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2階建ての建物の1階にあります。 グラストラッカービッグボーイはシェフの所有。 フレンチのシェフって昔っからバイク、クルマが好きな人多いです。
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ちょうどお昼時で、このあたりもキッチンカーが多いのかな。 敷地内にアジアンごはんのキッチンカーがいましたよ。
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入口。 フラットです。 ちょっと狭まめです。
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一番奥の席。 ここに向かう通路の一部がかなり狭いので、テーブル利用は車いすには厳しいかな。 左隣には2名分のてテーブルもありますが、あとはこの手前に2名分の カウンターのみ。 このカウンターがスペシャルなシェフズテーブルです。
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入ったところにも段差なし。 車いすは、カウンター一択ですかね。
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ペアリング#1 まずはフランチャコルタから。 既に気温は37℃を示す猛暑のこの日。 砂漠に染み込むようです。
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カトラリはテーブルの引き出しの中。 ライヨールをはじめ、切れ味よさそうなのが揃っています。 子供の頃、解剖セットでいろいろ解剖したのを思い出すなぁ。 昆虫やカエルには悪いことをしてしまいました。
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まずは、白レバーとフォアグラのパティをシュー皮で挟んだアミューズから。 中にはミキプルーン的なものが入ってます。 ワインが進みますねー。
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前菜1 カツオと茄子のマリネ。 焼き茄子の香りも一緒に閉じ込め、ビーツのソースと自家製オリーブ塩でいただきます。 オイル漬けされてねっとりと旨味を高めたカツオと茄子の冷製。 狂ったような灼熱の外を忘れるような、冷んやり涼やかな料理が心地良い。
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ペアリング#2 どっしりとした樽香に爽やかな酸味のブラン。 次の皿との相性を考えてのセレクトでしょう。
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ソースを回しかけて仕上げです。 こんな風景を目にするのも、このカウンターのおかげです。
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アユのパイ包み焼きが完成しました。 いきなり驚きのポーション。 まだ、コースは始まったばかりで、大丈夫か、オレサマの胃袋。
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熱々です。 アユと白身のブランダードをパイで包んで、アユの内臓のソースでいただきます。 途中でソースが少なくなったら、シェフが追加してくれました。 どこか懐かしい感覚、、、これがノスタルジーフレンチ。 熱いけど、ふーふーしながら頬張ると旨いんです。 きゅうりのマリネは蓼酢です。 これは鮎の塩焼きをフレンチの手法で再構築してるんですね。
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食べてる間も、シェフは奥で何やらやってます。
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ペアリング#3 徐々にギアを上げてくる料理に合わせて、ワインも深く、重くなっていきます。
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魚料理。 これ、完全に2皿にできる料理ですよね。 奥が松笠焼きした白甘鯛。 下に元気なアスパラを敷いてアメリケーヌっぽいソースでいただきます。 これも、ほんとに見事な火入れで旨い! ガルニチュールの蕪は香りと味が濃くて、これも旨い!
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手前は、58℃で低温調理された小型のアワビ。 丸1個使われてます。 下には米ともち麦を敷き詰めてアワビリゾット仕立てになってます。 鮨屋でも肝ソースはよく使われますが、やはり和と仏では、料理手法が 全く異なります。 こちらはバターたっぷりで濃厚なソース。 ワインとパンを合わせると、なんというウェルビーイング!
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甘さを抑えたシトラスっぽい香りが心地良いです。 冷感たっぷりのグラニテで、きれいに舌をリセット。 見た目はシンプルですが、そこらへんのスイーツ屋ではお目にかかることのないレベルですよ、これ。 香りと酸味がとっても大人〜な感じ。
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料理してる姿って、男から見てもかっこいい!
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さて、メインデッシュです。 魚でここまで盛り上げたにも関わらず、まだギアを一段上げてきます。 やる気がでるフレンチです。 1,500円のエクストラチャージが付きますが、これ、13,000円程度のコースで出てくるよう な牛じゃないです。 店が店ならこの皿だけで、13,000円でも安いくらいです。
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ペアリング#4 カベルネとメルローが中心の、しっかりボディーのルージュ。
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濃い肉汁、でも、脂が軽い。 柔らかい舌触り。 赤身の旨味と濃いめのソースが絡んで極上のメインディッシュに仕立てられています。 角の立つほど青い香りのガルニチュールたちが異彩を放ちます。 ミネラル感たっぷりの力強い野菜たちは、牛の脂にぜんぜん負けてません。 だから、皿全体が引き立ちます。 肉汁とソースの旨味としっかりボデイーのワインの余韻が長く残ります。
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すももとアイスのデセール。 すももとアイスクリームの間に透明な層が見えますかね? これ、シェフがポルト酒と白ワインでつくたフィルムです。 アイスとプラムを美味しく繋ぐために考案したんだとか。 まったくもってフレンチです。
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ペアリング外#1 カルバドス。 デセールに合わせて、少しだけ甘い酒をリクエストしました。
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一緒に食べると、確かにアイスと生果物だけでは得られない、おもしろい食感が生まれる んですよ。 これも酒を呼びますねー。 早々にカルバドスを一杯。
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ミニャルディーズ。 フィナンシェっぽいのと、ピスタチオのマカロン、そして、ちょっとカヌレ的なやつ。 全部、シェフの手作りです。
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ペアリング外#2 貴腐ワインのような、甘〜いワインを選んでくれました。
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こういうの食べちゃうと、やっぱり酒が欲しくなるんだよなぁ。 シェフにさっそくリクエスト。
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先日の、ちょっと頭、おかしーカウンターフ
レンチ「銀座大石」さんが回春剤となって、
フランス料理にすっかり自信を取り戻した感
(勘違いかも)があるせいか、最近、フレン
チ率が上がってます。
それも、イノベーティブ系やラボ系にはまっ
たく食指が動かず、ポーションがしっかりし
た、ソースが主役のようなクラシックなフレ
ンチが食べたくてしかたないんです。
レビューを最初から4つ、5つ読んでて気づ
いたんですが、この店、素敵なレビューが多
いですね。
フレンチが好きで、料理と料理人に敬意を払
うことを忘れず、美味しいの表現を、それぞ
れの感性で言葉にしていくのが上手なレビュ
アーさんばかり。
「美味しかった」
の熱が伝わってきます。
この小さな小さなフランス料理屋がみんな好
きなんだなって伝わってきます。
そして、僕が好きなフランス料理屋の要素が
揃ってる。
こういう店は、食べログさんの評価に関わら
ず、間違いなく当たりです。
引きこもりで車いすの僕が、37℃もある灼熱
の都内へ、わざわざお出かけする十分なモチ
ベーションになりました。
夏色。
店名です。
なかなか素敵じゃないですか。
乃木坂の狭い路地裏に、密かに佇む小さな小
さなレストラン。
豪奢なグランメゾンの対極。
でも、レストランで蒼い見栄張ってるような
小僧くんたちにとっては、薄っぺらい知性が
身包み剥がれる、ある意味においてとっても
上級者向けレストランでもありますよ。
初心者は、こういう場所では、オープンハー
トでお店に頼るのです。
さすれば、極上のサービスで、彼女の中のあ
なたの株は爆上げですよ。
オーナーシェフはムシュ藤井。
ランスやストラスブールなど、あえて地方に
出向いて、現地で料理を学んだそう。
帰国後は銀座「カーエム」などで修業した後、
都内にビストロを開業。
コロナ禍を経て、自らやりたい料理の道を突
き詰めた結果が、昨年オープンさせたこの店。
シェフ一人ですべてまかないます。
ノスタルジックフレンチ。
1990年代のフレンチのことらしいんですが、
僕にとっての1990年代は、青春どころか、既
にオジサンの領域に突入してた頃。
この頃のクルマは、今、ネオクラシックとか
呼ばれて、一部のマニアに人気なんだとか。
オレサマの30代は、既にネオクラシックな
時代として扱われるんですなぁ。
はぁ〜。
まぁ、要は、ここのフレンチもそういう時代
を感じさせるスタイルってこと。
うーむ。
なんか、モヤモヤするなぁ。
・・・( ..)ヾ
「奥のテーブルは狭いのでカウンター
でもいいですか?」
とシェフ。
この店にはすごい席が2つあります。
真っ先にそちらへ。
シェフズテーブルです。
ここ、世界一の席です。
シェフ、厨房、料理風景、全部ひとりじめで
す。
最初っから、この席を希望してました。
こんな贅沢な席で思いっきりフレンチ楽しん
でみたかったんですよ。
席数は最大で8名でしょうか。
かなり意図的に少なくしてるようですね。
この日のランチは僕一人。
専属シェフによる究極のプライベートレスト
ランになってしまいました。
お店には悪いけど、これはラッキーでした。
これだけの腕をもつシェフが、偶然にも、僕
だけのために料理を作ってくれます。
もう、これはラノベの世界です。
異世界行ったらチート過ぎた、みたいなね。
この日のランチ、ほんとにラッキーでした。
おそらく、他の客がいれば、この皿はこうは
なってないんじゃないかな、そんな感じがし
ました。
シェフ一人だからいろいろ考えられること。
シェフ一人だからいろいろできること。
ゲストの人数や、シェフの脳内に映る客の
プロファイルによって、変わってくることも
あるんじゃないかと、ふと思った次第。
同じメニュー、同じ下準備だって、皿の上の
表情は大きく変わるはず。
カウンターを挟んで、シェフ一人、客一人だ
からこそ、表面化することもありそうですよ
ね。
今回、それは、僕にとっていい方向に働いた
ように思います。
こういうシチュエーションが大好きです。
中には、この2名だけに許された特別な席が
苦手なゲストもいるそうですよ(笑)。
ワインもいいですね。
フランチャコルタを含む4種で5,500円。
料理との相性もいいし、とってもお得感あり
です。
皿数は決して多くないので、少し紹介しとき
ましょうか。
まずは、白レバーとフォアグラをシュー皮で
挟んだアミューズ。
いきなりワインが進みますねー。
魚を使った前菜が2品続きます。
まずはカツオと茄子のマリネ。
焼き茄子の香りも一緒に閉じ込め、ビーツの
ソースと自家製オリーブ塩でいただきます。
魚にうるさい日本人にこういうフレンチを出
せるのは、おそらく日本人シェフだけでしょ
うね。
次に登場したのは、アユのパイ包み焼き。
これは、完璧なフレンチ。
素晴らしすぎる逸品でした。
この季節、どこに行ってもアユ。
そして、仕立て方がどうしても被っちゃう。
シェフは、それを見透かしたかのように、こ
ういうスゴイの出しちゃうんですねー。
アユと白身のブランダードをパイで包んで、
内臓のソースでいただくんだけど、ザクッと
フォークを入れた瞬間、ボワーッと香りの湯
気が立ち上り、37℃の熱波のような都内の
気温など蹴散らすように貪ります。
シェフからも、
「熱々のうちにどうぞ」
と。
旨〜。
旨すぎる!
そばにはキュウリの酸味あるマリネ。
これは蓼酢ですね。
シェフは、アユの塩焼きをフレンチ流に再構
築したようです。
これだけで、店が店なら7,8,000円します
よ。
これが前菜!?
見事でした。
そして魚料理は、小さめのアワビ丸1個と白
身魚の女王、白甘鯛。
58℃で低温調理されたアワビは肝ソースで、
松笠焼きした白甘鯛はアメリケーヌっぽいソ
ースで。
アワビの下には米ともち麦、白甘鯛には元気
なアスパラと味が濃い蕪を添えて。
どう見ても、これ、2皿にできる料理です。
なんと贅沢な。
時に暴力的に、時に繊細に旨い!
前菜を合わせて、計4種の魚介料理。
ここまで魚で盛り上げちゃって、このあと
どうすんのよ?
って思っちゃう。
そして、甘さを抑えたシトラスっぽい香りが
爽やかなグラニテで、きれいに舌をリセット。
そこらへんのスイーツ屋ではお目にかかるこ
とのないレベル。
これも立派なフレンチです。
このあたりの手のかけかただけで、このシェ
フの実力がわかるってもんです。
そして、メインデッシュ。
すごいの来ました。
魚でここまで盛り上げたにも関わらず、まだ
ギアを一段上げてきますねー。
シェフ激推しの立山牛。
富山出身のシェフが見つけてきた牛です。
世界最高峰のメゾン「ドン ペリニヨン」の醸
造最高責任者を28年にもわたって務めた、
リシャール・ジョフロワさんが富山で造りだ
した酒、IWA5の酒粕を食べさせてる牛なんだ
とか。
(鮨人で、IWA5、よく飲まされました・・)
よくわかりませんが、大切に育てられた旨い
牛ってことなんでしょう。
黒毛和牛のローストって、シェフも言ってま
したが、フランス料理人にはあまりおもしろ
い素材じゃないんですって。
まぁ、想像がつきますけどね(笑)。
でも、この牛肉の旨さは、ぜひ味わってほし
いみたいだったので。
1,500円のエクストラチャージが付きますが、
これ、13,000円程度のコースで出てくるよう
な牛じゃないです。
十分すぎるポーションとクオリティ。
この皿だけで、13,000円でも安いくらいです。
いったいどうなってんの?
シェフ、計算、間違えたの?
濃い肉汁、でも、脂が軽い。
柔らかい舌触り。
脳の深い部分が覚醒し、チャクラが開いてし
まいそうです!
赤身の旨味と濃いめのソースが絡んで極上の
フレンチの逸品に仕上がっています。
角の立つほど青い香りのガルニチュールたち
が異彩を放ちます。
ミネラル感たっぷりの力強い野菜たちは、旨
い肉に霞むどころか、牛の脂にぜんぜん負け
ません。
だから、皿全体が引き立ちます。
ぷるんぷるんの食感で存在感のあるキノコも
旨い。
気づいたらワインが空っぽです。
フレンチらしくウズラでも食べようかと思っ
てましたが、これは正解。
肉汁とソースの旨味としっかりボデイーのワ
インの余韻が長く残ります。
オレサマ、ご乱心しそうです。
なんというハピネス!
なんというウェルビーイング!!
そしてデセール。
プラムとアイスクリームの間に透明な層が見
えますかね?
これ、シェフがポルト酒と白ワインでつくた
フィルムです。
アイスと果物を美味しく繋ぐために考案した
んだとか。
一緒に食べると、確かにアイスと果実だけで
は得られない、おもしろい食感が生まれるん
ですよ。
これは酒を呼びますねー。
早々にカルバドスを一杯。
発酵バターと自家製ぶどう酵母で焼いたパン
も旨いですねー。
お腹を気にして控えめにしてましたが、旨い
料理って量を食べられちゃうんですよねー。
こんなに美味しいなら、もっとパン、食べと
けばよかった。
このパンとバターだけでワイン1本飲めます。
コース料理を食べてるのにオートクチュール
のような贅沢感、満足感が得られるのがこの
店の特徴じゃないですかね。
シェフは客をよく見てますね。
前もって、あるいは来店してカウンターで、
シェフの作業量と時間の許す範囲でわがまま
言ってみてもいいんじゃないかな、この店は。
シェフもそれを待ってるように思えます。
空気を読んだり、他人の顔色、うかがったり
するのはもう、やめましょう。
そんな、なんの役にもたたないことに大切な
時間と心を費やしたりしないで、あなたが欲
してやまない言葉をかけてくれる人だけを大
切にしてください。
お店選びも同じです。
何を食べたいのか
どんなフレンチを食べたいのか。
ここのシェフは、いい相談相手になってくれ
ると思いますよ。
この店、
夜になれば、ますますお忍び感ある大人の顔
を見せるはず。
素敵な異性を伴ってお出かけください。
こういう店で、食事とワインと会話を心から
楽しめるカップルって幸せになれますよ、
きっと。
政府の少子化対策を担う省庁にぜひ提言した
いですなぁ。
つまらん政策を打ち出すくらいなら、こうい
う店への補助金やクーポンでも発行したほう
がよほど効果があるはず、と。
フレンチ好きな大人なあなたならお一人でも。
僕の脳内の、大切な人を招待したい店のフレ
ンチカテゴリにオンリストです。
ーー
読んでいただきうれしいです。
車いすで飛行機に乗って全国の主に鮨屋をめ
ぐっています。
食べログを初めて1年が経過しました。
いいね、フォロー、保存いただいた方々、大
変、励みになります。
ありがとうございます!
ご参考になればうれしいです。
ーー
━ バリアフリー情報 ♿ ━
入口も店内もフラット。
ただし、一部狭くなってて、テーブル席の使
用は困難かも。
ぜひカウンター席を。