B.Jさんが投稿したボーノ(福岡/都府楼前)の口コミ詳細

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B.Jのこじらせ食べさるき

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ボーノ都府楼前/パスタ

21

  • 夜の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
21回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

投稿21回目、次の一歩はボロネーゼから! 美味しいねぇ…幸せを感じる味だねぇ ╰(*´︶`*)╯ヨーロレイヒ~♫

11月最後の日…今日はボーノに行くと決めておりました。しばらく行けてなかったし…私1人で行ったら嫁さんから「めっちゃ」怒られるんです。今は2人の生活ですから、そんな冒険かました日にゃ…一気に宅内氷河期で凍え死んでしまうでしょう。

「開店時間って、何時やったっけ?」
このところ、こういう質問が多くなってきた我が嫁さん。彼女もそれなりの年齢に達した、そういうことでございましょう。
「半年ぶりとかじゃないとバイ…11時30分やろうもん」
「そうか…そしたら、明日は10時過ぎに出発やんね…何食べよう?」
好きなだけ考えたらいいさ…どうせメニューはほとんど覚えてないんだし。

さて、翌朝…寝坊した嫁さんがバタバタと身支度整えてます。まぁ見慣れた光景ではあります。ウチの女性陣は基本的に時間を守らない、そして男性陣は早めの行動が大好き…これって、もう変わらないんでしょうねぇ。出たしばらく後に「あ!携帯忘れた!」とか言うし、「カギ閉めたかなぁ…」なんて日もあります。
しばらく車で走った後に言われると、めっちゃ凹むんですよねぇ…

さて、いつもに増してスムーズな移動、混雑も無く目論見通りに開店30分前到着。ママさんがご近所の方と談笑している場面に出くわします。私の顔を見つけて、これでもかぐらいの勢いで手を振ってる…肩の高さじゃなくて、頭の上、目いっぱい腕を伸ばして。
いや、マジで元気なお方だ…嫁さんがそれを見て笑ってるし。 (╹◡╹)

「いや~んびっくり、もう大丈夫と?」
「はい、前の手術の時より順調です…今はじっくりお休みしてますし」
「どこ?どこで手術した?」
「久留米大学病院ですよ…じっくり4時間超」
「私もね~、早く手術した方が良いよって言われとるっちゃんねぇ…」
長くなるのでこの辺りで…

服用している薬の副作用もありまして、いつものようにトイレをお借りします。そうするとマスターからも色々聞かれました。まぁ、病気に関しては大先輩に当たりますし、今と昔のカテーテルアブレーションの違いで盛り上がりました。
「あ!トイレ、どうぞ」
「すいません…」
喋ってたら尿意を忘れていました。人のこたぁ言えんな…済ませて出ると、ママさんがメニュー持って待ち構えておられました。
「今日、1人前ならボロネーゼあるよ♡」
そうかぁ、それは頼みなさいって神様が言われてるんだろうなぁ。

今日は何だかお客さんが少ない? いつもなら開店前に満席になる勢いなんですが、7割くらいかな?
そうして開店時間、ちょっと前に並んで中に誘導していただきます。いつもの席です。注文は既に終えておりまして、私はボロネーゼ1400円の大盛りとコーンスープ、嫁さんは昨日のうちに決まっていたようで鉄板ナポリタン1300円の大盛りです。大盛りは無料ですので、頼まないという選択肢は私達にはありません。
「今日は少ないですねぇって言ったら、ママさんが「ここんとここんな感じ…でも結局開店したら満席にはなるのよね~」って」
「ふ~ん…確かにぞろぞろ人が入ってきた…もしかしたら寒さのせいじゃないかな」
「結構、風が冷たいもんねぇ」
そんな話をしていましたら、カウンター除いてしっかり埋まりました。

直ぐに調理の匂いが立ち込めてきます。幸せの匂いです。ニンニクとオリーブオイル、これって最強の組み合わせでしょう。
カトラリーケースを準備する音、水を注ぐ音、フランスパンをカットする音、トースターが焼き上がりを知らせる音…にわかに店内が活気づきます。
先にスープ、そしてメインのスパゲッティが登場します。

この投稿が21回目となりますが、今まで自分で「ボロネーゼ」を注文したことはありません。この「ボーノ」さんを一躍有名にしたであろうこのメニュー、家族の誰かが注文したものをお裾分けしてもらうばかりでした。私自身はネーロ派、そしてアサリが好きなんですよね…ボロネーゼが美味しいということは分かっているんですけど。
まぁ今回は啓示もありましたし、やっぱ1人前食べとくべきじゃないの?ってことですかね。嫁さんは鉄板の上にこんもりと盛られたナポリタンの量を見て、若干引いていました。
「これ、食べ切れるやろか?」
「残したら俺が喰うし…食べれるだけ食べたら良いやん」

少しずつ、いつものように先にお裾分けしながら…
「良く考えたら、どっちも食べたことあるっちゃけん、せんで(しなくて)良かったかな?」
「でも、ボロネーゼも少し食べたい…」
そうですねぇ、ボロネーゼってしばらくぶりではある。

自宅で出来合いのミートソース食べる時は無心になりますが、このボロネーゼとなるとそんなことにはならない。盛り付けの素晴らしさとか、甘さと旨みが強いソース、これをどのようにして作られているのかとか、食べながらそんな色々を考えてしまいます。
仕込みに時間が掛かるので、日曜日に残っているのは珍しい…そんな逸品でもあります。

「ラス1」を食べているって、ちょっとした優越感でもある。他のテーブルで、「今日は切れちゃってるんです」という声を聴いたなら、優越感が増すとともに申し訳ない気持ちにもなってしまう。
嫁さんは途中まで嬉しそうに食べていましたが、スピードが目に見えて衰え始めます。どうやら限界が近そうです。
「いつまでも熱々で美味しいけど、結構パンチがあるよね…ちょっときつくなってきた」
私のボロネーゼをじっと見てますから「今日はボロネーゼだった…」とか考えているんでしょう。

「そう言えば、年末のオードブルのお知らせが見当たらんなぁ…」
「もしかしたら、忙しいけん今年は無いっちゃない?」

そんな話もしながら、嫁さんの残した分までしっかり平らげまして、すこぶる満足いたしました。スタートは緩やかな入り具合でしたが、待っている方が結構いらっしゃるようです。とっとと席をお譲りしましょう。
お会計時、「スープは退院祝い」と言われたようです。いや!そんならもうちょっと腹に溜まるものを!…冗談です、はい。ありがとうございました m(_ _)m

大変美味しゅうございました!
ご馳走様でした!!

  • ボロネーゼ 1400円

  • 鉄板ナポリタン 1300円

  • コーンスープ

  • ボロネーゼ 近景

  • 鉄板ナポリタン 近景

  • メニュー1

  • メニュー2

  • メニュー3

  • メニュー4

  • メニュー5

  • メニュー6

2025/12/16 更新

20回目

2025/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「美味しいスパゲティ」と言えばボーノで決まり! 老若男女に人気のお店です!! (*'▽')~♫

「しばらくボーノさんに行ってないよね?」またも唐突に嫁さんが呟きます。そう、半年行ってないのは事実です…忙しかったし、身体を壊してからは距離の問題もありまして。
「そうねぇ、確かに…行きたくなったと?」
「美味しいスパゲティ、食べたくなってね…」
そういうことならお供いたしましょう! 運転は私じゃありませんので、着いて行く形にしかなりません。ただ問題は、お盆前だということ…年末だけじゃなくて、お盆もオードブルとか作ってなかったっけ? フェイスブックやグーグルを触らないので、今一つ確信が持てない。

当店を「実家だ!」とおっしゃる、Kさんにお尋ねしてみましょう。
「あ、すいません…私ごときが直接電話なぞいたしまして…ボーノって明日開いてるかなぁと思いまして?」
「あぁ!何て! 何で俺に聞きようとや?」
「いやほら、ご実家じゃないですか…お盆前はオードブルとか出すのにお休みされてませんでしたかねぇ…そうなると、臨時休業とか」
「そげなことねかったっちゃねぇか? ちょっと待て、確認しちゃあけん」
数分後…
「おい、開いとるごたるぞ…お前、俺の手を煩わせるっちゃあ、なかなか良か根性しとるやんか」
「あぁ、あぁ…すいません、この埋め合わせは、きっといつかさせていただきますから…勘弁してください」
寿命が10年位縮まりました…今年一杯もつかしら?

せっかく命がけで情報を仕入れましたので、開店時間前の到着に合わせてお邪魔いたします。

着いた…何だか見覚えがない車が停まってる。その中にうごめく、ちょっと見覚えのあるシルエット…もしかして?
「どうしたと?」
「いや、あれ…Kさんじゃない?」
「あら、ホント…何で?偶然?」
「いや、今日開いとるか心配やったけん、Kさんに確認してもらったんよ…」
疲れましたので、架空の話はこの辺で…確認いただいたのは事実です。会話の中身はこれでもソフトにしてます _:(´ཀ`」 ∠):

一応名前を書いとった方が良いかと思いまして、店前に向かいます。と、ママさんが私の顔を見て驚いてます。
「あら~久しぶり…元気しとった? 今日は1人? K君来とるけど…」
「すいません、忙しくてなかなか来れなくて…嫁さんと2人です」
軽く雑談、身体の具合なんかをお話しします。後は車中で待つことに…ちょっとKさんと雑談。
「車、違いますよね?」
「うん、実は事故ったんよね…だから代車」
これ以上は上しく書きますまい…ご本人もふわっとしか書いてらっしゃらなかった気がしますので。

もうそろそろという段階で、再度お店の前に移動して並んで待ちます。直ぐに行列ができ始めまして、多分満席になるだろう勢い。
ママさんに招き入れられまして、私たちとKさんの顔を交互に見ながら「どうする?テーブル、くっつける?」と聞かれます。私が何かを言う前に、「いやいや、邪魔なんて無粋な真似はせんよ…1人で良い」とおっしゃるKさん。想像にすぎませんが、私のことを気遣って顔を見に来られたんでしょうに、ちょっと天の邪鬼なところが出ましたかねぇ。

ということで、テーブルは離れていますが隣同士という微妙な距離が生じます。
注文は入店前に、私はネーロの大盛り1500円(大盛りは無料)、嫁さんは新しいメニューを攻めたいとのことでスモークサーモンとレタスのクリームソースの大盛り1450円(同)をお願いしておりましたが、ガーリックトースト(2個)450円も追加しました。
やはりソースまでしっかり食べつくしたい…このお店はそういう気分にさせるんです。

お隣はモッツアレラチーズのトマトソース、注文の順番ですから先に出てくる。このメニュー、娘がこのお店で最初に食べたものでした…
「良い匂いさせてますねぇ…」
「食べたことあると?」
「娘が初めて食べたのがそれでした…そん時、味見しましたよ」
「食べてみる?取り分けようか?」
「いやいや、それは大丈夫です…どうぞどうぞ」
だから…空間越しは喋りづらいんだって。ママさんが言われた通り、くっ付けときゃあ良かったのに…

ちょっと待ったらこちらも提供されます。クリームソースの甘い匂いが際立ちます。美味しそうなものを見ると顔が綻ぶ嫁さん、満面の笑みです。
「サーモン、たくさん入って美味しそう!」
「ネーロも見る度に食欲をそそられる…」
少しづつ小皿に取り分け、お互いに交換する。
「ネーロ…ほんとイカ好きなんやねぇ」
「やっぱ久しぶりですから、ネーロですよ…少し食べます?」
「いやいや、いいよ…大丈夫」

サーモンとレタスのクリームソース、これは私も初めて食べましたが、サーモンの味わいが引き立ってます。レタスもシャキシャキ感が残って、何よりクリームソースがめっちゃ美味い!
「こんな風に家で作れたら良かろうねぇ…」
「作れんけん食べに来よるとやし…雇ってもらったら覚えるかもしれんよ?」
「無理…多分覚えきらん」

ネーロは安定かつ抜群の旨さ! 味が濃く、重たく感じさせるものなのに、それを全く感じさせません。これを食べると食欲が増していく、そんな不思議な逸品です。
どんなジャンルであれ、「食べるほどに食欲が増す」というお店は滅多にない。それが身近にある幸せ…噛みしめるほどにありがたい。

そう言えば、「チャンポン」のジャンルで同じように口福を感じるお店でありました「ちゃんぽん 旬」さん、建物の都合により閉店となりました。その情報を知らなかったので、最後にお邪魔することも叶いませんでした。
なぜこのタイミングで身体の具合が悪くなったのか…それを考えると悔やまれて仕方ございません。 ( ノД`)
どこかで復活していただきたい…そう願っております。

「大盛り、今日は入らんかなぁと思っとったけど、やっぱ入るねぇ…」
「俺は少々足りないとこやけど…」
「この後はナフコよ…マットレス買いに行かんと」
美味しいものは人を意欲的にもしてくれます。ありがたいことです。

お会計する前に…
「すいません、多分どっか行かれるんでしょう? これから用事があるんで、先に失礼しますね」
「うん、大丈夫よ…しばらくまったりするだけやけん」
すると厨房からマスターが顔を出されます。
「こんにちは…何か具合が良くないらしいねぇ」
「今、病気休暇中なんです…再手術になると思いますんで、終わったら顔を出します」
「気を付けて…身体を大事にね」
ありがたいことです。ママさんからも労いの言葉をいただきました…

口福、口福…
大変美味しゅうございました!!

  • ネーロ(大盛り・無料) 1500円

  • スモークサーモンとレタスのクリームソース(大盛り・無料) 1450円

  • ガーリックトースト(2個) 450円

  • ネーロ(大盛り) 近景

  • スモークサーモンとレタスのクリームソース(大盛り) 近景

  • 取り分けの図

2025/10/12 更新

19回目

2025/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

シンプルなメニューにこそ腕の差が出る…まぁ結局、何でも美味しいのよね (*´∀`)~♫

今日はニト◯でお買い物、リビングのソファの買い替えです。今のソファは2代目でして、まぁそれなりのお値段したもんではあったんですが、家にいる時はずっと同じ場所に座ってますから、やはりヘタってくるんですよね…私も結構重たい方ですし。

2年前?に買い替えを提案した際、家族の大反対を受けまして。
「勿体ない!」「まだ使えるやん!」「そんな言うほど傷んで無い!」…etc.
ささやかな抵抗として、見栄えの悪さを隠さんがため大きめのペルシャ更紗を2枚買いまして、それを掛けて凌ぐ…しかしもう、我慢の限界!

「誰が何と言おうが、もう絶対買い替える!」
意を決して宣言したらば、こんだ誰1人反対しないの…何、この肩透かし感。
その買い替えに行くついで、ボーノさんで先に腹拵え致します。開店時間の20分前に到着、一番乗りではありましたが、直ぐに次のお客さんの車も到着される。
何と15分にはお店の駐車場は満車になる…慌ててお店の入り口に行きまして、ママさんに「名前書いときたいんすけど…」と話し掛けます。

「良いよ、書いとくけん…メニューをどうぞ」
車に戻ってメニュー選択、すると直ぐにママさん来られる。
「決まりました〜?」
「いや、早いっす…」
「あら、ごめんなさ〜い」
そのまま隣の車にメニューを渡し、話しかけておられる。その間に全員決まりまして、改めて注文をお伝えします。

私:たらこバタークリーム(大盛り)1150円
嫁:ジェノベーゼ(大盛り)1200円
息子:カルボナーラ(大盛り)1200円
S:ペスカトーレ(大盛り)1900円
ちなみに大盛りは無料です。

しばらく車で会話しまして、時間直前に入り口へ…「いらっしゃいませ〜、お好きな席にどうぞ〜」の声に迎え入れられ、テーブルに座ります。今回はレジ裏です。
ついでに買うものなんかを話していたら、割りとあっさり時間は過ぎて行きまして…オーダーしたものが次々に提供されます。

めいめいで写真を撮りまして…自分の頼んだもの、家族が頼んだものを眺めてみる。それこそ、まじまじとってのは久しぶりです。
盛り付けにしろ色味にしろ、やはり食欲を掻き立てるものがあります。例えば海苔なんか、申し訳程度にチロっと載せてる店が多い中、コチラは本当にこんもり。食べ終わるまで途切れる心配は無いでしょう。
こういうとこ、非常に大事だと思うんです。当然、食材も豊富、ふんだんに使ってあります。

どれも漏れなく美味そうだ…

先に一口ずつ、皿に取り分けるのも当たり前となりました。と言っても、私のたらこは息子の喰えないものですから、そういう嗜好を踏まえての話です。

こうやってそれぞれが注文したものをいただきつつ、自分が頼んだものを堪能する。そうすることで、次に来た時のことまで考える。
そういう楽しみ方もあるということです。

「たらこバターってさぁ、私が家でも作るやん? どうやったらこんなに美味しく出来るっちゃろうねぇ?…このジェノベーゼも…パンチェッタやったっけ? これホントに美味しいよねぇ」
溜め息混じりに嫁さんが言います。
「何を今さら…そんなんバイトさせて貰って、教えて貰わんと分からんやろ…お願いしてみたら?」
シンプルなものであればあるほど、腕の差が顕著に現れます。それは食事のみならず、仕事にも言えることでしょう。

「このカルボナーラもさぁ、作り方が分かったとしても同じように作れる自信は無いねぇ…」
家で自分が食べるスパゲティは必ず自分で作る息子、コイツは私と同じように考えていた、のかな?

今日も大変美味しゅうございました!
ご馳走様でした!!

  • たらこバタークリーム(大盛り・無料) 1150円

  • たらこバタークリーム 近景

  • ジェノベーゼ(大盛り・無料) 1200円

  • ジェノベーゼ 近景

  • ペスカトーレ(大盛り・無料) 1900円

  • カルボナーラ(大盛り・無料) 1200円

2025/02/24 更新

18回目

2024/12 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

今年の食べ納めは具沢山のマリナータ!…って、かつお菜とベーコンのペペロンチーノやらプッタネスカまでご相伴に与りました… (*´∀`)♪

さて、仕事がやっと収まった年末! とは言え嫁さんの仕事は土曜日まで…年末のご挨拶を兼ねて、ボーノさんとうみそらさんには行っておきたいところですが、どうにも「いつまでやってるのか?」という情報が手に入らない。
両方に顔が効く、私がフォローさせていただいているK様に尋ねてみるも、「分からんなぁ…」というお返事。

こりゃもう、恥を忍んで直接聞くしかない! 名乗らなきゃ分からんだろうし…
するとボーノは28日まで、うみそらさんは30日までらしい。嫁さんは仕事ですけど、こうなったら仕方無かろう。事情を説明し、「私だけボーノに28日に行く、うみそらには29日もしくは30日に揃って行く」ことに決定しました。
本当は…あいだに久留米の鰻の名店を挟もうとか考えてたんですけどね。予約で一杯らしく、断念しました。

さて、1人でウォーキングをこなし、汗を流して身支度整え…あ!お土産買うの忘れたやん。開店に間に合わんよ、諦めよう…

お店には20分くらい前に到着、1台車が停まってる。「2番目か…」とか思いつつ、ママさんにトイレをお借りします。
横の非常口から入ってトイレの前、何だかトイレから独り言が聞こえる…鍵は掛かってないけど、誰か入ってんのか? いや、後ろから聞こえてくるぞ?
まさかのK様、待ち伏せの図…「私の行動を読みましたね?」
「今日が(年内)最後なら、来るやろうと思ってさ…」
トイレを済ませ、私の車で開店を待つことにします。

ずっとルアーと竿の話、割引チケットをゲットしたからTemuで購入したけれど、なかなか税関を突破しないということなんか聞きつつ…
開店時間になるのはあっという間、中に入って直ぐに注文。
「俺はもう注文済ませてあるけん…メニューに無いけど、かつお菜とベーコンのペペロンチーノ(大盛り)」
「へ?そんなこと出来るんですか?」
「うん、前は季節限定とかで出されてたんだけど、今は材料が入らんくなったんやろうねぇ…だからかつお菜買って来て、作ってって言えば作ってくれるよ」
「へぇ〜、年末ならではですねぇ」
私はマリナータ1900円の大盛り、これは前日に決めてました。好き嫌いはあれど、やはりメニューを少しずつ消化して行きたいという願望です。

「今日からB-yondさん、ぜんざい出すらしいよ…今回はしばらく期間を伸ばして…」
「そんなこと聞いたら行きたくなりますやん…今日は夜飯が「肉の雷橋」なんで、腹を開けとかにゃいかんのに」
……
こんな感じで食べログとお店の話題ばっかり。他の人が聞いたなら、「こいつら喰うことばっかり考えてんな〜」と呆れられることでしょう。
良いんです、美味しいもののことを考えるのは、世界平和に繋がるんですから。

しばらくして商品が提供されます。かつお菜は緑が映えてますねぇ…私は雑煮か、出汁で炊いた小鉢でしかお目にかかったことはございませんが。炒めても旨そうです。
マリナータ、非常に豪勢、豪華絢爛。ざっくり言って赤、黒、白…鮮やかなのは具沢山の証。
すると、スッと小皿にペペロンチーノ載っけたものが差し出されます。「味見、食べてみて」
「あ!すいません…マリナータ、食べます?」
「いや、食べたことあるからいいよ」
「じゃ、お言葉に甘えて…」

想像通り旨いやん! 青菜に油って、やはり合いますねぇ。塩胡椒加減も素晴らしいし、味わいあっさり…ベーコンの1切れがデカいのもアクセント。
2人前くらい食べられる奴です。

改めてマリナータ、手早く全ての貝から身を取り出して…ほーら旨い! 魚介から染み出した出汁が…旨味の塊です。
「出汁が絡まって旨いやろ?」
「旨いですねぇ…早めに行っときゃ良かった」
「冷凍物だとは思うけど、解凍の仕方が良いんやろうねぇ」
「そうですねぇ、下手がやると旨味が解凍する時流れてしまいますから…特にここのアサリとイカは凄いですよね? 臭みも砂も無いし、新鮮さを感じますよ」
ここでクラッシュした唐辛子をば、振りかけます。

「タバスコだけじゃなくて、唐辛子とかもあるし…」
「以前はタバスコ使ってたんですよ…今はあるならコレ、塩っ気を追加したくないんで…バランス壊れるし」
「そう言えばさぁ…」
ずっと喋りながら食べます。そしてあっという間に食べ終わる。イカとアサリだけでなく、それ以外の魚介もしっかり味わいました。ちょっとお高いですが、返ってくる満足度はそれ以上です。
結局、コスパが素晴らしい…という話です。

すると、「まだ入る?」と聞かれる。
「入るっちゃ入りますけど…夜の肉もあるし、ぜんざいの話聞いたら行きたくなったし…1人前は入らないですねぇ」
「プッタネスカ、食べたことないやろ? 良かったら分けて食べようかと思って…」
「いいですけど、食べたことありますよ( ̄∀ ̄)…夜に家族で来て、食べたって話しましたやん…アンチョビ苦手だったけど、美味しく食べられたって」
「あ! そうやったねぇ…(待ち)時間かかるやろうけど、大丈夫?」
「大丈夫です」
プッタネスカ ビアンコを大盛りで追加します。私は追加でアイスコーヒー450円を…

直ぐにアイスコーヒーが出されまして…ガムは入れない、クリームだけ入れる派です。そのクリームと思って入れたものがやたらとサラッとしている? あれ、クリームじゃね〜なぁ…何だこれ?
飲んでみたら、「あ!牛乳! 珍しい!!」思わず声に出る。ママさん呼んで、
「これ、牛乳ですよね?」
「そぅ、クリーム切らしてて…あ!もしかして牛乳ダメな人やった?」
(クリーム良くて牛乳ダメって人、いんの?)
「いやいや、珍しいなぁと思って…美味しいですよ」
しかし、言わずに出すってとこが天然だなぁ…嫁さんもだけど…

心の中で大爆笑しつつ、またお喋りしながらプッタネスカを待つ。この段階で満席ですから、そりゃ相当待ちます。
会話しながらですから、あっという間ですけどね。
「やっぱアンチョビが匂ってくるねぇ…良い匂い」
ランチのハシゴを平気でなさる方ですから、まだまだ食欲は旺盛です。

さて、プッタネスカ登場!
アンチョビがオイルで温め、炒められた香り…ブワッと拡がる。鼻腔をくすぐるという奴ですなぁ。
余談ですが、この「鼻腔をくすぐる」とか「鼻孔をくすぐる」って、音で聴いたら良い印象なんですけど、文字にしたら美しくないと思うんです。かと言って「言い換え」るとインパクトが無くなるし…ま、共感されない方多数でしょうけどね。 ( T_T)

「好きなだけどうぞ…」
それが一番困るわ…取り敢えず3割くらい。
「もうちょっと良いよ」
更に1割…ぜんざいが入らんくなるわ…

黒オリーブの実だけは相変わらず苦手ですけど、それでもまぁ食べられる。
しかし改めて考えたなら、アンチョビが食べられるってのが凄い。ただ食べられるだけじゃなく、美味しいと感じられる…最初の出会いが悪かったからねぇ。
酸味と強い旨味、塩味のマリアージュ…やはりお酒が欲しくなるよねぇ。匂いが誘うし…

「すいません、ご相伴に与りました」
「ホントにぜんざい食べに行くん?」
「行きますよ、聞いたんだから…」

お先に失礼します。何かえらい得したなぁ…今年も色々お世話になりました。どうぞ来年も宜しくお願い致します。 m(_ _)m

口福、口福…
ご馳走様でした!!

  • マリナータ 1900円

  • マリナータ 近景

  • かつお菜とベーコンのペペロンチーノ お裾分けの図

  • プッタネスカ ビアンコ

  • プッタネスカ 近景

  • アイスコーヒー 450円

2025/01/16 更新

17回目

2024/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

やっぱ「ネーロ」が好きだなぁ…サラダセットを合わせてヘルシーに! …ヘルシーなのか? (^◇^;)

今日は土曜日ですけどお1人様、嫁さんは仕事で息子達はお買い物…「ボーノ」さんに行って贅沢しようっと。

前回、人様に「イカがお好きならネーロ…」とか勧めたばっかりに、夢にネーロが出てきましてねぇ。嘘じゃないですよ…知り合い連れてボーノに行って、全員にネーロ喰わせて賞賛させる夢でした。
自己嫌悪に陥りまして…だからネーロを食べるんです。

ただね、朝方発作に見舞われまして…軽かったので、それが治るのを待ってからの出発になりました。だからお店に着いたのが12時過ぎ。
記名帳に名前を書いてたら、ママさんが偶然出て来られまして、「あら、こんな時間に珍しい…1人?電話番号教えてくれたら車で待ってもいいよ?」なんて優しいことを、ズラッと並んでいる人の前でおっしゃる。

今日「だけ」は、お言葉に甘えます! まだちょっと頭で汽笛が鳴ってるし… (^◇^;)ヘヘ
ずっと列の状態は確認する。もう一度列に戻った方が自然でしょうし。多分、私の前の人が先頭に行っただろう瞬間を狙って戻る。
直ぐにママさん出てくる…「◯◯さん、どうぞ〜」

「カウンターでもテーブルでも…」
「カウンターの端っこでいいです」
「あら、そう?…何にします?」
「ネーロの大盛りです!」
「は〜い」
いかんいかん、忘れとった…
「あ、サラダセットも」
「ガーリックトーストじゃなくて?」
「なくて…スープは何です?」
「コーンだけど…いい?」
「は〜い、大丈夫で〜す」

500円の贅沢、出張疲れが溜まっている身体を労わるためにヘルシーに…
ヘルシーなのか? ヘルシーだけを求めるならば、サラダだけで良いではないか!
己の欲深さを隠さんが為に、「ヘルシー」などとほざくのか!!
何か聞こえる〜… (-.-;)y-~~~ダレダ

お水とカトラリーケースを持って来られたママさんから、「今日は1人? 珍しいね、昼過ぎって」と聞かれます。
「今日は嫁さん仕事やし、息子達は買い物で…少しのんびりしてたら出遅れました」
「ふ〜ん、寂しいねぇ…その帽子、フレッドペリーやろ? お洒落やん…」
「いや、この帽子のブランドなんか知らんよ…息子から誕生日にプレゼントされたもんやし」
「あら、良い息子さんやん」
はい、良い息子であることに異論はございません…ございませんとも。 ( ̄∀ ̄)ドウカナァ

店内は女性率グンと高め…ちょっと驚くのはだ、2人でスパゲッティそれぞれとデッカいサラダを1つ頼んでらっしゃること。スパゲッティは大盛りだし。
やっぱ美味しいものは入るよね…そういうことでしょうけど。
壁には年末恒例の「オードブル(20セット限定)」が張り出されています。今年は集合人数が少ないから、ちょっと無理だなぁ…多分。

さて、先にサラダセットが提供されます。写真に収めてサラダとスープをいただきます。バゲットは後からって言えるんかな? 今度聞いてみよう…
そうそう、コーンスープは久しぶりだよ。家でも滅多に飲まなくなったし、もしかして今年初かな? ちょっと前までクノー◯の贅沢なコーンスープを取り寄せてだけどなぁ…大好きだったはずだけど。
やっぱたまに飲む方が美味く感じるよね? ちゃんとしたクルトンも入っているのが嬉しいし。

サラダのドレッシング、相変わらず美味いよねぇ…何だかホッコリするわ…家でサラダ喰ってホッコリするこたぁないけど、何でしょうね? 雰囲気の問題かな?

と、本命たるネーロの大盛りが登場!
この匂いが堪らん…ビジュアルは黒だけど、イカもゴロゴロ入ってるし、甘い香りが身の回りにフワッと立ち込めるし。
先ずはそのまま、やはりコクが深い。何度も言いますが、イカ墨のスパゲッティ(パスタ)に生臭みが全く無いというのが素晴らしい!
イカそのものすら臭みが無い。複合的に甘い…そして旨味の塊だよ。

立ち上がって、ざっくりクラッシュされた唐辛子を…カウンター中央の調味料コーナーから手に取る。だいたい小匙1.5〜2杯分をざっくり回し掛ける。
これがいつものルーティン。甘いと辛い(私的にはちょっぴり)が同時に楽しめる。
こうすると鼻腔が自動的に拡がり、更に味覚は鋭敏になる。人は信じないでしょうけど、私の場合は辛味が存分な旨味を感じさせるんです。

ネーロはスピードが大事…冷えてくると、お皿に美味しいソースがこびりついてしまう。「こびりつく」って、方言じゃないよね? 知らんけど…
本当はゆっくり食べたいところですが、手際良く口に運ぶ。こればっかりは解決策は無いでしょうねぇ…皿がずっと温かいなら、今度は水分が飛んでしまうし。

食べ終わり、残していたバゲットを千切りつつ、ソースを回収。バターによって、違う味に変化するのも美味。
全てを丁寧にこそぎ取り、任務は完了。

外を見たら、まだ10人くらい並んでらっしゃる…満足したから、早めにおいとまいたしましょう。
お会計でママさんと、また少しお喋りしまして…「今度は家族を連れて来ます」とお約束しました。

口福、口福…
ご馳走様でした!

  • ネーロ(大盛り) 1500円

  • サラダセット(今日はコーンスープ!) 500円

  • ネーロ 近景

  • 年末のオードブル(20セット限定)

2024/12/08 更新

16回目

2024/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

初めての方には「ボロネーゼ」と「あさり」をお勧めしています…謎の店先案内人です (^◇^;)

今日は嫁さんと2人の日曜日、前回嫁さん抜きの3人でボーノさんにお邪魔しましたので、今回はその埋め合わせになります。
ママさんから「奥さんは?」と聞かれていましたので…

開店前のごった返しも落ち着いた頃合いだろうと思い、いつも通り15分前に到着します…何と前客2組! まだ元に戻っていないのか?
記名帳に記入すべく、入り口に向かいます。2組並んでいますが、名前を記入されていない…私が先に書く訳にもいかず、そのまま並んで待つことに。
晴れていますが、風がありますから少し肌寒い。

中を覗いてもママさんが見当たらない…もしかしてお休みか? せっかく嫁さん連れて来たんだけどなぁ…
と、しばらくして入り口からママさんがひょっこりはん! 先頭のお2人にメニューを渡し、談笑しています。居たのね…何だか少し安心。
次のお2人にメニューを渡す前に、私達に気が付かれます。いつものように手ぇ振っとるわ。

「今日は2人?」
「はい…この前「奥さんは?」って聞かれたから、ちゃんと連れて来ました」
「元気だった〜?」
「(嫁)元気ですよ〜」
ざっくりして何だか良く分からない会話だ…波長が合ってるんでしょうかねぇ?

私達と後ろにもメニューを渡し、そのまま後ろの方々と会話してます。
と、前のお2人(プラス小さな子ども)は初めてのご利用のようでして、メニュー見ながら悩んでいるご様子…しかも会話の中心はランチメニュー。

話しかけたものか悩みましたが、覚悟を決めて(強面ですから、怖がられる可能性があるんです)…
「もしかして初めてご利用ですか?」
「はい、そうなんです」
「ごめんなさい、ランチを見られてたので…今日は日曜ですから、小さく書いてある通りランチは無いんです」
「あらホント、気が付かなくて…何を食べたら良いですかね?」
この質問が一番キツい…あなた方の好みが分からん。
「え〜、初めてでしたらボロネーゼがお勧めです…一番人気ですし…あと、あさりが美味しいですよ…お嫌いで無ければ」
「(2人)ありがとうございます!」

こればっかりは好みに左右されますから…スパゲティ食べに来て、魚介が苦手って人もいないでしょうけど。
って、俺が言えた口じゃね〜か…魚介好きでも食べられない魚介が結構あるし…

入店前に、私はヤリイカのペペロンチーノ(大盛り・無料)1400円、芝エビのトマトクリームソース(大盛り・無料)1450円を注文します。

しばらくして開店、私達は最奥の2人掛けのテーブル席へ。そしたら前に並んでた方々が横の4人掛けに座る…あれ?入り口近くじゃなかったの?
ちょっと気不味いんですけど…注文をどうされたかは気になる。

すると当然ですが、順番が先ですから注文されたものも運ばれてきます。お子様には「お子様エビのクリームソース」、そしてお2人には「ボロネーゼ」と「ボンゴレ ビアンコ」、お勧めしたそのものです。
思わず飲んでいた水を吹き出しそうになりました…これ、気に入って貰えなかったらどうしよう? ごめんなさいか?

しばらくチラ見していましたが、直ぐに私達にも頼んだものが提供されます。気になるっちゃ気になりますが、まぁねぇ…目の前にあるものに集中しましょう!
嫁さんが隣を見ながらアイコンタクトみたいなことしてますが、「辞めとけ、見るな」みたいに返して…

写真撮りまして、それぞれ食べ始めます。直ぐに嫁さんから、「う〜ん、めっちゃ美味しいよ!」と声が出ます。
トマトの仄かな酸味にクリームの甘さが相まっているところ、そこ辺りがお気に召した模様。「ちょっと食べてみて、めっちゃ美味しいけん!」と促され、少しいただく…っちゅうか、そんなもん美味しいに決まっとるやろ! ここがどこち思うとるんかのぅ…
エビがゴロゴロ入っているのは感心しますねぇ。数えようとする気〜すら起きない…

イカのペペロンチーノ、これもベビーリーフやらイカがふんだんに使われていますから、麺にしっかり絡めて食べることができます。リーフのほんのりした甘味や苦味、イカの味わいにオリーブオイルとニンニク…旨くないはずが無い!
誰も見てないなら、皿抱えてズルズルいきたい!
粉砕した鷹の爪を振りかけ、ズシンとくる嬉しい甘さにスパイシーを足して更に貪る。

「クリームベースやけん重たくなりそうなもんやけど、食べるとそういう感じじゃないのは何でやろ?」と嫁さんが呟く。
「う〜ん…トマトソースって、普通はきっちり熱入れて酸味を飛ばして甘味に変えるっちゃけど、わざと少し酸味を残してあるけん、クリームのもったりした感じを消すんやないかなぁ…実際どうかはマスターに聞いてみらんと分からんけど、聞ける話でもないし」
「へぇ〜、酸味をねぇ…」
「大丈夫、マネできるこっちゃないけん、理解だけ頭に置いて、ひたすら美味しさを堪能すれば良いっちゃけん…俺らには無理よ」
「酸味って、飛ばすったい…」
「飛ばしたことは無いけどね」

わちゃわちゃ話して食べていたら、ママさんが通りしなに「テーブルの隙間を縫って新しいカウンターに出入りするけんね、痩せるかなぁと思っとったけど痩せんとよ!」私らに返す暇を与えない…
嫁さん、「ママさんが痩せたいって、私と比べたら…」とか言うもんで吹き出すしか無い。

楽しい、美味しい時間はあっという間です。途中でお隣から「美味しい…」という声が結構聴こえてましたから、立ち上がって話しかけてみます。
「いかがでした? お勧めしたものを食べられたようですけど…」
「ありがとうございました! 勧めていただいて…ホントに美味しかったです」
「それは良かったです…次に来られた時は、是非ネーロを召し上がってみてください」
お2人とも笑顔で私の顔を見てくださいましたから、多分気に入っていただけたんでしょう。一安心です。

お会計の際、ママさんから「な〜んかお勧めしていただいたみたいで…」と言われましたから、
「いや、まさかそのまま頼むとか思ってなくて…気に入っていただけたみたいやけん、ちょっと安心」
「これから店先で案内人してくれんやろか?」
「え?メニューを案内すると?」
「そうそう…こんなのありますよ〜、どうですか〜、みたいに」
「荷が重い…この顔じゃ無理よ」
3人で笑いながらサヨウナラ…

今日も堪能させていただきました!
ご馳走様でした!!

  • ヤリイカのペペロンチーノ(大盛り・無料) 1400円

  • 芝エビのトマトクリームソース(大盛り・無料) 1450円

  • ヤリイカのペペロンチーノ(大盛り) 近景

  • 芝エビのトマトクリームソース(大盛り) 近景

2024/10/28 更新

15回目

2024/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

祝!再開…ボーノのスパゲティは、我が家に欠かすことができない「アイテム」です!! ╰(*´︶`*)╯♡

私がフォローさせて頂いておりますK様から、「どうやらしばらく、ボーノが休業するらしい」という情報を得まして…もうね、そりゃ相当心配しましたよ。
もしかしてこれが長引くなら、私ら家族はどこで美味しいスパゲティを食べたらえぇの?みたいに。

「何かさぁ、店内もついでに改装するらしいよ…」この追加情報を聞いた時にゃ、小躍りしましたね。ついでに改装するってこたぁ、ちゃんと開けるってことですやん。
で、いつ再開すんの? そこら辺の情報は無い…らしい。

ヤキモキしましたねぇ。1ヶ月?2ヶ月?
そしたら更に追加情報、「どうやら、9月9日辺りに再開するらしい…」 私ゃ勤め人ですから、早くて14日の土曜しか行けんやん。

そして14日の前夜…「明日、ボーノに行ってくる」と宣言したらば、嫁さんの猛烈な抵抗に遭います。可哀想にねぇ、彼女だけ仕事なんです。
息子とSちゃんは内心喜んでいるんですけど、成り行きをじ〜っと見守っています。
「日曜が法事で、月曜は佐賀に行かないかんっちゃけん、土曜しかないやん?」
「来週でも良いやん!」
「来週は別に色々用事があるやん…」
ギロッと四角い目〜して睨む嫁…怖ぇ〜 (-.-;)y-~~~

当日朝、「菓秀 桜」さんにてお土産を仕入れ、開店30分前到着を目指して出発! 営業再開後、初の週末ですから、多分混むと読んでのことです。
無事に一番乗りしました。次々に車がやって来ます。慌てて入り口に向かいまして、中を覗き込む。ママさんに見つけてもらいまして、記名帳に名前と人数を書き込む。

で、車に戻ってお土産を取り、そのままママさんに渡す。顔がパーっと明るくなる…「こんなに甘やかして…ありがとう」
どうやらマスター、私と同じ持病になられたようですね。歳を取るって、さふいふことでしょう。お大事に…

「車で待っとっていいよ」 はい、お言葉に甘えます。この日は開店15分より前に満車、何台かはスーパーに行かれました。
当然、開店時に満席ということです。「出足が早い」という読みが当たりました。 ( ̄∀ ̄)

ママさんが車にメニューを持ってきてくれます。私はネーロ(1500円)と決めていましたから、後は息子とSちゃんが決めるだけ…悩んでますねぇ、久しぶりですから。
「焼きナス入りボロネーゼ(1350円)って、誰か食べたことあったっけ?」
「いや、無いぜ」
「なら、俺が最初ってことで…」
「どうしよう…海鮮(ペスカトーレ)をもう1回食べてみたいけど…違うものも食べたいかなぁ」
「蟹でもいいけど、ペスカトーレとどっちも手は汚れるよ?…ヤリイカのペペロンチーノ(1400円)は?」
「ペペロンチーノって、やっぱり辛いですよね?」
「鷹の爪無しでってお願いしてみようか…」

ママさんに確認しましたら、辛味無しでできるというお返事。3品とも大盛りでお願いします。Sちゃんは食べきれませんが、それを息子が喰らうらしい…私に似て、貪欲な奴でございます。

開店時間、ゾロゾロと店前に並ぶ。間違いなく満席になる人数です。いや、更に増えたような…良かった、早めに着いていて。 ( ̄∀ ̄)

テーブルに陣取りまして…改装したという店内を見渡します。入って右奥、窓までテーブルとカウンターがあった場所に、厨房がL字で伸びています。その奥にトースターなんぞ見えてますから、作業スペースを広げたんでしょう。
カウンターの3席くらいが減ったんですかね? ただ、入り口から左側のテーブルは増えてまして…お客さんの密度が増した感じかなぁ。スペース減って、客席を維持されてます。

満席ですから、厨房は大忙し…マスターに話しかけたいけど、よしましょう。皆さんだいたいサラダのセットなんか頼まれてますから、ママさんもガーリックトーストに奮闘されてます。
辺りにニンニクとオリーブオイルの匂いが充満して…これがボーノの醍醐味、尚更腹が減ってきます。

さて、どのテーブルより早くスパゲティが提供されます。これね、ちょっと意地汚いんですけど、優越感に浸れる瞬間なんですよね。
色んな良い匂いがブワッと襲ってきまして…いかん!写真や写真。息子が「どのように写しましょう?」と聞きますから、「引きと寄りや! お前、ワザとやろ」と答えます。
金払ってやらんぞ、コラ!

取り敢えず先に別皿へ取り分けまして…息子とSちゃん用です。それを見た2人も私用に取り分けてくれました。
では実食! あ〜、最高に旨いわ…しみじみ染みてくる。マスター、あなたやっぱり素晴らしい!
味を見てから粉砕された鷹の爪を足します。タバスコだと塩気が増すもんで、ね。

焼きナス入りボロネーゼ、私は正直、焼きナスが嫌いなんです。揚げたナスは大好きという偏食でして…ただこのナスさん、揚げ焼きっぽい感じでしたから美味しい。
これをボロネーゼに足そうという発想、やはり素晴らしい。別の甘みと香ばしさがありますねぇ。

ヤリイカのペペロンチーノは食べたことがあるんです。鷹の爪無しでも充分旨い…
「野菜をほとんど食べない誰かさんの為に、マスターがベビーリーフ載っけてくれたのが美味しくて、いつの間にかメニューになった」というこの商品。その経緯を2人に説明しながらいただきました。
やっぱイカが旨いのよね…シンプルだから誤魔化しは効かないし。

そのままネーロを食べていたらば、ママさんがニヤッとしながら近寄って来られます。3つの皿に、ガーリックトーストが1個ずつ…「何すかこれ?サービス?」「差し入れのお礼よ…」「ありがとうございます!すいません」
遠慮なくいただきます。息子とSちゃん、こちらのガーリックトーストが大好きなんです。入るかどうかは別にして…私も実際、トーストはありがたい! ソースを根こそぎ楽しむことができますから。

「やっぱこのお店、何でも美味しいねぇ…」
息子が感心しております。

全員が満足して…さっさと帰りましょう! 外に結構なお客さんが待っておられます。
お会計時、ママさんから「今日は奥さんは?」と聞かれます。
「今日、可哀想に仕事なんす…」
「あら〜、残念…宜しく言っといてね♡」

堪能いたしました!
ご馳走様でした!!

  • ネーロ(大盛り) 1500円

  • 焼きナス入りボロネーゼ(1日10食限定) 1350円

  • ヤリイカのペペロンチーノ(鷹の爪無し) 1400円

  • ガーリックトースト(お土産によりサービス♡)

  • ネーロ 近景

  • 焼きナス入りボロネーゼ 近景

  • ヤリイカのペペロンチーノ 近景

2024/09/22 更新

14回目

2024/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

久しぶりの「夜ボーノ」、今日は記念日なのさ…(*´∀`)♪ 美味しい、楽しい夜をありがとう!!

そう、記念日の夜でございます。我が家には幾つかの記念日がありまして…まぁ、その一つ。実は明日も記念日なんで、今夜は家族4人でお祝いして、明日は嫁さんと2人で。
連日の出費は痛いんですが、ボーナスという強い味方があるんです。出来れば全額、私の自由にしたいものですが…ね。

予約は出来ませんから、なる早でお店に伺いまして。おおよそ18時30分現着、あまりお客さんはいらっしゃらない。
ママさんから、「あら〜、夜に珍しい! お好きな席にどうぞ…」と言われましたんで、左手前のテーブルに陣取ります。

すぐにママさんがお水なりを持って来られまして、「何?何ごと?」と聞かれましたから、ニヤッとしながら「今日、記念日なんす」と答えます。ニヤッと返すママさん…あれ?通じたんかな?

メニューを見ながらあれこれ考えておりましたら、息子は直ぐに「俺、イカ墨のリゾット!」と宣言。「あ?最初からリゾット行くんか? 皆んなで分け分けしょうかとおもっとったんに…」と言いましたら、「どうぞどうぞ、一口ずつ…俺はイカ墨のリゾット!」とうるさい。

「ま、好きにしさい…」と言いながら、「どうすっかな…この際、苦手なアンチョビ入ったプッタネスカ行っとくか…」と考えをまとめまして。
嫁さんは、「せっかくやけん、にんにくオイル食べようかなぁ…アマトリチャーナ ビアンコにしよう」、Sちゃんは「私は…前回お父さんが食べていた、ペスカトーレにします」とのこと。

最初に季節のサラダ トリュフ風味、飲み物は私がハイボール、息子はレモンサワー、嫁さんはジンジャーエール、Sちゃんはリンゴジュースにしまして、ママさんに注文。
「あの〜、リゾットの大盛りって…」「ごめ〜ん、できんよ」
早いよ、リアクションが。

待つ間にカウンターの隙間から中を覗きます…が、マスターは私達の注文を捌くのに忙しい。
「Kさんの口コミ見ました…5周年だそうで、おめでとうございます」
ママさんに告げまして、席に戻る。

飲み物が到着しまして、乾杯の儀に移ります。
トリュフの風味が強いサラダを堪能しつつ、歓談が始まる。いやぁ、楽し〜いなぁ… ♪( ´▽`)
「このドレッシング、めっちゃ旨っ!」
「こんなに風味が強いの、初めて食べました!」
「いつもシャキシャキして美味しいねぇ…」
良い感じでスタートしました。

そうしていたら、パスタが到着。「あ!そうか…リゾットは時間がかかる…お先にどうぞ」一番腹が減っている息子が悲しそうに…
3人揃って、「遠慮なく〜」 (^O^)
そうすっと、取り皿持って3皿から次々と摘み食い始めやがる。で、笑いが起こる。シェアありきだけどさぁ、一言断らんのか?
「このプッタネスカ、旨いねぇ?」
「あ〜、Kさんが「ボーノのプッタネスカやったら絶対アンチョビ喰えるはずやけん、食べてみい」って言われてた理由が分かるわ…全然イケる…チョイと苦味があって、大人の味やん」
「アンチョビ臭くないねぇ…何かブワッと良い匂いがする」
「この大きいエビ、頭も食べれるんでしたっけ?」
「それ、ママさんが「食べん方がいい」って言いよった…歯が立たんやろ? 小さいエビはOK」

遅れてイカ墨のリゾット登場! 「おっ、来た来た…めっちゃ旨〜〜い!」
横から一口取ろうとしたら、「待て〜い…ちょっとよ、ちょっとだけ」相変わらずケチくせぇ。

ここでママさん再登場…「は〜い、これプレゼント…何の記念日か聞いてないけど?」と言いつつ、ガーリックトーストを2皿。
「すいませ〜ん、ありがとうございます…◯◯の記念日なんですよ」
「あ〜らそう!それはそれは…で、皆んなでお食事なのね」
「はい…夜ならしっかり食べて、呑めるんで…そう言えば5周年って、そのくらいなんですねぇ? 私てっきり20年以上の歴史があるって勝手に思い込んでて…何か別のお店、フレンチとかされてたとKさんから聞いたような?」
「そう、北九州でフレンチやってて、全く違う仕事して、でやっぱり飲食店に戻ろうと考えて、このお店…」
「へ〜、別の仕事って…」

テーブルのそばに昔のお店の看板がある、というのを教えていただきました。ご興味ある方はお店にてご覧くださいませ。

「やっぱ1人前だけじゃ足らんねぇ…追加していいっちゃろう?」
「良か…何ば喰うとや? 俺はネーロを食べる」
「なら…パンチェッタとジェノバペーストのリゾットかなぁ」
「は!? お前まだ米喰うとか?」
「だってランチじゃ喰えんやん…」
ということで、2品追加。嫁さんが呆れて笑ってます。

やはり先にネーロが到着、取り皿3つに少しずつ…そしたら「いやいや…もう少し」
「お前、リゾット食べるっちゃろぅもん」
「それはそれ、これはこれよ…ちゃんと食べるっちゃけん」

少食なはずのSちゃんまでしっかり食べてます。
「味が違うものなら結構食べれるやろ? これがシェアの良かとこやね」
「美味しいから、今まで食べたことないくらい食べてます!(*'▽'*)」

遅れて提供されたパンチェッタとジェノバペーストのリゾット、一口食べた息子から「いや、これもマジ旨い!」と声が出ます。「どうぞどうぞ、一口ずつ」
だからさ〜、いちいちケチ臭いんよ…お前。
「このペースト、バジルだけじゃないよね?」
「あぁ、多分ブロッコリーを混ぜてミキサーかなぁ…」
「これ失敗したなぁ…先にこっちからやった」

わちゃわちゃ喋っていたら、2時間以上が経過しまして…「いかん、閉店が近い…お会計しよう」

これだけ呑み食い(私だけでアルコール5杯)して、1万3千円チョイ。

口福、口福…
ご馳走様でした!!

  • 季節のサラダ トリュフ風味

  • 乾ぱ〜い!!

  • プッタネスカ(大盛り)

  • アマトリチャーナ ビアンコ(大盛り)

  • ペスカトーレ(大盛り)

  • イカとイカ墨のリゾット

  • ガーリックトースト

  • パンチェッタとジェノバペーストのリゾット

  • ネーロ(大盛り)

  • サラダ 取り分けの図

  • プッタネスカ 近景

  • アマトリチャーナ ビアンコ 近景

  • ペスカトーレ 近景

  • イカとイカ墨のリゾット 近景

  • パンチェッタとジェノバペーストのリゾット 近景

  • ネーロ 近景

2024/07/03 更新

13回目

2024/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「ボロネーゼが無いなら、ネーロを食べればいいのに…」「いや、ジェノベーゼこそが王道!」「君たち、このお店のペスカトーレを知らないのかい?」…的な!!

まぁ、決め打ち以外、メニュー見たならもう迷う…品切れだったなら尚更よ…そういうお店です。
基本、何を喰おうが旨い。それを知っていたならまた迷う。目玉はボロネーゼかネーロ、人気商品は品切れ確率が高い。

私ら5人(1人は遠方)家族、間違いなくハマっていますので、同居中の全員の足並みが揃わないと「不和」が生じてしまいます。

昨晩に「明日は絶対にボーノに行く…合わない奴は置いて行く!」と宣言し、「朝の10時半に出発する」とまで言い切ったんですけど…なしておなごは身支度に時間がかかるとか?
結局、出発したは40分、しかもノロノロ運転の車に引っかかりまして、到着したのは開店8分前。

雨に〜濡れながら〜、佇〜む人がいる〜♪

あぁ、行列…しかも駐車場は満車です。
原因を作った自覚満載の嫁さんが素早く並びに向かいまして、取り敢えず1巡目には間に合いました。しかし最後の入店ですから、オーダーしたとて50分は待たなければなりません。
これを踏まえた上でご来店くださいね…待っている間に、期待に胸を膨らませりゃいいんです。

テーブルが空いてないので、ママさんからカウンター奥に促されます。すると嫁さんが、「Kさんがおるよ!」と私に言います。
「居る」と思っていない時に居ると聞いたら、たいがい何のことだか分かりゃしない…「へ?」としか言えない。

目の前にK様…バグか? みたいな。
あれ?俺はどこに座ろう…「も〜、指定席譲ったよ…」とK様。
カウンター奥、K様言われるところの指定席は並びで4席、手前には3席。その手前に鎮座するK様…奥に私の家族が座り、フラフラとK様横に座る私。
「え?指定席譲ったのに…こっち来るん?」
そりゃ…普通そうしますわ。「どうも〜」ってあっち座ったら、ただの人でなしですやん。

「え?つい最近来てなかったですか?」
「先週もね……」
この会話、長くなるので割愛します。

ママさんがオーダー取りに来られましたので、3人が何を頼んだか確認します。嫁さんがジェノベーゼ、息子は焼きナス入りボロネーゼ、Sちゃんはネーロ、それにガーリックトースト2つか…被らないので、私は決めていたペスカトーレをお願いします。

「お!ペスカトーレ!」
「そう、前々回で投稿されていたのを見て、食べたくなって」

こんな会話していたら、K様注文のネーロがやって来ます。
「お、ネーロですか…」
「うん、ネーロ…(メニュー)何周もしたら、味は分かってるんだけど…今日はネーロ」

横に座って会話を続けるんですが、ハタと気がつく。最初の入店であるK様と、1巡目最後の私、提供時間に大きく差がある。こうして喋っているのは良いが、多分食べ終わられても待つことになるでしょう。
…どっかのタイミングで家族のところに行かないと、私が食べ始めたらK様が席を外しづらくなるだろうなぁ…

厨房とホールを見回すに、もう少し時間はありそう…しばらく横にお邪魔し続けましょう。
今の仕事はどうだ、今日はこれからどうするか、はたまた息子を紹介してみたり…そんな感じで食べる様子を拝見するに…家族以外の人が食べている姿をシゲシゲ眺めるのは初めてですが、本当に旨そうに食べますねぇ。

すっかり食べ終わり、後片付けが始まります。筋金入りの常連!
「そろそろ提供のタイミングか」という時に、家族が空いたテーブル席を勧められましたので、「私もあっちに移ります」とお断りしまして…座り直した途端に料理が提供されました。

揃って食べ始めましたら、「じゃあごゆっくり〜」と退店されます。
すみませんねぇ、お邪魔しちゃって…なんだか落ち着きませんでしたよね?

さて、目の前のお皿に全集中…神々しい…
具材が山盛り、見た目からもう旨い。これがペスカトーレだよなぁ。
私は滅多にペスカトーレを注文しないんですが、それは過去の苦い経験から…それなりに値の張るお店で、やはりそれなりにお高いペスカトーレを注文し、ゲンナリしたこと2回。

解凍したら水が出るのは当たり前なのに、そのままソースと和えて出され、微妙に薄くなったのに臭みがあるものを喰わされたことが1回、解凍の仕方が悪かったのか、見事に小爆発したムール貝をそのまま出されたのが1回…
安いならまだしも、クロスは白い布でナプキンまで用意のあるお店、「高いならそれなりのもん出せや!」とは言えず。

だから、相当久しぶりに食べるんです、ペスカトーレ。それで見た目から旨そうにしているって、やはり相当なもんです。
先ずは麺を巻き巻きして一口、ほ〜ら旨い。アサリもムール貝も、イカもエビも旨い。トマトソースの酸味も程良く抜けて、甘さを強く感じます。

そしてトレードが始まる。一口ずつ食わせ、一口ずついただく。これがまた至福…複数で家族連れの醍醐味。
私、いまだにボロネーゼを自分で注文したことがない。あれば誰かが注文するので、それだけで結構なんです。人気商品、どうしても食べたい方がいらっしゃる。

ネーロは…別です。イカですから、やはり目がない。もう3回は確実に食べてます。イカ墨のリゾット、息子がいるので注文したかったんですが、品切れでした。
(T ^ T)

「今までジェノベーゼを美味しいと思ったことなかったし、注文しようとも思わんかったけど…この前ここで食べたら美味しかったけん…やっぱ美味しいねぇ」と言う嫁さん。2人も一口貰って頷いています。
「このバジルソース、絶妙に旨い!」

「ネーロ、辛くない?」と気遣う嫁さん。
「ちょっとピリッとするけど…でも甘みと旨みが強いので、全然大丈夫です!」
先に食べ終わった息子、「あ〜、めっちゃ美味かった…何かもう1皿食べたい…」
すると横からSちゃんが、「何か私の分、普通を注文したのに多いけん、少し食べる?」と言います。
すると嫁さんが、「あ!ごめ〜ん、どうせ◯◯が食べると思ったけん、全部大盛りにしたっちゃん」と無責任に言い放つ。

息子が残りのネーロを取り上げ、嬉しそうに食べ始めます。「リゾット食べたかった…」お前、やっぱ気が合うなぁ。
追加でアイスコーヒー注文した私、一連を眺めながらゆっくり飲み干す。

さ〜て、外に待っている方がいらっしゃる。食べ終わったなら、さっさとお暇しましょう。

大変美味しゅうございました!
ご馳走様でした!!

  • ペスカトーレ(大盛り) 1900円

  • ジェノベーゼ(大盛り) 1200円

  • 焼きナス入りボロネーゼ(大盛り・数量限定1日10食) 1350円

  • ネーロ(大盛り) 1500円

  • ガーリックトースト 450円

  • アイスコーヒー 450円

  • ペスカトーレ この具沢山たるや!

  • ジェノベーゼ 眩しい!

2024/05/14 更新

12回目

2024/04 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「ボーノ」を知らずして、「スパゲティ」を語るなかれ…

息子の引越しの手伝いを済ませ、翌朝7時にホテルを出ます。何故、そんなに早いのか? ゆっくり、(久しぶりの)北九州を堪能すれば良いのでは?
皆さん、そう思うでしょう…私もその予定でした。

お義母さんの趣味の発表会がありまして、その場所に送って行かにゃならんようになりまして…嫁さんがスケジュールを忘れており、安請け合いしたからでございます。
いわゆる「天然」…やめときましょう。

9時半には義実家に着かねばならぬ。もちろん運転するのは私です。
約束の時間前にきちんと到着し、小郡市まで送り届け、トンボで大野城市の家具屋に行きます。コチラは自宅用の買い出しです。

色々見定めまして、1点購入。今後の入れ替えもシミュレーションいたしました。ご存知の方はご存知でしょうが、私は「ブラブラするだけで買わない」というウィンドーショッピング(死語?)が極めて嫌いです。

買うならしっかり計画を立てて見定める、そうでないなら行かない…そういう「面白みがない、つまらない男」です。

朝から何も腹に入れておりませんので、前日暴食したとて腹は減ります。

パチンコに没頭していた時は、1日1食でも問題なかったんですけど…「稼ぐ」ことが何より優先ですから。「1発台(特定の穴に1発玉が入ったら、1万円分の玉が出る)」の全盛期、釘すら読めれば負けることはないという時代がありまして…短かったけど、懐かしい。

行けば何とかなりますので、時間の許す限り通っていました。だいたい1時間で2万円、出禁を喰らわないよう5時間の滞在で打ち切りです。
CRに変わったら店と機種の傾向を覚えまして、社会人になっても月に10万は稼ぐという生活でした。

話が逸れすぎました。
せっかく大野城あたりまで罷り越しましたので、行くに行けなかった「ボーノ」さんにお邪魔することに。嫁さんも行きたがっていましたので、即了解、即行動。
せめて開店20分前には着かないと、瞬く間に行列が出来上がります。

スムーズに移動が叶いましたので、30分前に到着しました。紛うことなく1番乗りです。ここまでこだわりますと、気分が非常に清々しい。
嫁さんは近くのスーパーを覗きに行きましたので、私はしばらく車の中で、食べログの投稿文をしたためましょう。

と思ったらママさんが、手を振りながら近づいてくる…買い物に行こうとして、私を見かけて寄ってきていただいた模様です。
「あら〜、入れ違い。昨日、K君が来たよ。」
「え?1週間前じゃなくて?」
「うん、私が「綺麗なお姉さんのお店にばっかり行ってから」って言ったら、直ぐにまた来た」
「綺麗なお姉さんって…うみそらさんですかね」

そんな会話してたら、「あ!買い物やった」と踵を返されます。
15分もしたらば嫁さんが戻って来まして、「信じられんくらい寒いスーパーやった!」とブツブツ文句を垂れます。

と、その直後に1台駐車場に入られますので、慌てて降りまして、店前に並びます。
「並ぶと?」…愚問に絶句。「注文した順番に捌くのを知ってて…車で待つか?」
ニヤっとしながら、「また〜、真剣に…」掌で弄ばれておりますねぇ。

店前の台に座りまして、何やかや話をしていましたら「は〜い、メニュー」とママさん。そう、何を食べるか決めかねていたんです。
嫁さんの顔を見ましたら、「私はネーロ」と決まっていた模様。さて、どうしましょう…

こういう時、好き嫌いが多いこの身が嫌になります。メニュー選択の幅が狭くなる…旨いだろうと想像できますが、「これを抜いて」みたいな暴言は吐きたくない。
パンチェッタにするか、チョリソーにするか…どうしましょうかねぇ。

そう言えば、昨夜嫁さんはアサリの味噌汁を飲みましたが、私は頼んでいませんでした。アサリにしよう、ビアンコだ。オイルもトマトもクリームもいただきましたが、やはりアサリの旨さはオイルが1番!
ママさんに事前注文を済ませまして、メニューを次の方にお渡しします。

この事前注文、ある時と無い時がありますので、必ず請け負ってくれるものではございません。
「お店の支度具合に左右されるサービス」とご理解ください。

お店の前には既に5組、テーブル席は埋まります。少しフライング気味で開店しまして、必ず座るレジ裏に陣取ります。最初がこちらだったので、それからずっとそこを意識して…1人の時はカウンターですけど。

待っている間に娘の研修スケジュールや息子の家移りなどの話になりまして。4月になったら落ち着くはずだったんですが、なかなか思うように事は運びません。
そうこうしているウチに、料理が運ばれてきました。

完璧なビジュアル!

いつも感心いたします。
まぁ、美味しさが分かっているから尚更です。「この黒光り加減が神々しい…」とか、「武骨に見えるアサリが芸術作品のように…」とか。
アホらしいですかね? 惚れ込んでますから…

私は食べながらアサリの身を外すとか、貝にむしゃぶりつくのが苦手でして…ソース塗れの手でフォークやスプーンを触りたくない。
必ず先に手早く外してから堪能する奴です。多分、少数派でしょうけど。

先に食べ始めた嫁さん、久しぶりのボーノのスパゲティに大層喜んでおります。「昔ならイカ墨を食べようなんて思わなかったのに…めっちゃ美味しいけん、嬉しくなる!」
声が弾んでいます。そうですねぇ…彼女がイカをニコニコして食べる姿なんか、1年前では考えられませんでした。しかも「イカ墨」…

私も遅れて食べ始めます。ちゃんとオイルを纏わせながら…鼻腔をくすぐるニンニクの香りが堪らん!
疲れまで引いていく気〜すらする。
アサリが堪らなく旨い! 一切、砂に当たらない。旨味の塊を堪能する幸せたるや!

値段は上がれども、全く問題はない! このクオリティが維持されるならば、何ら惜しくはない!
だって「大盛り無料」ですから…大盛りになった分を追加で払ったと思えば良い。むしろ安い…

そもそもの話、私は「技量」にお金を払うことを厭いません。ありふれた食材に時間と技術を惜しみなく使い「旨み」を引き出されるなら、その時間と技術に対価を払うのは当たり前のことでしょう。

「究極」とは、「究めて極める」からこその話です。突然極めることは出来ません。

ほとんどの方が大盛りを注文し、何ならバゲットとサラダのセットまで平らげていらっしゃいます。
旨いなら入るんです…まぁそういうことで。

今日も大変美味しゅうございました!
ご馳走様でした!!

  • ボンゴレ ビアンコ(大盛り無料) 1250円

  • ネーロ(大盛り無料) 1500円

  • ボンゴレ ビアンコ(大盛り無料) 近景

  • ネーロ(大盛り無料) 近景

  • ボンゴレ ビアンコ (アサリの殻を全て外して)

2024/04/12 更新

11回目

2024/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

夜ボーノ第二弾! 楽しい宴は、更けるのが早い!!

待ちに待ったオフ会、本日はボーノにて開催です。
「ボーノでのオフ会に参加する」というミッションは、是非とも叶えたかったものの一つ。
ワクワクしてあんまり寝られんかった…いや、嘘です。別の理由で寝付きが悪かっただけです。

オフ会の新人としましては、やはり万難を排して一番乗りが基本でしょう。お店近くに停まるバスに乗り、ボ〜っと景色を眺めていると…K様が乗ってくる。
隣にドッカリ座られまして、すぐにお喋りが始まる。これは、「気持ちの発露」だ。ヤル気の漲りだ!

結局、そこから25分くらいは喋りっぱなし。すみません、周りにいらっしゃった方々…

バス停で降りて、店まで歩く。自然とボリュームが増す。もう完全に昂っていらっしゃる。釣られて昂る私、本番になったらどうなんの?

お店に到着したらば、なんとA様ご夫妻がいらっしゃる。何だよ、皆んなはえ〜よ。どういうことなん?まだ30分前だよ?
待ちきれない子どもかよ? あ、いや私もやけどね。

取り敢えずテーブルに着きまして、今日ご用意いただいた品々の説明を受けます。

………
最初にお断り致しますが、「事前に交渉したらば特別なメニューが出てくる」ということはございません。アレンジにしても同様です。
こればっかりは、長いことお付き合いがあるご店主とK様の繋がりによって実現するものですので、私らはそのおこぼれに与っているだけの話です。
………

そうしていましたら開始時間15分前、最後にR様がご到着。鳩が豆鉄砲喰らったようなお顔で、「皆さん、早いですねぇ」とおっしゃいます。
いや、あなたも充分早いです。

最初にサラダという話になりまして、マヨ嫌いな私がママさんに「ちっちゃいボールに一人前だけ野菜を…」と言うと、皆さん口々に「いや、マヨ無しで…食べたことがない季節のサラダ トリュフ風味を頼もう」などと言っていただきました。
あぁ、涙が溢れそう… (/ _ ; )

乾杯用のシャンパンはママさんが注いでくれまして、取り敢えず乾杯!!
サラダはトングを横取りして私めが…皆さんのお気遣いに対する、せめてもの行為でございます。

すぐに前菜、マグロのカルパッチョ(バルサミコ)が提供されます。
はいはい、最初の難関です。私、バルサミコ酢とアボカドが苦手なんす。でも、挑戦する。もしかしたら大丈夫になっているかも…いや、そんなこた〜ないか。

油分の多いものに強めの酢という組み合わせ、これはやはり苦手で…ここのところの寿司三昧(チェーン店の名前ではござらん)で、軽くしめた鯖は大丈夫と分かったんですが、ちょいと前に食べたシメサバは酢がきつくて受け付けず。

皆さんからも、「脂分の多いものとキツい酢がダメなら、これはダメだろうね…」と納得されました。
ちょいと悲しい現実ですねぇ。

途中で口コミの運営チェックの傾向なんかを話題にしながら、酒は進む。2本目は白ワイン、私は翌日の朝早くから止ん事無い用事がありまして、これをジンジャーエールで割るという暴挙に出ましたら、何と半分くらいを呑む羽目に…可笑しいなぁ、ちゃんと「あまり呑めないんで」って言ったはずなのに。

茄子入りボロネーゼのピザ(特別メニュー)と魚介のブイヤベースが提供されまして、旨さに悶絶しながら酒を呷る人々…え〜っと、まだ1時間しか経っとりませんぜ。
K様とR様、出来上がりが近いような…

中座して一服…やばいなぁ、多分、私が少し控えますって言ったのを忘れてるよ。絶対。

席に戻ると、空にしていた皿の上に、こんもりとブイヤベース…やられた!呑みながら喰うしかね〜わぃ。
イカが大好きということがバレてるんで、そういう配慮をいただいたと思いましょう。そういうことで、ね。

サルティンボッカ(特別メニュー)が振る舞われ、ワインは赤に…私はハイボールに切り替えます。もうね、赤ワインなんぞ呑んだら、自分を間違いなく見失う。

来月のオフ会、K様の誕生日のお祝いという話しをしながら、K様の誕生日が私の親父と同じということが分かり…ちょいと絶句。
縁があるのか、無いのか…何せ私、実の親とめっちゃ仲が悪い。

ピザもブイヤベースも、サルティンボッカも当然絶品。いや、冒頭のサラダも美味かった。野菜の鮮度をどうやって維持してらっしゃるのか、非常に興味が湧きます。

酒は進み、そろそろ締めの料理をどうするかというお話しでして…やはりスパゲティでしょう。
「私はネーロが食べたい!」と申し上げましたら、何とA様の奥さんも同意。イカが大好きということでした。奇遇ですねぇ。何ならイカ墨のリゾットも、とは思いましたが、グッと堪えて…呑み過ぎる ( ´△`)

合わせてチョリソーのトマトソース、新メニューとなったボンゴレクリームも追加しまして。
全てを平らげながら、「もう1杯!」と言ったら、ママさんから「はいはい、時間切れです」と言われてしまいました。

そう、いつの間にか9時前になっている…こんなに時が経つのが早いとは。
楽しい宴も打ち上げと相成りました。

3月末の再会を誓いまして、バス停に…

口福、口福。
大変美味しゅうございました。

………
帰りのバスもK様とご一緒しまして(当たり前ですが…)、またも会話が止まらない。
ご同車された皆様、ご迷惑をお掛けしました m(_ _)m

  • 乾杯用のシャンパン

  • 季節のサラダ トリュフ風味

  • マグロのカルパッチョ 2皿

  • マグロのカルパッチョ 近景

  • 白ワインにチェンジ

  • グリッロ シャルドネ(ですかね?)

  • 茄子入りボロネーゼのピザ(特別メニュー)

  • 茄子入りボロネーゼのピザ 近景

  • 魚介のブイヤベース

  • 魚介のブイヤベース 近景

  • 赤ワインにチェンジ サルティンボッカ(特別メニュー)と共に

  • サルティンボッカ 近景

  • サルティンボッカ 取り分け

  • チョリソーのトマトソース

  • ボンゴレクリーム

  • ネーロ(イカとイカ墨のクリームソース)

2024/02/20 更新

10回目

2023/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

初めての「オリジナルオードブル」…何ということでしょう (*´∀`)♪

今年一番の「良かった出来事」は何か? それは「ボーノ」さんとの出会いでしょう。
間違いない!

食べログ始めなければ、絶対に出会うことは無かったはず…そして年末には「オリジナルオードブル」が販売されると聞いた日にゃ、そりゃあ拝まざるを得ない。
無視なんて出来る筈も無い。

「31日、あんたの実家で皆んなで食事する時に、ボーノのオードブルを持ち込もうと思うとるけど。どげん?」
「あ〜、それは絶対喜ぶわ」
という二つ返事を経まして、予約致します。

前回の訪問は予約した後の話でして、ママさんからきちんとお礼までいただきました。
31日の15時から引き渡しということで、丁度に合わせてお伺いいたします。

!(◎_◎;) 何でK様が居るんだ?
な〜んて、どうやら写真撮影を頼まれたと事前に聞いていました。多分プロ並み、いや、それ以上の腕前をお持ちなんでしょう。
一芸に秀でる者、多芸に通ずって言いますもんね…違いましたっけ?

改めてお礼を言われるママさん越しに、マスターの顔がカウンターに見えている。このチャンスを逃したらお話しする機会が無い!

慌てて近寄り、恐る恐る「初めまして、◯◯と申します」とご挨拶。すると見た目通りのベース声で、「あぁどうも」とにっこり。
良かった、悪い印象は持たれてないようだ…魂が抜けそう。

これで次のオフ会にも取り敢えず参加できる…
二言三言、言葉は交わしましたが、何をやり取りしたか記憶にない。
何せ、この御方があんなに旨い料理を紡ぐのですから、緊張具合が半端ない。

変なこと口走りそうだし、お忙しいでしょうから退散しましょう。

ママさんから料理の説明を受けまして、お会計済ませて…しばしK様と会話。
「実は今日の10時に◯-yondさんに行ったんですけど、今日だけは変則日程、17時開店で夜中までって聞きました。今日も明日も無理なんで、2日に行きます。」
「あぁ、僕は撮影終わったら17時に着くくらいに行くけど…」
「今日は無理っす。義実家で宴会ですもん。」

みたいな感じでお暇いたします。

果たして義実家の宴会、ボーノのオードブルに福鶏商店のたたきと鶏刺しが存分に威力を発揮しました。添付した写真がメニュー名と一致しているのか、自信はありませんが、ご参考まで。

どれも非常に美味しいもんで、あっという間に無くなっていきます。ゆっくり嗜む時間が無い。
食べられなかったものもある ( ´△`)

嫁さんの妹夫婦と子どもも大層喜びまして、
「これ、どこで買って来たと?」
「ボーノって都府楼にあるスパゲティ屋さん…ウチは全員ハマっとるよ」
「ふ〜ん…何が美味しい?」
「全部…ボロネーゼっていうミートソース、ネーロはイカ墨、オイルベースもトマトソースも全部美味しい」
嫁さんが得意気にプレゼンしています。

こうやって広まっていくのも楽しい光景です。

「これは毎年これで良いね!」
という話に落ち着きました。自画自賛ですが、良い買い物をしましたねぇ。ありがたい…

また来年も宜しくお願い致します。
大変美味しゅうございました。ご馳走様でした!!

  • オリジナルオードブル 全品

  • 左上:ボーノ風ラタトゥイユ 右上:オマール海老のマカロニグラタン 下:薩摩ハーブ鶏レバーのムース

  • 右上:ボーノ風ラザーニア 右下:トリッパのトマトソース煮込み 左下:アランチーニ

  • 左:サルティンボッカ(豚ヒレと生ハム) 右:自家製パテドカンパーニュ

  • 左:スモークサーモンとフェンネルのマリネ 右:薩摩地鶏のムーストリュフ風味

2024/01/06 更新

9回目

2023/12 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「ボーノに行きたい!」…その言葉、待ってました!!

息子とその彼女、今年最後のご帰還。
年末から年始にかけて、彼女のご両親に挨拶がてらの海外旅行に出かける前、わざわざこちらにも来てくれました。
ありがたいけど、疲れるだろうに…

で、何か食べたいものはないかと尋ねましたら、開口一番「ボーノに行きたい!」と申します。
分かってるねぇ。ハマってるよねぇ ( ̄∀ ̄)

娘はお勉強モードに突入しておりますから、嫁さん加えた4人で開店30分前着を目指して出発いたします。多分、来週末はオードブルの為に休業されるでしょうし、多分最後の週末です。
お客さんが殺到されると見込んで、一番乗りを勝ち取りたい!

果たして狙い通りに到着、しばし待ちましたら10分後に2組目が来店されます。
私と嫁さんの2人で、寒風吹き荒ぶ店舗入り口に並ぶ…寒い (^◇^;)

するとママさんが顔を出されまして、「あら〜気が付かなくて…名前書いて車の中で待っといて。呼びに来ますから。」って、ありがたいお言葉。

車に戻ると、メニュー持って来て「後から聞きに来るけん」って。
あぁ…女神様やないか〜い。

おかげさまでメニューも決まり、私はボンゴレロッソ(大)1500円、嫁さんは旬野菜のクリーム(大)1350円、息子はネーロ(大)1500円、彼女はキノコの和風(クリームソース)1300円を注文してしばし待ち、改めて店舗入り口へ。

ちなみに大盛り無料はそのまま、新メニューが加わって、既存メニューは若干の値上げです。
満足度から考えたら、全く気にならない。どうせほとんど大盛り頼むんだし…

開店直前で8組の記名あり。これ、多分最後の方は入れないんじゃないかなぁ。やはり、私の読みは当たったようですね。

店内に入りまして、ハタと気が付いて、「そういやぁパン、どうする?」って息子に確認しましたら、「あぁ、そりゃ要るよね」と言いますもので、慌ててガーリックフランス550円を2皿追加いたします。
誠にすみません、ごった返してるタイミングで…

店内満員、待ちのお客さんはどんどん増えていく…年末ということもあるでしょうが、やはり「着実に積み上がる人気」というものを目の当たりにしているんだろうと思います。

味もさることながら、「どれだけお客さんが増えようとも、姿勢を変えない」というブレない精神の成せる技。
人気が出て、お客さんが増えて、味が変わり、値段どころか対応まで変わる…そんなお店とは一線を画す。
それが高く評価されているのは間違いないでしょう。

百名店越えを果たした街中の銘店…中々味わう機会はないと思います。

ボンゴレロッソ、いわゆるアサリのトマトソースですが、アサリの数は多いし、砂は一切感じないし、ホールトマト入りソースの酸味の飛ばし方も絶妙、これほど旨いものは喰ったことがない。
ママさんも大好きなご様子で…

旬野菜とキノコの和風、両方のソースのみ味見しましたが、同じクリームソースであっても味わいがまるで違う。
旬野菜は甘く、かつ少し重い感じ、キノコはさっぱり(ウォッシュ系チーズかな?)で、かつ鷹の爪でピリッとした感じ。

ベースは同じだろうとは思いますが、振り幅の大きさに感心するばかり。
全て食材に合わせたアレンジでありましょう(あのね、あくまでも素人の感覚でっせ)。

息子が何故ネーロを選んだか? 前回の口コミにて私が頼んだネーロを味見して、次は絶対に自分で頼みたいと思ったから…
バクバク喰い始めたと思ったら、鼻息荒く、同席している者が半分くらいなのに完食する勢い。もう、アホです。

「旨いわ、イカ一杯入ってるわ、こんなもん喰ったら他の店では絶対食べられん」だそうです。
そりゃ、そうやろ ( ̄∀ ̄)

他のメニューの説明なんぞしながら…あっという間に食べ終わりまして。
混雑していないならイカ墨のリゾットを追加したかったんですが、結構待たれていますからお会計。

ママさんから「もしかして、今年は今日で最後?」って聞かれましたんで、「食べに来るのは最後、ただ、オードブルは私が取りに来ます」って返しました。
そう、オードブルも楽しみですねぇ。

何と申しますか、「ボーノ」さんと出会うことが出来たこと、これは食べログを始めて今年最大の快挙でしょう。
そして間違いなく、私がフォローさせていただいているK様のおかげです。感謝しております。

こうして美味しい「スパゲティ屋」さんを知ることが出来て、見事に家族全員でハマっている…こんな奇跡は滅多にございません。

大変美味しゅうございました。
また、来年も宜しくお願い致します (^O^)/

  • ボンゴレロッソ(大盛り) 1300円

  • 旬野菜のクリームソース(大盛り) 1350円

  • キノコの和風(クリームソース) 1300円

  • ネーロ(大盛り) 1500円

  • ガーリックフランス(2個)550円X2

  • ボンゴレロッソ 近景

  • 旬野菜のクリームソース 近景

  • ガーリックフランス 近景

2023/12/27 更新

8回目

2023/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

家族全員が虜になりました \(^o^)/ やはりボーノは素晴らしい (*´∀`)♪

連休二日目、今日はボーノと決めていました。
が、嫁さんは急に仕事となり、娘は連日の外食で食傷気味…息子と彼女を連れて、3人で伺うことに。

いいんです、息子と彼女のデビュー戦、この2人がメインですから。

前回訪問時にちょいとありましたので、今日は15分前にきちんと到着。取り敢えず15分前なら1巡目で入店できますから、何の無理でもありません。
逃せば最低30分くらいは待たねばならない。どちらが良いか、という簡単な話です。

並んでいると、ママさんが私を見つけて「この前は…」と話しかけてくれます。
一瞬でも書いた俺が悪いんす。喋ったK様が悪いんじゃない… (T ^ T)
と思うことにしよう。

店内に入り、テーブルに座って…息子はボロネーゼの大盛り1100円、私はネーロの大盛り1350円、彼女は迷ってモッツァレラチーズのトマトクリーム1300円、シェア用にガーリックトースト(2個)350円を2つお願いします。
大盛り無料、ありがたい! ボロネーゼ、どう考えても安い!

そう言えば、K様が(昨日)ボロネーゼを注文しなかったそうです。曰く「来店10回未満のビギナーが、少しでもありつける機会を設けてあげる、オホホ」とのこと。
来店8回目のビギナーの私、その息子にその1回が回って来たのでしょう。ありがたや、ありがたや…

ガーリックトーストが先に来ます。
私はスルーしますが、2人は食べ始める…止めた方がいいか? いいや、美味しそうに食べてるし。
ただ、モッツァレラチーズのトマトクリーム、結構ボリュームあるのよね…「濃厚」って書いてあるのは伊達じゃない。

程なくしてメイン登場! やはり神々しい。

久しぶりのネーロです。「もう少し他のメニューを食べてから」とは思っていましたが、今日だけはネーロの気分なんです。
息子に少し喰わせて反応を見たかった、というのもありますが。

それぞれ食べ始めまして…直ぐに「これはちょっと旨すぎる…」という感嘆の声が出る。

旨いだろう? ほ〜ら、早目に来とくべきやったろ?

彼は宇美町の某店に何度か行っていたので、「ボーノを一度喰ってみろ。眼から鱗が落ちるけん。」って言い続けてたんですけど、中々行かなかったんです。

で、「これは絶対ハマる。通いたくなるのが良く分かる。比較したら◯◯は食べ辛い。重たいし。こっちは味が複雑なのに重くない。こんなボロネーゼ、食べたことない。」らしいです。

2人にボロネーゼの仕込みの話やら、食べログの評価やら百名店などの蘊蓄を語りまして、食が進んでいきます。
ぜ〜んぶ、K様仕込みですがね ( ̄∀ ̄)

ネーロも絶賛でした。同じく「旨すぎる」らしいです。
しかし、イカ墨がここまで旨いのは奇跡的です。ねっとり甘く、臭みは全く無い。匂いが食欲をそそり、手が止まらなくなります。

これで家族全員が虜になりました。次はお義母さんですね。親族全員を虜にしますか ^_^

パンの残りは1人前の2個、今回ばかりは逃さない。
ちぎってソースを余すことなくいただきます。
残念ながら、見込み通りに彼女は若干残しまして…元来少食ですから。
息子が残りを食べて、更にパンをちぎってソースを平らげる。おかげでお皿が綺麗になったこと。

ネーロのソースも少しばかり譲りました。
そう、寛大な父親ですから…

口福、口福。
ご馳走様でした。

  • ネーロ(大盛り) 1350円

  • ボロネーゼ(大盛り) 1100円

  • モッツァレラチーズのトマトクリーム(普通) 1300円

  • ガーリックトースト 350円X2

  • ネーロ 近景

2023/11/07 更新

7回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

どれも美味しい「ボーノ」のスパゲティ…笑顔と会話が溢れる、素晴らしいお店です

今日は15日、夕方には「お見送り」のお経が上がるため、先に娘をアパートに送ります。

午前中に私の実家の仏壇にお参りし、納骨堂にも線香を上げまして、義実家に一旦立ち寄ってから福岡へ…朝から割りと忙しい。

途中でお昼ご飯を食べようとなりますが、中々意見がまとまらない。まとまったとて、臨時休業とか…
そう言えば、K様が11日の夜にボーノに行くとかいう話じゃなかったっけ? もしかしたら開いているかもしれん。

電話を掛けますと、やはり開いてます。素晴らしい!
娘と嫁さんに報告すると、やはりすんなり「行こう!」となりました。
我が家はスパゲティと言えばボーノに決まりというお話です。

さて、着いたのは12時…多分、駐車場は空いてないだろうと思って近づいたら…いやん、1台分空いとるやん。何て強運なの! こんなとこで運を使うから、宝くじが当たらんのよ。

サクッと店内に入りますと、やはり1テーブル空いている(また運の総量が…)。ママさんから案内されて席に着き、メニューを眺めます。
するとママさんから「ごめんなさい、ボロネーゼとイカが売り切れで…」と言われます。ボロネーゼを食べようとしていた娘、顔に「ショック!」が溢れます。

「仕方ないけん、別のを選ぼう。ボロネーゼはまた今度たい。人気メニューやけん。」と慰め、あ〜だこ〜だと品定め…
そうしたら、再度ママさんから「今マスターに確認したら、何とか1人前なら出せるって」という言葉が! 超ラッキー!! (これで私の運は尽きたでしょうね…)

ということで、娘は念願のボロネーゼ大盛り1100円、嫁さんはアマトリチャーナロッソ大盛り1100円、私はチョリソーのトマトソース大盛り1100円とアイスコーヒー350円をお願いします。
…イカ、見つかりませんでした? そこまで都合良く出来てないか…

店内の混み具合から、そこそこ時間がかかると読んで、ボロネーゼにまつわる「聞いた話」を蘊蓄っぽく喋ります。
どんだけ手間と時間がかかるのか、というお話です。
娘から「今日が1週間の最終日にあたるとやけん、無くなってなかったのは奇跡やね」という言葉を聞き、少し悲しくなります。
やっぱり運は底をついたな…

チョリソーのトマトソース、ピリッとして非常に美味しい。ソースが良い塩梅でパスタに絡むので、何も考えずにフォークに絡め取って口に運ぶのみ。
ママさんが予めタバスコを持ってきてくれてましたけど、塩味を足すと台無しになるなぁと思い、鷹の爪を砕いたものだけ少し振りかける。
これが最高! 汗が出るわ旨いわ…

嫁さんのアマトリチャーナ、やはりパンチェッタが素晴らしい。甘さと肉の旨さ、塩味が絶妙で、トマトソースと玉ねぎによって何層にも味が重なる。
振りかけてある粉チーズの量も良き。

娘も大層満足しており、今日も家族で堪能しました。

お子様連れやご家族、会話や笑いが絶えないご様子で、お店が醸し出す雰囲気と料理の味が成させる技、というところでしょう。
居心地が良い空間です。

口福、口福…
ご馳走様でした。

  • チョリソーのトマトソース 1100円

  • ボロネーゼ 1100円

  • アマトリチャーナロッソ 1100円

  • チョリソーのトマトソース 近景

  • ボロネーゼ 近景

  • アマトリチャーナロッソ 近景

2023/08/18 更新

6回目

2023/07 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

アサリ好きには堪らない…ボーノのボンゴレ!

前回お邪魔してから約1ケ月半…本当はもう少し短めにお邪魔したいところではありますが…義実家の古家の取り壊しやら、娘の買い物やら、果たすべき役割に専念しておりまして。
合わせてコロナに罹患するという貴重な経験もありました。
やはり人並みであった…そういうことでございましょう。

間が空いたお詫びと言っては何でございますが、「菓秀 桜 本店」にてシフォンケーキ(塩プレーン)、クラシック(プレーン)、ほおずき(栗)、ブルーベリーくずまんじゅうを買い揃えました。

前回お伺いした際に、私の口コミを見て下さったようでして、「とても美味しそうで…」なんぞ言われたら、自然と「今度買って来ますね」と口から出まして。
結構間が空いたということで、少しばかり奮発した次第で…

お店に着いたのが13時前、小雨ですからお客さん多いだろう、駐車場も空いてないだろうと近づくと、望外に3台も空きがある。
停めてる最中にもう1台、入り口に近づく際にもう1組。急いで中に入るとテーブル3つ空いている! ラッキー!

カウンター内のママさんも私に気がついていただき、席に着いたら水やフォークなんぞをサーブしながら「結構久しぶりですねぇ。」とおっしゃいます。
「すいません。色々忙しくて、コロナにも罹ったもんで。」と答えましたら……この件り、長くなるんで割愛します。
ちなみにこのやり取りの最中、満席になりました。もう13時でございます。

嫁さんは決め打ち、何度も渇望したボロネーゼ1100円、私は同じく決め打ちでボンゴレ ビアンコ1150円を注文いたします。あと、サラダセットのガーリックトースト変更500円。

前回訪問時、次に来た時は絶対ボンゴレを注文すると嫁さんに宣言しておりましたから、1ケ月半越し、念願のボンゴレなんす。私、アサリが大好きなんですよ。
アサリバター、酒蒸し、味噌汁…殻付きで500gくらいはペロリですね。…殻は食べませんけど。

注文後に持って来たものをママさんに手渡しまして、喜んでいただきました。何が入っているかを説明しますが、多分ほとんど聞いていないご様子…声のテンションが上がっておられます。
気に入って頂けると良いのですが…

先ずサラダとスープが提供されます。
サラダのドレッシング、クセになる味わいです。そして冷たいコーンスープ、これが結構旨い! 牛乳の風味が強いんですけど、非常に飲みやすい。散らしてあるネギもアクセントになっています。

メインとガーリックトーストも到着。ボンゴレとボロネーゼ、どちらも神々しい…アサリが幾つ載ってるんだろう? 「覆い尽くす」ピッタリな表現でしょう。

家では中々作れない。そもそも活きたアサリが手に入りにくい。パスタ喰ってる最中に「ジャリッ」とか「ガリッ」とかなると、やはり悲しくなります。
アサリの砂、活物でも全部吐かせるのは無理。何せ他のアサリが吐いた砂を吸い込むし…だから、「砂はあるもの」と受けとめています。アサリバターとか酒蒸しだったらホジホジすれば良いんですがね。
パスタはねぇ…だから「家では中々作れない」。

ちなみに「貝殻全部外して喰う派」です。準備を早々に整える。そして麺を下から持ち上げ…この段階で匂いが旨い。
アサリの出汁の匂いが堪らない。
そして一口…旨いですね。もう全然。シンプルなのに旨い。
…あぁ至福。

嫁さんはようやくありつけたボロネーゼにご満悦です。一口いただきましたが、やはり美味しい!
ソースに大変なご苦労があることは、フォローさせていただいている方から教えていただきましたが、あれば食べたくなるのは当然の旨さです。
実際、私らの直後に入店されたお二方も、ボロネーゼを2つ注文されていました。

ガーリックトーストも丁度良い硬さです。旨味も濃い。パンで皿を拭って、キレイに完食いたしました。
ゆっくり味わっているようで、かなりの速度で食べてますねぇ。もう少し落ち着いたおじちゃんになっていると思っていたんですけど…

口福、口福。
ご馳走様でした。

〜〜〜
お会計時に「シフォンケーキ美味しかった〜」と言われました。
やはり、持って来たものを喜んで食べてもらうのは嬉しいですね。すぐに感想をいただくと尚更です。

  • ボンゴレ ビアンコ:1150円

  • ボロネーゼ:1100円

  • サラダセット(ガーリックトースト変更):500円 左:冷コーンスープ 右:サラダ

  • ガーリックトースト 近景

  • ボンゴレ ビアンコ 近景

2023/07/13 更新

5回目

2023/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

夜ボーノ、デビューしましたぜぃ( ̄∀ ̄)

楽しみにしていた「夜ボーノデビュー」、やっと果たすことができました。
いやぁ、どれほどこの日を待ち望んでいたか…

「行きゃあ、えぇやん」と思われるでしょう…そこら辺を書き出すと長〜くなりますから、割愛。
私としては、なるべく顔を覚えて頂いてからお邪魔したかった、それが短期間で幸運にも叶ったからこそ、夜にお邪魔するに至った。
そういうことで…

18時30分くらいに到着しますと、お客さんは一組のみ。これならゆっくり食事とお酒を楽しむことができるでしょう。

取り敢えず、「美味しい生ビール」とジンジャーエール(嫁さんはお酒を呑めません)、季節のサラダトリュフ風味、たらこバタークリームをお願いします。
嫁さん渇望のボロネーゼ、残念ながら品切れ。やはり人気があるものは、それから無くなる。残念ですが、致し方ありません。
「あったら嬉しい、ラッキー」…そんな感じでないと。

2人なのであまり量を入れることができませんから、ボロネーゼがない場合は、今まで食べたことがなかったものを中心に注文しようと事前に決めておりました。

乾杯してサラダから。
セットのサラダ以外は初めて食べます。ドレッシングがトリュフ風味(くどいようですが、マヨネーズが嫌いです)と聞いて注文しましたが、このドレッシングの風味が凄い。
鼻にトリュフ香が抜ける抜ける…コクが深く、匂いが強いんですけど、絶妙にサラダに合います。
野菜のカットも鮮やかな見た目で、見て楽しい、食べて美味しい。

たらこバタークリーム…
バターとクリームが非常に絶妙なバランス。きちんと濃厚、しかし重たくない。
ピリッとした後味がもう一口を誘います。あっという間に嫁さんが完食してしまい、ほとんどツマミになりません…でした(涙)。

ここで意を決して、差し入れに持って来た甘栗を差し出します。
ママさんがニコニコしながら受け取ってくれました。ありがたいことです。

次にお願いしたのはイカとイカ墨のリゾット…これは私が食べたかった一品。
ネーロを食べた時から、スパゲティだけでなく、このリゾットも注文したかったんですけど、やっと口にすることが叶いました。

もう、濃厚以外の言葉が思い浮かびません。しかもスパゲティとは違う。様々な濃厚が口の中を満たします。
オレンジがかったツブツブは卵ですか?
周りのクリームは、腸(わた)とバターとクリームだけではないでしょう?
色々聞いてみたい…ずっと食べ続けたい…嫁さんも旨さに感心しながら、嬉しそうに食べております。

食べている最中、ママさんから「あの甘栗、どこで売ってるの? めっちゃ美味しいけど」と聞かれます。
どうやら厨房で二人して食べられ、手が止まらなくなったそうです。
だいたいどの辺りにあるかをざっと説明し、店舗そばは道が分かりにくいのでカーナビを活用されるようにご提案。「今度自分で買いに行こう」と言われました。

気に入っているものを褒められると、人間であっても木に登るもんです。私の見た目は熊ですが…嬉しくなりますねぇ。

美味しいものを食べていると、お喋りも弾みます。
ただ、やはり嫁さんが呑まないので、酒のピッチだけは上がりません。こればかりはどうしようもない。

もう一品、何を食べるか…メニューを見ながら考えていた彼女の出した答えは…ジェノベーゼ! 嫁さんはあまりジェノベーゼを好きではありませんが、「ここのジェノベーゼだったら美味しいかも…」とのことです。

注文して提供された皿を見たら、「あぁ旨そう」。それしか頭に浮かばない。緑の衣を身にまとい…

一口を先に食べた嫁さんは、「色んなジェノベーゼを食べてみて美味しいと思ったことがなかったけど、これは本当に美味しい。同じジェノベーゼとは思えない。」と言います。

また、「このパンチェッタ、癖が無くて美味しいねぇ。甘味もあるし。どうやって作らっしゃるとやろ。」とも。
乾燥したバジルのようですが、しっかり香りが立っていますし、そのソースが麺にたっぷり絡み、パンチェッタのほんのりとした塩気と甘さが加わる。食欲をそそるのみ。
これで酒が進むなら、もう一品は喰えるであろうものを…

会話を楽しむのも、良いお酒です…そういうことで。
ママさんとも色々なお話しができましたし、「美味しいビール」も呑むことができましたし、食べたことがないメニューも堪能できました。
これ以上、何を望むと言うか…

また、差し入れ持って伺います!
口福、口福。
ご馳走様でした!

  • 「美味しい」生ビール550円 ジンジャーエール350円

  • 季節のサラダトリュフ風味 900円

  • たらこバタークリーム 1050円

  • たらこバタークリーム 近景

  • イカとイカ墨のリゾット 1300円

  • イカとイカ墨のリゾット 近景

  • ジェノベーゼ 1100円

  • ジェノベーゼ 近景

2023/06/02 更新

4回目

2023/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

GWの〆は…「ボーノ」でしょう!

連休中にお伺いしたお店はなんと11軒。こんなことは人生初めてでございます。
今まで子供がスポーツをやっていた時は遠征などに帯同し、そうでない時は人混みや車混みを避けるように、また日頃の色んな疲れを癒す為だけの連休でしたから、隔世の感がございます。

で、外は雨ながら、〆として最後の日曜日を最高に過ごしたい。
なるべく近い場所で間違いなく美味い店、それは「ボーノ」さんしかないでしょう。嫁さんとも意見は一致、開店時間を違えずにお店を目指します。11時ではなく11時半です、頭に刻まれました ( ̄∀ ̄)

約20分前に到着、一組が先着されております。結構降ってますから、ギリギリに並ぶということで車の中で待つ…
5分前には店前に、すると続々お客さんが並び始めます。
さすが…と思っていたら、開店準備をされていた奥さんが私を見つけて「にっこり」微笑んでくださいました。
めっさ嬉しい!

今日こそは2品、イカとイカ墨のリゾットを注文すると決めておりましたから、スパゲティを何にするか…ちょいと軽めならオイルベース、アマトリチャーナビアンコにするかと考え、嫁さんはボロネーゼ決め打ちでしたから、席に水やフォーク類をサーブされるタイミングで注文しようとすると…

奥さんが「何回も利用してもらってありがとうございます。◯◯◯(私がフォローしている御方です)からも色々聞いています。………」とさらに嬉しいお言葉(すみません…部分は恥ずかしいやら畏れ多いやらで文字に出来ません)。

嬉しさを噛み殺して注文しようとすると、ボロネーゼとリゾットは品切れ! GWで仕入れや仕込みも大変でしょうし、何よりお客さんが多く来店されたでしょうから致し方ございません。
私はそのままアマトリチャーナビアンコ1100円、嫁さんはアマトリチャーナロッソ1100円で共に大盛りをお願いします。

あらためて嫁さんに何を言われていたのか説明しますが、ニヤケが止まりませんから恥ずかしくなって携帯を弄ります。

しばらくして商品が提供され、写真に収めて実食です。
ビアンコは、パンチェッタとタマネギのペペロンチーノ(と勝手に素人が言っております)ですが、ペペロンチーノを家で作ろうとすると実際かなり難しい。

材料がシンプルですから、量を少しでも間違えると油っこくなったり塩辛くなったり…
しかもパンチェッタは塩漬けした豚肉を熟成させるもので、それ自体が塩辛い、そしてクセがあるものです。
ですから、麺を茹でる時の塩の分量までをトータルで考えなければならないと、ハウツー本(多分死語ですね)に書いてあります。

「ボーノ」さんのパンチェッタは塩味が控えめ、熟成したものが放つ匂いもほとんど感じません。そういう仕上げなのか、はたまた調理前の一手間なのかは分かりませんが…
混ぜ混ぜしながら食べますと、その塩加減が絶妙! タマネギと豚肉、ニンニクの甘みと旨味、そして全ての塩味がバランス良く、食べていて飽きがこない、かつ食欲が増す味わいです。

今まで他店において似たものを食す時、どうしてもパンチェッタの主張があったんですけど、ラーメンにおけるチャーシューみたいなものとして受け止めておりました。
それを否定するものではありませんが、中には辛かったり匂いがきつかったりというものもありまして…
しかし目の前のものは違う。

少しばかり鷹の爪(?)を刻んだものを足したら止まりません。
「旨い」という念仏を心で吐きながら、夢中で食べ終えてしまいました。

嫁さんもロッソをいたく気に入ったようで、同じタイミングで食べ終えました。
至福の時間でした。

ネーロを追加で頼もうとすると、嫁さんから止められる始末…

口福、口福。
ご馳走様でした。期待どおりの〆となりました。

  • アマトリチャーナ ビアンコ 1100円

  • アマトリチャーナロッソ 1100円

  • アマトリチャーナロッソ近景

2023/05/08 更新

3回目

2023/04 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

こんもり盛られたベビーリーフが健康的で魅力的、ヤリイカのペペロンチーノ

今日は嫁さんが仕事なので一人旅、少し前から「ボーノ」さんに行くこと、ヤリイカのペペロンチーノを注文することを心に決めておりました。
フォローしている方の書き込みを見て、まさかのビジュアルのものがそれだということが分かり、どうしても注文したくなったんです。

無類のイカ好き(息子にも伝染するほど)なもんで…

開店時間を11時と勘違いして10時40分にお店に到着、一番乗りを喜んで店前の椅子に掛けて待っておりました。
ふと、食べログを確認して11時30分であることに気付き、恥ずかしくなってもう一度車に戻ります。

改めて15分前に並び直して入店、今日はそこまで開店時のお客さんはいらっしゃいません。
カウンターに座って注文しようとしますと、お母さんから「早い時間に待ってらして、どこかに行かれたようですけど、どうされました?」と聞かれます。

あら見てたのね〜(昭和の古い方なら音付きで口遊める筈)

「開店時間を勘違いしていたので、車の中で待っていました。あまり早い時間だと、お店の方が気にされるかなと思って。」と正直に打ち明けますと、にっこり微笑みをいただきました。
スマイル0円の威力炸裂!

ヤリイカのペペロンチーノ1300円、若干寒さにやられていたんで「スープだけって注文できますか?」とお尋ねしてOKをいただきコーンポタージュ200円(らしい?)、ジンジャーエール350円を注文します。

お客さんが段々と増えてきます。
直ぐにスープが提供され、写真に収めて一口…粘性が高いからじんわり身体を温めてくれる。
甘い、暖かい、旨い…
クルトンはお店で作られているものでしょう。表面がカリ、中は若干水分が残ってふんわり。

程なくしてメインの到着。
このビジュアル、食べログの投稿写真でサラダと勘違いしたママ。メニューに「ベビーリーフをのせて」とありますけど、「のせて」という量ではない。
こんもり小高い丘になっている。非常に健康的で魅力的です。間違いなく食べ終わった時に、私は浄化されている筈だ。

実食するとヤリイカがゴロゴロ…リーフだけでも結構贅沢なのに、イカのふんだんさたるや。
何より麺が旨い! 程良い歯応え、小麦の味と香りに乳化したオイルが絡んで絶品。
イカをはさんで楽しむのは至福の時間…あぁ、永遠に喰っていたい…

アッチの世界に行きそうになる自分をリーフの軽い苦味と爽やかさが引き戻してくれます。
贅沢な量ではありますが、間違いなく適量でもある。
しかし困ったことに、お腹を満たしている筈が満たされない。何ならもう一品、イカ墨のリゾット頼んじまうか?

メニュー見ながら逡巡しますが、辞めときましょう。満たされ過ぎると人は堕落する。
ジンジャーエールをグッと飲み干し、後ろ髪を引かれる思いで席を立ちます。

至福の時間をありがとうございました。

  • ヤリイカのペペロンチーノ 1300円

  • コーンポタージュ 200円

  • ジンジャーエール 350円(写真を撮る腕が悪い)

  • ジンジャーエール 横から

2023/04/24 更新

2回目

2023/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

B級グルメとの境界…

前回お邪魔してから、約1ケ月あいてしまった…。忙しかったことも原因ではありますが。
今日は絶対行くと決め、朝から嫁さんに宣言いたしました。

ちなみに、ではありますが、パスタってB級グルメなのかそうでないのか、皆さんはどう考えますか?
言葉遊びかもしれませんが、私はスパゲティと言えばB級、パスタと言えばそうでないと考えております。

私の世代では、多分ほとんどの方が喫茶店でスパゲティを食べており、その代表的な商品がナポリタンではなかったか…。
私は特に高校から大学にかけて、喫茶店でほとんどがナポリタン、カツカレー、たまにピラフを食していました。
鉄板で提供されるナポリタンはちょっとした興奮と満足感がある、というもんでして…。

で、ボーノさんのメニューに鉄板ナポリタンがあるのを見つけており、「パスタの店でナポリタン?」と思いつつ、どんな感じに仕上がっているのか興味が湧いておりました。

今日も一番乗りを果たし、テーブルに着いて即、私は鉄板ナポリタン1100円、嫁さんはカルボナーラ1100円、あわせてサラダセット(ガーリックトースト変更)500円を注文します。
私の格好を見た奥さん(と思しき方)から「外は寒かったでしょう? 大丈夫ですか?」などとご心配をいただきました。薄着で待ってた私が悪いんです。

サラダのドレッシングは酸味たっぷりで旨し。スープは味の濃さがありつつ、丁寧を感じる柔らかさもある(果たしてあっているのか分かりませんけど…)。良い感じに胃が活性化される。

そしてメイン。鉄板ナポリタンはやはり見た目から違います。お約束の湯気を含め、かなり旨そうで食欲をそそります。トマトソースは酸味が強め、玉ねぎとピーマンの熱の入れ方の差も食感から味わいを生みます。ソーセージを使っているところもポイントを抑えてあって素晴らしい。何より目玉焼きが良い…。

で、ハタと気が付きます。メニュー名は鉄板ナポリタンではあるこの商品、果たして私が過去に親しんだそれと同列に並べて良いものか…。
過去のそれは、茹で置きした麺に玉ねぎとソーセージをあわせ、バターで炒めて有名なケチャップをかけて更に炒め、熱した鉄板の上に盛って目玉焼きを載せて。
そこそこの旨さとボリューム(麺が太ってますから)で満足感は高い。しかし味を堪能する云々ではない。いわゆるB級。
目の前のこれはそれぞれのクオリティを高めた上で、パスタ専門店の遊び心によって提供されているもの。味わい含めてモノが違う。

私が郷愁を感じるものとは別のモノであり、当然ながら値段も違う。
気に入らない訳ではなくて、正直旨いし、大好物。但し、今まで食べた「鉄板ナポリタン」と比較してはならないものである。

という着地に相成りました。この思考はラーメンにも抱いているものでして。更に長くなるから書きません。

嫁さんはカルボナーラに大満足、帰りすがら「次は何を食べようかな」などと宣っておりました。
また早いウチにお伺いいたします。

ご馳走様でした。

2023/03/08 更新

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