この口コミは、ミシュランPACさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:4.7
-
¥20,000~¥29,999 / 1人
-
-
料理・味 -
-
|サービス -
-
|雰囲気 -
-
|CP -
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味-
-
| サービス-
-
| 雰囲気-
-
| CP-
-
| 酒・ドリンク- ]
地元の恵みが紡ぐ洗練──八戸の里山を描くイタリアの饗宴
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-307353596 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-307353596","content_type":"ReviewImage","content_id":307353596,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-307353597 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-307353597","content_type":"ReviewImage","content_id":307353597,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-307353598 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-307353598","content_type":"ReviewImage","content_id":307353598,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-307353599 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-307353599","content_type":"ReviewImage","content_id":307353599,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2025/07/04 更新
白銀の住宅街に緩やかに佇む一軒家レストラン。明るい茶色とレモンイエローを基調とした内装が、まるで地中海の陽光を思わせる温かさ。カウンター席・半個室・個室があり、シーンに合わせた使い分けが可能だ。
■ 料理について
シェフ池見良平は八戸港の魚介や十和田の山菜など地産地消を徹底。数々の一皿は、まるで懐石のような丁寧さと、イタリアンの躍動感と美しさを融合している。ブイヤベースや独創的なパスタ、そしてアカハタのパンナコッタ等、記憶に残る秀逸な皿が次々と供される 。
■ スタッフの対応
ディナーは19時一斉スタートの完全予約制で、サービスにはシェフ夫人ソムリエールの悦子さんを筆頭とした心配りが行き届く。
家族利用にも対応しつつ、ホスピタリティとプロフェッショナリズムが両立している。
■ 素晴らしいと感じた点
• ブロンズ受賞を2022〜2025年連続で獲得し、EAST百名店にも名を連ねる名実ともに“地域最高峰” 。
• 一皿ごとの完成度が極めて高く、懐石のようなきめ細かな演出と驚きのある構成
• 地元食材の魅力を最大限に引き出し、八戸という土地ならではの「ガストロノミー」を体現している 。
■ 気付いた事
• カウンター・個室・フロア席があり、利用目的や同行者によって空間を選べる柔軟性がある 。
• ランチは土曜のみ11,000円から、ディナーは14,300円からのコース制で、予約は前日まで。高価格帯だが、“一流の体験”に見合う価値がある 。
• ミシュラン非掲載ながら、Gault & Millauでも15.5点と評価されており、確かな実力が裏付けられている 。
■ まとめ
『カーサ・デル・チーボ』は、八戸という地に根ざしつつ、世界水準のイタリアンを提供する稀有な存在である。地元の豊かな食材を素材に、懐石のような繊細さとガストロノミーの創造性を両立させた献立は、訪れる者の五感を解きほぐす。一軒家という居心地の良さ、夫婦による一貫したホスピタリティ、そして完全予約制の儀式性──すべてが調和し、“八戸を味わう”とはこういうことかと気づかせてくれる体験。もし、日常から抜け出して土地の物語と深く繋がる食事を求めるのであれば、ここはその答えがある場所である。