6回
2025/02 訪問
この世で一番美味しいつけ蕎麦
午後から横浜勤務だったので午前の在宅勤務からの移動途中に昼やや遅めに訪問。作戦が奏功して待ち時間10分で入店出来た。週末のピーク時には二時間待ちした記憶もあるので、かなりラッキーだ。
今回食べるのは「豚」の「つけ蕎麦」と心に決めていた。券売機は左半分が「鶏」、右半分が「豚」と2ブロックに分かれていて、最上段はラーメン、二段目はつけ麺、三段目はサイドメニューという具合で区画化されている。
二段目右側の「特製豚つけ蕎麦」¥1,900と三段目左側の和え玉シングル¥400をポチ。先週の「麦苗」に続いて日本で最も高いレベルのラーメンだ。毎週こんなラーメンを食べていたら間違いなくラーメン代でエンゲル係数が上がってしまうだろう。
ちなみに左側の鶏系は「そば」で右側の豚系は「蕎麦」と表記が異なる。昔は「鶏」しか無かったが、「豚」チャーシューを始められてから識別管理で「蕎麦」表記を始められたと記憶している。ちなみに自分が食べログ投稿する時は何故か「豚」系ばかり食べている。チャーシューの見栄えの兼ね合いか。
もうかなり多くの店が導入されているスタイルだが、こちらのつけ麺は最初から昆布水に浸っている。この店の昆布水は"TAKANO WATER"というブランド昆布水。この昆布水に浸っただけの状態で最初の一口を頂くのが最初の感動体験になる。
自分が良くいくラーメン店では仲町台「成ch」が同じく昆布水のつけ麺の名店な一方、綱島「笑歩」のつけ麺は素で供される麺に塩を振って頂くのが美味い。川崎「玉」や白楽「くり山」の濃厚つけ汁スタイルとは別な淡麗つけ麺の名店の代表選手が"TAKANO WATER"の昆布水スタイルだ。コシのある麺を"TAKANO WATER"に浸っただけの状態で口に含んだ瞬間に衝撃的な美味さに感動する。
つけ汁。ここで特製トッピングの豚チャーシューがたっぷり添えられたつけ汁の旨みで第二の衝撃を味わうことになる。「つけ麺」を食べたことがない人が高野のつけそば/蕎麦を初めて食べた瞬間に新しい食文化が開花するだろう。「割り箸パッキーン」から「つけ汁チャップーン」と改名しようかと迷う美味しさだ。
チャーシュー。毎週違うラーメン屋で色々なチャーシューを食べている人間が日本チャーシュー選手権で金賞を出すのを躊躇わない衝撃的に美味しいチャーシューだ。
美辞麗句を連ね過ぎて自分でも如何なものかという投稿に思えてきたが、次の衝撃が和え玉。
自分が和え玉が大好きなのは丿貫、成ch、そして高野。元々高野さんは「鶏」ラーメンの店だったのだが、初めて行って現在の「鶏の中華そば」に続けて鶏の和え玉を食べた時にカルチャーショックを受けたのを今でも忘れない。最近は豚路線に走ってしまっているが、やはりこちらのシメには鶏の和え玉は必食だろう。
さすが、横浜代表にして日本代表のラーメン旗艦店だ。神奈川県に住んでいるラーメン好きの人がこの店に行かないのはロサンゼルスに住んでる野球ファンがドジャースの試合を観ないのと同じくらいもったいない。
ごちそうさまでした。
昆布水‘'TAKANO WATER'’に浸った名麺
珠玉のつけ汁と豚チャーシュー
名麺と芸術的なつけ汁のハーモニー
麺完食後に昆布水をつけ汁に入れてスープ割り
名物の和え玉。これを食べない訳にはいかない。シングルからトリプルまで量は三段階で選べる
和え玉まぜまぜ後
和え玉とスープ割りのランデブー
エンゲル係数を上げるコストテーブル
知らない人が見たらシングルの意味は分かるまい
つけそばインストラクション
拘り食材の説明
2025/02/19 更新
2024/08 訪問
まさしく横浜の至宝
有給休暇を取って人間ドックを受診した帰りに訪問。
百名店になる前から大人気店だったが、世の一流店が軒並み予約制や記帳制に移行する中で、こちらは古典的な並んで待って入るスタイルを維持しているので、人気が増すに連れ有給を取った時くらいしか来れなくなった。
自分にとってはこちら「高野」さんと雑色「琥珀」さんの二店がラーメンを食べる楽しさを教えてもらった定礎のような店で、何年経ってもこの二店にラーメンを食べに行くのは自分にとってスペシャルな位置付け。
「高野」はなんと言っても鶏がら醤油のスープが美味しいが、昔はチャーシューも鶏肉のみで、自分は「高野」は鶏ラーメンの店だと思っていた。ところが、後に加わった豚チャーシューがこれまた唯一無二の美味しさで、以降は「鶏を食べる回」と「豚を食べる回」を交互に設けるようにしている。今回は「豚を食べる回」だったが、思わずお土産チャーシューを買って帰ろうかと迷う美味しさだった。
ワンタンもこの店に来る大目的の一つ。特製トッピングだけでは飽き足らず、更に追加でワンタントッピングを足したところ、食券を手渡す際とカウンター腰に調理を開始してもらう際に「特製にもワンタンが含まれてますがお間違いはないでしょうか?」と確認された。「この店のワンタンが大好きなので、特製トッピングだけだと食べ足りないのです」と答えると、「承知しました」と答えるスタッフさんの横で高野店主がニコリと微笑んでいた。「高野」と「琥珀」の共通点で、ワンタンがべらぼうに美味くて、店主のお人柄が素晴らしい。
以前はこの店に来たら欠かさずに絶品の和え玉を食べていたが、50代後半に入ってからはカロリー過多と判断して控えるようにしている。後ろ髪引かれる所大だが、横浜で最も美味しい醤油ラーメンだけで満足度は十分だった。
帰り際に「何時来ても、このラーメンを食べると幸せになります」と、ストーカーのような言葉を店主にかけたら、さわやかな笑顔で「ありがとうございました」との言葉を返してもらった。
ごちそうさまでした。
2024/08/23 更新
2023/08 訪問
炎天下の待ち列も高野なら我慢
今年の夏は炎天下で待ち列に並ぶのを控えて行列店へは行かないようにしてたのだが、今日は意を決して大人気店の高野へ久しぶりに再訪。
覚悟はしていたが、11時過ぎに着いたら案の定夏休みの大行列が連なってた。帽子を被って携帯アプリで映画を見ながら並ぶこと30分、店前の日陰エリアに入れた時はほっとした。
こちらは「ラーメンかつけ麺か」、「チャーシューは鶏か豚か」の組み合わせで4通りの選択肢があるが、今日はつけ麺を食べると決めて来たので後はチャーシューの選択。券売機(写真を撮り忘れたが、色々デコレーションが施されてビジー)の豚側に「当店イチ推し」の貼紙があったので「特製豚つけ蕎麦」を選んだ。
最近ラーメンを食べる際は多少なりとも減量努力をと考えて「大盛」「替玉」を控えているのだが、高野の「和え玉」の誘惑は断ち切れず「和え玉シングル」も追加した。あまりに人気が高くて「ダブル」「トリプル」もメニュー化されているが「シングル」で十分。
入店前に店からの指示に即して食券を買う仕組みで、入店から着丼まではあまり時間はかからない。
久しぶりにつけ麺を頂いたが、毎回着丼時に感じ入るのは昆布水に浸った麺の綺麗さ。つけ汁からはみ出したチャーシューも含めてビジュアルの綺麗さは素晴らしい。
昆布水からつけ汁へ麺を動かす一挙一動が幸せになる美味しさで、低温調理の豚チャーシューや穂先メンマをはじめ何のトッピングも珠玉の逸品だと思う。
最後は麺の椀から昆布水をつけ汁の椀へ移してスープ割にして頂くのだが、迷わず完飲。今迄の減量努力が水の泡だが、高野のスープを残すわけにはいかない。
炎天下行列に並んでも食べる価値のある最高のつけ麺でした。
減量努力放棄のシンボルのような和え玉も相変わらずの美味しさで、オーダーに悔いなし。せっかくこの店に来た以上この和え玉は食べないともったいない。
ごちそうさまでした。
2023/08/13 更新
2023/04 訪問
久しぶりの高野。相変わらず美味いラーメンと和え玉に大満足
午後半休を取って久しぶりに大口の高野さんへ再訪。
昔は地元の美味いラーメン屋と思って通ってたが、今や関東を代表する店になってしまった。
最近はこのクラスの名店は軒並み朝一に記名して指定時刻に再訪スタイルに変わったが、こちらは古典的な待ち列に並ぶスタイル。
凄まじい数の人が並ぶので、在宅勤務の昼時にフットワーク良く入店するなどという技は通用しない。今日は意を決して午後半休を取って列に並ぶ覚悟で訪問したが、13時過ぎに店に着いたら待ち列規模はさほどでもなかった。
こちらのラインアップはチャーシューが鶏か豚の2系統、食べ方がラーメンかつけ麺の2形態で合計四種類。かなり前に遡るが、昔は鶏系だけの店だった。初めて訪れた時は鶏チャーシューと鶏ワンタンと鶏の和え玉の美味しさに衝撃を覚えたものだ。
豚チャーシューも美味しいのだが、久しぶりの訪問だったので今日は原点に回帰して鶏チャーシューのラーメンを特製トッピングでお願いして、更に鶏ワンタンもつけてもらった。ちなみに麺の大盛は設定がないので、名物の鶏の和え玉もシングルで頼んだ。(大人気の和え玉はダブル、トリプルもある)
以上の鶏尽くし「原点セット」は相変わらずの美味しさで、特に鶏チャーシューは極上レベルの逸品だと思う。ラーメン・和え玉共に唯一無二と言って過言でない。さすが高野さん。
豚系も食べたいし、つけ麺も食べたいので、暑くなって炎天下で待ち列に並ばなければいけなくなる前に早く再訪したい。
ごちそうさまでした。
特製鶏の中華そば¥1,400+鶏わんたん¥300
中細ストレート麺
和え玉シングル¥400
よく混ぜ込んだ和え玉
昔は鶏だけだった。現在は鶏チャーシューと豚チャーシューの2系統で各々ラーメンとつけ麺がある。何も絶品。
しめて¥2,000。納得の美味しさだが、昔と比べると高くなった
2年前の券売機。豚チャーシューは未登場で和え玉は数量限定だった。
2023/04/20 更新
2022/04 訪問
中々普段行けない高野さんに久しぶりにお邪魔した。
百名店入りしてから人気が急上昇して、気が付けば湯河原の某店に次いで神奈川トップの店になってる。
こちらはラーメンに加えてワンタンが絶品なので、ワンタン麺マニアとしては毎週でも通いたいくらい。
今日はこちらの店の基本の鶏系に専念すると決めてきたので「特製鶏の中華そば」に「鶏わんたん」を追加トッピングして、更に鶏の「和え玉」を頂いた。何れも隙なしの完成度で相変わらずの美味しさでした。
近い内に再訪できたら豚系も食べたいが、時間が空いたら再度鶏系を食べてしまう気がする。
ごちそうさまでした。
2022/04/30 更新
横浜が世界に誇る珠玉のラーメンとつけ麺を食べられる大好きな高野さんが七周年を迎えるというので、午後からの出社に先駆けてお祝いがてら訪問。
記念日メニューは限定の「高野の冷やしそば」のみ。単一メニューにすることで凄まじい数の来店客に手際良く対応して良い回転で待ち列が進む。
KITCHEN TAKANOのスタッフさんも今日は本店の応援に駆けつけられており、高野グループ総力を挙げた周年対応だ。
冷やしそばは初めて頂いたが、平素昆布水TAKANOウォーターで頂くつけ麺に馴染んだ客にとっては慣れ親しんだ高野の味。コクと旨みが素晴らしい冷やし麺は料亭で繊細な日本料理を頂いているような美味さだった。
トッピングも今日は「那須高原豚の炭火焼きロース」のみ。七年前は「鶏づくし」の店だったが、今では豚のつけ麺が絶大な人気を誇っている。今日のロースも現在の高野を象徴するトッピングという位置づけなのだろう。
今日は大好きなワンタンが食べられなかったので、また早く来ねば。
八年目もよろしくお願いします。