ミシュランPACさんが投稿した南インド料理店 ボーディセナ(神奈川/関内)の口コミ詳細

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南インド料理店 ボーディセナ関内、馬車道、日本大通り/インド料理、インドカレー、ダイニングバー

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  • 夜の点数:4.5

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

「南インドの熱と日本の静けさが同居する、香りの交差点」

ボーディセナは、南インド料理の濃密な香りと、日本的な清潔感・繊細さを両立させた稀有な店だ。扉を開ければ、港町の空気にスパイスの潮風が混じり、旅の記憶がふっと蘇る。

■ 店内の雰囲気
現地の食堂は熱気と雑踏、金属皿の音で満ちているが、ここは別世界。磨き込まれた木のテーブル、柔らかな照明、控えめな装飾。南インドの空気を残しつつ、日本らしい静謐さが息づく。

■ 料理について(現地比較)
• ガーリックチキンカレー
 現地では油が表面を覆い、ニンニクが力強く主張することが多い。しかしここでは香りが研ぎ澄まされ、旨味の輪郭がくっきり。骨付き鶏がスパイスをしっかり抱き込み、口内で肉汁と香りが広がる。
• ビリヤニ
 屋台のビリヤニはスパイスの粒が舌を直撃する豪快さがある。対してこちらは、粒は控えめに香りだけを抽出。バスマティライスは一粒ずつ立ち、カルダモンやクローブが層を成す。荒々しい現地版が打楽器の響きなら、ここは管弦楽の調和だ。

■ スタッフの対応
辛さや食べ方の提案など、丁寧かつ控えめ。現地の“出すだけ”文化とは異なり、安心感がある。質問すれば簡潔に答え、押し付けがましさはない。

■ 注文内容、目的など
ガーリックチキンカレー(約1,300円)とビリヤニ(ランチで1,500円台)を注文。目的は、現地で慣れたスパイス感覚が日本でどう再構築されているか確かめること。

■ 素晴らしいと感じた点
現地の香りや骨格はそのままに、重さや雑味を排している。食後の軽やかさは、日本でしか実現できない調理の妙だ。

■ こういう人に向いている/不向きかもしれない
向いている:
• 南インドの香りを愛しつつ、清潔で静かな空間で楽しみたい人
• スパイス料理をじっくり味わい分析したい人
• 初めて南インド料理に挑戦する人

不向きかもしれない:
• 現地そのままの雑踏や豪快さを求める人
• 油や塩気の強いパンチ力を好む人
• 量と価格を最優先する人

■ まとめ
ボーディセナは、南インド料理の核心を崩さず、日本的感性で研ぎ澄ました一軒だ。旅人には懐かしく、初心者には新鮮。ガーリックチキンカレーとビリヤニの香りは、横浜で出会える小さな異国の港である。

2025/08/14 更新

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