9回
2025/12 訪問
塩ラーメン食べ納め
醤油ラーメンは28日に「笑歩」さんで食べ納めを済ませたが、塩ラーメンの食べ納めは「琥珀」さんと決めてTableCheck で予約してあった。新店開拓も楽しいが、やはり一年最後のラーメンは長年通った気心知れたお店で食べたいものだ。
12時の予約だったが11:45に食券を買いに入店したら岩田店主の妹さんから「そのままご着席頂けます」とのこと。L字カウンターのファミマを背にする側の真ん中の席に通して頂いた。何故か分からないが毎回この席にご縁がある。
この席からは厨房が良く見える。本日は岩田店主、お母さん、妹さんとご家族揃い踏みで、皆さんお元気そう。「ラーメン屋さんへ来た」というより「岩田家にお邪魔した」という感じで、いつもながら心地良い。(ちなみに琥珀さんは家系ではありません)
今日も家での朝メシを抜いて、朝昼兼用という建前の下に特製中華そば〈塩〉¥1,700、ワンタン4個¥400、麺大盛¥200を選択した。
狛江「しば田」さんでは特製トッピングに更にワンタンを足すのは無理ということでワンタン代の返金を受けた。大森「麦苗」さんや青梅「Feel」さん、祐天寺「Break Beats」では丼には特製トッピングだけを盛った上で追加ワンタンは別皿で用意してもらった。「特製トッピング」はラーメン屋さんが用意する極上の丼景なので、更にワンタンを追加してトッピングのレイアウトバランスを崩すことを是としない店も多いのだろう。
この点、大口「高野」さん、仲町台「藤花」さんと琥珀さんは「ワンタン特盛」を一椀で食べられる。藤花の佐藤店主は着丼の手渡し時に「ワンタン、ダブルです」と声をかけてくれるくらいだ。
さて、待ちに待った琥珀の中華そばの着丼。大好きなワンタンが5個並ぶ存在感は中々のものだが、負けじとチャーシュー二種がカラフルなコントラストを成していて、増量したワンタンを取り込んだ上で調和された丼景が形成されている。岩田店主のレイアウト包容力が素晴らしい。赤玉葱と芽ねぎの彩りもこの店ならではの丼景を引き立たせている。
一口目のスープはいつもながら、蜆出汁の旨味と風味が素晴らしく、優しいマイルドなスープにも関わらず五臓六腑に染み渡る(この言葉を使われているレビュアーさんは多い)。
醤油ラーメンは細ストレート麺か手揉みの太縮れ麺を選べるが、塩ラーメンは細麺の一択。この柔らか目の細麺と蜆スープの絡みは最高のマリアージュだと思う。何回食べても、この塩ラーメンに出会えたことをラーメンの神様に感謝したくなる(どんな神か知らんけど)
大好きなワンタン、名物の吊し焼きバラチャーシュー、見た目も鮮やかなロースのレアチャーシュー、珠玉の味玉、何れをとっても一度訪れた人がこの店のリピーターになる理由として十分だと思う。
どのお客さんも帰る際の「ごちそうさまでした」という言葉に気持ちがこもっている気がする。自分も一年お世話になったお礼を込めて「ごちそうさまでした」と厨房内の岩田家の皆様に声をかけて退店した。
来年もよろしくお願いします。
2025/12/31 更新
2025/07 訪問
初めての出雲冷麺
有給休暇を取って大好きな琥珀さんでランチ。
自分が行くラーメン屋さんの中で一番こぢんまりした店で、昔は炎天下で二時間以上待つこともよくあった。TableCheck予約でストレスフリーで入店出来るようになって誠にありがたい。
こちらでは長年○カの一つ覚えで塩ラーメンに特製トッピングと更なる追いワンタンを載せて食べ続けてきたが、今回は訪問前から夏季限定の出雲冷麺を頂くと心に決めてきた。
同じロットで六人が同時に入店して、程なく熱いラーメンが供される中、岩田店主の妹さんから出雲冷麺はもう暫くお待ちくださいとのこと。やはり、冷やし麺は手間がかかるのですね。
待ちに待った着丼。
ラーメン同様に店名通りの琥珀色のスープが美しい。椀の手前半分は中太の平打ちストレート麺の綺麗な麺線がスープから覗いており、奥の半分は大葉の緑色、味玉の橙色、ヤングコーンの黄色、生ハムの薄紅色、紫玉葱、フライドオニオンが鮮やかなオーケストレーションを構成している。
自分の平素のラーメンのオーダーでは椀の表面をワンタンが覆い尽くしてしまうことが往々にしてあるので、丼景を楽しむという意味では勿体ないことをしているのかもしれない。(でもやめられない)
さて、出雲冷麺だ。
ジュレ状の冷製スープはいつもの塩ラーメンと同様に宍道湖の蜆出汁の旨みが素晴らしい。一方で塩味はやや強め。キリッと冷えていて美味しい。
麺線が綺麗な中太平打ち麺はコシがあり歯応えがあり美味い。冷製ジュレスープとの絡みが良くて、普段の柔らかめの細麺と熱いスープとの絡みとは全く異なるコンビネーションだ。
美しいトッピングの中では生ハムが冷製スープと合わさって旨みと塩味を引き立てており、この冷麺の白眉といえる。ここに赤玉葱とフライドオニオンの風味が加わって完成度の高い冷やし麺を楽しめた。
麺を食べ終わるタイミングを見計らってミニイクラ丼が供される。この小丼に残ったジュレスープを注いで冷製茶漬けを楽しむのが第二弾の楽しみ。
つけ麺の最後に麺が浸っていた昆布水をつけ汁に注ぐスープ割りは最近増えているが、冷やし麺の冷製スープをお茶漬けに使う発想は斬新だ。ここでも紫玉葱とフライドオニオンの風味が活きて美味しいお茶漬けで幸せなランチを締めくくった。
自分がリピートしているラーメン店では秋もとさんの冷やし麺が好きなのだが、今年は高野さんに続いて琥珀さんでも素晴らしい冷やし麺に出会えた。冷やし中華も良いが、ラーメン名店の冷やし麺は日本の夏の新しい楽しみ方かもしれない。
ごちそうさまでした。
綺麗な麺線と彩鮮やかなトッピングが琥珀色のジュレスープから覗く
コシのある中太ストレート平打ち麺とジュレスープがよく絡んで美味い
麺を食べ終わるタイミングで供されるミニイクラ丼
ミニイクラ丼にジュレスープをかけて冷やし茶漬けを楽しむ
2025/08/07 更新
2025/05 訪問
やはりこの店の塩は最高に美味い
GW後半テーマに据えた「大好きなラーメン屋巡り」の第一店として琥珀へ再訪。
TableCheck で予約してストレスフリーで入店した。昔は自分が知ってるラーメン屋で最も待ち時間が長い店だったが、時代は変わったものだ。
こちらは自分に塩ラーメンの美味しさを教えてくれた店で、自分の塩ラーメン史はこの店から始まったと言っても過言でない。
宍道湖の蜆が美味いことは近所の島根料理屋で知っていたのだが、琥珀へ初訪問してしじみ出汁の塩スープのコクと旨みを知った時は衝撃的だった。以降塩ラーメンが美味しい店を何軒も訪ねたが、いまだに自分にとって最高の塩ラーメンは琥珀の中華蕎麦〈塩〉だ。
岩田家ご家族での暖かいもてなしも何年経っても変わらない。日本を代表するラーメン屋という威圧感を全く感じさせない、町ラーメンの様な心地良さもこの店ならではだと思う。
次回はまだ食べたことがない「赤だし中華蕎麦」を頂いてみよう。(横に座った方が食べられてるのが美味そうだった)
ごちそうさまでした。
2025/05/01 更新
2024/08 訪問
初めての〈醤油〉を手揉み麺で頂き感動
夏休み「大好きなのに普段中々行けない店」行脚のトリは雑色「琥珀」さん。
昔は会社の帰りのディナータイムに京急雑色駅から歩いて長蛇の列に並んで通った。その後、朝一記帳制を経て、現在はTableCheckシステムによる完全予約制になった。
今回は14:45に予約を入れて、14:20に着いたのだが、前のカップル客が予定時刻より遅く入店した影響で、自分が入れたのは15時近くになってからだった。途中で奥様が店外へ出て来られて「お待たせしてすみません」と謝られてたが、誰もお店を責めるつもりはありません。
さて、この店に長年通い続けているが、大好きな〈塩〉蕎麦に没頭し続けて未だに〈醤油〉蕎麦を食べたことがない。今日こそは初めて〈醤油〉を頂くと心に決めて訪問したので、初めて券売機の右側をポチ。
何時も通り特製トッピングに更にワンタンを2個足して麺を大盛りにして食券をカウンター内の店主のお母さんにお渡しした。「細麺か手もみ麺が選べますが、どうなさいますか?」とお母さんに聞かれて迷わず手もみ麺をお願いした。
手もみ麺は〈醤油〉を選んだ場合しか食べられないので、過去〈塩〉を食べ続けた自分はご縁がなかった。
着丼した〈醤油〉蕎麦は〈塩〉同様に見た目から美しい。「琥珀」という店名には〈醤油〉のスープが合ってる気もする。このスープが感動的に美味しく、スープを一口飲んだ時点で次回以降は〈塩〉と〈醤油〉を交互に頂こうと思った。しじみ出汁の旨みと風味は〈塩〉の方がストレートに伝わるのだろうが、完成度の高い醤油スープにも蜆出汁が絶妙にマッチングされている。
初めて頂いた手もみ麺は自分が大好きな「日陰」の極太縮れ麺を細くした感じで、モチモチで非常に美味しかった。「日陰」の太麺は唯一無二だと思っていたが、もっと前から通っていた「琥珀」にこんなに美味しい手もみ麺があるとは知らなかった。
初めての「醤油スープ」と「手もみ麺」を頂いて、自分の中で「琥珀」通いの転換期になった一日だった。通えば通う程通いたくなる名店だと思う。
ごちそうさまでした。
2024/08/16 更新
2024/07 訪問
唸るほど美味しいしじみ出汁の塩ラーメン
Table Checkシステムを使った完全予約制になってから初めて訪問。予約料で¥390かかるが、過去に寒い日も暑い日もこの店に入るのに一時間以上並んだことを考えると time is money だ。
予約時刻の20分前に店に着いたが、店先に「先に食券を買ってからお待ちください」との指示が出されていたので入店したら、そのまま着席出来た。
こじんまりとした店内で岩田店主と奥様がにこやか迎えてくださる心地良さは以前と変わらない。
ちょうど1年ぶりの訪問だったので、お決まりオーダーで特製中華蕎麦〈塩〉¥1,700の大盛(+¥200)に更にワンタン2個¥200を追加して頂いた。
長年同じ店で同じオーダーのラーメンをリピートしていると近年のインフレを定量的に実感することになるが、唯一無二のしじみ出汁のスープと麺線が綺麗なコシのあるストレート麺の組み合わせはこの価格を高いと思わせない。
大好きなワンタンも値上がりしたが、特製トッピングにはワンタンが1個しか含まれないので、+2個追加した。+4個のオプションもあったのだが、麺を大盛でお願いしたので、メタボシーリングに鑑み我慢した。
相変わらず、店を出る時にこの国でラーメンを食べられることが幸せだと感じさせてくれる名店だと思った。
ごちそうさまでした。
2024/07/03 更新
2023/07 訪問
支店が増えても本店の塩ワンタン麺の旨さは相変わらず
博多と池袋に支店を出される間、雑色はお休みされたかと思いきや、「本店」として再開店後は朝一記名制に変わってしまい、長らく行く機会を絶やしていた。少し前にめでたく順番待ち制に戻されたので、会社の創立記念日の休日に二年ぶりに再訪。開店一時間前の10:30に着いたが、残念ながら最初の五人にギリギリ入れず、第二陣として12:00に入店出来た。
人気が高過ぎて毎回長い列に並ぶため、そうそう頻繁には来られず、毎回塩ラーメンに特製トッピングと追いワンタンを追加して大盛で頂いており、長年通ってるのに今だに醤油ラーメンを食べたことがない。
今回も性懲りも無く特製中華蕎麦〈塩〉・ワンタン4個・麺大盛の組み合わせを頂いた。
蜆出汁のきいた塩スープと中細ストレートで柔らかめの麺の絡みは相変わらずの美味しさで、やや硬めの皮のワンタンの餡バランスも昔と変わらない美味しさだった。自分は通常麺は硬めでワンタンの皮は柔らかめが好きなので、この店のワンタン麺コンセプトは真逆なのだが、自分の好みなど忘れてしまうくらいこちらのワンタン麺は美味しい。
世間様が働いてる中で自分の会社だけが休みという特別な日に何処かの「行列店」に行くと決めてたのだが、やはり琥珀に来て良かった。
池袋に開店された支店ではつけ麺もメニューにあるようだが、次に食べるべきは「本店」の醤油だと思いつつ、三か月も空いたらまた塩を食べてしまう気がする。
ごちそうさまでした。
特製中華蕎麦〈塩〉¥1,400+麺大盛¥150+ワンタン4個¥200
トッピングが多過ぎて麺線が見えないが玉手箱みたいに綺麗な丼景
柔らかめの中細ストレート麺がしじみ出汁の塩スープと合う
ワンタンの皮はやや硬めだが餡とのバランスが絶妙
本店メニューは昔から変わらずシンプル。来る度に塩を選んでしまい、今だに醤油ラーメンは食べたことがない
この暖簾に辿り着くまでの待ち列は覚悟が要る
2023/07/03 更新
12月30日にラーメン食べ納めで伺ってから二週間弱での再訪。このお店には長年通っているが、こんな短いインターバルでの再訪は初めてだ。
理由はシンプルで、ここ暫く食べたいと思っていた「赤だし中華蕎麦」¥1,300が目的だ。過去何回も横に座った方が食べられるのを見て食べてみたいなと思っていた。
インターバルを開けてしまうと、どうしても大好きな塩ラーメンを食べてしまうので、年末に食べた塩ラーメンの満足感が残っている間に赤だしを食べるのが今回テーマ。
赤だし中華蕎麦¥1,300は醤油同様に手揉みの太縮れ麺が選べる。迷わずにこちらをお願いした。大好きなワンタンは4個と名物チャーシューの5枚を選択。
着丼光景は写真の通り。チャーシューで椀の前面がほぼ覆い尽くされているが、ワンタンと大ぶりのなめこが椀の後方で負けじと存在感を示し、真ん中では白葱と三つ葉がエレガントさを醸し出している。この演出はいかにも琥珀さんという感じだ。
赤出汁蜆味噌スープは日本料理屋と見紛うようなコクと旨味で、大きななめこも相まって瞬時自分がラーメンを食べていることを忘れる美味しさ。但し、太縮れの手揉み麺を啜ると、この赤だしスープとモチモチ麺の組み合わせに感動する。これは人気な訳だ。
この赤だし中華蕎麦は冬季限定。自分の中で「琥珀さんに来たら塩ラーメン」という鉄則が揺らぎ出した。赤だしを食べる目的でインターバル置かずに再訪するかもしれない。
ごちそうさまでした。