2回
2023/01 訪問
お店もスタッフもお客様も素敵な富山の至宝で蟹尽くし&貴重な満寿泉ペアリングで悶絶
知人に予約してもらい、タクシーがぐるぐる店の周囲を旋回すること5週…平日の7時半にどうにかお店に到着。個室もカウンターも満席で既に焼き蟹を堪能中。大将の優しい笑顔に迎えられ、満寿泉のペアリングをお願いしてコースが開始されました。
数の子・なますから美味しい…蟹刺し・寒鰤で既に満足感高く、ペアリングの満寿泉が進みます。蔵との強い関係で本当に貴重なラインナップになっているらしいです。素人には美味しいとしか分かりませんが…
途中からカウンターの皆さんと会話しながら、お隣の大常連様に色々とアドバイスをもらいながら、大将と京都の櫻川さんの話をしながら、ひたすら蟹と満寿泉を堪能する時間が続きました。そして、炊き上がったご飯が美味しい。香りがすごい。私の炊き立てご飯史上最強の香りでした。ご飯だけ、醤油漬けの甲箱や甲羅みそと蟹と混ぜて沢山頂きました。醤油漬けの甲箱は、史上最強のご飯のお供。香りと美味しさにカウンターが一体となる、そんな感じでした。
江戸時代からのものという焼き台で、湿らせた和紙でじっくり蒸し焼きにした焼き蟹の甘さ…甲羅みそと贅沢なむき身の合わせ技、そして熊の旨味が溶け出した熊うどん。怒涛の攻撃にギブアップです。常連様が覚悟を決めてふじ居沼に頭まではまっておられるのが納得できました。最後のアイス・和菓子まで心から愉しめた20年振りの富山の夜でした。
2023/01/21 更新
前回その場で予約した4月のふじ居さん。タクシーの運転手さんがお店を知っていて、土曜日の18時に無事1番乗りで到着。カウンターからの庭が美しい…飲み物メニューを一応熟読するも、やはりペアリングをお願いしました。
前回大将がおっしゃっていたように4月の富山は食の宝庫でした。凄く良い筍が手に入ったということで予定外の丸焼きが追加され、部屋を真っ暗にしての蛍烏賊の蛍鑑賞もできました。食材や富山、お客さんに対する想いが溢れる劇場型の仕立てが続きます。よくある大将が主役の劇場ではなく、食材・器が主役の劇場は上質で上品。気がついたら4時間経ってました。
今日のメインは蛍烏賊。釜揚げ・2種の焼き・蛍烏賊+菜飯。焼きが素晴らしかったです。カウンター全員が唸ったのが、白海老しんじょう。ふわふわで旨旨で白萩との相性抜群でした。心鷲づかみ。
鱒寿司の概念が変わる背中とお腹のます寿司。お腹は備長炭で焼き目を入れます。口の中が旨旨でお酒を飲むのがもったいない感じでした。美しすぎる八寸・春を食べる山菜の天ぷら・小松菜・郷土料理の筍味噌炊きと続き、締めは蛍烏賊+菜ご飯。
酒粕アイスに塩梅最高の桜餅とお抹茶。残ったご飯は美しいおりに入れてもらい全員お持ち帰り。次回は7月に来たいなと大将とお話ししながら、ふわふわ気分でタクシーに乗り込みました。