ミシュランPACさんが投稿した合奇苑(東京/外苑前)の口コミ詳細

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合奇苑外苑前、青山一丁目、乃木坂/焼肉、ホルモン、冷麺

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  • 夜の点数:4.6

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/10 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

知る者のみが辿り着く、南青山の焼肉隠れ家。常連を包み込む、個室の秘密基地である。

1. 店内の雰囲気

合奇苑は外苑前駅から徒歩4分、南青山の静謐な一角に潜む。地下へ降りれば、和と洋が融合した瀟洒な空間が現れる。全席完全個室(2名~最大20名)、それぞれ異なる照明と家具の調和により、“お忍び”の肉会場として機能する。廊下の静けさが個室入口の引戸を開くと、瞬時に世俗と切り離された異世界へと迷い込む構造といえる 。



2. スタッフの対応

彼の地を訪れるのは、少数精鋭のホスピタリティを求める常連ばかり。スタッフは招かれた客の顔を覚え、注文のペースやドリンクの好みも把握している。“今日は軽めに”“今日はじっくり”――という無言のリクエストにも、余裕をもって応える応対力は、大人の隠れ家たる所以である 。



3. 料理について

食材のメインはA5ランク和牛。中でも“トリュフたっぷり和牛スライダー”は、目の前でトリュフが仕上げられるライブ感と美学を併せ持つ名物である 。
• 厚切り上タン・特上ハラミ:脂の甘みと赤身の旨味、噛みしめるたびに肉の声が届く。
• ザブトン/メルトロース:希少部位の風格と、スタッフの焼き技術で、旨味の頂点へと昇華する。
• 冷麺・カレーライス:締めの一皿にも抜かりがない。冷麺はWスープの清涼感、カレーは肉の余韻を静かに抱く。



4. 素晴らしい点
• “完全個室×無煙ロースター”によるムード演出:煙の気配なく、二人の距離を絶妙に温める。
• “常連仕様”の立ち回り:客ごとの好みや注文ペースに合わせ、提供タイミングを緻密に調整する。
• 演出を含む料理構成:コースには鑑賞要素があり、視覚・嗅覚・味覚を同時に刺激する。



5. 総括

合奇苑はただの焼肉店ではない。そこには、「肉を通じた大人の密やかな社交場」としての美意識が根付いている。個室の奥底では、常連も初訪も関係なく、その場にいる者すべてが“特等席の観客”として扱われる。
また、トリュフを纏った和牛や超希少部位を含むコースは、常識に囚われない贅沢だが、押しつけがましさを感じさせない。
南青山で「誰にも知られず、誰かに語りたくなる夜」を求めるなら、この店以上の舞台は存在しない。まさに“肉食のサンクチュアリ”と言って過言ではない。

  • トリュフバーガー

2025/06/27 更新

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