.1ハム料理
何度も訪れている「パルコ フィエラ」。毎回伺うたびに、今日の料理はどんな驚きがあるのかと心が躍る。東京はすでに汗ばむような暑さだが、ここ北海道はまだ涼しく、風が強くて心地よい。そんな空気の中で味わう料理は、また格別だ。
このお店の魅力は、なんといっても主廚・大輔さんの探究心。料理の一皿一皿に、彼の思考と哲学が宿っていて、毎回新しい発見がある。今日もコースの中に、見たことのないような組み合わせや、技法の工夫があり、ただ「美味しい」だけではなく、記憶に残る体験となった。
中でも特に感動したのは、自家製の生ハムとモッツァレラの組み合わせ。まるでお互いを引き立て合うように、やわらかな塩味とミルキーさが口の中で優しく溶け合っていく。この瞬間、思わず目を閉じて味わってしまった。
大輔さんの火腿(生ハム)はすべて北海道産の豚を使い、自ら丁寧に熟成。イタリアやスペインのハムにありがちな「硬さ」「塩気」「臭み」といった問題を見事に解消しており、噛むたびに旨味がじんわりと広がる。日本でこれほどまでに洗練された生ハムが食べられるとは、本当に驚きだった。
また、食材のほとんどが北海道産で構成されており、まさに「産地と食卓をつなぐ」料理。大輔さんの北海道への深いリスペクトが感じられる。
私はこれまで多くのレストランで生ハムを味わってきたが、日本でここまで火腿に深く向き合っているシェフは他にいないと断言できる。
札幌を訪れるたびに、またここへ来たくなる。それほど、心に残るレストランだ。
2025/04/17 更新
札幌に来るたびに、自然と足が向かう店がある。
パルコ フィエラ。ここは、札幌という土地と真剣に向き合いながら、
食材の魅力を最大限に引き出してくれる場所。
特に素晴らしいのが、自家製の生ハムや熟成肉たち。
すべて北海道産の豚を使っていて、脂の甘さも香りも段違い。
塩気や硬さのバランスも完璧で、
いま日本で一番おいしい火腿(ハム)だと個人的に思っている。
加えて、チーズも驚くほどナチュラルで美味しい。
北海道の牛乳の質が良いからこそできる、やわらかで優しい風味。
火腿にも、ワインにも、ぴったりと寄り添う。
北海道という土地の豊かさを、しみじみと実感できる一軒。
札幌に来たら、また必ず立ち寄りたい。